Top オーディオ製品 比較2022' 完全ワイヤレスイヤホン99機の性能とおすすめ・選び方 (6)

2022年08月20日

比較2022' 完全ワイヤレスイヤホン99機の性能とおすすめ・選び方 (6)

【今回レビューする内容】2022年 完全ワイヤレスイヤホンの音質・性能とおすすめ・選び方:

【比較する製品型番】Amazon Echo Buds Google Pixel Buds Pro Google Pixel Buds A-series GA02213-GB GA02372-GB ゼンハイザー CX Plus True Wireless MOMENTUM True Wireless 2 CX 400BT True Wireless MOMENTUM True Wireless 3 ‎MTW3 HUAWEI FreeBuds Pro 2 エム・ティ・アイ NUARL N6 PRO2 NUARL N6 mini2SE NUARL N10 PRO Klipsch T5 TRUE WIRELESS SOL R SKULLCANDY Mod

今回のお題
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2022年8月現在、最新の、左右独立した完全ワイヤレスイヤホンの比較の6回目記事です。

 201810061223.jpg

1・完全ワイヤレスイヤホンの比較(1)
 1-1:アップル〈米国〉
 1-2:ソニー〈日本〉
 1-3:BOSE〈米国〉
2・完全ワイヤレスイヤホンの比較(2)
 2-1:パナソニック〈日本〉
 2-2:JVC〈日本〉  
 2-3:オーディオテクニカ〈日本〉
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
 3-1:JBL〈米国〉
 3-2:ANKER 〈米国〉
4・完全ワイヤレスイヤホンの比較(4)
 4-1:Beats〈米国〉
 4-2:SHURE〈米国〉
 4-3:Bang&Olufsen〈北欧〉
 4-4:Jabra 〈北欧〉
 4-5:Noble Audio〈米国〉
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較(5)
 5-1:ヤマハ〈日本〉
 5-2:AVIOT〈日本〉
 5-3:ag 〈日本〉
 5-4:SOL REPUBLIC〈米国〉
6・完全ワイヤレスイヤホンの比較(6)

 6-1:Amazon 〈米国〉
 6-2:Google 〈米国〉
 6-3:ゼンハイザー〈ドイツ〉
 6-4:その他のブランド
7・完全ワイヤレスイヤホンまとめ【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ製品の提案

 6回目記事は、AmazonやGoogleのほか、ドイツのゼンハイザーなど、ここまでみられなかったブランドをまとめて紹介するつもりです。

--

 なお、「選び方の基本」は、最初に説明しました。リンクから要らしていただいた方は、、今回の1回目記事からお読みいただけると分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

音質の良さ  ★★★★★
ノイキャン  ★★★★★
軽量性    ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後の「結論」部分では、上表のような観点から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ商品を紹介していきます。

6-1・Amazon Echoのイヤホン

 202204091501.jpg

 はじめに、Amazonが直販する完全ワイヤレスイヤホンとなるEcho Budsの紹介です。

---

 以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチだと思う部分を青字系で書きます。


 202204091504.jpg

 【2022年】

 【充電ケースなし】

 87・Amazon Echo Buds 第2世代
   ¥12,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

 【充電ケースあり】

 87・Amazon Echo Buds 第2世代
   ¥14,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:5時間
ドライバー:5.7mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式?
防水性能:IPX4
重さ:5.7g×2

 Amazon Echo Budsは、米国のアマゾンが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

 Amazon Echo Buds 第1世代は日本では未発売だったので 、初上陸です。

 企業間の関係性からするとAnkerのOEMのような気がしなくもなかったのですが、類型機はなく、独自といえます。

 202204091511.jpg

 PowerWave 5Wワイヤレス充電パッド
   ¥1,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

 本体色は、ホワイトブラックです。

 一方、本機については、2モデルあります。

 普通の充電ケースのものと、ワイヤレス充電対応ケースのものです。

 イヤホン自体は両方同じですが、後者のみQiでのワイヤレス充電が可能です。

 ただ、充電パッド自体は別売です。ただ、5W給電で良いので(専用設計でなくて構わないならば)スマホ用のQi充電器でもOKです。

 202204091515.jpg

 重量は、片側5.7gです。

 ライバル機に比べても軽いといえます。ウイングチップを付けない前提なら、小型です。

 202204091557.jpg

 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 また、スポーツ用に固定したい場合につかうウイングチップが搭載です。

 適切にフィットしているかアプリで試す機能があり、これは便利に思えます。

 202204091523.jpg

 音質面では、ドライバーはダイナミック型の5.7mmです。

 平均よりわずかに小さめですが、低音は割と出ています。

 カナル型ですが、2つのベント(孔)がある構造が奏功しているのかと思います。繰り返し書いてきたように、ベントが目立つ製品は音漏れが生じやすいです。

 気になりはしませんが、図書館などの超静粛が要請される場所では、使い始めは、すこし気にしてみてください。

 音源自体は、ハイレゾ対応は明記されず、空間オーディオノーフォローです。

 202201210042.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応します。

 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 202204091531.jpg

 ノイズ対策は、本機もしっかりとした明言はないです。

 それでも、マイクは、外側2つ(1つはマイク用)と内側1つあります。

 202205201028.jpg

 おそらく、Wマイク式として、キャンセルの計算には使われていると思います。

 自社開発の専用のノイキャンチップを使うSONY・Appleなどに工夫では及ばないものの、この価格を考えれば、それなりに効いています。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで5時間です。

 バッテリーケースは、充電器を兼ねており、約2回分フル充電可能です。

 先述のように、ワイヤレス仕様のケースもありますが、バッテリー量自体は同じです。

 202204091544.jpg

 マイクは、搭載です。

 本機も、外音取り込み機能があり、歩行時もある程度安全に利用できます。

 一方、本機については、マイクに呼びかける形でAlexa(Amazonの音声AI)をスマホからBluetooth回線経由で呼び出せます。

 202204091547.jpg

 なお、他社のイヤホン(SONY・JVC・JBL・Jabra)の一部機種で、Alexa対応製品は同じことができるので、この部分が「マスト」だとしても、必ずしも本機を選ぶ必要はないです。

 ただ、呼び出す際の感度(正確性)はさすがにチューンがなされているようで、連携面は強みです。

 202112051649.jpg

 防水性は、IPX4等級です。

 本機については、ウイングチップを使う場合、ワークアウトでも使えそうです。

---

 以上、Amazon Echo Budsの紹介でした。

 比較的小型で、スポーツに使い分けられる点、ノイキャンを搭載する点、小型の割にはしっかり低音が出る点など良い部分が多くある製品です。同社の音声AIを多用する方にはとくに、良い選択肢になると思います。

 シーンによっては、ベント部分にはやや気をつける必要はありますが、それ以外は問題ありません。

6-2・Googleのイヤホン

 202110261634.jpg

 続いて、米国のGoogleが直販する完全ワイヤレスイヤホンです。


 202110261643.jpg

 【2020年】

 88・ Google Pixel Buds A-series
   ¥6,670 楽天市場 (8/20執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:5時間
ドライバー:12mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:5.1g×2

  Pixel Buds A-seriesは、Google純正の完全ワイヤレスイヤホンの下位シリーズです。

 本体色は、白(GA02213-GB)と、ダークオリーブ(GA02372-GB)です。

 202110261642.jpg

 Google製品だけに、Googleアシスタント公式対応します。

 タップか、発話キーワード(OK Google)でOKですが、Wi-Fiを装備するわけではないので、Androidスマホ利用を前提とします。

 面白いのが、リアルタイム翻訳機能です。

 このために、デュアルビームフォーミングマイク(指向性マイク)を2機と音声加速度計を搭載します。

 自分の声は搭載マイクを通して、スマホの翻訳アプリに送られ、スマホの文字かスピーカーで相手に伝えます。相手からの返答は、スマホマイクが拾い、イヤホンに戻ってきます。

 そのほか、置き忘れた際に、場所を探せる機能も目新しいでしょう。

 202110261647.jpg

 重量は、5.1gです。

 ユニット自体は小型ではないですが、重さは相当軽量です。

 イヤーピースは、大・中・小の3サイズが付属です。

 音質面では、本機については、12mmという相当大きなダイナミック型ドライバの採用が見どころです。

 大きいですが、しっかりカナル(密閉型)です。

 詳しいスペックは非公開ながら、サイズに由来する安心感は大きいです。

 一方、本機は、カナル式ですが、エアホールがあるタイプなので、多少の音漏れの心配はあります。

 図書館等の室内ほか、その他の場所でも音を出しすぎない方が良さそうです。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、情報非公開です。

 おそらく、SBCのみ対応です。

 通信安定性の面では、本機は、Bluetoothは5.0です。

 ノイズ対策は、一方、非対応です。

 仕様には「パッシブノイズリダクション」とありますが、ようするに、イヤーピースによる遮音のことです。

 ただし、アダプティブサウンド機能で、騒音に応じて音量は調整されます。

 連続再生時間は、5時間です。

 充電ケースは、24時間分となります。

 マイクは、先述のように搭載です。

 ただ、外音取り込みモード(アンビエント機能)はないです。

 202112051649.jpg

 防水性は、IPX4相当の防塵防滴に対応します。

 また、固定用アーチがあるので、形状的にスポーツ利用にも向きます。

---

 以上、Google Pixel Buds A-seriesの紹介でした。

 翻訳機能などGoogleアシスタントを利用したい、Androidスマホユーザー向けの製品でしょう。その上で、大きなドライバーを搭載している点など音質面にも一定のこだわりが見られます。

 ただ、グレード的に、ノイズ対策についてはさほど高機能でないので、通勤通学向けではないでしょう。スポーツ用としては、意外に良さそうです。



 202205191331.jpg

 【2022年7月発売】

 89・ Google Pixel Buds Pro
   ¥23,800 楽天市場 (8/20執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:7時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク?
防水性能:IPX4
重さ:6.2g×2

  Google Pixel Buds Proは、Google純正の完全ワイヤレスイヤホンの上位シリーズです。

 2022年登場の最新作で、同社で初めてノイキャン機能を搭載した製品です。

 202205191346.jpg

 重量は、6.2gです。

 Appleをライバルと考えると、少し重めで、やや大きめとは言えます。

 イヤーピースは、大・中・小の3サイズが付属です。

 202205191350.jpg

 音質面では、11mmのダイナミックドライバを搭載します。

 ノイキャン機能搭載ですが、ドライバの大きさでは妥協しておらず、音質重視です。

 5バンド式のエコライザーを搭載し、微妙な調整もできるという仕様です。

 一方、本機も、大きめのエアホールがあるので、(極小ながら)音漏れの心配はあるタイプです。

 これは、低音域の質とバーターなので、仕方ないです。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACです。

 Apt-X系列は非対応です。

 通信安定性の面では、Bluetooth 5.0です。

 問題ありません。

 ノイズ対策は、本機については、アクティブノイズリダクション対応です。

 ノイキャンに利用するマイク数は非公開ですが、3マイク機ですし、おそらくWマイク式の仲間かと思います(要調査)。

 一方、Googleは「Silent Seal」機能という名前で、ノイキャン部分のフィッティング機能を持ちます。

 ユーザーの耳の形や聞こえ方に合わせた調整機能とされます。(使い方は別ですが)ソニーが持つようなカスタマイズ機能であり、本機のワンポイントと言えます。

 本機は音声加速度計を搭載ですが、この部分のほか、イアホン利用時の自動的な圧力調整にも対応します。

 圧はカナル型イヤホンで不快に感じやすい部分なので、良い工夫に思えます。

 連続再生時間は、ノイキャンを利用して7時間です。

 充電ケースは、13時間分となります。ワイヤレスQi充電対応です。

 202205191407.jpg

 マイクは、本機も搭載です。

 下位機種同様に、ビームフォーミング対応で、先述の音声加速度計及び、風切り音対策のためのメッシュカバーなど工夫が見られます。

 スティックのないこの形状のタイプでは、性能は期待できるといえます。

 外音取り込みモードも装備します。

 202112051649.jpg

 防水性は、IPX4相当の防塵防滴に対応します。

 形状的に落ちにくい工夫もあるので、ワークアウト利用でも問題ないでしょう。

---

 以上、 Pixel Buds Proの紹介でした。

 Google純正としては、初めてのノイキャン機能搭載機です

 大きめのドライバを引き続き採用しており、充実するイコライザ機能をふくめて、音質へのこだわりも感じられます。「Silent Seal」については、もう少し詳しい説明が欲しいですが、センサーとマイク数からすると、値段相応の効果はあるでしょう。

 一方、やや大きめである部分と、コーデック、エアホールがある部分が注意点です。

 また、Googleの場合、Androidに対して(他社機ではできない)独自機能はあまりみられないので、他社機との比較はしても良いかと思います。

6-3・ゼンハイザーのイヤホン

202110261347.jpg

 つづいて、ドイツのゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンです。

 高音質な方向性で日本にファンが多い人気音響メーカーです。 


  202110261404.jpg

 【2021年】(ノイキャンあり )

 90・ゼンハイザー CX Plus True Wireless
  ¥19,800 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX adaptive
連続再生時間:4時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ:6g×2

 CX Plus True Wirelessは、ドイツのゼンハイザーの製品です。

 202005231407.jpg

 重量は、片側、6gです。

 平均値より多少軽いですが、小型というわけでもないです。

 イヤーピースは、4サイズ同梱されます。XSサイズがあるため、日本向けにも親切でしょう。

201901221741.jpg

 音質面では、本機は、ユニット自体の再生周波数帯域の公開があり、低音域が5Hz高音域が21kHzです。

 スペックを公開している製品の中では、低音方向の数値に余裕があります。

 人間の耳で実際に5Hzまで聞こえるわけではないですが、「メーカーが低域の良さを強調したくて作った製品」であることは分かります。

 その分、「音が籠もりがち」という評価もありますが、イコライザで調整できる範囲です。

 バスブースト機能も付属です。

 ドライバーは、7mmのダイナミック型です。

 割と大きめといえます。

  202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、注目点です。

 こちらも、SBCとAACとApt-Xに対応します。

 加えて、Apt-X Adaptiveという可変ビットレートの新規格にも対応しますが、スマホなどの側はまだあまり対応できません。この場合、ハイレゾも対応水準です。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.2に対応です。

 Bluetooth5に較べると、機器の方向検知(ビームフォーミング)に対応する規格です。

 202011291548.jpg

 ノイズ対策については、本機は搭載です。

 自社技術ではなく、クアルコム社の汎用チップによる対応です。

 一方、クアルコムチップでもWマイク式に対応できるものもあります。ただ、ゼンハイザーについては、Wマイク式は「あえて」採用せず、外側マイクだけの1マイク式にしたようです。

 そのほうが「音が自然」ということですが、ノイキャンの部分で自社技術を磨く他社機と技術水準は異なるため、単純に比較はできなそうです。

 連続再生時間は、4時間です。

 防水性は、日常生活防水までです。

 マイクは、搭載され、ハンズフリー通話が可能です。

---

 以上、ゼンハイザーの M3IETWの紹介でした。

 ゼンハイザー製の高級機ということで、音のひずみも少なく出来は良いです。買って損はないと思います。

 一方、低音域の音質は期待できますし、品質は良いでしょう。

ーーー

 202011291542.jpg

 【2021年】

 91・ゼンハイザー CX True Wireless
  ¥14,200 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

 【2022年】

 91・ゼンハイザー Sport True Wireless
  ¥17,500 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX
連続再生時間:9時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:
重さ:6g×2
※ CX True Wirelessのスペック

 なお、ゼンハイザーは、下位機種として以上の2機種をラインナップします。

 202110261419.jpg

  CX Plus True Wirelessは先ほど見た上位機と較べた場合、大きな違いはノイズキャンセラを省略した部分です。

 同社は、ノイキャンに(やや)否定的なので、この仕様でもよいのかなと思います。

 ただ、防水非対応はともかく、外音取り込みも省略となるため、その部分だけは注意してください。そのほか、イヤホンの着脱に連動して音が止まる機能(スマートポーズ)もこちらのみ不採用です。

 202112051649.jpg

 Sport True Wirelessは、防水・防塵機能をIPX54に高めた仕様の「スポーツ用」です。

 防水性はIPX5の水準で、4等級の軽度の防塵性があると考えてください。

 202205191825.jpg

 一方、本機も、ノイキャンほか外音取り込みモードはないのですが、外音が取り込めるイヤーピースが付属していて、取り込みの有無を選べるという工夫があります。

 ただ、スマホの設定も必要ですし、やや面倒な気もします。


 202205191743.jpg

 【2022年】【型番:M3IETW3】

 92・ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
  ¥36,300 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

 【2020年】【型番:M3IETW2】

 92・ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2
  ¥26,235 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX-Adaptive
連続再生時間:7時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:
重さ:5.8g×2

 MOMENTUM True Wireless 3は、ドイツのゼンハイザーの最上位機です。

 旧製品が残りますが、ノイキャン機能の部分で旧仕様であり、先ほどみた「下位機種相当」となります。

 そちらとの値段をふまえても、選択肢にはしない方が良いでしょう。

 202205191746.jpg

 重量は、5.8gです。

 さほど重くないですし、サイズも割と小さめです。

 イヤーピースは、3サイズ同梱されます。

 シリコン製で、下位機種とは形状もやや異なります。

 音質面では、周波数帯域のスペックは下位機種と同じです。 

 ドライバも、同じ7mmですので、音響部分は下位機とスペック的に見える性能差は乏しいです。

 制御の部分で、プロセッサを2基搭載にすることで、音質の向上を果たしたという記述は見られますが、この部分を主眼に置いた上位機というわけでもなさそうです。

  202202101648.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・Apt-Xのほか、aptX Adaptiveに対応します。

 したがって「ハイレゾ対応」できますが、イヤホンの部分のスペック(21kHz)が、業界の定める基準(40kHz)に満たないので、真に対応していると言えるかは、微妙です。

 ただ、低遅延のコーデックなので、ゲームや動画視聴には良いでしょう。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.2に対応です。

 問題ありません。

 202205191813.jpg

 ノイズ対策については、下位機種より明確に「強力」です。

 汎用チップですが、Wマイク式に対応するハイブリッド型だからです。

 クアルコムの新型SOCは、アダプティブANCにも対応します(Hybrid Adaptive ANC)

 ソニーなどのように、加速度まで見るわけではないものの、周囲の騒音レベル(騒音状態)によって、かかり方を自動で調節されます。

 シンプルなANC(アクティブノイズキャンセル)だけの機種よりは高度です。

 連続再生時間は、7時間という表記です。

 ケースは、蓄電容量からすると、3-4回ほどのフル充電はできそうです。 

 防水性は、IPX4です。

 マイクは、内側に1基、外側に2基搭載です。

 他社もそうですが、内側と外側の音で分析して品質を高める仕組みを採用する場合、通話品質が上がります。もちろん、ビームフォーミングマイクです。

 外音取り込みモードも搭載です。

---

 以上、ゼンハイザーの MOMENTUM True Wireless 3の紹介でした。

 Apt-X系に対応する高級機をお探しの場合は、良い選択肢でしょう。

 その上で、下位機種との違いは、ハイブリッド アダプティブANCに対応する部分です。

 一方、静寂な場所での音質面は、下位機種とさほど違いはないと思われるので、用途に合った方のみ、検討対象にすると良いかと思います。

6-3・その他のイヤホン

 最後に、ここまで見た以外のメーカーの製品を総ざらいします。 


 202208201821.jpg

 【2022年7月発売】

 93・ HUAWEI FreeBuds Pro 2
  ¥26,800 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:14Hz-48kHz
コーデック:SBC AAC LDAC
連続再生時間:4時間
ドライバー:11mm+平面
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IP54
重さ:5.8g×2

  HUAWEI FreeBuds Pro 2 は、ファーウェイが販売する完全ワイヤレスイヤホンの上位機です。

 同社のスマホユーザーに向けて、自社の周辺機器を最近多展開していますが、その1つです。

 価格的には、GoogleのPixel Buds Proのライバルでしょう。

 重量は、5.8gです。

 ドライバの口径からすると、軽量化を「頑張っている」機種です。

 イヤーピースは、大・中・小の3サイズが付属です。

 202208201831.jpg

 音質面では、11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーを搭載します。

 その上で、本機は、平面振動板ドライバーを持つデュアル構成です。

 ダイナミックドライバ+BA(バランスドアーマチュア)という構成は他社にもみられますが、平面振動板との組み合わせは、完全ワイヤレスイヤホンでは「」であり、目新しいです。

 実際的に、こちらのドライバーは、高音域の能力を高めるための搭載です。周波数帯域も、14Hz-48kHzハイレゾ水準を達成します。

 低音側のスペックも高いです。

 なお、ファーウェイは6か所のオーディオラボを持ちますが、もともと音響企業ではないので、音のチューニング(EQ)の部分はフランスのDevialetの協力です。

 以前、米国のベルキンもスピーカーを出すときに協力関係にあり、紹介したことがあります。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・LDACです。

 ソニーと同じで、LDACコーデックでハイレゾ対応機としています。

 Apt-X系列は非対応です。

 通信安定性の面では、Bluetooth 5.2です。

 問題ありません。

 202208201845.jpg

 ノイズ対策は、Wマイク式(内側1・外側2)のノイズキャンセルに対応です。

 また、3種類ではありますが、ソニー同様に、 センサーが検知したシーンに応じて、かかりが調整されます(ダイナミックANCモード)

 マイクは、外耳道の構造を見て、装着状況に合わせた調整(特に音圧)も自動でします。ヤマハの「リスニングケア」と同じ方向性でしょう。

 連続再生時間は、ノイキャンを利用して4時間です。

 スタミナはイマイチです。ケースは、18時間分のバッテリーです。

 202208201859.jpg

 マイクは、本機も搭載です。

 本機は、形状的にも「ヘッドセット」的なビジネス用を探している方もターゲット層にしていると言えます。

 性能面でも、先述の3つのマイクほか、ソニー同様の骨伝導(骨振動)センサーを利用して情報をとり、同社のディープラーニング技術を利用したアルゴリズムで、ノイズを打ち消します。

 風切り音を押さえつつ、通話品質を高めます。この部分は(スマホ企業だけに)たいへん高度です。

 複数の端末の待ち受けができるマルチポイントにも対応します。 

 もちろん、外音取り込みモードも装備します。

 202112051649.jpg

 防水性は、IP54相当です。

 豪雨程度に対応するほか、一定の防塵性ももつというスペックです。

---

 以上、HUAWEI FreeBuds Pro 2 の紹介でした。

 平面振動板ドライバーというドライバー自体の独自の工夫を持つ上で、音響をずっとやってきた企業い及ばないEQの部分は、他社との協力で強化し、バランスの良い製品に仕上げていると思います。

 値段面で、競合機にくらべて特段安い機種ではないのですが、マイクやノイズキャンセル部分を含めて、値段に見合う性能を持つ機種に見えます。

 ドライバーが小さい機種を除き、ハイレゾ対応機で、ここまで軽い機種というのはないので、同社のスマホユーザー以外にも、人気は出そうに思えます。

 あえて言えば、「空間オーディオ」を含めた新しい音源への対応は、今後の課題かもしれません。ハイレゾは(ちっとも)普及せず、そちらにトレンドが移行しそうな感じがあるので。


 202202101752.jpg

 【2021年】

 94・ DENON AH-C830NCW
  ¥15,000 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:6時間
ドライバー:10×11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク
防水性能:IPX4
重さ:5.3g×2

 AH-C830NCW は、日本のデノンが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

 老舗のオーディオメーカーですが、完全ワイヤレスイヤホンはもちろん、(ヘッドホンを除く)イヤホンにはあまり力を入れてこなったので、意外な「進出」でした。

 本体色は、ブラック(AHC830NCWBKEM)とホワイト(AHC830NCWWTEM)です。

 202202101757.jpg

 重量は、片側につき、5.3gです。

 Apple製品のAirPodsと似たような長細い形状で、軽量です。

 主に、ヘッドセットとしての利用を想定している場合、この形になる場合が多いです。

 イヤーピースは、3サイズが同梱です。

 シリコン製の普通のものです。

 ドライバーは、11×10mmと変則的なサイズです。

 口径を稼ぐためでしょうが、楕円形のドライバーは、イヤホンだと珍しいです。

 ただ、その効果の説明はないです。

 音質面では、ただ、あえて変則的なサイズにしてまで大きなユニットを搭載した効果は出ています。

 低音は、同社の特長ですが、籠もらず、爆発もせずかなり充実するので、この値段では優秀です。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACだけです。

 接続安定性の面では、Bluetooth5に対応します。

 問題ありません。

 ノイズ対策については、本機については、ハイブリッド式のWマイクでのノイキャンに対応します。

 自動調整など凝った機能はないものの、かかり具合の調整は上手にできている印象です。

 連続再生時間は、6時間です。

 ノイズキャンセルオフ時の時間なので、他社機より短いです。

 防水性は、IPX4等級の防水仕様で、日常生活防水となります。

 マイクは、こちらも搭載です。

 ビームフォーミング対応で、エコーキャンセラもありますが、風切り音対策はない、という感じです。ただ、形状的に、通話には向くでしょう。

 外音取込は可能です。

---

 以上、DENONのAH-C830NCWの紹介でした。

 説明を読む限り、しっかり内部のエンジニアが調整した製品で、実際、同社らしい中音を犠牲にしない低音は十分感じられました。

 ただ、ノイズキャンセルのかかり具合は、(パッシブな遮音を含め)Wマイク式の高級機と比べてさほど強力でもないので、この点を目的に買うと、やや後悔する可能性はあります。

 それ以外は、「デノン品質」であり問題ありません。

ーーー

 202202101814.jpg

 【2021年】

 95・ DENON AH-C630W
  ¥8,000 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:4.5時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:4.6g×2

 なお、同時に下位機種も発表されました。

 こちらは(変則的ではない)10mmのドライバーですが、ノイキャンに非対応になるほか、バッテリーが4.5時間とかなり保ちが悪いです。

 やはり、デノンで選ぶならば上位機でしょう。


 202208201933.jpg

 【2022年】

 96・ SKULLCANDY Mod
  ¥9,880 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:7時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX55
重さ:4.6g×2

  SKULLCANDY Modは、アメリカのスカルキャンディが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

 ヘッドホンでむしろ有名でしょうが、Beatsより「ガチ」な感じのストリート系ブランドです。

 本体色は、ブラック(S2FYW-P740-E)とグレイ(S2FYW-P751-E)です。

 202208201938.jpg

 重量は、片側につき、4.6gです。

 小型・軽量で、装着時の快適性重視と言えます。

 イヤーピースは、3サイズが同梱です。

 シリコン製の普通のものです。

 ドライバーは、6mmです。

 小型の完全ワイヤレスイヤホンとして平均的なサイズです。

 音質面では、同社のヘッドホンの場合、特に低音の音圧を強化したものが多いです。

 ドライバの口径は小さいですが、外音遮断性を高めつつ、チューンでその傾向にしていると言えます。

 ただ、ベント(穴)はあるので、音漏れはしやすいでしょう。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、非開示です。

 ただ、おそらく、SBCだけです。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.2に対応します。

 問題ありません。

 ノイズ対策は、本機は、ノイキャン非搭載機です。

 最近は、この価格でも搭載される機種は多いので、少しマイナスでしょう。 

 連続再生時間は、7時間です。

 防水性は、IPX55等級の防水・防塵仕様です。

 野外での利用において問題ありません。

 マイクは、こちらも搭載です。

 マイク部分には、他社機同様にノイズリダクションが搭載です。

 加えて、マルチポイントも対応です。

 外音取込も可能です。

---

 以上、SKULLCANDY Modの紹介でした。

 基本的に、外で使いたいブランドであるということを考えると、ノイキャンがないのが不便でしょう。

 気にせず大音量で使うと音が漏れますし、この部分が問題となる場合が多い、日本だと多少使い勝手の悪さを感じます。


 202110261901.jpg

 【2021年】

 97・エム・ティ・アイ NUARL N6 PRO2
  ¥16,500 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC Apt-x adptive
連続再生時間:8時間
ドライバー:6mm(CNT)
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:7g×2

 NUARL N6 PRO2 は、MTIという、日本の中国系ファブレス企業が立ち上げた、新興の音響ブランドの製品です。

 202110261903.jpg

 重量は、片側につき、7gです。

 形状的には、耳を前側に少しはみ出す形です。

 通話対応のためかと思います。

 イヤーピースは、3サイズが同梱です。

 市販されているNUARL Block Ear+になります。

 202110261908.jpg

 ドライバーは、6mmと平均的です。

 ただ、素材が単層カーボンナノチューブ複合振動板です。

 パナソニックなども使うPEEK素材に、カーボンナノチューブ(SWCNT)を合わせた複合材で、最近、中華系でちらほら採用例がでているようです。

 最先端の素材で、軽量で弾性でと強度に優れた複合素材です。

 音質面では、低音域も高音域も強調されない、フラット系です。

 なお、NUARLは、前モデルまで、米国のTBIが持つ、HDSS技術が使われていました。

 ETL (EMBEDDED TRANSMISSION LINE)モジュールを搭載し、音のゆがみやノイズを軽減させるものです。

 堅実な中音域を実現する技術ですが、今回はこの技術は使われていないようです。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBCの・AACのほか、可変ビットレートのApt-X Adaptiveにも対応します。

 対応するスマホは(かなり)限られますが、それを利用することを前提の、低遅延のゲームモードが搭載です。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.2に対応します。

 ノイズ対策については、未対応です。

 連続再生時間は、一方で、8時間です。

 問題ないです。

 防水性も、IPX4等級の防水仕様で、日常生活防水となります。

 マイクは、こちらも搭載です。

 通話用にマイクは2基で、通話についてはノイキャン機能があるほか、外音取込も可能です。

---

 以上、NUARL N6 PRO2 の紹介でした。

 ドライバー素材の「面白さ」にまず目がいきます。

 問題は、ノイキャン非搭載である部分と、技術的なHDSSの裏打ちが見られなくなった部分でしょうか。

ーーー

 202110261935.jpg

 【2021年】

 97'・エム・ティ・アイ NUARL N6 mini2SE
  ¥12,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-x
連続再生時間:5.5時間
ドライバー:10mm(CNT)
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX7
重さ:4.5g×2

 なお、同じドライバ素材を利用する格安機となるのがこちらです。

 202110261939.jpg

 ドライバサイズは同じですが、小型化・軽量化が図られます。

 SOCが異なる(QCC3040)のでコーデックの部分が異なるほか、防水性能の部分で使用が異なりますが、値段的に「試しやすい」です。

 また、こちらは、HDSS技術の採用情報も見られます。

 また、小型モデルとして他社機と比べると、ドライバー素材部分に(珍しく)特徴があるので、この部分を試せるのは、購入動機となりそうです。

ーーーー

  202110261944.jpg

 【2021年】

 【2マイク式】N10PRO-BM

 97'・エム・ティ・アイ NUARL N10 PRO
  ¥21,450 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

 【1マイク式】N10 Plus-LO N10 Plus-PB

 97'・エム・ティ・アイ NUARL N10 PLUS
  ¥19,800 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC Apt-x
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク
防水性能:IPX4
重さ:8g×2

 なお、日本における同社の現在のフラッグシップはNUARL N10 PROです。

 202110262001.jpg

 ドライバが大きめですが、素材としては、同社の上位素材として前から使っているPPT(多層被膜振動版)です。

 PEEK素材を利用する点では下位機と同じですが、TPEとチタンを蒸着した素材です。

 小型ドライバには向かないようですが、このサイズだと、パワフルに鳴るための採用のようです。本機もHDSS技術は記載があります。

 ノイキャンは、Wマイク式で、クアルコムのSOC(QCC5124)です。

 この部分で、グレード(部品代)としては、やはり上位ではあります。

 N10 PLUS は、ドライバー素材とサイズは同じですが、SocがQCC3040となり、ノイキャンが1マイク式になる下位機種です。

 いずれもノイキャン+Apt-X利用時に、3.5時間というスペックはやや弱めであり、注意が必要です。


  201911041605.jpg

 【2019年】

 98・Klipsch T5 TRUE WIRELESS
  ¥130,780 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-19kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:8時間
ドライバー:
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:5.6g×2

  T5 TRUE WIRELESSは、アメリカの老舗音響専門メーカーのクリプシュが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

 日本では、ONKYOが代理店です。

 201911041610.jpg

 重量は、片側につき、5.6gです。

 重さの面では、最軽量ではないですが、割と軽めで、装着製を重視しています。

 ケースについても、相当小型で、持ち運びやすさは「売り」といえます。

 201911041612.jpg

 イヤーピースは、3サイズ同梱されます。

 同社の特許技術となる、シリコン製のオーバルイヤーチップです。やわらかめです。

 楕円形の面白い形状で、遮音性とつけ心地の良さを重視しています。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が10Hzで、高音域が19kHzです。

 スペック的に低音域が充実する一方、高音域は「平均値」の20kHzに満たない数字です。

 実際的に、低音域の膨らみを重視した、迫力重視の設計で、それが個性です。

 ドライバーは、サイズ非公開です。見た感じ、平均より大きめです。

 202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACとApt-Xに対応します。

 接続安定性の面でも、Bluetooth5.0に対応します。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 イヤーピースによる、物理的な遮断(ノイズアイソレーション)のみ対応です。

 連続再生時間は、8時間で、長めです。

 防水性は、IPX4等級ですから、水没は無理ですが、日常生活防水は対応です。

 マイクは、搭載され、ハンズフリー通話が可能です。

 また、4機のマイクがある点で豪華で、「クリアボイスチャットマイク」として、通話品質にこだわりがある機種です。

----

 以上、Klipsch T5 TRUE WIRELESS の紹介でした。

 同社では初めての完全ワイヤレスイヤホンです。

 音質的には、低音域が強調できるメーカーですが、その部分は、他社に競合機もあるように思います。

 ただ、その上で「クリアボイスチャットマイク」の搭載で、ハンズフリー通話の機能が強化されているのがポイントでしょう。


 202106151543.jpg

 【2018年】

 99・EARIN A-3 Black
 99・EARIN A-3 Silver
  ¥19,620 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:5時間
ドライバー:14.3mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IP52
重さ:3.5g×2

  EARIN A-3は、クラウドファンディング(キックスターター)から生まれたイヤホンです。

 第2世代のEARIN M-2から3年ぶりの更新の「第3世代」モデルです。

 202106151558.jpg

 重量は、片側3.5gとかなり軽量です。

 音質面では、一方本機については、注意が必要です。

 ドライバーは、14.3mmです。

 見かけたことがないサイズで、音域に余裕がありそうです。

 ただ、本機については、イヤーチップがないオープンエア型です。

 この場合、利用時に音が漏れますので、図書館はもちろん、電車内でも人がいる空間では、確実に迷惑をかけます。日本はこの部分で寛容な国ではないので、前モデルのM-2に比べると、かなり用途限定的です。

 音質は、このタイプは、音抜けが良く中音域が充実します。

 反面、低音域が弱くなる傾向があるのですが、ここまでドライバのサイズが大きいのは、そのような弱点を潰すためでしょう。

 イヤーピースは、不使用である機種です。

  202202101058.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応します。

 接続安定性の面では、Bluetooth規格は5.0までと問題ないです。

 ノイズ対策は、当然ですが、この機種は、ノイズキャンセリングは未装備です。

 「パッシブノイズキャンセル」という記載がありますが、要するに、イヤホンによる物理的な音の遮断のことです。ただ、オープンエア型ですし、その部分でもあまり強さは発揮しなそうです。

 くわえて「⾵切り⾳低減アルゴリズム」のとの記載がありますが、あくまで「アクティブ」にノイズキャンセリングする機能ではないので、効果は限定的です。

 連続再生時間は、5時間です。

 電気を食うノイキャンがないので、本体の重さからすると長めです。

 ただ、他機種同様に、専用ケースが予備バッテリーとなっており、6回分充電可能です。

 マイクは、4個搭載です。

 うち2個は、音声認識認識ようのマイクです。この仕組みで、Zoomなどの会議通話のノイズを打ち消す方式です。

 音楽については、くりかえしますが、ノイズキャンセリング非対応です。

 防滴性は、IP52なので、完全防水ではないです。

 水しぶき程度ならばOKです。

---

 以上、EARIN A-3 の紹介でした。

 購入を考えている方には前モデルの愛用者も多そうですが、全く異なる製品、だと思って買った方が良いでしょう。開放型なので音漏れがしますし、目指す音の方向性も違いますので。

 なんとなく、この世代については、日本の事情に合いにくいかな、と感じます。

次回につづく!
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は音楽用の完全ワイヤレスヘッドホン6回目記事でした。

 記事はもう少しだけ、続きます。

  201802141115.jpg

7・完全ワイヤレスイヤホンまとめ【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ製品まとめ

音質の良さ  ★★★★★
ノイキャン  ★★★★★
軽量性    ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 次回の7回目記事こちら)は、全体の結論編です。

 今回紹介した「全製品」から、予算別・目的別に、最終的なAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 6回目記事は→こちら

posted by Atlas at 20:23 | オーディオ製品

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png