1回目記事からの続きです→こちら
3-1・アイオーデータのモニターの比較

3回目記事のトップバッターは、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。
1・2.5K液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:BenQ〈台湾〉
2・2.5K液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:フィリップス〈日本〉
3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:イイヤマ〈日本〉
4・2.5K液晶モニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:レノボ ほか
5・2.5K液晶モニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿って解説をしていきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2024年発売】【27インチ】
(5年保証)
25・IODATA BizCrysta LCD-CQ271SA-F
¥39,800 楽天市場 (4/11執筆時)
25・IODATA LCD-CQ271SA-FX
¥43,560 楽天市場 (4/11執筆時)
(5年保証+抗菌)
26・IODATA BizCrysta LCD-CQ271SA-F-AG
¥53,327 楽天市場 (4/11執筆時)
(3年保証)
27・IODATA EX-CQ271SA-F
¥40,342 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS系(AAS) ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI DisplayPort USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:上記参照
BizCrysta LCD-CQ271SAなどは、アイオーデータが販売する2.5K解像度のモニターです。
画面サイズは、27インチの大画面です。
同社の、ビジネス(法人)向き展開の「BizCrysta」シリーズに属します。
複数の製品がありますが、文教(学校)用が混じるからです。
純粋に、「販路の違い」で型番を分けただけです。
ただし、保証期間が異なる点だけは見てください。

一方、文教向けに光触媒コーティング剤(ナノディフェンダーAg+)を塗布したモデルがあります。ただ、個人用ならば、選択肢にしなくて良いでしょう。
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結論的にいえば、個人用ならば、保証期間の違いだけ注意して、あとは値段で決めてOKでしょう。
あとは同じなので、同時にみていきます。

液晶パネルは、「IPS系」のAASです。
IPSと同じ方式なのですが、商標の関係で(そう)名乗れないパネルです。有名なところでは、BOEのADSと同じです。

上表は、IPS系パネルを製造する企業と、そのパネル名(商標)を示したものです。
日本市場のPCモニター、採用例が多いと言えるパネルを上から順番に並べています。
AASパネルは、台湾大手のイノラックスが作るIPS系パネルです。ADSなどと同じで、IPS方式で生産されるが、商標などの関係でそれを名乗れないIPSの仲間です。
ただ、PCモニター用として採用されるのは希ですしコスト面からの採用でしょう。
スペックは、輝度(250cd/u)は普通で、色域は非開示です。おそらく、sRGB 80%前後の平凡な値でしょう。
とはいえ、IPSですし輝度を含めて仕事用ならば問題ないです。
応答速度は、オーバードライブ時、4msです。
平均値をクリアしますし、一般的なゲームでもこれならば問題ないです。

自動画質調整は、一方、対応しません。
同社の個人向けと違い、テキスト、映画などの簡単モード設定はないです。
画像補正機能も、同様です。
先述のように、同社の家庭用は(もともと、TVメーカーだった三菱からの移管だったこともあり)低解像度ソースの画質が向上する「超解像技術」や、映像を鮮やかにする「エンハンストカラー」も搭載です。しかし、本機はこう言ったものが全省略で、ストイックな仕事向きです。
とはいえ、目の優しさに重要な、フリッカー対策(とブルーライトカット)もあるので、仕事用として堅実な構成ではあります。

モニタースタンドの性能も、良いです。
前後左右高さ回転に対応できるフリースタイルスタンドです。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上23° 下5°)と左右(130°)と縦回転です。
他社と比べても、可動幅は広めであり、これくらいあれば十分以上です。

接続端子は、 HDMI・DisplayPort・USB-Cいう構成です。
USB-Cは、ノートPCなどに対して65Wの給電も可能です。
このほか、出力用のDisplayPortもあるので、USB-C、あるいはDPで、デイジーチェーン(数珠つなぎ)で、マルチモニター環境の構築も可能です。

USBハブも、搭載です。
というより、相当充実していてUSB-A形状の端子が3つと、USB-Cが1つです。
速度は、いずれもUSB3.0の水準ですが、問題ないです。(ハブ用の)USB-C端子も15W出力ができるので、スマホなどの充電には良さそうです。そのほか、LAN端子もあります。
同社は、接続端子とUSBハブの充実度から「ドッキングステーション」と呼んでいます。
もちろん、分離はしませんが。
ケーブルは、USB-CとDPケーブル(1.8M)が付属です。
スピーカーは、総合4Wのステレオです。
音楽を聴くようなグレードではないです。これは他社もですが、別に買った方が良いでしょう。
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以上、アイオーデータのBizCrysta LCD-CQ271SAなどの紹介でした。
一般向けにも売られますが、ややマイナーなAASパネルを採用している部分を含めて、(基本)法人向けに思います。とはいえ、特に端子周りを強化しているので、その部分に魅力を感じるならば、個人でも選んで良いでしょう。
フリッカー対策や稼動性のスタンドを備えますし、値段相応の機能性はあるといえます。
ただし、画質調整部分は淡泊ですし、仕事以外にも使うならば、ほかにもっと良い機種はあります。
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なお、アイオーデータは、本機以外にWQHD解像度の製品がいくつかあります。
順番にみておきます。

【2025年発売】
(5年保証)チルト
28・IODATA LCD-CQ270SA
¥31,680 楽天市場 (4/11執筆時)
28・IODATA LCD-CQ270SAX
¥31,971 楽天市場 (4/11執筆時)
(5年保証+抗菌)
29・IODATA LCD-CQ270SA-AG
¥43,411 楽天市場 (4/11執筆時)
(3年保証)
30・IODATA EX-CQ270SA
¥31,016 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
スタンド:チルト
(5年保証)
31・IODATA LCD-CQ270SA-F
¥34,270 楽天市場 (4/11執筆時)
31・IODATA LCD-CQ270SA-FX
¥34,950 楽天市場 (4/11執筆時)
(5年保証+抗菌)
32・IODATA LCD-CQ270SA-F-AG
¥46,386 楽天市場 (4/11執筆時)
(3年保証)
33・IODATA EX-CQ270SA-F
¥33,979 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS系(AAS) ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI DisplayPort USB-C
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:上記参照
第1に、LCD-CQ270SAなどです。
1つ上の製品とパネルは同じです。
しかし、デイジーチェーンでの2台接続がないほか、LANがない仕様です。
スタンドは、こちらのみ、チルトのみの下位仕様になります。

画質調整機能は、エンハンストカラー機能を備えます。
RGBカラーに、SMY(シアン・マゼンダ・イエロー)を加えた6軸色補正で、10段階で色相を整えるものです。また、階調補正も同時に行います。
簡単に言えば、色を鮮やかに(派手に)みせる系の技術で、テレビ的な補正です。効果はあるでしょう。
加えて、超解像技術を搭載します。
こちらもテレビではお馴染みです。本機の超解像は、SD画質のコンテンツ(720×480)などの低解像度ソースで主に効果を見込める技術です。
DVD相当のソースには無意味ではありませんが、高解像度コンテンツが一般的になった現在では、こちらは以前ほど重要な機能ではありません。

自動画質調整も、こちらだけ言及があり、5モードで対応です。
あとは、先ほどの機種とそこまで変わりません。
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結論的にいえば、家庭用、個人用ならばこちらのほうが、仕様は良いかと思います。
値段差にもよりますが、デイジーチェーンが不要ならば、こちらでも良いでしょう。
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【27インチ】
【2024年発売】
34・IODATA BizCrysta LCD-BCQ271DB-F/UE
¥53,984 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:75Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: DisplayPort HDMI USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
第2に、 LCD-BCQ271Dです。
本機もビジネス向けのBizCrystaシリーズですが、その最上位機にあたります。

パネルは、ADSです。
こちらも「IPS系」ですが、AASよりは、PCモニターやTVの採用歴が長いので、信頼性では上です。
スペックを見ても、輝度は300cd/uとそれなりに高めです。
しかし、色域は非開示で、コントラスト比(1000:1)も普通なので、パネル部分の品質が先ほどの下位機に比べ、格段に上というわけでもないと言えます。

一方、「アイケア」の部分では、本機のほうが少し仕様が良いです。
照度センサーが装備されるからです。
明るさが自動調整されるほか、人感センサーでディスプレイへの近づき過ぎを警告する機能など「目の優しさ」に関わる技術が、より充実します。
ただ、どちらかというと離席時の電源オフほか「節電」を目的にして搭載しているもので、ここに力を入れる他社(EIZOやベンキュー)ほど、アイケアに念入りというわけでもないです。
あとは、この項のはじめに見た製品に対して、言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、やはり、法人がある程度の数を備品として揃えるために買うような機種です。実際、大学などの共用パソコンには割と良いように思いました。逆に、個人で買うには割高感があります。
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【27インチ】
【2024年発売】
35・IODATA LCD-MQ271XDB-A/UE
¥(34,940) 楽天市場 (4/11執筆時)
【2018年発売】
35・IODATA LCD-MQ271XDB-A
¥37,665 楽天市場 (4/11執筆時)
輝度:250cd/u
コントラスト比:1,000:1
【31.5インチ】
【2024年発売】
35・IODATA LCD-MQ322XDB-A
¥41,560 楽天市場 (4/11執筆時)
35・IODATA LCD-MQ322XDB-A/UE
¥39,980 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
輝度:300cd/u
コントラスト比:1,200:1
解像度:WQHD (2560x1440)
液晶方式:ADS ノングレア
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×3 DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2.5w×2)
保証期間:5年
第2に、LCD-MQ271XDB-A/UEなどです。
同社のビジネス向けの廉価版と考えてください。こちらは、31.5型の展開もあります。また、27型は旧機種があります新旧での性能差はないです。
パネルは、ADSです。
ただ、上位機と違って、輝度は普通の250cd/uですし、色域も非開示の、普通のパネルです。

本機も、超解像技術を除いた画質面での機能性が省略されるほか、自動画質調整も同社の家庭向けに比べると、簡略化されたものです。
接続端子は、ただ、DPが1系統ほか、HDMIが(珍しく)3系統です。
デイジーチェーンや、USBハブ機能はないですが、この部分になにかしら魅力を感じるならば、選択肢にできるかもしれません。
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結論的にいえば、いずれの機種も、「ADSの2.5K」という部分だけ残して、あとは機能を削った27インチの「廉価版」です。
とくに、仕事用としては、スタンド部分の仕様が課題でしょう。
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【27インチ】
【2024年発売】
36・IODATA MediCrysta CD-MDQ271A
¥76,119 楽天市場 (4/11執筆時)
(抗菌モデル)
36・IODATA MediCrysta LCD-MDQ271A-AG
¥85,985 楽天市場 (4/11執筆時)
(キャリブレーションセンサーセットモデル)
36・IODATA MediCrysta CD-MDQ271A/S
¥113,710 楽天市場 (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS(AHVA) ノングレア
コントラスト比:1300:1
リフレッシュレート:75Hz(WQHD)
応答速度:14ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: DisplayPort HDMI DVI-D
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
第2に、 LCD-MCQ271EDB2です。
医療用モデルとして、同社がだす27インチモニターで、「メディクリスタ」というシリーズ名になります。

こちらも、先述の光触媒コートを塗装した抗菌モデルがあります。
そのほか、正確な色合わせのために、キャリブレーターが付属するモデルも展開されます。

いずれの機種も、医療画像用に、細部の階調表現ができる「DICOMモード」が搭載されるのが特徴です。

パネルは、新機種は、台湾のAUOのIPS(AHVA)です。
AHVAは、企業によってはそのまま「IPS」と表記している場合も多いパネルです。本機のような高品質パネルでのプレゼンスがあるとも言えます。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1300:1)です。色域は非開示ですが、輝度・コントラスト比とも水準はやや良いです。
一方、 (門外漢なので何とも言えませんが)「DICOMモード」にはおそらく、コントラスト比が出しやすい、AHVAの方が適当だから(ポジティブな意味で)変更したのだと思います。
一方、新機種は、応答速度が遅い(オーバードライブなし)ですが、用途的にこれは問題ないです。そのほか、色域(色空間)は示されませんが、おそらく、良い素性のパネルなので、この部分の数字は実際には良いかなと思います。
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結論的にいえば、パネルの素性が良いのですが、一般向けに便利という要素は特にみられませんので、「目的外使用」には向かないタイプの、ニッチなモニターと言えます。

【34インチ】【2025年発売】
(5年保証)
37・IODATA LCD-CWQ341SDB-FX
¥55,840 楽天市場 (4/11執筆時)
37・IODATA BizCrysta LCD-CWQ341SDB-F
¥54,297 楽天市場 (4/11執筆時)
(5年保証+抗菌加工)
38・IODATA BizCrysta LCD-CWQ341SDB-F-AG
¥72,167 楽天市場 (4/11執筆時)
(3年保証)
39・IODATA EX-CWQ341SDB-F
¥49,800 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:UWQHD (3440x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:3ms (GtoG)
リフレッシュレート:120Hz(最大)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.1 USB-C DisplayPort
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
LCD-CWQ341SDB-FXなどは、アイオーデータが販売するモニターです。
流通ルートの違いで複数の型番の展開ですが、保証期間以外の仕様は同じです。
画面サイズは、34インチです。
すこし大きめです。
解像度は、そちらと同じくUWQHD (3440x1440 ) です。
先述のように、21:9の縦横比で、横幅だけ4Kで、縦は2.5Kでいう感じです。
マルチパネルの置き換えニーズからの展開でしょう。

パネルは、こちらもノングレア(非光沢)のADS-IPSです。
輝度(400cd/u)、コントラスト比(1,000:1)とスペックは公開ですが、色域は引き続き、非公開です。
応答速度は、OD時、最大で3ms(GtoG)です。
最大リフレッシュレート(120Hz)時の値ですが、一般的なパネルより多少速めです。
端子構成は、HDMI2.1 USB-C DisplayPortです。
USB-C端子は65W給電も対応です。
そのほか、USB.3.0ハブ(USB-A)が2ポート付属です。
端子構成は割と充実します。
スタンドは、こちらも、縦回転以外は対応です。
チルト(上23°・下5°)・左右(90°)・高さ(12cm)に調整可能です。
保証は、3年間です。
また、こちらは1ヶ月ですが、無輝点保証(常時点灯のみ)も付属します。あった場合交換して貰えますが、1ヶ月と短期間ですし、そこまで意味はないです。
その他の部分は、画質調整ほか先ほどの機種に対して目立つ違いはないです。
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以上、アイオーデータのLCD-CWQ341SDB-FXなどの紹介でした。
イイヤマ機とパネルスペックは似ているので、実際は、イイヤマもADSなのかもしれません。ただ、情報開示がよりしっかりしている部分で、個人的にはこちらのほうが若干信頼性があるように思います。
一方、やはり、このサイズのモニターの場合は、用途性を考えると、同じほどの画面サイズで、なだらかな曲率の曲面機と比べても良いように思います。
詳しくは、【曲面モニターの比較記事】をご覧ください。そこでで書いた製品のうち、曲率が「なだらか」な製品なら、仕事に使っても問題ないですし、デュアルディスプレイ環境の置き換えならば、合う場合が多いと思います。
3-2・イイヤマのモニターの比較

つづいて、日本のイイヤマです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。

【2025年発売】(一部24年)
【23.8インチ】 XUB2492QSU-1A
40・iiyama ProLite XUB2492QSU-B1A
¥28,480 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
応答速度:0.5ms (MPRT)
【27インチ】XUB2792QSN-B5H後継機
41・IIYAMA ProLite XUB2792QSU-B6
¥28,980 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
応答速度:0.4ms (MPRT)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1300:1
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
XUB2492QSU-B1A などは、イイヤマのWQHD解像度のディスプレイです。
画面サイズは、23.8インチの小型と27インチの中型があります。

パネルは、IPS方式パネルとの記載です。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1300:1)、視野角(178°)です。

色域は非開示になります。
スペックからAASの2.5Kパネルっぽいので、sRGB 80%前後の平凡な値でしょう。

応答速度は、一般的なGtoGではなく、MPRT表記です。
MPRTは、輝度と画質が劣化する黒挿入を利用した際の数字で、一般的なGtoGとは比較できません。
GtoG換算すると、おそらく、OD時最大で、4-6msほどの普通のIPSでしょう。
なお、応答速度は、最大かけた場合、画質が耐えない場合もありますが、強弱の調整もできるため、この部分の実用性は問題ないです。

自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
そのほか、ゲームなどで便利なアスペクト比固定も対応です。
画質補正機能は、フリッカー対策の明言があります。
LEDライトの点滅は目の疲れに影響するため、この部分は重要でしょう。

ディスプレイスタンドは、中位機以上は「パーフェクトスタンド」です。
稼働性は、チルト角度(上23°・下5°)、高さ(150cm)、左右(90°)と回転(90°)です。
水準としては平均値以上で、十分な水準と言えます。
接続端子は、HDMI・Display-portという構成です。
上位機は、先述のように、65WのUSB-C給電用のポートも付属です。
ノートPCがUSB-C PD給電に対応ならば給電可能です。

また、USB-Cを持つ27インチの上位機は、2ポートのUSB-Aハブ(USB3.0)とLAN端子も付属です。汎用のUSBドッグとして利用することを想定しています。
ケーブルは、上位機の場合、1.8mのDP・HDMI・USB-Cケーブルが付属です。
下位機も、USB-Cケーブル以外はつきます。
スピーカーは、総合4Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、3年です。
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以上、イイヤマのXUB2492QSU-B1A などの紹介でした。
基本的には仕事向けのモニターです。パネルは先述のように、AASでしょう。
先述のように、色域が平凡です。PCモニター向けと言うより汎用パネルの利用ですので、安く出せているという感じです。
とはいえ、IPSとしての性質は同じ(信頼性やや下)なので、他社のIPSの同級機に比べ値段が安めならば、費用対効果の部分では「選べる」と言えます。
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【2025年発売】【27インチ】
42・iiyama ProLite XUB2492QSU-B1A
¥28,480 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:1ms (MPRT)
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI USB-CxDisplayPort
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
なお、イイヤマからは27型の上位機として、XUB2492QSU-B1Aも販売されます。
パネルは、こちらもIPS系パネルとの表記です。
先ほどの機種とほぼ仕様は共通しますが、輝度(300cd/u)は多少ですが落ちます。

接続端子は、こちらは、65W給電対応のUSB-C端子があります。
その上で、DPでのデイジーチェーン(数珠つなぎ)対応なので、接続性の部分で上位です。 また、USB3.0ハブが4ポート(USB-A×3 USB-C×1)ある上で、LAN端子もあります。
あとは、先ほどの機種と大きな違いはないです。
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結論的にいえば、ビジネス用に接続性を重視したい場合、候補にできる機種の1つに思います。
一方、パネルの詳細(特に色域)が公開されていない部分は、引き続きネックに思います。

【31.5インチ】
【2024年発売】モデル番号: XB3270QSU-5
43・iiyama ProLite XB3270QSU-B1
¥31,888 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1,200:1
応答速度:3ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:
接続端子:DVI HDMI
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
XB3270QSU-B1は、イイヤマが販売するディスプレイです。

パネルは、本機も、IPS方式パネルとの記載です。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1,200:1)です。
色域は非開示です。

IPS方式パネルという表記は、同社の場合、LG以外のIPSで使う表記です。
AHVAもそのまま名前を使う場合が過去にあったので、AASかADSかだと思います。いずれにしても、sRGB 99〜100%ほどのパネルです。輝度は高くないですが、筋は悪くないでしょう。
応答速度は、オーバドライブ時に3msです。
この部分の性能はわりと良いです。
リフレッシュレートも100Hzです。
FreeSync対応ですし、ゲーム用の入門機ほどの性能はあります。。

画質調整機能は、本機はACR機能があります。
仮想的に5,000,000:1までコントラスト比が高められます。
IPS系の一般パネルは「黒の締まり」が課題なので、なにかしら工夫があるのは良いことです。そのほか、同社の超解像技術であるX-Res Tech.もフォローします。
アイケアの部分では、フリッカーフリー・ブルーライトカットとも機能としてあります。

モニタースタンドは、可動性が良いです。
チルト(上20°・下5°)・左右(90°)・高さ(15cm)に調整可能です。
ただし縦表示はできません。
接続端子は、HDM・Display Portという構成です。
スピーカーは、総合4Wの簡易的なスピーカーが付属です。
保証は、3年間です。
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以上、イイヤマのXB3270QSU-B1の紹介でした。仕事用ほか、動画視聴、ゲームなどにも良さそうな機能性がある製品です。
他社機との比較も必要ですが、汎用性の高さの部分で比較的安めな機種の中では候補にできるスペックです。
一方、輝度の部分と、公開されない色域の部分が不安要素です。できれば展示状況を確認したい機種にはなります。
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【34インチ】
【2025年発売】モデル番号: XUB3493WQSU-6
44・iiyama ProLite XUB3493WQSU-B6
¥52,980 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
解像度:UWQHD (3440x1440 )
輝度:400cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:1ms (MPRT)
リフレッシュレート:120Hz(最大)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMIx2 DisplayPort
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
このほか、イイヤマからは、34型のXUB3493WQSUも販売されます。
解像度は、UWQHD (3440x1440 ) です。
この解像度の場合、21:9の縦横比のディスプレイです。
横幅だけ4Kで、縦は2.5K(WQHD)という感じです。
デュアルディスプレイの置き換えニーズから、販売されている感じです。
このあたりのサイズだと、【曲面モニターの比較記事】で書いた各製品のほうが目立ちますが、平面パネルもニッチなニーズはありそうです。

パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
やはり「IPS方式パネル」という書き方で出所は不明です。
輝度(250cd/u)、コントラスト比(1,000:1)、視野角(178°)と「昔ながら」のパネルスペックで、目立ちません。
色域は本機も非公開です。
応答速度は、MPRT表記で1msです。
一般的なGtoGと違って、黒挿入(Motion Blur reduction)を最大にかけた場合の最高速です。
この技法は、残像軽減に有効なのですが、輝度と画質が劣化するので、一般的に「GtoGよりよくみせる」ために使われます。
おそらく、GtoGでは、OD時最大で4-6msの普通のパネルですので、強調できません。
端子構成は、HDMIx2 DisplayPortです。
HDMIが2系統あるのはポイントで、ゲーム機などをつなげるニーズもふまえていそうです。
スタンドは、こちらも、縦回転以外は対応です。
チルト(上23°・下5°)・左右(90°)・高さ(15cm)に調整可能です。
あとは、先ほどの機種に対して目立つ違いはないです。
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結論的にいえば、デュアルディスプレイの置き換えで、34型を考えている場合は選択肢です。
ただ、ニーズ的に「テキストを見つめる仕事」にこの種の平面パネルを使う方は少ないようには思います。とくに、本機は「デザイナー用」のスペックでもないですし、そのニーズで探している方も少ないと思います。
そのため、【曲面モニターの比較記事】で書いた製品のうち、曲率が「なだらか」な製品を選んでも良いでしょう。
次回に続く!
WQHD液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、2.5Kモニターの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

4・2.5K液晶モニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:レノボ ほか
5・2.5K液晶モニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の4回目記事(こちら )は、DELLなど、今回紹介できなかった製品を追加でみていきます。
画質の良さ ★★★★★
目疲れしにくさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)では、全体の結論編として、今回紹介した全製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
