今回の結論
美味しく炊ける!小型炊飯器のおすすめは結論的にこれ!!
1・3合炊き炊飯器の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: 象印
1-3:パナソニック
1-4:三菱電機
2・3合炊き炊飯器の比較 (2)
2-1:タイガー
2-2:東芝
2-3:T-Fal
2-4:バルミューダ
3・3合炊き炊飯器の比較 (3)
3-1:アイリスオーヤマ
3-2:バーミキュラ
3-3:シャープ
3-4:シロカ〈長谷園〉
3-5:無印・Amazon・ツインバードほか
4・3合炊き炊飯器の比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は、少量炊きの炊飯器を紹介してきました。
4回目記事では、最後にいつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案したいと思います。
第1に、1人暮らし向けで、比較的低価格の炊飯器のなかでおすすめできる炊飯器は、
【2020年発売】
36・アイリスオーヤマ RC-IK30-B
36・アイリスオーヤマ RC-IK30-W
¥11,320 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
37・アイリスオーヤマ BLRC-IK30-B
37・アイリスオーヤマ WLRC-IK30-W
¥12,000 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
炊飯方法:IH式
圧力炊飯:
内釜素材:極厚火釜
内釜厚さ:3.1mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:9通り+(銘柄炊き)
もちもち炊飯 ★★★☆☆
しゃっきり炊飯 ★★★★☆
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
1万円台で選ぶとすると、アイリスオーヤマのIH式の KRC-IK30でしょう。
内釜は、3.1mmの極厚火釜です。
定番の組み合わせですが、アルミ・ステンレスのプレスで、厚みもあり堅実な性能です。
炊飯方式は、IH式炊飯です。
上下のIHヒーターという仕組みは独特です。
ただ、3mmとしっかりした厚みのある内鍋を挟み込むことで、熱ムラを避けるための工夫でしょう。
火力も十分ありますし、入門機として、味のために絶対必要な工夫」は網羅されます。
炊き分けも、食感で9通りに調整でます
米の銘柄炊きが6コース(31銘柄)とも併用できますし、アレンジの面白さはあります。
ただし、保温機能が充実しない点は、注意してください。
6時間以上保温する場合はあまりおすすめしません。
冷蔵庫などにマメに移し換えることができない場合は、そもそも保温機能が充実した他機種が良いでしょう。
とはいえ、蒸し料理や、カレーなど煮込みに利用できるモードは、特に、若者世代が初めて1人暮らしをする場合には重宝すると思います。
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【2020年発売】
【極厚銅釜 3mm】
43・アイリスオーヤマ 銘柄炊き KRC-PD30-T
¥21,790 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
内釜素材:極厚銅釜
内釜厚さ:3.0mm
【極厚火釜 3.1mm】
44・アイリスオーヤマ 銘柄炊き RC-PD30-B
44・アイリスオーヤマ 銘柄炊き RC-PD30-W
¥16,800 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【極厚火釜 3mm】(2023年追加)
44・アイリスオーヤマ 銘柄炊き RC-PDA30-B
44・アイリスオーヤマ 銘柄炊き RC-PDA30-W
¥15,960 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
内釜素材:極厚火釜
内釜厚さ:3.1mm
炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:9通り+(銘柄炊き)
もちもち炊飯 ★★★★☆
しゃっきり炊飯 ★★★☆☆
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ただ、アイリスオーヤマから、圧力炊飯器も結構安めで売られています。
圧力炊飯は、ご飯の甘みを引き出す力が強いほか、もちもちしたご飯が得意です。
そういった食感が好きな場合は、IH式の「極厚銅釜」 モデルより、むしろ、「極厚火釜」でも圧力IH式である本機の方が、確実に合うと思います。
逆に、もちもちして、柔らかな食感が苦手ならば、3.1mmの「極厚銅釜」のIH炊飯器で良いでしょう。
圧力IH式でも、硬さの調整は可能ですが、固め炊飯が得意というわけではないので。値段部分のほか、片付け時の手軽さの部分でも、普通のIH式でが良いかと思います。
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【2024年12月発売】
1・象印 極め炊き NP-GM05-XT
¥18,750 楽天市場 (7/2執筆時)
【2022年発売】
2・象印 極め炊き NP-GL05-XT
¥18,200 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【2021年発売】
3・象印 極め炊き NP-GK05-XT
¥15,580 楽天市場 (7/2執筆時)
3・象印 極め炊き NP-GW05-XT
¥20,800 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
炊飯方法:IH式
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:
もちもち炊飯 ★★★☆☆
しゃっきり炊飯 ★★★★☆
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
一方、保温機能が「マスト」な方は、象印がよいでしょう。
新旧機種ありますが、新機種だと液晶がグレーなので、その部分を含めて、旧機から最も安いものを選んで問題ないです。
同社の「うるつや保温」は、重量センサーを利用して残りの米の量から、最適な温度を判定して保温してくれます。
その点で「炊きたて」だけでなく「保温後のご飯」もある程度美味しく食べたいならば、こちらをおすすめします。
炊飯方式は、IH式炊飯式で、
IH炊飯方式の火力はこちらが上で、沸騰温度の維持はより期待できます。内釜も5層の土鍋コーティングを施しており、総合能力が高い機種ですから。
なにより、「下面のみ剛火による、かまど炊きの再現」という、明確な思想・コンセプトがある点は、評価できます。
第2に、2万円台の予算で買う場合、おすすめできる炊飯器は
【2025年7月発売】
14・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SE06H-B
14・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SE06H-W
¥41,800 楽天市場 (7/2執筆時)
【2023年7月発売】
14・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SE06F-B
14・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SE06F-W
¥26,800 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
(エディオン限定)(2022年機ベース)
15・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-S06E3-B
¥25,800 楽天市場 (7/2執筆時)
(ビック限定)(2022年機ベース)
16・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SV06R-B
16・三菱電機 炭炊釜 3.5合炊き NJ-SV06R-W
¥26,100 楽天市場 (7/2執筆時)
炊飯方法:IH式
圧力炊飯:
内釜素材:炭炊釜
内釜厚さ:2mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:4段階
もちもち炊飯 ★★★☆☆
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
食感の好みの違いで、「おすすめ」は、2機種あります。
第1に、「しゃっきり」「かため」の食感が好みの方は、三菱 炭炊釜をおすすめします。
旧機種もありますが、本編で書いたように、早炊き機能の部分ほかはほぼ変わりません。量販店もデルを含めて、買われる際の値段で決めて良いかと思います。
炊飯方式は、IH式炊飯式ですが、全体で「5重」の全面加熱が可能で、火力が自慢の機種です。
遠赤効果が期待できる、2.0mmの炭炊釜も採用され、IH式炊飯器の「味の決め手」になる部分は高度にまとまっています。
一方、2万円前後となると、圧力IH炊飯器も射程に入りますが、「しゃっきり」「かため」の食感は、圧力をかけない方式の方が、一般的にできが良いです。圧力式は、どうしても「早炊き」風味になりがちなので。
そのほか、「こしひかり」「ゆめぴりか」など銘柄ごとのお米本来の味を楽しみたい方も、IH式炊飯式が良いでしょう。
炊き分けや保温機能は、この機種は充実しません。ただ、可変超音波吸水で、「浸し時間」の時短が図れるため、炊飯に要する時間は短いです。
その点で言えば「炊いたら食べきって、時短でまた炊く!」という使い方ができます。もちろん、冷蔵庫などで保存しても良いでしょう。
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【2021年発売】
8・象印 極め炊き 3合 NP-RT05-BA
¥26,580 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
炊飯方法:圧力IH式
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:鉄器コートプラチナ厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:4段階
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★☆☆
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
第2に、「もっちり」「やわらかい」系のお米が好きな方は、象印のNP-RT05をおすすめします。
炊飯方式は、この機種は圧力IH式です。
加圧することで、「甘さ」「粘り」をよく出せるため、この食感を出す場合は重宝するでしょう。
かけられる圧力は、1.2気圧です(105℃)。
同社の下位機と違って、105℃の水準まで出せる圧力構造なので、甘さや粘りをしっかり引き出せます。
想定「4重式」のヒーターも作用して、「お米の味を引き出す」効果が期待できます。
内鍋も、象印の上位仕様の1.7mmの鉄器コートプラチナ厚釜です。
プラチナナノ粒子を採用は、甘みを強化する働きが表明されますし、外装の鉄器コートを含めて、上位の内釜です。
炊き分けも、しゃっきり・ふつう・やわらか・もちもちという4種に対応です。
買ってみて、食感が好みでなかった場合も調整できるでしょう。
保温機能は、入門機では高度と言える「うるつや」保温機能が搭載です。
半日以上の保温も問題ないでしょう。
第3に、5万円前後の高級機のなかで、オススメの小型炊飯器は、
【2018年発売】
12・パナソニック SR-JW058-KK
12・パナソニック SR-JW058-W
¥43,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH式
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:6段階+銘柄炊き
もちもち炊飯 ★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★★
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
パナソニックの SR-JW058シリーズをおすすめします。
炊飯方式は、可変IH圧力式です。
この方式は、味を落とさず、柔軟に食感が調整できるため、「高い機種をかったが好みではなかった」という失敗を最も避けられる機種です。
機能面も、1.2気圧まで加圧できる圧力機構のほか、小型機種では唯一「4段IH式」を採用し、IHヒーターによる全面加熱を実現している点に、パナソニックの「哲学」を感じます。
その上で、IHヒーターの切替で相互対流を起こす「大火力おどり炊き」に対応します。
「可変圧力」+「大火力おどり炊き」を合わせて、「Wおどり炊き」は、パナソニックの大きいサイズの炊飯器でも高級機では重要視される機能性です。
ご飯の甘みも、蒸発する水蒸気を「おねば」としてご飯に還元できるため、通常の圧力IH式よりも高水準です。
内釜は、2.4mmのダイヤモンド竈釜です。
「伝統工芸系」ではなく、プレス技術を高度化する方向性ですが、(あまり費用をかけず)高品質な釜を目指す方向性で、性能の良い内釜を低価格で実現できています。
また、その方向性では、中空層が入るかなり『凝った」構造で、上級です。
保証も、3年間と長いです。
炊き分けは、6段階から可能です。
銘柄炊き分けも、東日本でメジャーな銘柄は網羅されるので、オマケとしては豪華でしょう。
Jコンセプトシリーズとして、とくにお年寄りに配慮のある機種ですので、味などの点だけでなく、文字盤や掃除の使い勝手を含めて、子育ての終わった2人世帯のご家庭に最もおすすめできる製品です。
プレゼントとしても良いでしょう。
欠点は、充実した保温機能がない点です。
ただ、3合炊飯機という容量を考えると、この部分は度外視してもよいでしょう。
冷蔵庫や冷凍庫を上手く使ってください。
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【2023年発売】NW-UT07(BZ)
10・象印 炎舞炊き4合 NW-UT07-BZ
10・象印 炎舞炊き4合 NW-UT07-WZ
¥75,210 楽天市場 (7/2執筆時)
炊飯方法:圧力IH式
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:81通り
もちもち炊飯 ★★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★★
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
また、価格的に1グレード上ですが、象印の「炎舞炊き」NW-US07もおすすめです。
技術的な面白さ・新しさで言えば、パナソニック以上です。
味の面では、「甘みと粘り」の部分をより強く引き出せるので、そうした味の傾向が好きな方は、っこちらが向きそうです。
本編で書いたように、「大火力ユニット」は新機種のみです。
沸騰の持続性の部分で差はあるでしょうが、新機種の登場で値が下がってきた旧機がだいぶお買得です。
圧力・スチーム・内釜などについては、他社もかなり力を入れて開発を進めています。
しかしがもっとも「核心的」といえる、火力の部分でローテーションIH式は、十年以上降りの技術革新と言えます。
Atlasは、(3ローテーション式の)「炎舞炊き」の中型炊飯器の試食経験がありますが、甘みがとくに際立つ美味しさでした。
保温も、象印だと、「うるつや保温」がありますし、3合炊きでは期待値が高めです。
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【2025年8月発売】
24・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS
24・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-S060-WS
¥113,030 楽天市場 (7/1執筆時)
堅さ調整:5段階+銘柄炊き
【2024年7月発売】
25・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-G060-KG
25・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-G060-WG
¥75,420 楽天市場 (6/18執筆時)
(直販限定型番)(同じ性能)
25・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-G060K
¥108,000 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【2023年7月発売】(Wi-Fiあり)
25・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-T060-KT
25・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-T060-WT
¥65,560 楽天市場 (6/18執筆時)
堅さ調整:3段階
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:本土鍋
内釜厚さ:5mm(最大)
内釜保証:3年保証
保温機能:おひつ保温
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★★★
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
さらに、もう一機挙げるとすると、タイガーの最上位機となる土鍋ご泡火炊きの最上位シリーズもおすすめと言えます。
実際Atlasが(炊飯器が壊れて)購入するとすれば、本機を選ぶと思います。
プログラムが、とにかく「理詰め」というか、説明が理路整然としており、納得感がありますので。
タイガー ご泡火炊きが良いかと思います。
予算がある場合、新機種が良いかと思います。
今回から採用された 匠火センサーの効果で、お米の質や、水量などの環境にそこまで左右されず、より安定した炊飯が可能でしょうから。
ただ、個人的には2024年機は「悪くない」と思います。
本編で書いたように、仕組みとして、この世代だとハリつやポンプが(保温だけでなく)炊飯過程にも使われています。
沸騰時に泡が生じることによる吹きこぼれを、外からの風を吹き付けることで抑制し、沸騰時間を伸ばすという機能性です(連続ノンストップ加熱)。
新機種は、この制御が省略です。
「かまど」の木ふたの再現を目指したもので、実際、旧機の方が(昔の)「かまど炊き」に近い部分があります。
本編で書いたように、環境や米質に左右されにくい点では新機種の方式(匠火センサー)が選ばれた部分はありそうです。
ただ、(各社の)炊飯器が目指している「昔ながらの炊飯」を目指す旧機も「悪くない」と個人的には思います。
2023年機も、安いようならば、選択肢にしてOKです。
こちらだけは、Wi-Fiも搭載で、スマホの操作もできますので。
このあとの世代だと、内鍋の底部素材と釉薬の工夫で遠赤効果(速熱性)が高められましたが、そこまでの差もないでしょう。
内鍋は、本機を選ぶ場合のポイントです。
他社は「かまどで炊くご飯」を理想と書く場合が多いです。
しかし、タイガーは、下面火力の強化とホンモノの土鍋(萬古焼)の採用で「土鍋ご飯」の再現を長年突き詰めてきました。
おこげご飯は、タイガーがこだわる部分です。
炊き上がりの味は、タイガーは、伝統的に土鍋で炊いたご飯を理想とします。
強い底面火力で土鍋ご飯特有の「おこげの美味しさ」の再現力、または、「表面にハリのあって甘いご飯」の再現力は屈指でしょう。
おこげの焦げ目が、多段階で調整できるは、同社だけですし。
実際、この部分を含めて、コンロで土鍋で炊いたご飯の味に最も近いのはこちらかと思います。
いずれにしても、「ハリがあって甘い」ご飯の炊飯を、ある種「極めた」製品です。
かため炊飯が好きで、かつ、おこげも大好きな方に、特に合うでしょう。
炊飯方式は、可変圧力IH炊飯です。
IHは下面過熱重視で、周囲に全周ヒーターやふたヒーターはないです。
底面火力だけで加熱するのは、むろん「土鍋炊飯」の再現のためで、三菱電機ほかよりも「ストイック」です。
ただ、底面の発熱体を2重にする工夫で、熱周りをよくするような工夫もあります。
下面の2段IH双方とも250℃の加熱を実現しています。
底面を強火力にしつつ、ゆっくり熱が回る土鍋の性質を利用し、内鍋の中でに上下の温度差を作り、お米の対流を促すという発想です。「かまど」での土鍋炊飯の再現を目指す方向性として、高度です。
旧機をしばらく使いましたが、個人的に「ハリ重視の食感」が好きですので、個人的には合いました。
タイガーの従来的な課題といえた「長時間保温」も、木製おひつのふたに見られる調湿機能をハリつやポンプで再現する「おひつ保温」が見どころです。
この工夫によって、およそ弱点がない機種になったと言えます。
とくに、ある程度表面に「ハリがあって甘い」ご飯の炊飯が好きな方は、本機を第一の選択肢にして良いかと思います。
消費電力も、タイガーは低めですので、ご家庭の「ブレーカー問題」が深刻な場合、高級機としては、有利な選択肢にもなります。
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高級機はどれも良くみえるので、象印機やパナソニック機とは迷います。
ただ、しっかりお米にハリのある食感といえるかためのご飯でも、甘みをしっかり引き出して炊きたい場合、タイガーが優秀だと思います。
一方、甘みや粘りを(とにかく)引き出したいならば、象印でしょう。
その「真ん中あたり」の傾向だが、若干、技術的に新味が欠けるのがパナソニックです。
ただ、安定した作りのロングセラーである上で「費用対効果」の部分も良いので、友人に薦めるならば、そちらにすると思います。
補足・その他のジャンルの炊飯器
以上、今回は、3合炊きの炊飯器の話題でした。
1・5合炊きの高級炊飯器
予算:3.5万円 〜
2・5合炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
3・一升炊きの高性能炊飯器
予算:3.5万円 〜
4・一升炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
5・3合炊き小型炊飯器
予算:1万円 〜
6・玄米・麦飯・糖質カット向け炊飯器
予算:1万円 〜
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】
また、しっかり納得して選びたい方で、スペック面からの炊飯器の比較方法を、もう少し突っ込んで知りたい方は、上記7番の記事もよろしくお願いします。
1・特Aブランド米の比較〈全国〉
2・コシヒカリの比較〈全国〉
3・各地のお米の比較 〈北海道・東北〉
4・各地のお米の比較 〈関東・中部・北陸〉
5・各地のお米の比較 〈西日本〉
6・おすすめブランド米まとめ 【結論】
続いて「お米」についてです。
このブログでは、そういったお米のうち、今年度の検定で【食味値特A評価をうけたお米】も紹介しています。興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。
そのほか炊飯の味を変えることができる【市販のミネラルウォーター】については、【こちら】で、アマゾンで取り扱われている約20種類の天然水ペットボトルを比較する記事を書いています。
ツインバード MR-E520W
¥16,038 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
また、自宅用で、玄米から毎日お米を挽きたいと思っている方、【信頼性の高い精米器】を【こちら】で紹介しています。よろしければご覧ください。
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ではでは。