1回目記事からの続きです→こちら
2-1・RAZERのキーボード
2回目記事のトップバッターは、シンガポールのRazerの製品の紹介からです。
ゲーミング向けが主ですが、一部仕事向けの展開もみられるので、両方みていきます。
1・フルサイズキーボードの比較(1)
1-1:ロジクール〈スイス〉
2・フルサイズキーボードの比較(2)
2-1:Rezer 〈シンガポール〉
2-2:エレコム〈日本〉
2-3:バッファロー〈日本〉
2-4:富士通〈日本〉
3・フルサイズキーボードの比較(3)
3-1:キークロン〈中国〉
3-2:東プレ 〈日本〉
4・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
4-1:最終的なおすすめの提案
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また、以下の本文では、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。

【2025年発売】
【オレンジ:タクタイル】RZ03-05271300-R3J1
27・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
【イエロー:リニア】RZ03-05271700-R3J1
28・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
配列:日本語92キー
【オレンジ:タクタイル】RZ03-05270800-R3M1
29・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
【イエロー:リニア】RZ03-05271500-R3M1
30・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
【グリーン:クリッキー】RZ03-05270100-R3M1
31・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
配列:英語87キー
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式(リニア)
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.8mm
Fキー:フルサイズ
電池: 980時間(最大)
BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed は、シンガポールのRazerが販売するワイヤレス対応のフルサイズゲーミングキーボードです。

見たとおりのイルミネーション付きのゲーミング用です。
筐体を含めてしっかりした作りで、高級機として販売されます。

キーボードの形式は、メカニカル式です。
軸色は、薄型オレンジ タクタイル、薄型イエロー リニア、薄型グリーン クリッキー、3種類です。ただ、日本語配列のモデルは、クリッキーの展開はないです。
以下、キーごとの特徴を説明します。

タクタイルは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.6mmです。
適度のクリック感があるタイプですが、荷重は強くしていないので、重くは感じにくい水準です。他社のタクタイル型と同じでバランスが取れた仕様です。
一方、ロープロなので、タイピング速度の部分で(感覚的な部分を含め)やや有利ですが、4mmのフルハイトのキーに比べると、クッション性は弱く、打ち心地や、打鍵の正確性の部分で、多少課題はあります。
リニアは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.2mmです。
クリック感がないタイプです。磁石の反発のような感触で、入力開始から底付きまで一定の荷重で進む感じです。
ロープロである上で、作動点も浅めなので、高速入力は得意です。一方、各社「赤軸」に近い感覚で、荷重はそこまで強く感じません。静音性も、特別な「静音処理」をした他社のキーを除けば、良い方です。
クリッキーは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.2mmです。
明確なクリック感がある「カチカチ」タイプです。他社の「青軸」系です。
打鍵音があるので静音性はイマイチです。一方、チェリーの青軸(60g)、ロジクールのGX青軸(50g) に比べても、荷重はより控えめです。
ロープロでストロークが短い部分を含めて、この軸はクリック感が強い製品にしては「軽め」との評判です。クリッカブルながら、それなりに高速タイプであるのは、珍しいです。
ただし、クリッキーは現状日本未発売です。ニッチなので、今後出るか不明です。

キー配列は、日本語配列(108キー)と英語配列(104キー)です。
日本語配列をふくめて特に変則的な配置はないです。
Fキーも大きめです。

なお、上部に11種のボタンと、回転式のマルチファンクションコントローラーがあります。
音楽再生、バッテリー設定(モード変更や電池の残量確認)のためのボタンほか、AI プロンプトマスターというボタンあります。
ゲーム中に押すと、AIプロンプトが起動し、あらかじめ設定ソフト(Razer Synapse 4)で選択して置いたAI(ChatGPT / Microsoft Copilot )で、言いかえ、要約、文章生成などを依頼する感じです。
主には、プレイ中の翻訳などの用途でしょう。便利なような気もします。
各OSへの対応は、Windows以外の明記はないです。

Razer HyperPolling Wireless Dongle
¥6,000 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
接続方法は、Bluetooth 5ほか、2.4GHz帯のUSB無線・有線(USB-C)での接続にも対応します。
なお、ロジクール(G Pro)と 同じく、USB無線利用時も1000Hzのポーリングレートの保証性があります。また、別売のドングルを導入すれば、4000Hzまで伸ばせます。
同社のマウスと共通の周辺機器です。主にはマウス向きでしょう。
充電方式は、内蔵バッテリー式です。
付属のUSB-Cケーブルで、充電も可能です。
持続時間は最大980時間(省電力+BT接続)表記ですが、ライティングもある製品で、USB-C無線も使うならば数日ほどだと思います。
その他、フルNキーロールオーバー仕様で、キーボードの角度調整に対応できます。
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以上、RazerのBlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeedの紹介でした。
ゲーミング用周辺機器の専門企業だけに、キー特性を含めてその用途に最適化された展開です。とくに、「高速タイピング」の部分を優先するならば、どの軸も(性質に合わせつつ)配慮があるため特に有効でしょう。
逆に、一般の仕事用には(使えますが)劇的に向く仕様でもないため、ゲーム専用で高級機を探している方向けと言えます。
少し高いですが、キーやスイッチの耐久性・耐摩耗性にも配慮があるため、特殊な打ち方(というか力の入れ方)をするゲーム用として選択肢になります。
ただ、先述のように、キーサイズ・配置とも特殊なので、用途はそれに限定されるでしょう。

【2020年発売】
【グリーン】RZ03-03531300-R3J1
32・Razer BlackWidow V3 Pro JP
¥24,800 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
【イエロー】 RZ03-03532000-R3J1
33・Razer BlackWidow V3 Pro JP
¥(15,500) Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:なし
電池: 1日(バッテリー)
BlackWidow V3は、シンガポールのRazerが販売するBluetooth対応のゲーミングキーボードです。
接続方法は、Bluetoothのほか、2.4GHz帯のUSB無線・有線(USB-C)での接続にも対応します。
というより、ゲーミング用なので、遅延などの部分で、むしろUSB(無線)での接続がメインの製品です。
キーボードの形式は、メカニカル式です。
一方、こちらは、ロープロではなく、同社の4mmのフルハイトキーです。

軸色は2色の展開です。
緑軸は、荷重50g、ストローク4mm、AP1.9mmです。
性質としては、チェリーの青軸に近く、強めのクリック音があるタイプです。
荷重もAPまでは重めで、打鍵の正確性を重視した仕様です。
黄軸は、荷重45g、ストローク3.5mm、AP1.2mmです。
同じくタクタイルでクリック感はありますが、ストロークほかAPが1.2mmと浅めです。
底打ちせずとも高速連射できるような仕様にしています。一時流行した方式でしたが、結構スキルが必要で、疲れます。
一般的には、結局底打ちする場合が多いので、4mmで浅めというのは特殊です。
チェリー系では類似の製品はないと思います。

キー配列は、日本語112キー配列です。
メディアキーが4つあるタイプで、うち1つは、ダイヤル式で音声調整に使えます。
下段にWinキーもあるタイプで、配列に特殊な部分はないです。
充電方式は、内蔵バッテリー式です。
付属のUSB-Cケーブルで、充電も可能です。
持続時間は情報がないですが、ライティングオフでもさほど保たないでしょう。
ゲーミング用は、応答速度を上げる必要などがあるため、他社もそうです。
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以上、Razerの BlackWidow V3はの紹介でした。
英語キーボードで、ゲーミング用にカスタマイズされた製品です。
少し高いですが、キーやスイッチのの耐久性・耐摩耗性にも配慮があるため、特殊な打ち方(というか力の入れ方)をするゲーム用として選択肢になります。
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【イエロー軸】 (執筆時在庫なし)RZ03-04110800-R3J1
34・Razer Pro Type Ultra JP
¥(18,580) Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式
配列:日本語108キー
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
Fキー:なし
電池: 1日(バッテリー)
このほか、日本語のイエロー軸のみにはなりますが、ビジネス用も出ています。

クッション性のあるパームレストとの一体設計で、疲れにくさに配慮のある製品です。
あとは、イルミネーションがない以外は、ゲーミングと基本的には同じです。バックライトは単色ですが同様に付属になります。
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結論的にいえば、価格次第ですが、4mmのフルハイトのメカ式で、(いわゆる)茶軸系のクセのない「タクタイル」なので、安いようならば選んでも良いかと思います。
とくに、この価格帯のメカ式でバックライト付は珍しいので、そこも評価できます。

【2023年発売】(執筆時在庫なし)
(本体白)RZ03-04363500-R3M1
35・Razer DeathStalker V2 Pro
¥(26,017) Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式(光学)
配列:英語104キー
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm前後
キーストローク:2.8mm
Fキー:なし
電池: 200時間(バッテリー)
DeathStalker V2 Proも、Razerのゲーム向けのBluetoothキーボードです。
接続は、こちらもUSB・USB無線・Bluetooth 5.0兼用です。

キーボードの形式は、接点がメカではなく、赤外線の光学式スイッチになります(RAZER リニア薄型オプティカルスイッチ)。
メカニカル式の仲間ですが、主にゲーム向けに連射効率を追求した新世代です。全体として耐久性もあがります。メカニカル特有のチャタリング問題も生じない方式です。
仕組み的にデータ遅延が起こりにくいためメカ式より「連射に強い」と言って良いかとも思います。
最近出てきたもので、利点が強調される一方、問題点はまだ洗い出せていない感じはあります。逆に言えば、「ない」ようならば、普及するでしょう。

キーボードの形式は、こちらは、オプティカル式です。
ロジクールにもありましたが、接点がメカではなく赤外線の光学式スイッチです。
メカニカル式の仲間ですが、主にゲーム向けに連射効率を追求したものです。全体として耐久性もあがります。メカニカル特有のチャタリング問題も生じない方式です。
一方、オプティカル特有な「スムース」な押し味です。軽すぎてやや違和感を感じる場合がありますが、ここは個人差があります。
キーは、「リニア」もありますが、フルサイズは「クリッキー」のみです。
ロープロファイルの紫色の軸です。
荷重は50gで、ストロークは、2.8mmと低く、APも1.5mmと浅めに入るタイプです。
つまり、強いクリック感が欲しいが、高速に連射もしたい方向けの仕様です。ニーズはありそうですが、静音性は課題です。
荷重は50gと重めですが、底浅のクリッキーなので疲れはしないタイプです。
同じ種のキーを何回も押すゲーム向きといえ、普通の仕事にはあまり向かないタイプですから、やはりメカ式でこのストロークは、「ゲーム特化型」のキーと言えます。
キー配列は、英語104配列です。
矢印キー周りを含めて、特殊な配置はないです。
キーピッチは、標準的な19mmです。
各OSへの対応は、Windows以外の明記はないです。
接続は、こちらもUSB・USB無線・Bluetooth 5.0に対応です。
充電方式は、内蔵バッテリー式です。
付属のUSB-Cケーブルで充電する形式で、イルミありで50時間です(なしで200時間)。
本機もキーボードの角度調整に対応できます。
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以上、RazerのDeathStalker V2 Proの紹介でした。
配列はオーソドックスですので、ブランドタッチを含めて違和感なく使えるかと思います。
初動の押し味はやや重めで、ロープロで、かつ、クリッキーというかなり特殊な仕様です。
ゲーミング用にニーズはありそうですが、仕事などへの汎用性はない点で「ゲーミング用」特化型に思えます。
実際、ある程度適当に押しまくっても(押し心地がありつつ)高速連射もしやすい点で、ゲーミング初心者向けには良いスイッチにも思えます。ゲーミング用としては「あり」な製品です。
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【日本語配列】
(本体黒)RZ03-04361400-R3J1
36・Razer DeathStalker V2 Pro JP Linear Optical Switch
¥28,029 楽天市場 (7/8執筆時)
【英語配列】
(本体黒)RZ03-04360100-R3M1
37・Razer DeathStalker V2 Pro Linear Optical Switch
¥29,480 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式(光学)
配列:日本語108キー/英語104キー
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm前後
キーストローク:2.8mm
Fキー:なし
電池: 200時間(バッテリー)
なお、同じシリーズ名の黒モデルがあります。
こちらは、英語配列と日本語配列があります。

スイッチは、本機も光学式です。
ただし、軸は、クリック感がない「リニア」軸です。
荷重は45gで、ストロークは2.8mm、APは1.2mmです。
リニアなのでクリック感がないタイプで、最後まで同じような荷重感がつづくタイプです。
2.8mmのロープロなので、軽く押せるタイプです。APも1.2mmと浅いので、こちらは明らかに「高速タイピング」に振った製品です。打鍵は、仕組み的に「静か」です。
一方、浅めでリニアですので、こちらも仕事用(=テキスト打ち)には(正確性の部分で)あまり向かないように思います。誤入力が増えそうですから、あくまで、ゲーム用です。
繰り返しますが、ゲームで特定のキーを「高速連射」したいような場合に、このタイプのキーは最適化されてます。
2-2・エレコムのキーボード

続いて、日本のPC周辺機器メーカーのエレコムのキーボードです。同社は、比較的安いBluetoothキーボードを得意とします。

【2025年発売】
38・エレコムTK-PN10FMPBK
38・エレコム TK-PN10FMPWH
¥6,354 楽天市場 (7/8執筆時)
38・エレコム TK-PN10FMPABK
38・エレコム TK-PN10FMPAWH
¥5,940 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ四職
配列:日本語110キー
接続:Bluetooth LE USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.5mm
Fキー:サイズ中
電池: 内蔵バッテリー(7ヶ月持続)
TK-PN10FMPAシリーズは、エレコムの販売する薄型キーボードです。

こちらはPrecisionistシリーズという同社の新しいラインに属する製品で宇。
「打鍵感と確かな機能性」というキャッチフレーズは、スペック重視のAtlasに「刺さる」Wordなので早速確認しました。

キーボードの形式は、パンタグラフです。
キーピッチは19mmで、キーストロークは1.5mmです。
ストロークがかなり短めです。最近のノートPCだとより短めのものも珍しくないですが、本機のような、外付けで、そこまで短くする必然性は、本体の見栄えの良さを良くするための「薄型化」を除けば、あまり説得力のある理由はないでしょう。

一方、1.5mmと浅いストロークですが、一般的なX字形(シザー)ではなく、同社のマーケ用語でいうところの「V字形」にすることで、「ラつきの少ないはっきりとした打鍵感」を確保したとされます。
同じような「薄型化」は(もっと薄かったのですが)Appleが、MacBook(12型など)で2015年前後に採用した「バタフライ構造」のパンタグラフの形状を思い出すものです。

このバネ形状の工夫は、(キートップのディッシュ型の凹みも寄与しますが)、薄型でも、打鍵場所によらない打鍵感を担保するための工夫です。
ただ、薄型化が利便性に直結するノートPCと違って、本機のような(持ちはこびを前提としない)Bluetoothキーボードの場合、「薄くて見栄えがする」という、デザイン上の利点以上の意味を持たない木はします。
薄さについても、Appleの Magic Keyboardのほうがさらに薄いですし、位置づけの「中途半端さ」を感じました。
ディッシュ形状の凹みも、ロジクールに比べて、見栄えの部分で劣ります。

キー配列は、日本語110配列のフルサイズキーボードです。
Fキー列はフルサイズではないですが、配置自体はクセはなく良好です。
あえて言えば、スペースバーが狭いですが、Copilotキーがあるなど、Windows用としては「今どき」な仕様です。
各OSへの対応は、Win Mac, iPad OS, Androidと全て公式対応です。
Bluetoothで3台のペアリングに対応します。
Bluetoothのバージョンは、Bluetooth LEとの記載です。
Bluetooth5.0世代かは不明ですが、発売時期からすれば、この世代のような気はします。
そのほか、本機はUSB無線(2.4GHz)対応で「USBドングル」が付属するので、総計で4機とペアリングできます。この部分は優秀でしょう。
充電方式は、内蔵リチウムイオン電池で、満充電で7ヶ月保ちます。
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以上、エレコムのTK-PN1075MPシリーズの紹介でした。
はじめに、見栄えのする「薄型キーボード」を作るという開発上の「必須条件」があって、そのために、1.5mmのV字型キーを採用し、見栄えと打鍵感の相対的な良さの両立を目指したという製品に思えました。
逆に言えば、ユーザー目線で言えば、持ち運ばない前提の筐体をそこまで「薄型」にする意図性がやや不明瞭に思える製品です「打鍵感」と「薄さ」の維持を図るための工夫である、キートップのディッシュ構造(凹み)が悪目立ちする感じもあり、デザイン面でももう一工夫欲しかった印象がある、新シリーズでした。
個人的には、「見栄えや薄さ」から最低減の「押し味の良さ」を担保するという発想ではなく、「押し味の良さ」から逆算した結果として「見栄えの良い」省スペースキーボードを開発して貰えれば、より嬉しいと思いました。

【日本語配列】
【2017年発売】
39・エレコム TK-FBP101BK【黒】
39・エレコム TK-FBP101WH【白】
¥3,647 楽天市場 (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語104キー
接続:Bluetooth 2.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:2mm
テンキー:あり
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(約13ヶ月持続)
サイズ:367×128×21.2mm
TK-FBP112 は、エレコムが販売するフルサイズのBluetoothキーボードです。

キーボードの形式は、パンタグラフ方式です。
ノートPCと同じひし形のバネを使う方式で、格安キーボードでは良い方式です。
ただし、メカニカル式とは差があります。
キーピッチは、19mm程度です。キーストロークは、2mmです。
パンタグラフ式としてはですが、そこそこ性能が良く、打ちやすさも問題ありません。

キー配列は、日本語104キー配列です。
スタンダードなUSBキーボードと違って、省スペースサイズのフルサイズキーボードです。
テンキーはありますが、Fキーと矢印キーは、省スペースキーボードと同じで小さめです。あまり打ちやすい配置ではないです。
テンキー付きですが、100%のフルサイズではないです。

各OSへの対応は、Win Mac, iPad OS, Androidと全て公式対応です。
一方、MacやiPad OSは普通に接続できますが、Androidはレイアウトアプリの導入を要する上で、機種によっては「日本語入力できない」という註記です。
充電方式は、単4電池2本で、約13ヶ月ほどもつ仕様です。
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以上、エレコムのTK-FBP101BKの紹介でした。
フルサイズの無線キーボードとしては、比較的安価なのが魅力です。
打ち味は値段なりではありますが、パンタグラフ方式でそこそこ良いので、予算を抑えたい場合は、選択肢となるでしょう。
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なお、エレコムは格安のテンキー付キーボードをほかにもいくつか出しています。
順番にみておきます。

【2020年発売】
40・エレコム TK-FBM112BK
¥\3,224 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メンブレン式
配列:日本語109キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.5mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×1(約8ヶ月持続)
サイズ:364.3×150.8×33.5mm
第1に、TK-FBM112BK です。
スタンド付属で、タブレットでの利用も想定する製品です。

スイッチは、しかし、信頼性に乏しいメンブレン式です。
キーはしっかり(真の)フルサイズで109キーなのですが、この点で、あまりオススメできません。
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【2021年発売】【日本語配列】
【通常型番】
41・エレコム TK-FBM120KBK
¥2,155 楽天市場 (7/8執筆時)
【Amazon限定型番】(性能は同じ)
42・エレコム TK-FBM120KBK/EC
¥2,030 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
【静音仕様】
43・エレコム TK-FBM118SKBK
¥4,500 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メンブレン式
配列:日本語109キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.5mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×1(6ヶ月持続)
サイズ:幅360.6×奥行142.5×高さ25.6mm
第2に、TK-FBM120KBKなどです。

1つ上の機種とおなじメンブレン式ですが、ロープロで、ストロークが2.5mmと浅いです。普通に仕事に使う分に、ロープロであることにあまり意味がない、というか、メンブレン式の場合、さらに打ちにくいです。

TK-FBM118SKBKのみ「静音仕様」です。
シリコンラバーの採用で静音性を強化したとされます。
ただストロークがさらに短い2mmです。おすすめしません
2-3・バッファローのキーボード
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続いて、日本のバッファローのBluetoothキーボードです。
大手周辺機器メーカーですが、キーボードは(エレコムほどは)展開していない印象です。

【2021年発売】
【日本語配列】
44・バッファロー BSKBB320BK
45・バッファロー BSKBB320WH
¥3,416 楽天市場 (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語106キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:1mm
Fキー:フルサイズ
電池: 単4電池×2(3年前後)
サイズ:幅355×奥行114×高19mm
BSKBB320シリーズは、バッファローの販売するBluetoothキーボードです。

キーボードの形式は、ノートパソコンと同じパンタグラフ式です。
5000円以下のキーボードは、この形式を採用している場合、安心感がそこそこ高いです。
キーピッチは19mmです。キーストロークは、1mmです。
本体サイズを薄くするために、キーの沈み込みを犠牲にしています。あまりよくないです。
キー配列は、日本語106キー配列です。
キー数は問題ないですが、本体サイズを小さくしているのでキーが相当過密です。
ブラインドタッチは覚えにくいと言えます。
充電方式は、乾電池で、単4電池2本です。
最大で3年以上保ちます。
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以上、バッファローのBSKBB320シリーズの紹介でした。
格安のパンタグラフ式ですが、ストロークの浅さが大問題で、打ちにくいです。
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【2021年発売】
46・バッファロー BSKBB110BK
¥2,280 楽天市場 (7/8執筆時)
キー方式:メンブレン式
配列:日本語108キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:3mm
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×1(3年以上)
サイズ:幅433.6×奥行152×高31mm
このほか、バッファローは、100%サイズのフルサイズキーボードも出します。
ただ、スイッチが、打ち味が悪いメンブレン式ですしおすすめできません。
2-4・富士通のキーボード

続いて、日本の富士通のキーボードです。
富士通は、子会社のPFU(リコーに売却)でHHKBなどのキーボードをだしていましたが、こちらは、パソコンを出すFCCL系統でだされる製品です。

【日本語配列】
【2026年発売】
47・富士通 FMV Comfort Keyboard KB800 FMV-KB800T1
¥11,000 楽天市場 (7/8執筆時)
【2024年発売】
47・富士通 FMV Comfort Keyboard KB800 FMV-KB800T
¥10,083 楽天市場 (7/8執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:
配列:日本語104キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:3mm
Fキー:中サイズ
電池: 単4電池×2(1日3時間×1年)
サイズ:幅385×奥行128×高さ24mm
MV Comfort Keyboard KB800は、富士通のBluetoothキーボードです。
本機は旧型番としてFMV-KB800T、新しい型番としてFMVKB800T1が見られます。通公式の仕様表では「FMVKB800T1(FMVKB800T)」と併記されており、主要仕様に違いは確認できません。基本的には型番表記の変更とみてよいでしょう。
旧型番の在庫があるようならば、値段で決めてOKです。以下では、両機とも同時にみていきます。

同社は、 古くは「親指シフトキーボード」で有名な企業でしたが、こちらは普通です。2016年からキーボード専任の同社のキーボードマイスターの作とされます。
ただ、22年にスタートアップででたTKL型(FMV Mobile Keyboard)以外、目立つ高級品は同社から出ていないので、ノートPC搭載キーボードの設計者ということでしょう。
実際、同社はノートPC搭載のキーボードはこだわるメーカーです。

キーボードの形式は、非開示です。
キーピッチは19mmで、ストロークは3mmです。
販売店側の情報だと、パンタグラフとメンブレンという表記が混在します。
メンブレンシートの上の、パンタグラフ(シザー)を置く形式のスイッチはあるので、それかもしれませんが、分解してみないと分かりません。
いずれにしても、3mmというストロークはパンタグラフでは高すぎる数字です。ストロークが深いので、ノートPC用のロープロのメカニカルかと思いましたが、そうではないようです。
もう少し追うつもりです。

キー設計自体は、PCメーカーらしく専用設計で反発感にこだわる設計です。
押した際は重めの荷重で「押した感」を持たせるように調整しています。
加えて、底打ちになる前に、キーを反応するようにすることで、キーの反応性の部分での快適感を高める工夫もあります。

一方、キーごとに荷重を変える工夫や、キー自体に凹みを付ける工夫(球面シリンドリカルキー)もみられます。
キー配列は、日本語104キー配列です。
Fキー列と矢印キーは小さめで、位置も100%のフルサイズとは違います。
ようするに、大画面ノートPCで、テンキーを持つ製品と配置としては同じです。いわゆる「セミフルサイズキーボード」です。
設置性重視とも言えますが、本格的なデスクトップ用とは言えないでしょう。

各OSへの対応は、Win Mac, iPad OS,Android公式対応です。
本機は入力モードとレイヤーを総計6種類用意して、キーボード内で信号変換する方式なので、対応には確実性があります。ロジクールなどの自動判定だと誤判定はありますから。なお、ボタン横のランプでキーマップの状況も分かるようにしています。
ただ、Windows以外は設定がやや面倒ですので、ここは改善の余地を感じます。
充電方式は、乾電池で、単4電池2本です。
電池は、1年ほど保ちます。
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以上、富士通のMV Comfort Keyboard KB800の紹介でした。
印象としてはFMVのノートPCを愛用している方が、似た配列のキーボードをデスクトップ用に欲しい場合に良さそうな製品です。
正確に言えば、同社のノートPC用とは、ストロークの部分は違いますが、本質的な設計思想(疲れにくさ)において外付けだとこちらのほうが良いとの判断でしょう。
先述のように、仕組みが特定されないのは不安要素ですが、メカ式ではない構造で、深いストロークで押し下げ圧も調整し、クリック感を高めたパンタグラフ式はユニークです。
次回に続く!
打ちやすいBluetoothキーボードのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、PC用のフルサイズキーボードの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

3・フルサイズキーボードの比較(3)
3-1:キークロン〈中国〉
3-2:東プレ 〈日本〉
4・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
4-1:最終的なおすすめの提案
つづく、3回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったキークロンなどの製品を紹介します。
打鍵感 ★★★★★
誤入力防止 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
高速入力 ★★★★★
静音性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
便利機能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)の結論編に入ります。
今回見たBluetoothキーボード全機種から、いつものように目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種をあげていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
