1回目記事からの続きです→こちら
4-1・イイヤマのモニターの比較
4回目記事のトップバッターは、に本のイイヤマのモニターです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。
1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-3:LG〈韓国〉
1-4:DELL 〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
2-2:ASUS〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
3-1:HP〈米国〉
3-2:BenQ〈台湾〉
3-3:ACER〈台湾〉
3-4:レノボ〈中国〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
4-1:イイヤマ〈日本〉
4-2:フィリップス〈欧州〉
4-3:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
5-2:他の企業
5-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿って各機を説明していきます。
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以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年発売】【23.8インチ】
【上位機】
(100Hz)
57・IIYAMA ProLite XUB2497HSN-B1
¥25,430 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
接続端子: HDMI DP USB-C
USB給電:65W
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
【中位機】
(100Hz)
57・IIYAMA ProLite XUB2492HSU-B6
¥17,909 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
(100Hz)カメラ付き
57・IIYAMA ProLite XUB2490HSUH-B1
¥23,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
(75Hz)5年保証
57・IIYAMA ProLite XUB2493HS-B6
¥19,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
(75Hz)5年保証 IPS
57・IIYAMA ProLite XUB2463HSU-B1
¥18,493 楽天市場 (5/6執筆時)
接続端子: HDMI DP
USB給電:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
【下位機】
(100HzHz)
58・IIYAMA ProLite XU2492HSU-B6
¥15,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
接続端子: HDMI DP
USB給電:
スタンド:チルト
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:上記参照
HDR:
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年/5年
XUB2497HSN-B1など、イイヤマの23.8インチのディスプレイです。
複数の型番がありますが、大きく3グレードに分けると理解しやすいです。
上位機は、USB-C端子が付属し、USB給電に対応するノートPCへの給電が可能です。
中位機は、いずれも、USB-C端子がない構成です。
一方、こちらはカメラ付き(フルHD/30P)モデルもあります。
顔認証対応水準の解像度とプライバシーシャッターを装備する堅実な性能ですが、最近多い、AIを利用したフレミングやオートフォーカスなどの機能性はないので、必要ならば、別に買って取りつけても良いような機はします。
下位機は、その上でスタンド調整がチルト角度のみとなる廉価版です。
その上で、発売時期の違いで、リフレッシュレートが旧水準(75Hz)となる機種があります。ただ、ここは仕事用として(マウスの追随性など)相当「こだわる方」以外は重視しなくても良いでしょう。
あとは、保証年数が一部5年と長めのモデルがある点と、後述するパネルについて(LGの)IPSで確定できるモデルがある点が違いになります。
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結論的にいえば、USB-C給電の要不要だけみながら、中位機以上を選ぶと良いかと思います。
パネル周りの仕様は同じですので、以下、同時にみていきます。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
先述のように、視野角が広く、注視しても目疲れしにくい性質がある「目に優しい」傾向のパネルです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)とも、フルHD解像度のスタンダードクラスのIPSの性能はあります。
色域は非開示ですが、おそらく問題ない水準(sRGB 95%前後)でしょう。
なお、イイヤマは、LG製のみIPS表記で、それ以外は「IPS方式」と表記しています。
本機は後者にあたります(XUB2463HSU-B1を除く)
LGの持つ商標の関係です。イイヤマの説明では、「IPS方式」は、パネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」パネルという表現になります。
上表は、IPS系パネルを製造する企業と、そのパネル名(商標)を示したものです。日本市場のPCモニターで、採用例が多いと言えるパネルを上から順番に並べています。
生産企業は、表にない準大手の場合などもあり、その場合は、信頼性は少し落ちる場合もありえます。
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結論的にいえば、本機の場合、変則的なスペックではないので、上表のどこかの企業のパネルでしょう。
本当は正確な開示があった方が信頼性は上がるとは言えますが、仕方ないでしょう。
ここでは、IPSと同じと考えてOKです。「目に優しい」傾向のパネルです。
応答速度は、一部ゆらぎはありますが、多くの場合オーバードライブ時で4msです。
なかなか速い上に、5段階で、強弱の調整もできるため、それなりに動画には強いでしょう。
また、オーバードライブ未搭載に比べると、残像感が少ない映像が得られます。
なお、一部は、GtoG表記ではなく(計測が甘い)MPRT表記で0.4msと表記のあるものがあります。
ただ、GtoG表記としていえば、さほど変わらないでしょうし、比べる場合は「ノイズ」と考えて良いです。
自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
世代によってモード数が変わりますが、最新(100Hz対応機)で以上の6種です。
画質補正機能は、フリッカー対策の明言があります。
LEDライトの点滅は目の疲れに影響するため、この部分は重要でしょう。
スタンドは、中位機以上は「パーフェクトスタンド」です。
稼働性は、チルト角度(上32°・下5°)、高さ(15cm)、左右(90°)と回転(90°)です。
チルト・左右は各機少し前後がありますが、誤差範囲です。
水準としては平均値以上で、十分な水準と言えます。
下位機種は、ただしチルトのみです。
この場合、上方向21.5度 下方向3.5度のみの調節ができです。
目が疲れないためには、モニタに対して目が水平にするのが原則です。
その点で言えば、上位機の方が、圧倒的に目が疲れにくいです。
接続端子は、上位機の場合、HDMIとDisplay-portほか、USB-C端子に対応です。
最近のノートPCはUSB-C給電(USB-PD)に対応するものが増えています。
そうした機種にならば、65W給電が可能です。
この給電量があれば、ゲーミング用の大画面ノートPCを除けば、たいていが速度低下なしに給電可能です。むろん、対応スマホにも高速給電可能です。
中位機以下は、HDMI・Display-portという構成です。
アナログなD-SUB(VGA)は、今回見た機種だと省略ですが、画質劣化するのでなくて問題ないでしょう。
ケーブルは、HDMI(1.5M)とDPケーブル(1.8M)が付属です。
上位機は、USB-C(1.0M)も付属します
スピーカーは、2Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、3年です。
ただし、上で書いた一部モデルは5年です。無輝点保証はないものの長めす。
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以上、イイヤマのXUB2497HSN-B1などの紹介でした。
パネルは生産企業が特定できませんが、IPS入門機として平均的なスペックはあります。ここは気にしすぎなくても良いかと思います。
性能面では、上位機は、USB-C給電対応で、スタンドの可動性も問題ない上で、映像調整(特に自動調整)が一般向きで充実しますし、「安め」な23.8型では、堅実で良い構成に思います。
保証期間も3年としっかりありますので、パネルの素性がやや不鮮明な部分に由来する信頼性もここで担保されます。
USB-C端子がない中級機も含めて値段次第で選択肢にできそうです。ただ、LGなど、IPSパネルで安い機種はありますし、しっかりと比較はしましょう。
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このほか、同社からは、23.8型だと次のような製品展開があります。
【23.8インチ】
【2023年発売】
59・IIYAMA ProLite XB2481HSU-B5H
¥16,100 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
第1に、XB2481HSU-B5Hです。
パネルは、VA(AMVAパネル)です。
スペックは、色域は非開示ですが、輝度(250cd/u)、視野角(178°)、コントラスト比(3000:1)です。VAのスタンダードな水準はあります。
VAは、視野角はIPSと同等で、コントラスト比が高く「黒が引き締まる」特性があります。
その特性ゆえに、動画再生・(動きの速くない)ゲームなどには向きます。
しかし、画面に独特の粒状感(ギラツブ)があるので、近接視聴で、文字を見つめるPC用モニターとしては、目への優しさの点で劣ります。
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結論的にいえば、映像視聴に特化して考えれば選択肢にできます。
ただ、仕事(特にタイピング)に少しでも使う予定ならば、避けた方が良いと言えます。
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【23.8インチ】
【2024年発売】
60・iyama G-MASTER G2445HSU-B2
¥17,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:1ms (MPRT)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
第2に、XB2481HSU-B5Hです。
同社のゲーミング用の小型モニターです。
ただ、リフレッシュレートが100Hzに止まり、また、応答速度も、MPRT値のみの表記です。
一応、チラツキ対策(Adaptive Sync )はあるのでゲーミング用と言えなくもないのですが、そちらの水準だと、入門機もに届かないレベルのスペックです。
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結論的にいえば、この値段を出すならば【ゲーミングモニターの比較記事】で見ているような高リフレッシュレート機がより良いでしょう。
4-2・フィリップスのモニターの比較
つづけて、オランダのフィリップスのモニターです。
世界的な総合家電メーカーですが、わりとビジネス用のモニターに強いと言えます。
【23.8インチ】
【2021年発売】〈4辺フレームレス+高さ調整〉
61・フィリップス 242E2FE/11
¥22,501 楽天市場 (5/6執筆時)
【2020年発売】〈4辺フレームレス〉
61・フィリップス 242E2F/11
¥13,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
【2019年発売】〈3辺フレームレス〉
61・フィリップス 241E1D/11
¥15,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
接続端子: D-SUB HDMI DP
スタンド:チルト・高さ
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:5年
242E2F/11は、フィリップスの製品です。
E Lineという、同社の家庭用ホームモニター向けの入門シリーズの製品です。
新旧で3機種あります。
2019年機は、輝度が250cd/uで、ベゼルが、3辺フレームレスです。
スタンドが、角度調整(チルト)のみで、他社にもあった「廉価版」と同じ仕様です。
端子構成も、Displa yPortがなく、DVIがあるやや古い仕様です。
2020年機は、ベゼルが4辺フレームレスです。
加えて、パネルの輝度が300cd/uと輝度の高い新型パネルを使います。
2021年機は、これに加えて、高さ調整ができる新スタンド仕様です。
液晶パネルは、IPSを採用します。
正確にはIPSテクノロジーという表記です。
パネルスペックは、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(113.8%)です。
広色域IPSとまでは言えませんが割と良いスペックです。上表「IPS+」の水準の製品といえます。
同社の関係性から言えば、サムスンのPLS-IPSでしょう。
IPSと性質は同じなので問題ないです。
応答速度も、4msですから、やや優れます。
反面、仕事に便利なものは付属しないので、用途としてはゲームよりな製品です。
自動画質調整は、同社のSmartImageを搭載です。
一方、本機はSmartImage ゲームモードを搭載し、ゲームにより特化した構成にしています。
FPSゲームなどに向けた暗部強化表示や、レースなど動きの速い映像において応答速度を強化する「レーシング」モードを搭載します。
画質調整機能は、目に関わる部分では、フリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。ブルーライトカットも可能です。
映像美に関する部分では、SmartContrastとして、黒表現を強化する機能があります。
IPSはVAに比べるとコントラストが上げにくい部分があるので、こうした補正を搭載しています。ワンポイントでしょう。
スタンドは、上位機のみ高さ調整対応です。
調整幅は、チルト角度(上20°・下5°)、高さ10cmですので、やや狭めと言えます。
ただ、一般的には必要十分でしょう。
接続端子は、HDMIとD-SUB(アナログ端子)とDisplay Port端子がそれぞれ1つです。
アナログ端子は、色ズレがおこり目に悪いので、基本的にHDMIでつなげましょう。
ケーブルは、全種類とも付属します。
HDMIが1.8Mで、その他は1.5Mです。
スピーカーは、こちらの機種は内蔵されません。
保証期間は、5年です。
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以上、フィリップスの242E2F/11の紹介でした。
家庭向けのE Lineですが、わりと安い値段で、輝度が高めのIPSパネルが手に入るのが最大のメリットです。
一方、スタンドの調整力は課題です。
ただ、画質調整機能はゲームに特化したものですし、用途的に、マルチメディアを重視する人が選ぶべき製品だと思います。
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このほか、主に家庭向けに出している製品として以下のものがあります。
順番にみておきます。
【2022年発売】【23.8インチ】
【高性能スタンド】
62・フィリップス 24E1N5300AE/11
¥22,300 楽天市場 (5/6執筆時)
【チルトのみ】
62・フィリップス 24E1N3300A/11
¥20,980 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI USB-C
スタンド:チルト 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(3W×2)
保証期間:5年
第1に、24E1N5300AE/11などです。
こちらも、フレームは、4辺フレームレスです。
パネルは、IPSです。
スペックは、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(123%)です。
本機も、上表「IPS+」の水準の上位製品といえます。
接続端子は、 HDMIとUSB-Cという構成です。
USB-Cは、ノートPCなどへの65WのUSB給電に対応になります。
また、上位機は、角度のチルト調整(上5° 下20度)ほか、130mmの高さ調整と、写真のような縦表示にも対応できます。
左右(スイーベル)は回転しないものの、特に仕事での実用度は、本機も高いです。
スピーカーも、付属です。
(音楽が聴ける水準ではないですが)総合6Wなので少しだけ良いです。
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結論的にいえば、家庭用の一般向けのホームモニターながら、ノートPCもつなげて使うような場合、選択肢になります。
ただ、輝度バランスを含めて、あくまで(多用途の)ホームモニターとしての設計です。フィリップスから選ぶとしても、仕事用をならば、後で見る同社の「ビジネス用」が良いと思います。
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【2024年発売】【23.8インチ】
63・フィリップス 24E1N1300A/11
¥18,000 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2W×2)
保証期間:5年
第2に、24E1N1300A/11 です。
今のところ流通限定ですが、1つ上でみたスタンドが「チルトのみ」の機種の後継機になると思います。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1300:1)、視野角(178°)、色域は、非開示です。
先ほどの機種と比べると、輝度が250cd/uと並になる一方で、コントラスト比(黒の締まり)は1300:1と、IPSだと「ちょっと良い」水準です。
色域は、同スペックの他社の事例を見れば、そこまで低くなく、sRGB 99%相当かと思います。
輝度が普通水準なので(このブログが定義した)iPS+の水準には届かない、スタンダードIPSの「ちょい上」くらいの性能です。
接続端子は、本機もHDMIとUSB-Cです。
USB-Cの給電力も同じ65Wです。
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結論的にいえば、パネル自体は、旧機に比べても「映像美」の方面で一定の見どころありますが、総合的には、上下関係といえるほどの差はないでしょう。
ただ、スタンドがチルトのみですし、(スタンドを換装しないならば)従来機で良いように思います。
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【2020年発売】
【23.8インチ】
64・フィリップス 241V8L/11
¥13,945 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:4m s(GTG)
リフレッシュレート:最大76Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: D-SUB HDMI
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー
保証期間:5年
第2に、Vラインです。
特定量販店限定で売られる3辺フレームレスの下位機です。
以前は、IPS系もありましたが残っているのはVAのみです。
また、レーム形状のほか、スタンドが旧式デザインです。稼働性も悪くチルトのみです。
いずれの製品もソフト的な調整力は先ほどみた上位機と同等です。
しかし、やはり、パネルとスタンドの稼働性の部分から言えば、「目の優しさ」の観点で少し劣ります。
【2021年発売】【23.8インチ】
【カメラ・マイク付き】
65・フィリップス 243B9H/11
¥34,793 楽天市場 (5/6執筆時)
【カメラ・マイクなし】
65・フィリップス 243B9/11
¥24,750 楽天市場 (5/6執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
66・ フィリップス 243S9A/11
¥22,251 楽天市場 (5/6執筆時)
スタンド:チルト
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子: D-SUB HDMI DP USB-C
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2W×2)
保証期間:5年
243B9H/11も、フィリップスの製品です。
こちらはE Lineとは異なり、オフィスモニターとして、主に仕事向けに売られるものです。
最上位機の場合、テレワーク向きに、ポップアップ式の200万画素(フルHD)のウェブカメラを内蔵します。Windows Hello対応で、主にログインに利用します。
同型状の下位機種がほかに2種類あります。カメラ・マイクがないです。また、243S9A/11については、スタンド部分の調整力も弱くなります。
パネルは、本機も、IPSを採用します。
パネルスペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(sRGB 104%)です。
色域のスペックは良いですが、ごく普通のスタンダードクラスのIPSパネルです。
輝度について言えば、性能が劣るというより、仕事用には、輝度の高さより、ムラ無く、しっかり輝度が落とせるほうが重要なので、こうしているとも言えそうです。
実際、仕事メインならば全く問題ありませんし、(高級機を除けば)むやみに輝度は上がっていないほうがよいです。
応答速度は、4msですから、やや優れます。
自動画質調整は、SmartImage を搭載します。
パネル部分をふくめ、あくまで「仕事用」です。
画質調整機能は、このモデルもフリッカー対策がなされており、問題ないでしょう。
ブルーライトカットも可能です。
スタンドは、前後左右高さ回転にフル稼働するSmartErgoBaseを装備します。
高さは15cm幅、チルト角度も(上30° 下5°)度と、「フルスペック」な他社製スタンドに比べても負けない高水準です。
VESA規格にも対応しますので、アーム交換も可能です。
ただし、下位機種は、チルトのみ対応です。
接続端子は、HDMI・VGA・Display Port・USB-Cという構成です。
USB-Cは、65W給電に対応します。
新しいMacBookなどとの接続において、ノートPC本体に給電しながら、映像を出せます。
このスペックならばコアなゲーミングを除けば、速度低下なしに充給電可能です。
ケーブルは、全種類とも1.8mが付属します。
スピーカーは、2Wと貧弱なものですが、内蔵です。
保証期間は、5年長期保証です。
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以上、フィリップスの243B9H/11の紹介でした。
先述のように、家庭用としてゲームなどに使えないわけではないですが、基本的には「仕事用」のモニターです。
USB-PD給電に対応する点で、ノートPCの「外付け」に向く仕様です。給電力は最大65Wですし、13インチのノートPCまでなら「フルスペック」で充電できそうです。
上位機種は、スタンド性能も評価できますし、値段を含めて、バランスが良い機種に思えます。
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【2023年発売】【23.8インチ】
67・フィリップス 243S1/11
¥33,690 楽天市場 (5/6執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
接続端子: D-SUB HDMI DP USB-C
67・フィリップス 241S9A/11
¥12,980 楽天市場 (5/6執筆時)
スタンド:チルト
接続端子: D-SUB HDMI
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子: D-SUB HDMI DP USB-C
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2W×2)
保証期間:5年
このほか、主にオフィス用に売られる製品として、Sラインがあります。
おそらく、1つ上で見た製品の後継型番として登場したものです。
パネルは、IPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。色域(sRGB 107%)です。
フィリップスの多くの機種と同じで、色域が少し良い水準です。あとは、ごく普通のスタンダードクラスのIPSパネルのスペックです。
上位機は、「USB-C ドッキングモニター」として売られるビジネス向けです。
ただ、こちらは、ギガビット級のLAN端子(RJ-45 )も装備していて、さらに汎用的な「USB Type-C ドッキングステーション」として機能させることを目的にします。
その他の仕様は、カメラなしのEラインに似ます。
チルトの稼働性と高さ調整(15→13cm)と多少劣りますが、パーフェクトスタンドには変わりませんし、問題ないです。
ただし、下位機(241S9A/11 )は、スタンドの稼働性が悪いほか、ドッキングステーションとしての要素がない、シンプルなモニターです。
IPSのモニターとして、値段はそれなりに安いですが、スタンドはネックでしょう。
4-2・アイオーデータのモニターの比較
続いて、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本企業です。
【2025年発売】
【23,8インチ】
68・IODATA EX-D242SA-F
¥17,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
68・IODATA EX-D242SA
¥16,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
スタンド:チルト
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS (AHVA) ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:4ms GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
EX-D2S-Fシリーズなどは、アイオーデータのPCモニターです。
同社がネット向けに出す格安な入門機になります。
パネルは、IPSです。
正確には、台湾大手のAUOが作るAHVA-IPSですが、性質は同じです。
商標の関係でアイオーデータではAHVA表記にしているだけです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1300:1)です。
色域は非開示です。
AUOのこのスペックだとsRGB 83%(P3 68%)あたりでしょう。少なくとも、この部分は強調できないIPSです。
応答速度は、オーバードライブ時に最大4msです。
標準だと14msほどの普通のパネルです。
リフレッシュレートは、100Hzです。
やや良い水準です。
画像補正機能は、「あっさり」です。
同社モニターは、超解像度技術や、広色域化技術を伴うパネルもあります。
しかし、本機はそうではないです。フリッカー対策はあります。
スタンドは、上位機は稼動性は良いです。
チルト(上23°・下5°)・左右90度・高さ15cmと縦回転です。
下位機は、チルトのみですし、あまりおすすめしません。
接続端子は、 HDMIとDPが、1系統のみです。
スピーカーは、総合4Wのステレオスピーカーで。
5年保証:フル稼動スタンド
:LCD-D242SA-F
:LCD-D242SA-FX
:LCD-D242SA-F-AG (+抗菌)
5年保証:チルトのみ
:LCD-D242SA
:LCD-D242SAX
:LCD-D242SA-F-AG(+抗菌)
保証期間は、3年間です。
なお、本機は「法人向け」「個人向け」で別型番であって、そちらは5年保証です。
ただ、いずれも輝点保証などはないです。
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以上、アイオーデータのEX-D2S-Fシリーズなど紹介でした。
同社の売りの画質補正面であまり個性はないです。
パネルも、コントラスト比はやや良いですが、逆に色域に課題がありそうなパネルです。
若干おすすめポイントに欠ける製品です。
【23,8インチ】
【2023年発売】
(個人向けワイドモデル)
69・IODATA LCD-C241DBX
¥25,120 楽天市場 (5/6執筆時)
(法人・文教向けモデル)
69・IODATA LCD-C241DB 【黒】
69・IODATA LCD-C241DW 【白】
¥22,250 楽天市場 (5/6執筆時)
(ネット限定モデル):保証3年
69・IODATA EX-C241DB 【黒】
69・IODATA EX-C241DW 【白】
¥25,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
スタンド:チルト
(個人向けワイドモデル)
70・IODATA LCD-C241DB-FX
¥28,836 楽天市場 (5/6執筆時)
(法人・文教向けモデル)
70・IODATA LCD-C241DB-F 【黒】
70・IODATA LCD-C241DW-F 【白】
¥24,700 楽天市場 (5/6執筆時)
(ネット限定モデル):保証3年
70・IODATA EX-C241DB-F 【黒】
70・IODATA EX-C241DW-F 【白】
¥23,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms(GTG)
リフレッシュレート:最大76Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP USB-C
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
LCD-C241DBXシリーズなども、アイオーデータのPCモニターです。
同社のスタンダードラインで、先ほどの機種の上位機です。
「法人・文教向け」の製品と、個人向けの製品がありますが、基本仕様は同じです。
ただし、ネット限定モデルだけ、保証が短い代わりに安くしています。
液晶パネルは、ADSです。
IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。
ADSは、中国大手のBOEが生産しているIPS系パネルです。
TV用パネルでむしろ知られますが、PC用でも昔から同社は採用しており、信頼性も十分です。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。
色域は、本機も非開示です。
応答速度は、オーバードライブ時に最大5msです。
オーバードライブはオン/オフが選択可能です。
自動画質調整は、本機は、シーン別オート調整モード(画面モード)が付きます。
日本企業の製品はモードが多い傾向です。
画像補正機能も、アイオーデータの場合、超解像技術を搭載します。
ネット動画で、DVDレベルの低画質ソースを向上できます。
一方、写真画質向上のための「エンハンストカラー」の言及はありますが、LGのブラックスタビライザーに該当する機能はないです。
その上で、この機種は、フリッカーレス設計の言及があります。
スタンドはフル稼動の「パーフェクトスタンド」が選べます。
チルト(上20°・下5°)・左右90度・高さ130cmと回転ですので、十分です。
選ぶならば、そちらでしょう。
接続端子は、 HDMI・DPほか、USB-C端子も付属します。
DELLでもみましたが、対応するノートPCなどに対して65W給電できます。
スピーカーは、総合4Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、5年間です。
輝点保証などはないですが、同社は長めです。ただし、ネット限定モデルは3年となります。
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以上、 LCD-C241DBXシリーズなど紹介でした。
ADSで、入門機相当の製品としてパネルの品質は問題ないです。スタンドも上位機ならば稼動性が良いですし、USB給電も対応です。
アイオーデータの独自性と言える画像補正もなしますし、性能的には「まとまった」入門機に思います。
同価格帯の他社機と比べる必要はありますが、本機を選んでも「悪くない」と言えます。
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このほか、同社からはこのサイズの製品が他にもあります。
順番にみていきます。
【23.8インチ】
【2021年発売】
71・IODATA LCD-DF241EDB-F
71・IODATA LCD-DF241EDW-F
¥23,650 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大60Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP D-sub
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
第2に、 CD-DF241ED-Fシリーズなどです。
先ほどの製品の下位機です。
端子基構成にUSB-Cがなく、その部分で、少し古くさい機種となります。
スピーカーも少し弱めです。選択肢にしない方が良いでしょう。
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【23.8インチ】
【2023年発売】
(個人向けワイドモデル)
72・IODATA LCD-A241DBX
¥13,561 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
(法人・文教向けモデル)
72・IODATA LCD-A241DB 【黒】
72・IODATA LCD-A241DW 【白】
¥14,180 楽天市場 (5/6執筆時)
保証期間:5年
(特定店限定)
73・IODATA DI-A241DB
¥11,800 楽天市場 (5/6執筆時)
73・IODATA KH-A241DB
¥15,980 楽天市場 (5/6執筆時)
(Amazon限定)EX-LDH241DB-B後継品
73・IODATA EX-A241DB
73・IODATA EX-A241DW
¥14,800 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
保証期間:3年
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
第3に、LCD-AH421XDBなどです。
かなり多くの型番があるのは、個人用と文教・法人用ほか、特定量販店向けのモデルで型番を分けるからです。ただ、仕様は同じです。
正確には、教育機関向け合わせた政府認証をとりますが、個人で買う分には変わりませんし、
パネルは、ADSで先ほどの機種と同じです。
スタンドは、しかし、いずれの機種もチルト角度調整のみです。
その部分で「価格相応」です。
接続端子は、HDMIとD-subのみのあっさり構成です。
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結論的にいえば、若干、画像補正が充実するものの、基本的には、文教用に機能を絞った廉価版と言えます。
とくに、スタンドの貧弱さは、どの機種の場合も個人用としてはネックです。
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【2023年型番】
【23.5インチ】
【個人向けワイドモデル】
(HDMIケーブルのみ付属)
74・IODATA LCD-D241SD-FX
¥18,183 楽天市場 (5/6執筆時)
(HDMI・DPケーブル付属)
74・IODATA LCD-D241SD-F/S
¥32,534 楽天市場 (5/6執筆時)
【文教モデル】
74・IODATA LCD-D241SD-F
¥18,126 楽天市場 (5/6執筆時)
【ネット限定モデル】(保証3年)
74・IODATA EX-D241SD-F
¥17,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時)
74・IODATA KH-D241SD-F 【黒】
¥19,980 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×2 DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵( 2W×2)
保証期間:5年
第4に、LCD-D241SV-F などです。
パネルは、本機もADSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。色域は非公開ですが、本機も、ごくごく普通のスタンダードクラスのIPSパネルです。
ただ、旧機を除き、全てリフレッシュレートが最大100Hzです。
【ゲーミングモニターの比較記事】で書いたような本格的なゲーミング用ではないですが、少し高めです。
加えて、緯度も300cd/uの水準で、HDMIも2系統なので、個人用として、過程でマルチメディア用途で色々使う場合、アイオーデータのフルHDでは「少し良い」といえます。
その上で、エンハンストカラーほか下位機種にみられた画質補正も対応できますが、先述の、コントラストリダクション機能だけ、非対応です。
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結論的にいえば、値段次第ですが、同社の現行モデルの中では「選べる製品」と言えます。
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【2023年発売】【23.8インチ】
75・IODATA MediCrysta LCD-MD241D
¥83,846 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:450cd/u
液晶方式:IPS系(AAS) ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:15ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: DisplayPort HDMI DVI-D
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
第5に、MediCrysta LCD-MD241Dです。
医療用モデルで「メディクリスタ」というシリーズ名がついています。
パネルは、IPSです。
正確にはイノラックスのAASになります。
大手ですが、PCモニター用にAASが使われるのは、全社通してもわりと珍しいです。
この輝度(450cd/u)を実現するための調達かと思います。
色域は、非開示ですが、おそらくsRGB 98%あたりのスペックです。
問題ないです。
「輝度を明るく」したことで、医療画像用に、細部の階調表現ができる「DICOMモード」が搭載されます。そのほかは、一般向けに便利という要素は特にみられません。
逆に、オーバードライブ機能がなく、応答速度が遅いので、完全に業務用です。
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【2023年発売】【23.8インチ】
76・IODATA BizCrysta LCD-BCQ241DW-F
76・IODATA BizCrysta LCD-BCQ241DB-F
¥48,513 楽天市場 (5/6執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子: DisplayPort HDMI USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
第6に、BizCrysta LCD-BCQ241Dです。
おもに、法人に向けて売っている機種です。
パネルは、輝度は250cd/uと普通のADSです。
eRGBなどのデータは非開示で、パネル部分の品質が格段に上というわけではないと言えます。
ただ、照度センサーで、明るさが自動調整されるほか、人感センサーでディスプレイへの近づき過ぎを警告する機能など「目の優しさ」に関わる技術は、充実します。
一方、これらのセンサーは、どちらかというと離席時の電源オフほか、「節電」を目的にして搭載しているものであり、個人というより、法人が買うような機種と言えます。その部分で、集中管理機能も充実するので。
そのため、抗菌加工をなす特別モデルなども受注生産で受け付けています。
接続は、Display PortとHDMIほか、USB-Cに対応しています。
USB-Cは、ノートPCなどに対して最大65Wの給電に対応します。
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結論的にいえば、やはり、法人がある程度の数を備品として揃えるために買うような機種です。実際、大学などの共用パソコンには割と良いように思いました。むろん、個人で買っても良いですが、やや割高感はあります。
今回の結論
23.8インチモニターのおすすめはこの機種!!
というわけで、今回は、23.8インチと23.6インチのモニターの比較の4回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
5-2:他の企業
5-3:最終的なおすすめの提案【結論】
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
5回目記事(こちら)では、残りの各社の製品を見たあと、他社の製品を続いてみていきます。
その上で、「結論」として今回紹介した全製品から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
5回目記事は→こちら!