4回目記事からの続きです→こちら
4-1・LGの有機ELテレビの比較

4回目記事のトップバッターは、LGエレクトロニクスの有機ELテレビです。
とくに入門機では、ネット市場を中心に価格が安めの有機ELを出していて、魅力がある企業です。
1・有機ELテレビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック 1
2・ 有機ELテレビの比較 (2)
2-1:パナソニック 2
2-2:ソニー
3・ 有機ELテレビの比較 (3)
3-1:シャープ
4・ 有機ELテレビの比較 (4)
4-1:LGエレクトロニクス
5・ 有機ELテレビの比較(5)
5-1:レグザ(東芝)
6・ 有機ELテレビの比較(6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿いながら、各機をみていきます。
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また、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。
【2025年12月発売】
【48インチ】
35・ LGエレクトロニクス OLED48B5PJA
¥134,300 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【55インチ】
36・ LGエレクトロニクス OLED55B5PJA
¥141,221 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【65インチ】
37・LGエレクトロニクス OLED65B5PJA
¥202,400 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
モニターパネル:OLED
倍速パネル:2倍速
ネット動画:Web OS(自社方式)
フレームレート: 4K/ 120Hz
新4K放送チューナー:搭載(2)
OLED B5シリーズは、LGエレクトロニクスの有機ELテレビの2024年の入門機です。
LGは、グループ内のLG Displayが有機ELパネルを生産しているため、日本市場でも他社より安めの価格で、エントリークラスの有機ELテレビを展開しやすい立場にあります。

パネルは、LG DisplayのスタンダードなOLEDです。
各社の格安OLED機でも採用されるグレードのものです。
次に見るCシリーズのような高輝度型ではなく、実測ベースでも輝度は控えめです。そのため、日中の視聴では、遮光カーテンなどで外光を抑えたいモデルです。
逆に、部屋を暗くして利用する場合は、OLED特有の「黒の締まり」が得られます。同じ価格帯の液晶テレビに比べると、この部分では明確な利点があります。
熱対策は、一方、、LGは詳しい説明がありません。
ここまで見てきたように、他社の場合、専用センサーや放熱板などの追加の工夫を示す場合がありますが、本機はそうした訴求がありません。
もっとも、この程度の輝度ならば、凝った放熱構造は不要とも言えるでしょう。
画像エンジンは、α8 AI Processor 4K Gen2を搭載します。
旧機のB4シリーズはα8 AI Processor 4Kでしたので、本機では世代が1つ進みました。
近年は、膨大な映像データを深層学習させたAIを使い、映像の種類や画質を判別しながら補正する技術が高度化しています。LGもその方向です。
なお、各社とも、近年は、膨大な映像データを深層学習させたAIを使い、映像の種類や画質を判別しながら補正する技術が高度化しています。LGもその方向です。
いくつか注目するべき機能を説明しておきます。

第1に、AIスーパーアップスケーリングです。
4Kテレビを快適に見るには、地デジを含む低解像度コンテンツを4K表示する際のアップスケーリング精度が重要です。
こちらは、映像データを学習したAIが映像の解像度や画質を判別し、ノイズを抑えながら4K相当に高精細化するものです。
後ほど見る上位エンジンのα11では、顔などの被写体解析までより踏み込んだ処理をしますが、α8ではそこまではありません。
プロセスとしては、以前からあるオーソドックスな「フレーム内処理」の超解像ですが、AI画像解析を利用するため、従来の画一的な補間型の超解像よりは、自然な高精細化が期待できます。

第2に、AI映像プロです。
オブジェクト認識を利用した、AIによる画質補正をまとめた機能です。
フレーム内処理ですが、超解像度処理も含みます。
レグザやパナソニックも似た技術がありますが、各社とも利用方法に個性があります。
LGの場合、人間・顔・車・動物などの情報をAIが識別し、前景と背景を分けて認識します。その上で、前景をよりくっきり見せ、映像の奥行感を高める方向で処理します。
第3に、ダイナミックトーンマッピングプロです。
HDR映像の明るさや階調を整える機能です。
同社の上位シリーズのエンジンほど細かな解析処理ではありませんが、このグレードでもHDR映像の白飛びや黒つぶれを抑え、見やすい階調に整える配慮があります。
このほか、LGの場合、AIディレクター処理という技術も見られます。ただし、プレスリリースを見る限り、こちらは上位エンジンのα11向け機能と見た方がよさそうです。

画質の自動調整は、対応です(自動ジャンル選択/シーン検出)。
AIによるジャンル選択により、標準・シネマ・アニメ・スポーツなどを映像情報から判断し、適切な画質に調整します。

加えて、シーン検出にも対応します。
夜景・街並み・自然といったシーンを理解し、それぞれに合わせた画質へ調整する機能です(シーン検出機能)。
AIに何を学習させ、どう補正するかに各社の個性が出る部分で、面白いところです。

一方、部屋の照明色まで見る環境光センサーは非搭載です。
明るさに応じた調整はAI輝度として備えますが、照明の色温度まで利用するタイプではないと言えます。

そのほか、パーソナルピクチャーウィザードに対応です。
22種類の見本映像から好みの画像をいくつか選んでいくと、自動で好みの画質に調整されるというものです。1人暮らしなら便利でしょう。
HDR10は、規格対応です。
新4K放送に使われるHLG形式もフォローします。一方、SDRコンテンツをHDR風に変換する「HDR効果モード」は、現行のB5では公式仕様上確認できません。
4Kチューナーは、搭載します。
2チューナーなので、試聴中の裏番組の録画も対応です。

倍速パネルは、 4Kの2倍速パネルが搭載です(120Hz )。
有機ELは、応答速度の速さも特長です。
本機も応答速度は0.1ms以下とされます。ただし、有機ELもホールド型表示なので動画ボケは発生します。そのため、動きのある映像では、液晶テレビ同様に倍速駆動や動き補正が重要です。
同社の場合、パナソニックやREGZAのように「フレーム補間」を前面に出す説明はありません。仕様上は「OLED Motion」とされ、動きの速い映像のカクつきや残像感を抑える方向の機能です。
ただ、実際には何らかの補間処理を行っていると見てよいでしょう。FILMMAKER MODEでは、こうした映像処理を抑える方向の設定になるためです。
欧米では、倍速パネルのフレーム補間によって映像がテレビドラマのように見えることを嫌う傾向があります。いわゆる「ソープオペラ効果」です。そのため、世界市場でテレビを売るLGは、この部分をあまり強調しない部分もありそうです。
録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。
裏番組録画も対応です。
スマホ連携機能は、外出先での録画予約や、録画番組などの遠隔視聴、番組持ち出しなどの機能性はないです。
この部分は、パナソニック各機や、REGZAのタイムシフトマシン対応機との差と言えます。

スピーカーは、総計20Wの2.0chのステレオ構成です。
マイクを利用して、部屋の音響環境に合わせたサウンドチューニングを行う機能はありますが、スピーカー自体は必要最低限の水準です。
立体音響規格のDolby Atmosには対応します。また、AIサウンドプロにより、仮想的な9.1.2ch相当の音場再現にも対応します。ただし、実スピーカーは2.0chなので、立体音響の再現性には限界があります。
一方、LGの場合、自社の対応サウンドバーと連携するWOWオーケストラに対応します。これを使う場合、テレビ内蔵スピーカーも活かして再生できるので、外部スピーカーを加えた音響強化ができます。
ただ、追加投資が必要ですし、やや話が外れるので、詳しくは、【サウンドバーの比較記事】のLG機の紹介の中で書いています。

操作性は、画像エンジンやOSの世代が新しいため、他社に大きく劣りません。
ただ、番組表の情報量やユーザーインターフェースの使い勝手は、日本メーカーほど「ガラパゴス化」していません。どちらかと言えば、スマートテレビに近い使用感です。

映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOSを利用します。
アプリは多く、自由にインストールできます。ただ、Google TVやFire TVを採用する他社機に比べると、横断検索やサービス連携の分かりやすさでは一歩譲ります。
とはいえ、Netflixなどのグローバルサービスだけでなく、TVerなどの日本のローカルサービスにもおおむね対応します。非対応が問題になるとすれば、ややマイナーな日本のアニメ系サブスクなどに限られるでしょう。
音声操作は、付属のマジックリモコンで利用できます。
本機はマジックリモコン(MR25)が同梱です。AIボタンやマイクを使って、音声検索やテレビ操作、AI Chatbotなどを利用できます。

HFR(ハイフレームレート)は、4K/165Hzに対応します。
次世代ゲーム機に使う場合、あると「なめらかな動き」が楽しめます。
カクツキを減らすVRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)と、自動的に遅延時間を短縮するALLMもフォローします。
保証は、パネル部分は5年間です。
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以上、LGのOLED B5シリーズの紹介でした。
昔の同社の製品に比べると画像処理機能が格段に多機能になっており、他社機に比べて値ごろ感のある価格設定である点が魅力の製品です。
もちろん、上級パネルではないので、日中に使う場合は外光対策が必要なグレードです。ただ、部屋を暗くして利用するシネマ用途ならば、まったく問題ありません。
昼間はテレビコンテンツをあまり見ないという方もいるでしょうし、そういった方は本機との相性が特に良いでしょう。また、昼間でも映り込みが少ない設置環境ならば、ニュースやバラエティなどを平均的な画質で見る用途には十分対応できます。
そのため、シネマ利用を優先しつつ、価格を抑えて有機ELテレビを選びたい場合は、本機を選んでもよいと思います。

【2026年6月発売】
【42インチ】(Brightness Boosterなし)
38・ LGエレクトロニクス OLED42C6PJA
¥(286,000) 楽天市場 (9/3執筆時)
【55インチ】
39・ LGエレクトロニクス OLED55C6PJA
¥229,980 楽天市場 (9/3執筆時)
【65インチ】
40・ LGエレクトロニクス OLED65C6PJA
¥385,000 楽天市場 (9/3執筆時)
モニターパネル:OLED.ex(3層)
【2026年6月発売】
【48インチ】
41・ LGエレクトロニクス OLED48C6PJA
¥203,790 楽天市場 (9/3執筆時)
モニターパネル:Tandem WOLED(4層)
倍速パネル:2倍速
ネット動画:Web OS(自社方式)
フレームレート: 4K 165Hz
新4K放送チューナー:搭載(2)
OLED C6シリーズは、LGが販売する有機ELテレビの中級機です。

パネルは、今回の分類では、普及価格帯のOLED.exです。
48型は、海外専門サイトの実機確認によると、4層(RBGB)化されたTandem WOLED系のパネルとみられます。
OLED.exに代わる新型として今後広く使われるのかは、まだ断定できません。ただ、G6などに使われる現行のRGB Tandemと同等のピーク輝度が出せるわけではないようです。
もっとも、海外実測サイトでは、55型・65型と同等以上の高めのピーク輝度(約1500nit)が出ていますし、意味のある工夫と言えます。
42型は、一方、OLED.exであると見込めます。
しかし、サイズ面で、LG独自の輝度強化機構「Brightness Booster」(放熱プレートや駆動最適化アルゴリズムを含む構造)は非搭載です。小型パネルなので、高輝度駆動時の熱・電力面の条件が厳しいためとみられます。
それもあって、このサイズだけ、実測サイトでも輝度はやや低め水準(800nit)となります。

上表は著名分析サイトの実機析データをまとめたものです。
C6世代だと、48型以上ならば実測でもそれなりに余裕のある輝度を得られています。
まだ、同社の高級パネル(RGBタンデム)のように「日中対応」とまでは行きませんが、扱いやすくなっているのは間違いありません。
熱対策は、物理的・ソフト的な詳細構造は非公開です。
ただ、48インチ以上のモデルには、何らかの追加の熱対策が講じられている蓋然性が高いと考えられます。

画像エンジンは、α11 AI Processor 4K Gen3を搭載します。
旧機のC5シリーズはα9 AI Processor 4K Gen8でしたので、今年のCシリーズは、プロセッサの水準を1ランク上げたと言えます。
加えて、α11 Gen3の場合、Dual AI Engine(デュアルAIエンジン)であるとされます。
詳細は非開示です。しかし「Dual」は、後述する4Kアップスケーリングで、2種類のAI処理を同時並行で行う部分を指すものと考えられます。少なくとも、LGは、AI用エンジン(NPU)が2系統あるという説明はしていません。
その意味では、2025年における同社の上位エンジン(α11 Gen2)に対しては、公表されている画像処理機能だけで見れば、比較的マイナーな改良と言えます。

もっとも、Cシリーズだけで言えば、旧型はα9だったわけですから、同社が示すように、処理面ではかなり充実したと言えます。
以下、先ほど見た入門機(Bシリーズ)には見られなかった機能を、以下、順番に説明していきます。 
第1に、AIディレクター処理です。
AIが映像の色分布を解析し、映像制作者が想定した雰囲気や感性を推定して、色調を補正する機能です。
LGの説明では「映像の感情」を再現するような表現が使われますが、具体的な処理内容はやや分かりにくいです。
踏み込んで言うならば、映像の色分布から制作者が意図した感性を推定し、配色理論に基づいて色表現を整える機能と言えます。
ただ「映像の雰囲気に合わせて、視聴者にとって自然で見やすい色味に整える機能」くらいに考えておけば、当たらずとも遠からずでしょう。

第2に、AI映像プロです。
下位機も搭載する機能ですが、本機はオブジェクト型リアルタイム映像処理の部分で、より強化が見られます。
このグレードでは、オブジェクト検出、つまり前景と背景の分離によって立体感を強化したうえで、注目対象強化にも対応します。
ソニーのブラビアが先行していた「注視点」系の処理に近く、視聴者がどこに注目しやすいかをAIに学習させ、その結果を利用して、映像の主役をより見やすくする処理です。

第3に、AIデュアルアップスケーリング(α11 AI Super Upscaling 4K)です。
入門機(Bシリーズ)のα8エンジンでも「AIアップスケーリング」はありますが、その処理を強化したものです。
α8系と比べて、本機では、顔などの被写体解析まで踏み込んだ処理も行います。従来、ナチュラル表情エンハンサーと呼ばれていた処理です。
また、先述のように、第3世代(α11 Gen3)となってからは、ノイズ除去・シャープネス調整と、顔や文字の表現力向上という2つの処理を並行して行い、最後に統合する「デュアル」補正になっています。

第4に、OLEDダイナミックトーンマッピングウルトラです。
下位機にもあったHDR画像の色調を整えるものですが、より精緻化したものです。
1フレームごとに映像を分析したうえで、さらに5000以上のエリアに分け、エリアごとに階調と明るさを最適化します。従来の説明では、こうした処理をエリアコントラストエンハンサーやエリア輝度エンハンサーとして説明していました。
HDR10のようにシーンごとの動的メタデータを持たない方式では、テレビ側で映像を細かく分析して階調を補正する処理は、輝度表現においてかなり重要です。ここは、入門機との差でしょう。
なお、この機能名は、第3世代(α11 Gen3)で「プロ」から「ウルトラ」に変わりました。ただし、基本的な説明は従来と同じで、具体的にどの部分が強化されたのかは明らかにされていません。
あとは、あくまで「機能名」としてはですが、下位機と大きな差は見られません。

画質の自動調整は、対応です。
映像はAIジャンル選択、音声はAIサウンドプロでコンテンツを自動判別し、それぞれに適した画音質へ調整します。
環境光センサーも搭載し、周囲の明るさに応じた自動輝度調整に対応します。

HDRは、HDR10、HLG、Dolby Visionに対応します。
AI HDRリマスター(AI HDR Remastering)も搭載です。
SDR映像を、色や明るさ、コントラストをAIで最適化し、HDR相当の画質に近づける処理です。
倍速表示機能も、2倍速パネルが搭載です。
その上で、フレーム補間機能のTruMotionに対応します。
OLEDはもともと応答速度が速いため、液晶のような画素応答由来の残像対策としての意味は小さいです。
ただ、24fpsの映画などのカクツキを抑えたり、視線移動時の動きボケを減らしたりする効果はあるため、OLEDでも一定の意味のある機能です。

スピーカーは、42インチは総合20Wの2.0ch構成です。
48・55・65インチでも、総計40Wに止まります。
構成は、左右のフロントスピーカーとウーファー2基で、2.2chです。
音源としては、Dolby Atmosに対応しますが、ハイトスピーカーは未装備です。そのため、高さ方向の表現は物理スピーカーによるものではなく、バーチャル処理となります。
やはり、一般的に【サウンドバーの比較記事】で紹介したような製品を増設した方が満足度は高いと言えます。

一方、55型以上は、ヘッドホン出力がないです。
ヘッドホンを利用したい場合、光デジタル出力などからヘッドホンアンプを経由させるか、Bluetooth 5.3を利用して無線で接続することになります。
なお、BluetoothコーデックはaptXには対応しますので、対応ヘッドホンならば、SBC接続に比べて遅延は多少抑えられそうです。
ただし、より低遅延なaptX Adaptiveには対応しません。

一方、地デジなどのコンテンツを(仮想的に)11.1.2ch再生にする機能が付属します。
下位機種は5.1.2chでしたので、(プロセッサが良い分)少し上位です。
先述のように、コンテンツにあわせて、自動で音声を最適化す AIサウンドプロも本機からの機能性です。

操作性は、基本的には下位機種と大きく変わりません。
やはり、番組表の情報量やユーザーインターフェースの使い勝手は、日本メーカーほど「ガラパゴス化」していません。どちらかと言えば、スマートテレビに近い使用感です。

映像配信サービスは、本機もWebOSを利用します。
定額動画サービスは、日本ローカルのU-NEXTを含めて、だいたい対応です。
TVerも対応します。非対応はややマイナーな日本のアニメ系サブスクなどに限られるでしょう。

音声操作は、対応です。
本機は生成AIベースの、Google TV with Geminiに対応します。自然な会話で見たい映画やドラマを探したり、一般的な質問をしたりできます。Copilotも選べます。
ただし、TV自体にマイクは搭載されますが、また、本機はハンズフリー音声認識にも対応します。

HFR(ハイフレームレート)は、4K/120Hzに対応します。
カクツキを減らすVRRと、自動的に遅延時間を短縮するALLMもフォローします。
VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)利用時は、最大4K/165Hzまで対応します。
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以上、LGのOLED C6シリーズの紹介でした。
パネル部分は、42型を除けば、各社の普及機と比べればとしては「豪華」です。
もっとも、本機も日中ではカーテンでの遮光が欲しい画質ですので、この点で、平均輝度がさらに高い同社の上級機とは差があります。
一方、低反射処理や熱対策の部分では、日本企業の上位機ほど充実しているとは言えませんが、パネル部分を含めて考えれば、十分「勝負」できています。
画像エンジン回りも、このクラスのLG機は、「AI世代」になってから、国内外企業の格差が急速に「詰まって」います。
価格面も、昼間対応とは言えない各社の現行機より多少安め水準ですし、「シアター重視」で、画質を優先で考えたい方は、価格面も見どころといえるでしょう。
一方、操作系は、先述のように「スマートテレビ」的なグローバル仕様なので、そこに「順応」できない方は、選択肢にならないでしょう。
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【2025年12月発売】
【48インチ】
42・ LGエレクトロニクス OLED48C5MJA
¥151,271 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【2025年7月発売】
【42インチ】
42・ LGエレクトロニクス OLED42C5PJA
¥175,500 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【48インチ】
42・ LGエレクトロニクス OLED48C5PJA
¥159,800 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
モニターパネル:OLED
【2025年12月発売】
【55インチ】
44・ LGエレクトロニクス OLED55C5MJA
¥200,234 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【65インチ】
44・ LGエレクトロニクス OLED65C5MJA
¥310,000 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【77インチ】
44・ LGエレクトロニクス OLED77C5MJA
¥341,549 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【2025年7月発売】77型・83型は終売
【55インチ】
45・ LGエレクトロニクス OLED55C5PJA
¥176,480 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【65インチ】
45・ LGエレクトロニクス OLED65C5PJA
¥268,000 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
モニターパネル:OLED(高輝度型)
倍速パネル:2倍速
ネット動画:Web OS(自社方式)
フレームレート: 4K 144Hz
新4K放送チューナー:搭載(2)
なお、Cシリーズは、2025年発売の旧機(C5)が残ります。
一方、旧機は、2025年12月に「C5.5」とも言うべき「中間仕様」が、販路限定でC5Mシリーズとして追加販売されていました。

C5Mシリーズは、画質補正の部分で、Precision Picture Proが、音質面で、Precision Sound Proという機能が追加されています。
Precision Picture Proは、映像内の白色部分を「より明るく、フレッシュに」見せる補正です。
これは、WOLED方式を採るLG OLEDパネルの弱点を緩和するための補正と言えます。パネル自体の輝度を高める機能ではありませんが、全体輝度の控えめさや、白の抜け感を補うことを狙った機能でしょう。
RGB TandemなどLGの新世代パネルでは、パネル構造そのものから輝度や色純度を高める方向に進んでいますが、このクラスのパネルでは、こうした補正は、一定度効くように思います。
実際、日本では、LGの2025年モデルとしてこのシリーズに初搭載された機能性でした。

Precision Sound Proは、いわゆる「クリアボイス系」の新機能です。
BGMや背景音を大きく崩さず、話し声だけを強調して、ニュースやドラマの会話を聞き取りやすくする機能です。
このように、C5Mは少し仕様が良いように思いますが、画面サイズと価格次第ですが、C5よりが安い状況ならば、積極的に選びたいところです。

パネルは、一方、C5Mを含めて、新機種とは差があります。
42型・48型は、普通のOLEDパネルの水準です。
最大輝度がおおむね800nit前後にとどまる下位パネルです。
先述のLG独自の輝度強化機構「Brightness Booster」は、この世代だと、48型も含めて未装備でした。
55インチからは、それが組み込まれるため、実測では数字がやや良くなります。
ただし、OLED.exを採用するC6シリーズとは、やはり差があります。

画像エンジンは、一方、α9 AI Processor 4K Gen8です。
新製品はα11世代が採用ですので、映像処理面ではむしろ、冒頭で見た入門機(B5シリーズ)に近いです。
先ほど「C6シリーズからの機能」と列挙した機能性は、未装備です。
正確には、OLEDダイナミックトーンマッピング(プロ)は、B5側にはない機能ですが、その程度です。
画質の自動調整・倍速表示機能は、新機種と変わりません。

スピーカーは、42インチは20Wで、それ以上は総計40Wです。
構成は新機種とはほぼ変わらず、(仮想的に)11.1.2ch再生にする機能が付属します。
あとは、Google Gemini・Copilotに対応しない部分と、VRRが最大4K/144Hzまでとなる以外は目立つ違いはありません。
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結論的にいえば、新機種と一定の価格差があります。
一方、B5シリーズと比べると、特に48型以上は、画質面での性能は期待できるため、シアター用途で「できるだけ安く」と考える場合は、候補にできます。
ただ、C6に対して、エンジン回りのグレード差はあるので、そちらほか、その部分が充実する日本の各社の製品との比較は必要に思います。

【2026年6月発売】
【55インチ】
46・ LGエレクトロニクス OLED55G6PJB
¥409,980 楽天市場 (9/3執筆時)
【65インチ】
47・LGエレクトロニクス OLED65G6PJB
¥527,880 楽天市場 (9/3執筆時)
【77インチ】
48・LGエレクトロニクス OLED77G6PJB
¥803,000 楽天市場 (9/3執筆時)
【83インチ】
49・LGエレクトロニクス OLED83G6PJA
¥1,068,330 楽天市場 (9/3執筆時)
【97インチ】
50・LGエレクトロニクス OLED97G6PJA
¥4,510,000 楽天市場 (9/3執筆時)
モニターパネル:LG Tandem 2.0
倍速パネル:2倍速
ネット動画:Web OS(自社方式)
フレームレート: 4K 165Hz
新4K放送チューナー:搭載(2)
OLED evo AI G6シリーズシリーズは、LGの販売する有機ELテレビの上位機です。
なお、evoは、LGのOLED上位機に付くブランド名です。

こちらは、ギャラリーデザインを採用です。
極薄プレームでき間が生じないようなスマートなデザインです。
なお、スタンドは画面サイズで変わります。高さ調整ができるのは、55型と65型のみです。77型は角度調整のみ、それ以上は、稼動しないスタンドです。
主に壁掛け向けでしょう。
パネルは、2026年登場の同社の最上位となるRGB Tandem 2.0です。
シャープやパナソニックにも提供しています。
パネルの表面の低反射処理は、LG Display側のパネル技術ですので、提供先各社と共通仕様です。
2026年世代では「Perfect Black AR」として、反射率を0.3%まで抑えています。
熱対策は、LGの場合、Brightness Booster Ultraという仕組みのなかで、発光制御とあわせて行っていると考えられます(96型はBrightness Booster)。
OLEDは、高輝度で駆動するほど電流量と発熱が増えるため、輝度向上と熱管理は切り離せません。したがって、本機も、映像内容に応じて発光量を制御しながら、パネルを安全な範囲で高輝度駆動する役割を持つと考えてよいでしょう。
ただし、処理の詳細は不明です。
旧仕様(Brightness Booster Ultimate)と比べても、輝度向上・光制御のアルゴリズムが更新された以上の情報は得られません。
他社のような、温度センサーや放熱プレートなどの追加装備も、本機では確認できません。そのため、物理的な放熱機構をどの程度備えるのか、あるいは制御面を中心に熱管理を行うのかは、何とも言えません。
もっとも、パネル寿命や焼き付き防止の観点から見ても、何らかの熱管理が行われているのは確実と考えてよいでしょう。

画像エンジンは、α11 AI Processor 4K Gen3を搭載します。
2026年モデルでは、すでに見たC6シリーズとエンジンは共通です。
LGの場合、エンジン名と世代が同じ場合、基本的な映像補正・音声補正機能は共通ですので、説明は省略します。
ただ、この世代のAIプロセッサでは、従来海外勢が負けていた補正部分の機能性は「急速に詰まった」との評価だけは、再掲しておきます。
HDR・倍速パネルなど、その他の部分も、下位機種(C6シリーズ)との大きな違いは見られません。

スピーカーは、内蔵型は60Wです。
トゥイーター・フルレンジ・ウーファーが各2個ずつで、4.2chで動きます。
チャンネル配置の詳細は非開示です。
ただ、このクラスでも専用のハイトスピーカーはありません。本機もドルビーアトモス対応で、バーチャルでは最大11.1.2chで仮想再生ができます。

一方、ヘッドホン端子は、全機とも未搭載です。
Bluetooth 5.3には対応し、コーデックもSBCのほかaptXに対応します。SBCより遅延は抑えやすいですが、より低遅延なaptX Adaptiveには対応しないため、映画やゲームで利用する場合にはやや注意点と言えます。
おそらく、壁掛け・薄型化を優先した設計とのトレードオフでしょう。
保証は、パネル部分は5年間です。
リフレッシュレートは、VRR時、最大4K 165Hzです(96型は120Hz)。
ゲーミング性能も高いです。
あとの部分は、音声AIの対応状況や、番組表・動画サービスの部分を含めて、先ほど書いた、C6シリーズと目立つ違いはありません。
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以上、LGのOLED G6シリーズの紹介でした。
本機に使われるのと同じLG製の最新最上位のパネルは、パナソニック・シャープでも見られるので、ライバルは多いです。
同系列のLG Displayからパネルを調達できることもあり、国内他社に比べて安めで売られることが多いです。
比べる場合、エンジン回りの性能差はあまり感じなくなった一方、熱対策や、専用コントローラーを含むパネル制御の部分では、国内勢も「負けていない」感じはあります。
一方、薄型化を重視する製品展開である点はありますが、スピーカー部分の仕様は、ハイトスピーカーを搭載しないなど「ややあっさり」です。ヘッドホン端子が省略される部分も、マイナーながら注意点と言えます。
いいずれにしても、本機の価格帯にふさわしいサウンドにしたい場合、やはり【サウンドバーの比較記事】で紹介した、各社のスピーカーを同時に増設すると良いようには思います。
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【2025年6月発売】77型・83型・97型は終売
【55インチ】
51・ LGエレクトロニクス OLED55G5PJB
¥275,800 Amazon.co.jp (9/3執筆時
【65インチ】
51・LGエレクトロニクス OLED65G5PJB
¥484,000 楽天市場 (9/3執筆時)
モニターパネル:LG Tandem 1.0
倍速パネル:2倍速
ネット動画:Web OS(自社方式)
フレームレート: 4K 165Hz
新4K放送チューナー:搭載(2)
なお、1世代前になる、OLED G5シリーズも残ります。

こちらもギャラリーデザインを採用です。
2.43cmの薄さで壁掛けにする時に、すき間が生じないようなスマートなデザインで
パネルは、LG Tandem 1.0です。
2025年のフラッグシップパネルです。
現行機にピーク輝度は負けますが、この程度あれば、十分に「日中対応モデル」と言って良いです。
一方、熱対策は、この世代はBrightness Booster Ultimate」です。
先ほど書いたように、新旧の差は明示的ではないです。

画像エンジンは、α11 AI Processor 4K Gen2です。
同じクラスですが、世代が1世代前になります。
ただ、下位機種(C6)でも触れましたが、映像に関わる世代差は多くないデス。

AIアップスケーリングにおいて、除去・シャープネス調整と、顔や文字の表現力向上という2つの処理を並行して行い、最後に統合する「デュアル」補正になった点を除けば、大きな違いは見られないと言えます。
あくまで「機能名」としてはですが、現行機と大きな差は見られません。
スピーカーは、60Wです。
新機種と同じく4.2chで、スピーカー構成は同じです。
なお、この世代の場合、ヘッドホン端子はありました。
あとは、Google Gemini・Copilotに対応しない部分以外は目立つ違いはありません。
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結論的にいえば、画像エンジン回りは新機種と大きな差は感じません。
パネル世代は1世代前ですが、上位パネルの「1年落ち」に止まるので、決定的な画質面での性能差は感じません。
昼間も利用したいと考えているご家庭で、対応できるほどの平均輝度の製品を「安め」で考えている場合、狙い目のパネルと言えそうです。
ただし、スピーカーはやはりそこまで強くないので、将来的にでも【サウンドバーの比較記事】で紹介した各社のスピーカーを増設するのは「あり」でしょう。
今回の結論
最新の有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、有機ELテレビの比較の4回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

5・ 有機ELテレビの比較(5)
5-1:レグザ(東芝)
6・ 有機ELテレビの比較(6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の5回目記事(こちら )では、レグザの製品を紹介します。
パネル品質 ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
音質の良さ ★★★★★
ネット動画 ★★★★★
番組表 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)では、今回紹介した全製品からいつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。
5回目記事は→こちら!
