1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
ロボット式掃除機のおすすめ機種は、結論的にこれ!
というわけで、今回は、ロボット掃除機の比較でした。
1・ルンバなどロボット掃除機の比較
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ルンバ 〈入門機〉
2・ルンバなどロボット掃除機の比較
2-1:ルンバ 〈中級機〉
2-2:ルンバ 〈上級機〉
3・アンカーのロボット掃除機の比較
3-1:アンカー
4・Ecovacsのロボット掃除機の比較
4-1:エコバックス 〈1〉
5・Ecovacsのロボット掃除機の比較
5-1:エコバックス 〈2〉
6・RoboRockのロボット掃除機の比較
6-1:ロボロック
7・世界のロボット掃除機の比較
7-1:ダイソン
7-2:TP-Link・シャオミ
8・ロボット掃除機の比較
8-1:最終的なおすすめの提案【結論】
最終回となる8回目記事では、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
第1に、性能と価格から、一般家庭用におすすめできる入門機としては、
【2024年発売】
【ゴミステーションなし】
35・エコバックス DEEBOT N20
¥34,990 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
【ゴミステーションあり+モップ振動】
37・エコバックス DEEBOT N20 PRO PLUS
¥39,800 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー(LDS)+赤外線
走行:ルート走行
本体サイズ:35.7cm
段差対応:2cmまで
隙間対応:高さ10cmまで
物体認識:対応
吸引力:8000PA
ステーション: ゴミ収集
床ふき: 対応
バッテリー:300分
地図の精度 ★★★★☆
物体の回避 ★★★★☆
吸引力 ★★★★☆
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
エコバックスの DEEBOT N20でしょう。
センサーは、今だと少なくともLDSセンサーがないと、位置把握やマッピングにおいて、「現代的」ではないでしょう。
一方、ルンバの下位シリーズ(Roomba 105)でもLDSは備えますが、補助センサーとして落下防止センサーの類が見られない点が、やや懸念です。
それをふまえた場合、本機が良いかと思います。
エコバックスは、日本市場も長く、特に、10万円オーバーの高級機を継続的に生産している機種です。
日本企業が、ロボット掃除機でほぼ撤退するなか、同社は日本でのシェア率も高いですし、世界では首位でしょう。その部分の信頼性も含めて、総合的に本機を選びました。
センサーは、メインは、しっかりレーザーセンサー(LDS式)です。
「選び方の基本」でも書いたように、この価格帯では、マッピング能力が高い方式です。
建物の「間取り」を含めて正確な位置を判断して「賢く」掃除してくれるという基本部分がまず評価でききます。
現状のロボット掃除機は、「多くの情報」を元に、AIが正確かつ即座に判断することが、その性能の決め手です。その部分で本機は優秀です。
その上で、補助センサーとして、赤外線式の落下防止センサーも外周に複数あります。
物体回避も、赤外線センサー(物体回避モジュール)で、(簡単にですが)対応できます。
格安機は、物体回避の部分でほぼ工夫がないなか、カメラ式ではないものの配慮がある点も高評価できます。
吸引力も、入門機で、8000PAの水準があれば、相当強いと言えます。
段差も2cmまで乗り越えますし、実用上も問題ないです。
水ぶきも、下位機種でも、(振動はしませんが)モップを装備しますので、水ぶきもちょっと「試したい」という場合は良いでしょう。
N20シリーズ用抗菌アクセサリーキット
¥5,850 楽天市場 (5/23執筆時)
消耗品費も、エコバックスは、純正品も安くネットで多いです。
互換品でさらに安いですし、問題を感じません。
ステーションは、上位機のみ付属です。
個人的にはこのグレードで、家庭で利用するならば不要だと思います。
本当に毎日掃除をするなら別ですが、細かく毎日捨てる方が、基本清潔に思えますので。ただ、本機のステーション付は、安いですし、試したい場合は良いように思います。
保証体制もしっかりした企業ですし、はじめて買う、少し安めの製品としてはおすすめできます。
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【2025年発売】
8・ ルンバ205 DustCompactor Combo L121260
9・ ルンバ205 DustCompactor Combo L121060
¥49,596 Amazon.co.jp (2/20執筆時)
マッピング:レーザー (DTOF)
走行:ルート走行
本体サイズ:35.9cm
段差対応:2cmまで
隙間対応:高さ10.5cmまで
物体認識:
吸引力:
ステーション: (ゴミ圧縮)
床ふき:対応
バッテリー:185分
一方、若干高めにはなりますが、ルンバから選びたい場合はRoomba 205でしょう。
先述のように、同社の入門機もLDSセンサーは備えますが、落下防止系の補助センサーが(少なくともスペック上)見あたらない点がやや不安です。
その点、本機は、走行系にLDSセンサーの「上位版」といって良いD-ToF方式のレーザー距離センサーを備える上で、段差赤外線センサーなどの装備の記載も見られます。
一方、ゴミ収集ステーション「なし」のモデルとしては少し高いですが、アーム式の「ゴミ圧縮機能」があるので、ステーションなしで、最大60日間のゴミが収集できる仕様です。
本編で書いたように、湿気のあるようなゴミには注意ですが、頻繁に使う場合、タンクが大きいのはメリット性でしょう。
ブラシも、植毛のないブラシになるため、 毛絡みしにくいです。
4849957 フィルター(3枚)
¥3,131 Amazon.co.jp (2/20執筆時)
4837322 エッジクリーニングブラシ(3個)
¥2,323 Amazon.co.jp (2/20執筆時)
4849958 マイクロファイバーモップパッド(3枚)
¥3,131 Amazon.co.jp (2/20執筆時)
消耗品も、ルンバならば、1回で3回交換分揃えられます。
あとから買うのが気になる場合は、最初から、「まとめ買い」しておくのも良いでしょう。
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1・ルンバなどロボット掃除機の比較
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ルンバ 〈入門機〉
4・Ecovacsのロボット掃除機の比較
4-1:エコバックス 〈1〉
なお、これらの製品は、今回の記事では、以上の2記事で、詳しく説明しました。
第2に、5万円以上クラスの中級機として、おすすめできるロボット掃除機は、
【2024年発売】
【自動ゴミ収集なし】
15・iRobot ルンバ コンボ j5 j517860
¥53,000 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
【自動ゴミ収集あり】
16・ iRobot ルンバ コンボ j5+ j557860
¥79,798 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:カメラ+ジャイロ
走行:ルート走行
本体サイズ:33.9cm
段差対応:2cmまで
隙間対応:9cmまで
物体認識:対応(動体も可)
吸引力:
ステーション: ゴミ収集
床ふき: 対応
バッテリー:75分
地図の精度 ★★★★★
物体の回避 ★★★★★★
吸引力 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★★
水ふき ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ルンバ j5でしょう。
2025年に新機種が出た関係で、安めな部分を評価しました。
ごみステーション付でも、それなりに安く買えます。
センサーは、メインが(カラーの)カメラセンサーで、ジャイロ距離センサーがアシストする警視k知恵アス。
本編で書いたように、カメラセンサーは、処理する情報量が多すぎる関係で、マッピングと回避時の反応速度が、LDSセンサーなどに負けます。その上で(カメラなので)暗い場所に弱い弱点もあります。
ただ、一般家庭で昼間使う場合でなければ、ほぼ問題にならないです。
時間をかければマッピング時の情報量はカメラから多く撮れるため、「賢く」動きます。
全くの暗い場所で使う方も少ないでしょうし、補助センサーや補助ライトもあるので、ここは問題ないです。
1・ペットの排泄物
2・コード・ケーブル類
3・スリッパ・靴下・靴
4・ファブリック・衣服
5・リュックサック
6・ペットの食器・おもちゃ
7・猫用トイレ
8・クリスマスツリー
9・動体(猫や犬)
10・犬猫の排泄物(固形)
物体識別は、一方、(本物の)カメラだけに、識別制度が高いです。
相当量の物を識別して回避行動に入れます。
エコバックスもここは優秀です。
ただ価格帯で言うと、もう少し上のグレードから「重視」する感じがあるので、やはり、本機は良いと思います。
吸引力も、問題ないです。
本編で書いたように、ルンバの場合、新機種は、(回転モップ搭載の関係で)シングルアクションブラシになりました。
しかし、本機は、吸引力が高いデュアルアクションブラシのままです。その上で、パワーリフト吸引など、ルンバ独自の工夫もあります。
カメラを活かして、ゴミを発見する「ダートディテクトテクノロジー」は、ゴミが集中している場所を、逃しません。
水ふきも、対応です。
動作の上位機のように、モップの持ち上げ(リフトアップ)はできませんが、賢く、カーペットは避けて拭いてくれますので、それなりに実用的でしょう。
【24年までのルンバ用】
iRobot Home (classic)
¥0 Apple Store
iRobot Home (classic)
¥0 Google play
一方、本編で書いたように、ルンバは、2025年からアプリを一新しました。
本機は、旧アプリの系列なので、(今後新機能が入りにくい点で)この部分はネックでアス。
ただ、本機の後継機といえるルンバは10万円前後ですし、ここは妥協しても良いかと思います。
【3個セット】
アイロボット 交換用紙パック 3個 4648034
¥1,818 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
ごみステーションは、上位機のみ付属です。
2000円ほどで、一般家庭の最大1年分(90回の吸引)ほどです。互換品ならもっと安いのですが、本編で書いたように、おすすめはしません。
いずれにしても、あった方が便利ならば導入しても良いでしょう。
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【2022年発売】
【自動ゴミ収集なし】
17・アイロボット ルンバ j7 j715860
¥51,979 楽天市場 (5/23執筆時)
【自動ゴミ収集あり】
17・アイロボット ルンバ j7+ j755860
¥65,800 楽天市場 (5/23執筆時)
マッピング:カメラ+ジャイロ
走行:ルート走行
本体サイズ:33.9cm
段差対応:2cmまで
隙間対応:9cmまで
物体認識:対応(動体も可)
吸引力:
ステーション: ゴミ収集
床ふき:
バッテリー:75分
地図の精度 ★★★★★
物体の回避 ★★★★★★
吸引力 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★★
水ふき ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
なお、Jシリーズは、ネットだと、もう1世代古い型落も残ります。
本編で書いたように、水ぶきは非対応になるのですが、不要という方は、センサー面を含めて、新機種と変わりません
本編で書いたように、2024年発売までの機種は、無償でのファームウェア更新対応になるので、近年パワーアップした、物体認識の部分も、先ほどの機種同様にできます。
水拭き不要ならば、選択肢にして良いかと思います。
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2・ルンバなどロボット掃除機の比較
2-1:ルンバ 〈中級機〉
2-2:ルンバ 〈上級機〉
なお、これらの製品は、今回の記事では2回目記事で紹介しています。
第3に、ほこりの吸引力を重視して選ぶ場合におすすめの製品は、
【2025年発売】
19・iRobot ルンバ Max 705 Vac W155060
¥79,778 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー(LDS)+TOFカメラ
走行:ルート走行
本体サイズ:35.5cm
段差対応:2cmまで
隙間対応:高さ10.5cmまで
物体認識:対応(動体不可)
吸引力:(強力)
ステーション:
床ふき:
バッテリー:210分
地図の精度 ★★★★★
物体の回避 ★★★★★★
吸引力 ★★★★★★
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
Roomba Max 705 Vacでしょう。
発売当初で若干高いですが、吸引力は、評価できる機種です。
吸引力(真空度)は、ルンバは数字は非公開です。
ただ、本機の場合、定評あるゴム製のデュアルアクションブラシを採用する上で、強めのモータの採用と、風経路に余裕がある部分で、実際の「ゴミの吸い方」はかなり強いです。
スマホでのエリア設定、あるいは、それなしでも、パワーが必要なカーペット類の場合だけ「ブースト」できるので、とくに、家庭での利用にあいて、無駄に騒音が発生しにくいのも良い点です。
吸引力が力強い機種ならば、エコバックスほかの高級機にもっと適切なものは正直ありますが、家庭向きの静音性、あるいは、バランスの取れた「制音性」を考えると、本機が良いように思えました。
1・ペットの排泄物
2・コード・ケーブル類
3・靴
4・猫用トイレ
5・犬猫の排泄物(固形)
センサーも、LDSセンサーと、前方にTOFカメラが備わります。
マッピングほか、それなりの種類の物体認識もしつつ、物体回避を行う部分で、賢いです。
ルンバも、このグレードだと、地図上、家具などの位置も反映してマッピングされますし、「ほこり掃除」においては、このグレードだと性能が期待できると言えます。
一方、ゴミ収集ステーションや、モップでの水拭きは未装備です。
ただ、それ故に、ほこり掃除が強力にできる仕様にできたとも言えます。
こう言った(ある意味)シンプルでストイックな機種を探していた方は割といそうな気がします。
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2・ルンバなどロボット掃除機の比較
2-1:ルンバ 〈中級機〉
2-2:ルンバ 〈上級機〉
なお、本機は、今回の記事では2回目記事で紹介しています。
第4に、爆発的に価格の安い入門機としておすすめできる製品は、
【2024年発売】
89・Xiaomi ロボット掃除機 S20 CDZD106
¥24,800 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー(LDS)
走行:ルート走行
本体サイズ:32.5cm
段差対応:
隙間対応:高さ10cmまで
物体認識:
吸引力:5000PA
ステーション:
床ふき: 対応
バッテリー:
地図の精度 ★★★★☆
物体の回避 ★★★☆☆
吸引力 ★★★☆☆
バッテリー ★★★★☆
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
シャオミのS20が良いでしょう。
掃除機メーカーではないので、吸引や使い勝手などに関わる技術は、伝統的な掃除機メーカーに比べて未知数です。
吸引力は、真空度は、5000PAと、この価格帯では優秀な数字を出しますし、
ブラシローラーレスでもないので、パワー面で問題ないと思います。
センサーも、LDSレーザーセンサーです。
上部で360度ぐるぐる回る2Dセンサーですが、この値段で搭載できるのは驚きです。
上位のセンサーもありますが、ジャイロセンサーや(格安価格帯の)カメラセンサーをマッピングにつ買う機種より、精度は出ます。
段差センサー、衝突センサーなども、しっかり備わります。
むろん、リアルタイムマッピングも対応で、エリア分けしての細かい掃除設定も、レーザーセンサー搭載機らしく対応です。
難点をあえて言えば、静音性が未知数な部分だけです。
ただ、フローリングメインならば、静音モードに落として使えば良いでしょうし、工夫はできそうです。
なお、水ふきについても、本機は対応です。
さほど専門的な仕様ではないので、床を塗らす感じだけのオマケにはなりますが、ちょっと試してみたい場合は良いでしょう。
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【2024年発売】B0D9NSDC13
91・Xiaomi ロボット掃除機 S20+ B108GL
¥33,120 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー(LDS)
走行:ルート走行
本体サイズ:35cm
段差対応:
隙間対応:高さ10cmまで
物体認識:
吸引力:6000PA
ステーション:
床ふき: 対応 (回転式)
バッテリー:170分
地図の精度 ★★★★☆
物体の回避 ★★★☆☆
吸引力 ★★★☆☆
バッテリー ★★★★☆
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
ただ、水ぶきを多用するだろう方は、もう1ランク上位のXiaomi機も検討してください。
ゴミ掃除は、(吸引力がやや上がる程度で)下位機種とほぼ同じです。
水ぶきは、ただ、このグレードから、しっかり汚れが落とせる「回転モップ方式」になります。
また、モップのリフトアップ対応です。
持ち上げ量は7mmですが、床面の超音波センサーがカーペットを関知すると、自動で持ち上げ(あるいは回避)するので、水ぶき時にありがちな「事故」の回避可能性が高まります。
この部分を重視する場合、選ぶ意義はあります。
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7・世界のロボット掃除機の比較
7-3:シャオミ ほか
本機は、今回の記事では、7回目記事で、詳しく説明しました。
なお、シャオミの場合、上位機も含めて、価格が安めです。センサーを含めて他社の上位品に相当する性能のものまであります。
白物家電専業メーカーではない部分と、後発と言うことで、価格は相当「頑張っている」感じです。
第5に、サイズ面で、「すき間対応力」を重視して選びたい場合は
【2025年発売】
【ゴミステーションあり】
87・ TP-Link Tapo RV20 Max Plus
¥29,590 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
【ゴミステーションなし】
88・ TP-Link Tapo RV20 Max
¥41,800 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー (MagSlim LiDAR)
走行:ルート走行
本体サイズ:33cm
段差対応:2.2cmまで
隙間対応:約8.5cmまで
物体認識:
吸引力:5300PA
ステーション: ゴミ収集
床ふき: 対応
バッテリー:
地図の精度 ★★★★☆
物体の回避 ★★★★☆
吸引力 ★★★★☆
バッテリー ★★★★☆
隙間対応 ★★★★★
水ふき ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
TP-LINKのTapo RV20 Mopシリーズが候補にできるでしょう。
ものが多いご自宅での「すき間対応力」を重視する場合、本機は良いです。
センサーは、レーザー (MagSlim LiDAR) です。
センサーを上部ではなく、前方搭載とすることで「ボッチ」がない構造です。
この構造だと、全方位のセンシングはしないので、マッピング速度や回避能力は、イマイチです。
ただ、すき間対応を優先するほうが、満足度が高いご家庭は多いでしょう。
マッピング自体は、同じ精度で作れますし、禁止エリア指定などもできます。
ようするに、必要な機能性は一通りあります。
隙間は、本機は8.3cmの背丈です。
そのため、約8.5cmほどのすき間に入れます。
5万円までの予算で考える場合で、「今どき」の吸引力が期待できる機種では、「すきま」性能は最も期待できます。
消耗品コストは、後日調査しますが、先行例をふまえても、他社より安めに入手できるでしょう。
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7・世界のロボット掃除機の比較
7-2:TP-Link・シャオミ
なお、本機は、今回の記事では、7回目記事で、詳しく説明しました。
第6に、オフィスや留守中のご自宅などで、ロボットに「完全に任せたい」場合におすすめな高級機は、
【2025年発売】
52・エコバックス DEEBOT X8 PRO OMNI DEX56-14EE
¥161,455 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー (DTOF) + 構造化ライト+ カメラ
走行:ルート走行
本体サイズ:35.3cm
段差対応:
隙間対応:約10cm
物体認識:対応(動体も対応)
吸引力:18000PA
ステーション: ゴミ収集・モップ洗浄
床ふき: 高度(筒形ローラー)
バッテリー:192分(水拭き時)
地図の精度 ★★★★★★
物体の回避 ★★★★★★★
吸引力 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
DEEBOT X8 PRO OMNIしょう。
ふき掃除を含めてほぼ完全に掃除を「セミオート」にしたい場合、ゴミ捨て、モップ給水、モップ洗浄・乾燥まで、自動化できる必要があります。
その上で、充実したセンサーで、人間がいなくても「事故」が起こりにくい仕様であることが重要です。
加えて、メンテ頻度が減らせるように、手間がかからず「清潔」を保ちやすいとなお良いと言えます。
こうした点を考慮する場合、最も良くみえるのが本機です。
センサーは、全機種通しても最も充実します。
マッピングは、レーザーセンサー(TOF式)です。
本編で書いたように、レーザーにもグレードがあり、こちらは上位のTOF式(3D)です。
平面把握のLDS方式(2D)と違い、立体把握できるため、AIに送れる情報の量と質の上で上位です。
また、LDS方式と違いセンサーが上で回転しないので、即時的にAIに情報を送れます。リアルタイムマッピングが大得意です。
弱点である検知範囲もセンサーをダブルで搭載すること210度の広角であり、問題ないです。
物体回避も、構造化ライト方式です。
本編で書いたように、物体回避目的に特化した場合、現状では最高峰の方式です。
3D構造化ライトを利用し、撮影画像自体を分析する方式で、高速かつ、正確に立体物を把握、分析できます。
・靴下 ・ ラグ・ 靴
・電線 ・U字型の椅子・充電ドック
・カーペット・ベッド ・ソファ
・コーヒーテーブル ・ペットトイレ
・ドア ・ テレビキャビネット ・ ダイニングテーブル
・椅子・服 ・ 帽子・・マスク ・ 手袋
・ゴミ・ベッドのサイドテーブル
・ハードフロア ・フロアタイル
・粒子状物質(犬のエサなど)
・動体(人間・ペット)
物体識別も、別に搭載されるAIVIカメラセンサー(カラーカメラ)で、対応です。
識別できる物体数も相当多く、先ほど「おすすめ」にあげた、ルンバの上位機に匹敵します。
センサー類は、留守中に使う場合の「不意の事故」を防ぐためには、充実するにこしたことはないです。カメラセンサー式なので、まさかの際は、外出先から画像も確認できます。
ルンバのJシリーズも優秀ですが、最先端であるのはやはりエコバックスに思えます。
吸引力も、発売時業界最高といえる、18,000PAの吸引力です。
ブラシや、風経路の改良で実現した、技術に裏打ちされた値と言えます。
しっかり、ゴミを吸うでしょう。
水ぶきも、対応です。
筒型ローラー形状の新仕様です。
本編で書いたように、回転モップ式の方が、壁ぎわ対応力は多少良い部分はありそうですが、人間が「モップがけ」したような仕上がりを望むならば、やはりこの方式です。
圧をかけてふく構造で、ムラ無く、しっかりかかりそうです。
その上で、ふき掃除とカーペット掃除まで「全自動」で行うための必須装備と言える、カーペット検知センサーと、リフトアップ構造もしっかり備えています。
ステーションも、モップの75度での温水洗浄と温風乾燥まで自動で行う仕様です。
同じ仕組みの機種は、ほかにあります。
ただ、汚れたファブリックを自動で洗浄する場合、汚れが落としきれずニオイが発生すると不快です。
エコバックスは、歴代で諸方式を取り入れ改良してきました。しかし、温水洗浄方式がおそらく、この点では最も効果的です。
したがって、ある程度まで清潔性に配慮がありますし、「完全自動」に最も近い掃除機に思えます。
もちろん、ここまでの機種が必要な方は限られているでしょう。この値段であるの理由は感じます。
唯一、騒音値が、清掃時最大65dBで大きいのが難点ですが、静音モードもありますし、「日中の留守中」や「オフィス」利用ならば、 問題になりにくいでしょう。
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【2024年発売】
53・エコバックス DEEBOT X5 PRO OMNI DDX39-11EE 【黒】
54・エコバックス DEEBOT X5 PRO OMNI DDX39-12EE 【白】
¥136,182 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
マッピング:レーザー (DTOF) + 構造化ライト+ カメラ
走行:ルート走行
本体サイズ:35cm
段差対応:2.2cm
隙間対応:約10cm
物体認識:対応(動体も対応)
吸引力:12,800PA
ステーション: ゴミ収集・モップ洗浄
床ふき: 高度(回転式・自動洗浄)
バッテリー:140分
ただ、さすがに高いので、予算を節約したい場合、Xシリーズの1世代前になる DEEBOT X5 PRO OMNIが候補です。
センサーは、新機種と同じ構成です。
吸引力も、12,800PAもあれば、カーペット対応水準です。
一方、水拭きは、旧来のモップ回転式です。
「選び方の基本」でも書きました、仕上がりはやはり、新機種の筒型ローラータイプが良いです。ただ、現状で価格差もありますし、モップ回転式でも「ゴシゴシ」汚れは落とせます。とくに、エコバックスの場合、モップも伸縮するので、壁ぎわの処理も上手です。
温水洗浄に対応し、清潔性にも問題ないです。
主に「価格理由」とはなりますが、本機を選んでも良いかと思います。
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【2023年発売】
57・エコバックス DEEBOT X2 OMNI DEX86【黒】
¥78,310 楽天市場 (5/23執筆時)
マッピング:レーザー (DTOF) + 構造化ライト+ カメラ
走行:ルート走行
本体サイズ:35cm
段差対応:2.2cm
隙間対応:約10cm
物体認識:対応(動体も対応)
吸引力:8000PA
ステーション: ゴミ収集・モップ洗浄
床ふき: 高度(回転式・自動洗浄)
バッテリー:140分
ただ、今だと、2世代前の最上位機だったDEEBOT X2が「爆安」です。
1世代前と同じ回転モップ式で、センサー構成は、最新機と(ほぼ)同じです。
吸引力は、8000PAにはなりますが、一般的にこの値を弱いとは言わないです。
じゅうたんを含めて、しっかり吸うと言えるでしょう。
むろん、ステーションのサイズと、静音性の部分で、一般家庭というより、企業向けな製品展開ですが、そうした用途ならば、値段を含めておすすめできます。
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4・Ecovacsのロボット掃除機の比較
4-1:エコバックス〈Deebot〉
なお、これらの製品は、今回の記事では、4回目記事で、詳しく説明しました。
第7に、動物を飼っているご家庭におすすめな高級機といえるのは、
【2024年発売】
74・ Roborock Qrevo Curv QRC02-04
¥175,800 楽天市場 (5/23執筆時)
マッピング:レーザー (LDS) + 構造化ライト+ カメラ
走行:ルート走行
本体サイズ:35.3cm
段差対応:4cm
隙間対応:高さ11cm程度
吸引力:18500PA
ステーション: ゴミ収集・モップ洗浄
床ふき: 高度(回転式)
バッテリー:180分
地図の精度 ★★★★★
物体の回避 ★★★★★★
吸引力 ★★★★★★
バッテリー ★★★★★
隙間対応 ★★★★☆
水ふき ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Roborock Qrevo Curv でしょう。
同社は「動物を飼っている家庭」に向く機種を歴代出していますが、その最新世代が本機です。
吸引力は、18500PAです。
じゅうたん用としても不要といえるほどの、相当な吸引力にした上で、それを活かして、毛絡みしないように、ブラシ構造を非対称の新型ブラシで、さっと吸い取る構造です。
ようするに、「毛絡み問題」を中心に考えた設計です。仕組み上、静音性は課題になるでしょうが、集合住宅でも、昼間ならば問題ないでしょう。
・スリッパなどの履き物
・コード・電源タップ
・布類・ペットの排泄物
・扇風機などの台座 ・体重計
・ちりとり
・ベッド類・ソファ類(複数人掛け)
・TVスタンド・ダイニングセット
・トイレ(洋式)
・ペットの排泄物
センサーは、走行系は、普通のLDSセンサーとです。
ただ、物体回避センサーほか、RGBカメラセンサーを装備します。
物体も、動くペットも回避力は、値段相応に上級です。
こうした部分は、エコバックスの最上位機も良いのですが、本機の場合、駆動自体においても、ペットを認識した場合、メインブラシを止めて、避けつつ運転します。
つまり「ペットファースト」の設計です。
カメラセンサーで、ペットの様子を外出先から確認したり、見あたらない場合は、ロボット掃除機に探させることなども可能です。
それ以外の部分も、デュアルの回転モップによる水ふき対応、ステーションでのモップの75度温水での洗浄乾燥、4cmの段差対応、水ぶき時、カーペットを検知し場合の、2cmのモップ持ち上げなど、上位機では「お馴染み」の装備は、一通り揃います。
こうした部分で、買って損はない機種だと思います。
メインブラシ SDZS10RR
¥3,300 楽天市場 (5/23執筆時)
サイドブラシ SDBS04RR
¥1,650 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
エアフィルター SDLW08RR
¥1,950 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
モップクロス SXTB09RR
¥1,950 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
【3枚セット】
Roborock 使い捨て紙パックC SDCD05RR
¥1,980 Amazon.co.jp (5/23執筆時)
なお、本機の純正の消耗品は、以上です。
6・RoboRockのロボット掃除機の比較
6-1:ロボロック
補足・掃除機関連記事の紹介など
というわけで、今回はロボット掃除機についての1回目記事でした。
1・ルンバなどロボット掃除機の比較
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ルンバ 〈入門機〉
2・ルンバなどロボット掃除機の比較
2-1:ルンバ 〈中級機〉
2-2:ルンバ 〈上級機〉
3・アンカーのロボット掃除機の比較
3-1:アンカー
4・Ecovacsのロボット掃除機の比較
4-1:エコバックス 〈1〉
5・Ecovacsのロボット掃除機の比較
5-1:エコバックス 〈2〉
6・RoboRockのロボット掃除機の比較
6-1:ロボロック
7・世界のロボット掃除機の比較
7-1:ダイソン
7-2:TP-Link・シャオミ
8・ロボット掃除機の比較
8-1:最終的なおすすめの提案【結論】
お時間がある方は具体的な製品説明も、ぜひご覧ください。
最後に「おまけ」の話です。
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他のタイプの掃除機などについてです。
このブログ「モノマニア」では、最新モデルの掃除機に関して以下のような関連記事があります。
1・サイクロン式の掃除機の比較
2・紙パック式の掃除機の比較
3・コードレス掃除機の比較
4・ロボット掃除機の比較
こちらもよろしくお願いいたします。
6・高圧洗浄機の比較
7・スチームクリーナーの比較
そのほか、「大掃除」関連製品としては、以上の比較記事もあります。
また、このブログ「モノマニア」では、1人暮らし向けに必要な家電や家具類を20ジャンル以上まとめた記事もあります。
新生活をはじめる方で、掃除機のほかに色々お探しのものがありましたら、このリンク記事もよろしくお願いします。
ではでは。