1回目記事からの続きです→こちら
3-2・JVCのBluetoothスピーカー
3回目記事のトップバッターは、日本のJVCビクターのBluetoothスピーカーです。
同社は、木にこだわるラインナップを特徴とします。
1・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー〈日本〉
1-3:BOSE〈米国〉
2・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
2-1:JBL〈米国〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:ANKER〈米国〉
3・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
3-1:JVCビクター〈日本〉
3-2:マーシャル〈英国
3-3:B&O〈北欧〉
3-4:Beats〈米国〉
3-5:他の企業
4・Bluetoothスピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で説明した「選び方の基本」の説明に沿って、今回も比較していきます。
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今回も、Atlasのおすすめのポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2023年発売】
39・JVC Victor SP-WS02BT
¥19,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(2WAY)
アンプ出力:20W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC
バッテリー:12時間
サイズ: 幅208×高さ81×奥行80mm
重さ: 820g
SP-WS02BT は、JVCビクターの販売するBluetoothスピーカーです。
写真のように、天然木の突き板を利用した、暖かみのあるデザインです。
JVCは、音響機器で木を使う場合が多いです。
本体の重さは、820gです。
防水性能は、当然ですがありません。
スピーカーは、20W出力です。
構成は、中央に楕円形ウーファーと、左右にシルクドーム型のツイーターという構成です。リアにパッシブラジエーターを装備して、低音の強化を図る密閉型の2WAYです。
ユニットサイズや周波数特性は非公開です。
Bluetoothは、SBCとAACの対応です。
バッテリーは、12時間までとなります。
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以上、JVC Victor SP-WS02BT の紹介でした。
通常、同社が公開する音質に関わるスペックが非開示である点、あるいは、上部の「ビクター犬」デザインを含めて、基本的にはデザイン重視の製品として出されているものでしょう。基本的にそちらを重視する方におすすめします。
とはいえ、ビクターブランドらしい堅実な設計で、値段相応の音質です。低音は十分出ていますし、音圧もサイズ感からすれば良いです。
リスニングポイントの広さと低音量での利用はイマイチな部分はありますが、通常音量で聞き流す感じのBGM用ならば、十分以上に思えます。
ただ、防水性もなく、自宅内で利用する機種である機種になる点で言えば、設置スペースに問題ないならば、音質重視ならば、もう少し大きい機種を選んでも良いかなとは思います。
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このほかの、JVCが販売する小型Bluetoothを以下で核にしておきます。
【2023年発売】
40・JVC Victor SP-WS01BT
¥13,500 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル(2WAY)
アンプ出力:10W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC
バッテリー:12時間
サイズ: 幅114×高さ80×奥行80mm
重さ: 580g
第1に、SP-WS01BTです。
ただ、こちらは、モノラルの2WAYです。
このシリーズは先ほどの機種を含めて、2機買ってペアリングできるので、それ用かなと思います。
「選び方の基本」で書いたように、小型Bluetoothスピーカーの場合、必ずしも、ステレオである必要はないです。
ただ、補記は、配置的に言っても単機では実力を活かせないでしょうし、費用対効果の部分でも割高に思えます。
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【2023年発売】
41・JVC Victor SP-WS04BT
¥20,800 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(2WAY)
アンプ出力:20W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC
バッテリー:15時間
サイズ: 幅166×高さ102×奥行50mm
重さ: 570g
第2に、SP-WS01BTです。
サイズは、幅166×高さ102×奥行50mmです。
同社の製品では「中くらい」ですが、本機は、IP67の防水性があります。
デザイン的に野外と言うより、お風呂や、キッチンなどの水周りで使いやすいという感じでしょう。
ユニットは、左右にトゥイーターが装備され、中央にウーファーが装備される構成です。これに、2基のパッシブラジエータが備わります。
冒頭で見た同社の上位機と同じ仕様ですが、やはり、サイズは非公開です。
この構成は、(音質が良くなった)最近の音楽状況に合っているようで、最近よく見かける気がします。
あとは、言及したい部分はないです。
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結論的にいえば、ウッド調のデザインが好きな方で、防水性が欲しい場合、選ぶと良い機種です。
ただ、音質面では、ドライバーサイズの公開がない部分を含めて、個性は乏しいので、あくまで、「外観重視」の製品と言えます。
3-2・マーシャルのBluetoothスピーカー
続いて、マーシャルの小型機です。
アンプでは誰でも知る英国のメーカーです。ただ、スピーカーは、スウェーデンのZIIがライセンスをうけて生産しています。。
ZIIはヘッドホンでも有名な会社です。日本では、完実電気が販売しています。
【2020年発売】
42・ Marshall STOCKWELL II
¥34,182 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(マルチフォニック)
アンプ出力:20W
スピーカー直径:
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ: 幅181×高さ161×奥行70mm
重さ: 1.3kg
STOCKWELL IIは、マーシャルの製品では、比較的小さいタイプのBluetoothスピーカーです。
なお、同社は、最近下位機でアンプの更新(強化)をしていますが、本機は2020年発売ですので、その部分が旧世代になります。
執筆時在庫なしでしたし、遠からずSTOCKWELL IIIが出るかもしれません。
重さは、1.3kgです。
今回紹介している小型機としては重めと言えます。
その部分を重視した設計ではないです。
防水性は、IPX4です。
強力な防水ではないですが、雨天での利用は可能な設計です。
スピーカ能は、総合出力が20Wです。
同じ重さのJBLに比べるとやや弱めではあります。
ユニットサイズは、非公開です。
ただ、ウーファー用の10WのD級アンプと、トゥイーター(2系統)の5WのD級アンプの記載があります。
変則的な構成ながら、2WAY式のステレオになります。
低音域は、スペック的には60Hzまで出ます。
メーカー柄、低音は重視ですが、強化方法は分かりません。
音質は、ステレオの定位を楽しむと言うより、サラウンド感(音の広がり)に個性があります。
配置構成も、ステレオですが、マルチフォニック(全方位)です。
カジュアルな利用シーンを重視するブランドの方向性からすれば、これで良いと思います。ざっくり置いても、それなりに満足する音がする、という感じです。
また、上部のノブで、低音と高音のバランスをアナログ調整可能な仕様です。
Bluetoothは、SBCとApt-Xという構成です。
Apt-Xは、Android系のスマホなどに搭載が多い規格で、CD音質のロスレス音源ならば、圧縮なしで送れます。
一方、iOS系は非対応で、その場合、SBCの転送となるので、音質の評価は、利用するスマホ・音楽プレーヤーに依拠しそうな構成です。
一方、同シリーズは、全機ともBluetooth 5なので、機器側と双方の対応があれば、通信安定性は高いでしょう。
バッテリーは、20時間と長めです。
マルチペアリングは、非対応です。
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以上、Marshall STOCKWELL IIの紹介でした。
金属製のグリルを採用する独特の外観な、全方位型のステレオスピーカーです。
軽量性とサイズははさほど意識しませんが、先述のように「ざっくり適当において」もある程度満足できる音質といえます。とくに、低音は出ます。
音質よりは、「格好良さ」主体な製品ではありますが、言い換えれば、ファッション性がありつつ、音もそこそこ良い製品ともいえるでしょう。ただし、iOS系とは、コーデックの部分で、さほど相性は良くないです。
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【2024年発売】
43・Marshall EMBERTON III
¥28,980 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
アンプ出力:38W×2
スピーカー直径:
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
コーデック:SBC
バッテリー:32時間
サイズ:幅160x奥行76.9x高さ68 mm
重さ:670g
ハンドルや調整の部を省略するなどして、少し軽量化した下位機種が、 Marshall EMBERTON IIIです。
スピーカー構成は、ユニットサイズは非公開ですがステレオです。
ただ、今回、アンプ出力が総合76Wという表記になりました(クラスD)。
この部分の強化で、低音部分は強化されています。ある程度大きな音でガンガン鳴らすという、ニーズに沿うような改良です。
パッシブラジエーターで低音を補う形式なのは同じですし、低音域の音圧は、サイズ感に似合わないものと言えます。
なお、ステレオですが、配置的には、サラウンド感を重視した、全方位型になります。
また、イコライザで細かく調整できる仕様です。
防水性は、IP67防水防塵です。
また、出るのは同じ音ですが、マルチペアリング(スタックモード)は対応です。
バッテリーも、Bluetooth5.1の採用もあり、最大32時間と長いです。
充電は、USB-Cです。
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結論的にいえば、設計が新しい部分もありますが、マーシャルの特長が「小さくてもパワフル」とするならば、本機は「らしい」小型機といえます。
じっくり音楽を聴くための製品ではないですが、持ちはこびサイズでもビートを楽しみたい方ような場合、候補と言えそうです。
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【2024年発売】
44・Marshall WILLEN II
¥17,980 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:38W
スピーカー直径:5,1mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:75Hz
コーデック:SBC
バッテリー:17時間
サイズ:幅105x高さ105x奥行43.4 mm
重さ: 360g
さらに、MarshallのWILLENは、完全に携帯型で、同社の「最小サイズ」です。
スピーカーは、5.1cmで、ステレオではないです。
低音は、上位機に比べれば、「サイズ相」当ではあります。
ただ、先述のように、強めのDアンプを搭載しつつ、パッシブラジエータで低音を補う仕組みはあるので、似た形のJBLの小型機に負けるわけでもないです
本機のターゲット層のニーズに応える形です。
防水性も、IP67の防水防塵性能を持つため、ハードにも使えるでしょう。
3-3・B&OのBluetoothスピーカー
続いて、デンマークの音響メーカーとなるBang&Olufsenの製品です。
北欧系の企業らしく、デザイン性の高い製品を展開します。
【2025年発売】(加筆予定)
45・B&O Beosound A1 3nd Gen
¥55,066 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
【2020年発売】
45・B&O Beosound A1 2nd Gen
¥35,073 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:360度スピーカー
アンプ出力:60W
スピーカー直径:15.2mm+82.55mm
高音再生力:24KHz
低音再生力:60Hz
コーデック:SBC AAC Apt-X Adaptive
バッテリー:24時間
サイズ:直径4.6cm×高さ13.3cm
重さ: 576g
Bang&Olufsenの Beoplay A1 2nd Gen は、ヨーロッパで評判のモデルの輸入版です。
2025年モデルが出ました。
今回は、ウーファーが若干「小型化」しましたが、逆に「低音強化」が強調されます。
これは、ウーファーの形状変更と、DSP技術の部分の改良によるものです。アンプ出力もやや上がっていますし、全体としては「進化」といえます。
あとは、Apt-X Adaptiveに対応した部分と、バッテリー駆動がやや長くなった部分が目に付く違いです。
一方、旧機は「Alexa built-in」で、音声AIのAmazon Alexa対応でした。ただ、本機は、Wi-Fi非搭載なので、スマホに依存するタイプだったため、(そこまで便利ではなかったのか)今回は省略です。
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結論的にいえば、価格差はある状況ですので、そこまで低音域に子だあらない場合は、現状で旧機でも良いように思います。とくに、野外でも使う場合はそちらで構わない感じです。
あとは、あまり変わりませんので、新機種ベースに以下、説明をしていきます。
本体の重さは、円形の可愛らしい形状をしていますが、576gです。
そこそこの重さはありますし、括り付けて使う提案です。
防水性は、IP67等級なので、野外でハードに利用できる点が魅力です。
なお、本体素材は、凹みやキズがつきやすい仕様です。ただ、これは、「キズも旅の記念」という意味で、あえてそのようにしているそうです。
スピーカーは、本機は、360度スピーカーです。
ユニットは、約83mmのアルミコーンのフルレンジユニットと、15.2mmのシルクドーム型のツイーターです。
先述のように、旧機より多少ユニットが小型化しましたが、DSP技術や形状の変更で、逆に、低音域は新機種が上です。
アンプ出力も、30W×2ですし、伸びています。
配置は、360度スピーカーといえます。
音が四方に広がるような構造(True360オムニディレクショナルサウンド)を採用しています。部屋の真ん中に置いても能力を発揮しやすいでしょう。
一方、構造的に低音を強化する仕組みはないので、その方面はあまり期待できないです。
ただ、トゥイーターを装備する関係で、高音域については、配慮があります。
Bluetoothは SBCに加えてAACとAPT-X Adaotiveにも対応できるので、音質もそれなりに期待できるでしょう。
なお、このコーデックはハイレゾ対応ができるのですが、本機は、スピーカーを含めて、それ用ではないです。
バッテリーは、最大24時間もちます。
マルチペアリングは、この機種も対応し、その場合は、ステレオ再生が可能です。
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以上、Bang&Olufsenの Beoplay A1の紹介でした。
小型スピーカーとしては、とくに、音の広がりと臨場感の点で、レベルの高い製品です。
これは、スペックには中々出にくい部分です。ただ、店頭で試聴(旧モデル)をした限り、高レベルに仕上がったモデルと感じました。
新機種で、音圧はアップしましたが、やはり自宅で聞くために備えると言うより、基本的には、「フィールドギア」でしょう。
【2021年発売】
46・B&O Beosound Explore
¥32,900 楽天市場 (6/19執筆時)
ユニット:360度スピーカー
スピーカー直径:46m×2
高音再生力:23kHz
低音再生力:56Hz
コーデック:SBC
バッテリー:27時間
サイズ:直径8.2×高さ12.4cm
重さ: 637g
Bang&Olufsenの Beosound Explore も、同社の耐久性重視のスピーカーです。
重さは、637gです。
防水性は、本機もIP67等級の防水防塵対応です。
素材的には、本機もアルミニウムボディなので凹みます。
ただ、製品紹介をみると、かなり「無茶使い」しても大丈夫のようです。
ただ、落下耐性のスペック(MILスペックなど)はないです。
スピーカーは、360度スピーカーです。
360度サラウンド機の方向性で、全方位に音を拡げるタイプです。
ユニット構成は、46mmのフルレンジドライバーを2基搭載です。
アンプ出力は、不明です。
低音域は、大きな期待はできないでしょう。
ユニット構成は、先ほどの機種より低音重視ではありますが、構造的に低音を強化する仕組みはないです。
Bluetoothは SBCのみです。
バッテリーは、最大27時間持ちます。
マルチペアリングは、この機種も対応し、その場合は、ステレオ再生が可能です。
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以上、B&Oの Beosound Exploreの紹介でした。
用途性はBeoplay A1と大きく変わらず、やはりフィールドギアといえます。
カラビナが付く分、持ちやすさについては本機の方が良さそうで、「ガチ登山」のようなシーンならば、バッテリー量を含めて、こちらでしょう。
総合的な音質は、スピーカー構成とコーデックの部分を含めてBeoplay A1でしょうが、低音重視ならば本機の方が良いかと思います。
3-4・BeatsのBluetoothスピーカー
続いて、米国のビーツ(Beats by Dr.Dre)のBluetoothスピーカーです。
現在はAppleのブランドの1つですが、Apple純正よりストリート色が強い商品展開です。
【2024年発売】
47・ Beats Pill MW443PA/A
47・ Beats Pill MW463PA/A
47・ Beats Pill MWQW3PA/A
¥20,443 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル(ステレオ化可)
アンプ出力:
スピーカー直径:(2Way)
高音再生力:
低音再生力:
コーデック:SBC AAC
バッテリー:24時間
サイズ: 幅71×高さ70×奥行219mm
重さ: 690g
Beats Pillは、 ビーツ・エレクトロニクスの販売する小型Bluetoothスピーカーです。
本体の重さは、 690gです。
防水性は、IP67等級なので、外でも使えます。
ただ、どちらかといえば、自宅で利用するのに向くかなという感じです。
スピーカーは、ユニットサイズは非公開です。
ただ、ソニーのようなレーストラック型ウーファーと、ドーム型トゥイーターのコンビです。
ウーファーは、見た感じ50×80mmほどはありそうで、加工もユニークです。
トゥイーターは新設計です。
同社の場合、トゥイーター部分が高音域ほか、中音域を担当し、ウーファーは、重低音〜中低音域というレンジ区分のようです。
いずれも、多少上向きに向けられていますが、本体自体も20°まで上向きできるので、低い場所で使いやすそうです。
一方、写真で分かるようにモノラル構成で、低音強化のパッシブラジエータもない、最近だと珍しい構成です。
音質は、この構成でも十分な低音域がありました。
レンジも広めで、トゥイーターに由来する高音域も強調されている感じで、(あえていえば)JBLやAnkerより、ソニー機に近い印象です。
なお、本機は、ステレオで使えますが、その場合の音質は未確認です。
なんとなし、ローボードで、ステレオで使ったら結構よさげな感じを受けました。
Bluetoothは SBCに加えて、Apple系なのでAACに対応します。
したがって、ハイレゾは対応しません。
一方、USB-Cによる、有線接続も可能で、その場合、(ハイレゾは非対応ですが)CD並のロスレスでの再生ができます。
この部分では、仕事時に便利そうですが、モノラルではあります。
マルチペアリングは、2台までです。
ステレオほか、2台同じにならすこともできます。
そのほか、iOS・Androidとも、ワンタッチのペアリングに対応し、iOSの場合「探す」にも対応できます。
バッテリーは、24時間もちます。
この機種も対応し、その場合は、ステレオ再生が可能です。
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以上、ビーツのBeats Pillの紹介でした。
パッシブラジエータがなく、トゥイーターがある構成が面白い製品です。
ただ、単機だとモノラルである部分はやはり注意点です。
その構成だからこそ、大きなウーファーが載せられたとも言えますが、自宅でしっかり聴く場合は、2台用意してステレオにした方が良いでしょう。
3-5・他社のBluetoothスピーカー
最後に、さほど展開数はないが、おもしろい製品を出している企業の小型Bluetoothスピーカーをみていきます。
【2022年発売】
48・CANON albos Light&Speaker ML-A(BK)
48・CANON albos Light&Speaker ML-A(SL)
¥36,000 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:10W
スピーカー直径:50mm
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC
バッテリー:5時間
サイズ: 直径122×高さ300×mm
重さ: 1.6kg
albos Light&Speaker ML-Aは、キヤノン電子の販売する製品です。
ソニーや、バルミューダと同じ「サウンドと照明」をコンセプトとします。
本機はスタートアップ(makuake)初の製品です。大企業ですが、従来、ライトも照明も作っていないので、意外な感じがします。
サイズは、 直径122×高さ300×mmです。
ライバルのソニー機などより、体積としてはすこし大きめです。
照明の部分は、言及に値します。
ソニーやバルミューダは、あくまで「インテリア光」でした。
しかし、本機は、ライト部分が可動式し、昼光色(6450K)と電球色(3450K)に調色できます。
明るさは、300ルーメンです。
【デスクライトの比較記事】でみた製品と違って、直下照度(ルクス)が非開示すのでで、デスクライトとしての適正は不明です。
ただ、写真のように、手元灯として「そこそこ明るい」ので、本を読まないならば使える明るさです。
明るさが3段階調整(300lm,200lm,25lm)できる部分も含めて、寝室用の「スポットライト」として、使える部分を「売り」にします。
防水性は、ありません。
スピーカーは、総合出力が10Wです。
その部分は、ライバルと同じで、そうそうパワフルではないです。
ユニット形状も、(昔サーモスが出していたような)円筒形の筒で、上に5cmのスピーカー、下に、パッシブラジエータという、オーソドックスな構成です。
低音域は、出力的に期待はできません。
Bluetoothも、SBCのみです。
バッテリーは、5時間保ちます(3時間で満充電)。
音楽と照明を利用する場合は3時間です。
ただ、仕組み的に、そこそこの充電量がある状況で、コンセントにつなげて使うならば、稼働時間は伸ばせるでしょう。
USB充電式(USB-C)ですので、10W(5V 2A)給電ができるUSBバッテリーや、PCポートからならば、(原理的に)コンセントがなくても給電はできると言えます。
しかし、キヤノンは、PCやUSBバッテリーからの充電は(一部を除いて)不可との書き方です。
明るさの部分でデスクライトとして使いがたい製品ですし、この仕様でも「まあOK」でしょう。
一方、バッテリー自体は300回までの充電寿命との記載です。
バッテリーは、廉価製品でも一般的に500回保証が普通なので、少し「保守的」には思えます。
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以上、キヤノンのalbos Light&Speaker ML-Aの紹介でした。
結論的にいえば、本機の場合、値段の大部分は、アルミ削り出し」のボディの「格好良さ」を実現する部分にあるかと思います。
恐らく、本機をキヤノンが出したのは、光学屋さんとして同社の誇る旋盤加工技術を活かしたかったからということになると思います。
一方、オーディオ・照明部分については、(後継機を出すつもりがあるとすれば)今後の課題になるでしょう。
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このほか、ライティング対応のBluetoothスピーカーは、各社から販売があります。
順番にみておきます。
【2023年発売】
49・シャープ DL-FS01L-S
¥7,601 楽天市場 (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:5W
スピーカー直径:37.5mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
コーデック: SBC
バッテリー:11時間
サイズ: 直径69×高さ279×mm
重さ: 450g
第1に、シャープのDL-FS01Lです。
any ポータブルスピーカーランタンという名前です。
サイズは、直径69×高さ279×mmです。
キヤノンやそのほかの照明タイプの他社に比べて小型で、名前通り「ランタン」的に持ち運んで使うことをメインに考えています。非常灯としては良いかと思います。
明るさは、暖色系固定で130ルーメンなので、ぼんやりした明かりです。
ただ、LEDの光を高反射材反射板で照らし返すことで「やわらかい光」を作るという工夫が見られます。
キヤノンも自社技術でしたが、シャープもLED周りの自社技術があるでしょうし、その部分を活かしたのかと思います。
キヤノンとだいたい同時期の発売だったので、(ないでしょうが)自社技術を使った新入社員の企業間コンペみたいなものがあったのかなと思っていまいました。
スピーカーは、出力5Wです。
ユニットは、37.5mmの1ユニットですので、モノラルのフルレンジです。
方向性としては、360度スピーカーですが、そう言えるほどの技術ではないでしょう。
なお、新生「ONKYO」と、企画面でコラボしたとのことです。
防水性は、日常生活防水レベルです。
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結論的にいえば、ちょっと高価な「非常灯」としては面白いように思いました。ただ、あえて音が鳴る必要があったかは、多少疑問には思います。
とはいえ、軽いですし、スピーカーとLEDの同時利用で3.5時間なので、キャンプなどで、スマホでラジオでも流すような感じならば使えるでしょう。
なお、一般的なスピーカーとしては評価できないものの、こんな感じのガジェットは個人的には「大好き」です。
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【2024年発売】
50・LGエレクトロニクス XBOOM360 XO2T XO2TBK
¥8,990 楽天市場 (6/19執筆時)
スピーカー:モノラル(360度)
アンプ出力:20W
スピーカー直径:37.5mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
コーデック: SBC
バッテリー:15時間
サイズ: 直径119×高さ209×mm
重さ: 900g
第2に、LGのDL-FS01Lです。
2020年発売の一回り大きめ(XBOOM360)の同社の製品を小型化したモデルです。
スタンドライトを兼ねた製品で、フルカラーで調色可能です。
ルーメン値は非開示ですが、本を読むような目的ではなく、雰囲気作りのためだけのものと考えてください。
ただ、シーンに合わせた調光モードが用意されます。スピーカーではないですが【フィリップスのHueの比較記事】で書いたような、多機能な間接照明に似ます。
サイズは、直径119×高さ209×mmです。
ツボ型の製品で、小さめです。
家庭内ならば、持ち歩いて、どこでも置けそうです。
スピーカーは、出力20Wです。
いわゆる、360°スピーカーの配置です。
上面にシルクドーム型トゥイーター、下面に(上向きで)グラスファイバー製ウーファーという構成です。そのほか、下部側面にパッシブラジエータが2基みられます。
アプリベースのイコライザーや、バスアップ(サウンドブースト)など、ソフト面の機能性はしっかり装備します。
周波数帯域は、非開示です。
Bluetoothは、SBCとAACです。
規格は、Bluetooth5.3ですので、新しいです。
Wi-Fiは、未装備です。
マルチペアリングは、対応です。
なお、写真では映像利用していますが、AACだと
というより、本機の場合、2台で利用しないと、落ち着いてしっかり聴きたい際の音質は確保できないと思います。
バッテリーは、最大15時間です。
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結論的にいえば、雰囲気作りという話ですが、フルカラー調光で、パターンも選べる部分で、面白い製品と言えます。
スピーカーもこの手の製品では30Wと出力があるほうです。先述のように、映像視聴用に使うには、遅延問題から向かないものの、それ以外のシーンならば、便利に使えるでしょう。
【20223発売】
51・ヤマハ WS-B1A
¥11,855 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:10W
スピーカー直径:55mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:75Hz
コーデック: SBC
バッテリー:12時間
サイズ: 直径88×高さ1055×mm
重さ: 490g
ヤマハ WS-B1Aは、ヤマハが2023年に出した新製品です。
従来的にこのジャンルの展開がなかったので、同社の企画なのか分かりませんが、外観はヤマハっぽいです。
ファブリック素材を周りに使っており、落ち着いて、シックな感じです。
本体色は、黒:WS-B1A(B)、ライトグレー:WS-B1A(HL)、カーボングレー:WS-B1A(HLC、と3色構成です。
アンプ出力は、10Wです。
あまり強くないです。
ユニット構成は、55cmのフルレンジスピーカーが1基のモノラルです。
全方位スピーカーのような機能性は強調されません。
音質面の工夫は、低音強化のような技術はないです。
ただ、同社の音響機器の多くに搭載される、人の声を聴きやすくする「クリアボイス」機能が付属です。
防水性は、IP67です。
この部分は強力で、防塵・防滴性能があります。
コーデックは、ヤマハはSBCのみです。
ただ、このサイズのスピーカーですし、さほど差にはならないと思います。
ペアリングは、非対応です。
ヤマハ CC-T1A
¥(3,300) 楽天市場 (6/19執筆時)
バッテリーは、12時間持ちます。
同社の場合、周辺機器として、充電用の専用クレードルをだしています。
この部分に利便性を見いだせる使い方がある方には、割と良いでしょう。
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以上、ヤマハ WS-B1Aの紹介でした。
独特の外観、あるいは、専用クレードルに利便性を感じる場合、選択肢になるでしょう。
ただ、大手でこのジャンルを昔から展開してきた企業(SONY JBL BOSEほか)と比べて、ワンポイントとなる個性という部分では、イマイチ主張(意気込み)が感じない機種ではあります。
【2023年発売】
52・東芝 AUREX AX-FL10(L)
52・東芝 AUREX AX-FL10(H)
¥12,980 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
アンプ出力:9W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC
バッテリー:6時間
サイズ: 幅230×高さ60×奥行19mm
重さ: 250g
AX-FL10は、東芝ライフスタイルの販売するスピーカーです。
重さは、250gです。
防水性能は、IPX5です。
完全防水ではないですが、お風呂で使って問題ない水準です。
本機の場合、ここがポイントで、音質面で主には浴室用に向くように作られます。
また、磁石で壁に引っ付く部分では、冷蔵庫などにつけての利用も想定しています。
アンプ出力は、9Wです。
スピーカーユニットは、サイズは公開されませんが、フルレンジが2基のステレオです。
一方、上で書いたような利用に適するように伝振動スピーカーにしています。
設置した壁面が振動することで、音声を出す仕組みになるので、音が拡散しにくく、反響音の影響が少ないという触れ込みになります。
冷蔵庫はともかく、浴室空間では、たしかにこの部分が気になるためコンセプトとしては面白いかなと思います。
Bluetoothは、SBCのみに対応です。
バッテリーは、6時間までとなります。
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以上、東芝 AUREX AX-FL10(L) の紹介でした。
浴室用として考える場合、選択肢になりそうな工夫があります。
仕組み上、設置壁が共振しやすいかで音質が変わる部分と、一般的なスピーカーのようなクリアさは期待できないですが、浴室という特殊状況に限定して考えると、発展性のある仕組みなのかなと、思います。逆に言えば、それ以外の場所での音質は期待薄です。
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なお、東芝からは以上のような製品の販売もあります。
【2023年発売】
53・東芝 AUREX AX-FX10(K)
¥4,928 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
アンプ出力:10W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ: 幅215×高さ84×奥行64mm
重さ: 620g
AX-FX10(K) は、先ほどの機種と同時に発表されたものです。
ただ、こちらは、普通のスピーカーです。
後面に、パッシブラジエータが2つ装備させ、その振動で低音を強化していますが、見どころというほどではなりません。
そのほか、「クリアボイス」として、セリフやニュースの声が「聞きやすく」する配慮があります。
その部分で、お年寄りの「聞こえ」問題の対処には良さそうにみえますが、【ネックスピーカーの比較記事】で少しみたように、最適な製品は、他のジャンルにあるようには思います。
【2019年発売】
54・セイコークロック SS201 W
¥13,000 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:5W
コーデック:SBC
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
バッテリー:13時間
サイズ:幅66x奥行60x高さ151mm
重さ: 360g
セイコークロック SS201 は、エプソン系列のセイコークロックが販売するBluetoothスピーカーです。
JBLにも似た機種がありましたが、目覚まし時計機能とワイドFM搭載の機種です。
本機の特長は、写真から分かるように、「時計とスピーカーの融合」という部分です。
時計表示ができる製品は、SONYなどからも出ていますが、視認性という点では、ハイコントラストな本機は、優秀です。
Bluetoothを利用してスマホから時刻合わせができるほか、ワイドFMが受信できるので、ラジオとしての役割も果たします。
寝室用としては、プリセットの「快眠アシストメロディ」を搭載するのも、面白い部分です。
重さは、360gです。
防水性は、IPX5です。
お風呂に持ち込んでも利用できるでしょう。
アンプ出力は、総合出力が5Wです。
出力は弱めです。
スピーカー構成は、モノラルです。
35mmのフルレンジスピーカーですし、音質はあまり期待できないでしょう。
パッシブラジエータで低音は補われますが、やはり、音響機器としては劣ります。
Bluetoothも、一般的なSBC規格のみです。
バッテリーは、13時間保ちます。
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以上、セイコークロック SS201の紹介でした。
時計部分を重視するならば、本機は選択肢になるでしょう。ただ、音質部分は高い評価はできません。
【2019年発売】
55・パナソニック SC-MC30-K【各色】
¥14,330 楽天市場 (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:2W
コーデック:SBC aptX LL
スピーカー直径:10cm
高音再生力:
低音再生力:
バッテリー:10時間
サイズ:直径91x4高さ3.5mm
重さ: 155g
パナソニック SC-MC30は、パナソニックの小型のBluetoothスピーカーです。円形の面白い形状をしています。
この製品の特長は、テレビ用として専用設計されている点です。
シニア世代で、テレビの中音域が聴き取れない方が手元スピーカーとして利用したり、キッチンで仕事しながら、テレビ音を手元で聴きたい方に便利な製品です。
転送は、テレビ下に置くボックスから行います。
Bluetoothスピーカーなので、テレビのBluetoothでも「原理的」にはつながります。
しかし、TVの場合、音と映像(口パク)がズレるのが致命的なので、専用ユニットを採用しています。
Bluetoothは、SBCのみです。
ただ、専用送信機との通信は、遅れが極小であるaptX LL(Low Latency)を使うので、遅延問題(音と映像のズレ)の問題がほとんど片づいています。
重さは、191グラムと今回紹介した機種の中でも図抜けて軽い機種です。
防水性、とくに付与されてはいません。
スピーカーの性能は、出力は2Wと弱いです。
音楽再生にも使えますが、用途的には「おまけ」でしょう。
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以上、パナソニックの SC-MC30の紹介でした。
特殊な用途ですが、絶対にニーズはあります。多くの読者の皆さんは不要でしょうが、ご家族に「TVの音が聞こえにくい」ご両親などがいる場合は、プレゼントとして良いでしょう。
【2024年発売】
56・パナソニック SC-HS30-W
¥14,788 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:2W
コーデック:SBC
スピーカー直径:100mm
高音再生力:
低音再生力:
バッテリー:
サイズ:幅261x奥行83x高さ157mm
重さ: 1400g
SC-HS30-Wも、パナソニックが販売する小型のBluetoothスピーカーです。
こちらも、主には、シニア世代向けに出された製品と言えます。
先ほどの機種と同じく、専用送信機が付属し、テレビ音声などが手元で聞こえる製品ですが、その機能性に加えて、FM・AMラジオの受信にも対応する製品です。
重さは、1,400gです。
防水性能は、IPX4相当です。
屋外やお風呂ではなく、キッチンなどで利用できるようにするため、防水性をつけています。
アンプ出力は、2Wです。
スピーカーユニットは、ただ、モノラルながら100mmのフルレンジです。
本機も「聞こえ」に配慮した快聴音機能がありますが、スピーカー口径も大きめにすることで、ラジオやテレビの視聴では重要な中・高音域を強調するための仕様です。
シニア世代でむけにこのような仕様にしています。
「標準・音楽・ニュース ・クリア・ソフト」と5モードが選べます。
Bluetoothは、SBCのみです。
ただ、専用送信機が付属し、その通信はaptX LLを使うので、テレビの視聴などにおいて、口パクのズレなどは起こりにくい仕様です。
使い勝手の部分では、上部に、便利なショートカットがあるのが見どころです。
バッテリーは、非搭載です。
ただ、コンセント電源でり利用するほか、アルカリ電池4本で、24時間使えます。
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以上、パナソニックのSC-HS30-Wの紹介でした。
先ほどの機種より高くて大きいですが、シニア世代向けにはより便利に思えます。一方、電池式にした意味は、やや不明瞭です。
・SONY SRS-LSR200
¥19,200 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
・Victor JVC SP-A900-W
¥17.000 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
なお、この手のシニア向けの製品は、Bluetoothではないものの、無線化対応の製品がソニーとビクターが出します。また、左図のような、ネックスピーカー式もあります。
こうした製品については、このブログだと【ネックスピーカーの比較記事】で簡単にですが、紹介していますので、よろしければご覧ください。
今回の結論
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、小型のBluetoothスピーカーの比較の3回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
4・Bluetoothスピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、4回目記事は(こちら)は結論編です。
今回紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
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