1回目からの続き記事です→こちら
今回の結論
最新のDCモーター扇風機のおすすめモデルはこの機種!
というわけで、今回は扇風機を紹介してきました。
1・DCモーター扇風機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:日立〈日本〉
1-4:バルミューダ〈日本〉
1-5:シャープ〈日本〉
1-6:三菱電機〈日本〉
1-7:ダイソン〈英国〉
1-8:ツインバード〈日本〉
2・DCモーター扇風機の比較 (2)
2-1:ドウシシャ〈日本〉
2-2:東芝〈日本〉
2-3:シロカ〈日本〉
2-4:その他の企業
3・DCモーター扇風機の比較 (3)
=最終的なおすすめの提案 【結論】
3回目記事では、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を数機あげておきます。
第1に、ワンルームや8畳間程度におすすめな、高性能な小型扇風機を探している方ですが、
【2023年発売】
7・SHARP 3Dターン PJ-R2DS-W
7・SHARP 3Dターン PJ-R2DS-T
¥21,659 楽天市場 (7/17執筆時)
【2022年発売】PJ-N2DS-W後継品
8・SHARP 3Dターン PJ-P2DS-W
¥15,800 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
8・SHARP 3Dターン PJ-P2DS-T
¥19,200 楽天市場 (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:3枚はね(特殊)
羽根径:18cm
左右首振り:90°
上下首振り:50° 100°
立体首振り:対応
風速:3.5m/s
風量:16㎣/分
直進風:
風量調節: 8段階
高さ: 52.5〜64.5cm(低め)
静音性:17dB-41dB
直進風の強さ ★★★★☆
風当たりの良さ ★★★★☆
首振り機能 ★★★★★
静音性の良さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
新旧ありますが、色以外の部分の性能は同じです。値段で決めて良いでしょう。
DCモーターを採用した上で、新形状の羽根と立体首振り機能という2大トレンドを押さえているというのが理由です。
独特の3枚羽のおかげで、小型機種ながら直進10mのパワーを生み出すことに成功しており、技術としても面白みを感じます。
強風を立体首振りでかくはんすれば、エアコンの風のかくはんに便利だと思います。
風質としても強力な直進風が得られるため、風呂上がりや帰宅直後など、パワフルな直進風にあたりたい場合などはかなり良い選択肢です。
第2に、リビングルームにおいて、風質の心地よい高級扇風機を探している方ですが、
【2023年発売】【各色】
5・The GreenFan EGF-1800
¥36,700 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
【2020年発売】【各色】
6・The GreenFan EGF-1700
¥33,600 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:14枚羽根
羽根径:30cm
左右首振り:150°(幅調整可)
上下首振り:
立体首振り:
風速:3.1m/s
風量:
直進風:最大11m
風量調節: 4段階
高さ: 87cm/50cm
静音性:14db-
直進風の強さ ★★★★★★
風当たりの良さ ★★★★★★
首振り機能 ★★★★☆
静音性の良さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
3万円台の予算が出せるならば、やはり、バルミューダデザイン社の GreenFan Japanでしょう。
まさに「名風」といってよい快適な風であり、製品としての出来もずば抜けて良いからです。
似た形状の製品がありますが、風質のほか、外装の材質からして、同じといえる製品はありません。
名の知れた製品で、独特の形状だけに、似たようなモデルだと、「これじゃない感」も出てくるため、本機が良いでしょう。
自然の風に近い「グリーンファン」は、一度体験するとやみつきになる快適さです。強さも十分で、遠くまで風が届きます。
また、風切り音のなさは、強風時でも秀逸で、、抜群の静音性を誇ります。
もちろんデザイン性も高く、従来の扇風機とは異なる、プラスチックのガードは、とてもお洒落で、高級感があります。プラスチックは、硬質で高品質で、安っぽさを全く感じさせません。
継ぎ目の無いデザインは、アップルのデザインコンセプトにも通じる気がします。
また、リモコンや本体のインジケータはシンプルで、必要機能を突き詰めた構成には、産業デザインとして完成された機能美を感じました。
また、プラスチックのガードは、小さな子供が羽根にアクセスするのを防ぐ点でもメリット性があるでしょう。真ん中の棒を除けば、ミニ扇風機としても使えるのも面白いアイデアです。
静音性も高く、また、消灯モード搭載で、本体パネルのライトをリモコンで消せるので、就寝時の利用にもメリット性があります。
飛び抜けて価格が高いですが、一度買えば10年は使う家電ですし、ある程度のモノを揃えるのは手だと思います。
こちらは、棒を分解して補完できるため、オフシーズンの収納も余裕です。
第3に、リビングルームでエアコンの補助として利用するために、高級扇風機を探している方ですが、
【2023年発売】
1・パナソニック F-CW339-N
¥41,603 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
【2022年発売】F-CU339-N後継機
2・パナソニック F-CV339-N
¥38,000 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
左右首振り:60°・75°・90°
上下首振り:20°
立体首振り:対応
風速:2.5m/s
風量:40㎣/分
直進風:
風量調節: 7段階
高さ: 90.5〜110cm
静音性:11dB-49dB
直進風の強さ ★★★★★
風当たりの良さ ★★★★★
首振り機能 ★★★★★★
静音性の良さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのF-CU339-Nでしょう。
エアコンと併用する場合、立体首振りは絶対あった方が良いです。
それをふまえた場合、空気のかくはんを意識するなら、「7枚ひねり羽」でワイドに送風でき、また、立体首振り機能も装備するパナソニックの高級機がもっともおすすめできます。
温度センサーを搭載するなど、利便性も高いですし、特にスティック部とヘッド部はデザイン性も高く、デザイン家電の要素もありおすすめです。
風質についても、なめらか気流7枚羽根で、最近のトレンドである「ムラのない直進風」も楽しめます。
ナノイー(マイナスイオン)発生機能も、衣類乾燥時には便利です。
第4に、強風でも静音性が保てる「静かな」扇風機としてオススメできるのは、
【2021年発売】
16・三菱 R30J-DDC-K ブラック
16・三菱 R30J-DDC-W ホワイト
¥29,763 楽天市場 (7/17執筆時)
【2022年発売】R30J-DDA 後継品
17・三菱 R30J-DDB-K ブラック
17・三菱 R30J-DDB-W ホワイト
¥25,690 楽天市場 (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚はね(特殊形状)
羽根径:30cm
左右首振り:50°・90°・180°
上下首振り:50°・100°
立体首振り:対応
風速:3m/s
風量:24㎣/分
直進風:10m
風量調節:5段階
高さ: 58cm/102cm
静音性:12dB-30dB
直進風の強さ ★★★★★
風当たりの良さ ★★★★☆
首振り機能 ★★★★★
静音性の良さ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
静音性を最大限重視したい場合は、三菱電機のR30系列で良いと思います。
新旧ありますが、こちらも色以外の部分の性能は同じです。値段で決めて良いでしょう。
エクストラウィングレットファンの採用で、強風運転時の静音性は、最も高い機種ですから。
その点で、オーディオやTVの音声を最も妨げにくい製品と言えます。
風力の面でも、ファンガードに注目した独自の発想で、10M級の直進風が期待できます。羽根のサイズも30cmと十分ですから、リビング用として、パワフルに使えます。
機能面でも、立体首振りに対応し、空気のかくはんもできますし、中間棒を取り除くと、ミニファンとして畳間や寝室でも利用できる利便性もあります。
こうした点で、総合力の面でも、極めて高い機種だと言えるでしょう。
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【2023年発売】HEF-DL300D後継
4・日立 DC扇風機 HEF-DL300E
¥17,800 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:8枚はね
羽根径:30cm
左右首振り:75°
上下首振り:
立体首振り:
風速:2.8m/s
風量:41㎣/分
直進風:
風量調節:6段階
高さ: 73〜95cm
静音性:
日立の8枚はねは、強風運転時の直進風の力強さ・なめらかさという部分では工夫に欠きます。
しかし、弱運転時の「うちわ風」は、こだわって開発されており、しっかり風量を感じられる仕様です。
一般的な形状を保ったまま「8枚はね」にしているのも、おそらく、この部分に配慮したいためでしょう。
したがって、必ずしも、パワーを追い求めめるのでなければ、この機種も選択肢として良いと思います。
温度センサーも搭載するため、体への優しさにも配慮がありますし、良い機種だと思います。
第5に、1万円台の予算で、できるだけ優秀な扇風機を選ぶとすると、
【2023年発売】SF-V152後継機
29・ シロカ SF-V181(W)
29・ シロカ SF-V181(K)
¥17,930 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
【2022年発売】
30・シロカ SF-V171(W)
30・シロカ SF-V171(K)
¥15,790 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:5枚はね
羽根径:約30cm
左右首振り:60°
上下首振り:
立体首振り:
風速:3.2m/s
風量:
直進風:
高さ:68cm〜88cm
静音性:13dB〜
直進風の強さ ★★★★☆
風当たりの良さ ★★★★☆
首振り機能 ★★★★★
静音性の良さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
「1人用」の小型機とはなりますが、シロカの型落ちとなるSF-V171が意外と良さそうです。
風質は、5枚はねですが、ガードを含めた形状の工夫などで、直進の強さは、この値段ならば期待値は高めです。
首振りは、かなり細かい調整ができます。
とくに、左右30°というのは、あまり他社にないです。ちょっとした洗濯物を乾かしたいが足りない場合など、利用したいシーンはあるでしょう。
8の字の3D立体首振り機能を搭載ですし、高度です。
一方、風当たりや強風時の静音性など、「プラスアルファの風質」を求めるならば、先述のシャープなどの小型機でしょうが、本機の費用対効果は高いです。
補足・このブログの関連記事の紹介
というわけで、今回は扇風機の話でした。
なお、今回は、価格的に多少高い扇風機の紹介でした。
一方、【1万円前後で買える扇風機】でも、(山善など)いわゆる「ジェネリック家電メーカー」の製品を選べば、立体首振りや、DCモーター採用などの工夫のある羽根の製品を選ぶことも可能です。
1・高性能なDC扇風機の比較
予算:1万円〜3.5万円
2・1万円以下の扇風機の比較
予算:4,000円〜1万円
3・タワー型スリム扇風機の比較
予算:5,000円〜3.5万円
4・ダイソンの空調家電の比較
予算:3万円〜9万円
5・サーキュレーターの比較
予算:3,000円〜2万円
そういった機種をお探しの方、詳しくは、上の2番の記事をご覧ください。
1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazonのエコーの比較
3・家電コントローラーの比較
一方、扇風機を「音声操作」したい場合ですが、今回紹介した機種は、赤外線リモコンを搭載するので、環境が整えば、声での「オンオフ操作」が可能です。
詳しくは、3番の記事(こちら)で解説しましたが、別売の専用コントローラー(リモコン信号の発信装置)と、Amazon・Google・AppleなどのAIスピーカーを使えば、音声での扇風機の操作が「可能」です。
興味のある方は、詳しく説明していますので、ご覧ください。
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ではでは。