1回目記事からの続きです→こちら
3-1・富士フイルムのレーザープリンタ

3回目記事のトップバッターは、富士フイルムビジネスイノベーションのレーザープリンターです。
他社と比べて、仕様面での個性が割と強めの機種が多いと言えます。
1・モノクロレーザープリンタの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:エプソン
1-3:ブラザー
2・モノクロレーザープリンタの比較 (2)
2-1:キヤノン
2-2:HP
2-3:沖電気
2-4:京セラ
3・モノクロレーザープリンタの比較 (3)
3-1:富士フイルム
3-2:NEC
3-3:リコー
4・モノクロレーザープリンタの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回の記事でも、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、選び方の基本に沿いながら、各機を見ていきます。
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なお、以下の文章では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2023年発売】NL300086
Windows 10〜11 MacOS 10.12〜15
30・富士フイルム ApeosPort Print 3410SD
¥19,618 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分34枚
印刷解像度: 600dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:6ヶ月(引取/訪問)
寸法:幅355x高さ215x奥行333mm
ApeosPort Print 3410SDは、富士フイルムのモノクロレーザープリンターの中位機です。
同社の場合、入門機に相当する格安機がないので本機が「最安」です。

大きさは、幅355x高さ215x奥行333mmです。
幅・奥行が狭めで、各社の同クラスと比べて設置性は良いほうです。
印刷速度は、毎分34枚です。
他社にはより速い機種はありますが、十分でしょう。
ファーストプリントは、ただ8秒ですので、さほど速くはないです。
印字品質は、600dpiです。
True1200には非対応です。
ただ、速度を落とせば、2,400相当×600dpiにはできますし、一般的な利用ならば問題ないです。
両面印刷は、搭載です。
搭載メモリー量は、256GBです。
最近の製品として見れば、さほど多くはないです。

純正トナー価格
富士フイルム CT203526(6000枚)
¥21,300 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
富士フイルム CT203481(3000枚)
¥14,300 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
富士フイルム CT351281(12000枚)
¥6,850 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥4,121
再生:
初期付属トナー:700ページ相当
印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
2023年発売と言うこともあり、互換トナーはまだないです。
純正トナー・ドラム価格もあまり安くはなく、現状ではまだこの部分で競争力は出ていない感じです。
初期付属トナーは、700ページです。
この部分のお得感も乏しいです。
給紙トレイは、250枚となります。
追加ユニットの販売はないです。
ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。
Wi-Fiは、Wi-Fi4(11n)ですが、プリンタならば問題ないです。
なお、富士フイルムはMacについては、AppleのAirPritでの動作で、専用ドライバの用意はないです。他社の場合、スキャナ部分で制限がつく例もあるのですが、特段の記載はないので問題ないようです。
耐久性は、非開示です。
保証は、一方、別途有償保守契約をしない場合、6ヶ月です。
出張修理・引き取り修理ともに対応です。
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以上、富士フイルムのApeosPort Print 3410SDの紹介でした。
本体自体は問題ないですが、印刷コストの部分の競争力が乏しいです。
富士フイルムの製品ですが、ソフト面での個性も特別な個性はないので、選びにくい感じがあります。

【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 10.14〜15
31・富士フイルム ApeosPort Print 4020SD
¥35,420 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分40枚
印刷解像度: 600dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:6ヶ月(引取/訪問)
寸法:幅368x高さ222x奥行363mm
ApeosPort Print 4020SDも、富士フイルムのA4モノクロレーザープリンターです。
先ほどの機種の1つ上のクラスの製品です。

大きさは、幅368x高さ222x奥行363mmです。
先ほどの機種よりは大きいです。
とはいえ、本機も他社の同級機に比べてコンパクトとは言えます。
印刷速度は、毎分40枚です。
ブラザーなどより速い機種はありますが、十分速いです。
ファーストプリントも、こちらは5.9秒です。
印字品質は、600dpiです。
両面印刷は、搭載です。
搭載メモリー量は、256GBです。
このあたりのスペックは、下位機と変わりません。

純正トナー価格
富士フイルム CT203523(20000枚)
¥52,448 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
富士フイルム CT203526(6000枚)
¥21,300 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
富士フイルム CT351280(40000枚)
¥17,440 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,204
再生:
初期付属トナー:3000ページ相当
印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
大容量トナー・ドラムを利用できるので、下位機より、それなりに安くなっています。
ただ、ブラザーほか、このクラスでもう少しコスパのよい機種はありますが。
互換トナーはまだないです。
初期付属トナーは、3000ページです。
それなりに多いと言えます。

550枚トレイモジュール EL300955
¥27,984
給紙トレイは、この機種も250枚となります。
ただ、下位機種とちがって、1段のみながら、550枚のトレイが増設できます。
ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。
Wi-Fiは、Wi-Fi4(11n)ですが、プリンタならば問題ないです。
あとの部分は、下位機と変わりません。
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以上、富士フイルムのApeosPort Print 4020SDの紹介でした。
同社で「業務用」といえるのはこのクラスからでしょう。
速度ほか、大容量トナーが利用できることで、印刷コストも下がっていますし、増設トレイの対応もできますので。
一方、機能面・コスト面では他社により良い機種があるとは言えますが、このクラスの中級機としてはコンパクトなので、設置性を重視するならば、選択肢の1つになるでしょう。

【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 10.11〜15
【通常製品】
32・富士フイルム ApeosPort Print 4830
¥110,000 楽天市場 (8/30執筆時)
【Adobe PostScript 3対応】
33・富士フイルム ApeosPort Print 4830 JM
¥216,881 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分48枚
印刷解像度 :1200 dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:670枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:6ヶ月(引取/訪問)
寸法:幅427.4x奥行465.5x高さ407.5mm
ApeosPort Print 4830は、富士フイルムのA4モノクロレーザープリンターの上級機です。
4830 JMは同じ仕様ですが、ポストスクリプト対応機になります。
出版・印刷業界向けといえます。日本語は3書体です。

大きさは、幅427.4x奥行465.5x高さ407.5mmです。
ブラザーの最上位機より、一回り大きいです。
そのかわり、標準の給紙トレイが670枚と大きめです。

また、5インチのカラーパネルも付属です。
ブラザーの最上位機よりも大きめで、視認性も良いです。
モノクロレーザーの場合、コピー機として運用するような複合機ではないので、必ずしも大きなパネルは必要ないとも言えます。
しかし企業で高度にネットワーク運用する場合は、もちろん便利です。
印刷速度は、毎分48枚です。
ブラザーの最上位機に匹敵します。
ファーストプリントも、4.2秒です。
印字品質は、1200dpiです。
富士フイルムだと、このグレードからTrue1200に対応です。
両面印刷は、搭載です。
搭載メモリー量は、1GBです。ポストスクリプト対応機は、2GBです。

純正トナー価格
富士フイルム CT203996(18000枚)
¥54,230 楽天市場 (8/30執筆時)
純正ドラム価格
富士フイルム CT351280 (60000枚)
¥17,440 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
再生トナー価格
富士フイルム CT203996(18000枚)
¥11,557 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,323
再生:¥1,260
初期付属トナー:4000ページ相当
印刷コストは、ドラム込みの1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
中位機に比べて大容量のトナーというわけではなく、さほどコスパは良くない印象です。
富士ゼロックス時代からあるトナーなので、再生トナーは割と数が出ています。ドラムは再生がなかったので、上表は純正利用時で計算しています。
それでも割と安めです。
初期付属トナーは、4,000ページです。
それなりに多いと言えます。

【3段まで対応】
670枚トレイモジュール EL300955
¥49,500 楽天市場 (8/30執筆時)
給紙トレイは670枚です。
さらに同容量のトレイが、最大3台まで増設できます。
ネットワークは、USB・Wi-Fi ・有線LANに対応します。
Wi-Fiは、Wi-Fi5(11ac)と、高速通信対応です。
耐久性は、本機は明示で、60万枚までです。
ブラザーと同等です。
保証は、本機も別途有償保守契約をしない場合、6ヶ月です。

このほか、本機は、USBインターフェイスアダプタや専用SSDストレージほか、ハード面も拡張オプションが充実します。
こうした部分に対応させているため、価格が少し高めとも言えます。
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以上、富士フイルムのApeosPort Print 4830の紹介でした。
耐久性や印刷速度、あるいは、ランニングコストの部分では、ブラザーの5万円台の最上位機に及ばないので、コスパは悪いです。
価格高い理由は、拡張性に由来するでしょう。
同社の主戦場は大規模オフィスですので、こういった商品展開は妥当です。ただ、主に個人向けに書いているこのブログでは、「守備範囲外」といった高級機になります。
なお、本機と似通った仕様の製品がNECからも出ているので、こちらを選びたい場合も、比較はした方が良いかなと思います。あとで見る予定です。
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【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 10.11〜15
【通常製品】
34・富士フイルム ApeosPort Print 6340
¥178,000 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分63枚
印刷解像度 :1200 dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:670枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:6ヶ月(引取/訪問)
寸法:幅427.5×奥行464.5x高さ443.4mm
なお、完全に「他山の石」になるので、簡単な説明に止めますが、同社の最上位機になるのは、ApeosPort Print 6340です。
印刷速度が、63枚/分と、モノクロレーザーでは最速です。

耐久性も、100万枚で、増設も4段まで対応になります。
2段と大容量トレイモジュール(2490枚)の運用も可能で、その場合、最大で4010枚の給紙量にできます。

そのほか、後処理の部分で、ホチキスや仕分け(4段)にオプション対応できる完全な「業務用機」です。

純正トナー価格
富士フイルム CT203668(30000枚)
¥68,508 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
富士フイルム CT351342(60000枚)
¥20,910 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
再生トナー価格
富士フイルム CT203668 (30000枚)
¥22,000 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥2,632
再生:¥1,082
初期付属トナー:10000ページ相当
印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
かなり高い本体価格ですが、印刷コスト自体は、上位機としてはそこまで変わるものではないのは、注意点と言えます。
3-2・NECのレーザープリンタ

続いて、NECのモノクロレーザーです。
すでにみたキヤノンとHPの関係のように、同社の場合、富士フイルムとOEM関係になるので、仕様は似ます。
しかし、トナーを含めて、全く同じ仕様ではありませんので、しっかりみていきます。

【2019年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.12〜15
35・NEC MultiWriter 5350
¥15,200 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分40枚
印刷解像度:1200dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:1年(引取/訪問)
寸法:幅373x高さ255x奥行388mm
NEC MultiWriter 5350は、NECのモノクロレーザープリンターの入門機です。

大きさは、幅373x高さ255x奥行388mmです。
価格帯として入門機ですが、さほど小型でもない点が注意点です。
印刷速度は、毎分40枚です。
この部分は本機の強調できる部分で、入門機としては高速です。
ファーストプリントも7.2秒で、及第点です。
印字品質は、1200dpi対応です。
しっかり、True1200に対応している点も評価できます。
両面印刷は、搭載です。
搭載メモリー量は、256GBです。
必要十分ですが、多くもない水準です。

純正トナー価格
NEC PR-L5350-12(8000枚)
¥23,537 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
NEC PR-L5350-11 (3000枚)
¥12,207 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
NEC PR-L5350-31 (50000枚)
¥19,480 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
互換トナー価格
NEC PR-L5350-12(8000枚)
¥2,380 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
互換ドラム価格
NEC PR-L5350-31 (50000枚)
¥4,980 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,332
再生:¥397
初期付属トナー:3000ページ相当
印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
互換は、やはり、発売から長いこともあって、かなり安めです。
初期付属トナーは、3000ページ相当と多めです。
この部分はお得に思えます。

【250枚】
NEC PR-L5350-02
¥27,995 楽天市場 (8/30執筆時)
給紙トレイは、250枚です。
格安機ですが、増設モジュールは用意され、2段まで増設できます。
ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。
Wi-Fiは、さすがにWi-Fi4(11n)ですが、問題ないです。
耐久性は、30万枚です。
しっかり開示があるのは、良いことでしょう。
保証は、しっかり1年間です。訪問修理も対応できる企業です。
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以上、NECのNEC MultiWriter 5350はの紹介でした。
生産開始年が古い関係もあってですが、本体価格の割に、スペックや、印刷コストは良いといえる製品です。
個人用として使うぶんには陳腐化も見られないので、他社の入門機より本体サイズが少し大きめな部分が問題ないならば、選んでも良い機種です。

【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 10.14〜15
36・NEC MultiWriter 4M550
¥81,799 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分53枚
印刷解像度 :1200 dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:670枚
接続方法:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:1年(引取/訪問)
寸法:幅428x奥行466x高さ408mm
MultiWriter 4M550は、NECの販売するA4モノクロレーザーの上位機です。
こちらは、既に見た富士フイルムのApeosPort Print 4830と同一の筐体を利用する製品です。
ただ、仕様は微妙に換えているので、しっかり説明します。

大きさは、幅428x奥行466x高さ408mmです。
先述のように、筐体は富士フイルムの上位機と同じです。
そちらと同じで、本機も5インチのカラーパネルが付属です。
印刷速度は、毎分53枚です。
富士フイルムより多少高速にしています。
ファーストプリントも3.8秒ですので、NECのほうが速度周りの仕様は良いです。
印字品質は、1200dpiです。
しっかり、True1200に対応しています。
両面印刷は、搭載です。
搭載メモリー量は、2GBです。
この部分も、富士フイルムより仕様が良いと言えます。

純正トナー価格
NEC PR-L4M550-12 (15000枚)
¥42,920 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
NEC PR-L4M550-11 (6000枚)
¥22,740 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
NEC PR-L4M550-31(60000枚)
¥12,947 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
リサイクルトナー価格
NEC PR-L4M550-12 (15,000枚)
¥6,406 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,077
再生:¥643
初期付属トナー:15000ページ相当
印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。
互換ドラムはなかったので、そちらだけ純正で計算しています。
富士フイルムの製品と、純正だとさほど値段は変わりません。
したがって、業界最安級ではないもののそこそこ良いといった水準です。
互換トナーはありません。
リサイクルトナーは安い時期もありますが、互換トナーとちがって、安定的に供給されるものではないので、今後どうなるかは読めません。
初期付属トナーは、ただ、15000ページです。
ここはポイントで、大容量トナーが最初から付属するのは豪華です。
ドラムも6万枚保つ点をふまえると、印刷枚数が多くないだろう方には合う部分があります。

【670枚】
NEC PR-L4C550-02
¥61,524 楽天市場 (8/30執筆時)
給紙トレイは、670枚となります。
NECの場合、3段までの富士通と違い2段までですが、さらに670枚トレイの増設可能です。
ネットワークは、USB・Wi-Fi ・有線LANに対応します。
Wi-Fiは、しかkりWi-Fi5(11ac)と、高速通信対応です。
耐久性は、富士フイルムと同じく、60万枚までです。
保証は、1年間です。
訪問修理にも対応します。
このほか、富士フイルム同様に、USBインターフェイスアダプタや専用SSDストレージほか、ハード面も拡張オプションが充実します。
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以上、NECのMultiWriter 4M550の紹介でした。
同ランクの富士フイルム機と比べる場合、印刷コストは同等です。しかし、本体価格の部分と、印刷速度の部分で、本機がやや優ります。
そのため、これら2機だけで言えばですが、とくに個人で買う場合は、NEC機の方が値段が安めで、仕様面も個人向けには良い部分が多い気がします。
実際、富士フイルム機はオフィスの備品としてトータルで買うような製品ですので、その部分で、両社は「住み分け」しているようにみえます。
3-3・リコーのモノクロレーザー

続いて、リコーのモノクロレーザーです。
どちらかと言えば、業務用のイメージがありますが、下位機種では、個人でも手を出せる製品がいくつかあります。

Windows 7〜11 MacOS 10.6〜15
【増設トレイ設置不可】
37・RICOH SP 2300L
¥12,992 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【増設トレイ設置可】
38・RICOH SP 3700
¥38,368 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分32枚
印刷解像度: 1200dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:300枚
接続:USB・(無線)・有線LAN
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅370×高さ262×奥行392mm
SP 2300L は、リコーが販売するモノクロレーザープリンターです。
「用紙トレイが大きな業務用」としては、価格が安いです。
なお、仕様が同じSP 3700という製品もありますが、別売の増設トレイ(250枚)が設置できる点以外は同じです。
ネットワークは、いずれも、USB接続と有線LAN接続に対応します。
ただ、無線LANはオプション対応です。

大きさは、幅370×高さ262×奥行392mmとなります。
OKIと同程度で、小型化はさほど意識していない、存在感のある製品です。
印刷速度は、毎分32枚です。
決して速くはないですが、十分な速度です。
両面印刷は、対応です。
印刷即では、13面/分となります。1枚目のファストプリントは、キヤノン並で、7.5秒と高速です。

印字品質は、1200dpiの出力に対応する点で、能力は高いです。
ただし、Macの場合は高解像度は非対応です。
内蔵メモリーは、128MBです。
多くはないですが、少なくもない量です。

純正トナー価格
RICOH SP 2300H(5000枚)
¥16,802 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
リサイクルトナー価格
RICOH SP 2300H(5000枚)
¥4,256 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,284
再生:¥806
初期付属トナー:1000ページ相当
トナー価格は、ドラム一体型ですが、大容量カードリッジを利用する場合の価格は上表の通りです。
純正トナーは、入門機として平均値といえる価格です。
リサイクルトナーは、多少、割高です。
耐久性は、20万枚です。
業務用として耐えられる頑丈さが示されます。
ただ、リサイクルトナーを使うと無効化されるので、純正トナーを使うべき機種とも言えます。
給紙トレイは、300枚まで収納可能です。
増設トレイは、調査段階では用意されていません。
保証期間は、出張修理ながら、6ヶ月です。
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以上、リコーのSP 2300L などの紹介でした。
そこそこの印刷速度ながら、「圧倒的に安い本体価格」は、かなりの魅力でしょう。
本体は大きく、耐久性も明示があるので、業務用として活躍するでしょう。
一方、ランニングコストの面では、互換トナーがないため、純正トナーを使い続ける場合に、おすすめできる機種です。
3-4・京セラのレーザープリンター

最後に、京セラ(京セラドキュメントソリューションズ)のレーザープリンターです。
基本的に法人向けなのでデンキヤには並びませんが、特に、格安品については、個人に向けてもAmazonなどを通じて販売しています。

【2022年発売】
Windows 8.1〜11 Mac 10.9〜
39・ 京セラ PA2000w
¥16,414 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分20枚
印刷解像度: 600dpi
両面印刷:
給紙トレイ:150枚
接続:USB・Wi-Fi
保証:1年(持込修理)
寸法:幅350×高さ177×奥行233mm
MA2000 は、京セラのA4モノクロレーザー複合機です。

大きさは、幅350×高さ177×奥行233mmとなります。
本機は、自動両面印刷がないので、ここまで小さくできます。
その意味でライバルはキヤノンの入門機ですが、設置性は本機のが良いです。
印刷速度は、毎分20枚です。
キヤノン機よりわずかに速いですが、1枚目の印刷速度では負けるので、一長一短です。
印字品質は、一般的なレベルです。
特段トナーの工夫などはないです。。
内蔵メモリーも、32MBと最低水準です。
小型機ですが、もう少しあっても良いかと思います。

純正トナー価格
京セラ TK-1241(1500枚)
¥4,400 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正ドラム価格
京セラ DK-1241(10,000枚)
¥6,600 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
互換トナー価格
京セラ TK-1241(1500枚)
¥2,290 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
互換ドラム価格
京セラ DK-1241 (10,000枚)
¥3,590 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥3,593
互換:¥1,886
初期付属トナー:1500ページ相当
印刷コストは、上表の通りです。
ドラムも交換が必要なのでその費用も組み込んでの値段です。
純正品・互換品とも、小型の複合機だけでみれば安めと言えます。
ネットワーク機能は、USBと無線LANに対応します。
Wi-Fi経由でスマホでも利用できます。
一方、同社はスマホアプリ(KYOCERA Mobile Print)を持ちますが、本機についてはそれが利用できるか、説明書を含めて、説明がありません(要確認)
ただ、Airprintなどを使えば、印刷できるでしょう。
耐久性は、情報がないです。
給紙トレイは、150枚まで収納可能です。
仕事用として言えば、少なめです。増設もできません。
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以上、京セラのPA2000wの紹介でした。
絶対に「自動両面印刷機能」は使わないと断言できる方は、先ほどみたキヤノン機(LBP6040 )のライバルとして本機も選択肢になります。
Wi-Fiも付属しますし、スピード面と両面印刷を「我慢」するなら選択肢の1つにできます。
ただ、結構、本体価格で差が付いているので、値段は見比べても良いでしょう。

【2024年発売】
Windows 8.1〜11 Mac 10.9〜
40・京セラ ECOSYS PA4000wx
¥54,000 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分40枚
印刷解像度: 600dpi
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
接続:USB・有線LAN・Wi-Fi
保証:6ヶ月(引取/訪問)
寸法:幅375×高さ272×奥行393mm
ECOSYS PA4000wx は、京セラのモノクロレーザープリンタの中級機です。

大きさは、幅375×高さ272×奥行393mmとなります。
エプソン機( LP-S380DN)をはじめとする各社の中位機以上とだいたい同じで、「袖机に設置できる」とされます。

印刷速度は、毎分40枚です。
さすがに「法人向け」として、この部分は重視です。
両面の場合も、20枚なので、優秀です。1枚目も6.4秒以下という速度です。
印字品質は、一般的なレベルです。
特段トナーの工夫などはないです。
基本解像度が600dpiで、拡張時も1200dpi「相当」です。
もちろん、文字中心の印刷ならば、問題ないですし、ビジネス水準です。
内蔵メモリーは、750MBです。
十分な量です。

純正トナー価格
京セラ TK-1261(10000枚)
¥23,980 楽天市場 (8/30執筆時)
互換トナー価格(チップあり)
京セラ TK1261(10000枚)
¥17,860 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥2,398
互換:¥1,786
初期付属トナー:3600ページ相当
トナー価格は、1000枚印刷あたりで上表の通りです。
現状で言えば、ランニングコストは中級機の中では、平均か、それより少し安めの水準です。
互換トナーは、チップがあるタイプなので、そこまで安くはないです。

耐久性も、20万枚です。
ドラム交換不要の機種としてはやはり優秀です。ただし、10万枚ごとにメンテナンスキット(MK-1261)の交換は必要です。
定価で1.7万円ほどですので、加味すれば、1000枚あたりのコストは、170円ほど増えます。
なお京セラはドラム一体型ですが、耐久性のあるPSLPドラム採用ですので、この数字が出せると言えます。

【250枚】(最大2段)
京セラ PF-1100
¥24,000 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
給紙トレイは、250枚まで収納可能です。
増設トレイは、上記製品が合計2段(250枚×2)まで増設できます。

ネットワーク機能は、USB接続・有線LAN・無線LAN(Wi-Fi5)にフル対応します。
無線LANは、シングルバンドですが、プリンタならば問題ありません。
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以上、京セラのECOSYS PA4000wxの紹介でした。
エプソンのLP-S380DNと似た仕様ですので、そちらがライバルでしょう。
比較する場合、速度は同等ですが、無線LAN(Wi-Fi 5)を基本搭載する点と、純正消耗品を利用する場合のランニングコストの部分とは、本機が有利です。
多少小型な部分で、増設トレイを導入しない場合、250枚の給紙とはなりますが、とくに個人用の「大きめ」としては、割と良い機種にも思えます。
ただ、価格面では、同じくWi-Fiが搭載である上、「5年保証」のOKIもライバルといえますし、比較は必要でしょう。

【2023年発売】
Windows 10〜11 Mac 10.9〜
41・京セラ ECOSYS P4500x
¥86,290 楽天市場 (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分45枚
給紙トレイ:250枚
寸法:幅389×奥行510×高さ280mm
42・京セラ ECOSYS P6000x
¥133,000 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
印刷スピード:毎分60枚
給紙トレイ:500枚
寸法:幅389×奥行510×高さ320mm
印刷解像度:1200dpi
両面印刷:対応
接続:USB・有線LAN
保証:6ヶ月(引取/訪問)
ECOSYS P4500x は、京セラのモノクロレーザープリンタの中級機です。
印刷速度と、給紙トレイ・対応できるトナーサイズの部分で上位となるP6000xもその他の部分の仕様は同じなので、同時に見ていきます。
大きさは、幅389×奥行510×高さ280mmとなります。
上位機は高さが、320mmとなる以外同じです。
設置幅には多少「手加減」がありますが、いずれにしても、設置スペースの事前書くには必要でしょう。

印刷速度は、毎分45枚です。
上位機だと、毎分60枚です。上位機は、今回紹介する製品の中でも、最高速といえる製品の1つです。
A5横の出力だとさらに高速であることも強調します。
ファーストプリントも、5.3秒(上位機は4.5秒)です。

印字品質は、京セラでは本機から、True1200(Fine1200)に対応です。
速度低下なしに、高詳細の印刷もできます。
内蔵メモリーは、512MBです。
近年の水準だと、普通レベルですが、これだけあれば問題ないです。
ただ、2.5GBまでの増設は可能です。

純正トナー価格
京セラ TK-3401(12,500枚)
¥9,867 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
リサイクルトナー価格
京セラ TK-3401(12,500枚)
¥5,866 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥789
再生:¥469
初期付属トナー:3600ページ相当
大容量純正トナー価格
京セラ TK-3431(25,000枚)
¥19,733 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
大容量リサイクルトナー価格
京セラ TK-3431(25,000枚)
¥13,200 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
1000枚あたりの印刷コスト
純正:¥789
再生:¥528
初期付属トナー:3600ページ相当
トナー価格は、ドラム一体型で、1000枚あたりの印刷で上表の通りです。
P6000xは大容量トナーを掴ます。
ただ、いずれの場合も、コストはさほど変わりません。

みてわかるように、他社機に比べても抜群にコスパが良いです。
0.8円という公称されるランニングコスト(800円/1000枚)通りの計算なので、メーカーとして、実際「印刷コストを安く」した戦略モデルと言えそうです。
なお、京セラサイトだと2本あたりの販売とのことですが、ネットだと1本ごと購入できるようです。
互換トナーは、出まわっていません。
リサイクルトナーがたまにある程度です。(チップほか)何らかの事情があるかもしれません。
耐久性も、100万枚です。
50万枚でメンテナンスキットの交換は必要ですが、それを加味しても、ランニングコストは安いと言えます。

【500枚】(最大4段増設可)
京セラ PF-3110
¥32,000 楽天市場 (8/30執筆時)
給紙トレイは、250枚まで収納可能です(上位機は500枚)。
増設トレイは、上記製品が合計4段(500枚×2)まで増設できます。
横に増設する2,000枚ペーパーフィーダー(PF-3100)の展開もあります。

京セラ IB-37
¥19,991 楽天市場 (8/30執筆時)
ネットワーク機能は、一方、USB接続・有線LANのみです。
Wi-Fiは、オプションユニットでの対応となる点が注意点です。
保証は、有償の保守契約をなさない場合、6ヶ月です。
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以上、京セラのECOSYS P4500xなどの紹介でした。
ランニングコストの部分では、今回紹介する製品の中でも「最高クラス」です。
その上で、印刷速度・印字品質・耐久性を含めて高水準なので、業務用機として選んでよい製品に思えます。
ただ、Wi-Fiがオプションである点を含めて、保守契約付きの法人用として売るのが本筋の機種でしょう。ようするに、企業相手(BtoB)の製品ですので、個人として買う場合は、手厚いアフターケアを受けられるわけではないと言えます。
その点で、トラブルの際、ある程度は自己解決ができる中級者以上に向くと言えます。
次回に続く!
モノクロレーザープリンターおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、モノクロレーザープリンタの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

4・モノクロレーザープリンタの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
コスト(純正品) ★★★★☆
コスト(再生品) ★★★★★
画質の良さ ★★★★☆
印刷速度 ★★★★☆
給紙量 ★★★★☆
耐久性・保証 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
続く4回目記事(こちら )は、結論編です。
今回紹介した全機種から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
