1回目記事からの続きです→こちら
4-1・その他の有線ゲーミングマウス
4回目記事では、はじめに、ここまで見ていない企業のゲーミングマウスをまとめて紹介していきます。
1・ゲーミングマウスの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ロジクール(無線)
1-3:Razer 1 (無線)
2・ゲーミングマウスの比較 (2)
2-1:Razer 2 (無線)
2-2:ASUS(無線)
3・ゲーミングマウスの比較 (3)
3-1:エレコム(無線)
3-2:ロジクール (有線)
3-3:Razer(有線)
4・ゲーミングマウスの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2-:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、ゲーミングマウスの「選び方の基本」に沿いながら、解説していきます。
---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記していきます。
【2015年発売】
49・エレコム DUX M-DUX50BK
¥9,980 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:113グラム
接続:USBケーブル
マウス解像度: 50-3500dpi
最大加速:20G
最大スピード:2m/秒
センサー:光学式
レポートレート:
スクロール:前後左右
ボタン数:14
左右クリック:メカ式
付属品:
DUX M-DUX50BKは、日本のPC周辺機器メーカーのエレコムが販売する格安なゲーミングマウスです。
サイズは、大きめのフルサイズで、縦77.0×長さ112.5×高さ42.0mmです。
重さは、113グラムです。
ゲーム用の有線マウスとしては、平均的な重さです。
軽さは、安定性などの面で、軽さがかえってマイナスポイントとなる場合もありますし、これくらいで良いでしょう。
マウスのデザインは、人間工学的であり、サムボタンの配置などは特にゲームに向いたデザインです。
一方、ケーブル被膜が布製で断線しにくい仕様です。
マウスのセンサーは、光学式です。
解像度は、ただし、3500dpi(3.5K)です。
ビジネス用ならばともかく、ゲーム用としてこれは「低レベル」です。
操作性に関わる最大加速は20G、最大スピードは2m/秒とこちらもふるいません。
スクロールホイールは、前後の移動に加えて、チルト(左右の移動)にも対応です。
ボタン数は、側面の9個のボタンを含めて、総計で14個あります。
この部分で、MMORPGなどならば、有用な場面はあるかもしれません。
なお、上部は、左右クリックと、ホイールのミドルクリックと、中央の1ボタンです。左右チルトもボタンとして勘定して、全部で14です。
ハードウェアマクロも対応です。
---
以上、エレコムのDUX M-DUX50BKtの紹介でした。
ボタンの多さがとにかく魅力という機種です。ボタン部分だけに注目してのことならば、値段部分で、なにかしらニーズのある人はいそうです。
耐久面でも、定評の高いオムロンのスイッチを採用したり、断線しにくい布ケーブルを使用したりしています。
ただ、センサーがゲーミングマウスの水準ではないほか、保証が6ヶ月と短い点はネックです。
【2019年発売】
50・Cooler Master MM710-KKOL2
50・Cooler Master MM710-WWOL2
¥3,012 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:53グラム
接続:USBケーブル
マウス解像度: 400-16000dpi
最大加速:50G
最大スピード:10.2m/秒
センサー: PixArt PMW 3389
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6ボタン
左右クリック:メカ式(2000万)
付属品:
Cooler Master MasterMouse MM710は、台湾の周辺機器メーカー、クーラーマスターが販売するゲーミングマウスです。
サイズは、フルサイズで、116×62cmです。
卵形の昔からある形状のマウスですが、人間工学的形状よりも、このタイプが「しっくりくる」方は、一定数いるようです。
重さは、60グラムです。
同社の製品は、軽量化の手段としって、穴ぼこを開けるという奇想天外な方法を取ります。
いくつかのメーカーで見られる手法です。
なお、ケーブルは、断線しにくく柔軟なウルトラ ライトウィーブ ケーブルを採用しています。
マウスのセンサーは、PixArt PMW 3389です。
センサーでは有名なPixartの製品です。
コントローラーはARMのものを使っており、グローバルを感じる製品です。ちなみに、スイッチはオムロンだそうです。
解像度は、400-16000dpi(16K)、最大加速は、50G、最大スピードは、10.2m/秒です。
解像度は、最近の平均値からは少し落ちますが、問題ない水準です。
上級のゲーミングマウスとしての水準をキープしています。
スクロールホイールは、チルト非対応です。
ボタン数は、6ボタンです。
左右ボタンと、サイドの「進む・戻る」とホイールクリックと、その下のボタンです。
なお、プログラムは、ASUSの仕様と同じで、左クリックは固定で変更できない一方、上下スクロールはできるので、変更可能なボタンは「7ボタン」となります。
MasterPlusというソフトが用意されます。
耐久性は、オムロン製のスイッチを利用しているため、2000万クリックが保証されている点が魅力です。
---
以上、MM-710-KKOL1 MS386の紹介でした。
通常形状のマウスで、とにかく軽量なゲーミングマウスを探している場合は候補です。
一方、堅牢性と耐水性はコーティングで保証されるものの、エアダスターは常備でしょうね。
ーーーー
【2020年発売】
【光沢モデル(グロッシー)】
51・Cooler Master MM-711-KKOL2
51・Cooler Master MM-711-WWOL2
¥11,052 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【非光沢モデル(マット)】
52・Cooler Master MM-711-KKOL1
52・Cooler Master MM-711-WWOL1
¥6,980 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:60グラム
接続:USBケーブル
マウス解像度: 400-16000dpi
最大加速:50G
最大スピード:10.2m/秒
センサー: PixArt PMW 3389
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6ボタン
左右クリック:メカ式(2000万)
付属品:
なお、2020年に本機の改良版が追加販売になっています。
性能は同様ですが、RGBライティング機能が付属しました。他は、LEDの分の重さ以外、かわらないので、好みで決めましょう。
ーーー
【2020年発売】
53・ COOLER MASTER MM-720-KKOL1
54・ COOLER MASTER MM-720-WWOL2
¥15,918 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:49グラム
接続:USBケーブル
マウス解像度: 400-16000dpi
最大加速:50G
最大スピード:10.2m/秒
センサー: PixArt PMW 3389
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6ボタン
左右クリック:メカ式(2000万)
付属品:
さらに、COOLER MASTER MasterMouse MM720 Matteという製品も追加発売です。
中身や重さはほぼ同じですが、形状的に「つかみもち」しやすい形状というのが特徴です。
【2022年発売】
55・ ASUS TUF Gaming M4 Air
¥5,535 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:47グラム
接続:USBケーブル
マウス解像度: 400-16000dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:Optical Pixart 3335}
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:6ボタン
左右クリック:メカ式
付属品:
TUF Gaming M4 Air は、台湾のASUSのミドルグレードのゲーム用機器を示す「TUF Gaming 」シリーズに属する製品です。
サイズは、フルサイズで、126×64cmです。
重さは、47gです。
他社機でもみたような、穴抜きで軽量化したものです。
丸いパンチングの穴ではなく、ピラミッド型のユニークな形状です。
穴抜きですが、IPX6等級の防水・防塵性があります。
マウスのセンサーは、Optical Pixart 3335です。
マウスの解像度は、400-16000dpi、最大加速は40G、最大スピードは、10.2m/秒です。
悪くない値ですが、同社のワイヤレスの上位機と比べたら普通です。
とはいえ、一般的には、必要十分でしょう。
スクロールホイールは、チルト非対応です。
ボタン数は、6ボタン式です。
左右クリックほか、サイドの「進む・戻る」とホイールクリックと上面のDPIスイッチの部分です。
すべて設定が可能です。
なお、ケーブルも、パラコートケーブルで、柔軟性(追随性)重視です。
---
以上、ASUS TUF Gaming M4 Air の紹介でした。
ストイックに軽量化を徹底した実用重視の軽量マウスに思えます。
ホイールやケーブル部分など必要な剛性は犠牲になっていないので、「1gでも軽量がよい」という方向の場合、選択肢になります。
今回の結論
ゲーミングマウスのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はゲーミングマウスを紹介してきました。
最後に、いつものように、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思いす。
第1に、ワイヤレス対応で、現状で性能面でバランスの取れているゲーミングマウスは、
【2019年発売】
1・ロジクール G903h
¥16,780 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:110グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度:100-25,600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
スクロール:高速スクロールホイール(切替)
レポートレート:1000Hz(1ms)
ボタン数:11
左右クリック:メカ式(5000万)
付属品:ウエイト10g
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★☆
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
G903h LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouseでしょう。
通信方式は、USB無線方式です。
昔は遅延などが心配でしたが、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯を使う同社の、LIGHTSPEEDワイヤレスは、この問題がなく優秀です。
実際、レポートレートは1000Hz(1ms)となるので、常時において、基本的にUSB有線の場合と差はないでしょう。それもあり、「有線兼用」の仕様にしていないと言えます。
センサーも、HERO 25Kです。
各社通して、ゲーミングマウスとしては「上級」の仕様なので、センサー部分の問題は全くないです。解像度自体もかなり細かく調整可能です。
ボタン数も、本機は、13ボタンと十分です。
シンメトリーな設計なので実際は、(右利きなら)右側のボタンはあまり使わないでしょうが、それでも問題ない数です。
ボタン設定の変更もプログラムもできますし、メモリーに保存もできるため、利便性において問題ありません。
スクロールホイールは、(Razerの一部機種をのぞき)他社はあまりこだわりません。
しかし、実際、ゲームほかで「結構使う」部分です。この部分の品質は良く、機能面でも、「ハイブリッド式」で、高速スクロールもできるため、高度です。
【第2世代】G-PMP-001後継機
G-PMP-SE-001 ワイヤレス充電システム
¥16,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
バッテリーは、一方、無線ゲーミングマウスの難点です。
通常より通信量が多いので、わりと頻繁に充電が必要だからです。
ただ、その点でも、専用のワイヤレス充電システムを兼ねた純正のマウスパッドが用意され、気が利いています。
全方位的に優れた、ゲーミングマウスだと思います。完全に「プロ」で、(電子レンジなど)2.4GHz帯の電波干渉も気にする、などでないならば、本機で良いかと思います。
第2に、左右クリックの遅延の無さや、クリック感を重視する場合におすすめなのは、
【2022年発売】
【RGBあり】(新型スイッチ)
2・ロジクール G502 X PLUS G502XWL-RGBBK
2・ロジクール G502 X PLUS G502XWL-RGBWH
¥19,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【RGBなし】(新型スイッチ)
3・ロジクール G502 X G502XWL-CRBK
3・ロジクール G502 X G502XWL-CRWH
¥17,600 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:102g/106g
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-25600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後左右
ボタン数:13
左右クリック:光学式(6000万)
付属品:
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★☆
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
ロジクールのG502 X LIGHTSPEEDワイヤレス ゲーミング マウスでしょう。
センサーも、本機も、HERO 25Kです。
(反応重視の)軽量機では、さらに新世代のセンサーが出ましたが、このクラスならば十分以上です。
その上で、左右クリックが、ハイブリッド型で、新開発のLIGHTFORCEスイッチである部分が評価できます。
冒頭で書いたように、光学式とメカ式の欠点を緩和した方式ですので、クリック感の快適性を犠牲にせず、遅延と耐久性の問題にメスを入れていますので。
形状は、オーソドックスなフルサイズですし、しっかり握れるでしょう。
ゲーム以外に使う場合も、使いやすいと言えます。
第3に、とにかく軽量で、反応速度の良いワイヤレスゲーミングマウスを選ぶとすると、
【2024年発売】
8Kドングル付属
13・Razer Viper V3 Pro RZ01-05120100-R3A1
¥25,129 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
8Kドングル付属
13・Viper V3 Pro Sentinels Edition RZ01-05120400-R3M1
¥32,450 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
13・Viper V3 Pro Faker Edition RZ01-05120500-R3M1
¥28,512 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
解像度: 100-35,000dpi
センサー:Focus Pro 35K
重量:54グラム
接続:USB無線+有線
最大加速:70G
最大スピード:19.1m/秒
レポートレート:8000Hz(要ドングル)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:光学式(9000万)
付属品:
正確性 ★★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★☆☆
解像度の調整 ★★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
RAZERのViper V3 Proでしょう。
軽量機は各社から出ていますが、総合的に言えば、とくに、ゲーミングで重要な、センサー的、物理的に、速度を出せるような「最先端の工夫」が、網羅的なのを評価しました。
センサーは、第2世代 RAZER FOCUS PRO 35K オプティカルセンサーです。
解像度だけ言えば、ASUSに42Kなどがあります。
しかし、先述のように、解像度の最高速を「深追い」するのは、多分に宣伝競争に思えます。
実際の利用時の解像度設定の柔軟度はこちらが良く、使いやすそうです。
最大加速は、70G、最大スピードは、19.3m/秒です。
この部分の性能は言うまでもなく、最高クラスです。
これらの部分も、ここまでくると「数字を追う」ような部分もあります。
ただ、実際のところ、新型センサーは、現実環境において、トラッキングの精度を向上させており、意味のある新センサー採用と言えます。
その上で、付属ドングルを利用すると、レポートレートが8000Hz にできます。
バッテリーの保ちは少し悪くなるのですが、速度重視ならばよいでしょう。
センサー部分の「性能比べ」が一段落した段階なので、この部分はやはり「ワンポイント」です。
左右のクリック部分は、ただし、光学式(オプティカル式)です。
クリックの応答速度がメカ式より速いので、FPSなどの初撃の反応が良いです。
メカ式より耐久性も良いので、「ハードクリッカー」には(壊しにくさの部分でも)向きます。
ただし、先述のように、押し味にはクセがあるので、好き嫌いは生じます。
ボタンも、多ボタンでないですが、FPSなどの用途では、シンプルで良いかと思います。
一方、左右クリックほかの押し味は、少し特殊で、連射には一般的に課題があります。
また、スクロールホイールは、やはり、ロジクールのが良いのですが、ある種「尖った」仕様の本機が面白いのも確かです。
ーーー
【2023年発売】
6・Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
¥24,500 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
黒:PPD-004WL-BK
白:PPD-004WL-WH
赤:PPD-004WL-MG
【2024年発売】
6・Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX
¥24,500 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
黒:GPROXSL-WLDEXWH
白:GPROXSL-WLDEXBK
赤:GPROXSL-WLDEXMG
重量:60グラム
接続:USB無線(2.4GHz)
解像度: 100-44,000dpi
最大加速:88G(要UD)
最大スピード:22.5m/秒
センサー:HERO 2 センサー
レポートレート:8000Hz(0.125ms)
スクロール:前後
ボタン数:5
左右クリック:ハイブリッド型(6000万)
付属品:
正確性 ★★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★☆☆
解像度の調整 ★★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、左右クリックのクリック感(タクタイル)が欲しい場合、ロジクールの PRO X SUPERLIGHT 2が選択肢でしょう。
シンメトリー(左右対称)が苦手な場合は、 SUPERLIGHT 2 DEXでも良いです。
こちらも反応重視の光学式スイッチですが、メカ構造(スプリング)を残すので、クリック時の感触もあります。
センサーも、同社では初登場のHERO 2で、レポートレート・解像度ほかが伸びています。
旧機だと、若干遅れを取っていたといえる場所ですが、その部分も良くなりました。
また、スクロールホイールを含めて、「軽量で・スピード重視」な部分は、Viper V2と同じ方向性です。この部分を含めて、値段相応の満足感は得られるでしょう。
ーーー
【2024年発売】
30・ ASUS ROG Keris II Ace
¥18,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:54グラム
接続:USB無線+有線+BT
マウス解像度: 100-42000dpi
最大加速:50G
最大スピード:19.05m/秒
センサー:ROG Aim Point Pro 42K
レポートレート:4000Hz(有線時は2倍)
スクロール:前後
ボタン数:6
左右クリック:光学式(1億)
付属品:
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★☆☆
解像度の調整 ★★★★★★
ボタン数 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、ASUSの ROG Keris Wireless AimPointは、結構「穴場」に思えます。
(別売のRazerと違い)最大8000Hzのポーリングレートが出せるドングルが付属する部分で、値ごろ感があるからです。
軽さも最高水準ですし、左右クリックも、軽さで反応速度を出したい場合、親和性が高い光学式です。
1億回とされるクリック耐久性も最高ですし、センサー周りのスペックも十分以上です。
ーーー
【2024年発売】
33・ ASUS ROG Harpe Ace Extreme
¥50,590 楽天市場 (5/19執筆時)
重量:47グラム
接続:USB 2.4+有線+BT 5.1
マウス解像度: 100-42000dpi
最大加速:50G
最大スピード:19.05m/秒
センサー:ROG Aim Point Pro 42K
レポートレート:8000Hz(通常1000Hz)
スクロール:前後
ボタン数:4
左右クリック:光学式(1億)
付属品:
なお、現状で最軽量は、ASUS ROG Harpe Ace Extremeです。
こちらは、シェルに、軽量で剛性の高いカーボンファイバーを採用ですので、価格は相当高めです。
その部分で一般向きではないです。
キーのキャリブレーションや、ゴリラガラスのソールほか、装備と調整部分での手作業は多い印象です。
ポーリングレートもワイヤレスで8K保証です。
この価格である「理由」は感じますし、予算によっては選んで良いかと思います。
第3に、信頼性の面で、有線であることを「マスト」とするならば、
【2022年発売】(新型スイッチ)
43・ロジクール G502 X G502X-BK
43・ロジクール G502 X G502X-WH
¥9,900 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【2020年発売】(旧型メカスイッチ)
44・ロジクール G502 HERO G502RGBhr
¥8,180 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:121グラム
接続:USBケーブル
解像度: 100-25600dpi
センサー:HERO 25K
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後左右
ボタン数:13
左右クリック:光学式(6000万)
付属品:ウエイト(3.6g×5)
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★☆
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
ロジクールのG502RGBが「最強」でしょう。
新旧両機種あります。
違いは、左右のスイッチがメカ式か、ハイブリッド式かという部分だけです。
値段差はビックリするほどないので、新機種で良いかと思います。
接続は、USBケーブル式です。
やはり2.4GHz帯の通信が(ご家庭の電波状況などで)やや心配という場合は、選べます。
バッテリーの心配をしたくない、という方にも良いかと思います。
なお、他社機を含めて、ワイヤレスでも有線化できる仕様の製品はありますが、やはり、バランスは無線利用に最適化されるため、有線しか使わないならば、有線用が良いです。
センサーは、解像度・スピード・加速度とも、高水準です。
ワイヤレスマウスの上位機とこの部分は同じです。
ボタン数は、本機の良い部分です。
全ボタンが11個で、形状的に見ても押しやすい配置です。
本体形状についても、同社の下位機種などよりエルゴノミクス的で持ちやすそうです。
他機同様に、プログラムボタンが付属しますので、使いこなせば使いこなすほど、使い勝手は良くなるでしょう。
その上で、ホイールほか、クリック部のメカスイッチの品質も定評がありますし、保証期間も2年とも長いため、その部分の安心感もあります。
ーー
【2020年発売】
【型番:RZ01-03210100-R3M1】
45・Razer DeathAdder V2
¥8,832 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:82グラム
接続:USBケーブル
解像度: 200-20000dpi
最大加速:50G
最大スピード:16.5m/秒
センサー::Focus+センサー
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:9
左右クリック:光学式(6000万)
付属品:
ただ、FPS他で、マウス自体の軽さと、クリック時の反応を重視するならば、Razer DeathAdder V3でしょう。
レポートレートが、8000Hzですし、重さも軽いですから。
クリックは、オプティカルですが、ダブルクリック問題が対策された「第3世代」なので、この用途には良いでしょう。
第4に、MMORPGなどに使う目的で、テンキーに近い形状のショートカットに利便性を感じるならば、
【2022年発売】
【型番:RZ01-04400100-R3A1】
15・Razer Naga V2 Pro
¥27,396 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【2020年発売】
【型番:RZ01-03420100-R3A1】
16・Razer Naga Pro
¥24,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:117グラム
接続:USB無線+有線+BT
解像度: 200-30,000dpi
最大加速:70G
最大スピード:19.3m/秒
センサー:Focus Pro 30K
レポートレート:8000Hz(要ドングル)
スクロール:前後
ボタン数:最大20
左右クリック:光学式(9000万)
付属品:
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★☆☆
ホイール回転 ★★★☆☆
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
Razer Naga Proでしょう。
旧バージョンが残りますが、センサーが旧式で、20Kグレード・50G・16.5m/秒になります。
それ以外は、本編で書いたスクロールホイールの高度な調整ができない点を除けば、USBがUSB-Cになった程度の違いです。
値段差もあるので、費用対効果を考えて旧機種でもOKかと思います。
通信方式は、本機も、USB無線によるワイヤレスです。
その上で、USB有線接続も可能なタイプです。
構造部分では、サイドプレートが簡単に交換でき、最大で、サイド12ボタンの配置にできます。
とにかくショートカットが重要になるゲームをやるならばこれでしょう。
他のボタン構成も選べるので、使途の幅も広そうです。
左右クリックは、オプティカル式です。
先述のように、やや押した感じが普通のメカ式と異なるのは、注意と言えます。
ーーーー
【2022年発売】Qi充電なし
27・ASUS ROG Chakram X Origin
¥(18,155) Amazon.co.jp (5/19執筆時)
重量:123グラム
接続:USB無線+BT+USB有線
マウス解像度: 100-36000dpi
最大加速:50G
最大スピード:16.5m/秒
センサー:ROG Aim Point 36K
レポートレート:1000Hz(1ms)
スクロール:前後
ボタン数:7
左右クリック:メカ式(7000万)
付属品:
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
この部分が気になるならば、ASUSのROG Chakramでしょう。
ただ、在庫がなかったので、復活したら、という話です。
同社の場合、クリックは「メカ式」です。
その上で、DIYでスイッチがユーザーで交換しやすい作りです。
メカ式の問題点の1つである「耐久性」については、交換という手段でクリアできます。補修パーツが最初からつくほか、普通に小売りもしています。
ボタンは、、サイドに「進む・戻る」以外に、ジョイスティックがあります。
アナログジョイスティックとして機能するほか、4方向に対してショートカットを割り当てることもできるため、(不器用でも)わりと感覚的に、押せます。
本機は、ホイールは特段工夫がないです。
クリックは先述のように、メカ式ですが、応答性を高める工夫もあり、ロジクールのメカ式と差を感じません。
こうした部分でも見どころがある機種と言えます。
補足:関連記事の紹介
というわけで、今回は、ゲーミングマウスを紹介してきました。
1・ワイヤレスマウスの比較
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:大きめフルサイズマウス
2・小型ワイヤレスマウスの比較
2-1:小さめモバイルマウス
3・ゲーミングマウスの比較
3-1:ゲーム用高解像度マウス
4・有線マウスの比較
4-1:仕事向けワイヤードマウス
5・おすすめのマウスまとめ
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
ゲーミングマウス以外にもマウスの記事があるので、興味のある方はご覧ください。
1・ゲーミングモニターの比較
2・ゲーミングマウスの比較
3・ゲーミングキーボードの比較
4・東プレキーボードの比較
5・PCデスクの比較
6・PCチェアの比較
7・PC用スピーカーの比較
また、このブログには、ゲーム関係の周辺機器の比較記事が他にもあります。
よろしければ、これらもご覧ください。
最後までありがとうございました。この記事が皆さんのお役に立ったのならば幸いです!