【今回レビューする内容】2023年 新型iPhoneの性能とおすすめ・選び方:iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max iPhone 14 iPhone 14 Plus iPhone 13 iPhone SE iPhone12
今回のお題
最新モデルのiPhoneのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2023年5月現在、最新のAppleのiPhoneの比較です。
1・新型iPhoneの比較 (1)
1-1:iPhone 14 Pro & Max
1-2:iPhone 14 & Plus
1-3:iPhone 13
1-4:iPhone 12
1-5:iPhone SE
2・新型iPhoneの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
最新の「iPhone 14世代」の全機ほか、iPhone 13・iPhone12・iPhone SEなど、販売が継続している現行ラインナップは全機を紹介する予定です。
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
持ちやすさ ★★★★★
カメラ性能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種をシリーズごとに比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ーー
1・Androidタブレットの比較
2・iPadの比較
3・iPhoneの比較
4・Amazon Fireタブレットの比較
5・Microsoft Surfaceの比較
なお、今回は、このブログ「モノマニア」のタブレット・スマホ比較記事の1つとして書きました。
1-1・iPhone 14 Proシリーズの比較
というわけで、比較に入ります。
はじめに、現行機種では最も新しい世代となる、iPhone14 Proシリーズからです。
画面の大きな兄弟機となる、iPhone14 Pro Maxもこちらで扱います。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2022年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥149,800)
1・iPhone 14 Pro 128GB
¥149,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MPXU3J/A
ゴールド:MQ073J/A
シルバー:MQ013J/A
ディープパープル:MQ0F3J/A
【256GB】(Apple売価 ¥164,800)
2・iPhone 14 Pro 256GB
¥164,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ0Q3J/A
ゴールド:MQ173J/A
シルバー:MQ0Y3J/A
ディープパープル:MQ1E3J/A
【512GB】(Apple売価 ¥194,800)
3・iPhone 14 Pro 512GB
¥194,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ1L3J/A
ゴールド:MQ223J/A
シルバー:MQ1V3J/A
ディープパープル:MQ283J/A
【1TB】(Apple売価 ¥224,800)
4・iPhone 14 Pro 1TB
¥224,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ2F3J/A
ゴールド:MQ2U3J/A
シルバー:MQ2M3J/A
ディープパープル:MQ313J/A
CPU:A16 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,556 x 1,178 (460 ppi)
カメラ解像度:4800万画素
ズームレンジ:6倍
カメラ明るさ:F1.78/ F2.2/ F2.8
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大23時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:206g
サイズ:幅147.5x幅71.5x 厚み7.85mm
iPhone 14 Pro は、14世代のiPhoneでは最も「オーソドックス」といえるモデルです。
本機を「基本」に考えると違いが分かりやすく、他機も選びやすいので、最初にみます。
ラインナップは、4種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、128GB・256GB・512GB・1TBで選べます。
128GBは廃止の噂もありましたが、残りました。
利用方法にもよりますが、一般的に256GB以上あると、余裕を持って使えると、Atlasは考えます。
本体色は、4色展開です。
毎年、Appleの推し色があります。今回は、ディープパープル色です。
画面サイズは、6.1インチです。
このサイズが、(一般男性基準で)「片手で持ちながら、片手で操作できる」という意味で、限界サイズです。
例えば、「寝ころがりながら使う」ことを考えると、このサイズが無難です。
重さは、206グラムです。
スマホは「200g」あたりが、重いと感じるかどうかのラインです。
そのギリギリを攻めている感じです。
CPUは、新開発のA16 Bionicチップが採用されます。
iPhone Proについては、しっかり,CPU(Soc)を毎年律儀に更新します。
前世代のA15(上位版)と同じ6コアCPUと、5コアGPU(グラフィックス)と、コア数で言えば同じです。
しかし、リーク情報だと、A16 Bionicは、マルチコアの総合数値出言えば、iPhone13世代のA15 Bionicとさほど性能差はなく、、シングルコアあたりならば10%程度の差、ということのようです。
結論的にいえば、処理速度については、さほど改善は見られないと言って良いでしょう。
そのほか、AI学習用にNeural Engineを別に搭載しているのは、iPadなどと同じです。
ディスプレイは、OLED(有機EL)です。
スマホ程度の小画面ならば、シンプルに「液晶の上位互換」と言って良いです。
OLEDは、ブログの別記事で比較したPC用モニターやTVとは、また違った評価になります。
また、今回から、スリープ時の常時表示(写真)にも対応となりました。Apple Watchで先行採用されていた技術で、1Hzで表示するため、バッテリーへの影響は最小限です。
最大輝度は、1000ニトです。
HDRコンテンツの再生に重要なピーク輝度も1600ニトです。
輝度スペックが低いと、日光下での視認性が悪くなります。しかし、iPhoneの場合、問題ありません。
OLEDはここが「弱点」なのですが、スマホでは既に「解決」していると感じます。
解像度も、2556 x 1179ピクセルです。
Dynamic Islandと呼ばれるノッチ(黒い部分)があるので、変則的な数字です。
しかし、画面密度が460ppiなので、相応に高詳細です。なお、ノッチも廃止の噂がありましたが、iPhone15に持ち越しのようです。
画面密度については、iPhone同士ではなく、他社の安めのスマホと比べてですが、この部分に、大きな差があります。視認性の良さは「売り」です。
細かい部分で言えば、写真を自然な色で見せるTrue Toneに対応するほか、広色域規格のDCI-P3対応水準なので、現行の他社高級機に比べても、やはり品質は良いです。
リアカメラは、3カメラ構成です。
スマホの場合、(デジカメのように)伸びたり縮んだりするズームレンズの搭載が難しいため、複数のレンズを搭載する場合が多いです。
iPhoneもそうなります。
3つのカメラの性能を少し詳しく書いておきます。ただ、カメラにこだわる方向けなので、ここは読み飛ばしてもOKです。
第1に、メインレンズです。
35mm換算値、で24-48mmの2倍ズームです。
4800万画素と、今回の新機種は、従来より解像度が一足飛びに良くなりました。
F値もF1.78ですので、相当明るいレンズです。
なお、解像度を上げると(感度の問題で)夜間対応が悪くなると言えます。
しかし、同社が得意とするソフト面の処理技術(Photonic Engine)の新採用で、むしろ、暗い場所の撮影は「より強く」なったことを、Appleは強調します。
詳しい説明はないですが、カメラのHDR合成とWDRの進化形のようです。
第2に、望遠レンズです。
1200万画素で、77mmの単焦点レンズ(1倍ズーム)です。
メインレンズの広角側を基準にすれば、「3倍ズーム」の位置にあります。
参考までに言えば、Android系の場合、ソニーのXperiaが、横配置のペリスコープ望遠カメラ(潜望鏡式)を採用することで、85-125mmの1.5倍高額ズームを搭載します。
iPhone14世代で、このタイプを搭載する噂がありましたが、(おそらく、堅実性を重要視し)見送られました。
第3に、遠広角レンズです。
200万画素の13mmの単焦点です。
2020年の「第12世代」から搭載されましたが、(わりと歪みますが)かなり広範囲を広く撮れるので、風景や建物の全体像の撮影に便利です。
−
結論的にいえば、iPhone13世代と比べて、メインカメラ(1-2倍まで)の詳細感と、夜間対応強化が、iPhone14 Proの最大の見どころです。
総計6倍となるズームレンジの幅は、iPhone13と変わりません。しかし、写真の質は相当な向上が見込めるでしょう。最も大きな見どころです。
動画撮影は、4K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
フルHD解像度ならば、コマ数を増やして最大240Pのスローモーション映像なども撮れます。本格的でなくてよいならば、トレーニング時のフォーム分析などにも使える水準でしょう。
一方、主にゲームに関係するでしょうが、120Hzのリフレッシュレートに対応します。これは、Proだけです。
コーデックも、H.264ほか、HEVC(H.265)・ProRes(Appleロスレス)に対応します。
手ぶれ補正は、写真でも、動画でも有効です。
デジカメと同じセンサーシフト式(光学式)で、高水準です。
高級カメラだと、本体のジャイロを併用した5軸ハイブリッド補整など上位の補正技術があります。しかし、そうした機能の言及は見られないです。
なお、iPhone14 Proからは、動画撮影時、動きながらの手ぶれを押さえる「アクションモード」が加わりました。こちらには、本体内のセンサーが併用されていると思います。
フロントカメラは、1200万画素です。
この部分も、iPhone13世代と変わりません。
ただ、先述の画像処理技術(Photonic Engine)はこちらでも有効ですので、暗い場所の「自撮り」などには強くなったと言えます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.3が搭載です。
Wi-Fiのアンテナは2アンテナ(2×2)仕様です。
補足しておけば、Wi-Fi 6は、2019年ごろから出てきて、2021年くらいに本格的に普及した新しい通信規格です。皆さんのルーターが古い場合、対応していないかもしれません。
従来のWi-Fi5(11ac)でと2本アンテナで、最大867Mbpsの速度でした。
しかし、Wi-Fi 6だと、最大1201Mbps(=約150メガバイト秒)ほどに高速化できます。
その上で、家族が多い場合など、複数同時接続時の通信安定性も高めるため、導入は有利なことが多いです。
この部分は、このブログだと【おすすめ無線LANルーターの比較記事】で詳しく書いています。
よろしければ、そちらをご覧ください。
Bluetoothは、バージョン5.3です。
Bluetoothは第5世代になって通信安定性を増しています。
一方、イヤホンなどとつなげる場合、温室に影響してくるコーデック対応は、従来通りSBCとAACのみです。
この部分は【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事】で、少し詳しい話を書いています。
興味のある方は、ご覧ください。
LTE回線は、ギガビットLTEです。
4G/LTE・5Gを含めて利用可能です。
もちろん、デュアルSIM(nano-SIMとeSIM)となります。
セキュリティは、顔認証(Face ID)です。
最近は、ソフト的な進化で、メガネ・マスクしてもOKになっています。
前世代もおなじですが、先述の画像処理技術(Photonic Engine)の採用で、暗い場所での利用は恐らく、従来より強くなっているかと思います。
FeliCaポートは、もちろん搭載です。
これを利用して、Apple Payでの支払いに対応します(Suicaほか)。
センサーは、他社のスマホと比べても充実します。
気圧計・ジャイロ・環境光センサーといった、他のスマホでも見られるものは網羅します。
一方、独自性の強いのは次の2点です。
第1に、LiDARスキャナです。
iPad(写真)でも採用されるものですが、カメラを使い、光の反射で距離を測る最先端のシステムです。
自動車の自動運転技術や、このブログの【ロボット掃除機の比較記事】でみているような、先端製品にも使われます。
即時性・正確性・認識範囲の点で、既存のセンサより期待値が高く、特に、ARアプリ(拡張現実)には高い効果が期待できます。
第2に、ジャイロセンサーです。
今回は、従来の3軸ジャイロから、ハイダイナミックレンジジャイロに、加速度センサーも、高重力加速度センサーになりました。
この部分は、このブログでは【Apple Watchの比較記事】でも書きましたが、自動車運転時の「衝突検知機能を」付けるために備えたものです。
こちらも、iPhone 14世代からの新機軸です。
このセンサーの性能を利用したほかの機能(アプリ)も、そのうち「発明」されるでしょう。
バッテリーは、(条件が厳しいと言える)ビデオ再生換算で、最大23時間です。
充電は、Lightning端子経由です。
充電に要する時間は、付属するUSB-C to Lightningケーブルを利用し、20W以上の給電力を持つアダプタを利用する場合で、30分で50%まで回復します。
【USB-C 20W USB-A 12W】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
なお、充電用アダプターは、昔と違って付属しません。
また、昔の(四角い)USB-Aケーブル用ではなく、(丸い)USB-Cにも対応できるアダプタのうち、20Wの給電力をだせるモデルでないと、給電時間は遅くなります。
また、このブログの【USBモバイルバッテリーの比較記事】で紹介している製品を利用する場合も、USB-C給電に対応し、20W(少なくとも18W)対応している場合は、やはり、充電は遅くなると言えます。
そのほか、Qiワイヤレス充電に対応します。
MagSafe充電器
¥5,930 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
なお、Appleはこの規格を利用するMagSafe充電器を出しています。
こちらも、給電側の端子は(丸い)USB-Cです。
「カバーを付ける派」の方も、最近はMagsafe対応ケースが出るのでそのままで問題ありません。iPhoneは仕様上、15W給電になるので、充電時間は多少ですが有線より長めになります。
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以上、iPhone 14 Proの紹介でした。
高級機としてそつない構成で、円安で値段が上がった部分はあるものの、値段相応に機能が充実する製品です。
一方、iPhone13(Pro)と較べた場合、今年については、CPU(チップ)部分の性能はさほど高まっていないので、メインカメラの解像度の大幅な進化がポイントになります。
個人的にはここを重要視したいので、今年は「買い換えGO」ですが、その他の部分は、落ち着いてみると、そう大きく変わっていないと言えます。
ただ、(CPU性能がはっきり劣る)二年落ちのiPhone12 (Pro)以前から、こちらへの買い換えならば、使い勝手部分を含めて、導入効果を十分に実感できるでしょう。
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【2022年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥164,800)
5・iPhone 14 Pro Max 128GB
¥164,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ963J/A
ゴールド:MQ983J/A
シルバー:MQ973J/A
ディープパープル:MQ993J/A
【256GB】(Apple売価 ¥179,800)
6・iPhone 14 Pro Max 256GB
¥179,801 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ9A3J/A
ゴールド:MQ9D3J/A
シルバー:MQ9C3J/A
ディープパープル:MQ9E3J/A
【512GB】(Apple売価 ¥209,800)
7・iPhone 14 Pro Max 512GB
¥209,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ9F3J/A
ゴールド:MQ9H3J/A
シルバー:MQ9G3J/A
ディープパープル:MQ9J3J/A
【1TB】(Apple売価 ¥239,800)
8・iPhone 14 Pro Max 1TB
¥(239,800) Amazon.co.jp (8/10執筆時)
スペースブラック:MQ9K3J/A
ゴールド:MQ9M3J/A
シルバー:MQ9L3J/A
ディープパープル:MQ9N3J/A
CPU:A16 Bionic
パネル:6.7インチ OLED
解像度:2,796 x 1,290 (460 ppi)
カメラ解像度:4800万画素
ズームレンジ:6倍
カメラ明るさ:F1.78/ F2.2/ F2.8
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大29時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:240g
サイズ:幅160.7x幅77.6x 厚み7.85mm
なお、このグレードは、iPhone 14 Pro Maxという機種も売られます。
相違点は、画面サイズの部分だけで、こちらは大きい6.7インチになります。
昔っぽく言えば、タブレットとの中間の「ファブレットサイズ」です。片手でもって、片手で操作は、どんなに「巨人」でも無理です。
重さも、240gなので、はっきりと、重みを感じます。
画面解像度は、2796x1290と拡がる一方、画面密度は同じ460ppiなので、「映像の美しさ」も同じです。
バッテリーは、29時間なので、重さの分、少し多めにバッテリーを入れています。
あとの部分は、カメラを含め、上で見たiPhone 14 Proと変わりません。
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結論的にいえば、大きな画面で、ゲームをしたい(動画を見たい)というニーズには適うものの、携帯性(軽量性)がこのサイズだと悪くなります。
寝転がった際など、片手で持って操作していたという方は、使い勝手が大きく変わる部分点にに注意してください。
つまり、シンプルに「上位互換」「大は小を兼ねる」とは言えない部分があります。
1-2・iPhone 14 シリーズの比較
つづいて、最新の「第14世代」の下位版となるiPhone14 シリーズです。
iPhone14ほか、画面の大きな兄弟機となるiPhone14 Plusもここで扱います。
【2022年9月発売】
【128GBモデル】(Apple売価 ¥119,800)
9・iPhone 14 128GB
¥119,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト:MPUD3J/A
パープル:MPUY3J/A
スターライト:MPUQ3J/A
PRODUCT RED:MPV93J/A
ブルー: MPVJ3J/A
【256GBモデル】(Apple売価 ¥134,800)
10・iPhone 14 256GB
¥134,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト:MPVW3J/A
パープル:MPW93J/A
スターライト:MPW33J/A
PRODUCT RED:MPWG3J/A
ブルー:MPWN3J/A
【512GBモデル】(Apple売価 ¥164,800)
11・iPhone 14 512GB
¥164,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト:MPWV3J/A
パープル: MPX83J/A
スターライト: MPX23J/A
PRODUCT RED:MPXF3J/A
ブルー:MPXM3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,532 x 1,170 (460 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:2倍
カメラ明るさ:F1.5/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大20時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:172g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.8mm
iPhone 14 は、14世代機では最も「格安」なモデルです。
先ほどみた、iPhone 14 Proとの違いに注目しながら、解説していきます。
ラインナップは、3種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、128GB〜512GBで選べます。
エントリークラスということで、1TBモデルはないです。
本体色は、5色展開です。
Appleでは、お馴染みのチャリティーカラーの「PRODUCT RED」は、今回もこのシリーズにあります。
画面サイズは、6.1インチです。
iPhone14 Proと同じサイズです。
先述のように、(一般男性基準で)「片手で持ちながら、片手で操作できる」限界サイズです。
重さは、172グラムです。
ここは、強調できる部分で、Proよりも30gほど軽いです。
より軽い製品(iPhone SE 3rd)もあります。
しかし、重いスマホが苦手という方は、この部分で本機を「選ぶ要素」になるでしょう。
CPUは、例年と異なり、今年は 上位のProシリーズと共通しません。
世代的に1つ古い13世代のA15 Bionicチップを採用します。
ただ、先ほどiPhone14 Proで説明したように、今年は、スコア面で性能差はないと推測できます。
リーク情報では、シングルコアあたりならば10%程度の差なので、過度に気にしなくても良いかと思います。Appleは、明確に性能差があるときは「20%の性能差!」などと絶対、プレゼンで強調するのが通例ですが、今回はありません。
本機も、AI学習用にNeural Engineを別に搭載です。
ディスプレイは、本機もOLED(有機EL)です。
しかし、先ほど説明した、スリープ時にも時計などを表示し続ける常時表示ディスプレイは、iPhone14 Proと違って、不採用です。
ノッチ(写真黒色の部分)が島状(Dynamic Island)でなく、以前と同じ「陸続き」です。
最大輝度は、800ニトです。
HDRコンテンツの再生に重要なピーク輝度も1200ニトです。
iPhone14 Proと比べて、20%ほど暗めの数字です。
これは、2世代前の上位機にあたるiPhone12 Proと同水準です。
Atlasもこの輝度は長く使いました。たしかに、直射日光下だと見えないと感じるシーンはまれにありましたが、一般的な感覚では、問題なく明るい水準と言えます。
解像度は、2532 x 1170ピクセルです。
Proと微妙に数字が違います。これはノッチ(黒い部分)の位置が違うからというだけです。
画面密度も460ppiなので、輝度面以外は、ディスプレイで差はないです。
写真を自然な色で見せるTrue Toneに対応しますし、広色域規格のDCI-P3対応水準です。
リアカメラは、Proシリーズとは仕様が大きく変わり、2カメラです。
専門的なので、カメラ好きの方以外はここは読み飛ばしてもOKです。
第1に、メインレンズです。
35mm換算で26mmの単焦点です。Proと違ってズームしない、光学1倍レンズです。
解像度も、従来通りの1200万画素なので、上位機と明確に差を付けています。
F値は1.5ですので、iPhone14 Proより明るく、ソフト面の処理技術(Photonic Engine)も採用です。
しかし、光学ズームがないので、ズームして遠くを撮ると、例外なく画質は悪くなります。
第2に、遠広角レンズは、1200万画素の13mmの単焦点です。
F値はわずかに劣りますが、こちらはProとあまり変わらないスペックです。
−
結論的にいえば、iPhone 14 Proと較べる場合、決定的な差があるのは、カメラ部分です。
とくに、旅行ほかで、遠くの被写体を大きく撮りたい場合は、明確に画質差が生じます。
動画撮影は、4K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
ただ、iPhone14 Proと違って、スローモーション撮影と、タイプラプス撮影(間隔を置いた連続撮影)に対応しないので、やはり差はあります。
加えて、先ほど書いた、ズーム撮影の部分も、動画撮影時の差になります。
手ぶれ補正は、写真でも、動画でも有効です。
iPhone 14 Pro同様のセンサーシフト式(光学式)ですから、性能差はないでしょう。
動きながらの動画撮影で、手ぶれを軽減できるアクションモードも搭載です。
フロントカメラは、1200万画素です。
この部分も、おおざっぱに言って、差はないです。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.3が搭載です。
この部分も、iPhone 14 Proと差がないです。
したがって、【おすすめ無線LANルーターの比較記事】で書いた対応ルーターを導入すれば、速度や通信安定性の改善効果が期待できます。
LTE回線は、ギガビットLTEです。
ここも性能差はないです。
なお、海外では緊急連絡に限り、衛星電話経由で通報できる機能がiPhone 14 以上はありますが、日本では(法的な問題から)使えません。
セキュリティは、本機も、顔認証(Face ID)です。
FeliCaポートは、しっかり搭載です。
Apple Payでの支払いが可能です。
センサーは、iPhone14 Proとだいたい同じです。
ジャイロセンサー・加速度センサーも、自動車の「衝突検知機能」が利用できる最新型です。
ただ、iPhone14 Proとちがって、LiDARスキャナが非搭載です。
AR(拡張現実)アプリの対応部分で、差は付くでしょう。このセンサーを使う基本アプリで言えば、例えば、写真から寸法を測る機能が使えません。
バッテリーは、(条件が厳しいと言える)ビデオ再生換算で、最大20時間です。
上位機より短いとは言え、十分でしょう。
充電は、Lightning端子経由です。
充電時間を含めて、この部分の仕様は、iPhone14 Proと変わりませんので、1つ上の製品説明をご覧ください。
---
以上、iPhone 14 の紹介でした。
円安なので値段面で本機を選ぶ方は多くいそうです。
CPU性能は、ほぼ差は無いので、やはり、上位機と差が目立つのはカメラ機能です。
逆に言えば、この部分にこだわらないならば、あとは、スリープ時に画面の常時表示できない部分と、AR対応の部分が、やや劣るだけです。
筐体の剛性もグレードも変わらないので、実際「カメラはそこそこでOK」ならば、こちらで良いと言えます。
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【2022年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥134,800)
12・iPhone 14 Plus 128GB
¥134,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト:MQ4A3J/A
パープル:MQ4E3J/A
スターライト:MQ4D3J/A
PRODUCT RED:MQ4F3J/A
ブルー: MQ4H3J/A
【256GB】(Apple売価 ¥149,800)
13・iPhone 14 Plus 256GB
¥134,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト: MQ4J3J/A
パープル:MQ4M3J/A
スターライト:MQ4L3J/A
PRODUCT RED:MQ4P3J/A
ブルー: MQ4Q3J/A
【512GB】(Apple売価 ¥179,800)
14・iPhone 14 Plus 512GB
¥134,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
ミッドナイト:MQ4R3J/A
パープル:MQ4U3J/A
スターライト:MQ4T3J/A
PRODUCT RED:MQ4V3J/A
ブルー:MQ4W3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:6.7インチ OLED
解像度:2,778 x 1,284 (458 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:2倍
カメラ明るさ:F1.5/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大26時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:203g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.8mm
なお、このグレードについても、iPhone 14 Plusという機種が売られます。
相違点は、こちらについても基、基本的に、画面サイズの部分だけす。
画面サイズ6.7インチになりますので、片手での操作が難しい製品です。
重さは、ただ、200gに止まります。
ずっしり感じるかどうかの「分岐点」といえる200g前後には止まっています。
画面解像度は、2778 x 1284と拡がりますが、画面密度は、iPhone14と同じ460ppiなので、「映像の美しさ」は同じです。
バッテリーは、26時間です。
大きさ部分のメリット性から、バッテリー量が少し多いからです。
あとの部分は、上で見たiPhone 14と変わりません。
---
結論的にいえば、iPhone14 Pro Maxの場合と同じで、大画面が「マスト」という方のみ選べば良い製品です。
とくに画面サイズが不要ならば、基本性能は同じなので、素直にiPhone14でOKです。
大きな画面で、ゲームをしたい(動画を見たい)というニーズには適うものの、携帯性がこのサイズだと悪くなります。
とくに、寝転がった際など、片手で持って操作していたという方は、使い勝手が大きく変わる部分に注意してください。
シンプルに「上位互換」「大は小を兼ねる」とは言えない点は、iPhone14 ProとiPhone14 Maxの関係と同じです。
1-3・iPhone 13 シリーズの比較
つづいて、2世代前で、現在では通常サイズの「少し安い版」になるiPhone13です。
【2021年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥107,800)
15・iPhone 13 128GB
¥98,977 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト:MLNC3J/A
スターライト:MLND3J/A
PRODUCT RED:MLNF3J/A
ブルー: MLNG3J/A
ピンク:MLNE3J/A
グリーン:MNGG3J/A
【256GB】(Apple売価 ¥122,800)
16・iPhone 13 256GB
¥123,900 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト:MLNH3J/A
スターライト: MLNJ3J/A
PRODUCT RED:MLNL3J/A
ブルー: MLNM3J/A
ピンク: MLNK3J/A
グリーン: MNGH3J/A
【512GB】(Apple売価 ¥152,800)
17・iPhone 13 512GB
¥153,910 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト: MLNN3J/A
スターライト:MLNP3J/A
PRODUCT RED:MLNR3J/A
ブルー: MLNT3J/A
ピンク:MLNQ3J/A
グリーン:MNGJ3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,532 x 1,170 (460 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:2倍
カメラ明るさ:F1.6/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大19時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.0
重さ:173g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.65mm
iPhone 13 は、2021年9月に発売された製品です。
通例通り、Pro版は新製品と入替に廃止ですが、iPhone13は、実質的な「下位機種」として、値を下げての継続販売になりました。
主に、1つ上でみている、iPhone14との違いに注目して説明します。
ラインナップは、3種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、128GB〜512GBで選べます。
本体色は、6色展開です。
最初は上図の5色でしたが、2022年にグリーンが追加されています。
最近は、春先にたまに、新色が1つだけ加わることが多いです。
耐久性(剛性)は、iPhone14と同じです。
画面サイズは、6.1インチです。
iPhone14と同じサイズで、(一般男性基準で)「片手で持ちながら、片手で操作できる」限界サイズです。
重さは、172グラムです。
iPhone14とほぼ変わりません。
ただ、厚さが7.6mmなので、ごくわずかこちらが薄めではあります。
CPUは、13世代のA15 Bionicチップです。
繰り返しになりますが、最新のA16とは実際さほど性能差はないと言えます。
ただ、iPhone13は、同じチップでも、GPU(グラフィックス)のコアが、5コアでなはく、4コアにしているため、(ごくわずかですが)差はありそうです。
とはいえ、5%にも達していないという部分での話です。
ディスプレイは、OLED(有機EL)です。
ノッチ(黒色の部分)の形状、最大輝度、解像度を含めて、スクリーン部分は、iPhone14と同じグレードです。
ディスプレイは、本機もOLED(有機EL)です。
ノッチ(黒色の部分)の形状、最大輝度、解像度を含めて、スクリーン部分は、iPhone14と同じグレードです。
リアカメラも、ほとんど、iPhone14と性能は変わりません。
メインレンズのF値(明るさ)は、わずかに負けていて、F1.6です。
ただ、実際レンズの質の部分で、有意の差はないですし、使用時に差は感じないでしょう。
ただ、ソフト面の処理技術(Photonic Engine)の搭載は、iPhone14から搭載ですので、暗い場所や逆光下での撮影は、多少の差は付くとはいえそうです。
動画撮影は、4K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
この部分も、機能面はほとんどiPhone14と同じです。
ただ、動きながら動画撮影に強いアクションモードは非搭載です。
「YouTuber時代」ですし、意外とこの部分は「重要視」するかたはいそうです。
手ぶれ補正は、センサーシフト式(光学式)で、性能差はないです。
フロントカメラは、一方、iPhone14からはオートフォーカス対応になのですが、この世代は、非搭載でした。
Photonic Engineの部分を含めてですが、顔認証の精度は、新機種には劣るでしょう。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.0が搭載です。
Bluetoothのバージョンが最新機より少し落ちますが、通信安定性の向上は、Bluetooth 5.0からでしたし、ほぼ問題ないように思えます。
LTE回線は、ギガビットLTEです。
ここも性能差はないです。
セキュリティは、本機も、顔認証(Face ID)です。
FeliCaポートは、しっかり搭載です。
Apple Payでの支払いが可能です。
センサーは、多少差がある部分です。
発売時期の関係もあり、ジャイロと加速度センサーが旧世代です。
そのため、iPhone14には可能な、自動車の「衝突検知機能」が使えません。
このセンサーを利用する別の機能が将来的に出た場合、それも使えないことになります。
バッテリーは、ビデオ再生換算で、最大19時間です。
ここも変わりません。
充電は、Lightning端子経由です。
充電時間を含めて、やはり同じです。
---
以上、iPhone 13 の紹介でした。
同じストレージサイズで約1万円ほど、iPhone14より安い機種です。
個人的な印象では、CPU周りとフロントカメラ周りに多少の性能差は見られるものの、差はごくわずかです。
この程度のマイナーチェンジならば、値段面を含めて、iPhone13を選んでOKなのではないかと思います。
1-4・iPhone 12 シリーズの比較
つづいて、2世代前で、現在では通常サイズの下位機種になるiPhone12です。
【2020年9月発売】
【64GB】(Apple売価 ¥92,800)
18・iPhone 12 64GB
¥82,000 楽天市場 (8/10執筆時)
ブラック:MGHN3J/A
ホワイト:MGHP3J/A
PRODUCT RED:MGHQ3J/A
ブルー: MGHR3J/A
グリーン:MGHT3J/A
パープル: MJNH3J/A
【128GB】(Apple売価 ¥99,800)
19・iPhone 12 128GB
¥96,200 楽天市場 (8/10執筆時)
ブラック:MGHU3J/A
ホワイト:MGHV3J/A
PRODUCT RED:MGHW3J/A
ブルー: MGHX3J/A
グリーン:MGHY3J/A
パープル:MJNJ3J/A
【256GB】(Apple売価 ¥114,800)
20・iPhone 12 256GB
¥118,900 楽天市場 (8/10執筆時)
ブラック:MGJ03J/A
ホワイト:MGJ13J/A
PRODUCT RED:MGJ23J/A
ブルー: MGJ33J/A
グリーン:MGJ43J/A
パープル:MJNK3J/A
CPU:A14 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,532 x 1,170 (460 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:2倍
カメラ明るさ:F1.6/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大17時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.0
重さ:162g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.4mm
iPhone 12 は、2020年9月に発売された製品です。
現状では、画面サイズが、6.1インチクラスの「 格安モデル」として売られます。
ラインナップは、3種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、64GB〜256GBで選べます。
値段で較べる場合、最小のストレージサイズが、128GBではなく、64GBからになっている部分に注意して比べてください。
いずれにしても、現行水準からすると少ないので、128GBは最低欲しい感じです。
本体色は、6色展開です。
こちらの場合も、発売後、2021年の春にパープルが追加されました。
耐久性(剛性)は、iPhone12も、最新世代と同じく、Apple自慢の強化セラミックシールドガラスですので、変わらないでしょう。
画面サイズは、6.1インチです。
iPhone14と同じです。
重さは、162グラムです。
軽いです。
どうも、毎年少しずつiPhoneは重くなっている感じですので、重さ部分の技術革新は、この先数バージョンでは、確実に必要になってくると思われます。
CPUは、12世代のA14 Bionicチップです。
iPhone13のA15と同じ、6コアCPUと5コアCPUです。
ただ、13世代は、上表のように結構な性能向上がありました。
実用上問題ないとは言え、iPhone13との価格差から言えば、本機は、処理能力がかなり劣ると言えます。
ディスプレイは、本機もOLED(有機EL)です。
ノッチ(黒色の部分)の形状が少し広いでが、表示が減って不便と言うことはないです。
最大輝度は、625ニトです。
ピーク輝度は、1200ニトなので、HDRコンテンツに対応できますが、iPhone13より、20%ほど弱いです。
解像度や、画面密度は同じですが、OLEDは輝度が高くないと、日光下での視認性が落ちる部分から言えば、やはり差はあります。
リアカメラは、レンズ性能だけで言えば、iPhone13と同等です。
ただ、暗い場所の撮影などに使う、写真のHDR機能の処理方法が旧式(スマートHDR 3)です。
手ぶれ補正も、本機は、光学式ながら、センサーシフト式ではないです。
精度はiPhone13以降と異なります。
動画撮影は、4K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
しかし、浅い被写体深度で撮影可能なシネマティックモードが使えません。
ようするに、動画撮影の際、背景などのボケ味を強調しにくい面、また、複数の人物がいる場合、フォーカス調整がしにくいと考えてください。
フロントカメラは、特に性能は変わりません。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.0が搭載です。
その他の部分は、セキュリティ・センサー・FeliCaを含めて、iPhone13と同じです。
バッテリーは、ビデオ再生換算で、最大19時間です。
少し短めになります。
充電は、Lightning端子経由です。
充電時間を含めて、やはり、iPhone13同じです。
---
以上、iPhone 12 の紹介でした。
CPU性能に大きく差が付く点と、輝度の部分で劣る点で、iPhone13とは、値段差以上の差を感じます。
そのほか、カメラや動画周りにもはっきりと差があることをふまえれば、選ぶならばiPhone13と言えます。
1-5・iPhone SEシリーズの比較
最後に、iPhoneSE (第3世代)の紹介です。
こちらは、画面サイズの部分で、シンプルに「下位機種」と言い切れない機種です。
【2022年3月発売】
【64GB】(Apple売価 ¥62,800)
21・iPhone SE 64GB
¥62,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
21・iPhone SE 64GB
¥47,500 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト:MMYC3J/A
スターライト: MMYD3J/A
PRODUCT RED: MMYE3J/A
【128GB】(Apple売価 ¥69,800)
22・iPhone SE 128GB
¥69,801 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
22・iPhone SE 128GB
¥72,500 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト:MMYF3J/A
スターライト:MMYG3J/A
PRODUCT RED:MMYH3J/A
【256G】(Apple売価 ¥84,800)
22・iPhone SE 256GB
¥84,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
23・iPhone SE 256GB
¥84,800 楽天市場 (8/10執筆時)
ミッドナイト:MMYJ3J/A
スターライト:MMYK3J/A
PRODUCT RED:MMYL3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:4.7インチ IPS液晶
解像度:1,324 x 750 (326ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:1倍
カメラ明るさ:F1.8
前面カメラ:700万画素 F2.2
バッテリー:最大15時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.0
重さ:144g
サイズ:幅138.4x幅67.3x 厚み7.3mm
iPhone SE は、2022年3月に発売された製品です。
このモデルだけは、ナンバリングから外れていて、同名の製品の「第3世代」となります。
画面サイズは、4.7インチです。
6.7インチ、6.1インチ機と比べると、かなりコンパクトです。
もともと(故ジョブズ時代の)iPhoneがこのサイズだったこともあり、片手で扱える操作感から、本機を愛用してる方も多くいます。
また、下部に丸い「物理ボタン」がある最後の機種なので、その部分を利用しての指紋認証を含めて、使い勝手が良いと考える人もいるかもしれません。
とはいえ、近年、iOSは、6.1インチ以上前提のコンテンツ・アプリになってきているので、ガラパゴス化が進んでいます。ご自身が「最適化」できそうで、また、予算があるならば、「大きめ」を、Atlasも友人にはオススメしています。
ラインナップは、3種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、64GB〜256GBで選べます。
本当にあまりスマホを使わない方を除けば、64GBは避けた方が良いでしょう。
本体色は、3色展開です。
本機は「格安モデル」を兼ねるので、展開数は減らして、調達コストを下げていると言えるかもしれません。
耐久性(剛性)は、一方、現行機で唯一、ガラス部分がCeramic Shieldではないです。
iPhoneは、Ceramic Shieldを採用してから、本当に「割れにくく」なったと感じています。ここは大きな違いです。
そのほか、耐水性のスペックも(一応水深1M×30分水準ではありますが)他機より劣ります。
重さは、144グラムです。
やはり、軽いです。
CPUは、13世代のA15 Bionicチップです。
ここは1つポイントで、2022年の発売と言うことで、iPhone 13と同じものにしてます。
最新世代ともさほど差がないので、この部分は侮れない性能です。
繰り返しますが、本機は単純に「格安機」として選ぶ人だけでなく、値段と言うより「小さいから」選ぶ中・上級ユーザーがいるため、信頼性のあるCPUを採用していると言えます。
ディスプレイは、こちらは、OLED(有機EL)ではんなく液晶パネルです。
OLEDに比べると、黒の締まりが少し悪いので、映像の美麗さでは負けます。画面密度も、Retina水準ではありますが、326ppiなので少し劣ります。
ただ、質の良いIPSパネルですし、その範疇では性能が良いです。また、実用上問題ないです。
最大輝度は、625ニトです。
iPhone 12と同じ水準です。
ただ、ピーク輝度の記載がなく、(写真合成のHDRではなく、動画やテレビ的な意味での)HDRコンテンツに非対応です。
リアカメラは、相当シンプルです。
1200万画素水準はあり、F値も1.8と割と良いスペックですが、光学ズームがないです。
手ぶれ補正は(むろん、センターシフトではないですが)搭載します、しかし、自動で夜間撮影に向いたモードに調整されるナイトモードが非搭載です。
やはり、カメラを楽しみたい方には、本機は向かないです。
動画撮影は、K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
iPhone12と同じで、シネマティックモードは非対応で、ボケ味のある映像は作りにくい仕様です。
先述のように、HDRに対応できないので、規格対応する動画も撮れません。
しかし、浅い被写体深度で撮影可能なシネマティックモードが使えません。
ようするに、動画撮影の際、背景などのボケ味を強調しにくい面、また、複数の人物がいる場合、フォーカス調整がしにくいと考えてください。
フロントカメラも、700万画素水準ですので、やはり他機より劣ります。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.0がしっかり搭載です。
アンテナもしっかり2本(2×2)です。
LTE回線は、一方、本機は、4G LTE-Advancedです。
5Gは対応ですが、アンテナ数が違い4x4 MIMOではなく、2x2 MIMOになります。
ただ、ここは、さほど意識しなくて良いかと思います。
セキュリティは、本機は、先述のように、顔認証ではなく、指紋認証です。
物理ボタン部分が指紋センサーになっています。
あとは、センサー・FeliCaを含めて、iPhone13と同じです。
バッテリーは、ビデオ再生換算で、最大15時間です。
サイズ的には「健闘」と言ったところです。
なお、本機は、ワイヤレス充電(MagSafe充電器)に対応できません。Qiワイヤレス充電は可能ですが。
充電は、Lightning端子経由です。
充電時間を含めて、iPhone13と仕様は同じです。
そのほか、音響規格の部分で、本機だけ、立体音響規格のドルビーアトモスに対応できず、必然的に、Apple Musicで推す「空間オーディオ」にも対応しません。
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以上、iPhone SEの紹介でした。
CPU性能は良いですから、カメラや動画再生などに興味がなく、実用重視ならば「中・上級者」でも本機は選択肢にできます。
ただ、物理ボタンがない部分など、新しい方式に「自分をうまくカスタマイズ」できそうで、予算が無理なく確保できるそうならば、新機種を選んで、自分を「慣らしていく」方向性で買い替えることを、Atlasとしては「おすすめ」します。
実際、CPU以外の部分は、最新世代との差が全方位的にありますから。来年以降、新機種の軽量化はあり得るかもしれませんが、いわゆる「iPhone SE Pro」は、ざんねんながら、永遠に出ないと思います・・。
次回に続く!
iPhoneのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、AppleiのiPhoneの現行機について見てきました。
しかし、記事はもうすこしだけ、続きます。
1・新型iPhoneの比較 (1)
1-1:iPhone 14 Pro & Max
1-2:iPhone 14 & Plus
1-3:iPhone 13
1-4:iPhone 12
1-5:iPhone SE
2・新型iPhoneの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
持ちやすさ ★★★★★
カメラ性能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の2回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した全モデルから、目的別・用途別に「Atlasのオススメ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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