1回目記事からの続きです→こちら
今回のお題
カシオのネームランド・ラベルライターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、最新のラベルライター(ラベルプリンター)の比較の3回目記事です。
1・ラベルライターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:キングジム〈テプラ〉
2・ラベルライターの比較 (2)
2-1:ブラザー 〈ピータッチ〉
3・ラベルライターの比較 (3)
3-1:カシオ〈ネームランド〉
4・ラベルライターの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
3回目記事では、カシオの製品をみていきます。
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、ラベルライター全般の「選び方の基本」に沿いながら、各機を見ていきます。
よろしくお願いします。
2-2・カシオのピータッチの比較
というわけで、ここからはカシオのラベルライターの紹介です。
同社も用途別にシリーズ分けされているので、家庭向け(ネームランド ima)と、仕事向け( Latecoほか)に分けて見ていきます。
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また、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思うポイントを青字で書いていきます。
1・家庭向けの製品
【2019年発売】
36・カシオ ネームランド i-ma KL-SP10
¥6,052 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:10mm/秒
対応ラベル:3.5mm-18mm
スマホ印刷:対応
自動カット:
接続:Bluetooth 4.2 LE
スマホ:対応
パソコン:
電源:ACアダプタ・乾電池
ネームランド i-maは、カシオが発売する、家庭向けのラベルプリンターです。
他社にもありましたが、スマホ専用のラベルライターで、「家庭向き(家族向き)」の機種です。
ビジネス用とはターゲット層が明確に異なる「かわいい」系の製品で、いわゆる「女子向け」な展開です。そのため、 i-ma (イーマ)という別のシリーズ名が付きます。
本体サイズは、幅57×奥行154×高さ137.5cmです。
少しスリムで設置性が良いタイプです。
スマホとの接続は、Bluetooth 4.2 LEです。
この世代は、Bluetoothの待機電力が大幅に減ったので、乾電池でも十分な時間稼動できそうです。ただ、通信安定性(と回線の太さ)には課題があるので、スマホは持ち歩かず、近くで使うのが良いかと思います。
LABEL DESIGN MAKER 2
¥無料 Apple App Store
LABEL DESIGN MAKER 2
¥無料 Google Play
アプリは、LABEL DESIGN MAKER 2です。
UIは、スマホで作成を考える世代を考えて、割とポップな方向で作り込んでいる感じがあります。 わりと作り込まれていて、初心者でも迷わず作れそうです。
ターゲット層に合わせて、「かわいい系」と「オシャレ系」のラベルを、スマホで作れるようにしています。
仕事用としても、普通に利用できるアプリです。
同社のPC用ソフトと同じく、連続印刷・連番印刷などの便利機能はありますし、QRコードの印刷や、タイプスタンプなどにも対応します。
パソコンとの接続は、非対応です。
Bluetoothでつながる機種も他社にはありますが、本機はスマホ専用です。
使用できるテープの幅は、3.5mm-18mmです。
24mmが使えないのは注意点です。
18mmの場合も印刷幅は12mmなので、スリムな形状の限界が僅かに出ています。
印刷に使うヘッドは、解像度が200dpiです。
先ほどの機種と同じです。格安機の平均より「ちょい上」あたりです。
印刷速度は、10mm/秒です。
かなり遅めですが、用途的に仕事に使う機種でないため、問題ないです。
ラベルのオートカット機能は、ありません。
手でのカットになります。
電源は、付属するACアダプタを利用する形式です。
単3乾電池6本でも動きます。満量で4巻印刷できます。先述のBluetoothの省電力効果が表れています。
そのほかは、先ほどの機種とほぼ同じで、利用できるテープの種類も同じです。
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以上、ネームランド i-ma KL-SP10の紹介でした。
Bluetooth搭載でスマホで便利に使える機種は、テプラも出します。
ただ、そちらに比べて安めであるほか、アプリ部分において、「かわいい系・オシャレ系」の方向で個性が強いため、その部分が気に入ったならば、選んで良いと思います。
24mmのテープが使えないので、不便に感じる人はいるかもですが、下手に特殊な仕様のテープにせず、使えるテープを変えていない点で、長年使える機種だと感じました。
同じような他社機との比較は必要ですが、スマホ専用の小型機で考える場合は、良い選択肢でしょう。
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【2021年発売】(サンリオ)
37・カシオ ネームランド i-ma KL-SP10-SA
¥8,910 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【2022年発売】(スヌーピー・ピーナッツ)
38・カシオ ネームランド i-ma KL-SP10-PN
¥9,900 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:10mm/秒
対応ラベル:3.5mm-18mm
自動カット:
接続:Bluetooth LE
スマホ:対応
パソコン:
電源:ACアダプタ・乾電池
なお、本機には、コラボモデルが登場しています。
基本的に同じ端末ですが、キャラの顔文字やデザインセットが、ダウンロード利用できる特典があります。
なお、アプリも通常のi-maと同じですが、本体内に挿入される、ダウンロード用のQRコード経由でサンリオキャラをダウンロードして使う仕様です。
ようするに、(ライセンスの部分を含めて)使いたかったら、こちらを買う必要があります。
家電では、この手のキャラライセンスものは、期間限定ダウンロードの場合もありますが、本機については特段そのような記述は見られません。
【2022年発売】
【通常モデル】
39・カシオ ネームランド i-ma KL-SP100
¥10,421 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【ちいかわ・テープセット】KL-SKC
39・カシオ ネームランド i-ma KL-SP100-CK
¥15,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【ムーミン・テープセット】KL-SKC
39・カシオ ネームランド i-ma KL-SP100-MM
¥16,500 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:10mm/秒
対応ラベル:3.5mm-24mm
自動カット:ハーフ/トリマー対応
接続:Bluetooth 5.1LE・USB
スマホ:対応
パソコン:Win & Mac
電源:ACアダプタ・乾電池
i-ma KL-SP100は、2022年に登場したネームランド i-maシリーズの上位機です。
先ほどみた製品と同じで、「ちいかわ」や「ムーミン」のイラストラベルが使えるモデルも販売されます。
サイズは、幅71×奥行173×高さ152.5cmで、重さは710gです。
下位機種よりすこし大きめになります。
スマホとの接続は、Bluetooth 5.1 LEです。
発売が新しい関係もあり、通信安定性や節電性に優れた新しい規格のBluetoothです。スマホ側の対応も最近の機種ならばなされています。(駄目でも旧規格でつながります)
LABEL DESIGN MAKER 2
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LABEL DESIGN MAKER 2
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アプリは、こちらもLABEL DESIGN MAKER 2です。
下位機と同じです。ポップなデザインや書体を採用したかわいい系ですが、先述のように、仕事用にも使える機能も一通り網羅します。
パソコンとの接続は、USB接続で対応です。
ただし無線(Bluetooth)は対応しません。
利用するソフトは、LABEL DESIGN MAKER for PCです。
WindowsとMacに対応します。
ビジネス用と共通なので、詳しくは後ほど書きますが、こちらはスマホアプリの場合と異なり、ストイックな構成で、仕事向けです。
使用できるテープの幅は、3.5mm-24mmです。
下位機種と違って24mmが利用できるのがポイントです。
最大9行の印字ができるので、用途的な幅は拡がるでしょう。
幅が広いと、縦書き横書き混在のラベルなどを作りやすいというのが、セールスポイントです。
印刷速度は、10mm/秒です。
下位機種同様に、カシオは速くないです。
印刷に使うヘッドは、本機も200dpiです。
ラベルのオートカット機能は、オートカット、ハーフカット対応です。
テプラProと違いトリマーは付きませんが、剥がしやすいハーフカットは便利です。
電源は、付属するACアダプタを利用する形式です。
単3乾電池8本でも動きます。
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以上、カシオの i-ma KL-SP100の紹介でした。
基本的には、カジュアルな方向性に強いimaシリーズのアプリを利用したい方のうち、「少し大きめ」のラベルを利用つくりたい方が選ぶべきモデルになるでしょう。先述のように、カジュアルなスマホアプリですが、USB接続ではPCが使えます。
仕事用のラベルも、そこそこガチな仕事用のソフトも使えるので、格安機ながら兼用はできそうです。
印刷速度は遅めながら、ハーフカットもできますし、値段からすると贅沢な仕様でしょう。
24mmラベルも使えるので、子供用のラベルだったり、雑貨屋さんなどを経営している方などとニーズはあると思います。
2・仕事向けの製品
【2018年発売】
40・カシオ PCラベル&メモプリンタ KL-E300
¥16,160 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:20mm/秒
対応ラベル:3.5mm-24mm
スマホ印刷:対応
自動カット:ハーフカット対応
接続:USB ・Wi-Fi
スマホ:対応
パソコン:Win & Mac
電源:ACアダプタ
KL-E300は、カシオのPC専用のラベルプリンターです。
従来からある「ネームランド」系列の製品です。家庭でも使えますが、ここまでみた「ima」シリーズに比べれると、仕事向けと言えます。
本体サイズは、幅131.7×奥行136×高さ61mmです。
他社の入門機と比べてもさほど大きくないです。
パソコンとの接続は、USBのほか、Wi-Fiに対応できます。
比較的安めの機種でWi-Fi搭載となるのが、本機のワンポイントでしょう。
繰り返し書いてきたように、自宅などに置いて、LANネットワーク内で使えるならば、Bluetoothより良いです。
Windows・Mac双方に対応です。
ラベル編集ソフトは、PC向けの LABEL DESIGN MAKER for PCです。
デザイン設定はシンプルです。普通に業務用のストイックなラベルを簡単に作れます。
一方「凝ったデザイン」についても、図案(こちら)をダウンロードすることで可能です。ただ、他社と比べて、専門性の高いラベルが充実しているかと言われると微妙です。
記事の冒頭でも書いたように、この部分はテプラがかなり強力なライバルです。
LABEL DESIGN MAKER 2
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LABEL DESIGN MAKER 2
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アプリは、こちらも、LABEL DESIGN MAKER 2です。
スマホとの接続は、Wi-Fiを利用する方法で対応します。
利用するソフトはこちらも同じです。
印刷に使うヘッドは、解像度が200dpiです。
ビックリするほどの差ではないですが、他社の入門機よりも10%ほど数字は良いです。
印刷速度は、約20mm/秒です。
平均といえる速度で、とくに速くはないです。
使用できるテープの幅は、3.5mm-24mmです。
24cmまで対応という幅は他社の入門機と同じです。
ラベルのオートカット機能は、この機種も搭載です。
また剥がしやすいハーフカットにも対応します。
この部分も、1万円台前半の機種としては「豪華」かと思います。
電源は、ACアダプタを利用する形式です。
電池を食うWi-Fiを搭載する関係もあり、電池での駆動は未対応です。
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以上、カシオの KL-E300の紹介でした。
ハード面では、他社の同価格帯のライバルと比べても、甲乙付けがたい構成です。低価格ながら、ハーフカットに対応する部分など、見どころもあります。とくに、Wi-Fi対応のが便利に感じる方は、仕事用として本機は選べるでしょう。
ただ、仕事向けの専門的なラベルを作る部分では、スマホにせよ、PCにせよ、他社に比べてソフト的な部分がやや淡泊な感じがします。
PCソフトはそれなりですが、特にスマホアプリは、「おしゃれ・かわいい」という方向性に「振り切って」いるので。
ラベルの種類は、(テプラに次いで)カシオはバリエーションがあるのですが、同一アプリでもモードわけするなど、もう少し工夫のやり方はあるようには思えます。
【2020年発売】
41・カシオ Lateco EC-P10
¥10,645 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:20mm/秒
対応ラベル:6mm-24mm
スマホ印刷:対応
自動カット:対応
接続:USB ・Wi-Fi
スマホ:対応
パソコン:Win & Mac
電源:ACアダプタ
EC-P10 は、カシオのPC専用のラベルプリンターです。
従来からある「ネームランド」系列ではなく、「ラテコ」というシリーズに属します。
「Label toward eco (ecology, economy)」の略で、コスト削減を目指したとされます。
【黒文字/白背景 18mm幅×8M】
カシオ XB-9WE
¥856 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
本機は、各サイズのテープアダプターが本体に付属します。
その上で、中身のテープだけを取り替えられる方式です。
ただ、アダプタ付きの機種と比較してさほど安くないです。プラスチックゴミ削減などの「エコ」を重視する方向きと言えます。
本体サイズは、幅66mm×奥行191mm×高さ146mmです。
邪魔にならない小型サイズです。
LABEL DESIGN MAKER 2
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LABEL DESIGN MAKER 2
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パソコンとの接続は、USBとWi-Fiに対応できます。
利用するソフトは、下位の「ネームランド」系列と同じです。
スマホとの接続は、Wi-Fiを利用する方法です。
やはり同じ専用ソフトです。
印刷に使うヘッドは、200dpiです。
印刷速度は、約20mm/秒です。
入門機の平均値と言った数字ですが、カシオの家庭用は遅いので、それに比べれば速い(他社水準)です。
使用できるテープの幅は、一方、3.5mmに非対応です。
最大幅は24mmですが、これは注意点でしょう。
ラベルのオートカット機能は、搭載です。
電源は、本機は、ACアダプタを利用する形式です。
電池での駆動は未対応です。
---
以上、カシオの EC-P10 の紹介でした。
利用するラベルサイズ以外の部分は、ネームランドの KL-E300とほぼ同じ製品です。
プラゴミ削減になるのは良い考えで、訴えるところがある製品です。ただ、エコロジーではありますが、消費者側からすれば、もう少しエコノミーにラベルを発売して欲しいところです。
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【2019年発売】
42・カシオ Lateco EC-K10
¥8,900 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:
対応ラベル:6mm-18mm
自動カット:対応
接続:
スマホ:
パソコン:
電源:ACアダプタ
なお、「ラテコ」シリーズには単体で利用することが前提の EC-K10が先行して発売されていました。
こちらは、PC・スマホとは連携できません。
仕様面では、ATOK搭載で、漢字書体3体・かな書体8体・英数書体12体と、そこそこなスペックです。
対応ラベルは、6mm-18mmのみです。
3.5mmに加えて、24mmも使えない点に注意が必要です。
(家庭用の)PCプリンター(エコタンク)も出はじめの際そうでしたが、「エコノミー」「エコロジー」を表明する製品は、機能面で正規品と「格差」をつけると、売れにくいです。
後発のEC-P10は、その部分で、24mmラベルに対応させたのだと思います。
【2023年発売】
【通常製品】
43・カシオ ネームランド BiZ+ KL-LE900-KR
¥35,000 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【ラテコテープアダプター付属】
44・カシオ ネームランド BiZ+ KL-LE900-TA
¥36,199 楽天市場 (5/12執筆時)
印刷解像度:400dpi
印刷速度:40mm/秒
対応ラベル:3.5mm-46mm
スマホ印刷:対応
自動カット:ハーフカット対応
接続:USB ・Wi-Fi
スマホ:対応
パソコン:Win & Mac
電源:ACアダプタ
BiZ+ KL-LE900-KRは、カシオのビジネス向けのネームランドの最上位機です。
2023年からの展開です。
【各サイズ】
ラベルライター ラテコ テープアダプター
¥820〜 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
なお、「ラテコテープアダプター付属」とあるモデルは、先ほどみた、アダプタを再利用する「ラテコ」系のテープを利用したい場合に使う、アダプタ(6 / 9 / 12 / 18 / 24mm幅用)が初期添付されています。
未使用の場合、18mm以外のラテコ系テープが使えません。全サイズ必要とすると価格差は納得感はあります。
本体サイズは、幅135×奥行137×高さ165mmです。
横広のスクエア型ですが、邪魔にならないサイズです。
パソコンとの接続は、USBとWi-Fiに対応できます。
Bluetoothは引き続き不採用ですが、先述のようにLANネットワーク内で、PCで利用する分には良い仕様です。
Windows・Mac双方に対応です。
ラベル編集ソフトは、PC用のLABEL DESIGN MAKER です。
普通に使う分には、仕事用として、機能面で問題ないソフトです。
LABEL DESIGN MAKER 2
¥無料 Apple App Store
LABEL DESIGN MAKER 2
¥無料 Google Play
スマホとの接続は、Wi-Fiを利用する方法で対応します。
専用ソフトは、こちらも、LABEL DESIGN MAKER2です。
印刷に使うヘッドは、解像度が400dpiです。
印刷速度も、約40mm/秒です。
解像度・速度双方とも、他社の最上位クラスと比べても、優れていると言って良いです。
発売段階で最も高速です。
使用できるテープの幅は、一方、本機の最も大きな特長でしょう。
この機種の優れる部分です。3.5mmから46mmまで対応です。
46mmが使えるのはカシオだけです。
かなり大きいテープを作成したい方には、良い選択肢です。
46mm XR-46JYW マグネット 【各色】
¥2,059〜 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
とくに、カシオの場合、マグネットテープなど特殊テープに46mmがある点で独特です。
ラベルのオートカット機能は、この機種も搭載です。
また剥がしやすいハーフカットにも対応します。
電源は、ACアダプタを利用する形式です。
電池を食うWi-Fiを搭載する関係もあり、電池での駆動は未対応です。
---
以上、カシオの BiZ+ KL-LE900-KRの紹介でした。
本機の発売までは、ハード部分のスペックで他社の高級機に負けていましたが、本機の登場で、追いついた(部分的には追い越した)といえます。
特に、46mm対応は本機の個性なので、このサイズを利用してみたい場合は、選択肢になりそうです。
ラベル自体の種類も(テプラの次に)展開数が多いですし、良い機種が登場したと素直に思えました。
【2014年発売】
45・カシオ ネームランド Biz KL-G2
¥11,070 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:
対応ラベル:3.5mm-24mm
自動カット:対応
接続:USB
スマホ:
パソコン:対応
電源:ACアダプタ・乾電池
KL-G2は、カシオの「ネームランド」系列の製品です。
「ネームランドBiZ」なので、仕事用に売られているシリーズと言えます。
本体での入力は、キーボードを利用します。
日本語入力システムはATOKです。ただ、2014発売なので機能は劣るでしょう。
フォントは、漢字3書体、かな5書体、英字12書体が搭載です。
キングジムのテプラに比べると日本語フォントが少なめです。
ディスプレイは、バックライト搭載で、行数も下位機種としては8×5行とキングジムより多いです。
パソコンとの接続は、USBのみです。
ただし、ケーブルは別売です。また、Macには非対応です。
利用するソフトは、 こちらもLABEL DESIGN MAKERです。
スマホとの接続は、不可です。
印刷に使うヘッドは、200dpiです。
印刷速度は、非公開です。
従来の2倍相当ということなので、10mm/秒かと思います。
;
使用できるテープの幅は、3.5mm〜24mmです。
ラベルのデザインロゴは、それなりにユニークなものが搭載されています。
ラベルのオートカット機能は、搭載です。
剥がしやすいハーフカット機能も搭載します。
電源は、ACコンセントほか、乾電池(単3乾電池8本)での駆動に対応します。
---
以上、ネームランド BIZのKL-G2の紹介でした。
キーボード付きの格安機としてテプラの下位機(SR530)あたりがのライバルです。
さほどの有利不利は感じませんが、剥がしやすいハーフカットができるのは、1つポイントです。
ーーー
なお、ネームランド BIZは、
【2013年発売】
46・カシオ ネームランド Biz KL-M7
¥8,074 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【12mm(白地/黒文字)テープ1本セット】
46・カシオ ネームランド Biz KL-ERI-SET3
¥9,350 楽天市場 (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:
対応ラベル:3.5mm-24mm
自動カット:対応
接続:
スマホ:
パソコン:
電源:ACアダプタ・乾電池
第1に、Biz KL-M7です。
先ほどの機種の下位機種にあたり、PCなど外部機器との接続部分を省略したものになります。
ハーフカットを含めた機能面、選べる字体など、あとの部分は同じですが、液晶にバックライトがないのは、利用する場所によっては注意点と言えます。
ーーー
【2024年発売】
47・カシオ ネームランド KL-P50-BE
47・カシオ ネームランド KL-P50-WE
¥4,529 楽天市場 (5/12執筆時)
【9mm(白地/黒文字)テープセット】
48・カシオ ネームランド KL-P50-WE KL-TP5
¥5,180 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【6mm+9mm(白地/黒文字)テープセット】
49・カシオ ネームランド KL-TT-SET3
¥5,720 楽天市場 (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:
対応ラベル:3.5mm-18mm
自動カット:
接続:
スマホ:
パソコン:
電源:単3×6本・ACアダプタ(別売)
第2に、KL-P50です。
ネームランド最安となる製品です。
解像度は、先ほどの機種と同じですが、18mmまでのテープの対応です。
カットも手動のみで、PC・スマホとの接続も対応しません。さらに、ACコンセントも別売なので、「安い理由」はある製品です。
なお、テープセットがあります。別に買うと1本で900円ほどです。そのサイズ・色が必要なら、ですが、それぞれ「お買得」ではあります。
【2014年発売】
50・カシオ ネームランドBiZ KL-V460
¥19,850 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
印刷解像度:200dpi
印刷速度:
対応ラベル:3.5mm-46mm
自動カット:対応
接続:USB
スマホ:
パソコン:対応
電源:ACアダプタ・乾電池
KL-V460は、カシオの「ネームランド」系列のPC対応の上位機です。
こちらもキーボード付きの機種です。
本体での入力は、キーボード方式です。ATOKも搭載です。
フォントは、漢字8書体、かな8書体、英字20書体と、下位機種よりも増えます。
明朝系とゴシック系くらいしか選べなかった下位機と比べて優れます。
ディスプレイは、バックライト搭載です。サイズ(表示行数)もテプラ上位機とほぼ同じです。
パソコンとの接続は、下位機同様に、USBで接続です。
スマホとの接続は、不可です。
印刷に使うヘッドは、200dpiと下位機種と同じです。
この点で、キングジムのテプラ上位機種に比べると、多少弱いと言えます。
印刷速度は、速度としては未公開ですが、下位機種同様のスペックで、問題ないスピードです。
使用できるテープの幅は、この機種の優れる部分です。
3.5mmから46mmまで対応です。
ラベルのオートカット機能は搭載です。
剥がしやすいハーフカット機能も搭載します。
電源は、ACコンセントほか、乾電池(単3乾電池8本)での駆動に対応します。
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以上、ネームランドのKL-V460の紹介でした。
キーボード搭載機で46mmに対応できる部分がやはり特徴です。ニッチなニーズはあるでしょう。
今回の結論
ラベルプリンターのおすすめは結論的にこの機種!
以上、今回はラベルライター(ラベルプリンタ)の比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。
4・ラベルライターの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
印字の美しさ ★★★★★
印刷速度 ★★★★★
ラベルの多さ ★★★★★
家庭での利用 ★★★★★
仕事での利用 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の、最終回の4回目記事(こちら)は結論編です。
いつものように、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種をあげていきます。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら