Top PC周辺機器 比較2025'【速度別】ポータブルSSD 82機の性能とおすすめ・選び方 (6)

2025年06月28日

比較2025'【速度別】ポータブルSSD 82機の性能とおすすめ・選び方 (6)

 1回目記事からの続きです→こちら

今回の結論
ポータブルSSDのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、各社のポータブルSSDを比較してきました。

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1・ポータブルSSDの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:SanDisk / WD〈米国〉
2・ポータブルSSDの比較 (2) 
 2-1:バッファロー 〈日本〉
 2-2:キオクシア〈日本〉
3・ポータブルSSDの比較 (3) 
 3-1:アイオーデータ〈日本〉
 3-2:Crucial〈米国〉  
4・ポータブルSSDの比較 (4)
 4-1:エレコム /ロジテック〈日本〉
 4-2:ラシー〈フランス〉
5・ポータブルSSDの比較 (5)
 5-1:サムスン〈韓国〉
 5-2:トランセンド〈台湾〉
 5-3:Lexar ほか
6・ポータブルSSDの比較 (7)
 6-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 6回目記事では、最後に、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、ポータブルHDDからの乗り換え用として、(四角い)USB-A端子で気軽に使い方におすすめできるのは、

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 【2023年発売】

 【1TB】

 1・SANDISK SDSSDE30-1T00-J27
  ¥14,080 楽天市場 (6/28執筆時)

 1・SANDISK SDSSDE30-1T00-GH26
  ¥16,444 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

 2・SANDISK SDSSDE30-2T00-J27
  ¥22,800 楽天市場 (6/28執筆時)

 2・SANDISK SDSSDE30-2T00-GH26
  ¥26,444 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:800MB/s
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :40g
セキュリティ:
保証 :3年間
ケーブル:USB-A

読出速度  ★★★★☆
書込速度  ★★★★☆ 
軽量性   ★★★★★
堅牢性   ★★★★★
保証    ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 アメリカのサンディスクのエクストリーム ポータブルSSDでしょう。

 また「-GH」はAmazon専用型番ですが、性能も保証も同じですので、値段で決めてOKです。

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 速度的には、800MB/sのクラスなので、使うPCがUSB3.0だったとしてもさほど速度は低下しません。

 (ややこしい)USBの速度規格にあまり神経質にならず、本機の持つ最高速度が得られるでしょうし、初心者の方にも向くと思います。

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 実際、この水準でも、普通のHDDに比べると3−4倍は速くなるので、買い替えたという実感は容易に得られます。

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 本体の重さは、40gと十分軽量ですし、落下耐性も2Mとしっかりあり堅牢性も担保されます。

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 保証年数も、3年です。

 途中でも書きましたが、長期保証がだせるのは、中身のSSDが製造できる企業か、そちらとの提携製品にほぼ限定されるため、この部分もポイントです。

 いずれにしても、信頼のSanDisk製ですし、格安機だと、こちらが良いかと思います。

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 USB-C to USB-Cケーブル USB3.1 0.9m
  ¥1,790 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 ただ、本機は、USB-C to USB-Aケーブルのみ付属です。

 PC側にUSB-A端子がない場合(MacBookなど)はあまり向きません。

 別売のケーブルも、USB3.1に対応できる水準のケーブルだと、1000円を超えてきます。格安品だと、スマホ用に売られる、USB2.0ケーブルも混ざるのでわかりにくいです。

 そういった部分で、USB-C用(USB-A兼用)で売っているものほうが、わかりやすいし良いでしょう。

ーーー

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 【2021年発売】

 【WD Elements SE SSDシリーズ】

 【1TB】

 3・WD WDBAYN0010BBK-WESN
  ¥15,580 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 3・WD WDBAYN0010BBK-JESN
  ¥14,850 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

 4・WD WDBAYN0020BBK-WESN
  ¥25,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 4・WD WDBAYN0020BBK-JESN
  ¥23,980 楽天市場 (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:400MB/s
書込速度:400MB/s
接続:USB3.0
重量 :27.2g
セキュリティ:
保証 :3年間
ケーブル:USB-A

 一方、同じく(四角い)USB-A端子用ですが、WDブランドの方から出ているこの製品が安いようならば、こちらでも良いかと思います。

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 ストラップなどはないですが、こちらの方が小型ですし、野外でアクティブに使うのでなけえば、こちらでしょう。


 第2に、USB-C端子での利用を考えている方におすすめのポータブルSSDは、

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 【SANDISK エクストリーム V2シリーズ】

 【2020年発売】

 【500GB】

  5・SANDISK SDSSDE61-500G-GH25
  ¥ 14,289 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  5・SANDISK SDSSDE61-500G-J25
  ¥15,420 楽天市場 (6/28執筆時)

 【1TB】

  6・SANDISK SDSSDE61-1T00-GH25
  ¥ 15,333 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  6・SANDISK SDSSDE61-1T00-G25
  ¥ 15,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  6・SANDISK SDSSDE61-1T00-J25
  ¥19,176 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

  7・SANDISK SDSSDE61-2T00-GH25
  ¥27,400 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  7・SANDISK SDSSDE61-2T00-G25
  ¥24,200 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  7・SANDISK SDSSDE61-2T00-J25
  ¥27,400 楽天市場 (6/28執筆時)

 【4TB】

  8・SANDISK SDSSDE61-4T00-GH25
  ¥46,111 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  8・SANDISK SDSSDE61-4T00-G25
  ¥43,330 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  8・SANDISK SDSSDE61-4T00-J25
  ¥53,950 楽天市場 (6/28執筆時)

 【8TB】

  8・SANDISK SDSSDE61-8T00-GH25
  ¥79,111 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  8・SANDISK SDSSDE61-8T00-G25
  ¥99,000 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  8・SANDISK SDSSDE61-8T00-J25
  ¥108,000 楽天市場 (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :52g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)

読出速度  ★★★★★
書込速度  ★★★★★ 
軽量性   ★★★★★
堅牢性   ★★★★★
保証    ★★★★★★
総合評価  ★★★★★

 SANDISK エクストリーム V2でしょう。

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 本機は、USB-C to USB-Cケーブルが最初から付いていて、USB-C向けに売られている機種ですから。

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 速度は、読出・書込とも1050MB/sです。

 「選び方の基本」でも紹介したように、お持ちのPCにUSB-C端子があっても速度規格がUSB3.1以上に対応していないと、理論値で625MB/秒にボトルネックがあります。

 ただ、MacBookやSurfaceBookなどを含めて、近年の10万円以上のPCのUSB-C端子はたいていUSB3.1以上の規格に対応していて問題ないです。

 仮に非対応だったとしても、USB3.0の速度では使えるわけで、無駄にはなりません。逆に、将来的な投資になるかと思います。

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 一方、外出先や職場のPCが(四角い)USB-Aだった場合も、本機には小型の変換アダプタが付属します。基本問題ないかと思います。

 セキュリティも、このグレードからは、パスコードロックほか、ハードウェア型のデータの強度な暗号化(AES265bit)に対応です。

 仕事用の紛失してはならないデータの持ちはこびにも安心でしょう。また、ソフトウェア型のAESではないので、Macでも利用できるほか、出先のPCでもドライバ不要でそのまま使えます。

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 サイズも、SanDiskの下位機種と同じ大きさですし、持ち運びもしやすいでしょう。

 保証も、このグレードは5年ですし、長期間安心でしょう。

 速度の速い、SSDは廃熱の問題になりますが、WDやSanDiskは(恐らく、本社が訴訟国家にあるということもあって)伝統的に過度に小型にはしませんし、廃熱の配慮もしっかり言及があります。

ーーー

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 【2024年発売】

 〈EXCERIA PLUS G2シリーズ〉

 【500GB】

 30・キオクシア SSD-PKP500U3G2BN
  ¥9,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 30・キオクシア SSD-PKP500U3G2-B
  ¥10,237 楽天市場 (6/28執筆時)

 【1TB】

 30・キオクシア SSD-PKP1.0U3G2BN
  ¥14,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 30・キオクシア SSD-PKP1.0U3G2-B
  ¥15,490 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

 30・キオクシア SSD-PKP2.0U3G2BN
  ¥23,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 30・キオクシア SSD-PKP2.0U3G2-B
  ¥25,236 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:1050MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :45g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C

 そのほか、キオクシア(旧東芝メモリー)のコンパクト機も候補です。

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 重さで、若干、サンディスクに負けますが、シンプルなデザインです。

 、WD機同様、外観の好みが合うようならば、候補になります。

 同社も、中身のSSDまで製造できる企業ですので、保証も長めです。


 第4に、主にテレビで利用するのに向く、スティック型としては

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 【2024年発売】

 【1TB】

 33・IODATA SSPK-UT1
  ¥8,910 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

 33・IODATA SSPK-UT2
  ¥(24,485) Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:テレビ向け
読出速度:500MB/s
書込速度:400MB/s
接続:USB3.0
重量 :12g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:

読出速度  ★★★☆☆
書込速度  ★★★☆☆ 
軽量性   ★★★★★★
堅牢性   ★★★☆☆
保証    ★★★☆☆
総合評価  ★★★★☆

  アイオーデータSSPK-UTシリーズでしょう。

 この用途でSSD利用する場合、速度は全く無視してOKです。

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 むしろ、あまり速すぎるモデルだと、SSDの発熱やサイズ、供給電力不足などが問題になる場合もあるからです。

 そもそもTV録画はHDD(ハードディスク)の速さ(正確には遅さ)でも対応できるわけで、ここまで出せれば、問題ないです。

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 その上で、しっかりテレビ動作の確認をしている機種である上で、サイズが手頃なのは本機だと思います。

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 サイズは、奥行21×長さ68×厚み9mmで、12gの軽さです。

 ただ、TVの背面に挿すとして、極度に小型化せず、かといって、無駄に大きくない製品と言えるのは、本機だと思います。

 形状からしても、本機はPC・ゲーム用に便利な要素は削いでいます。

 テレビを壁によせて利用する場合で、掃除の際などの不慮の事故で「潰れる」ようなことも少なそうです。

ーーー 

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 【2024年発売】

 【1TB】

 37・ IODATA AVSSD-RS1
  ¥21,582 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

 37・ IODATA AVSSD-RS2
  ¥35,100 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:テレビ(タイムシフト対応)
読出速度:
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :11g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:

 ただ、東芝のテレビ、あるいは、東芝・パナソニックのレコーダーで、全録(タイムシフト)対応機をご利用の方は、こちらを選んでください。

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 この場合、24時間フルで、最大6chのアクセスになるので、(HDDの場合と同じで)対応表明のない機種だと、保証外ですし、トラブルを抱える可能性が大きいからです。

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 こちらも、小型ですし、形状を含めて動作確認はなされていますので、安心です。


 第4に、超小型のSSDを探している方には、

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 【2023年発売】

 【250GB】

 17・バッファロー SSD-PST250U3BA/N
  ¥8,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST250U3-BA
  ¥7,981 楽天市場 (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST250U3BA/D
  ¥6,380 楽天市場 (6/28執筆時)

 【500GB】

 17・バッファロー SSD-PST500U3BA/N
  ¥12,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST500U3-BA
  ¥12,430 楽天市場 (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST500U3BA/D
  ¥10,270 楽天市場 (6/28執筆時)

 【1TB】

 17・バッファロー SSD-PST1.0U3BA/N
  ¥17,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST1.0U3-BA
  ¥16,630 楽天市場 (6/28執筆時)

 17・バッファロー SSD-PST1.0U3BA/D
  ¥14,480 楽天市場 (6/28執筆時)

主な用途:テレビ・PC・ゲーム機
読出速度:600MB/s
書込速度:500MB/s
接続:USB3.1
重量 :4.5g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :1年間
ケーブル:

読出速度  ★★★★☆
書込速度  ★★★★☆ 
軽量性   ★★★★★★
堅牢性   ★★★☆☆
保証    ★★★☆☆
総合評価  ★★★★☆

  バッファローSSD-PSTU3Aシリーズでしょう。

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 SSDで、こまで小型な製品は、本機の発売までなかったですし、良いと思います。

 バッファローは、これまでも「小型化」に特にこだわってきたメーカーなので、その部分で信頼性も担保されるかと思います。

 ドライブの速度は、読出速度600MB/s書込速度500MB/sです。

 小型にしては「なかなか優秀」です。

 一方、本編で書いたように、小型のSSDについては、廃熱ほかの部分で、連続使用にはあまり向かないといえます。

 例えば、PCの定時自動バックアップや、本格的なTV録画にはあまり向かないように思います。

 とはいえ、1回のアクセス時間がある程度限られるような使い方ならば、便利に使えるでしょう。

 セキュリティは、ソフトウェア型ながら AES256bitです。

 紛失してはならないデータは暗号化処理が可能です。ただ、暗号化処理はWindowsでしか利用できないほか、ドライバインストールが必要ですので、出先の端末などで利用したい場合は、注意です。

 こちらは、どちらかといえば、さしっぱなしで個人用として使いたい方が多そうですし、この仕様でも問題ないようには思います。

ーーー

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 【2023年発売】

 【500GB】

 (USB-A)

 78・トランセンド TS512GESD320A
  ¥9,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 (USB-C)

 78・トランセンド TS512GESD330C
  ¥9,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【1TB】

 (USB-A)

 78・トランセンド TS1TESD320A
  ¥16,180 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 78・トランセンド TS1TESD330C
  ¥15,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

 (USB-A)

 78・トランセンド TS2TESD320A
  ¥33,729 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 (USB-C)

 78・トランセンド TS2TESD330C
  ¥31,851 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :25g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A or USB-C(直付)

 一方、セキュリティ部分に注目するばあい、トランセンドのESD320A シリーズESD330Cシリーズは、見どころがあります。

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 本編で書いたように、小型機では珍しく、パスコードロックもかけられる上で、ハードウェアベースAES265bit暗号化に対応するからです。

 小型のスティックが欲しいが、セキュアなデータの紛失が心配な場合、候補になるでしょう。パスコードロックを含めて、Windowsでも、Macでも対応できます。

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 7cmと若干サイズはありますが、スライドノック式で収納は楽です。

 速度も、1050MB/sだせれば十分でしょうし、保証も長いです。

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 【2025年発売】

 【1TB】

  11・SANDISK SDDDE1-1T00-JA46
  ¥16,444 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

  11・SANDISK SDDDE1-2T00-JA46
  ¥27,206 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PCバックアップ
読出速度:1000MB/s
書込速度:900MB/s
接続:USB3.1
重量 :23g
セキュリティ: AES128bit (ソフト式)
保証 :無期限保証
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)

 一方、USB-CUSB-Aのリバーシブル型の方が便利だと言う場合は、サンディスクの製品が候補です。

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 重さは、23gです。

 サイズは、幅80 x奥行 18.4x高さ10.7mmです。

 若干、長めに思いますが、1000MB/sの速度水準で、リバーシブルだと仕方ないでしょう。

 保証も(通常利用下において)無期限ですし、サイズさえ問題に感じなければ候補にできるでしょう。

 ストラップホルダをうまく活かせば、持ちはこび用に便利かもしれません。


 第5に、速度重視でポータブルSSDを選ぶ場合におすすめなのは、

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 【2020年発売】

 【SANDISK エクストリーム プロ V2】

 【1TB】SDSSDE81-1T00-GH25

  12・SANDISK SDSSDE81-1T00-J25
  ¥28,028 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

  12・SANDISK SDSSDE81-2T00-GH25
  ¥46,101 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  12・SANDISK SDSSDE81-2T00-J25
  ¥39,980 楽天市場 (6/28執筆時)

 【4TB】

  12・SANDISK SDSSDE81-4T00-GH25
  ¥72,576 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :77.1g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C

読出速度  ★★★★★★
書込速度  ★★★★★★
軽量性   ★★★★☆
堅牢性   ★★★★★
保証    ★★★★★★
総合評価  ★★★★★★

 SANDISK エクストリーム プロ V2が良いと思います。

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 ドライブの速度は、読出速度が最大2000MB/sと十分です。

 先述のように、USB3.2にPC側が対応していない場合は、USBがボトルネックになりますが、最近のMacBookほか、クリアしている機種は多いです。

 一方、この速度やそれ以上が出せる機種は多いですが、高速SSDの場合、過度に速いと、熱による速度低下があります。

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 ただ、他社機よりさほど小型・軽量化されず、対策として放熱性の高い鍛造アルミ製のボディを採用しているため、ある程度安定するでしょう。

 分解レポートだと、ヒートシンク的な部品で、排熱する仕組みも見られます。

 そういった部分への対処がしっかり表明される点と、長年の信頼性、そして、5年の長期保証が得られる部分で、やはり本機を推します。

ーーー

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 【2024年発売】

 【1TBモデル】

 (通常型番)

  41・crucial X10 Pro CT1000X10PROSSD9
  ¥16,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 (Amazon限定)

  41・crucial X10 Pro CT1000X10PROSSD902
  ¥18,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TBモデル】

 (通常型番)

  41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD9
  ¥28,280 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 (Amazon限定)

  41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD902
  ¥20,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【4TBモデル】

 (通常型番)

  41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD9
  ¥47,280 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 (Amazon限定)

  41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD902
  ¥56,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2100MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :42g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C

 一方、この速度クラスだと、米国のクルーシャルの製品が多少安めです。

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 本編で書いたように、メモリ半導体製造企業のマイクロンのブランドなので、中身のSSD製造企業はこちらも確定的です。

 SANDISK・WD連合に比べると、特にカメラ・デザイン関係で「指名買い」されることがあまりないブランドとはいえ、直販ですし信頼性は担保されそうです。

 値段は相当安いですし、保証も手厚いです。

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 Amazon限定モデルは「Mylio Offer付属モデル」として、同社の有料写真サービスとなるMylio Photo+の3ヶ月の無料使用権がオマケで付く以外は同じです。

 ドライブの速度は、読出が2100MB/s、書込は2000MB/sです。

 この速度の場合、廃熱部分が重要です。

 しかし、本機の場合も、 この速度だと発熱が心配ですが、海外の分解情報だと、アルミ筐体である上で、分解レポートを見た感じ、ヒートシンクもあるようです。

 保証も長めですし、信頼性の部分は問題ないと思います。

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 本体の重さは、42gです。

 筐体は幅650 x 長さ500x 高さ28mmと少し厚みはありますが、問題ないでしょう。

 タフネス部分も、2Mの落下耐性ほか、IP55等級水準ですので、SANDISK並に良いと言えます。


 第6に、据置用に適したポータブルSSDといえるのは、

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 【2023年発売】

 【1TB】

 68・サムスン T9 MU-PG1T0B-IT/EC
  ¥23,212 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 68・サムスン T9 MU-PG1T0B-IT
  ¥23,212 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

 68・サムスン T9 MU-PG2T0B-IT/EC
  ¥39,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 68・サムスン T9 MU-PG2T0B-IT
  ¥40,359 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:2000MB/s
書込速度:1950MB/s

 【4TB】

 69・サムスン T9 MU-PG4T0B-IT/EC
  ¥67,354 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 69・サムスン T9 MU-PG4T0B-IT
  ¥67,524 楽天市場 (6/28執筆時)

読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s

主な用途:PC・ゲーム機
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :122g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C

読出速度  ★★★★★★
書込速度  ★★★★★★
軽量性   ★★★☆☆
堅牢性   
★★★★☆
保証    
★★★★★★
総合評価  ★★★★★★

  サムスン T9 でしょう。

 サンディスク(WD)やキオクシアとともに、中身のSSDまで製造できる企業の製品というのをまず評価しました。

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 重さは、122gです。

 過度に小さくしていない仕様ですが、デスクトップの場合問題ないです。

 速度は、一方、、読出速度2000MB/sで、書込速度は、1950MB/sです。

 ここは、HDDからの買換を考える場合、重視したい部分でしょうが、現行機種では最高速ではないものの「高速」です。

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 筐体は、過度に小さくしていないため、廃熱に余裕があります。

 温度管理関係もメタルボディの採用ほか、堅実な工夫がありますし、熱による速度低下も最低減でしょう。

 本体もアルミであり、また、ヒートシンクがしっかり備わります。

 セキュリティ部分でも、ハードウェア型AES265bit暗号化に対応です。

 WDや日本企業だと、法人用の特殊なSSD以外は、ソフトウェア式ですが、サムスンは本機も、その下位機も対応で、この部分の仕様も良いです。

ーー

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 【2024年発売】

 【1TB】SDPS31H-001T-GBC1D

  16・SanDisk SSD SDPS31H-001T-GBC1D/UE
  ¥44,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】SDPS31H-002T-GBC1D

  16・SanDisk SSD SDPS31H-002T-GBC1D/UE
  ¥64,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【4TB】SDPS31H-004T-GBC1D

  16・SanDisk SSD SDPS31H-004T-GBC1D/UE
  ¥94,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:3000MB/s
書込速度:2500MB/s
接続:USB4 (Thunderbolt 3)
重量 :121.3g
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C(TB3)

 一方、価格は上がりますが、サンディスクのSanDisk Professional PRO-G40 も候補です。

 現行品の「最高速クラス」といえますので。

 202309051118.jpg

 ここまでのスペックを必要とする方はかなり限定されるでしょうが、ニーズに合うようならば選べるでしょう。

 速度が速いと廃熱による故障が心配です。

 ただ、SANDISKは保証期間も5年です。

 完全に何でも保証されるわけではないにせよ、一定の安心感はあります。

 冷却アルミニウムコア(筐体)採用で、分解レポートでは、ヒートシンクも確認できます。


 第7に、PS5ほか、ゲーミング用にポータブルSSDを選ぶ場合におすすめなのは、

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 【2022年発売】

 【1TB】

  14・WD WDBAWY0010BBK-WESN
  ¥24,380 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  14・WD WDBAWY0010BBK-JESN
  ¥21,900 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

  14・WD WDBAWY0020BBK-WESN
  ¥36,580 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

  14・WD WDBAWY0020BBK-JESN
  ¥35,750 楽天市場 (6/28執筆時)

主な用途:PC・ゲーム機(ゲーミング)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :78.5g
セキュリティ:
保証 :3年間/5年間
ケーブル:USB-A USB-C

読出速度  ★★★★★★
書込速度  ★★★★★★
軽量性   ★★★★☆
堅牢性   ★★★★★
保証    ★★★★★★
総合評価  ★★★★★★

 WD_BLACK P40 Game Drive SSDでしょう。

 Amazonは別型番(グローバル型番)は保証3年ですが、値段が安いので、そちらでも良いかと思います。

 202407081556.jpg

 速度は、同社のゲーミング用のBlackシリーズなので、しっかり2000MB/sです。

 「ゲーミング用」と銘打った機種だと、本機が最速と言えます。

 特段そういった機種でなくとも、ゲームに使ってOKなのですが、放熱面でしっかりしていそうな部分と、「Blackシリーズ」として出している部分で、速度ほか、信頼性(耐久性)がより担保される点で、こちらを選びました。

 堅牢性の部分でも、ヒートシンクの言及がある上で、アルミ製の筐体ですので、問題ないです。


 第8に、カメラでの野外撮影、または、工事現場などに最適な超堅牢モデルは

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 【2020年発売】

 【500GB】

 62・ LaCie Rugged SSD STHR500800
  ¥27,762 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【1TB】

 62・LaCie Rugged SSD STHR1000800
  ¥41,725 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

 【2TB】

 62・ LaCie Rugged SSD STHR2000800
  ¥37,840 Amazon.co.jp (6/28執筆時)

主な用途:カメラ(アウトドア利用)
読出速度:950MB/s
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :100g
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C

読出速度  ★★★★★
書込速度  ★★★★☆
軽量性   ★★★☆☆
堅牢性   ★★★★★★
保証    ★★★★★★
総合評価  ★★★★★★

 フランスのラシーが発売するRugged SSDシリーズでしょう。

 ソニー機も良いのですが、やはり、保証期間の短さがどうしてもネックになります。

 202206041638.jpg

 IPX67等級ですので、堅牢性においてこれ以上のSSDはありません。

  202005301710.jpg  

 一般的な学生やビジネスマンが使う必要は全くない機種ですが、プロ用として、絶対に必要な存在でしょう。


 第8に、スマホ(iPhone)での動画撮影に最適なポータブルSSDとしておすすめなのは、

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 【2024年発売】(iPhone向け)

 【500GB】

 36・ IODATA SSMG-UWC500
  ¥14,808 楽天市場 (6/28執筆時)

 【1TB】

 36・ IODATA SSMG-UWC1
  ¥20,649 楽天市場 (6/28執筆時)

 【2TB】

 36・IODATA SSMG-UWC2
  ¥35,970 楽天市場 (6/28執筆時)

主な用途:PC・スマホ(iPhone)
読出速度:1800MB/s
書込速度:1500MB/s
接続:USB3.1
重量 :32g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :1年間
ケーブル:USB-C (15cm)

読出速度  ★★★★★★
書込速度  ★★★★★★
軽量性   ★★★★★
堅牢性   ★★★☆☆
保証    ★★★☆☆
総合評価  ★★★★★

 アイオーデータのSSMG-UWCシリーズでしょう。

 バッファローやサンディスクなどにも同じコンセプトのものがありますが、速度面と、費用対効果を考えるとこちらかなと思います

 202411021158.jpg

 iPhoneの磁力(MagSafe)でくっつくタイプ、エレコムからも出ます。

 ただ、重さと、その軽量性を考えると現状でおすすめできるのは、本機です。

 ドライブの速度は、読出速度1800MB/sで、書込速度も、1500MB/sです。

 例えば、iPhoneを、ProRes 4K (120P)の撮影をなしても、問題ないスペックと言えます。

補足:記憶ストレージ関連記事の紹介!

 というわけで、今回の「モノマニア」は、ポータブルSSDを中心とする話でした。

 201809141056.jpg

1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・Mac向きThunderbolt対応SSD
4・
内蔵SSDドライブ
5・USBフラッシュメモリー

6・外付けハードディスク(電源付)
7・NAS(ネットワークディスク)

 なお、SSD以外の別の形式の記憶ドライブの導入も検討している方は、上記のリンク記事もご覧ください。

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 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (1回目からの続き記事ですので、1回目記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 18:52 | Comment(0) | PC周辺機器

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