1回目記事からの続きです→こちら
3-1・スントのスポーツウォッチ

3回目記事のトップバッターは、フィンランドのスントのスポーツウォッチです。
並行輸入品を合わせるとかなりの数がありますが、今回は正規輸入品の紹介です。
1・スマートスポーツウォッチの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ガーミン 1〈米国〉
2・スマートスポーツウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ポラール〈北欧〉
3・スマートスポーツウォッチの比較 (3)
3-1:スント〈北欧〉
3-2:Amazfit〈中国〉
4・スマートスポーツウォッチの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿って各機を紹介していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。

【2025年発売】
(ナイロンストラップ)
29・スント SUUNTO RUN
¥34,650 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラック:SS051109000
グレイ: SS051110000
ライム: SS051111000
オレンジ:SS051112000
バンド:ナイロン
重さ:39g
(シリコンストラップ)
30・スント SUUNTO RUN
¥34,650 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラック:SS051272000
グレイ: SS051273000
バンド:シリコン
重さ:36g
パネル:有機EL(1.32型)
ケース: ガラスファイバー強化ポリアミド
ガラス:ゴリラガラス
バンド:ナイロン/シリコン
GPS:5衛星 (マルチバンドGNSS)
動作計測:加速度+ジャイロ+電子コンパス
心拍数計:搭載(VO2Max対応)
最大稼働時間:30時間
ネットワーク:Bluetooth
道案内:対応(ルート表示)
防水: 5気圧(50M)
SUUNTO RUN は、スントのランニングウォッチです。
同社は、ランニング特化と言うより、マルチスポーツ対応の上位機が多いですが、こちらは「ラン」向けの入門機としてだされます。

パネルは、1.32型のAMOLED(有機EL)です。
フルカラー表示対応のタッチパネルであり、画面密度も十分細かいです。
ただ、環境光センサーは記載が見られず、明るさに応じた輝度調整はしません。

対応するGPSは、上表の5衛星に対応です(マルチGNSS)。

その上で、GNSSマルチバンド(L1+L5)ですので、測位精度も良いです。
ガーミンもランニング用の下位機から導入ですし、これは標準になりつつあります。
動作計測系センサーは、加速度・ジャイロセンサーが搭載です。
ジャイロがある場合、 角速度(姿勢や手首の動き)でより正確なデータが取れます。
ガーミンだと中級機(Forerunner 265)からなので、入門用のランニングウォッチとして、センサー構成は優秀と言えそうです。
動作計測系センサーは、GPSほか、電子コンパス・加速度センサーです。
気圧高度計も備えますし、入門機としては十分でしょう。
なお、ジャイロはこちらも「ジャイロ補助用コンパス(gyro-assisted compass)という記載法です。運動計測全般に使われるかは不明ながら、「選び方の基本」で書いた、方角検知のアシストはするようです。

運動データは、走行速度・走行距離・ラップの測定に対応します。
ランニングウォッチとして必要な機能を網羅します。ガーミン同様ランニングパワーもとれます。
実際、フォーム分析など専門的な分析力は、ガーミンの入門機(Forerunner 165)より、ガーミン中級機(Forerunner 265)にむしろ近い水準です。、専門的なデータ重視は良い仕様に思います。
ただ、そちらと比べる場合、「トレーニングレディネス・リアルタイムスタミナ」など、分かりやすい独自指標は、目立たないです。ストイックです。
また、Garminコーチのような、データと時計と連動した「アドバイス機能」は、現在はないです。
心拍数センサーも、内蔵されます。
LEDは、オーソドックスで2つで、ここは「入門用の仕様」です。
心拍数からVO2max(最大酸素摂取量)は、もちろん計測・表示可能です。
血中酸素の測定は、対応明記がないです。
ただ、皮膚温センサーはあるようです。睡眠分析などに使われます。
GPSの最大稼働時間は、30時間です。
ただし、マルチGNSSを利用する場合は20時間ですが、それでも優秀です。
スマートウォッチモードならば、最大で12日です。

Suunto App
¥0 Apple iTunes Store
Suunto App
¥0 Google Play
スマホとの連動は、上記のアプリを用います。
同社の場合も、アプリ上で走行ログを地図で見ることなども可能です。
Garminは自社サーバー式なのでパソコン経由でもデータは確認できます。
ただ、ウェブベースのサービスは、ガーミンと違い今だとないです。
また、時計にアプリを追加できる機能もないです。

道案内は、部分対応です。
オフライン地図のダウンロードはできません。
アプリで事前に作ったルート地図をダウンロードし、ターンバイターン式での案内はできます。
この部分は、価格的に仕方ないです。
スマホ連携は、通知などを受け取れます。
音楽再生や、そのコントロール機能もないです。
電子決済も、非対応です。
音楽再生機能は、上位機のみ対応です。
防水性は、5気圧防水(水深50M)です。
問題ないです。
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以上、スントのSUUNTO RUNの紹介した。
後ほど見ていく、スントの中位機(SUUNTO Race)よりだいぶ軽く、その部分では、同社では最も「ランニングウォッチらしい」製品です。
ラン以外にも、自転車やスイミングなどにも測定項目的に使えそうです。その上で、スタミナが長めであるのが魅力です。
一方、ガーミンと比べると、中級機(Forerunner 265)あたりのセンサー性能と測定項目がある上で、安いのが見どころに思います。
ただ、そちらと比べる場合、トレーニングレディネス、コーチングなど、カジュアルに使いやすい測定上のユニークな仕組みは少なめです。
また、時計へのアプリ導入、電子決済、音楽再生を含めた日常生活に便利な部分は、「全省略」なので、安めである理由はあります。
それをふまえると、自分でトレーニング計画を作成し、ストイックにデータ取得と分析を行いたい方向けでしょう。この部分では、既に見たポラールがむしろ「ライバル」でしょう。
最終的な「おすすめ」は最後に改めて勧化増す。

【2025年発売】
31・スント SUUNTO VERTICAL 2
¥99,000 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
パイングリーン:SS050862000
オールブラック:SS051204000
キャニオン:SS051206000
アクティブグレイ:SS051205000
32・スント SUUNTO VERTICAL 2 Titanium
¥119,900 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラック:SS051208000
セージ:SS051209000
パネル:有機EL(1.5型)
ケース:ガラス繊維強化ポリアミド
ガラス:サファイアクリスタル
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチバンドGNSS)
動作計測:加速度+電子コンパス
心拍数計:搭載(VO2Max対応)
最大稼働時間:75時間
ネットワーク:Bluetooth
道案内:対応(地図あり)
重さ:87g/74g
防水: 10気圧(100M)
SUUNTO VERTICAL 2は、スントの販売するランニングウォッチの上位機です。
バンドは同じシリコンですが、ベゼルがチタンになる上級品がありますが、基本性能は同じです。
文字盤は、1.5インチ( 466x466 )有機EL液晶です。
第1世代(SUUNTO VERTICAL)より解像度は倍増になりました。ソーラー充電は非対応になりましたが、文字盤もやや大きくなって使い勝手は向上したといえます。
明るさも、最大2000ニトです。
旧機は表記がなかったのですが、実際、かなり明るいです。
ガラスは、こちらもサファイアクリスタルです。
ベゼルは、下位機はステンレススチール、上位機は、チタン(レベル5チタン)です。
高級機としての作りです。
重さは、ステンレススチールモデルは、87gと重いです。
チタンは多少加減があるものの74gです。

対応するGPSは、上図の5衛星です。
GPSと日本のみちびきのほか、グロナス(露)・ガリレオ(欧)、BEIDOU(中)を補足します。
その上で、こちらは、マルチGNSSです。仕様はしっかり新しいと言えます。
センサーは、下位機と構成は変わりません。
運動データ・日常生活データも、下位機種同様の水準で対応です。
スポーツは、95種の認識をなします。
ただ、基本は、ランニング・サイクリング・水泳で、あとは登山(アウトドア)に強いという仕様です。
ガーミンや他社のスマートウォッチのようにゴルフ・スキー系の凝った機能性はないです。

道案内は、オフライン利用に対応です。
ルートのみ簡易的に表示するターンバイターン式ではなく、地形を含めた地図表示に対応です。

なお、ガーミンは上位機、国土地理院の日本地図(日本詳細地形図)を元に独自で起こした地図でした。
一方、無料のOpenStreetMap (OSM)ベースですので、地図の質としてはやや及ばないかなと思います。
ガーミン同様、GPXファイルは扱えますので、大会イベント含めた利用では問題ないです。
このほか、天気予報などガーミンのライバル機と同じで、アウトドアに便利な機能も搭載です。
動作計測系センサーは、GPSほか、電子コンパス・加速度センサーです。
気圧高度計も備えます。
一方、ジャイロはこちらも「ジャイロ補助用コンパス(gyro-assisted compass)という記載法です。運動計測全般に使われるかは不明ながら、「選び方の基本」で書いた、方角検知のアシストはするようです。

心拍数センサーは、搭載です。
ただ、仕様の詳しい説明がないので、世代などは不明です。
ただ、旧シリーズとは見かけが変わっていて、スント側も強化されたと明言します。
見た感じ、6LED・4PDに見えますが、最近は見かけと数が一致しない場合もあるので、推定に止まります。
血中酸素の測定には対応し、しっかり、VO2 MAXも取得でき、リカバリータイムの表示もできます。
GPSの最大稼働時間は、一方、追跡利用時カタログだと20日間表記です。
ただ、トレーニング時にフルにGPSを利用した場合の数字ではないです。
その場合、GPSを1バンドで利用して最大75時間というのが目安時間と言えます。マルチバンドでも65時間ですし十分に長いです。
低輝度常時表示にすると若干短いですが、問題にならない程度です。
スマホとの連動は、下位機種と同じに、対応です。
iOS, Android双方に対応します。利用するアプリも同じです。
電子決済は、非対応です。
Suicaなどが使えないのが、ガーミンとの差です。
音楽サービスも、定額音楽サービスなど利用できません。
スマホの音楽コントロールができる程度で、再生機能はないです。
防水性は、10気圧防水です。
十分にタフと言えます。
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以上、SUUNTO VERTICAL2の紹介でした。
重めですので、ガーミンだとEnduroシリーズのような、登山用がライバルになるでしょう。
地図が無料マップベースな部分はあるものの、山向きでは比較的安めで手に入る部分が特長と言えます。また、北欧らしく、外観やUIの「独自性と格好良さ」は評価できそうです。
本機を選ぶとすると、一番の理由はそこかと思います。
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このほか、本機に類似するグレードの製品として次のようなものもあります。
順番にみておきます。

【2025年発売】
【All Black】
33・SUUNTO RACE 2 SS050929000
¥85,800 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ウェーブブルー:SS051242000
オールブラック:SS051200000
コーラルオレンジ:SS051241000
フェザーグレイ:SS051201000
【Charcoal](チタン)】
34・SUUNTO RACE 2 Titanium
¥99,000 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラック:SS051202000
チタン:SS051203000
パネル:有機EL(1.5型)
ケース:ガラス繊維強化ポリアミド
ガラス:サファイアクリスタル
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチバンドGNSS)
動作計測:加速度+電子コンパス
心拍数計:搭載(VO2Max対応)
最大稼働時間:65時間
ネットワーク:Bluetooth
道案内:対応(地図あり)
重さ:78g/65g
防水: 10気圧(100M)
第1に、SUUNTO RACE 2です。
価格的に言って、先ほどの機種の下位機です。
ただ、若干の重さとベゼル形状の違いを除けば、ほとんど差はないです。

あえて言えば、RACE2は操作部がデジタルクラウンで、Vertical 2はボタン式です。グローブ操作になる場合を想定して、先ほどの機種はクラウンはなくしているのかと思います。
また、こちらのみ、LEDフラッシュライトの機能がないですが、やはり、「山装備」的なものなのでなくても問題ないです。
そのほか、最大輝度もこちらは不表示です。若干弱めになるかもしれません。あとは、バッテリー量がわずかに減るのと、ベゼルのデザインが変わる程度です。
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結論的にいえば、名前の通りで、平地を走る感じで利用するのならば、おもに値段の部分でこちらで良いでしょう。
もちろん、他社機との比較は必要です。
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【2024年発売】
35・SUUNTO RACE S ステンレススチール
¥55,000 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
オールブラック: SS051093000
オーシャンブルー:SS051097000
グラベルブレー:SS051094000
パワーオレンジ:SS051096000
パワーブルー:SS051095000
パワーピンク:SS051098000

36・SUUNTO RACE S Titanium
¥66,000 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
グラファイト:SS051104000
キャナリー:SS051105000
パネル:有機EL(1.32型)
ケース:ガラス繊維強化ポリアミド
ガラス:ゴリラガラス
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチバンドGNSS)
動作計測:加速度+電子コンパス
心拍数計:搭載(VO2Max対応)
最大稼働時間:30時間
ネットワーク:Bluetooth
道案内:対応(地図あり)
重さ:60g/ 53g
防水: 10気圧(100M)
第2に、SUUNTO RACE Sです。
SUUNTO RACA系の軽量化モデルです。
2種類ありますが、ベゼルが、ステンレススチールか、チタンかという違いです。

パネルが多少小さいほか、サファイアグラスではなく、普通のゴリラガラスにすることで60gに抑えています(チタンモデルは53g)。

ゴリラガラスは、強度でグレードがありますが、(記載がないので)ノーマルのもののようです。

心拍数計は、先ほどの機種と配置は異なります。
最新世代ではなさそうです。
ガーミンで言えば、第3-4世代あたりかなと思います。
バッテリーは、マルチGNSSをONでも30時間なので、問題ないです。
軽めが良い方は多いでしょうし、スントを「指名買い」で選ぶ場合、選択肢になると思います。
3-3・Amazfitのラインニングウォッチ

続いて、Amazfitのスマートウォッチです。
Zepp Healthという中国企業が展開するブランドです。AmazonのAI(アレクサ)を音声アシスタントに設定できるのを「売り」にします。

【2026年発売】B0GX8CN73B
37・Zepp Health Amazfit Cheetah 2 Pro
¥74,800 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
パネル:有機EL(1.32型)
ケース:チタン合金
ガラス:サファイアガラス
バンド:シリコン
GPS:6衛星(マルチバンドGNSS・円偏波)
動作計測:加速度+電子コンパス
心拍数計:BioTracker 6.0 (5PD+2LED)
最大稼働時間:31時間
ネットワーク:Bluetooth 5.3 Wi-Fi 2.4GHz
道案内:対応(オフラインマップ)
防水:5気圧
重さ: 61.5g(本体45.6g)
Amazfit Cheetah 2 Pro は、Zepp Health の発売するランニングウォッチです。
リストバンドは、1サイズで、手首周り150〜215mmに対応します。

パネルは、1,32型の有機EL(AMOLED)です。
タッチパネルを採用し、解像度も466×466ドット、画面密度も353ppiと細かいです。
有機ELは、近年は課題だった輝度部分が改善され、高級機でも採用が進んでいます。本機も最大3000nitとかなり明るく、屋外での視認性にも配慮があります。
ガラスは、サファイアガラスです。
高級腕時計ではおなじみの素材で、傷への強さに加えて、見た目の質感の高さも特徴です。
ケースは、チタン合金です。
外観にもかなり気を使ったモデルで、ランニングウォッチとしてだけでなく、普段使いの腕時計としても使いやすい仕上げです。
重さは、シリコンバンド込みで61.5gです。
サファイアガラスやチタン合金を採用するぶん、純粋な軽量ランニングウォッチとしてはやや重めです。
この点で、本機は、競技一点張りの軽量モデルというより、日常使いの質感も重視した「ビジネスアスリート」向けの製品といえます。

GPSは、搭載です。
ここも本機の良い部分で、インドのNAVICまで対応させた上表の6衛星です。

また、L1波とL5波の双方を捕捉できる、マルチバンドGNSSにも対応します。
測位の正確性は、かなり期待できる仕様です。

加えて、GPSの部分で、本機は、円偏波対応である部分が言及に値します。
衛星から届くGPS信号は円偏波なので、それに合わせたアンテナ設計にすることで、受信効率や安定性を高めやすくなります。
腕時計の場合、本体の向きが走行中に変わりやすく、都市部ではビル反射の影響も受けます。そのため、デュアルバンドGNSSに加えて、円偏波アンテナを備える点は、測位精度を重視する本機の「見どころ」といえます。
センサーは、加速度・ジャイロ・地磁気(電子コンパス)・気圧高度・環境光・温度と網羅的です。

道案内は、しっかり、オフラインマップ対応です。
ウンロード式ですが、ルート表示だけでなく、地図自体の表示にも対応します。コンパスや気圧高度計も備えるので、ランニング中のルート確認には使いやすい構成です。
元来たルートを戻るルートリターン機能も利用できます。

地図は、OpenStreetMap系の無料の地図データを使う方式です。
Zeppアプリから必要な範囲の地図をダウンロードして使います。GPX、TCX、KMLなどのルートファイルも取り込めます。
ただし、任意の地点を選んでその場でルート検索するようなナビではありません。基本的には、あらかじめ用意したルートを表示して使う方式です。
また、ゴルフのコースマップなど、競技別に特化した地図機能もありません。
運動データは、「走行距離・ペース・速度・時間・ルート」など、ランニングに必要な基本部分は一通り計測できます。高度や坂の表示にも対応します。
トレーニング分析は、170種以上に対応します。
屋外ランニングやウォーキングなど8種のスポーツは自動認識に対応し、筋力トレーニングについても25種類の動作を認識できます。
精度は実機レビューを待ちたい部分ですが、ランニング主体の機種ながら、筋トレの自動認識まで厚めにしている点はユニークです。

トレーニング支援は、AIを用いたとするZepp Coachに対応します。
蓄積された運動データや目標に応じて、AIがランニング向けのトレーニング計画を提案する機能です。毎回同じメニューをこなすのではなく、現在の状態に合わせて練習内容を組み立てられる点が特徴です。
運動後の分析は、PeakBeatsを利用します。
走行時の心拍数やペースをもとに、VO2 Max(最大酸素摂取量)の推定、トレーニング負荷、トレーニング効果、回復までの目安などを、ワークアウトステータスとして確認できます。
さらに、乳酸閾値、ランニングパワーなど、ランニングフォームや運動強度を細かく見る項目も用意されます。
一方、トレーニング指導の部分では、GarminやPolarのような老舗メーカーほど実績が見えにくい部分があります。VO2 Maxや運動負荷などの指標はかなり揃っていますが、それをもとにした練習メニューや疲労管理の判断がどこまで実用的かは、実際の利用評価を見たいところです。
日常生活データは、本機も睡眠量を含めて、日常的なデータの計測が可能です。
心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルの24時間モニタリングに対応し、睡眠段階や睡眠スコア、睡眠時の呼吸の質も確認できます。
健康管理については、米国のPAI Health社の健康評価システムを利用します。
Zepp Health独自の健康スコアというより、心拍数の変化をもとに運動量をスコア化するPAIの仕組みを取り入れたものです。
PAIは、歩数ではなく、心拍数の上がり方をもとに運動量をスコア化する仕組みです。過去7日間の心拍変化をもとに点数を出し、心拍がしっかり上がる運動ほどスコアに反映されやすくなります。

機能面では、BioChargeに対応です。
心拍変動、ストレスレベル、活動強度、睡眠品質などを統合し、体力や回復度の目安をパーセント表示する機能です。
ガーミンでみた「ボディバッテリー」に近い機能です。
Amazfitの場合、従来は「レディネス」というスコアを使っていました。これは主に起床時に確認する回復度の指標でしたが、BioChargeは、睡眠や休息で回復し、運動や日中の活動、ストレスで減っていく体力残量のような指標です。
ゲームのライフゲージのように数字が増減するので、面白みがあります。

心拍数センサーも、腕時計に内蔵されます。
センサーは、同社の「第6世代」となるBioTracker 6.0です。
2つのLEDと5つのPDを使うPPGセンサーで、心拍数や血中酸素レベルなどを測定します。
「第5世代」の一部モデルで見られた8PD構成より受光部の数は少ないですが、光学センサーは、配置や受光効率、アルゴリズムを含めて評価するものです。
心拍用のPulsePrecision、睡眠用のRestoreIQといった処理系のアルゴリズム更新も含めて、新世代のセンサーと見てよいでしょう。
VO2 Maxの推定にも対応しますし、健康管理機能として血中酸素レベルの測定もできます。この価格帯のスポーツウォッチとして、センサーまわりは充実しています。
GPSの最大稼働時間は、最大31時間です。
これは、高精度GPSモード、つまりデュアルバンドと全衛星システムを使う場合の値です。省電力GPSモードでは最大69時間まで伸ばせます。

Zepp アプリ
¥0 Apple App Store
Zepp アプリ
¥0 Google Play
アプリは、以上のものが純正です。
スマホとの連動は、Wi-Fi・Bluetoothを用いる方式です。
電子決済は、非対応です。
音楽サービスは、定額音楽サービスは非対応です。
ただし、音楽用のストレージはありますので、手持ちの音楽ファイルを入れて、ウォッチ単体で再生することはできます。

一方、マイクとスピーカーを内蔵するため、Bluetooth通話には対応します。
スマホ通知にも対応し、AndroidではSMSやLINEへの返信も可能です。
防水性は、5気圧防水(水深50M)です。
このほか、LED懐中電灯も備わります。
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以上、Zepp Health Amazfit Cheetah 2 Pro の紹介でした。
どちらかと言えば、日常使いのスマートウォッチとして外観も重視した、ビジネスアスリート向けの高級ランニングウォッチという位置づけの製品です。
価格は安くありませんが、ガーミンやポラールの上位機と比べても、ハード面の充実度に対して価格は抑えめと評価できます。
外観パーツが高級というだけでなく、内部のセンサー類やGPSも充実しています。とくに、マルチバンドGNSSに加えて円偏波アンテナを備える点は見どころでしょう。
一方、トレーニング分析については、GarminやPolarほど長年の実績があるわけではありません。ただ、測位性能やセンサー構成を含むハード面では、かなり競争力のある製品といえます。

【2024年発売】
38・Amazfit T-Rex 3 48mm B0CBTGY45G
¥39,900 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
パネル:有機EL(1.5型)
ケース:FRP(ステンレススチール)
ガラス:ゴリラガラス
バンド:液状シリコン
GPS:6衛星(マルチバンドGNSS・円偏波)
動作計測:加速度+ジャイロ+電子コンパス
心拍数計:BioTracker 4.0(VO2Max対応)
最大稼働時間:72時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi4
道案内:対応(オフラインマップ)
重さ: 68.3g(本体49g)
防水:10気圧
Amazfit T-Rex 3は、Zepp Health の発売するスポーツウォッチです。
ややミリタリーウォッチよりの、タフネスモデルになります。

パネルは、15型の有機EL(AMOLED)です。
最大輝度2000ニトと質が良いです。23年登場のApple Watch 9と同じほどでしょう。
ケースは、ベゼルはステンレススチールです。
本体は見た感じFRPだと思います。
重さは、68.3gです。
剛性重視のモデル、MILスペックが出ている製品としては、軽いです。

ガラスは、ゴリラガラス3です。
無印のゴリラグラスよりは強力といった水準ですが、問題ないです。
ケースは、ガーミン下位機同様に繊維強化ポリマー(FRP)です。
ただ、ベゼルはチタンですし、デザイン性には気を使っているモデルです。
重さは、43gです。
結構大きめの画面で、ゴツいベゼルが付く割に軽いのは、本機の良い部分です。

GPSは、本機もNAVICまで対応させた6衛星です。
加えて、L1波とL5波双方を捕捉できるマルチバンドGNSSですし測位の正確性は良さそうです。
円偏波アンテナは、日本サイトでは表記がないです。
ただ、海外では記載がありました。本機も採用とみてよいでしょう。
動作計測系センサーは、加速度、ジャイロ、電子コンパス(地磁気)を網羅します。
気圧(高度)計と環境光センサー、温度センサーを装備しますし、先ほどの機種と変わりません。

道案内は、本機も、オフラインマップ対応です。
ダウンロード式ですが、ルート表示だけでなく、地図自体のダウンロードも可能です。
オープンソースの無料のOpenStreetMapを利用している部分を含めて、先ほどの機種と変わりません。
運動データは、「走行距離・ペース・速度・時間・ルート」など基本部分は全てが計測できます。
トレーニング分析は、150種以上のスポーツに対応するとします。
ランニングや水泳のターンなど、8種のスポーツは競技を自動認識し、25種の筋トレについても認識するようです。
日常生活データは、本機も睡眠量の計測を含めて、日常的なデータの計測は可能です。

心拍数センサーは、同社の第4世代です。(BioTracker 4.0 PPGセンサー)
同社最新(第6世代)ではないですが、2灯のLEDを4つのフォトダイオード(PD)でうける構成で、中級機の水準はあります。
用途的に言って、これでも精度は十分でしょう。
このほか、運動には関係ないですが血中酸素ほか、皮膚温の測定もできます。
GPSの最大稼働時間は、GPSを2バンドで利用して最大42時間です。
1バンドなら最大72時間表記です。GPSを利用しない条件ならば、最大40日間です。

Zepp アプリ
¥0 Apple App Store
Zepp アプリ
¥0 Google Play
アプリは、以上のものが純正です。
スマホとの連動は、Wi-Fi・Bluetoothを用いる方式です。
電子決済は、こちらも非対応です。
音楽サービスは、定額音楽サービスは非対応です。
音楽用のストレージはありますので、オフラインの音楽再生は可能です。
一方、マイクはありますが、スピーカーは不採用です。
音声入力はできますが、通話はできません。
あとは、通知を含めて、だいたいのことはできます。
防水性は、5気圧防水(水深50M)です。
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以上、Amazfit T-Rex 3 の紹介でした。
スマートスポーツウォッチで、ミリタリー仕様のものでこの価格のものは少なく、その部分で、プレゼンスがあります。
センサー周りは仕様は良く、耐久性も特に、耐温度性能に特長があります。また、日本では強調されませんが「円偏波」は、都会ならば結構「効きそう」な工夫に思います。
弱点は、FeliCaと、定額音楽サービスに非対応な部分です。それらの機能性は不要ならば、値段と用途を含めて選択肢になると思います。
バッテリー量も余裕があり、印象は良いです。
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【2025年発売】
39・Amazfit T-Rex Pro 44mm
¥54,980 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラックゴールド:B0FWC3FDP6
タクティカルブラック:B0G1MMBVXG
アークティックゴールド:B0FWJ6SH7B
パネル:有機EL(1.32型)
重さ:59.4g(本体46.8g)
最大稼働時間:
40・Amazfit T-Rex Pro 48mm A2444
¥59,900 Amazon.co.jp (6/20執筆時)
ブラックゴールド: B0FMYJQ2XH
タクティカルブラック:B0FMYH43V6
アークティックゴールド:
パネル:有機EL(1.5型)
重さ: 74.5g(本体49g)
最大稼働時間:74時間
ケース: GFRP(チタンベゼルほか)
ガラス: サファイアグラス
バンド:シリコン
GPS:6衛星(マルチバンドGNSS・円偏波)
動作計測:加速度+ジャイロ+電子コンパス
心拍数計:BioTracker 4.0(VO2Max対応)
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi4
道案内:対応(オフラインマップ)
重さ: 74.5g(本体49g)
防水:10気圧
なお、2025年に本機の上位機となるAmazfit T-Rex Proが登場しました。
サイズは、48mmほか、44mmの小さめの展開もあります。

大きな違いは、外観です。
ベゼルをグレード5のチタンに、ガラスをサファイヤグラスにしています。
高品質だが重めのガラスにしたため重さはありますが、軽量のチタンベゼルが効いて、総合的にはそこまで重くはなっていない印象です。
若干「ギアっぽさ」が強めに出た個性的なデザインに思いますが、ジャンル的にはありでしょう。
ディスプレイは、こちらも、AMOLEDです。
解像度を含めて同じですが、最大輝度が3000ニトクラスなので、2000ニトの旧機よりやや明るめのスペックです。

通話は、ただ、こちらは、マイク他、スピーカー搭載で可能になります。
あとは、音楽用のストレージが26GBと増えた点と、搭載OSのバージョンが1つ上がった(Zepp OS 5)点が目立つ違いです。
OS部分の違いで、水球やレクリエーショナルダイビングなどのスポーツモードが追加されて、対応スポーツ数は、180以上になりました。
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結論的にいえば、主には、外観面の高級感が、下位機との差です。
輝度はかなり明るいところでの視認性において差が付くでしょうが、そこまで大きな違いは感じません。「ギア」的な外観が気に入った方で、予算に余裕があればこちらでも良いでしょう。そうでもないならば、下位機種はお買得です。
今回の結論
スポーツ用スマートウォッチのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、GPSランニングウォッチの比較の3回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

4・スマートスポーツウォッチの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
測位精度 ★★★★★
計測センサー精度 ★★★★★
分析とアドバイス ★★★★★
対応スポーツ数 ★★★★★
ルート案内機能 ★★★★★
日常生活での利用 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
つづく、4回目記事(こちら )は、結論編です。
今回紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら!
