1回目記事からの続きです→こちら
4-1・IRISの格安エアコン
5回目記事のトップバッターは、アイリスオーヤマのエアコンです。
ホームセンターではお馴染みの、格安が得意の家電メーカーですが近年エアコンに新規参入しました。
性能は「そこそこ」な代わりに、安いという製品が多いです。似たような特性がある「コロナ」がライバルでしょう。
ーー
1・格安エアコンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の解説【導入】
1-2:パナソニック
1-3:ダイキン
2・格安エアコンの比較 (2)
2-1:日立
2-2:富士通
3・格安エアコンの比較 (3)
3-1:三菱重工
3-2:三菱電機
4・格安エアコンの比較 (4)
4-1:シャープ
4-2:東芝
5・格安エアコンの比較 (5)
5-1:アイリスオーヤマ
5-2:コロナ
予算:5万円〜
6・高性能エアコンの比較 (1)
6-1:パナソニック
6-2;日立
7・高性能エアコンの比較 (2)
7-1:富士通
7-2:ダイキン
8・高性能エアコンの比較 (3)
8-1:三菱重工
8-2;三菱電機
9・高性能エアコンの比較 (4)
9-1:シャープ
9-2;東芝
予算:10万円〜
10・エアコンのおすすめ 【まとめ】
=最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事冒頭の「選び方の基本」(こちら)で書いた基準に沿いながら、各機をみていきます。
ーーー
以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【6畳向き】
【2025年発売】IHF-2209G + IHR2209G
57・アイリスオーヤマ airwill IHF-2209G
¥54,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.5kW (0.6〜3.7)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜2.8)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,1277円(717kWh)
【8畳向き】
【2025年発売】IHF-2509G + IHR2509G
58・アイリスオーヤマ airwill IHF-2509G
¥69,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.8kW (0.6〜4.1)6〜 7畳
冷房能力:2.5kW (0.5〜3.0)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:25,234円(814kWh)
【10畳向き】
【2025年発売】IHF-2809G + IHR2809G
59・アイリスオーヤマ airwill IHF-2809G
¥69,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.6〜4.6)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.5〜3.5)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,272円(912kWh)
【12畳向き】
【2025年発売】IHF-3609G + IHR3609G
60・アイリスオーヤマ airwill IHF-3609G
¥80,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:4.2kW (0.6〜4.8)9〜 12畳
冷房能力:3.6kW (0.5〜3.8)10〜 16畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:42,977円(1387kWh)
こちらは、アイリスオーヤマのGシリーズのエアコンです。
年間電気代は、入門機ですから、各社とだいたい同じです。
同社は、正確には1kWh少ない表記ですが、省エネ達成率でいえばやはり87%の水準です。
冷房能力は、各社の平均値をしっかりキープです。
暖房能力は、特に低畳数の6畳用は、各社の入門機と比べて良いです。
12畳はパワフルですが、100V 20Aとなる部分に注意してください。
電気代も、省エネ達成率は同じですが、結構上がります。
これは他社もですが、12畳以上は、省エネ性の高い高級機だと省エネ度がかなり変わるので、もう少しグレード(省エネ達成率)の良い機種と比較しても良いでしょう。
気流制御は、上下左右の自動ルーパーこそ搭載ですが、とくに特徴的な機能はないです。
除湿機能は、弱冷房除湿のみです。
低温状況だと除湿しない仕様で、かつ、利用時は、必ず温度が低下する方式です。
同社の場合、温度設定として16度〜30度の範囲で除湿設定できます。
ただ、詳しい外気・室温的な作動条件は、非開示です。
このあたりの説明不足が、大手との違いでもあります。
自動お掃除機能も、未付属です。
清潔性は、自動内部清浄モードが付くほどですが、最低減のカビ臭対策は見られます。
冷房除湿を10分以上使った場合、送風を80〜120分するものです。
乾燥に温風を利用することを選択することは可能です。
空気清浄機能も、未付属です。
ネットワーク機能は、非搭載です。
酷暑対応は、旧来水準の43度までの対応です。
一方、基本性能に置いてかなりシンプルな機種ですが、面白い部分はあります。
通常のエアコンの場合、温度計は本体内蔵です。しかし、アイリスは、本体ほか、リモコンにも温度・湿度計があります。
そのため、そちらの温度を優先する設定(=快適モード)にする場合、実際居る場所(=リモコンの場所)に合わせて温度を調整してくれます。
とくに、広いリビングを冷暖房するような場合は、わりと良いように思います。
同じ原理で、おやすみタイマーも、手元の温度に基づいて制御可能です(快適おやすみタイマー)
むろん、リモコンの赤外線をエアコンに向けておく必要があるのですが、体感温度にちかい状態で、温度を調整してくれるのは良い発想です。
なお、受信できない場合は、室内機本体内の温度センサーに自動で切り替わり、そちらで制御になります。
仕様上、これ以外常時手元の温度計ではないですが、常にリモコンを手元においているだろう夜間については「便利」でしょう。
そのほか、熱中症予防のため、自動運転をなす「みはり」モードもあります。
仕組み的に(リモコンではなく)本体の温度センサーを利用するようですが、(動かないと困るし)妥当でしょう。
手元温度は、送信時、本体のLEDで確認できる仕様です。
----
以上、アイリスオーヤマの アイリスオーヤマのGシリーズの紹介でした。
従前のアイリスオーヤマの入門機は、「冷房がやや強い」という特長がありましたが、最近は、最後に書いたような「便利機能」を売りにする傾向です。
なお、自社の修理網はないので、故障の際の対応のため修理料金が高い場合があります。本機を選ぶ場合は、電気店の長期保証の加入は考えても良いかと思います。
ーー
このほか、アイリスオーヤマからは、比較的安めのエアコンとして、以下のようなラインナップがあります。
順番にみておきます。
【6畳向き】
【2022年6月発売】
61・アイリスオーヤマ IAF-2206GV
¥64,801 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.5kW (0.6〜3.7)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜2.8)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,196円(716kWh)
【10畳向き】
【2022年発売】
62・アイリスオーヤマ IAF-2806GV
¥74,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.7〜4.6)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.5〜3.5)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,272円(912kWh)
第1に、GVシリーズです。
本機の改良版です。
暖房能力・冷房能力は、変わりません。
ただ、音声操作が可能です。
Wi-Fiは本機も、非搭載です。
専用端末が付属していて「声の操作に対応」します。運転切り替え、設定温度、風量、モード変更など一通りできます。
付属のワイヤレスボイスリモコンだけで動かせるのは「ワンポイント」です。
ただ、同じシステムを採用する同社の他の家電との互換性はないです。
起動ワードは、どの家電も「ねえ、エアコン」など機器名なのも「イマイチ」です。
AmazonやGoogleの音声AIと比べても、音声認識能力もイマイチです。
そうしたものは、かなりアバウトな言い方でもAIが解析して反応しますので。
どちらかと言えば、あまりIOT家電に詳しくない、お年寄り向けの訴求に思えます。
あとは、大きな違いはないです。
熱中症みはりモードも付属ですし、リモコンの室温センサーもあります。
発売時期の関係で、就寝時の「快適おやすみタイマー」がないのと、室内機の温度表示の仕方が(視認性はともかく)すこし「格好良い」のが違いです。
---
結論的にいえば、良かれ悪しかれ、ボイスリモコンをどの程度評価できるかで、価値が変わる機種と言えます。
ーーー
【10畳向き】
【2021年発売】IRA-2821BR
63・アイリスオーヤマ IRA-2821G
¥74,282 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.5〜4.8)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.7〜3.4)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,272円(912kWh)
第2に、IRA-2821Gです。
写真のような、カラータイプです。
10万円以下で買える白以外のモデルは他社にはないので貴重で、シックなカラー壁紙の部屋や、和室などに合いそうな色合いです。
ただ、機能面では、音声リモコンがないほか、リモコンの室温センサーに基づく制御も(発売時期の関係で)ないです。
その点で言えば、デザイン面だけで選べるというシンプルな製品です。
ーーー
【6畳向き】
【2024年発売】IRA-2205R
64・アイリスオーヤマ airwill IRA-2205R
¥59,455 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.2kW (0.7〜3.9)5〜 6畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜3.1)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,227円(717kWh)
第2に、airwill IRA-2205Rです。
同社の廉価版にあたる製品で、6畳用のみ展開です。
暖房能力は、同社の他機よりは弱めです。
先述のように、アイリスオーヤマの入門機の6畳用は少し出力強めだったので、その特長がなくなっています。
とはいえ、2.2kW(0.5〜3.9kW)で5-6畳用なので、他社の6畳用と比べて遜色はないです。
冷房能力は、逆に、6畳用としてはわずかにですが強めと言えます。
機能面では、先述のリモコン温度計と、室温の本体表記がなくなります。
そのほか、内部乾燥や、ルーパーの機構など基本的な装備は変わりません。
---
結論的にいえば、主には値段を重視した小型機を探している方向けのものです。
とりあえず、夏にしか利用しないような方で「激安品」を探している場合は、値段的に選択肢の1つになりそうです。
ただ、機能は最低減なので、基本的には、賃貸物件などの設備に格安で探している方向けの展開には思います。
【2022年発売】
【6畳向き】
65・アイリスオーヤマ IHF-2207W
¥74,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.5kW (0.6〜3.7)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜2.8)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,196円(716kWh)
【10畳向き】
66・アイリスオーヤマ IHF-2807W
¥77,220 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.5〜4.8)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.7〜3.4)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,272円(912kWh)
IHF-2207W は、アイリスオーヤマの、Wシリーズに属する中位機種です。
年間電気代の水準は、本機も各社の入門機と同じです。
暖房能力・冷房能力は、下位機種同様です。
しっかり平均値をキープします。
一方、上で見たGシリーズと比較する場合、本機はネットワーク対応です。
IRIS AIR-con
¥0 Apple App Store
IRIS AIR-con
¥0 google Play
ネットワーク機能は、無線LAN(Wi-Fi)が内蔵されます。
同社の純正アプリで「スマホをリモコン化」できます。
外出からの操作にも対応できます。
睡眠時間に合わせて、設定温度を設定できる「睡眠モード」は面白く感じました。
ただ、スマホのGPSに連動した、つけ忘れ、消し忘れの通知などはできません。
スマートスピーカーは、対応できます。
Amazon・Google各社の標準システムに対応する方式ですので、問題ないです。
それ以外の部分は、GVシリーズに付属していた音声ワイヤレスボイスリモコンがないほどの違いです。
---
以上、IRA-2204Wの紹介でした。
スマホ対応を便利に感じる場合で、できるだけ安くと考える場合良いかと思います。
冷暖房能力も問題ないので、基本は抑えています。
ただし、やはり、先ほど書いたのと同じ理由で、長期保証は入った方が良いかと思います。
【6畳向き】
【2023年4月発売】
67・アイリスオーヤマ IAF-2207M
¥66,420 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.5kW (0.6〜3.7)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜2.8)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,196円(716kWh)
【10畳向き】
【2023年発売】
67・アイリスオーヤマ IAF-2807M
¥92,800 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.6〜4.6)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.5〜3.5)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,272円(912kWh)
こちらは、アイリスオーヤマのMシリーズのエアコンです。
2023年登場の同社の現行の上位機です。
年間電気代は、各社の入門機とおなじ水準です。
暖房能力・冷房能力は、(発売年が同じだった)同社の下位のGシリーズとほぼ変わりません。
とくにここの強化を狙った上位機ではないです。
気流制御などの諸機能も、Wシリーズまでと変わりません。
Wi-Fiもしがって装備です。音声操作も各社のAIスピーカーを使う形で対応です。
違いは、自動お掃除に対応する点です。
同社は他の家電もそうですが、家電事業本格参入当初のターゲット世代が歳を重ねるのに合わせて、しだいに上位機(高級機)を出す感じですが、本機もそうです。
方式的には、ブラシでゴミをボックスに落とす方式なので(放出式のパナソニックの一部機種を除き)他社の後追いです。
あとは、下位機と同じです。
リモコンの室温センサーを使う売りの「快適モード」もあります。
---
以上、アイリスオーヤマのMシリーズのエアコンの紹介でした。
1回目記事冒頭の「選び方の基本」でも書きましたが、個人的にフィルター掃除は、クリーニングを考えると甲乙があるので「マスト」ではないとは思います。
ただ、放っておくと(アイリスオーヤマも言うように)光熱費が悪化していくので、定期的な掃除を「忘れがち」な人、「面倒だ」と感じる人は、10万円以内で、ボックス式ながら自動お掃除が付くのは、良いことだと思います。
個人的には、(次は)熱交換器や風経路のカビ対策に方向性が向いたら良いかなと思いました。
4-2・コロナの格安エアコン
つづいて、コロナの製品です。
比較的安い製品に強く、ホームセンターなどではお馴染みです。
【6畳向き】
【2025年3月発売】
68・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2225R-W
¥68,630 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】
68・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2224R-W
¥49,085 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.2kW (0.8〜3.9)5〜6畳
冷房能力:2.2kW (0.8〜3.0)6〜9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:22,227円(717kWh)
【8畳向き】
【2025年発売】
69・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2525R-W
¥83,168 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】
69・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2524R-W
¥71,616 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:2.8kW (0.8〜4.6)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.8〜3.2)7〜 10畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:24,450円(815kWh)
【10畳向き】
【2025年発売】
70・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2825R-W
¥88,104 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】
70・コロナ冷暖房対応エアコン CSH-N2824R-W
¥73,760 楽天市場 (6/10執筆時)
暖房能力:3.6kW (0.8〜5.0)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.8〜3.4)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:87%(27年度)
年間電気代:28,303円(913kWh)
CSH-N2225R などは、コロナのリララNシリーズのエアコンです。
新旧ありますが、性能は同じです。
同社は、「暖房家電」でむしろ有名ですが、季節家電の1つとしてエアコンも製造します。(リモコン以外)日本製です。
電源は、本機は、10畳用までが(工事不要の)100V 15Aです。
年間電気代は、省エネ達成率として86%です。
他社の入門機の達成率(87%)より微妙に悪いですが、年間電気代としてそう大きくは変わりません。
暖房能力・冷房能力は、特徴的です。
6畳用は主に「賃貸物件」向けなのか、冷房を(他社より)気持ち強めにしています。
8畳用以上は、逆に暖房力の方がスペック的には見どころがあります。
一方、他社機と比べると、低出力時の最小出力が0.8kwからなので、室温安定時の省電力運転は、少し不得意といえます。
気流制御は、特段の工夫はないです。
ビッグルーパーを装備し、暖房時に一定時間足もとに暖房を集中させる「足もと気流制御」はありますが、センサーと連動して気流を変えるような運転はなく、「あっさり」です。
除湿機能は、温度が下がる、弱冷房除湿のみです。
作動条件は、気温17度からです。
梅雨・長雨の時期では、日本海側などこの時期低気温の地域を除けば、除湿量が落ちるものの、対応はできると言えます。
自動お掃除機能は、未付属です。
空気清浄機能も、未搭載です。
一応、別売でマルチクリーンフィルタ(CSH-AF3)を購入できますが、花粉などを抑制できる水準ではないです。
清潔性の部分は、24年機からは機能性がアップしました。
結露水を利用して洗浄したあと、温風で乾燥させる方式です。
油を浮かせるクリアフィンコートもあるので、日立(凍結)や東芝(UV)などを除けば高機能です。
洗浄・乾燥にかかる時間も想定内で、電気代も20円ほどです。ただし、このタイプは他機もそうですが、在室中に使う場合、部屋が暑くなる部分は承知してください。
旧機は、内部乾燥モードや、フィルターに抗菌剤が塗布されるだけだったので、大きな進歩です。
ネットワーク機能も、未付属です。
Wi-Fiなどは装備しません。
酷暑対応は、吹き出し口の温度で50度以下との記述です。
スペック表からすると酷暑対応はしています。
リモコンは、ベーシックなものですが、付属です。
設定温度も0.5度刻みですし、センシングは良いようです。
---
以上、コロナのリララNシリーズの紹介でした。
基本となる冷暖房能力は、入門機としてはスペック的に高水準です。とくに、6畳用は、冷房が強めなので、賃貸物件には良い気がします。その上で、清潔面での工夫が加わったので、この部分にこだわりたい方は良いかと思います。
【6畳向き】
【2025年3月発売】RC-2225R(W)
71・コロナ冷房専用エアコン RC-2225R-W
¥41,760 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】RC-2224R(W)
71・コロナ冷房専用エアコン RC-2224R-W
¥42,525 Amazon.co.jp (6/10執筆時)
暖房能力:なし
冷房能力:2.0kW 6〜 8畳(50Hz)
冷房能力:2.2kW 6〜 9畳 (60Hz)
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:(367kWh /429kWh)
年間電気代:11,377円/ 13,082円
【10畳向き】
【2025年3月発売】RC-2825R(W)
72・コロナ冷房専用エアコン RC-2825R-W
¥58,774 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】
72・コロナ冷房専用応エアコン RC-V2824R-W
¥61,000 Amazon.co.jp (6/10執筆時)
暖房能力:なし
冷房能力:2.8kW (0.8kW〜3.4kW)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:(336kWh)
年間電気代:1,0416円
【10畳向き】
【2025年3月発売】RC-4025R(W)
73・コロナ冷房専用エアコン RC-4025R-W
¥75,688 楽天市場 (6/10執筆時)
【2024年発売】
73・コロナ冷房専用応エアコン RC-V4024R-W
¥76,884 Amazon.co.jp (6/10執筆時)
暖房能力:なし
冷房能力:4.0kW (0.8kW〜3.2kW)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:(510kWh)
年間電気代:15,810円
RC-2223Rなども、コロナの販売するエアコンです。
こちらは、暖房能力がない冷房専用エアコンになります。冬には使えません。
ホームセンターなどでよく見るもので、「格安エアコン」として毎年「売れ筋ランキング」に入る商品です。
冷房能力は、6畳用は注意です。
こちらは、インバーターモーター不採用で、50Hz(東日本)だと最大2.0kWです。
60Hz(西日本)でも2.2kWなので、6上向けの他社平均(2.8kW)に及びません。
6畳用は、モーターが違うので、騒音値も高めになるかと思いますし、調整力もこのサイズだとイマイチでしょう。
他の畳数は、平均値です。
年間電気代も、悪いです。
冷房専用だけなので省エネ達成率は未表記ですが、冷房期間だけで考えても良くはないです。
除湿機能は、仕組み的に可能です。
弱冷房除湿のみです。ただ、作動温度は、20度からですので、梅雨・長雨の時期は厳しいでしょう。
---
以上、コロナのRC-2222Rなどの紹介でした。
日本製が良い方で、かつ、「冷房だけで良い」という方向けの訴求です。
ただ、暖房対応機種より設置性が良い部分はありますが能力が弱いので、不要でも暖房が付いているモデルを個人的にはオススメします。型落ちと比べれば、さほど価格も変わりませんので。
次回に続く
最新エアコンのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、エアコンの比較の5回目記事でした。
記事はまだまだ「続き」ます。
6・高性能エアコンの比較 (1)
6-1:パナソニック
6-2;日立
7・高性能エアコンの比較 (2)
7-1:富士通
7-2:ダイキン
8・高性能エアコンの比較 (3)
8-1:三菱重工
8-2;三菱電機
9・高性能エアコンの比較 (4)
9-1:シャープ
9-2;東芝
予算:10万円〜
10・エアコンのおすすめ 【まとめ】
=最終的なおすすめの提案【結論】
次回の6回目記事(こちら)では、10万円をオーバーする価格のパナソニックと日立の高性能エアコンを紹介します。
冷房能力 ★★★★★
暖房能力 ★★★★★
気流制御 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
異常気象対応 ★★★★★
カビ臭対策 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、Atlasのおすすめといえる機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
5回目記事は→こちら !