1回目記事からの続きです→こちら
4-1・バッファローのバッテリーの比較
5回目記事のトップバッターは、日本のバッファローのバッテリーです。
日本のPC周辺機器メーカーで、東証上場企業の大手です。
1・USBモバイルバッテリーの比較(1)
1-1:選び方の基本の解説 【導入】
1-2・Anker〈一般型〉
2・USBモバイルバッテリーの比較(2)
2-1・Anker 〈コンセント内蔵型〉
2-2・Anker 〈Qi充電型〉
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1・Anker〈ケーブル直付型〉
3-2・Anker〈大容量型〉
4・USBモバイルバッテリーの比較(4)
4-1:エレコム
4-2:AUKEY
5・USBモバイルバッテリーの比較(5)
5-1:バッファロー
5-2:マクセル
5-3:他の企業
5-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事の冒頭(こちら)で示した「選び方の基本」に即して、今回も説明していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのオススメポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う分を青字系で記していきます。
【2022年発売】
58・バッファロー BSMPB10030C3BK
58・バッファロー BSMPB10030C3WH
¥2,961〜 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:
入力 :15W (5V 3A)
入力 :15W (5V 3A)
本体重量:約191g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:6ヶ月
サイズ:51×102×28mm
BSMPB10030C3シリーズは、日本のバッファローが販売するモバイルバッテリーです。
充電容量は、10050mAhです。
重さは、191gです。
200gを切っており、良い水寿です。
接続端子は、ユニークな構成です。
USB-Aが2つで、USB-Cが1つですので。
USB-Cは、充電と共用なので、若干、クラシックよりな配置ではあります。
出力は、15Wです(3ポート合計:最大18W)。
USB-C端子は、USB-PD規格はフォローしません。
したがって、Android系ではQuick Charge 3.0モードを利用して18W (9V 2A)ですが、iOS系の場合は対応できないので、12Wになるでしょう。
USB-A端子は、最大15W(5V 3A)です。
「AUTO POWER SELECTモード」利用時との記載ですので、AnkerのPowerIQ 2.0のように、互換チップで、スマホ側に合わせ出力を調整する形式です。
この部分で言えば、最新世代のスマホの最高速は無理ですが、快適どの部分で、ギリギリ合格な水準にはあります。
【USB-C 20W】
Anker PowerPort III Nano 20W
¥1,290 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【0.3m〜3.0m】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力も、15Wです。
充電時間の目安は示されないものの、本機の旧機の水準から言えば、3時間前後でしょうか。
むろん、「選び方の基本」で書いたように、15W以上出せる充電器を利用して、適切な規格の対応ケーブルを使ってのことです。
バッテリーの安全性は、最も重要な過電流や過電圧などの保護回路が二重であり充実しています。
500回という充電回数の耐久性目安も開示されます。最近は、この部分を情報開示するメーカーは珍しいです。
パススルー機能は、対応です。
ここは本機の最大の見どころでしょう。
Ankerはコンセント型以外、パススルーをやめているので、エレコムと同じで、特長になっています。
出張時に、写真のようなつなげ方をしておけば、朝起きれば両方とも満充電です。
低電流モードも、付属です。
保証は、ただ、6ヶ月です。
国内企業だけでみても短いです。
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以上、バッファローの BSMPB10030C3シリーズの紹介でした。
この形(軽さ)で、USB-C・USB-A両方に対応でき、パススルー対応という機種はAnkerにもなく、エレコムと同社だけなので需要はありそうです。
保証期間はネックですが、需要はありそうです。
3-4・マクセルのバッテリーの比較
続いて、日本のマクセルのバッテリーです。
同社は、中身の電池を生産できるメーカーですが、容量の多いものは外国からの調達です。
【2023年発売】
59・ マクセル MPC-CE10000BK
¥2,820 楽天市場 (6/2執筆時)
ブラック: MPC-CE10000BK
ホワイト:MPC-CE10000WH
ベージュ: MPC-CE10000BE
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:
入力 :15W (5V 3.1A)
出力 :15W (5V 3.1A)
本体重量;約230g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:対応
保証期間:6ヶ月
サイズ:幅143×高さ68×奥行16.5mm
MPC-CE10000 は、マクセルのUSBモバイルバッテリーです。
日本の著名電池メーカーで、リチウムイオン電池も作ります。
ただ、この社は、自社製電池採用の場合は「自社製」と書くので、本機は異なるでしょう。
蓄電容量は、10000mAh です。
本体の重さは、230グラムです。
容量にたいした重さは、軽くも重くもないレベルです。
ポート数は、USB-Aが2基のほか、USB-Cが1基です。
USB-Aが2ポートの製品は、他社にないわけではないですが、最近だと珍しくなってきました。
出力は、USB-Aも、USB-Cも最大15Wです。
同時に出力する場合は、合計で15Wです。
入力は、USB-Cです。
出力用と共用になります。充電時間は、最大4.5時間です。
安全性は、PSE認証があります。
それ以上の説明はないです。
パススルー機能は、対応です。
一方、パススルーを利用している場合、過電流保護機能が働かないとされます。あまり見かけない注意書きに思えますが、ACアダプタの発熱には注意した方が良いでしょう。
このほか、オートパワーオフの記述があります。
スマホなどが満充電、あるいはそれに近くになると、電源供給が自動で止まる仕様です。各社ともたいていこの仕様です。
逆にそれが邪魔に感じる方のために、別売のキャンセラー付きケーブルのようなものもあります。
低電流は、対応とされます。
ただ、他社と違い、ボタンを押しの低電流モードというわけではないので、オートオフとの兼ね合いで、精度良く実行されるかは、検証が待たれます。
保証期間は、6ヶ月です。
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以上、マクセルのMPC-CE10000の紹介でした。
自社製電池を利用するモデルではないので、同社の製品としてはすこし魅力に欠けると言えます。
保証が短く、個性もとくにないので、値段で勝負、になるでしょう。
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このほか、マクセルは、いくつかの製品を出します。
順番にみておきます。
60・マクセル MPC-CC15000PDBK
60・マクセル MPC-CC15000PDWH
¥3,238 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:15000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:
入力 :18W (9V 2A)
出力 :18W (9V 2A)
本体重量;約300g
充電用端子: Micro-USB USB-C
パススルー:
低電流モード:
保証期間:6ヶ月
サイズ:幅136.5×高さ71.3×奥行22.8mm
第1に、MPC-CD10000です。
蓄電容量は、15000mAh ですこし、容量が多めの製品です。
重さは、その代わり300グラムです。
ポート数は、USB-Aが1基のほか、USB-Cが2基です。
出力は、USB-Aも、USB-Cも18Wクラスです。
ただし、同時に出力する場合は、最大15Wです。
【USB-C 20W】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力は、仕様が独特です。
専用のMicro-USB端子(最大12W)と出力に利用するUSB-C端子(最大18W)が双方とも使える仕様です。
充電時間は5.5時間との表記です。速度を得たい場合、USB-PD対応の18W以上の充電器の利用が必要です。
安全性は、本機は、日本のPSE認証があります。
パススルー機能は、対応です。
低電流モードは、未搭載です。
保証期間は、6ヶ月です。
この部分はネックでしょう。
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結論的にいえば、保証期間ほか、端子構成が特殊な部分で注意が必要な製品です。
とくに、 入力専用のMicro-USBを別に用意するならば、USB-C(あるいはUSB-A)が2系統のほうが、実際的には便利でしょう。
4-1・その他のバッテリーの比較
最後に、ここまで見ていない企業の製品をまとめて見ていきます。
【2023年発売】
61・フィリップス Philips DLP7721C
¥2,980 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :18W (9V 2A)
出力 :20W (12V 1.67A)
本体重量;約400g
充電用端子: Micro-USB USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:1年
サイズ:幅140×高さ28×奥行69mm
Philips DLP7721C は、オランダのフィリップスの製品です。
日本のフィリップス本体(フィリップスジャパン)だと取扱いがみられないモデルです。
グローバルでは売っていて、香港のライセンス企業がAmazonを通して日本で売っている形のようです。
保証体系はフィリップス本体とは異なり、ネット限定の流通です。
蓄電容量は、20000mAh です。
本体の重さは、400グラムです。
サイズは、幅140×高さ28×奥行69mmです。
端子構成は、USB-Aが2ポートとUSB-Cが1ポートです。
出力は、USB-Cが最大20W、USB-Aが15Wです。
USB-Cは、PD対応でこの速度になります。USB-AもQC 3.0互換なので、対応状況はこのクラスだとしっかりします。
一方、3ポート同時利用の最大出力は、非開示です。
制限はあるでしょうし、ここは情報がほしいところです。ただ、おそらく15Wでしょう。
入力(本機への給電)は、2系統です。
Micro-USB端子とUSB-C端子が用意され、両方とも18W給電です。
USB-C端子出力共用です。
パススルー機能は、ただ、未搭載です。
この部分で、なぜ2系統入力があるか理由がいまいち不明です。
低電流については、表記がありません。
安全性は、本機は、日本のPSE認証があります。
「10種の安全機能」を搭載です。
保証期間は、1年です。
ただ、輸入業者の規定で変わるかもしれません。
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以上、Philips DLP7721Cの紹介でした。
20000mAh で20W前後のPD出力ができる機種として格安です。若干大きめですが、おいて使うならば、問題ないです。
フィリップス本体の製品でないにせよ、ブランド力のあるロゴで、ロゴ(ライセンス)があることでの品質的な担保もあるかと思います。
【2022年発売】0847974008300
62・ GOAL ZERO Venture Jump
¥17,600 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
入力:18W (9V 2A)
出力 :18W (9V 2A)
本体重量:約497g
充電用端子: USB-C(専用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:
サイズ:幅191×高さ38奥行10mm
GOAL ZERO Venture Jumpは、米国のGoal Zeroが販売する製品です。
ただ、この製品については、USBバッテリーというより、自動車用のジャンプスターター(12V 400Aスタート、800Aピーク)で、USBバッテリーの役目も果たすという製品になります。
ただ、同社の他製品と同じで、防水防塵性が担保(IP67)されるため、自動車に備えておいて、キャンプなど何かしらの用途において、兼用が便利というシーンはあるでしょう。
いずれにしても、かなり特殊で、今回の紹介記事の趣旨からは「他山の石」です。ちなみに、Ankerも Roav ジャンプスターター Pro 1000Aという、同じ趣旨の製品を出しています。
【2024年発売】(加筆予定)
63・BELKIN BoostCharge Pro BPD008btBK
63・BELKIN BoostCharge Pro BPD008btWH
¥6,727 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
入力 :12W
出力 :最大15W(Qi2)20W(USB-C)
本体重量:223g
充電用端子:USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:100x70x206 mm
BoostCharge Proは、米国のベルキンが販売する製品です。
アンカーでも見ましたが、こちらは、新しいQi規格となるQi2に対応するワイヤレス充電対応機です
これにより、本機は、最大15W給電に対応できています。
ただ、本機の場合、モバイルモード利用時は旧来と同じ7.5Wです。
写真のようなパススルー充電をしている時のみ15Wです。
アンカーなどの場合、こうした制限の記載が見られないので、こうした仕様になる理由が若干謎です。もう少し調べて加筆しようかと思います。
今回の結論
USBモバイルバッテリーのおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、スマホ向けのUSBバッテリーを比較してきました。
最後に「まとめ」として、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!をあげておきます。
第1に、スマホ・タブレット用のモバイルバッテリーとして、総合力が高いのは、
【2024年発売】
1・ Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
¥3,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1257011
ホワイト: A1257021
パープル:A12570V1
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V .2.22A)
出力 :22.5W (10V 2.25A)
本体重量;約200g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
サイズ:幅114×高さ81×奥行16mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
アンカーのAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)でしょう。
本機は、速度・端子構成・デザイン性・重さと、全てにおいて、まとまった性能で、誰にでもおすすめできる製品に思えます。
重さは、200gです。
このクラスの平均値をクリアします。
その上で、本機は、幅114×高さ81×奥行16mmです。
とくに厚みは薄く、従来的な「スリム型」モデル相当なので、片手でも握りやすいです。ここは、とくに評価できます。
端子構成も、USB-Cが2系統とUSB-Aが1系統です。
将来性を考えると、USB-Cが多いこの構成が良いかと思います。
出力も、USB-PD対応でUSB-C利用時、最大22.5Wです。
USB-Aでも、「選び方の基本」で書いたように、一部スマホでは、この速度が利用できます。
かなり強力です。
スマホ用としてこのクラスの製品を選ぶ場合、「18W」は超えないと、現行水準といえないと思います。将来性を含めて、本機は問題ないです
【USB-A 24W 2ポート】
Anker PowerPort 2 Elite
¥2,590 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力も、20Wクラスです。
充電時間の目安は未記載ですが、この出力のPD対応ならば、3時間は切るかなと思います。
もちろん、20W以上に対応するUSB充電器は必要です。
【0.3m〜3.0m】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (2/23執筆時)
ケーブルも、付属以外の長いものなどを使いたい場合、対応水準のものがマストです。
保証期間も、2年です。
この部分は、とくに日本企業の製品と比べると、かなり長めです。
品質信頼性の部分もアンカーは、ネットだけではなく、一般のデンキヤほか、コンビニ流通にものりますし、日本での販売期間の長さを含めても、問題ないです。
USB-Cケーブルになるストラップは(むろん外せる)ので、不要ならとれば良いでしょう。
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【2023年発売】
(USB-Cケーブルなし)
41・エレコム EC-C11BK
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: EC-C11BK
しろちゃん:EC-C11WF
ホワイト: EC-C11WH
(USB-Cケーブルあり)
41・エレコム DE-C44-10000BK
¥3,498 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: DE-C44-10000BK
ブルー:DE-C44-10000BU
ピンク: DE-C44-10000PN
しろちゃん:DE-C44-10000WF
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力 :20W (12V 1.66A)
本体重量:約184g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:1年
サイズ:長さ114×幅60×高さ17mm
一方、出張用で、バッテリーに対して充電しながら、スマホも充電できる「パススルー」が欲しい場合は、エレコムのこれらの機種が良いでしょう。
本編で「おすすめ」した同社の上位機もありますが、費用対効果の部分でこちらにしました。
パススルー機は、アンカー機の場合、コンセント式のみの展開です。
通常方式だと、ソニー・パナソニックの撤退以後、バッファローとエレコムほどしか最近は展開がないです。
出張時に結構便利な場合はあるので、使い慣れている方はこちらが良いと思います。
出力は、PD対応で20W、入力も18Wですし、問題ないです。
端子構成も、USB-Aが2系統、USB-Cが1系統なので、合計最大20Wですが、スマートウォッチなども充電したい場合、良いかと思います。
安全面も、PSE基準に合致する上で、温度検知についても記載があります。
保証は、1年ですが、バッファローは6ヶ月ですし、この部分でもエレコムでしょう。
第2に、出力ほかの部分で、1ランク上のバッテリーを狙うならば
【2023年発売】(24年型番変更)
9・Anker Power Bank (10000mAh, 30W)
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1256012
ホワイト: A1256022
ブルー: A1256032
グリーン:A1256062
パープル:A12560V2
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD・PowerIQ (QC3.0)
入力:30W (12V 1.5A)
出力:30W (12V 1.5A)
本体重量:約220g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ: 約99 x 52 x 26mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★☆
充電の速さ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
アンカーのAnker Power Bank (10000mAh, 30W) でしょう。
重さは、220gです。
サイズは、長さ99 x奥行52 x 高さ26mmです。
厚みが2.6cmあるので、片手で握れない部分はありますが、重さはこのクラスの平均値前後ですし、問題ないです。
外観は、特に良いです。
新しい「Anker Power Bank」シリーズのなかでも、大きめのカラー残量表示が付くなど、仕様が新しい部分が高く評価できます
Anker 511 Charger Nano 3,30W
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
Anker PowerLine III ケーブル 60W PD対応
¥1,390〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
端子構成は、USB-Cが2系統、USB-Aが1系統です。
先述のように、USB-Cが多い方が「今どき」です。
入力は、30Wです。
この部分が本機のポイントです。
30W給電に対応する充電器とケーブルは用意する必要があるものの、2時間20分での給電は魅力でしょう。
出力も、30Wです。
合計最大出力も30Wですし、サイズ感が増す分、先ほどの機種よりパワフルです。
USB-PDに対応しますので、(本当に困った場合)モバイルノートPCならば最低限の給電はできそうです。
端子も、USB-Cが2系統とUSB-Aが1系統と豊富です。、ある程度ヘビーに使う方にも向きます。
安全面も、同社の新世代の高級機に備わる新しい温度管理に対応です。
唯一、パススルー充電に対応しない部分が個人的には残念ですが、格好良い外観ですし、Atlas自身も所有欲が沸きます。
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【2024年発売】
49・エレコム DE-C70L-10000BK
¥5,178 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【Amazon向け型番】(ケーブルなし)
49・エレコム EC-C42LBK
¥3,320 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-A出力:
高速給電:USB-PD
入力:30W (20V 1.5A)
出力:30W (20V 1.5A)
本体重量:約190g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:対応
保証期間:1年
サイズ:長さ81.5×奥行58.0高さ26.5mm
一方、1台の「スマホ」の充電だけを目的として買われる場合、エレコムの DE-C70L-10000BKは、良くみえます。
充電用のUSB-Cケーブルが不要ならばEC-C42LBKが安いので、そちらでも良いでしょう。
本機は、USB-Cが2ポートです、
30W出力できるので、30W出力が活かせるスマホ(iPhone 15以降など)を1台充電する場合、これで問題ないです。
そうした機種はほかにもあります。
ただ、本機は、パススルー充電ができるため、写真のようにつなげて充電しておけば、スマホも、バッテリーも最短時間で充電できます。
サイズは、 長さ81.5×奥行58.0高さ26.5mmで、重さは190gです。
パススルーで、30W給電できる機種では最も軽いです。
デジタル電源表示がなく、4段階のLEDでの表示だけの残量確認になるなど、装備は平凡ですが、「1台の高性能スマホ」だけのために、バッテリーを探している場合、サイズを含めて、本機が最も良くみえます。
エレコム 急速充電器 30W
¥2,290 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
この使い方をしたい場合、30Wの対応充電器もあると良いでしょう。
第3に、出張用に備えて置くと便利なモバイルバッテリーは、
【2021年発売】
11・Anker PowerCore Fusion 10000
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:9700mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:PowerIQ 3.0 (Gen2)
入力 :コンセント
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:278g
充電用端子:
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:高さ82×幅82×奥行35mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★☆☆
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Anker PowerCore Fusion 10000でしょう。
重さは、278gです。
多少重めなので、毎日持ち運ぶのに適してはいません。
しかし、コンセント内蔵なので、出張時にアダプターを忘れるトラブルからも解放されます。
最近は、移動中の新幹線などでの充電も可能ですし、ビジネス用・出張用として、利便性と携帯性を兼ね備える点で、とても良い機種です。
蓄電容量も、スマホ約2回分と言える、9700mAhをキープしており容量も十分です。
充電時間も、4時間ですからすぐ終わります。
さらに、パススルー対応ですので、出張先のホテルで、バッテリーを給電しつつ、スマホも充電できます。
ケーブル1つ分の荷物が減るのは、思った以上に快適です。
出力は、USB-Cの場合は、最大で20W (9V 2.22A) です。
一方、USB-Aだと12W水準なので、やや弱いと言えます。
【0.3m〜3.0m】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (2/23執筆時)
さっと充電を済ませたい場合もあるので、スマホはUSB-C(20W)を利用して充電する方向性で考えた方が良いと思います。
なお、iPhone用のケーブルで、USB-C対応のものは【Lightningケーブルの比較記事】で紹介しています。
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【2021年発売】
57・無印良品 MJ-PSMB100
¥3,994 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :コンセント
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:約280g
充電用端子:
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:1年間
サイズ:高さ108×幅84×奥行38mm
一方、予算を節約したい場合、無印良品の MJ-PSMB100が良いでしょう。
若干大きめで、保証は1年ですが、アンカー機と性能面はほぼ変わりません。
普段は主に自宅で充電器代わりに使って、たまの外出の際に持ち運ぶ感じならば、これでも良いでしょう。
第4に、スマホへのワイヤレスQi充電に利便性を感じる方におすすめできるのは、
【2024年発売】
16・ANKER MagGo Power Bank (10000mAh)
¥9,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1654011
ホワイト: A1654021
ブルー:A1654031
グリーン:A1654061
パープル:A16540V1
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート(Qi2)
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V 2.22A)
出力 :27W (9V 3A)・15W(Qi2)
本体重量:約250g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:約105×66×20 mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★☆
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
iOS系ユーザーはMagGo Power Bank (10000mAh) でしょう。
新規格となる、15W給電対応のQi2充電に対応している部分を重視しました。
速度部分ほか、安全面でも規格整備されているので、ワイヤレス充電対応機を買うならば、この規格に対応していた方が、いまなら良いです。
その上で、有線のUSB-Cでも27WのPD給電に対応します。
(ワイヤレス充電時の)パススルー機能も対応しますし、最新のiPhoneと合わせる場合、良い仕様でしょう。
【USB-C 20W急速充電器】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【USB-C to USB-Cケーブル】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
本機も、高速充電したい場合は、20W以上のPD対応充電器と対応ケーブルを買いましょう。
20W対応ならば他の充電器でもOKです。
第5に、20000mAhを超える大容量バッテリーを必要としているかたには、
【2024年発売】(各色)
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384N11
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384N21
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384NV1
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :30W (20V 1.5A)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量:約462g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:長さ151 x 幅71 x 高さ28mm
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★☆☆☆
充電の速さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
アンカーのAnker Power Bank (20000mAh, 30W) でしょう。
ここまでの重さを、スマホ用にモバイルする必要がある方は、ゲーム目的ほかに限られるでしょう。
ただ、必要な場合は、本機が最も良くみえます。
蓄電容量は、 20000mAh です。
実使用時でもスマホ4回分のフル充電できる容量を持ちます。
パーセント表記の残量表示もしっかり付属です。
重さは、約462gと重めです。
ただ、この蓄電容量クラスは、普段の持ち歩きにはそもそもオーバースペック気味ですし、自宅や社内などで利用するならば、問題にならないかと思います。
これより軽いモデルもありますが、出力や端子構成の部分で納得感がある製品がほかになかったです。
端子構成は、USB-Cが2つと、USB-Aが1つずつです。
ある種の「黄金構成」で、この構成の上位機は各社とも多いです。
ユーザー的使いやすいと考える方が多いからでしょう。
Anker 511 Charger Nano 3,30W
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力は、最大30Wです。
しっかり対応する水準のUSB-C充電器を使えば、3時間ほどで満充電です。
出力も、USB-C(30W)、USB-A(18W)で、併用時24Wです。
USB-Aも構成が許す最高速ですし、USB-Cは、高性能スマホ(iPhone 15以降)の最大速の高速充電に必要な水準をクリアします。
欲を言えば、パススルーに対応して欲しいところですが、あとの部分は問題ないです。
ストラップに(直付けでない)USB-Cケーブルが付属するのも、非常時用としては気が利いています。
補足:おすすめケーブルについて
というわけで、今回は、USBモバイルバッテリーの比較でした。
1・USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホ・タブレット向け
容量:10000mAh〜26800mAh
出力:10W〜45W
重さ:200g〜
2・USB-C PDモバイルバッテリーの比較
用途:ノートPC向け
容量:20000mAh〜40000mAh
出力:45W〜100W
重さ:400g〜
3・小型USBモバイルバッテリーの比較
用途:緊急充電用(スマホなど)
容量:〜5000mAh
出力:10W〜45W
重さ:100g〜
そのほか、もう給電力あるモデル、あるいは、コンパクトなサイズでお探しの場合、以上の関連記事もご覧ください。
最後におまけで、ケーブルの話です。
特に、充電しながらスマホを利用する場合ですが、付属の長いケーブルではなく、モバイル電源用に10〜20センチ程度の短いケーブルを別途購入することをオススメします。
iPhoneの場合、Logitecがアップルの認可を取り、10cm・30cm・50cmなどの極短ケーブルを出しています。短いためモバイルバッテリーに最適です。
ただ、出張でビジネスホテルに泊まることが多い方は、電源コンセントの位置が壁の上部にあり、0.1mだとスマホが中空に浮いてしまうことがあります。
出張用を兼ねる場合は0.5mほどあると安心です。
なお、こうしたケーブルや断線しにくいライトニングケーブル など、【ライトニングケーブルの比較記事 】で特集してあります。よろしければ、ごらんください。
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ではでは。