1回目記事からの続きです→こちら
1-7・他の企業の防湿庫
1・防湿庫の比較 (1)
1-1:東洋リビング〈日本〉
1-2:トーリハン〈日本〉
1-3:ハクバ〈日本〉
1-4:IDEX〈日本〉
1-5:SIRUI〈中国〉
1-6:サンワサプライ〈日本〉
2・防湿庫の比較 (2)
2-1:他の企業 (Re:CLEAN)
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
2回目記事では、ここまで見た以外の企業の製品を順番にみておきます。
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今回も、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【21L】(2-3台)
【2024年発売:上位モデル】(執筆時在庫なし)
44・Re:CLEAN RC-21L c004p B0BYYZJ17S
¥----- Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【2018年発売:標準モデル】
45・Re:CLEAN RC-21L c004p B01G3CTY4G
¥7,480 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【2024年発売:旧品モデル】執筆時在庫なし)
46・Re:CLEAN RC-21L light c004p B0CZSQB2D2
¥--- Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:21L
棚耐荷重:
本体重量:4.6kg
消費電力:3w
清潔性:
外寸:幅27.5×高さ40.0×奥行30.0cm
※上位モデルのスペック
【25L】
【2023年発売:上位モデル】(黒と白)
47・Re:CLEAN RC-25L c004p B0CPLLCR5P
48・Re:CLEAN RC-25L c004p B0BZ6YHMP
¥12,980 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【2023年発売:標準モデル】(白)
49・Re:CLEAN RC-25L c004p B086QPNLJP
¥12,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:40L
棚耐荷重:
本体重量:4.6kg
消費電力:5w
清潔性:
外寸:幅26.0×高さ40.0×奥行30cm
※上位モデルのスペック
Re:CLEANは、ネットでみられる防湿庫です。
リンテクト・ジャパンが取り扱うもので、新規参入ですがモダンなデザイン性が特長です。
同じサイズでも複数の製品があります。
旧品モデル( RC-21L light )は、他と違い(若干チープな)デジタル式の湿度計です。
その上で庫内灯がないので、実質的には廉価版です。
標準モデルは、人感センサー付きの庫内灯が付属します。
このグレード以上は、大きく見やすいアナログ式の湿度計です。
上位モデルは、その上で、USB-Aタイプの充電コネクタが内装されます。
バッテリー程度の充電はできそうですが、供給電力量は示されないので高速中ではできないでしょう。ただ、防湿庫という性質上、問題ないとは言えます。
あとは、保証年数が変わる程度で、言及したい違いはないです。
除湿の仕組みは、冷媒を利用するペルチェ素子式です。
格安機に多いですが、先述のように低温多湿状況にあまり強くないというデメリットがあります。冬場に加湿器を利用しているような場合は、電源を切っておく必要があります。
また、ペルチェ方式は、先述のように、多少の稼働音があります。
調湿設定は、25-75%RHの範囲で可能です。
カビ対策は、調湿による対策以外、特段にありません。
本体の容量は、21Lと25Lです。
大手だとここまで小型はないので、そのあたりでニーズがありそうです。
棚の奥行は、21cmです。
若干浅めなので、収納できるかはチェックしてください。
湿度計は、中級機以上は、しっかりしたアナログ湿度計です。
デジタル式とは一長一短がありますが、他社のアナログ式より(視認性はともかく)デザイン性はよいです。
消費電力は、それぞれ3Wと5Wです。
庫内照明は、先述のように、標準モデル以上は付属となります。
そのほか、キーロックが付属です。
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以上、Re:CLEANの200-DGDRY00シリーズの紹介でした。
同じくペルチェ素子式を安めに出す、サンワサプライのライバルでしょう。ただ、そちらにはない小型の展開なので、格安で探している場合は良いでしょう。
高級機と比べると、静音性や筐体の密閉度などでは差がありますが、この値段で買える部分に価値があると言えます。
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【50L】
50・Re:CLEAN NEXT B0D2ZZHSHH
¥19,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【70L】
51・Re:CLEAN NEXT B0D31116QY
¥25,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【90L】
52・Re:CLEAN NEXT B0D314SH7C
¥25,400 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:40L
棚耐荷重:
本体重量:7.34kg
消費電力:
清潔性:
外寸:幅29×高さ59.0×奥行33.5cm
※・50Lモデルのスペック
なお、同社からは、写真のような、おしゃれな照明付きのRe:CLEAN NEXTほか、最大180Lサイズまでの大型モデルがあります。
ただ、いずれも、除湿方式は、ペルチェ素子式です。
大きめの庫内でペルチェ方式だと、先述の冬場における注意点ほか、騒音や消費電力(1ヶ月75円ほど)あるいは、ユニットの信頼性(故障可能性)などの部分で、小型機以上に不利のようには思います。
実際、老舗が、あまり大きなモデルをペルチェ方式にしないのは、意味があることようには思います。
今回の結論
安心してレンズを置けるおすすめの防湿庫はこれ!
というわけで、今回は防湿庫の比較でした。
最後にいつものようにAtlasのおすすめ機種を提案しておきます。
第1に、10本前後のレンズと一眼レフ数台を収納する場合に、おすすめな防湿庫は、
【2023年発売】
【77L】(18台)
7・東洋リビング ED-80CATP3(B)
¥52,027 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:77L
棚耐荷重:12kg
本体重量:14kg
消費電力:15W(平均0.9W)
清潔性: オートクリーンドライ
外寸:幅42.3×高さ61.1×奥行40.6cm
収納力 ★★★★☆
カビ対策 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
デザイン性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
東洋リビングの「スタンダードシリーズ」のED-80CATシリーズでしょう。
除湿力は、信頼性の面で定評がある、電子ドライユニットに組み込まれた乾燥剤を利用する方式です。
本編で書いたように、ペルチェ式の機種より信頼性は高い方式です。
カビ対策も、それに加えて、光触媒ユニットを利用するオートクリーンドライは、カビの防止の面でメリット性が高いと思います。
サイズ的にも、レンズ10本程度と一眼レフが余裕で入り、メディアなども下段におけるため、十分でしょう。
レンズ専用防カビ剤フレンズ KMC-62
¥743 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
市販の防かび剤はなしでもよいですし、心配なら併用しても問題ないです。
【2023年発売】OP-AD-HD-BK
東洋リビング OP-AD-HD(B)
¥2,911 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
湿度計は、アナログ式のものが内蔵されます。
温度計はアナログ式ですが、実用性に問題はないですし、比較的安価で、デジタル式にも換装できます。
その上で、LEDバーライトと、最大150Wの庫内コンセントが2口付属する点も便利です。
価格も割合値頃感があるので、どれか一台を選ぶとするとこれでしょう。現状で、あまりレンズがない方についても、将来を考えると、これほどの大きさのものを買っておくと良いと思います。電気代もかわりませんので。
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【2023年発売】
【39L】(8台前後)
1・東洋リビング ED-41CAT2(B)
¥32,427 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:39L
棚耐荷重:12kg
本体重量:8kg
消費電力:15W(平均0.9W)
清潔性: オートクリーンドライ
外寸:幅33.7×高さ45.8×奥行35.6cm
一方、さほど大きなものが不要と言うことならば、こちらでも良いでしょう。
第2に、多めのレンズを収納する場合や食料品などの保存におすすめできる防湿庫は、
【2023年発売】
【116L】(24台)
8・東洋リビング ED-120CATP3(B)
¥52,573 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:116L
棚耐荷重:12kg
本体重量:19kg
消費電力:15W(平均0.9W)
清潔性: オートクリーンドライ
収納力 ★★★★★
カビ対策 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
デザイン性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
東洋リビングのED-120CATPシリーズがおすすめです。
安いようならば、性能が同じ旧型でもOKです。
棚が4段あるので、使い勝手が非常に良いです。
防湿庫は、「必要と思うより1サイズ大きい方が後悔しない」と言えます。
そのため、幅42.3cm×高さ86.6cm×奥行き34.4cmの設置面積がとれるならば、電気代も変わらないため、こちらを選んでしまうのが良いと思います。
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【2023年発売】
【118L】(24台)
11・東洋リビング LD-120CDS2(B)
¥66,018 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
【118L】(24台)
12・東洋リビング ED-120CA2(W)
¥55,036 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
内容量:118L
収納目安:24台
棚耐荷重:12kg
本体重量:21kg
消費電力:15W(平均0.9W)
清潔性: オートクリーンドライ
外寸:幅41.9×高さ86.2×奥行39.9cm
なお、もう少し予算があれば「プレミアムモデル」で、デュアル温湿度計と2種類の連動タイプのLEDバーライトが付いた上位機を選ぶのもよいでしょう。
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【2023年発売】
【160L】(18〜20台)
26・トーリ・ハン EH-160W
¥104,940 楽天市場 (5/19執筆時)
内容量:160L
棚耐荷重:50kg
本体重量:23kg
消費電力:16W
清潔性:
外寸:幅80.5×高さ68.5×奥行37.5cm
【217L】(20台以上)
27・トーリ・ハン EH-220W
¥110,000 楽天市場 (5/19執筆時)
内容量:141L
棚耐荷重:50kg
本体重量:26kg
消費電力:23W
清潔性:
外寸:幅80.5×高さ90.,4×奥行37.5cm
一方、収納量のほか、ディスプレイとしての「美しさ」を重視するならば、トーリハンのエターナルシリーズが選択肢にできます。
先述のように、見かけ重視なので、実収納量は少なめです。その代わり、外観や内装が美しいほか、半固定式でクッションシートの採用などで、ディスプレイするカメラを「大事に」できる部分が売りです。
レンズ専用防カビ剤フレンズ KMC-62
¥743 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
標準のカビ対策がないので、この部分は、自力で対策するべきですが、忘れないようにすれば、問題ないでしょう。
補足:このブログのカメラ関連記事
以上、今回は、カ防湿庫の比較をしました。
なお、このブログには、カメラ周辺機器の記事がいくつかあります。
これらの記事もよろしくお願いします。
またカメラに関しても、以下の記事があります。
1・動画撮影向けのデジカメの比較
2・単焦点カメラの比較
3・ミラーレス一眼の比較
4・一眼レフカメラの比較
よろしければ、こちらもご覧ください。
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