1回目記事からの続きです→こちら
2-1・キークロンのMac用キーボード
2回目記事のトップバッターは、キークーロンの「Mac 日本語配列」のキーボードです。
同社はキックスターターからはじまったベンチャーの製品です。
海外では数年前から有名な製品でしたが、2021年からコペックジャパンが正規輸入をはじめると同時に、日本語モデルも展開しています。
1・Mac対応キーボードの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Apple
1-3:ロジクール
1-4:Matias
1-5:東プレ
2・Mac対応キーボードの比較 (2)
2-1:KeyChron
2-2:アーキス
2-3:Windowsキーボードの利用法
2-4:最終的なおすすめ機種の提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機の説明をします。
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また、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと感じる部分を青字で記します。
【2024年発売】
【ゲータロン・赤軸】
37・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-M1-JIS
38・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-P1-JIS
¥43,890 楽天市場 (6/30執筆時)
【ゲータロン・茶軸】
39・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-M3-JIS
40・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-P3-JIS
¥43,990 楽天市場 (6/30執筆時)
【ゲータロン・バナナ軸】
41・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-M4-JIS
42・キークロン Q6 Max QMK/VIA SKU: Q6M-P4-JIS
¥43,990 楽天市場 (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式(ゲータロン)
配列:日本語108キー
接続:USB有線 Bluetooth5.1
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:フルサイズ
バッテリー:充電式(110時間)
Q6 Max は、キークロンの日本語のフルサイズキーボードです。
同社は「カスタムメイド」に近いラインアップ展開で、US配列のキーボードなら(それこそ)各サイズ、各軸色で無数にあります。
以前は紹介していたのですが、無数にあり過ぎて整理ができないので、ここでは、現行でJIS版の展開がある現行機を(代表して)見ることにします。
バックライトは、RGBカラーに対応します。
基本ゲーム用の仕様ですが、OFFや単色にもできます。
接続方式は、2.54HzのUSB無線とBluetoothのスイッチ切替式です。
有線のUSB-Cも対応です。
スイッチは、中国のゲータロンが出すGateron Jupiter スイッチです。
メカニカル式ですが、ロープロ(低身長)ではなく、普通のキーです。
軸の種類は、3種類です。
一方、本機は、ホットスワップ対応です。
ドイツのCheryのMXスイッチ(5pin)と互換するのでスイッチごと交換できる仕様です。
同社の光学式キーほか、Kailhなど同じ形状のものならば対応できます。3pinも使えるようです。
打鍵感は、キーによって変わります。
上表は、FILCOのマジェスタッチの打鍵感の比較表です。
これにあわせると、それぞれの赤軸と茶軸は、そこまで性質は変わりません。
バナナ軸は、タクタイル(クリック感)があるタイプです。
ただ、「カチッと」いう感じの青軸ほどクリッキーではなく、茶軸ほどのクリック感(トコっ」になります。 Cherryでいえば(上には載せていませんが)作動点を除けば「クリア軸」に近い感じです。
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結論的にいえば、バナナ軸は、仕事用だと、誤入力を防ぐため重めの打鍵感とある程度の「クリックした感(ひっかかり)」が欲しい方で、打鍵音があまりうるさくては困る感じの人が適当です。
ただ、特殊な押し味ではあるので、茶軸を利用していて、それだと、押し味や手五体が「ちょっと軽めだな」と感じた方に向きそうです。
ストロークは、4mmです。
バナナ軸だけは、3.4mmですが、あまり感じは変わりません。
キー配列は、日本語108キーです。
最もオーソドックスな100%のフルサイズですし、問題ないです。
スマホへの対応は、特段、意識がない製品です。
Macは、ただ、完全対応です。
なお、基本的にMac用のメディアキーもある「Mac配列」なのですが、付属のキートップを交換することで、Windows向けの刻印にもなります。
Windowsでも、キーが交換できて支障がない作りなので、どちらでも使えます。
なお、本機は、大型バーの打鍵も良いです。
全機とも大きめなキー(スペース・シフト・エンター)へのねじ込み式のスタビライザー採用の言及があります。
筐体も、吸音性を高め、ノイズを低減し、打鍵の安定感を高める独自の工夫があります。
例えbあ、高価な削り出しのアルミ筐体の採用や、底打ち感を防ぐ「ガスケットマウント」など多くの工夫があります。
本機は、同社の(英語用のみ展開のスタンダード機と違って)プロ版に相当するので、仕様面で、こうしたこだわりがあります。
キートップは、耐久性のあるPBT樹脂キャップを採用します。
キー配置は、キー自体の変更や、文字列の入力など自由に設定できます。
本機の場合、キーボード側のデータの書換になります。
OS側をいじるソフトウェアマクロと違って、機種に依存しないメリットがあります。また、Macの場合、OSの更新に伴う諸問題もクリアできると言えるでしょう。
ハードマクロは、昔と違って、視覚的にプログラムができるソフトが提供されるようになったため、中級者以上ならば、プログラムの知識がなくともできます。そして、結構便利に使えます。
VIAは日本語独自の特殊キーも対応(Specialタブにある)なので、それなりに「しきいは低い」でしょう。
バッテリーは、4000mAhで、LEDオフでも180時間の保ちです。
若干、短いですが、これは「てんこ盛り」の仕様ですし、仕方ないでしょう。
Bluetoothのバージョンは、5.1です。
重さは、約2.2kgです。
筐体はアルミですし、しっかり重めです。
動きにくいもで、メリット性といえます。
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以上、 キークロンのQ6 Max の紹介でした。
ニッチな製品ですが、使ってみると、かなりしっかりしたキーボードです。わざわざ日本語化して「多国籍化」しているだけの理由はあります。
かなり高いので、値段の面では「他山の石」でしょうが、ホットスワップ対応ですし、Mac用にキーボードを「カスタマイズ」する場合の「上級者向けの原型機」として、結構、良いように思いました。
なお、上ではだしませんでしたが、Qシリーズは、「英語配列」もあるので、必要に応じてそちらでも良いでしょう。
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【2024年発売】
【ゲータロン・赤軸】
43・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-M1-JIS
44・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-P1-JIS
¥43,990 楽天市場 (6/30執筆時)
【ゲータロン・茶軸】
45・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-M3-JIS
46・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-P3-JIS
¥43,990 楽天市場 (6/30執筆時)
【ゲータロン・バナナ軸】
47・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-M4-JIS
48・キークロン Q1 Max QMK/VIA SKU: Q1M-P4-JIS
¥43,990 楽天市場 (6/30執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語84キー
接続:Bluetooth USB無線 USB-C
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:あり
電池: 110時間(バッテリー)
なお、キークロンのQシリーズは、フルサイズほか、Macキー配列のTKLキーボードもあります。
キーなどの仕様は同じなので、必要に応じて選べば良いでしょう。
2-4・Windows用キーボードの利用法
と言うわけで、、ここまでの記事では、各社の「Mac用キーボード」を具体的に比較してきました。
ここからは少し趣旨を変えて、Mac「非対応」のWindows用キーボードをMacで使う方法の解説をしていきます。
お手持ちのWindows用キーボードをそのまま使いたい方、また、Mac専用だとあまりない、1万円前後の高性能キーボードを使いたい方に向けた情報です。
その方法について、以下で紹介します。
1・Windowsキーボードを利用する方法
原則的に言えば、Macと接続すれば、Windows向けの日本語キーボードでも、キーボードとして認識します。
これは、Bluetoothでも、USBでも同じです。
その場合、コマンドキー、オプションキー・コントロールキーが正しく配置されないのですが、OSのシステム環境設定をいじるだけで調整可能です。
「キーボード」設定で「修飾キー」を上図のように変更すれば「Mac配列」で利用できます。
しかし、それでも「問題」は残ります。
Macの独自キーである「英数」「かな」のキーです。Windows用はスペースバーの横は「変換」「無変換」キーですが、互換性がないので、キーが反応しません。
日本語入力のON/OFFができる便利なキーだけに、慣れていると使えないは不便です。
しかし、以下で説明する方法で、対処が可能です。
2・英数/かなキーを有効にする方法
有志の方が開発したKarabiner-Elementsというアプリ【こちら】があります。
「英数」「かな」キーは、このソフトで簡単に変更できます。
以下、Atlasが実践している設定について書いておきます。
Atlasのキーボード(東プレ)の場合、スペースバーが小さいです。
そのため、左丸のキー(変換)を「英数」として、右丸のキー(かな)を「かなキー」とし、スペースバーの横の無変換キーは、「第2のスペースバー」として使っています。
この場合、上表のように設定するだけで、変更可能です。
もちろん、好みに応じて無変換キー(左丸)を利用するパターンも設定可能です。
Atlasの場合、左のオプションキーをコマンドキーに、左のコマンドキーをオプションキーに入れ替える設定も4段目と5段目に追加してあります。
これは、このソフトを利用する場合、先ほど書いた、システム環境設定を直しても、修飾ボタン変更がうまく作動しなくなったからです(MacOS 10.12 Sierra以降)。
このソフトは、これ以外の部分でも、ほぼ全てのキーが際限なくカスタマイズ可能です。
例えば(滅多に使わない)プリントスクリーンキーを、CDを取り出すイジェクトキーに変えることなどだいたいのことはできます。
安定性は抜群で、Atlasも問題なく使っています。
もちろん、Aapleシリコン(M1)搭載のMacにも対応です。
ちなみに、OS 10.11以前の場合は、Seilというキーボードアプリの後継機になります。
3・おすすめのWindows向けキーボード
以上、Karabiner-Elementsの紹介でした。
ここまでみたように、1万円台だと、メカニカルキーボードで、かつ、打鍵感を好みで選べる機種では、Mac配列だとないです。
しかし、Windows用の場合、例えば、打ちやすい高級キーボードの「入門機」的存在といえるものに、FILCOのマジェスタッチがあります。
こちらも、キーリマップすれば、Macでも利用できることになります。
東プレや、キークロンと同じで、マジェスタッチも、も軸色の違いで、自分好みのモデルが選べる点で、中級者に人気があります。
以上の記事で紹介していますので、興味がある方は、後ほどご覧ください。
なお、Karabiner-Elementsは、Mac OS側の制御なので、Bluetooth接続は非対応です。この部分は、了解してください。
4・東プレ機についての補足
一方、東プレの場合、本編でも少し書きましたが、自社のソフトウェア(REALFORCE CONNECT))でリマップに対応できる仕様です。
例えば、ロジクールは修飾キーだけですが、東プレはフル対応です(説明はこちら)。
これを使う場合、東プレのリアルフォースは、Mac用だけでなく、Windows向けも含めて選択肢にできると言えます。
Bluetoothの制限もないです。
1・東プレのリアルフォースの比較【日本語】
2・東プレのリアルフォースの比較【英語】
対応できるのは、東プレ機の場合、上のリンク先でAtlasが「APC対応」と入れてあるモデルに限ります。
「英数(IMEoff)」「かな(IMEon)」「無変換」を含めて設定できるので、原理上、どれも「Mac配列ぽく」できるでしょう。
今回の結論
Macユーザーにおすすめのキーボードは結論的にこれ!
というわけで、Mac対応キーボードを比較してきました。
最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
第1に、1万円台のキーボードでおすすめと言えるのは、
【茶軸・かな刻印あり】
・FILCO Majestouch3 FKBN108M/NMB3
¥15,630 Amazon co.jp (6/30執筆時)
配列:日本語108キー
【茶軸・かな刻印あり】
¥14,507 楽天市場 (6/30執筆時)
配列:日本語91キー
キー方式:メカニカル式(チェリー)
接続:USB有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:フルサイズ
バッテリー:不要
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
このグレードでは、Mac専用設計の商品では、あまり良い製品がないです。
そのため、1回目記事の最後で見た、キーリマップソフトを介して、Windows用を利用することを「オススメ」します。
その場合、FILCOの出しているマジェスタッチ2の茶軸という種類のメカニカル方式のキーボードがおすすめです。
打鍵にクセがないため、初心者が初めて使う高級キーボードとして適します。
キータッチも軽く、「スコスコ」入力できます。長時間のタイピングに適している機種です。
Apple純正品とは、明らかに打ち味が違います。
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なお、このキーボードは、押し味の軽量などで他に幾つかバリエーションがあります。
「型落ち」「下位機種」に類するモデルの場合、1万円前後で買えるモデルもあります。
詳しくは、上の2つのリンク先をご覧ください。
なお先ほど紹介したKarabinerというキーリマップアプリを介せば、USB接続にて対応できます。Mac OS側の仕様で、Bluetoothは無理という部分だけ注意してください。
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【2017年発売】
【日本語配列】(Space Gray と White)
20・ Matias Wired Aluminum keyboard for Mac FK318B-JP
21・ Matias Wired Aluminum keyboard for Mac FK318S-JP/3
¥10,233 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:日本語109キー
【英語Mac配列】
22・ Matias Wired Aluminum keyboard for Mac FK318B-JP
23・ Matias Wired Aluminum keyboard for Mac FK318S-/3A
¥19,518 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:英語109キー(Mac配列)
【2017年発売】
【日本語配列】(Space Gray)FK308B-JP/2
24・ Matias Wired Aluminum Tenkeyless keyboard for Mac
¥9,073 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:日本語87キー
【英語Mac配列】(シルバー)FK308S/2
25・ Matias Wired Aluminum Tenkeyless keyboard for Mac
¥9,480 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:英語87キー(Mac配列)
キー方式:パンタグラフ式
接続:USB有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:2mm
テンキー:あり
Fキー:中サイズ
電池:
なお、パンタグラフ式でも良い場合で、Macと有線でつなげたい場合は、Matias Wired Aluminum keyboard for Macをおすすめします。
そのTKLタイプでも構いません。

パンタグラフ式ながら、ある程度のストローク(2mm)はあるので、その範疇では、わりと打ちやすいです。
本編で書いたように、Apple純正キーボードは、ストロークが浅いほか、現行世代だと、USB-Cでつなげた状態も(バッテリー充電だけで)通信自体は、Bluetooth無線で行っています。
その部分に問題に感じる「有線愛好家」の場合は、本機は選択肢になるでしょう。
第2に、高級なフルサイズキーボードでおすすめと言えるのは、
【2022年発売】【直販限定 日本語配列】
【ALL45g】【APC対応】【静音】【BT接続】
27・東プレ REALFORCE R3 R3HE11【黒/金】
28・東プレ REALFORCE R3 R3HE21【白】
¥37,180 Amazon co.jp (6/30執筆時)
キー方式:静電容量無接点方式
配列:Mac日本語112キー
接続:USB有線 Bluetooth5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×2(3ヶ月)
キーの軽さ ★★★★☆
打鍵の正確さ ★★★★★★★
静音性 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
REALFORCE for Mac が、良いでしょう。
「グッと」値段が上がります。しかし、キーリマップソフトなしで利用できるため、あまり詳しくない初心者は、もっとも「悩まず」に導入できます。
また、上級者についても、毎年秋のOSXのバージョンアップの際に、(有志の方の)キーリマップソフトのアップデートに「やきもき」しなくてよい、という意味ではメリットがあります。
入力の正確性は、現状の高級キーボードでは、最高でしょう。
最も誤入力が少なく疲れにくい、「静電容量無接点方式」を利用しますから銀行の出納業務にも使われるほどの信頼性があります。
耐久性も、各スイッチが「5000万回以上の打鍵」なので、高額な分長く使えます。
荷重の選択肢は、 現状で東プレの標準と言えるのがALL45gです。
従来は、キーごとに荷重を換えた「変加重」モデルでしたが、Windows用を含めてこの仕様のものは減ってきていて、今標準と言えるのはALL45gです。
「初めての方の1台目」はこのどちらかで良いかと思います。
基本値段で決めて良いでしょう。ただ、ALL45gはBluetoothでも利用できる仕様なので、少し高めです。
また、ALL45gは、近年登場した静音キーですが、打ち味は同じです。実際の荷重も(非静音キーより)若干軽めに感じています。
1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・東プレ高級キーボード(英語)
ただ、東プレのリアルフォース・キーボードについては、Windows用なら、荷重ほかの要素を含めて、もう少し多くの選択肢があります。現行品で2万円前後のものもあります。
そちらでも、今回紹介したキーリマップソフトを介せば利用可能です。
東プレは、個人的に「お気に入り」なので、「説明したいこと」がたくさんあります!
興味を持って頂ける方、詳しくは、以上のリンクページをご覧ください。
第3に、高級な省スペースキーボードでおすすめと言えるのは、
【2022年発売】
【ALL45g】【APC対応】【静音】
29・東プレ REALFORCE R3 R3HG11【黒/金】
30・東プレ REALFORCE R3 R3HG21【白】
¥36,520 Amazon co.jp (6/30執筆時)
キー方式:静電容量無接点方式
配列:Mac日本語91キー
接続:USB有線 Bluetooth5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×2(3ヶ月)
キーの軽さ ★★★★☆
打鍵の正確さ ★★★★★★★
静音性 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
REALFORCE for Mac のテンキーレスモデルが良いでしょう。
荷重は、近年のモデルチェンジで、Mac用は、最もオーソドックな「ALL45g」以外は撤退です。
ただ、Atlasは、全ての荷重の製品をこれまで使ってきましたが、(ゲーム用などでなしに)普通の仕事用ならば、こちらで良いという結論です。
静音キーモデルも、出立ては「警戒」したのですが、使ってみれば杞憂でした。
実際「ALL45g」は新しい時代のスタンダードですので、最初に買う場合は、これを基準にして良いです。
第5に、ワイヤレス接続を希望したい場合で、できるだけ接続が安定的なモデルを選ぶならば、
【2023年発売】
【日本語配列】(Windowsとの共用)
9・ ロジクール MX KEYS S KX800sGR
10・ ロジクール MX KEYS S KX800sPG
¥19,618 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:日本語112キー
【2020年発売】
【英語Mac配列】(Mac専用)
11・ ロジクール MX KEYS S for Mac KX800sMSG
¥17,000 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:英語109キー(Mac配列)
キー方式:パンタグラフ式
接続:Bluetooth(Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 充電式(10日間)
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★☆☆
静音性 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ロジクールのMX KEYS KX800でしょう。
配置や美観などの面で、どうしても、有線は避けたい場合、選択肢にできます。
2系統ありますが、日本語キーボードは、Windowsとの共用のほうになりますので、注意してください。英語キーボードは配列が変わります。
Apple純正キーボードと同じ、パンタグラフ式です。
、十分なキーピッチとストロークがあるほか、合理的な傾斜角と、正確な打鍵性を担保する凹みの効果で、品質が高いです。
打鍵感は、同じパンタグラフ式の、現行のApple純正キーボードとそう大きな差はないと言えます。
ただ、ロジクール機の場合、Windowsとの共用の製品は、Logi Boltが付属します。
おなじ、Bluetooth式ですが、Mac側のBluetoothとは別の単独回線になるので、安定性が少し改善する部分があります。
とくに、Bluetooth接続で、イヤホンなどとつなげて音楽を聴くなど回線が混雑している際、音楽が途切れがちになっている方には、この方式が良いように思います。
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【2022年発売】
【英語Mac配列】(Mac専用)
【タクタイル(茶軸)】KX850MSB KX850M
12・ ロジクール MX MECHANICAL MINI for Mac
13・ ロジクール MX MECHANICAL MINI for Mac
¥18,455 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:Mac英語配列84キー
【日本語配列】(Windowsとの共用)
【タクタイル(茶軸)】Tactile Quiet KX850CT
14・ロジクール MX MECHANICAL MINI KX850CT
¥18,455 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【リニア(赤軸)】Linear KX850CL
15・ロジクール MX MECHANICAL MINI KX850CL
¥18,455 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【クリッキー(青軸)】Clicky KX850CC
16・ロジクール MX MECHANICAL MINI KX850CC
¥18,636 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
配列:日本語89キー
キー方式:メカニカル式
配列:日本語89キー
接続:Bluetooth 5.0 (Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
Fキー:フルサイズ
電池: 10ヶ月(バッテリー)
一方、メカニカルスイッチで選びたい場合は、こちらでしょう。
Logi Bolt USB レシーバー LBUSB1
¥1,200 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
基本的には、日本語キーボードとなる、Windowsとの共用版が良いでしょう。
そちらには、Logi Boltも最初から付属です(Mac版は別売)。
軸は好みで選んでください。
ただ、タクタイル(茶軸)が最も一般向けで、静音性とクリック感のバランスが取れていると言えます。青軸は、すこし音があり、赤軸は、打鍵感がないリニアなタイプですから。
なお、いずれも、東プレやマジェスタッチと比べて、低身長(ロープロ)のキーなので、仕事でタイピングする際の総合的な打鍵感では、「落ちる」と言えます。
補足:このブログの関連記事の紹介
最後に、このブログの関連記事の紹介です。
1・東プレ高級キーボード【日本語】
2・東プレ高級キーボード【英語】
3・FILCOのマジェスタッチキーボード
4・Bluetooth無線キーボード
5・Mac配列のキーボード
6・プログラマー向けのHHKB
7・おすすめキーボードの選び方【結論】
第1に、キーボードについてです。
RealForceシリーズやマジェスタッチシリーズの各機種については、リンク先の記事の方が細かく説明してあります。興味のある方は引き続きご覧ください。
1・疲れにくいマウスの比較
2・疲れにくいPCチェアの比較
3・疲れにくいPCデスクの比較
4・目の疲れないデスクライトの比較
5・目に優しいPCモニターの比較
第2に、その他の周辺機器についてです。
マウスや椅子をはじめ、机周りの家電製品を「疲れにくさ」で比較した記事もあります。興味のある方は、これらの記事もよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、もし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。