1回目からの続きです→こちら
4-1・料理用ミキサーの比較(続き)
4回目記事では、料理用ミキサーのうち、3回目記事で紹介できなかったモデルを追加でみます。
1・ジューサー・ミキサーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スロージューサー
1-3:パワージューサー
2・ジューサー・ミキサーの比較 (2)
2-1:コードレスミキサー〈0.3L -〉
2-2:ボトルミキサー〈0.4L -〉
2-3:パワーミキサー〈0.6L -〉
3・ジューサー・ミキサーの比較 (3)
3-1:パワーミキサー〈1L -〉
3-2:料理用パワーミキサー 〈1.2L-〉
4・ジューサー・ミキサーの比較 (4)
4-1:料理用パワーミキサー 〈続き〉
4-2:他のミキサー
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事の冒頭(こちら)の「選び方の基本」で書いた基準に沿って解説していきます。
ー
なお、以下では、Atlasが高評価するポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2020年発売】
71・Vitamix E310 65738
71・Vitamix E310 65736
71・Vitamix E310 65737
¥89,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:1400L
サイズ:幅19cm×奥行24cm×高さ44cm
Vitamix E310も、アメリカのバイタミックスのパワーブレンダーです。
日本では、本機の方が売れているようです。
本体容量は、1.4Lです。
本体の大きさは、幅19cm×奥行24cm×高さ44cmです。
先ほどの機種より容量が少ないですが、奥行が少し狭まるかな?程度の違いです。
こちらについては、カウントダウンタイマーがないです。
回転数は、やはり今回は非開示です。
ただ、米国ではモーターが「2馬力」との情報開示でした。
以前の製品では、この馬力で最大37000回転でしたので、それくらいでしょう。
ジャー(ボトル)は、本機も、コポリエステル樹脂で重さに配慮があります。
ブレードは、下位機種と同じ品質の4枚刃です。
やはり、混ぜる・潰す・刻む・砕く・加熱・冷却・挽く・撹拌とマルチに利用できる仕様です。
お手入れは、ミキサー型なので楽です。
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以上、Vitamix E310の紹介でした。
特段設置スペース的に有利というわけではないですが、上位機より値段が少し安いため、さほど大量のコンテナは使わないだろう方はこちらでしょう。
日本の売れ筋はこちらですが、やはり、多くの場合、家庭で2Lは不要だからでしょうね。
4-2・他のミキサー・ジューサーの比較
最後に、ここまで見てきたカテゴリーに入れにくい、ジューサー/ミキサーなどをまとめて紹介します。
【2022年発売】SPW-401(WH) PW-401(GY)
72・ドウシシャ Pieria SPW-401-WH
72・ドウシシャ Pieria SPW-401-GY
¥7,901 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:15000回転/20000回転
連続運転時間 4分
定格容量:500ml
サイズ:幅13×奥行20×高さ31cm
SPW-401は、全自動クッキングミキサーとして、日本の家電メーカーのドウシシャが販売するものです。
わりと個性的な家電を企画販売する企業ですが、(便利かはともかく)本機もそのように言えます。
本機の種類は、ここまで利用してきたタイプ分けにうまく当てはまりません。
あえて言えば、「超小型」という特異性がある料理用ミキサーです。
ドラムの容量は、500mlです。
本体の大きさは、幅13×奥行20×高さ31cm です。
容量面だけで言えば、他社の1Lクラスとあまり変わらない本体サイズです。
ただ、本機は「自動おまかせ調理」というワンポイントがあります。
飲むスープ・離乳食・食べるスープ・豆乳に限りますが、ボタン1つで調理できます。
スイッチを押しておけば、自動で加熱調理を進めます。
前回記事で、バイタミックスが、食材の「摩擦熱」を利用して90度までスープを温められると書きました。
本機はそうした仕組みではなく、既に見たシロカのようにヒーターの熱を使ってあたためる方式です。
そのため、仕上がりまで20分〜35分と、少なからず時間はかかります。
ただ、ブザーはなりますし「ほったらかし調理」ですから一定の利便性はあります。
レシピ集が付属するので、色々作ることはできそうです。
ブレードは、特段素材などの説明はないです。
回転数も、不明です。
本機の定格消費電力は350Wですが、先述のようにヒーター部分に使われるものなので、モーターはあまり強力ではないでしょう。
もちろん、氷は砕けます。
お手入れは、構造的にシンプルなので問題ありません。
食洗機は非対応です。ガラスではないので、煮沸もできないでしょう。
なお、本機は、ヒーターを使うので、利用する際は、30cmほど(上部は100cm)の廃熱スペースは必要です。
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以上、ドウシシャ Pieria SPW-401の紹介でした。
スープ調理が可能で、ここまで小さい製品は(中くらいのなら昔ありましたが)今までなかったかと思います。
ただ、いかんせん調理容量が500mLと少なめで、先述のように、調理に時間もかかる部分で、ピッタリとニーズにハマるだろう人は、さほど多くない気もします。
【2022年発売】
73・サンコー WHSLJUSBK
¥11,993 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:スロージューサー
回転数:100回転
連続運転時間 15分
定格容量:400 mL(ジュースカップ)
サイズ:幅346 ×奥行135 ×高さ388mm
フレッシュスロージューサー WHSLJUSBKは、秋葉原のサンコーが出すジューサーです。
タイプは、スロージューサーです。
食物繊維をこして100%ジュースを作るタイプです。
ただ、形がかなりユニークなので、このカテゴリで見ています。
本体の大きさは、 幅346 ×奥行135 ×高さ388mm です。
スロージューサーとしては、特に幅広です。
ただ、収納については、奥行が狭い部分で、スキマスペースを活かして置いておけそうです。
本体の使い方は、1回目記事で見た韓国のクビンズ機のように、大きな投入口で、大きめの果物がそのまま入れられる構造です。
斜めに差し入れて、横向きに配置されたスクリューとフィルターで、果樹をこし取る仕組みです。家庭用ではなかなか見たことのない構造です。
ジューサーの回転数は、ただ、100回転です。
搾汁はスロージューサーの場合、ゆっくりさせる方がビタミンの残存率が良いという原則からすると速めです。少なくとも、早くて良い理由は書いていません。
スクリューは、樹脂製です。
水分の少ない食材(ニンジンなど)を絞りきる力や、硬いものの対応力は、構造的な部分を含めて、高級機と差はあるでしょう。
つまり本機は(クビンズ機のように)「まるごと食材を入れられる」投入口をもちますが、リンゴ・なし・オレンジなど、種をとってから切って入れることになります。
先ほどみた写真にあったような、キウイなどの食材に限られるでしょう。
ただ、野菜については、横型のほう「搾汁しやすい」そうです。ただ、どうしてそうなるのか野説明がない部分と、そもそも形状的に野菜が入れにくそうな部分はあります。
味の面では、本機は通常フィルターのみです。
フローズンないし、スムージーなどの作り分けは対応できません。
お手入れの手軽さは、本機は、本体以外は食洗機対応です。
ただ、傾斜部分を含めてパーツが結構複雑なので、水残りは生じそうです。
また、耐熱温度は75度です。大手の食洗機は除菌温度(80度)に揚がるものがありますが、そうしたものには対応できません。
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以上、サンコーのWHSLJUSBKの紹介でした。
ユニークな形状です。
横型搾汁であるメリット性が(繊維質の多い野菜の搾汁力の説明)イマイチ分かりにくいことと、食洗機を使わない場合、他のスロージューサーに比べても片付けが面倒そうなのが難点でしょう。低速ジューサーですので、速度部分もネックです。
例えば、野菜に特化して使いやすい機種をだすなど、そちら方面でよりユニークならば、より「サンコーらしい」かなとは思いました。
今回の結論
ジューサー・ミキサーのおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社のジューサー・ミキサーをジャンル別に比較してきました。
最後にいつものように、価格別・目的別に、Atlasのおすすめを提案しておきます。
第1に、健康的な、100%自家製ジュースをつくるのオススメできるスロージューサーは、
【2018年発売】
【上位機種】
1・パナソニック MJ-L600-H
¥24,982 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【下位機種】
2・パナソニック MJ-L400
¥22,236 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:スロージューサー
回転数:45回転
連続運転時間 15分
定格容量:400 mL(ジュースカップ)
サイズ:幅185×奥行176×高さ432mm
ビタミンの保持 ★★★★★★
食物繊維 ★★★☆☆
レシピの多さ ★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
パナソニックのビタミンサーバーでしょう。
値段差もないので、あらごしフィルターも付属する上位機を推します。
「栄養素をなるべく残す」という方向性で言えば、低速で栄養分を飛ばさずにすれる「スロージューサー」が最適です。
幾つも機種がありますが、性能と値段のバランスを考えると、本機が最も良いでしょう。
特に、ステンレスパーツ一体型スクリューを装備する機種ですので、ビタミンを壊さず、最後まで取りきる点では優秀な機種でしょう。
ジュースの味の部分でも、カスが混ざりにくく、雑味も生じにくい点も味の上ではメリットです。
フローズンにも対応するので、夏にもよいでしょう。
一方、上位機に限定されますが、あらごしフィルターも付属します。そのため、繊維質の残存した「あらごしジュース」が可能です
ミキサータイプは、氷が必要なので、100%野菜果汁のジュースはできないわけですが、このような低速ジューサーでは可能です。今までにない新しい味を試してみたい方にはおすすめできます。
そのほか、豆腐レシピや、絞りかすを利用した提案系レシピなどが充実しますし、面白く使えそうです。
一方、栄養素の部分で言えば、スロージューサーは食物繊維は、「絞りかす」として口に入らないです。
ただ、分離した絞りかすを使ったレシピが、辻調理師専門学校監修で幾つも提案されています。
色々アレンジするのも楽しいと思います。
一方、洗うパーツはやや多めです。
経験上、手順祭覚えてしまえば簡単ですが、朝ご飯前に準備するなど「時短要素」を重視したい場合は、他方式を含めた他機のが良いかと思います。
ただ、本機は、食洗機でほぼ洗える点も、低速ジューサーだけでみれば、手間いらずです。
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【2022年発売】
8・ヒューロム H-400
¥65,780 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:スロージューサー
回転数:90回転
連続運転時間 30分
定格容量:500ml
サイズ:幅169×奥行261×高さ471mm
ビタミンの保持 ★★★★★★
食物繊維 ★★★☆☆
レシピの多さ ★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、価格帯が1つ上の製品群からでいえばHUROMのH-400かと思います。
本編で書いたように、この価格帯とサイズの製品になると、2L入る自動投入ホッパーと、ある程度大きな食材のまま入る大きな投入口で「時短性」が高まります。
また、同社の上位機と同じように、「全自動(オールインワン)」ですから、フィルタなどによる細かい調整なしに、簡単にジュースができます。
こうした部分は、パナソニックにない利点で、処理速度と処理量が値段分「上位」です。単純に口を大きくしてもモーターのパワーが不足するので、その部分での価格差と言えます。
片付けのしやすさにも配慮があるので、日常的に「常用する」場合は、設置する価値があるでしょう。
フローズンを含めて対応できるマルチフィルタですし、レパートリーの部分でも問題ないです。
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【2020年発売】
3・ラドンナ Toffy K-BD4-AW
3・ラドンナ Toffy K-BD4-PA
¥9,980 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:スロージューサー
回転数:55回転
連続運転時間 15分
定格容量:500 mL(ジュースカップ)
サイズ:幅124 ×奥行98 ×高さ360mm
ビタミンの保持 ★★★★★
食物繊維 ★★★★☆
レシピの多さ ★★★☆☆
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
一方、1万円以内で考える場合、ラドンナのスロージューサーが候補です。
このタイプでは、最も安価な上、かなり小型で導入しやすいです。
「一点飛びでた優秀性」はないのですが、普通のコールドプレスジュースを作りたいだけならば、この機種でも対応できます。
栄養素の点と味の点では、多のスロージューサーと全く同一です。
とにかくコスパが良いので、気軽に試すのには最も良い機種だと思います。
ただし、パナソニック機などと違って、フローズンやスムージーには対応できないので、単純に100%ジュースが作りたい方に向きます。
第2に、小型で置き場所に困らない、ボトルブレンダーとしておすすめできるのは、
【2022年発売】【400ml】
20・TIGER ミキサー SKR-W400-KD
20・TIGER ミキサー SKR-W400-WS
¥7,600 楽天市場 (5/11執筆時)
20・TIGER ミキサー SKR-W400KD
20・TIGER ミキサー SKR-W400WS
¥7,600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:9000回転
連続運転時間 1分
定格容量:400ml
サイズ:幅11.9×奥行14.9×高さ32.9cm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★
レシピの多さ ★★★★☆
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
タイガーのSKR-W400でしょう。
家庭内で作ったまま冷蔵庫に入れておいたり、持参して職場の冷蔵庫に保存して飲みたい場合、本機は良いと思います。
本体の大きさは、幅11.9×奥行14.9×高さ32.9cmです。
設置に必要な面積はかなり小さめですし、置き場所には困らないでしょう。
方式は、ボトルブミキサーです。
パワーミキサーは大きいものが多いですが、このタイプならば、常識的なサイズ感です。
先述のように、カスは取れないので「すっきり」ストレートジュースは無理です。
ただ、スムージー系を含めて、食物繊維をとりたいような場合は、逆に良いでしょう。
ブレードは、ブラックチタンコート刃です。
しっかり工夫がある刃であり、格安機との差と言えます。
氷などの固い食材の切削力は高いでしょう。
お手入れも、ミキサー方式ですし、簡単です。
とくに、本機は、割れずに、かつ、食洗機も使えるトライタン樹脂です。
(変形可能性から)煮沸はできない仕様ですが、手入れは総じて面倒ではなく、ワンポイントと言えます。
一方、こうした要素を持つ機種は、パナソニックなど他社からもあります。
ただ、静音性について、具体的な言及があるのは、本機の特長で良い部分だと思います。
ミキサーの場合、騒音は、利用に躊躇する要素ですので。
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【2024年発売】VBL-1500後継機
17・ビタントニオ VBL-2000-i
17・ビタントニオ VBL-2000-K
¥6,237 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:不明
連続運転時間 40秒
定格容量:300ml
サイズ:幅9.5×奥行9.5×高さ18.5cm
一方、コードレス型では、ビタントニオの製品が良いでしょう。
モーターや刃の関係で、コード付ほど仕上がりは期待できないものの、小型で、設置場所に困らない部分を評価しました。
類似機もありますが、人気シリーズの3代目で、実用面での改良が進んでいる点で、この製品を推します。
ボトルは、300mlです。
食物繊維入りですし、それほど量を飲めるものではないですし、1人ならばこの程度でも良いでしょう。
本体の大きさは、幅8.5×奥行8.5×高さ21.5cmです。
本機の場合、ボトルカップの素材と密閉性の関係で、作ったジュースをを持ち運ぶことは想定外です。その点で言えば、作ったものを運びたいならば、先ほどの日立のが良いでしょう。
しかし、本機自体を持ち運んで、出先で使いたいシーンが考えられる場合、コードレス型で、バッテリー駆動できる部分で便利です。
持ちはこびも、重さ(500g)を含めて、苦にならないと言えます。
第3に、パワーミキサーで、食物繊維のたっぷり入ったジュースを作りたいならば、
【2020年発売】
55・T-fal ブレンドフォース ネオ BL4201JP
¥5,364 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★
レシピの多さ ★★★★☆
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
T-Falのブレンドフォース・NEOを選ぶと良いでしょう。
お子さんを含む4人以上の家族ならば、大型のブレンドフォースのが良いかも知れません。
日立機同様にミキサー型なので、100%ジュースはできないですし、ビタミンが熱で減る問題はあります。
しかし、食物繊維をジュースと一緒に採れる点で、健康的です。
また、この方式のミキサーは古くからあるものなので、クックパッド等にレシピが豊富にあるのも良い部分です。
なお、このサイズの場合、競合機も多いです。
ただ、十分なパワーを持つ上で、空冷により、その持続性に配慮がある点、特徴的で堅牢な刃を装備する点、さらに、回転数が2段階で調整できる点など、本機は優れた部分が多いです。
上を見たらキリがないですが、この価格ならば、本機はおすすめです。
ただし、容器はプラスチックなので、60度の耐熱温度である点で、料理(暖かいスープ)には使えない点は、注意してください。そういったことをしたい場合は、あとでおすすめする「料理用」を選んでください。
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【2022年発売】
56・T-fal ブレンドフォース ネオ BL42X1JP
¥10,900 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm
なお、本編で書いたように、チョッパーがセットになる、ブレンドフォース ネオ パウエリックス マルチもあります。
その分、少し高いのですが、550mLとそこそこ実用的なサイズなので、ハンバーグ作りなども楽しみたいならば、兼用タイプも良いかと思います。
なお、ミル中断の「かくはん刃」は専用ですが、下刃は、ジューサーとの共用なので、油物を処理したらしっかり洗ってください。
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【2024年発売】
【下位機種】
31・T-fal ミックス&ドリンク ネオ BL1601JP
¥6,480 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【上位機種】
32・T-fal ミックス&ドリンク ネオ BL1605JP
¥8,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:15000回転/20000回転
連続運転時間 4分
定格容量:700ml
サイズ:幅11.6×奥行11.6×高さ32.9cm
一方、1Lサイズは不要というご家庭の場合、T-Falのミックス&ドリンク ネオでもよいでしょう。
先ほど「おすすめ」にあげたボトルブレンダーでも良いです。上からものが追加投入できる利便性が欲しい場合は、こちらです。
定格容量は、700mLです。
サイズは、幅11.6×奥行11.6×高さ32.9cm です。
1Lクラスの製品より、はっきりとスリムと言えます。
700mLあれば、2-3杯分は一度に作れますし、このサイズでも良いという方は多いかと思います。
小型機ながら、モーターもパワフルで、切削性能は期待できそうです。
定格時間も、「エアークーリングシステム」を装備するため、4分ですから、数回の、連続使用も可能でしょう。
回転数も、しっかり2段階で調整できます。
上位機は、ブレードがチタンコートなので、耐久性を重視する場合、そちらをオススメします。
一方、両機とも、ボトルは、70度耐熱のプラスチックなので、(料理など)熱いものは使えない点だけ、注意してください。
第4に、パワーミキサータイプで、ジュースの仕上がりの良さから選べる高性能機としておすすめできるのは、
【2024年発売】
49・TIGER EDGE SLB-A100(KO)
¥42,619 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:10000回転/分
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅17.1×奥行33.2×高さ35.2cm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★
レシピの多さ ★★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
タイガーの EDGE SLB-A100(KO)でしょう。
45度の斜めドラムの採用が大きな理由です。
本編で書いたように、この形状だと、重たい食材がブレードにかかりやすいため、パワーミキサーの範疇では、食感が最も「なめらか」に仕上がりやすいと言えます。
おそらく特許技術でしょうから、技術的に他社は(当分)出さないでしょうし、革新的なミキサーに思います。
味のほか、大きな食材でもしっかり混ざるので、食材を切る準備期間が減るという「時短」要素 と、余すところなく食材の栄養を取れるという「健康」要素も備えた、「欲張り」な製品です。
過年度モデルで、タイガーが推進してきたと言える食洗機対応も、カッター周りとパッキン以外は対応です。
変則的な形のボトルも、水平における上、トライタン樹脂で軽いので、取り回しも良いです。
回転数も、10段階で挑戦できます。
そのため、ジュース類から、スープ類まで、レシピの提案が多いのも良い部分です。
本体の大きさは、幅17.1×奥行33.2×高さ35.2cm です。
構造的に奥行がありますが、幅は狭いので、キッチンに設置できる場所はありそうです。
課題は、バイタミックスなどと同じく、静音性でしょう。
ただ、ジューサーの稼働時間は短いですし、毎朝使うような感じではないならば、問題ないでしょう。
あとは、値段です。
実際、この性能で、もうすこし安ければ、爆発的なヒットになりそうな感もあります。
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【2024年発売】
57・NINJA Ninja Twisti SS151J
¥15,950 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅21,0×奥行16.5×高さ35.0cm
一方、タイガー機が少し予算的に難しい場合、米国のShark NInjaの製品は、代替案と言えます。
とくに、素材的に粘度の高いスープやスムージーの味は期待できそうです。
自動メニューも、実用的なものが多いです。
固い野菜をかくはんするためのエクストラクト、、ディップ作りに便利なスプレッド、フローズンヨーグルトなど、スプーンで食べる感じで堅めにに仕上げるボウルと、スムージー、フローズンです。
どちらかというと、マニュアル動作は、さほど重視しない感はありますが、アメリカ的なホームメイド料理を作りたい場合、特に候補にできるかなと思います。
第5に、ある程度の量の100%ジュースを手早くまとめて作りたい方には、
【2016年発売】(在庫限り)
14・Panasonic 高速ジューサー MJ-H200-R
14・Panasonic 高速ジューサー MJ-H200-W
¥ 11,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:パワージューサー
回転数:11900回転
連続運転時間 :連続
定格容量:500ml
サイズ:幅210×奥行294×高さ293mm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★☆
レシピの多さ ★★★★☆
片付けのしやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのMJ-H200-Rが良いでしょう。
大型機種を買うのも良いでしょうが、日本のキッチン事情を考えれば、小型で高速な機種を何度か運用した方が効率的に思います。
パワージューサー(高速ジューサー)は、ほとんどのメーカーが撤退し、大手ではパナソニックだけです。
味も、カスが分離できる構造なので、味の上でも期待できるでしょう。
1L以上の分量でも、(食材さえきざんでおけば)短時間で処理できるため、大量処理には最適だと思います。また、カスを除く方法なので「作り置き」にも向くでしょう。
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【2024年発売】BM-JH05-WA後継機
13・象印 ジューサー BM-JK05-WA
¥13,780 楽天市場 (5/11執筆時)
【2016年発売】
13・象印 ジューサー BM-JH05-WA
¥11,360 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:パワージューサー
回転数:12000回転
連続運転時間 :連続
定格容量:450ml
サイズ:幅200×奥行255×高さ280mm
ただ、本編で書いたように、パナソニック機は生産完了です。
在庫がないようならば、象印のパワージューサーが良いでしょう。
価格は少し高めですが、チタンコート刃になる部分や、ボトルを含めた設置性など機能面では、パナソニックより良い部分があります。
第6に、100%ジュースも、食物繊維入りのスムージーも両方作ってみたい方には、
【2022年発売】
15・クイジナート CBJ-450J
¥13,689 楽天市場 (5/11執筆時)
タイプ:下で説明
回転数:20,000回転
連続運転時間 1分(10分)
定格容量:450 mL
サイズ:幅230 ×奥行165 ×高さ316mm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★☆
レシピの多さ ★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
クイジナートのCBJ-450Jでしょう。
今回紹介した製品では唯一の「ハイブリッド型」です。
繊維質をこして100%ジュースを作るパワージューサーと、氷はいれるが、食物繊維が摂れるスムージーが作れるボトルブレンダーの2つの機能を持ち合わせますので。
ただ、本編で書いたように、あくまで本機の本質は「パワージューサー」です。
ボトルブレンダーとしては、定格時間の問題があるので、できても1人分です。
その点で言えば、スムージーメインで買おうと思っている方にはあまり向かないでしょう。「試せれば良い」という感じの方に、あくまで向きます。
一方、「ハイブリッド型」ならではの注意点は、そのほか2点あります。
第1に、サイズです。
本機は、幅230 ×奥行165 ×高さ316mmという寸法です。
パワージューサーとして考えると背が高く、ボトルブレンダーとして考えると幅広で、設置性は多少悪いです。
台所の設置スペースは少し考えても良いでしょう。
第2に、お手入れです。
ややパーツが多めで形状が複雑です。
その部分で、本機については(米国発というメーカー柄もあり)食洗機を使うことをある程度前提とした製品に思えます。ただ、その場合も耐熱温度は「70度まで」なので、わりと厄介です。
このように、結構「注意点」はあるので、ある程度そこを理解してから買うべき機種ではあるのですが、それをおしても「両方作ってみたい」という好奇心には抗いがたいものがあります。
第7に、スムージー作りのほか、暖かいスープなども作れる料理用ミキサーとしては、
【2024年発売】
【スープジャーなし】
39・シロカ siroca SM-S151
¥16,038 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:不明
連続運転時間 10分(4分後2分休止要)
定格容量:800ml
サイズ:幅18×奥行15×高さ36cm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★
レシピの多さ ★★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
シロカの SM-S151が良いでしょう。
本体の大きさは、幅18×奥行15×高さ36cm です。
摩擦熱で「過熱」できる料理用の大きなブレンダー、あるいは、低速で回してスープなどの仕上がりを良くするタイプではないです。
ただ、静音性の部分を含めて、日本の一般家庭用の場合、ヒーターで安定的に過熱していくような本機の方式のほうが、サイズを含めて、現実的には便利に思います。
スープは、800Wのヒーターによる過熱です。
30分ほどかけて仕上げていく「スロークック」方式ですが、スープの場合、問題ないように思います。
自動メニューは、本機は多彩です。
本編で書いたように、ホット対応のミキサーは、従来、日本市場ではあまり「受けない」感じでした。しかし、本機は、「体に良いもの」というコンセプトで、レシピの提案が高度です。
【同社のサイト】でPDFの公開がありますが、作ってみたいと思うものが多いです。
とくに、8枚刃の強力なブレードで、乾物がしっかり切れることを活かして、乾燥大豆から豆乳を作れる機能は「受ける」気がします。
操作も、「ハイブリッド調理家電」のようなパネル式で、その部分を含めて、完成度が高いように思います。
第8に、料理に汎用的に利用できる大型機ミキサーとしておすすめなのは、
【2020年発売】
71・Vitamix E310 65738
71・Vitamix E310 65736
71・Vitamix E310 65737
¥89,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:1400L
サイズ:幅19cm×奥行24cm×高さ44cm
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★
レシピの多さ ★★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
バイタミクスのE310でしょう。
スムージー(ジュース)作り以外に、【フードプロセッサーの比較記事】で紹介したような料理にも使える製品は、(モーターパワーの点で)他にはないです。
特に加熱調理は、食材の摩擦熱を利用して「90度まで」暖まるので、調理の手間の1つを「省略」できます。
ただ、相当値段が高く、稼働音もするので、あくまで、上級者向きです。
とくに、音については、朝の利用など、日本の家庭事情に必ずしもベストマッチはしないとは言えます。
補足:調理器具関連記事の紹介
というわけで、今回は、ジューサー・ミキサー・ブレンダーの紹介でした。
1・ジューサー・ミキサーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スロージューサー
1-3:パワージューサー
2・ジューサー・ミキサーの比較 (2)
2-1:コードレスミキサー〈0.3L -〉
2-2:ボトルミキサー〈0.4L -〉
2-3:パワーミキサー〈0.6L -〉
3・ジューサー・ミキサーの比較 (3)
3-1:パワーミキサー〈1L -〉
3-2:料理用パワーミキサー 〈1.2L-〉
4・ジューサー・ミキサーの比較 (4)
4-1:料理用パワーミキサー 〈続き〉
4-2:他のミキサー
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
おすすめの理由などをもう一度確認したい方は、以上のリンクをご覧ください。
また、このブログ「モノマニア」では、調理器具について別にいくつかの記事があります。
1・T-Falのフライパンセットの比較
2・フライパンの比較
3・圧力鍋の比較
4・電気圧力鍋の比較
5・スロージューサーの比較
6・肉の筋切り器の比較
7・ハンドミキサー・ブレンダーの比較
8・フードプロセッサーの比較
こちらの記事もよろしくお願いいたします。
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