1回目からの続きです→こちら
2-1・東芝のLEDシーリングライト
2回目記事のトップバッターは、、東芝(ライテック)の14畳用のLEDシーリングライトです。
なお、家庭用は、NVC Lighting Japan(雷士照明)が、消費者向け照明事業を引き継いで、「東芝ブランド」で販売する形の製品です。
住設ルートの製品は、東芝ライテックが引き続き売っているようです。
1・14-20畳用シーリングライトの比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2:パナソニック
1-3:日立
1-4:NEC〈hotaluX〉
1-5:アイリスオーヤマ
2・14-20畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:東芝
3・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら説明していきます。
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また、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤字系で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
なお、今回は14畳以上の製品のみの紹介です。
別の畳数でお探しだった方は、以上のリンクをご利用ください。
よろしくお願いします。
【14畳】(クリアパネル)
【2023年発売】
23・東芝 NLEH14031D-LC
¥22,480 楽天市場 (7/26執筆時)
【2021年発売】
24・東芝 NLEH14011B-LC
¥17,980 楽天市場 (7/26執筆時)
サイズ:直径66.4cm×高さ10.5cm
【14畳】(アクリルシェード)
25・東芝 NLEH14010B-LC
¥16,880 楽天市場 (7/26執筆時)
サイズ:直径58.5cm×高さ10.5cm
明るさ:6099ルーメン(40.6W)
最大時:7929ルーメン (52.8W)
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
NLEH14011B-LCなどは、東芝の発売する14畳用のLEDシーリングライトです。
家庭用向けの一般流通のモデルです。
円周部がクリアパネルになる製品と、アクリルシェードの製品がありますが、グレードは同じです。直径は違いますが、配光は同じので、好きな方を選んでください。
一方、前者のみ2023年機が出ています。
比較する場合、消費電力が20%ほど向上しています。1日8時間くらいで10年使うとして、だいたい7000円前後の光熱費の差なので、本体価格と合わせて考えると良いかと思います。
直径は、クリアパネルの方は66.4cmで、アクリルシェードは58.5cmです。
いずれもリビング用でLED配置も同じです。フレーム枠の部分の寸法差となります。
高さは105cmなので、低い天井でも邪魔になりにくいです。
明るさは、6099ルーメンと14畳用の最高値です。
なお、東芝は、全機とも、アイリスオーヤマなどと同じで、(昼光色ではなく)昼白色の際に最も明るい(全光)タイプです。
昼光色で全光となるパナソニックとは異なります。
本機は、パナソニックなどと同じで「明るさアップ」を搭載です。
1.3倍水準ですので、数字は良いですが、パナソニックのように「文字くっきり光(昼光色)」で明るさアップされるわけではないです。
あくまで、スタンダードな全灯(昼白色)が1.3倍にできるだけですから、もっとも光が欲しいだろう読書や手元作業の強化という点では、一歩及ばないでしょう。
一方、新しい東芝機は、何らかの技術で、ムラ無く真ん中まで明るいことを強調します。
本機の場合、光学レンズの調整で中央部が暗いという、格安機にありがちが弱点を緩和します。
調光(明るさ調整)連続調光が可能です。
また、常夜灯の調光も6段階でできる製品です。
調色(色の調整)は、先述のように、上位機のみ可能です。
東芝の上位機は、電球色の側の色温度の調整の幅が結構広いです。
パナソニックの2700Kに対して、東芝は2000Kに対応しますので。もちろん、使い道は限られますが。
演色性の値は、Ra85です。
平均的です。
なお、東芝もどの色温度でもこの演色性かは不明です。
タイマーは、30分と60分だけですが、ゆっくり照度を落としていく「ゆっくりおやすみタイマー」が付属です。
掃除の手軽さは、割と配慮があります。
帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。
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以上、東芝(NVC)のNLEH14011B-LCなどの紹介でした。
クリアパネルで見栄えも良く、かつ、薄型で天井近くにつけられる点でスマートです。
明るさ面でもブースト機能が付きますので、リビング用に、外観を重視したい場合はとくに選択肢になる製品です。
一方、昼白色が「全光」なので、短時間の集中しての作業に向く昼光色を最大で出せない部分が、パナソニックとの違いでしょう。
ただ、昼白色は職場照明と同じ色ではあるため、リビングでの長時間のテレワーク用に向かない色ではないという点は、念のため補足しておきます。
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【2021年発売】(2023年追加)
【14畳】
26・東芝 NLEH14030B-LC
¥15,378 楽天市場 (7/26執筆時)
サイズ:直径56cm×高さ11.8cm
27・東芝 NLEH14002B-LC
¥13,799 楽天市場 (7/26執筆時)
サイズ:直径50cm×高さ10.5cm
明るさ:6099ルーメン(46.9W)
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
なお、これらの型番の製品は、先ほどの機種の下位機です。
どれも、アクリルシェードの廉価版で、リモコンも時計機能がないです。
明るさのブースト機能もありません。
また、一部の機種は、直径が50cmなので、配光も変わってきます。
さらに、廉価版は、シェード形状の違いで、他機とちがって光の均一拡散への配慮が低い機種となります。
いずれにしても、上位機の方が良いかと思います。
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【2021年発売】【14畳】
28・東芝 LEDH8601A01-LC
¥9,870 楽天市場 (7/26執筆時)
明るさ:6099ルーメン(48.8W)
サイズ:直径50.7cm×高さ14.2cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
一方、同じく最大ルーメン値で、同じ演色性の値の製品は、他にも販売があります。
性能面では、連続調光に対応するなど重要な部分は押さえますが、とりわけ個性があるというわけでもないので、他社入門機とは「安値で勝負」となります。
【2021年発売】
【18畳相当】
29・東芝 NLEH18023B-LC
¥30,240 楽天市場 (7/26執筆時)
明るさ:8600ルーメン(68.8W)
サイズ:直径66.4cm×高さ10.5cm
【2023年発売】
【20畳相当】
30・東芝 NLEH20023B-LC
¥35,800 楽天市場 (7/26執筆時)
明るさ:11,500ルーメン(76.6W)
サイズ:直径66.4cm×高さ12.0cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
NLEH18023B-LCと NLEH20023B-LCは、東芝の大畳数対応モデルです。
18畳相当と20畳相当が選べます。
直径は、いずれも66.4cmです。
周囲はクリアパネルですので、先ほどみた14畳用と同じです。
18畳は高さは10.5cmなので、低い天井でも邪魔になりにくいです。20畳用は12cmですが、許容範囲でしょう。
明るさは、18畳用が8600ルーメン、20畳用が11,500ルーメンです。
20畳相当はパナソニックの上位機よりわずかに明るいです。
ただ、消費電力の部分では、14畳粗糖で15Wほど悪いのまで、最大光量で1日8時間使うとすると、年間で1500円強の差にはなりそうです。
とはいえ、本体価格差もそこそこあるので、使い方でトータルコストは変わるでしょう。
なお、本機も、最大光量になるのは普段のあかりの昼白色です。昼白色ではパナソニックより明るいでしょう。逆に(文字くっきり)の昼光色の光量を重視する場合は、パナソニックということになります。
なお、パナソニックと同じで、大畳数用は、明るさブーストは非対応です。
調色(色の調整)・調光(明るさ調整)・タイマーなど、その他の仕様は、先ほどみた14畳用と変わりません。
本機の場合も、ふつう電球色でも赤よりの2000Kが作れます。
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以上、東芝(NVC)のNLEH18023B-LCの紹介でした。
電気代と本体価格のトータルで考えれば、パナソニックの調光・調色タイプとそう差はないように思えます。
あえて言えば、照明を日中を含めて毎日使う環境だとパナソニックが、日中は留守のような場合は東芝のが安いでしょう。
どちらでも良いと思いますが、昼白色が明るいほうがよいか、昼光色が明るい方がよいかで選ぶのが、最も良いでしょうか。
【2022年発売】
【14畳】
31・東芝 NLEH14012C-LC
¥23,520 楽天市場 (7/26執筆時)
明るさ:6099ルーメン(49.0W)
最大時:7929ルーメン (64.4W)
サイズ:直径66.4cm×高さ11.1cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85(太陽光=Ra100
NLEH14012C-LCは、東芝の発売するLEDシーリングライトです。
照明自体に「凝った」仕様で、後述するように間接照明タイプです。
直径は、60.8cmです。
リビング向けで問題ないサイズです。
加えて、高さは11cmです。
普通形状の家庭用のシーリングの平均値より薄いので、この部分もポイントです。
明るさは、6099ルーメンと10畳用の最高値です。
ただ、14畳用としては消費電力が多めには思えますが、機構的に言えば許容範囲でしょう。
1.3倍の「明るさアップ」もしっかり搭載します。
その上で、本機は、シアター向けの間接光を天井に向けて出すことができます。
オレンジ色の光ですが、天井を照らすことで、部屋の雰囲気を高めます。
なお、オレンジ色の光が天井に向かう仕組みなので、すみずみまで明るく照らす、という目的ではない点に注意してください。
調光・調色(色の調整)は、先ほどの機種と同じです。
演色性の値も、Ra85です。
タイマーは、本機は、下位機種でみた30分/60分おやすみタイマーほか、徐々に明るくできるお目ざめタイマーが付きます。
また、おやすみアシストとして、睡眠を促す明かりに調光できる機能が付属です。「睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制しにくい」光質とされますが、この部分はAtlasも専門外です。
掃除の手軽さは、割と配慮があります。
帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。
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以上、東芝(NVC)のNLEH14012C-LCの紹介でした。
パナソニックなどにもにた機種はありますが、同じように、天井方向への間接照明を出せる点に魅力を感じるならば、選択肢にできるでしょう。
また、薄めの本体で、高さが低めで済む部分で、「天井を高く「部屋を広く」見せられる部分も、本機の良い部分でしょう。
次回に続く!
LEDシーリングライトのおすすめは結論的にこれ!!
というわけで、今回は、比較的14畳用・18畳相当・20畳相当に対応できるLEDシーリングライトについて書いてきました。
しかし、記事はもうすこしだけ「続き」ます。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
7・シーリングライトまとめ 【結論】
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回の結論編(こちら)では、全ての畳数の製品から、「Atlasのおすすめ機種!」を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
結論編は→こちら