1回目からの続きです→こちら
1-3・iPhone 15 シリーズの比較
2回目記事のトップバッターは、つiPhone15 シリーズです。
2023年登場のスタンダードクラスの製品です。
例年通りに、値下げをしつつ販売が続きます。
1・新型iPhoneの比較 (1)
1-1:iPhone 16 Pro, Max
1-2:iPhone 16 (Plus)
1-3:iPhone 16e
2・新型iPhoneの比較 (2)
2-1:iPhone 15 (Plus)
2-2:iPhone 14 (Plus)
2-3:iPhone SE
3・新型iPhoneの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回の記事も、1回目記事で比較した各機と同じ基準で、説明していきます。
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また、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2023年9月発売】
【128GBモデル】(Apple売価 ¥112,800)
17・iPhone 15 128GB
¥113,939 + 1139pt Amazon.co.jp (4/27執筆時)
ブラック:MTMH3J/A
ピンク:MTMJ3J/A
イエロー:MTMK3J/A
ブルー:MTML3J/A
グリーン: MTMM3J/A
【256GBモデル】(Apple売価 ¥127,800)
18・iPhone 15 256GB
¥125,800〜 楽天市場 (11/14執筆時)
ブラック:MTMN3J/A
ピンク:MTMP3J/A
イエロー:MTMQ3J/A
ブルー:MTMR3J/A
グリーン: MTMT3J/A
【512GBモデル】(Apple売価 ¥157,800)
19・iPhone 15 512GB
¥(166,800) 楽天市場 (11/14執筆時)
ブラック:MTMU3J/A
ピンク:MTMV3J/A
イエロー:MTMW3J/A
ブルー:MTMX3J/A
グリーン: MTMY3J/A
CPU:A16 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,532 x 1,179 (460 ppi)
カメラ解像度:2400万画素
ズームレンジ:4倍
撮像素子:1/1.5
カメラ明るさ:F1.6/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大20時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:171g
サイズ:幅147.6x幅71.6x 厚み7.8mm
iPhone 15は、2023年登場のスタンダード機です。
2025年現在も、下位機種の1つとして売られます。
現状だと、既に見たiPhone 16eの下位機にあたります。
CPUの世代が古いほか、GPU部分で、Apple AIに非対応だからです。
ただし、カメラ回りは、iPhone 16相当なので、なんとなく「中途半端」なグレードです。
画面サイズは、6.1インチです。
重さは、171グラムです。
この部分は、新しいiPhone 16 とほぼ変わりません。
CPUは、A16 Bionicチップを採用します。
ベンチマークスコアは、11000はあるので、現役世代です。
高性能コア(3.5GHz)2つと高効率コア4という構成で、新しいiPhone 16 とは、15%ほどの性能差です。
GPUは、注意点です。
おなじ5コアなのですが、スタンダードクラスの場合、真ん中のA17世代のCPUが開発されなかったこともあり、アップルのAI(Apple Intelligence)に非対応になります。
CPUほか、GPUパワーが多く必要だからです。
対応は、現状のAIの進化を考えると、簡単な質問に利用するだけでなく、画像編集、文章校正、文章作成支援、翻訳など、仕事・学習には、必需機能になりそうです。
ここは差であると考えてください。
そのほか、本機もAI学習用にNeural Engineを別に搭載です。
ディスプレイは、本機もOLED(有機EL)です。
仕様は、新機種(iPhone 16)とほぼと変わりません。
カメラは、画質としては、iPhone16e以上で、現行のスタンダード機のPhone 16 と比べても、大差はないです。
iPhone16基準に比べる場合、異なるのは、コンテンツ対応の部分と使い勝手です。
図のように、カメラが斜め配置の旧式なので、空間ビデオ・空間写真の撮影に非対応です。
加えて、カメラコントロールボタンの搭載も24年からなので、使い勝手の部分で差が付きます。
アクションボタンもないので、操作系は、わりと差が付きます。
手ぶれ補正も、iPhone16eとは違い、こちらは、センサーシフト式でした。
動画撮影は、先述の空間ビデオ対応の部分ほか、マイク録音において、空間オーディオに対応しない世代です。
ただ、Apple Vision ProなどVRデバイス用のコンテンツを作る場合、2024年機以降と言えます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.3です。
ここは、現行の、iPhone16eと同じで、6GHz帯をフォローできるWi-Fi7(あるいはWi-Fi6E)には非対応です。
それでも対応ルーターならば、本機は内蔵アンテナ2本+WB構成ですので、最大2401Mbps1300メガバイト//秒)ほどは出せます。
このあたりの通信規格に興味がある場合、【おすすめ無線LANルーターの比較記事】で色々書いていますので、ご覧いただければと思います。
バッテリーは、ビデオ再生換算で、最大20時間です。
充電は、本機もQi充電(15W)あるいは、USB-C(15W)です。
こちらは、USBも15Wですので、15W対応ならば、既存の充電器でいけるでしょう。
そのほかのスペックは、現行のスタンダード機(iPhone 16 )に対して、大きく変わりません。1つ上の製品説明をご覧ください。
こちらも、顔認証(Face ID)ですし、FeliCaポートも、しっかり搭載です。
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以上、iPhone 15の紹介でした。
先述のように、この世代だとGPUパワーの関係で、アップルのAI(Apple Intelligence)に非対応になります。
今は使わないという方もいるでしょうが、これから「使われていく」技術ではあります。数年後中古で売る場合も、ここの対応・非対応が、値段差に影響しそうな気はします。
この値段差ならば、新機種(16世代)のどれかが良いでしょう。
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【2023年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥124,800)
20・iPhone 15 Plus 128GB
¥124,800 + 1248pt Amazon.co.jp (4/27執筆時)
ブラック:MU083J/A
ピンク:MU093J/A
イエロー:MU0A3J/A
ブルー:MU0D3J/A
グリーン:MU0E3J/A
【256GB】(Apple売価 ¥139,800)
21・iPhone 15 Plus 256GB
¥141,212 Amazon.co.jp (4/27執筆時)
ブラック:MU0F3J/A
ピンク:MU0H3J/A
イエロー:MU0J3J/A
ブルー:MU0N3J/A
グリーン:MU0Q3J/A
【512GB】(Apple売価 ¥169,800)
22・iPhone 15 Plus 512GB
¥112,800 Amazon.co.jp (4/27執筆時)
ブラック:MU0T3J/A
ピンク:MU0U3J/A
イエロー:MU0V3J/A
ブルー:MU0W3J/A
グリーン: MU0X3J/A
CPU:A16 Bionic
パネル:6.7インチ OLED
解像度:2,796 x 1,290 (460 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:4倍
撮像素子:1/1.5
カメラ明るさ:F1.6/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大20時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:201g
サイズ:幅160.9x幅77.8x 厚み7.8mm
なお、このグレードについても、iPhone 15 Plusという機種が売られます。
相違点は、基本的に、画面サイズの部分だけです。
また、サイズ・重さも、1世代あとの同サイズのiPhone 16 Plusとほぼ同じです。
バッテリーは、26時間です。
あとの部分は、1つ上で見たiPhone 15と変わりません。
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結論的にいえば、本機の場合も、新機種とそこまでの値段差がない上で、アップルのAI(Apple Intelligence)に非対応です。
やはり選ぶならば、1世代新しいiPhone 16 Plusが良いでしょう。
2-1・iPhone 14 シリーズの比較
「第15世代」の下位版となるiPhone14 シリーズです。
2022年からの継続販売で、現行機から2世代前の機種になります。
ここでは、iPhone14ほか、画面の大きな兄弟機となるiPhone14 Plusも同時にみていきます。
【2022年9月発売】
【128GBモデル】(Apple売価 ¥95,800)
23・iPhone 14 128GB
¥92,600 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MPUD3J/A
パープル:MPUY3J/A
スターライト:MPUQ3J/A
PRODUCT RED:MPV93J/A
ブルー: MPVJ3J/A
イエロー:MR3Q3J/A
【256GBモデル】(Apple売価 ¥110,800)
24・iPhone 14 256GB
¥113,297 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MPVW3J/A
パープル:MPW93J/A
スターライト:MPW33J/A
PRODUCT RED:MPWG3J/A
ブルー:MPWN3J/A
イエロー:MR3R3J/A
【512GBモデル】(Apple売価 ¥140,800)
25・iPhone 14 512GB
¥100,980 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MPWV3J/A
パープル: MPX83J/A
スターライト: MPX23J/A
PRODUCT RED:MPXF3J/A
ブルー:MPXM3J/A
イエロー:MR3T3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:6.1インチ OLED
解像度:2,532 x 1,170 (460 ppi)
カメラ解像度:4800万画素
ズームレンジ:2倍
撮像素子:1/1.3
カメラ明るさ:F1.5/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大19時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:172g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.8mm
iPhone 14 は、2022年に販売された、2世代前のiPhoneのスタンダード機です。
最近まで下位機として販売が続いていました、2025年3月で終わりました。ただ、店頭在庫は一定数あるようで、販売価格を下げつつ、引き続き販売はあります。
以下、先ほどみた、2023年のiPhone 15 との違いに注目しながら、解説していきます。
画面サイズは、6.1インチです。
iPhone15と同じサイズです。
重さは、172グラムです。
ここはポイントで、この世代だとiPhone 15 と比べて、はっきり軽量です。
CPUは、2世代前のA15 Bionicチップを採用します。
CPUスコア的には、A16に対して12%ほどの差です。
GPUは、ただ、この世代もむろん、アップルのAI(Apple Intelligence)に非対応になります。
値段差もあるので、言いにくい部分はありますが、こちらの対応・非対応は、Macを含めたApple製品全体でも、かなり大きな差になります。
ことしは、例年にも増して、型落ち旧機と、新機種の差が大きいと言えます。
ディスプレイは、こちらも、OLED(有機EL)です。
スリープ時にも時計などを表示し続ける常時表示ディスプレイは、この世代は不採用です。
ノッチ(写真黒色の部分)も島状(Dynamic Island)でなく、以前と同じ「陸続き」です。
最大輝度は、800ニトです。
HDRコンテンツの再生に重要なピーク輝度も1200ニトです。
iPhone15以降と比べて、0%ほど暗めの数字です。
2世代前の上位機にあたるiPhone12 Proと同水準です。
Atlasもこの輝度は長く使いました。たしかに、直射日光下だと見えないと感じるシーンはまれにありましたが、一般的な感覚では、問題なく明るい水準と言えます。
解像度は、2532 x 1170ピクセルです。
Proと微妙に数字が違います。これはノッチ(黒い部分)の位置が違うからというだけです。
画面密度も460ppiなので、輝度面以外は、ディスプレイで差はないです。
写真を自然な色で見せるTrue Toneに対応しますし、広色域規格のDCI-P3対応水準です。
リアカメラは、iPhone14と同じで2カメラです。
第1に、メインレンズです。
35mm換算で26mmの単焦点です。
F値は1.5と明るいですが、ソフト面の処理技術(Photonic Engine)は非対応です。
解像度も、1200万画素なので、これ以降と大きく異なります。
また、この世代だと、最上位機で説明したピクセル結合ができないので、1倍以上に拡大すると(デジタルズームなので)画質が悪化します。
第2に、広角レンズは、1200万画素の13mmの単焦点です。
こちらはiPhone15とあまり変わらないスペックです。
ズームレンジは、したがって2倍に止まります。
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結論的にいえば、iPhone 15に比べると、カメラの画質において大きな差があります。この部分の性能はあまり期待できないでしょう。
手ぶれ補正も、センサーシフト式ではない、普通の光学式です。
【USB-C 20W USB-A 12W】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (4/27執筆時)
充電は、この世代は、Lightning端子経由です。
充電に要する時間は、付属するUSB-C to Lightningケーブルを利用し、20W以上の給電力を持つアダプタを利用する場合で、30分で50%まで回復します。
ただし、昔の(四角い)USB-Aケーブル用ではなく、(丸い)USB-Cにも対応できるアダプタのうち、20Wの給電力をだせるモデルでないと、給電時間は遅くなります。
あとの部分は、iPhone15に対して、お知らせしたい違いはないです。
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以上、iPhone 14 の紹介でした。
iPhone 15と比べると、同じ2カメラ式ですが、よく使う1〜2倍ズームあたりの画質の部分で、かなり大きな差があると考えてください。そのほか、CPUと画面の明るさなど、性能面でも結構差が付くと言えます。
その上で、やはり、アップルインテリジェンスに非対応になるので、将来性を考えると、値段が安いからおすすめとは言いにくいところがあります。
ここは、中古で売る場合においても、価格に影響しそうですし。
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【2022年9月発売】
【128GB】(Apple売価 ¥112,800)
26・iPhone 14 Plus 128GB
¥116,300 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MQ4A3J/A
パープル:MQ4E3J/A
スターライト:MQ4D3J/A
PRODUCT RED:MQ4F3J/A
ブルー: MQ4H3J/A
イエロー: MR603J/A
【256GB】(Apple売価 ¥127,800)
27・iPhone 14 Plus 256GB
¥109,800 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト: MQ4J3J/A
パープル:MQ4M3J/A
スターライト:MQ4L3J/A
PRODUCT RED:MQ4P3J/A
ブルー: MQ4Q3J/A
イエロー:MR633J/A
【512GB】(Apple売価 ¥157,800)
28・iPhone 14 Plus 512GB
¥(120,800) 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MQ4R3J/A
パープル:MQ4U3J/A
スターライト:MQ4T3J/A
PRODUCT RED:MQ4V3J/A
ブルー:MQ4W3J/A
イエロー: MR663J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:6.7インチ OLED
解像度:2,778 x 1,284 (458 ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:2倍
撮像素子:1/1.3
カメラ明るさ:F1.5/ F2.4
前面カメラ:1200万画素 F1.9
バッテリー:最大26時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.3
重さ:203g
サイズ:幅146.7x幅71.5x 厚み7.8mm
このグレードも、画面の大きなiPhone 14 Plusという機種が売られます。
相違点は、やはり基本的に、画面サイズの部分だけす。
画面サイズ6.7インチになりますので、片手での操作が難しい製品です。
重さは、203gに止まります。
iPhone 15 Plusの場合と同じで、この程度ならば我慢できそうです。
バッテリーは、26時間です。
あとの部分は、上で見たiPhone 14と変わりません。
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結論的にいえば、iPhone14 Pro Maxの場合と同じで、大画面が「マスト」という方のみ選べば良い製品です。
ただ、こちらの場合も、カメラ部分ほかの性能差が大きいので、iPhone 15 Plusの方を基本的にはおすすめします。
2-2・iPhone SEシリーズの比較
最後に、iPhoneSE (第3世代)の紹介です。
こちらは、画面サイズの部分で、シンプルに「下位機種」と言い切れない機種です。
【2022年3月発売】
【64GB】(Apple売価 ¥62,800)
29・iPhone SE 第3世代 64GB
¥32,500 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MMYC3J/A
スターライト: MMYD3J/A
PRODUCT RED: MMYE3J/A
【128GB】(Apple売価 ¥69,800)
30・iPhone SE 第3世代 128GB
¥38,200 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MMYF3J/A
スターライト:MMYG3J/A
PRODUCT RED:MMYH3J/A
【256G】(Apple売価 ¥84,800)
31・iPhone SE 第3世代 256GB
¥------ 楽天市場 (4/27執筆時)
ミッドナイト:MMYJ3J/A
スターライト:MMYK3J/A
PRODUCT RED:MMYL3J/A
CPU:A15 Bionic
パネル:4.7インチ IPS液晶
解像度:1,324 x 750 (326ppi)
カメラ解像度:1200万画素
ズームレンジ:1倍
撮像素子:
カメラ明るさ:F1.8
前面カメラ:700万画素 F2.2
バッテリー:最大15時間(ビデオ再生時)
ネットワーク: Wi-Fi6 Bluetooth 5.0
重さ:144g
サイズ:幅138.4x幅67.3x 厚み7.3mm
iPhone SE は、2022年3月に発売された製品です。
このモデルだけは、ナンバリングから外れていて、同名の製品の「第3世代」となります。
本機は、2025年初頭に展開終了です。
後継機も、iPhone16eが出てしまったので、少なくとも2025年中は(おそらく)出ないのではないかと思います。
画面サイズは、4.7インチです。
6.7インチ、6.1インチ機と比べると、かなりコンパクトです。
もともと(故ジョブズ時代の)iPhoneがこのサイズだったこともあり、片手で扱える操作感から、本機を愛用してる方も多くいます。
また、下部に丸い「物理ボタン」がある最後の機種なので、その部分を利用しての指紋認証を含めて、使い勝手が良いと考える人もいるかもしれません。
とはいえ、近年、iOSは、6.1インチ以上前提のコンテンツ・アプリになってきているので、ガラパゴス化が進んでいます。ご自身が「最適化」できそうで、また、予算があるならば、「大きめ」を、Atlasも友人にはオススメしています。
ラインナップは、3種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、64GB〜256GBで選べます。
本当にあまりスマホを使わない方を除けば、64GBは避けた方が良いでしょう。
本体色は、3色展開です。
本機は「格安モデル」を兼ねるので、展開数は減らして、調達コストを下げていると言えるかもしれません。
耐久性(剛性)は、一方、現行機で唯一、ガラス部分がCeramic Shieldではないです。
iPhoneは、Ceramic Shieldを採用してから、本当に「割れにくく」なったと感じています。ここは大きな違いです。
そのほか、耐水性のスペックも(一応水深1M×30分水準ではありますが)他機より劣ります。
重さは、144グラムです。
やはり、軽いです。
CPUは、13世代のA15 Bionicチップです。
高性能コア(3.2GHz)が2つと、高効率コアが4つという構成です。
1つ上で見たiPhone 14と同じものです。
スコアは、10000にせまります。
小型機として言えばですが、この部分はまだ、侮れない性能です。
クロックもこれだけあれば、まだまだ現役でしょう。
繰り返しますが、本機は単純に「格安機」として選ぶ人だけでなく、値段と言うより「小さいから」選ぶ中・上級ユーザーがいるため、信頼性のあるCPUを採用していると言えます。
GPUは、ただし、本機は、4コアです。
世代差もあり、Apple AI(Apple Intelligence)に非対応です。
ただ、ここまで見た機種とは、はっきりとした値段差がある上で、サイズも異なります。
ここをもって「選べない」とは言いがたいです。
ディスプレイは、OLED(有機EL)ではんなく液晶パネルです。
OLEDに比べると、黒の締まりが少し悪いので、映像の美麗さでは負けます。画面密度も、Retina水準ではありますが、326ppiなので少し劣ります。
ただ、質の良いIPSパネルですし、その範疇では性能が良いです。また、実用上問題ないです。
最大輝度は、625ニトです。
既に終売のiPhone 12と同じ水準です。
ただ、ピーク輝度の記載がなく、(写真合成のHDRではなく、動画やテレビ的な意味での)HDRコンテンツに非対応です。
リアカメラは、相当シンプルです。
1200万画素水準はあり、F値も1.8と割と良いスペックですが、光学ズームがないです。
フロントカメラも、700万画素水準ですので、やはり他機より劣ります。
手ぶれ補正は(センターシフトではないですが)搭載します。
しかし、自動で夜間撮影に向いたモードに調整されるナイトモードが非搭載です。
カメラ性能はは、最低減です。
動画撮影は、4K解像度で60P(60フレーム/秒)まで対応です。
ただ、シネマティックモードは非対応で、ボケ味のある映像は作りにくい仕様です。
空間ビデオはもちろん、HDRも対応できないので、規格対応する動画も撮れません。
また、浅い被写体深度で撮影可能なシネマティックモードが使えません。
ようするに、動画撮影の際、背景などのボケ味を強調しにくい面、また、複数の人物がいる場合、フォーカス調整がしにくいと考えてください。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 6とBluetooth5.0です。
Wi-Fiのアンテナは、しっかり2本(2×2)です。
LTE回線は、一方、本機は、4G LTE-Advancedです。
5Gは対応ですが、アンテナ数が違い4x4 MIMOではなく、2x2 MIMOになります。
ただ、ここは、さほど意識しなくて良いかと思います。
セキュリティは、本機は、先述のように、顔認証ではなく、指紋認証です。
物理ボタン部分が指紋センサーになっています。
あとは、センサー・FeliCaを含めて、iPhone13と同じです。
バッテリーは、ビデオ再生換算で、最大15時間です。
サイズ的には「健闘」と言ったところです。
なお、本機は、ワイヤレス充電(MagSafe充電器)に対応できません。Qiワイヤレス充電は可能ですが。
充電は、Lightning端子です。
iPhone14と仕様は同じです。
そのほか、音響規格の部分で、本機だけ、立体音響規格のドルビーアトモスに対応できず、必然的に、Apple Musicで推す「空間オーディオ」にも対応しません。
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以上、iPhone SEの紹介でした。
CPU・GPU性能から言って、あまりハードな使い方をしないならば、3-4年は実用水準にあるだろうというスペックです。
カメラや動画再生などに興味がなく、あくまで実用重視ならば現状で選んで良い製品です。
ハード部分ではAndroid系の格安スマホが優る部分もあるのですが、アプリ展開ほか、OSの完成度、あるいはセキュリティ部分で、iOSを選ぶのはやはり意義があります。
ただし、予算部分に問題はなく、サイズや物理ボタンがない部分などの仕様からこちらを選ぶのであれば、あまりおすすめしません。
主要機能は、あくまで「2022年世代」のスペックだからです。現状の「AI世代」に対応できる水準ではないという点は、注意しておきます。
今回の結論
iPhoneおすすめモデルは結論的にこれ!
というわけで、今日は、AppleのiPhoneの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はもうすこしだけ、続きます。
3・新型iPhoneの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
持ちやすさ ★★★★★
カメラ性能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の3回目記事(こちら)は結論編です。
今回紹介した全モデルから、目的別・用途別に「Atlasのオススメ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら