Top 空気清浄機 比較2025’ Dyson Zone空気清浄ヘッドホンの性能と選び方・おすすめ

2025年03月27日

比較2025’ Dyson Zone空気清浄ヘッドホンの性能と選び方・おすすめ

【今回レビューする内容】2024-2025年 ダイソンのDyson Zone WP01BBの性能とおすすめ選び方

【比較する製品型番】Dyson Zone WP01 BB WP01BB Dyson Zone Absolute+ WP01 BC WP01BC

今回のお題
ダイソンの空気清浄ヘッドホンは性能的におすすめ

 どもAtlasです。 

 今日は、2025年3月現在、最新のダイソン空気清浄ヘッドホンを比較します。

 202307161415.jpg

 多機能でハイブリッド的なので、このブログのどの記事カテゴリで比較しようか悩んだのですが、(とりあえず)単独記事で書いてみることにしました。

1・ダイソンのZONEの紹介

 と言うわけで、紹介をはじめます。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


202307161418.jpg

 【2023年発売】

 1・Dyson Zone WP01BB
  ¥55,500 楽天市場 (12/14執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:6Hz-21kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC LHDC
連続再生時間:50時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:
重さ:670g

 Dyson Zone WP01BB は、ダイソンが2023年に発表した「近未来的」なヘッドホンです。

 202307161421.jpg

 ノイキャン対応のヘッドホンに、空気清浄機としてのパーツを付けた、近未来的な製品です。

 日本の大手企業が出すと「叩かれ」そうなコンセプトです。しかし、ダイソンがだすと(企業柄)良い意味で納得感があるのが不思議です。

 形状は、マスク部分は着脱可能になります。

 基本的にはヘッドホンとして利用し、季節やシーンに応じて、非接触型のマウスを付けるという使い方になります。

 202307161533.jpg

 なお、本当の「マスク」として利用せざるをえない状況の場合、高除去のFFP2フェイスカバーと、普通の布製のコミュニティフェイスカバーが使えます。

 202307161534.jpg

 付属していますが、追加購入も可能です。むろん、シールドの中にいれて使います。

 本体の重さは、670gです。

 ヘッドホン単体でも約600gです。

 ここはやはり注意点です。このブログの【Bluetoothヘッドホンの比較記事】で書いた各社のヘッドホンのうち、オーバーイヤーの重めでも300g前後ですから。

 その点で言えば、花粉以外の時期まで(ヘッドホンとして)便利に使えるとは、必ずしも言いがたいでしょう。

 ただ、バランスは疲れにくいように高度に調整されていますし、花粉の時期は「そんなことを言っていられない!」のも確かでしょう。

 202307161423.jpg

 空気清浄機能は、イヤーパッド部分に備えます。

 ファンで吸引した空気をフィルタ浄化して、マスク部分に通し、口と鼻に届けるというコンセプトです。マスクと比べると、非接触で暑くないというのがポイントでしょう。

 202503271826.jpg

 ホコリ用フィルターは、ホコリ用の静電フィルターです。

 上表は、このブログの(自宅に置く)【空気清浄機の比較記事】で使った表です。そちらで、詳しく紹介したように、フィルターは種類によって除去率が異なります。

 詳しい方ならご存じのように、家庭用の高性能機はHEPA級の場合が多いです。

 一方、本機の場合、HEPA級ではないですが、99%の除去率です。

 HEPAではないのでは、携帯型は目を細かくしすぎると、フィルタが目詰まりし、長く保たないからです。

 とはいえ、0.1μ級の除去率なので、花粉などはもちろんガスなども除去できる水準です。

 ポータブルだと十分と言えます。

 脱臭用フィルターは、ホコリ用と一体です。

 素材的には普通の活性炭を利用するカーボンフィルターです。

 ポータブル用でも脱臭はできないと、確かに装着時に「気持ち悪い」ので、付けているのだと思います。

 202307161429.jpg

 【型番:5025155071168】

 ・ダイソン 静電活性炭交換用フィルター1セット(2枚)
  ¥2,750 楽天市場 (12/14執筆時)

 フィルターの単価は、以上の通りです。

 目安の交換期間は12ヵ月との情報です。

 アプリで交換指示がでた場合、交換となるという指示です。それなりに納得感があるように思います。

 202307161432.jpg

 風量は、自動調整可能です。

 手動で3段階で調整も可能です。

 加速度センサー内蔵で、移動中など状況に合わせて自動で調整される仕様です。

 割と賢く制御してくれそうです。ただし、歩行までで、運動は無理です。

 202307161458.jpg

 ヘッドホンのドライバーサイズは、40mmです。

 オーバーイヤーの平均値です。例えば、Apple AirPods Maxと同じです。

 音質部分の基本中の基本となる部分を(フィルター搭載で)妥協しなかった点は、好印象です。そのための重さとサイズ感ではありますが。

 202307161500.jpg

 ノイズキャンセリング機能は、対応です。

 本機は、8つのマイクを搭載したノイキャンとされます。ヘッドホンにおけるノイキャン機能については、【ノイキャンヘッドホンの比較記事】冒頭の「選び方の基本」にいろいろ書きました。  

 202205201028.jpg

 その際に利用した図表が上記ですが、こちらで言えば、内側・外側両方にマイクを搭載してモニターしつつ、プロセッサーで制御する「Wマイク式(自動)」といえます。

 値段も値段なので当然でしょうが、最先端と言って良いです。キャンセル力は高いでしょう。

 202201210042.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応です。

 CD音質ではないですが、用途としては十分でしょう。

202304051952.jpg

 ハイレゾ音源は、コーデックとして言えば、ハイレゾ級のLDAC AptX HDに非対応です。

 正確には、マイナーなLHDC規格には対応ですが、端末側(スマホなど)で普及しているとは言いがたいでしょう。そこにポイントを置いた機種ではないです。

 実際周波数帯域も、6Hz - 21kHzですので、業界規格として、ハイレゾ水準に満たないです。

 空間オーディオは、非対応です。

 3D音源は最近の流行りですが、ここまでは対応しません。

 そのほか、耳形状に合わせたセットアップなど、音響企業だと搭載例が割とある「カスタムメイド(的)」な仕様も、今のところないです。

 202307161518.jpg

 通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応しますので、信頼性があります。

 なお、空気清浄や音楽の部分は、同社のMyDysonアプリで管理します。

 202307161511.jpg

 連続再生時間は、最大で50時間です。

 ノイキャン利用時での数字ですので、バッテリーの保ちはかなり良いです。

 ただし、空気清浄ONでは最大4時間です。これは構造的に仕方ないでしょう。

 202307161513.jpg

 外音取り込みモードは、搭載します。

 装着したまま、アナウンスなどを聴けます。

 また、マイクを使ったスマホ通話なども対応です。しっかり、ビームフォーミングマイクです。

 202307161515.jpg

 そのほか、製品の性質上、シールドを下げる所作をした場合、送風・オーディオ・ノイキャンを自動で止める機能があります。使い勝手に配慮があります。

 防水性は、調査時に、防滴性を示す情報はないです。

 まあ、花粉について言えば、雨の日は収まるとは言えます。

---

 以上、Dyson Zone WP01BBの紹介でした。新しいタイプの家電ですから、良い部分イマイチな部分は、やはり混在します。

 ただ、これまで多く出てきた他社の(かなり効果が怪しい)持ち歩き型の空気清浄機とは、はっきりと異なり「これなら効くだろう」と納得感がある仕様であり、仕組みに思いました。フィルターのコスパも、ある程度納得感があります。

 音響部分も意外としっかり構成し、データもだしているので感心しました。

 値段的にも、アーリーアダプター、かつ「上級の家電好き」が買うものと言えますし、そういった方の場合、選んでよいでしょう。Atlasも長期で試したくてたまらないです。

ーー

 202307161538.jpg

 【2023年発売】

 2・Dyson Zone Absolute+ WP01BC
  ¥(137,500) 楽天市場 (12/14執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:6Hz-21kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC LHDC
連続再生時間:50時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:
重さ:670g

 なお、Dyson Zone Absolute+ WP01 BCという、色違いが出ています。

 202307161541.jpg

 基本部分は同じで、以上のアクセサリーがおまけで付く構成です。

 また、交換用フィルターも4枚付属です(通常は2枚)

 202307161543.jpg

 ハードケースは、通常品でも別デザインのものが付くので、そちらでも良いように思います。

今回の結論
ダイソンの空気清浄ヘッドホンは、このような場合おすすめ

 というわけで、今回は、ダイソンの販売する空気清浄ヘッドホンについて書きました。

 この分野では、「ライバル」と言いうる競合品がないので、今のところ(書いていて)「ものたりない比較」ではありますが、(お約束として)

いつものようにAtlasのおすすめを書いておきます。


 第1に、ひどい花粉症などで、外出も辛い場合におすすめの製品は、

202307161418.jpg

 【2023年発売】

 1・Dyson Zone WP01BB
  ¥55,500 楽天市場 (12/14執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:7Hz-25kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC LHDC
連続再生時間:50時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:
重さ:670g

 この場合、Dyson Zone WP01BBを選んでよいでしょう。

 本編で書いたように、オーディオ部分は、上級のノイキャンヘッドホンの水準があります。

 202307161423.jpg

 その上で、しっかり効果を発揮するだろう、空気清浄の仕組みもあります。

 単価を含めた消耗品部分の経費が読めないのですが、その部分を含めて、金銭面で余裕がある方が選ぶならば、先述のように「効果はある」でしょう。

 デザイン、重さほか、雨天対応など、「万人に向く家電」ではないですが、こういった尖った家電が技術革新を生むと言えますし、極めて「ダイソン」らしいなと感じました。

捕捉:関連するコンテンツの紹介

 というわけで、今回は、ダイソンの空気清浄ヘッドホン紹介でした。

 最後に、このブログの関連記事をいくつか紹介しておきます。

 201805191909.jpg

1・ダイソンの空調家電の比較(1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:送風専用
 1-3:空気清浄
 1-4:暖房+空気清浄
 1-5:加湿+空気清浄
2・ダイソンの空調家電の比較 (2)
 2-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 第1に、自宅用のダイソンの空調家電に興味のある方は、以上の記事でいろいろ書いています。

 201810071115.jpg

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

  第2に、オーディオに興味があり、今回の記事をご覧いただいたかたについては、以上の関連記事があります。

 よろしくお願いします。

 ではでは!

posted by Atlas at 17:34 | 空気清浄機

 このブログ家電批評モノマニアには家電やモノの比較記事が約400本あります。

 よろしければ、各記事へのリンク集をご利用ください!

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png