Top PC周辺機器 比較2025'【速度別】SSDドライブ 69機の性能とおすすめ・選び方 (1-2)

2025年06月28日

比較2025'【速度別】SSDドライブ 69機の性能とおすすめ・選び方 (1-2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・マイクロンのSSD

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 2回目記事のトップバッターは、米国のマイクロンのS-ATAタイプのSSDです。

 半導体メーカーで、WDやキオクシア同様、自社で中身まで製造できます。

1・SSDの比較 (SATAIII-1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:WD &Sandisk〈米国〉
 1-3:キオクシア〈日本〉
 1-4:サムスン〈韓国〉  
 1-5:トランセンド〈台湾〉
 1-6:シリコンパワー〈台湾〉
2・SSDの比較 (SATAIII-2)
 2-1:マイクロン〈米国〉
 2-2:Synology〈台湾〉
 2-3:MSI〈台湾〉
3・内蔵SSDドライブのまとめ

 =最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。

ーーー

 なお、今回も、Atlasのおすすめポイントについては、赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で、本文を記していきます。



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 【2018年発売】

 【Micron crucial BX500シリーズ】

 【500GB】

 54・Crucial CT500BX500SSD1JP
  ¥(4,424) Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【1TB】

 55・Crucial CT1000BX500SSD1JP
  ¥8,253 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

 56・Crucial CT2000BX500SSD1JP
  ¥16,566 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【4TB】

 57・Crucial CT4000BX500SSD1JP
  ¥36,162 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

読出速度:550MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:96K/90K IOPS

メモリ:3D TLC
I/F:2.5インチ S-ATA III   
保証期間:3年間
書込耐久性:360 (TBW) /1TB

 crucial BX500 は、米国の半導体メーカーマイクロンの製品です。

 SSDドライブは、自社ブランドがあり、日本でも販売されています。

 202012051250.jpg

 ドライブの速度は、いずれのサイズも読出速度550MB/s書込速度570MB/です。

 自社製の3D TLC NANDを利用し、SLC(シングルレベルセル)のキャッシュで速度を強化するCrucial Dinamic Write Acceleration Technologyを採用します。

 仕組みとしていえば、「サンディスク・東芝・WD連合」の上位機と体感的には同じです。

 耐久性は、TLCですし、問題ないです。

 信頼性についても、メーカーとして、問題ありません。

 保証は、3年保証(MTTF 150万時間です。

---

 以上、マイクロンcrucial MX300 の紹介でした。

 日本では、あまりなじみのないメーカーですが、米国の世界的な大企業です。日本国内法人もあるため、この点で心配は不要でしょう。

 値段次第ですが、中身のSSDが製造できる企業の製品としては安いですし、価格と信頼性の部分で選択肢になるでしょう。

2-2・マイクロンのSSD

 202411011021.jpg

 続いて、台湾のサイノロジーのS-ATAタイプのSSDです。

 このブログだと【ケースNASの比較記事】ではお馴染みの企業ですが、周辺機器として、SSDも出します。


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 【2024年発売】

 【480GB】SAT5220-480G

 62・Synology SAT5221-480G
  ¥26,499 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:500MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/30K IOPS

 【960GB】

 63・Synology SAT5220-960G
  ¥49,988 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/44K IOPS

 【1.92TB】

 64・Synology SAT5220-1920G
  ¥77,080 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/60K IOPS

 【3.84TB】

 65・Synology SAT5221-3840G
  ¥166,791 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:500MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/30K IOPS

 【7TB】

 66・Synology SAT5210-7000G
  ¥292,584 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:96K/50K IOPS

メモリ:
I/F:2.5インチ S-ATA III   
保証期間:5年間
書込耐久性:1700 TBW /960GB

 Enterpriseシリーズ2.5インチSATA SSDは、台湾のサイノロジーが販売するSSDです。

 先述のようにNAS分野で有名な企業ですが、本機はWD RED(あるいはGOLD)に相当する高耐久な、SSDです。

 ドライブの速度は、読出速度530MB/s(一部 530MB/s)、、書込速度500MB/です。

 具体的な製造元は開示がないです。

 また、ランダムアクセス(書込)の値は、さほど伸びないですが、目的を考えると、気にする必要はないでしょう。

 202411011041.jpg

 耐久性は、最大の注目点です。

 本機の場合、1TB相当の960GBモデルで、書込耐久が1700 TBWだからです。

 今回紹介する製品でも最高クラスで、WD REDよりも良いです。

 電力損失保護回路設計などの記述も見られます。

 保証は、5年保証です。

---

 以上、サイノロジーのEnterpriseシリーズ紹介でした。

 本格的なサーバー用で、同社のNASと合わせるために売られているものでう。ただ、書込耐久性の部分で、堅牢性を重視したい個人でも欲しい方はいるかと思います。

 そういった場合、選択肢になるでしょう。

2-3・MSIのSSD

 202411011101.jpg  

 続いて、台湾のMSIのS-ATAタイプのSSDです。

 言うまでもなく、世界的なPC周辺機器メーカーです。


  202411011108.jpg

 【2024年発売】

 【240GB】

 67・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 240GB
  ¥2,583 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

読出速度:500MB/s
書込速度:400MB/s
ランダム:50K/80K IOPS

 【480GB】

 68・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 480GB
  ¥5,202 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

読出速度:500MB/s
書込速度:450MB/s
ランダム:55K/80K IOPS

 【960GB】

 69・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 960GB
  ¥8,400 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

読出速度:500MB/s
書込速度:450MB/s
ランダム:55K/80K IOPS

メモリ:3D NAND
I/F:2.5インチ S-ATA III   
保証期間:5年間
書込耐久性:500 TBW /960GB

 SPATIUM S270 SATA 2.5"は、台湾のMSIが販売するSSDです。

 PC用のマザーボードでは、誰でも知るグローバル企業です。

 中身のSSDは作らないので、表面実装を同社がしている形です。

 202411011113.jpg

 ドライブの速度は、読出速度500MB/sで、書込速度が450MB/です(240GB除く)。

 若干、ランダムアクセス(Read)の値に弱さは感じますが、価格をふまえても問題ないです。

 耐久性は、1TB相当の960GBモデルで、書込耐久が500TBWです。

 サーバー用を除けば数字として良く、堅実です。

 保証は、5年保証です。

---

 以上、MSIのSPATIUM S270 SATA 2.5インチの紹介でした。

 値段面で言えば、トランセンドなどのライバルで、安さが目立ちます。

 そういった製品のなかでは、そこそこの速度がありつつ、書込耐久が高めという部分が目立つ製品です。ネットでは安いですし、大手の製品としての信頼性もあると言えます。

次回に続く
内蔵タイプのSSDドライブのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、SATA 規格の内蔵SSDドライブの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

  202103101205.jpg

3・内蔵SSDドライブのまとめ
 =最終的なおすすめの提案【結論】

読出速度  ★★★★★
書込速度  ★★★★★ 
耐久性   ★★★★★
保証    ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 最終回となる、3回目記事こちら)では、「結論」として、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 14:49 | PC周辺機器

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