1回目記事からの続きです→こちら
3-1・自動測定式血圧計の比較
3回目記事では、上腕式血圧計の「発展系」とも言える、自動測定式の血圧計を比較します。
お医者さんでみる大きめ形状のものですが、家庭用の展開もあります。
1・血圧計の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:手首式
1-3:上腕式
2・血圧計の比較 (2)
2-1:上腕式血圧計〈続き〉
2-2:腕時計式
3・血圧計の比較 (3)
3-1:自動測定式
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿いながら、説明していきます。
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今回も、Atlasの「おすすめ」ポイントを赤系の文字色で、「イマイチ」と思う部分を青字で記していきます。
【2023年発売】
54・オムロン デジタル自動血圧計 HCR-1602
¥17,253 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
【2016年発売】
55・オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1011
¥23,000 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
55・オムロン デジタル自動血圧計 HEM-1012
¥21,980 楽天市場 (4/10執筆時)
【エディオン限定】(メモリ100回)
56・オムロン HEM8101-JE3 HEM8101JE3
¥16,910 楽天市場 (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大2人
記録保持:最大84回
平均値表示: 3回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携:
測定補助: 体動 姿勢検知
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号: 218AGBZX00030000
HCR-1602は、オムロン社の自動式(アームイン型)血圧計です。
2023年に型番が変わりましたが、性能は同じです。また、旧機種には流通経路の違いで型番が2つありますが、両者は同じ性能です。
一方、エディオン限定も、配色が「元気の出そうな感じ」に変わるほか、メモリが100回分と少し多めになる以外は同じです。
おそらく、血圧は落ち着いて測るものなので、静かな色目にしている部分はあるような気持ちはしますが、気分的には明るい色目も魅力はあります。
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結論的にいえば、全機種から最も安い機種を選んでOKです。ただ、
サイズは、 幅230×高さ217×奥行228 mmです。
お医者さんでみかけるものと同じで大きめで、設置スペースは必要です。
ただ、測定が手軽なので使わなくなる心配が少ない機種といえますし。液晶の視認性も良いです。
測定形式は、自動測定式です。
健康診断に良くみかけるタイプで皆さんもご存じでしょう。
手首ではなく、上腕を挿入して測定するタイプの仕様です。
多少大きさはありますが、データが正確で、毎回の測定も楽なモデルです。
データは、2人分まで保存が可能です。
測定の正確性は、このタイプは、さほど細かい心配は不要ですが、体動検知と姿勢による測定ミスを検知する機能があります。
基本的にこの2つに対応してれば、測定の正確性は担保されます。
なお、この形式は手軽なのですが、最高血圧値が170を超える場合は、手動加圧になりますが、ボタンを押し続けるだけですので、容易です。
脈拍の測定には対応します。
データの記録人数は、2人分までです。記録は84回まで対応です。
また、時計機能を利用して、早朝高血圧を検知することも可能です。
平均値の表示は、オムロンの他機種と同様に10分間の3回の測定の平均値が表示可能です。
スマホとの連携は、この機種の場合未対応です。
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以上、オムロンの HCR-1602の紹介でした。
電池式ですが、固定して置くことが前提の設計ですので、血圧測定を習慣づけるには、この方式が良いと思います。
一方、299mmHgまで血圧が測定可能ですが、170mmHg以上の血圧の場合は、手動加圧になる点は注意点です。
【2023年発売】
57・オムロン HCR-1901T2
¥23,494 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大2人
記録保持:最大100回
平均値表示:2回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 姿勢検知(角度検知対応)
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号: 305AHBZX00024000
HCR-1901T2も、オムロン社の自動式(アームイン型)血圧計です。
やや高いですが、こちらは「スマホ連携」対応の機種です。
測定形式は、こちらも自動測定式です。
先ほどに比べると、液晶が測定機の上にあるコンパクト設計です。
写真のようなカフの開けしめで電源のON/OFFが連動するという機能性もあります。
測定の正確性は、先ほどの機種よりも万全です。
こちらは、より細かい測定姿勢チェック機能があり、前かがみの状態での測定しないよう、液晶で現在の身体の角度のシグナル表示をします。
自動測定式の血圧計は、90度姿勢を正して測定するのが原則です。
こちらの機種は、血圧計が遠くて前かがみの状態なのか、テーブルが低くて前かがみの状態なのかを、液晶で把握できるので、身体合わせがしやすいです。
こちらは、299mmHgまで血圧が測れます。
しかし、先ほどの機種とことなり、手動加圧に対応していません。既存の上腕式血圧計でエラーが出る方は、気をつけた方が良いでしょう。
脈拍の測定には、こちらも対応します。
データの記録人数は、2人分までです。記録は100回まで対応です。
また、こちらも、早朝高血圧も表示できます。
平均値の表示は、この機種も、10分以内の測定データ2回の平均値です。
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スマホとの連携は、対応です。
この部分は、すでに手首式・上腕式のオムロンの対応機で詳しく説明しました。
本機の場合も、各スマホ純正の健康アプリとなる、iOSのヘルスケアアプリとGoogle Fitに、データの転送可能です。また、スマホから歩数、同社の体重計などから体重などのデータを取得し、総合的に健康管理ができます。
他社も似たような機種は多いですが、純正の健康家電の展開数や、アプリをベースにした健康分析(管理)の機能性の部分で、オムロンは他社より強いです。
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以上、 オムロンのHCR-1702の紹介でした。
スマホアプリを通じた、他の健康家電との連携は、オムロンの大きな見どころです。
また、血圧計としても、自動式だと重要な姿勢チェック機能が充実しています。手動加圧が不要なかたは、こちらを選ぶとよいでしょう。
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【医療機器認証番号: 305AHBZX00024000 】
【2024年発売】(2機の性能は同じ)
58・オムロン 自動血圧計 HCR-1801
¥27,280 楽天市場 (4/10執筆時)
¥21,470 楽天市場 (4/10執筆時)
【医療機器認証番号:220AGBZX00307000 】
【2023年発売】
60・オムロン 自動血圧計 HCR-1702
¥19,490 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
【2016年発売】
61・オムロン 自動血圧計 HEM-1021
¥18,500 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大2人
記録保持:最大90回
平均値表示: 2回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携:
測定補助: 体動 姿勢検知(角度検知対応)
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号:上記参照
なお、若干安い HCR-1702も、オムロン社の自動式(アームイン型)血圧計です。
1つ上の製品と比べる場合、両機とも測定の方法や、姿勢チェックなど、測定部分の方式や精度は(ほぼ)同じです。
ただ、先述のスマホ連携機能が省略になる部分で、決定的に異なります。
一方、旧機種が残ります。
比べる場合、新機種は文字盤が明るく大きくなり見やすくなったほか、 腕帯の開閉で自動で電源が入るように改良されました(旧機は電源ボタンを入れる必要)
一方、10分間平均値は、3回の測定結果から2回の測定結果に減りました。また、写真のように、血圧レベルをグラフで示す機能も省略です。
これらの省略にかんしては実利的な理由は分かりません。おそらく、使わない(と思われる)機能をカットした(機能面での)スリム化によるコストカットでしょう。
とはいえ、数字としてならば、朝晩それぞれの週平均をみられるなど、引き続き、比較部分は機能性が良いとはいえます。
データの記録人数は、2人分までです。記録は90回まで対応です。
また、こちらも、早朝高血圧も表示できます。
あとは、ほぼ同じです。
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結論的にいえば、スマホ連携は不要という方は、シンプルな本機でも良いでしょう。格安で残っている間は(あってそんな機能はないように思うので)旧機種でもOKです
そういった製品の中では姿勢チェック機能が充実するので、測定精度も担保されるため、おすすめできます。
【2016年発売】
62・テルモ電子血圧計 P2020
¥14,980 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大1人
記録保持:最大360回
平均値表示:
早朝高血圧:
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動検知
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号:228AHBZX00015000
P2020 は、テルモが販売するアームイン型血圧計です。
測定形式は、こちらも自動測定式です。
ただ、オムロン機と違い、テーブルがなく手首は出しっぱなしになるため、設置性・収納性が良い反面、測定精度はすこし劣りそうです。
測定の正確性は、体動検知はします。
ただ、姿勢や角度については、検知できません。また、平均値表示もありません。
299mmHGまで血圧が測れ、手動加圧もできます。
脈拍の測定には、こちらも対応します。
データの記録人数は、1人分までです。
記録は360回まで対応です。時計機能はあり、記録日時は把握できます。
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スマホとの連携は、NFC(FeliCa)を介して可能です。
同社のアプリを利用し、NFC搭載スマホをかざすだけです。血糖値などを管理するアプリと共用になります。もちろん、スマホ側がNFC対応でないと無理です。
なお、パソリなどがあれば、同社のWINDOWSソフト(スマイルデータビジョン パーソナルU)でも管理できますが、Windows11対応情報確認できませんし、基本的にはスマホで考えたほうが良いかと思います。
なお、アプリが、AppleのヘルスケアやGoogle Fitsとデータ連係が取れればよいのですが、それは無理のようです。
電源は、電池(単3電池4本)ですが、別売のACアダプタ(XX-ES353)を購入する場合、常設が可能です。電池でも250回まで測定できます。
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以上、テルモの P2020の紹介でした。
NFCでスマホとリンクする部分に面倒を感じない場合は、候補でしょう。ただ、測定部分では先述のように課題があるので、その部分は注意点です。
いずれにしても、主には、血圧計以外の同社の機器を同時に使う方向けの製品でしょう。
今回の結論
最新血圧計のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は血圧計を比較・紹介しました。
最後にいつものように、目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
第1に、スマホで血圧データを気軽に管理したい場合におすすめできるのは、
【2019年発売】
【2人用】
4・オムロン 手首式 HEM-6232T
¥12,150 楽天市場 (4/10執筆時)
4・オムロン 手首式 HEM-6233T
¥14,800 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
【1人用】HEM-6231T2-JC
5・オムロン 手首式 HEM-6231T2
¥10,800 楽天市場 (4/10執筆時)
方式:手首式
記録人数:最大2人
記録保持:最大100回
平均値表示: 3回の平均値(10分以内)
早朝高血圧: 対応
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 手首高さ 不規則脈派 カフ
電源:単4×2本
医療機器認証番号:230AGBZX00003000
測定の手軽さ ★★★★★
測定の正確性 ★★★★★
液晶の視認性 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
オムロンの手首式血圧計がおすすめです。
1人用と2人用がありますので、用途に合わせて選んでください。
2人用は、流通経路の違いで2機ありますが、性能差はないため、どちらを選んでもOKです。
iOSのBluetooth無線に対応する機種としては、同社の上腕式の機種もありますが、収納性の良さと手軽さではこちらが良いです。
手首式としては、体動や手首位置の検知機能などが充実し、データの正確性が担保される点が嬉しい部分です。
また、オムロンは総合健康家電メーカーであり、スマホアプリの出来も良いです。
その点で、健康管理のため初めて導入する機種として最適だと思います。
iPhoneユーザーは、ヘルスケアと連携が取れるのも魅力です。
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【2024年発売】
(スマホ対応)
1・タニタ BP-218L
¥6,353 楽天市場 (4/10執筆時)
1・タニタ BP-219L
¥6,980 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
(スマホ非対応)
2・タニタ BP-215
¥4,881 楽天市場 (4/10執筆時)
方式:手首式
記録人数:最大2人
記録保持:最大100回
平均値表示:2回の平均値
早朝高血圧:
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 高さ・不規則脈波
電源:単4×2本
医療機器認証番号:305AFBZX00008000
若干安めで考える場合、タニタが良いかと思います。
特段、ユニークな工夫がある機種ではないですが、老舗の計器メーカー製です。
測定精度も、 高さ・不規則脈波と、手首式として大事な性能はありますし、問題を感じません。
その上で、バックライト付きで大事な通知部分の視認性と、開始・終了ボタンのサイズが大きめな部分も良い工夫です。
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タニタ ヘルスプラネット
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スマホ対応モデルは、本機の場合、血圧計に時計内蔵なので、測定日時のデータもメモリ保存されます。
そのため、気が向いたとき、アプリにまとめて転送できるのも良い部分です。
第2に、データの正確性を重要視しつつ、スマホで血圧データを気軽に管理したい場合におすすめできるのは、
【バックライトなし】
【2024年発売】HCR-750AT後継機
23・オムロン 上腕式血圧計 HCR-761AT2
¥18,800 楽天市場 (4/10執筆時)
23・オムロン 上腕式血圧計 HCR-7612T2
¥14,500 楽天市場 (4/10執筆時)
【バックライトあり】
【2024年発売】
25・オムロン 上腕式血圧計 HCR-7711T2
¥21,500 楽天市場 (4/10執筆時)
25・オムロン 上腕式血圧計 HCR-7712T2
¥16,222 楽天市場 (4/10執筆時)
【2019年発売】
26・オムロン 上腕式血圧計 HCR-7601T
¥13,999 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:上腕式
記録人数:最大2人
記録保持:最大100回
平均値表示: 3回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 不規則脈波 カフ(デジタル)
電源:単3×4本
医療機器認証番号:301AABZX00021000
測定の手軽さ ★★★★★
測定の正確性 ★★★★★★
液晶の視認性 ★★★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
オムロンの上腕式血圧計の最上位モデルHCR-7711T2が良いでしょう。
また、旧機種を含めて性能差はないので、2019年機でもOKです。
バックライト不要ならば、HCR-7711T2などでも構いません。
高性能機として、最上位のe-フィットカフを装備した上で、測定の正確さに重要な、体動検知などの「トリプル機能」は、全部装備します。
その上で、スマホと連携し、データの蓄積も可能です。
これらの要素を兼ね備える機種はほかにもあります。しかし、こちらには視認性の良い大きな液晶という「オマケ」があります。
「老眼世代」の方については、液晶は大きいに越したことはないでしょう。
部屋にしまわず、置きっぱなしにして、朝晩利用するならば、こちらの新機種を選んだ方が、最終的な満足度は高いと思います。
多少高いですが、10年以上は買い換えることのないだろう家電なので、この額の投資は価値があると思います。
なお、2人までのデータ管理できますので、家族用にも向くでしょう。ただ、間違えて記憶するリスクがあるので、その場合は「一人一台」でも良いでしょう。
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【2023年発売】
【医療機器認証番号:304AABZX00082000】
21・オムロン HCR-7308T2
¥10,631 楽天市場 (4/10執筆時)
21・オムロン HCR-7206T2(銀)
21・オムロン HCR-7204T(白)
¥8,825 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:上腕式(手動加圧対応)
記録人数:最大1人
記録保持:最大100回
平均値表示:
早朝高血圧:
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 不規則脈波 カフ(デジタル)
電源:単3×4本
医療機器認証番号:上記参照
そういった点で言えば、Bluetooth対応の下位機になるHCR-7308T2は選択肢になります。性能が変わらない HCR-7206T2でも構いません。
こちらは、1人用ですので、本体はコンパクトなので、収納性が良いです。
機能的には、血圧計側で、平均値や早朝高血圧の表示ができない部分はありますが、スマホで、主に管理する方は、問題ないでしょう。
データも、時計機能が利用できる点で正確であり、まとめての転送も可能です。
こうした点で、1人用ならば、これで「十分」でしょう。第4に、健康管理のために設置して気軽に使う全自動モデルをお探しならば、
【医療機器認証番号: 305AHBZX00024000 】
【2024年発売】(2機の性能は同じ)
58・オムロン 自動血圧計 HCR-1801
¥27,280 楽天市場 (4/10執筆時)
59・オムロン 自動血圧計 HCR-1802
¥21,470 楽天市場 (4/10執筆時)
【医療機器認証番号:220AGBZX00307000 】
【2023年発売】
60・オムロン 自動血圧計 HCR-1702
¥19,490 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
【2016年発売】
61・オムロン 自動血圧計 HEM-1021
¥18,500 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大2人
記録保持:最大90回
平均値表示: 2回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携:
測定補助: 体動 姿勢検知(角度検知対応)
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号:上記参照
測定の手軽さ ★★★★★★
測定の正確性 ★★★★★
液晶の視認性 ★★★★★
スマホ連携 ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
HCR-1801、あるいは性能がおなっじ HCR-1802が良いでしょう。
ただ、旧機はかなり安いので、自動電源ONの部分や、ディスプレイの視認性を重視しなくても良い場合は、選択肢です。
本編で書いたように、血圧レベルの表示ができるなど、旧機だけの機能もあるので、値段差がだいぶある状況だと、旧機がお買得に思います。
いくつかモデルがありますが、姿勢チェック機能が最も高度ですので、測定値の信頼性の点で優秀だからです。
なお、カフを巻き付ける上腕式血圧計か、アームイン型の血圧計かを迷っている方はいると思います。
正確性を重んじるならば、巻きつけるタイプが良いでしょう。
しかし、「物ぐさ」で、継続的に計測できるか不安な方は、「物理的に目立つ点で、計測に対する日々の強迫観念が生じやすい」点で、アームイン型の血圧計が良いでしょう。
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【2023年発売】
57・オムロン HCR-1901T2
¥23,494 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:自動測定式
記録人数:最大2人
記録保持:最大100回
平均値表示:2回の平均値(10分以内)
早朝高血圧:対応
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 姿勢検知(角度検知対応)
電源:ACアダプタ
医療機器認証番号: 305AHBZX00024000
もちろん、スマホとの連携部分を重視するならば、本機の上位機と言えるHCR-1901T2が良いでしょう。
この場合、「アプリの出来」が重要ですが、オムロンは昔からこの部分に力を入れていたこともあり、血圧計を展開するメーカーの製品に限っていえば、管理のための健康アプリの出来は最も良いです。
第5に、腕時計型としておすすめできる機種は、
【2024年発売】HUAWEI WATCH D後継機
53・HUAWEI WATCH D2
¥54,800 Amazon.co.jp (4/10執筆時)
方式:腕時計式
記録人数:最大1人
記録保持:
平均値表示:
早朝高血圧:
グラフ表示:
スマホ連携: iOS Android対応
測定補助: 体動 手首高さ 不規則脈派 カフ
電源:バッテリー
医療機器認証番号:306AGBZI00008000
測定の手軽さ ★★★★★★
測定の正確性 ★★★★☆
液晶の視認性 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
HUAWEI WATCH D2でしょう。
オムロン機もありますが、装着性(とくに重さ)の部分で、こちらが良いかと思います。
また本編で書いたように(簡易的に)心電図も取れる新機種がでているようならば、そちらでも良いでしょう。
測定形式は、カフを使う「オシロメトリック」式です。
正確性を担保する技術も、手首高さ、体動・不規則脈波、カフ状態の検知など網羅しますし、結構本格的です。
その上で、簡単にですが、スマートウォッチとしての機能性もあり、健康全般の管理に役立ちそうです。
もちろん、【Apple Watchの比較記事】や、【スマートウォッチの比較記事】で書いたような他機のように、GPSセンサーほか、FeliCa(おサイフケータイ)機能があったりするわけではないですが、逆に言えば、このタイプで、医療認証が降りるレベルの血圧計を装備するのは本機だけです。
目的に適えば、選べると思います。
補足:健康家電の関連記事の紹介
というわけで、今回は、血圧計の紹介でした。
なお、このブログでは、スマホ対応の家電について、以下のような記事があります。
1・スマホと連動する体重計
2・ワイヤレス活動量計
3・ランニングウォッチ
4・スマホ対応血圧計
5・スマホ対応基礎体温計
6・EMS腹筋ベルト
とくに、iPhoneユーザーの方で、純正アプリのヘルスケアを使って総合的な健康管理とライフログを取ろうと考えている方は、体重計と活動量計の記事はオススメです!
その他の記事もよろしくお願いします。
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