1回目記事からの続きです→こちら
2-1・マイクロンのSSD
2回目記事のトップバッターは、米国のマイクロンのS-ATAタイプのSSDです。
半導体メーカーで、WDやキオクシア同様、自社で中身まで製造できます。
1・SSDの比較 (SATAIII-1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:WD &Sandisk〈米国〉
1-3:キオクシア〈日本〉
1-4:サムスン〈韓国〉
1-5:トランセンド〈台湾〉
1-6:シリコンパワー〈台湾〉
2・SSDの比較 (SATAIII-2)
2-1:マイクロン〈米国〉
2-2:Synology〈台湾〉
2-3:MSI〈台湾〉
3・内蔵SSDドライブのまとめ
=最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
ーーー
なお、今回も、Atlasのおすすめポイントについては、赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で、本文を記していきます。
【2018年発売】
【Micron crucial BX500シリーズ】
【500GB】
54・Crucial CT500BX500SSD1JP
¥(4,424) Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
55・Crucial CT1000BX500SSD1JP
¥8,253 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
56・Crucial CT2000BX500SSD1JP
¥16,566 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
57・Crucial CT4000BX500SSD1JP
¥36,162 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:550MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:96K/90K IOPS
メモリ:3D TLC
I/F:2.5インチ S-ATA III
保証期間:3年間
書込耐久性:360 (TBW) /1TB
crucial BX500 は、米国の半導体メーカーマイクロンの製品です。
SSDドライブは、自社ブランドがあり、日本でも販売されています。
ドライブの速度は、いずれのサイズも読出速度が550MB/s、書込速度が570MB/です。
自社製の3D TLC NANDを利用し、SLC(シングルレベルセル)のキャッシュで速度を強化するCrucial Dinamic Write Acceleration Technologyを採用します。
仕組みとしていえば、「サンディスク・東芝・WD連合」の上位機と体感的には同じです。
耐久性は、TLCですし、問題ないです。
信頼性についても、メーカーとして、問題ありません。
保証は、3年保証(MTTF 150万時間です。
---
以上、マイクロンのcrucial MX300 の紹介でした。
日本では、あまりなじみのないメーカーですが、米国の世界的な大企業です。日本国内法人もあるため、この点で心配は不要でしょう。
値段次第ですが、中身のSSDが製造できる企業の製品としては安いですし、価格と信頼性の部分で選択肢になるでしょう。
2-2・マイクロンのSSD
続いて、台湾のサイノロジーのS-ATAタイプのSSDです。
このブログだと【ケースNASの比較記事】ではお馴染みの企業ですが、周辺機器として、SSDも出します。
【2024年発売】
【480GB】SAT5220-480G
62・Synology SAT5221-480G
¥26,499 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:500MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/30K IOPS
【960GB】
63・Synology SAT5220-960G
¥49,988 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/44K IOPS
【1.92TB】
64・Synology SAT5220-1920G
¥77,080 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/60K IOPS
【3.84TB】
65・Synology SAT5221-3840G
¥166,791 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:500MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:90K/30K IOPS
【7TB】
66・Synology SAT5210-7000G
¥292,584 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:530MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:96K/50K IOPS
メモリ:
I/F:2.5インチ S-ATA III
保証期間:5年間
書込耐久性:1700 TBW /960GB
Enterpriseシリーズ2.5インチSATA SSDは、台湾のサイノロジーが販売するSSDです。
先述のようにNAS分野で有名な企業ですが、本機はWD RED(あるいはGOLD)に相当する高耐久な、SSDです。
ドライブの速度は、読出速度が530MB/s(一部 530MB/s)、、書込速度が500MB/です。
具体的な製造元は開示がないです。
また、ランダムアクセス(書込)の値は、さほど伸びないですが、目的を考えると、気にする必要はないでしょう。
耐久性は、最大の注目点です。
本機の場合、1TB相当の960GBモデルで、書込耐久が1700 TBWだからです。
今回紹介する製品でも最高クラスで、WD REDよりも良いです。
電力損失保護回路設計などの記述も見られます。
保証は、5年保証です。
---
以上、サイノロジーのEnterpriseシリーズ紹介でした。
本格的なサーバー用で、同社のNASと合わせるために売られているものでう。ただ、書込耐久性の部分で、堅牢性を重視したい個人でも欲しい方はいるかと思います。
そういった場合、選択肢になるでしょう。
2-3・MSIのSSD
続いて、台湾のMSIのS-ATAタイプのSSDです。
言うまでもなく、世界的なPC周辺機器メーカーです。
【2024年発売】
【240GB】
67・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 240GB
¥2,583 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:500MB/s
書込速度:400MB/s
ランダム:50K/80K IOPS
【480GB】
68・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 480GB
¥5,202 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:500MB/s
書込速度:450MB/s
ランダム:55K/80K IOPS
【960GB】
69・MSI SPATIUM S270 SATA 2.5 960GB
¥8,400 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:500MB/s
書込速度:450MB/s
ランダム:55K/80K IOPS
メモリ:3D NAND
I/F:2.5インチ S-ATA III
保証期間:5年間
書込耐久性:500 TBW /960GB
SPATIUM S270 SATA 2.5"は、台湾のMSIが販売するSSDです。
PC用のマザーボードでは、誰でも知るグローバル企業です。
中身のSSDは作らないので、表面実装を同社がしている形です。
ドライブの速度は、読出速度は500MB/sで、書込速度が450MB/です(240GB除く)。
若干、ランダムアクセス(Read)の値に弱さは感じますが、価格をふまえても問題ないです。
耐久性は、1TB相当の960GBモデルで、書込耐久が500TBWです。
サーバー用を除けば数字として良く、堅実です。
保証は、5年保証です。
---
以上、MSIのSPATIUM S270 SATA 2.5インチの紹介でした。
値段面で言えば、トランセンドなどのライバルで、安さが目立ちます。
そういった製品のなかでは、そこそこの速度がありつつ、書込耐久が高めという部分が目立つ製品です。ネットでは安いですし、大手の製品としての信頼性もあると言えます。
次回に続く
内蔵タイプのSSDドライブのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、SATA 規格の内蔵SSDドライブの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
3・内蔵SSDドライブのまとめ
=最終的なおすすめの提案【結論】
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる、3回目記事(こちら)では、「結論」として、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!