1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
おすすめの最新冷蔵庫は結論的にこの機種!
1・プレミアム冷蔵庫の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-1:日立
2-2:シャープ
3・プレミアム冷蔵庫の比較 (3)
3-1:東芝
3-2・アイリスオーヤマ
4・プレミアム冷蔵庫の比較 (4)
4-1:三菱電機
4-2・AQUA
5・プレミアム冷蔵庫の比較 (5)
=最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は各社のプレミアムクラスの冷蔵庫をみてきました。
5回目記事では、ここまでみた全製品からAtlasのオススメ機種を提案していきます。
第1に、最新モデルの高級機のうち、性能面で最も期待できると言える冷蔵庫は、

【2024年5月発売】
【457L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
8・パナソニック NR-E46CV1-K
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
(左開き)
9・パナソニック NR-E46CV1L-K
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【525L】 〈幅65cmサイズ〉
(観音開き)
10・パナソニック NR-F53CV1-K
¥340,000 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:457L
冷蔵室:253L〈206L〉
冷凍室:62L〈52L〉
野菜室:87L〈63L〉
製氷室:14L〈4L〉
特別室:21L〈12L〉
カメラ撮影:冷蔵室 冷凍室 野菜室
年間電気代:8,153円(263kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックのCVタイプでしょう。
主な評価点は、もちろんIOT対応の部分です。
カメラ搭載機ではじめて「実用的」といってよい写真が撮れる機種と言えます。
冷蔵室のほか、野菜室・冷凍室の写真も撮影できる製品は日立からも出ました。
ただ、野菜室・冷凍室の下段ケースまでしっかり把握・解析できるのは、パナソニックだけです。
とくに、野菜室は、AIによる写真解析技術により野菜の種類まで区別でき、入庫日などから賞味期限を推測したり、スーパーなどから在庫確認がスマホで簡単にできます。
この部分で次いで性能が良いのは日立ではありますが、カメラ技術のある企業らしく、パナソニック機は群を抜いてこの部分が良いです。
サイズ的には、60cm幅で設置できる457Lクラスならば、狭めの賃貸マンションでも入りそうです。
525Lモデルは、ただ、観音開きで、冷蔵室が使いやすい部分があるので、世帯用で、スペースに問題がないようならば、こちらを推します。
いずれも配置は、真ん中野菜室です。
機能面でも、野菜室は「Wシャキシャキ野菜室」、チルドルームはマイナス3度での微凍結パーシャル機能と、近年のトレンドといえる技術を網羅します。
その上で、最近最も注目されている「ホームフリージング」も、特別室(クーリングアシストルーム)で対応します。
お肉のバラ凍結ほか、少量とは言え業務用レベルの急速冷凍ができるのは、大きなポイントでしょう。
問題は、微凍結パーシャル機能を利用する場合、通常のチルド室としてチーズなどを置けない部分です。ここがネックでないなら、本機で良いと思います。
電気代は、定評のあるエコナビ機能が有利です。
整理せず適当にストッカーに詰めこむ場合、メーカーが示す年間消費電力量の指標は「意味が無い」ことが多いです。
それを補うシステムが重要ですが、パナソニックは、「収納量・湿度・開閉・室温・照度の各センサー」を駆使して、光熱費の節約を目指している点が、他社より高度です。
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【2025年2月発売】
【450L】〈幅65cmサイズ〉
1・パナソニック NR-F45HY2-W
1・パナソニック NR-F45HY2-N
¥270,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【501L】 〈幅65cmサイズ〉
2・パナソニック NR-F50HY2-W
2・パナソニック NR-F50HY2-N
¥290,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【551L】〈幅65cmサイズ〉
3・パナソニック NR-F55HY2-W
3・パナソニック NR-F55HY2-N
¥310,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:475L
冷蔵室:233L〈160L〉
冷凍室:98L〈64L〉
野菜室:110L〈76L〉
製氷室:17L〈4L〉
特別室:27L〈14L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,277円(267kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、ご家庭のキッチンスペースの事情で、あまり幅や奥行が撮れないけれど「観音開きの5ドア」が欲しいという場合、パナソニックののHYタイプが候補になります。
先ほどの製品の諸機能が欲しいが「カメラは不要」だという場合もこちらでしょう。
サイズは、パナソニックの場合、525L(上図)までが幅65cm×奥行65cmで収まります(上図)。
前者通しても、65cm×65cmの省スペースで、収納量が500Lを超える「観音開きの5ドア」は、本機くらいであり、そこに魅力があります。
また、450L(上図)も同じ設置面積です。
冷蔵庫の収納量は減りますが、主に使う方の身長の関係で「あまり高いものはNG」という場合、候補にできるでしょう。
やはり、実収納量は、このクラスならば多いといえますので。
これは、本編で書いたように、コンプレッサーを上段奥にした新設計の効果です。
その恩恵で、中段の野菜室ほか、冷蔵室も、100%のフルオープンできる構造になり、「良いことだらけ」といえます。
機能面は、1つ上で見た「カメラ搭載機」と、カメラがない部分以外あまり変わりません。
その上で、こちらのみ、冷凍室の2段目、3段目で霜が付きにくい仕様にした「うまもり保存」に対応するので、冷凍品の長期保存はより良い部分があります。
他社に比べ、突出して目立つ機能というのはないですが、野菜室・チルド室・特別室ともに、総合家電メーカーらしく、性能のバランスが良いといえます。
実用的な運用をする場合の節電部分は、他社より良いため、特段こだわりがなく、迷ったら、これを選べばOKとも言えます。
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1・プレミアム冷蔵庫の比較 (1)
1-2:パナソニック
なお、この製品は、今回の記事では、1回目記事で詳しく見ました。
第2に、料理好きなご家庭で、特に、お肉、お魚類を新鮮な状態でキープしたい方には、
【2025年2月発売】(ブラウン・ゴールド系)
【485L】〈幅65cmサイズ〉
24・日立 R-HWC49X H
24・日立 R-HWC49X N
¥292,761 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
25・日立 R-HWC54X H
25・日立 R-HWC54X N
¥276,780 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【617L】〈幅68.5cmサイズ〉
26・日立 R-HWC62X H
26・日立 R-HWC62X N
¥334,345 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【2023年2月発売】(ゴールド・白系)
【485L】〈幅65cmサイズ〉
27・日立 R-HWC49T N
27・日立 R-HWC49T W
¥179,700 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
28・日立 R-HWC54T N
28・日立 R-HWC54T W
¥189,800 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【617L】〈幅68.5cmサイズ〉
29・日立 R-HWC62T N
29・日立 R-HWC62T W
¥199,800 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:485L
冷蔵室:253L〈190L〉
冷凍室:96L〈63L〉
野菜室:91L〈61L〉
製氷室:20L〈7L〉
特別室:25L〈13L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,122円(262kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★☆
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★★★
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
日立のHWCタイプがおすすめです。
旧機種が残ります。
新しい25年機は、冷凍室の霜ブロック機能が付きます。
確かにあると良い機能ですが、今の値段差ならば旧機でしょう。ネットならば、まだ旧機種が残っていますし、値段面でこちらを推します。
一方、日立の場合、最上位機だと、パナソニックと同じでカメラ搭載機もあります。
25年機ならば野菜室と冷凍室の写真も撮れるので、そちらを「推し」ても良かったのですが、ここを重視するならば、やはり、分析部分で先を行くパナソニックを選ぶ米です。
本機でも、Wi-Fi搭載で、スマホとリンクはできますし、カメラは、あえてなくても良いと思います。
サイズは、奥行が問題でなければ540Lが、でなければ、485Lが良いでしょう。
本編で書いたように、他社に先駆けて冷媒と断熱材の改良(近代化)を済ませたので、冷蔵庫の体積比の収納容量は、他社より多めです。
配置は、野菜室が下段で、冷凍室がその上です。
オススメの理由は、もちろん「まるごとチルド」です。
従来の「真空チルド」も優秀でしたが、冷蔵庫全体がチルドとして使えるならば、それ以上はないでしょう。
ラップなしでもある程度保存できますし、ラップをした場合も、(スーパーで貼られたラップをそのまま再利用するなど)の場合の良い保険となります。
例えば、煮物類、カレー類などを鍋ごと数日入れておくような用途では、日持ちの部分でだいぶ有利と言えます。
野菜室も、(相当こだわりを持つ)東芝を除けば全社通しても良い機能性です。
保湿しつつ、エチレンガスを抑制し、野菜を長持ちさせる新鮮スリープ保存など、面白い個性もありますし、全体的な性能からもオススメできます。
急速冷凍(ホームフリージング)も、冷凍庫の1段目で対応できます。
本当は特別室で個別に扱えたパナソニック方式が、冷凍庫の庫内温度の上昇しにくさを考えるとより良いでしょうが、これはこれで、平たく置くことで、大量に処理できる利点があります。
一方、チルドルーム(ケース)は、注意点です。
肉・魚などをより低温で保存したいチルド品は、冷凍室最下段の特鮮氷温ルームが利用できます。
ただ、肉・魚の品質保持はこちらに入れたとしても7日です。庫内のガラス棚の部分(まるごとチルド)だと5日という評価値です。
パナソニックを含めて、他社だと最近のチルドケースは、独自の工夫で保持期限を延ばす場合が増えています。
魚については、日立もそこまで短いわけではないですが、肉は、全社平均でも、塊の肉ならば、10日水準の企業が多いことを考えると、やや短めです。
少量の肉の消費期限を伸ばすことを主眼におく場合は、他社にもっと良い機種はあるといえます。
ただ、こうした部分を考慮にいれても「冷蔵室がまるごとチルド温度」というのは、毎日しっかり料理をする方ならば、魅力的に思えると思います
お肉なども、冷凍を買っているか、あるいは、新鮮なうちに消費してしまえるご家庭ならば、この仕様で問題ないと言えます。
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2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-1:日立
なお、この製品は、今回の記事では、2回目記事で詳しく見ました。
第3に、挽き肉など食材を冷凍し、料理に使うことが多い方にオススメなのは、
【2025年2月発売】
【485L】〈幅65cmサイズ〉
66・三菱電機 MR-MZ49M-H
66・三菱電機 MR-MZ49M-W
¥246,297 楽天市場 (6/9執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
67・三菱電機 MR-MZ54M-H
67・三菱電機 MR-MZ54M-W
¥265,962 楽天市場 (6/9執筆時)
【602L】 〈幅68.5cmサイズ〉
68・三菱電機 MR-MZ60M-H
68・三菱電機 MR-MZ60M-W
¥318,000 楽天市場 (6/9執筆時)
【2024年2月発売】
【485L】〈幅65cmサイズ〉
69・三菱電機 MR-MZ49K-H
69・三菱電機 MR-MZ49K-W
70・三菱電機 MR-MZ49K-C
¥210,300 楽天市場 (6/9執筆時)
【540L】〈幅65cmサイズ〉
71・三菱電機 MR-MZ54K-W
71・三菱電機 MR-MZ54K-C
¥209,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【602L】 〈幅68.5cmサイズ〉
72・三菱電機 MR-MZ60K-H
72・三菱電機 MR-MZ60K-W
72・三菱電機 MR-MZ60K-C
¥227,950 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:485L
冷蔵室:268L〈196L〉
冷凍室:81L〈52L〉
野菜室:92L〈62L〉
製氷室:19L〈5L〉
特別室:27L〈14L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,339円(269kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
三菱電機のMZシリーズでしょう。
基本的に旧機種で良いでしょう。
冷凍室で野菜などを(バラ凍結的に)ゆームフリージングする「できちゃうV冷凍」は新機種だけですが、今の値段差ならば、旧機でしょう。
サイズは、65cm幅で設置できる製品で最大となる540Lか良いと思います(左上)。
奥行が厳しい場合は、やや小型な485Lサイズ(右図)でもOKです。
配置は、野菜室が下段のモデルも三菱はありますが、上段のモデルにしました。
ここは好みですが、個人的にはこの程度高い場所で野菜が確認できた方が使いやすいように感じます。
ホームフリージングは、最近のブームで、他社も高機能化しています。
しかし、本機の「切れちゃう瞬冷凍AI」は、冷凍したまま、ひき肉を切れる冷凍法を取れるという点で、明らかな個性があります。
凍らせ方を含めた特許が関わるようで、類似機能を実現している他機はないです。
一方、こういった調理をする方は、「料理好き」の方でしょう。
その場合も、中段に野菜室というのは便利です。
野菜を保存する際に、3色LEDを照射することで葉緑素を持つ葉物野菜のビタミンと糖度を高める、あるいは、緑黄色野菜の色落ちを防ぐという機能も、独自で面白みがあるでしょう。
チルドルームも、氷点下ストッカーD A.I.です。
塊の肉なら10日、挽き肉類でも8日、魚だと5日間が、公称の鮮度保持期間です。
魚の評価値が他社よりやや短いように思いますが、お肉ならば10日間と長めに保存できます。「肉好き」ならば、絶対満足する仕様です。
とくに、三菱の場合、ケースが2段のため、上段はチルド温度で利用できます。チーズなどと「共存」できるのもポイントです。
そのほか、もともと冷凍してあるお肉やお魚を「半解凍」してから、氷点ストックしておくボタンがあるのもユニークです。
電気代の安さは、パナソニックほどは徹底しません。
ただ、温度センサーを中心とする多センサーを、AIで制御する仕組みです。実際の電気代も、この部分を徹底するパナソニックを除けば、割と良いほうでしょう。
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【2025年2月発売】
【451L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
81・三菱電機 MR-MD45M-W
81・三菱電機 MR-MD45M-C
¥204,733 楽天市場 (6/9執筆時)
(左開き)
82・三菱電機 MR-MD45ML-W
82・三菱電機 MR-MD45ML-C
¥211,850 楽天市場 (6/9執筆時)
【2024年2月発売】
【451L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
83・三菱電機 MR-MD45K-W
83・三菱電機 MR-MD45K-C
¥168,900 楽天市場 (6/9執筆時)
(左開き)
84・三菱電機 MR-MD45KL-C
¥227,280 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:451L
冷蔵室:243L〈191L〉
冷凍室:91L〈60L〉
野菜室:86L〈56L〉
製氷室:18L〈4L〉
特別室:29L〈16L〉
カメラ撮影:
年間電気代:7,781円(251kWh)
一方、三菱電機は、本編で書いたように、同じ機能性を持つスリム型の冷蔵庫もあります。
定格内容積は、451Lです。
多少狭くなるのですが、設置幅は60cmです。
各社とも、60cm幅のモデルは何かしら、機能が省略されます。
本機の場合、冷蔵室が「左右開き」になる以外、機能面では、最上位機と差異が見られない点が評価できます。
スペース的に65cmクラスでも無理の場合で、奥行ならば余裕があるご家庭にオススメできます。
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4・プレミアム冷蔵庫の比較 (4)
4-1:三菱電機
なお、この製品は、今回の記事では、4回目記事で詳しく見ました。
第4に、野菜の鮮度を中心に考えた場合に、最もオススメできる製品は、
【2025年3月発売】
【460L】〈幅65cmサイズ〉
47・東芝 GR-Y460FZ(ZH)
47・東芝 GR-Y460FZ(UC)
¥239,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【508L】〈幅65cmサイズ〉
48・東芝 GR-Y510FZ(ZH)
48・東芝 GR-Y510FZ(UC)
¥212,570 楽天市場 (6/9執筆時)
【551L】 〈幅68.5cmサイズ〉
49・東芝 GR-Y550FZ(ZH)
49・東芝 GR-Y550FZ(UC)
¥269,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:460L
冷蔵室:236L〈178L〉
冷凍室:83L〈53L〉
野菜室:103L〈68L〉
製氷室:18L〈6L〉
特別室:21L〈12L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,215円(265kWh)
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★☆
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★★☆
野菜室の工夫 ★★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
東芝のFZシリーズでしょう。
サイズは、65cm幅の最大サイズとなる、508Lが良くみえます。
若干奥行が厳しい場合は、奥行も65cmで収まる460Lを選べば良いでしょう。
野菜室は、全社通しても、最も工夫の度合いが高度です。
「ミストチャージユニット」で、水分を集中的に送る仕組みは、実際、野菜の鮮度の保持に、恐らく最も効果的です。
その上で、日立・パナソニック同様に、エチレンガスを分解するため、銅イオン配合の触媒で「野菜を眠らせる」構造を取ります。
さらに、UV-LED(紫外線)を利用した、菌由来の野菜の劣化を抑制する工夫はオリジナルです。
こうした、「合わせ技」で他社を出し抜き、この部分では最強です。
なお「真ん中野菜室」は他社も採用します。
しかし、製氷室の上段に配置し「(真の)真ん中野菜室」なのは、東芝だけです。
この配置の方が、野菜の視認性や、出し入れは楽です。
冷凍室も、前後に冷却ユニットを持つ東芝の特許技術で、冷媒の周りは良いです。
特別室を含めて、そのパワーを利用して、強冷凍をなす「おいしさ持続上質冷凍」が利用できます。
さらに、特別室では、食材の「バラ凍結」のための「おいしさ密封急冷凍」もできますので、流行りのホームフリージングにおいても、1つ上の能力があると言えます。
先述のように、これらは24年モデルからですが、23年も「切り替え冷凍室」ですので、水準としてはよい急速冷凍は可能でしょう。
チルド室も、解凍モードほか、氷結晶チルドが選べます。
他社も工夫をしている部分ですが、東芝も肉の鮮度10日間との表記で負けていません。
冷蔵室は、一方、、冷蔵室のガラス棚をチルド温度にできる「うるおい冷蔵室(全面チルド)」です。
本編でも書いたように、日立機の「まるごとチルド」と違って、標準運転で使う機能と言うより(チルドケースが足りない場合の)「非常時」にだけ、ボタン選択して使うような仕様です。
そのため、ここを重視するならば「日立」でしょうが、野菜室はやはり「東芝」ですし、選ばない理由にはならないでしょう。
もちろん、この機能も、あって損ではないです。
カメラ撮影は、一方、非対応です。
IOT化の部分は、パナソニックや東芝に若干「遅れ」ます。
ただ、冷蔵庫としての機能性は「スキが無い」といえます。あまり、IOT化に興味がない方は、とくに良い選択肢と言えます。
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【2024年4月発売】
【543L】〈幅68.5cmサイズ〉
59・東芝 GR-Y540XFS-TH
59・東芝 GR-Y540XFS-TW
¥292,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【595L】 〈幅68.5cmサイズ〉
60・東芝 GR-Y600XFS-TH
60・東芝 GR-Y600XFS-TW
¥437,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【643L】 〈幅68.5cmサイズ〉
61・東芝 GR-Y640XFS-TH
61・東芝 GR-Y640XFS-TW
¥353,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:543L
冷蔵室:283L〈203L〉
冷凍室:110L〈70L〉
野菜室:110L〈66L〉
製氷室:20L〈7L〉
特別室:22L〈12L〉
カメラ撮影:
年間電気代:8,680円(280kWh)
なお、同社が2025年から展開するハイエンドの XFSシリーズも、予算がある場合、候補にして良いです。
本編で書いたように、東芝以外の大手の多くは、2024年までに上位機の、庫内容積を増やすための、本体部分の改良は済んでいました。
一方、東芝の場合、容量強化は2025年の本機からはじまります。
上表は、543Lモデルの、内容積と寸法をしましたものです。
本体サイズに対する、庫内容積の量は、この機種だと1ランク上です。
とくに、野菜室は従来そのままのサイズです。
しかし冷蔵室ほか、冷凍室の容量を強化しているため、ホームフリージングを含めた、冷凍食品のニーズに合う部分で、現代的に進化しています。
最大容量の643Lならば、実容量でも、89L+15Lで、104Lというメガサイズです。
買い物カゴ3杯分に相当する量です。
あの機能性は、チルド室に氷結晶チルドと解凍モードに加え、凍らない絶妙の低温で、おかず、唐揚げなどを最大7日間保存するDELIチルドに対応するほどです。
ただ、引き続き、野菜室の仕様は強めですし、見どころは多いです。
本編でも少し書きましたが、2025年に発売された各社の最上位機だけで言えば、今年もっとも、技術革新があり、プレゼンスを感じた製品です。
Atlasは(カメラ付きが欲しいですが)その部分を除けば、最も欲しいのは本機です
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3・プレミアム冷蔵庫の比較 (3)
3-1:東芝
なお、これらの製品は、今回の記事では、3回目記事で詳しく見ました。
第5に、冷凍食品の調理や、お酒やそのおつまみの作成をメインに考える場合は、
【2025年2月発売】
【429L】〈幅65cmサイズ〉
37・シャープ Fit63 SJ-MF43P-H
37・シャープ Fit63 SJ-MF43P-W
¥245,570 ヤマダウェブコム (6/9執筆時)
【457L】〈幅65cmサイズ〉
38・シャープ Fit63 SJ-MF46P-H
38・シャープ Fit63 SJ-MF46P-W
¥259,200 ヤマダウェブコム (6/9執筆時)
【505L】〈幅68.5cmサイズ〉
39・シャープ Fit63 SJ-MF51P-H
39・シャープ Fit63 SJ-MF51P-W
¥277,200 ヤマダウェブコム (6/9執筆時)
【545L】〈幅73cmサイズ〉
40・シャープ Fit63 SJ-MF55P-H
40・シャープ Fit63 SJ-MF55P-W
¥329,780 ヤマダウェブコム (6/9執筆時)
【2024年2月発売】
【429L】〈幅65cmサイズ〉
41・シャープ SJ-MF43M-W
41・シャープ SJ-MF43M-H
¥222,627 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【457L】〈幅65cmサイズ〉
42・シャープ SJ-MF46M-W
42・シャープ SJ-MF46M-H
¥178,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【505L】〈幅68.5cmサイズ〉
43・シャープ SJ-MF51M-W
43・シャープ SJ-MF51M-H
¥198,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:457L
冷蔵室:240L〈177L〉
年間電気代:7,564円(244kWh)
定格内容積:429L
冷蔵室:240L〈177L〉
年間電気代:8,060円(260kWh)Z
冷凍室:88L〈54L〉
野菜室:82L〈48L〉
製氷室:20L〈5L〉
特別室:27L〈16L〉
対応できる人数 〜4人以上
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵室の工夫 ★★★★★
チルド機能 ★★★☆☆
野菜室の工夫 ★★★★★
冷凍の工夫 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのSJ-MFシリーズしょう。
現状の値段ならば、旧機でOKでしょう。
本編で書いたように、最大節電量がわずかに上昇(30%→約35%)しただけです。常に5%節電できるわけではないですし、大きな違いではないです。
サイズは、457L機だとロック製氷ができないので、個人的には504Lを推します。
こちらでも、設置幅は65cmで済みます。
冷凍室は、サイズ的には他社と同等です。
ただ、人気の「メガフリーザー-」形状で、実際の収納性は高いです。
特別室も、冷凍に利用すれば、足りないと言うことはないでしょう。
その上で、大きめのロック製氷ができる点や、特別室の「タイマー冷凍」を利用して、冷やし忘れた飲みものを、急速に冷やせるのも良い部分です。
ドアは、モーターの力で、軽くふれると開く「電動アシストドア」ですから、ギミック的な面白さもあります。
節電性も、パナソニックを除けば配慮があるほうなので、毎日は料理をしないご家庭にも向くでしょう。
1・中型スチームオーブンの比較記事
2・マルチクッカーの比較記事
3・ドラム式洗濯機の比較記事
なお、このブログの以上の記事で紹介している、シャープの「ココロボ」搭載の家電相互と、本機は連動可能です。
冷蔵庫搭載の液晶は大きめなので、中身の食材を見つつ、レシピをレンジに転送したり、という使い方です。
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【2024年3月発売】
【430L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
89・AQUA Delie AQR-VZ43P-T
89・AQUA Delie AQR-VZ43P-W
¥105,000 楽天市場 (6/9執筆時)
(左開き)
89・AQUA Delie AQR-VZ43PL-W
¥105,000 楽天市場 (6/9執筆時)
【458L】〈幅60cmサイズ〉
(右開き)
90・AQUA Delie AQR-VZ46P-K
90・AQUA Delie AQR-VZ46P-W
¥125,000 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:430L
冷蔵室:211L〈163L〉
下段冷凍室:85L〈48L〉
上段冷凍室:67L〈35L〉
野菜室:67L〈38L〉
製氷室:
カメラ撮影:
年間電気代:8,370円(270kWh)
ただし、設置面でスリム型のほうが良い場合、あるいは、少し安めで揃えたい場合、AQUAのAQR-VZシリーズが良いでしょう。
本編で書いたように、後継機が出ていますが、値段が安いのと、チルドと急速冷凍に関わる装備の部分で若干、改悪がみられるため、こちらを推します。
なくなった場合は、
定格内容積は、430L(左図)と458L(右図)です。
いずれも、新機種幅同様に、60cmとスリムです。
このサイズならば、設置できるというご家庭は一定数あるでしょう。
収納量は、両サイズとも、冷凍庫は同じです。
冷蔵室を広く使いたい場合は、1段分棚が多い458Lが良いです。
野菜室の下2段ともがフリーザーです。
とくに、自動製氷機能が不要な方は、外せば、その部分も収納に使えます。
定格容量だと、2室合計で本152L水準で、相当多いです。
実収納量(ヤマカッコ内)だと、シャープですが、AQUAの場合、段ごとに「広く、深い」ので、大物が収納しやすい上で、しっかり整理して重ね入れする場合、「かなり入る」といえます。
性能面では、鮮度保持用のLEDライトを利用する工夫のある野菜室も見どころです。
急速冷凍も、簡単な仕組みですが、冷凍室で対応できます。
チルドも、センサーと調湿フィルタでうるおいを調整する旬鮮チルドSELECT」で、生鮮食品の鮮度保持を持続させる工夫があります。
いずれも、このグレードの後継機では装備されないので、抑えるならば、在庫があるうちが良いかと思います。
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2・プレミアム冷蔵庫の比較 (2)
2-2:シャープ
4・プレミアム冷蔵庫の比較 (4)
4-2・AQUA
なお、これらの製品は、今回の記事では、2回目記事・3回目記事で詳しく見ました。
補足:ネットで冷蔵庫を購入する場合の注意
というわけで、今回は、プレミアム冷蔵庫の比較でした。
1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
サイズ:400L〜
用途:料理好きの家庭(4-6ドア)
予算:15万円〜
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
サイズ:270L-400L
人数: 2-4人家族(3ドア)
予算:8万円〜
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:170L-300L
人数: 1-2人家族(2ドア)
予算:5万円〜
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
サイズ:120L-160L
人数:1人暮らし(2ドア)
予算:1.5万円〜
5・超小型冷蔵庫の比較
サイズ:100L以下
用途:家庭の2台目(1ドア)
予算:1万円〜
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
=全製品からのおすすめ機種の提案
予算的に若干厳しい場合は、3ドアの大きめを選ぶと良いかなと思います。
10万円前後でも、機能面でしっかりした機種はありますので。上記2番の記事をご覧ください。
最後に、冷蔵庫のネット購入に関する注意です。
冷蔵庫は、「家電リサイクル」の関係で古い冷蔵庫がある場合、回収が必要です。また、重い冷蔵庫の場合、設置や場所までの搬入が個人では難しい人も多いと思います。
Amazonは、直販の在庫ならば、地域によっては、リサイクル・設置対応してくれます。
Amazon直販で取扱いのある冷蔵庫のリストは(こちら)です。
楽天市場も、大きな家電量販店は、配達と同時の引取/設置を依頼できます。
例えば、楽天ビックは、同社のグループ(ビック・コジマ・ソフマップ)店舗がある地域です。
楽天ビックの冷蔵庫購入説明ページ(こちら)に、リサイクルなど説明があります。
コジマ・ソフマップ(楽天店)も、同じ系列なので同じ地域です。
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【3個セット】
キムコジャイアント 効き目6ヶ月
¥298 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
消臭剤もお忘れなく。
新品の冷蔵庫は樹脂の臭いも残ることがあり、食品につきます。100円ショップの備長炭の消臭剤など、弱いものはまり効きません。
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そのほか、このブログには、1人暮らし向けに必要な家電を20ジャンル以上まとめた、以上のような記事があります。
冷蔵庫のほかに、お探しのものがありましたら、上の記事もよろしくお願いいたします。
ではでは。