1回目記事からの続きです→こちら
3-1・アイオーデータのポータブルSSD
3回目記事のトップバッターは、日本のアイオーデータのポータブルSSDです。
WD系列の日本の販売代理店もしますが、自社レーベルの製品もあります。
ここではそういった製品をみていきます。
1・ポータブルSSDの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SanDisk / WD〈米国〉
2・ポータブルSSDの比較 (2)
2-1:バッファロー 〈日本〉
2-2:キオクシア〈日本〉
3・ポータブルSSDの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:Crucial〈米国〉
4・ポータブルSSDの比較 (4)
4-1:エレコム /ロジテック〈日本〉
4-2:ラシー〈フランス〉
5・ポータブルSSDの比較 (5)
5-1:サムスン〈韓国〉
5-2:トランセンド〈台湾〉
5-3:Lexar ほか
6・ポータブルSSDの比較 (7)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤系の文字色で、イマイチと思う部分については青字で、本文を記していきます。
【2022年発売】
【500GB】
31・アイオーデータ SSPA-USC500K
¥12,665 楽天市場 (6/28執筆時)
【1TB】
31・アイオーデータ SSPA-USC1K/E
¥19,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
31・アイオーデータ SSPA-USC1K
¥18,489 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
31・アイオーデータ SSPA-USC2K/E
¥35,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
31・アイオーデータ SSPA-USC2K
¥32,980 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1000MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :84g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :1年間
ケーブル:USB-A USB-C
SSPA-USCシリーズは、アイオーデーターの中速タイプのポータブルSSDです。
Amazon型番(Eコマース用)もありますが、性能は同じです。
本体形状は、ライバルのバッファローの同等機と似ています。
バンパーを兼ねた曲線的なフォルムです。
主な用途は、PC用です。
ゲーム機などにも使えるでしょう。ただ、テレビ用に本機は推奨がないです。
重さは、84gです。
「激重い」わけではないですが、この速度クラスでは重めです。
サイズは、ただし、約46 × 72 × 11mmです。
とくに長さ面で、バッファローほか、サンディスクの中速タイプのコンパクトです。
この部分は廃熱とバーターですが、多少の構造的な配慮はありそうです。
耐衝撃性は、しっかり、MIL規格試験をクリアしています。
1.2Mからの落下耐性を示します。
ドライブの速度は、読出速度・書込速度は、1000MB/sです。
最近の中速タイプの平均値で、他社と同じです。
接続規格も、USB 3.1です。
PC側のUSB端子が対応水準ならば、規格上の速度が出ます。
付属するケーブルは、両タイプのケーブルが30cmで付属です。
変換端子式を利用するよりは、美観的には良いでしょう。
保証期間は、ただし、1年です。
セキュリティは、ソフトウェアによるAES256bitに対応です。
同社の場合【IO APPS】から「I-O Secret Drive」というソフトをダウンロードして対応できます。ただし、バッファロー同様、ソフトウェアAESは、Windows専用です。
このほか、先ほどのサイト以外、【同社のストレージ関連ソフトページ】にも、本機を含む、同社のSSDで利用可能なストレージがいくつかあります。
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以上、アイオーデータのSSPA-USCシリーズの紹介でした。
他社機の中級中速タイプと比べて「小型」というメリット性があります。ストレージの小型化は同社の得意とするところと言えますので、そこを突き詰めた機種でしょう。
保証の部分はやはり難点ですが、この部分を重視する場合は良いかと思います。ただ、常時使うような運用には、こうした小型製品は不向きでしょう。
他社構成と違い4TBモデルがないのも、サイズ面(廃熱)の限界なのかと思います。
【2023年発売】
【500GB】
32・IODATA SSPM-US500K
¥10,112 楽天市場 (6/28執筆時)
32・IODATA SSPM-US500K/E
¥9,680 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
32・IODATA SSPM-US1K
¥13,950 楽天市場 (6/28執筆時)
32・IODATA SSPM-US1K/E
¥15,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:テレビ・PC・ゲーム機
読出速度:1000MB/s
書込速度:800MB/s
接続:USB3.1
重量 :14g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :1年間
ケーブル:
SSPM-USシリーズは、アイオーデータの軽量級の、SSDドライブです。
形状はスティック型です。
最近はバッファローから超小型もでましたので、このタイプでは「中型」です。
主な用途は、PC・ゲーム機ほか、テレビ用の利用も推奨されます。
本体の重さは、14gです。
サイズは、幅23mm×奥行68mm×高さ9mmです。
若干太めですので、機種によっては隣のポートとの干渉はあり得ます。。
なお、USB端子の部分は収納式です。
耐衝撃性は、本機も米国軍の米国MIL規格に準拠した試験にクリアしています。
ドライブの速度は、読出速度が1000MB/sで、書込速度は、800MB/sです。
このシリーズは新機種になって若干サイズ(長さ)が大きくなったのですが、速度部分のスペックはやや上昇しました。
接続規格は、USB3.1規格です。
ケーブルは、構造的に不要なので未付属です。
一方、USB-C端子への変換アダプターは未付属です。お持ちでない場合、別売のアダプタを買う必要があるでしょう。
保証期間は、1年間です。
セキュリティは、こちらも、ソフトウェアによるAES256bitに対応です。
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以上、アイオーデータのSSPM-USシリーズの紹介でした。先述のように、「小ささ」の部分では、超小型製品がバッファローから出ました。その部分では負けますが、速度はそこそこ速いので、その部分で「勝負」はできています。
あまり小型である必要性がない場合は、こちらも良いでしょう。端子部分もスライド式なので、持ち歩いて使う場合、有利な側面もあります。
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なお、アイオーデータのスティック型は他にもラインナップがあります。
順番にみておきます。
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【2024年発売】
【1TB】
33・IODATA SSPK-UT1
¥8,910 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
33・IODATA SSPK-UT2
¥(24,485) Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:テレビ向け
読出速度:500MB/s
書込速度:400MB/s
接続:USB3.0
重量 :12g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:
第1に、SSPK-UTシリーズです。
サイズは、奥行21×長さ68×厚み9mmで、12gの軽さです。
同社が主に「テレビ向け」として売っている超小型SSDです。
先述のように、先ほどの機種でもTVで利用できますが、TV用としては不要な速度を落とした上で、少し小型にしています。TVで使うならば、出っ張りが少ない方が良いでしょうし、むしろ、こちらが良い選択肢と言えます。
一方、ストラップホールなど、仕事用に便利な部分は削いでいますので、そちらの用途には向きません。
速度は、読み出し500MB/sでので、先ほどの機種より遅いです。
ただ、テレビの録画利用ならばこの程度で十分以上です。
というより、速すぎると、発熱や供給電力不足の問題が出る場合があるので、むしろこれくらいがちょうど良いです。
接続規格は、USB3.0です。
この部分も問題ないです。TV側の電力の弱さも問題にならないでしょう。
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結論的にいえば、TV向けのポータブルSSDとしては割と良さそうです。同社は、TVでの動作確認もしっかりしますし、その部分でも選択肢になると言えます。
ーー【2024年発売】
【1TB】
34・IODATA SSPS-US1GRE
34・IODATA SSPS-US1WE
¥13,030 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
34・IODATA SSPS-US2GRE
34・IODATA SSPS-US2WE
¥24,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Sync Connect+内蔵タイプ)
【500GB】SSPS-US500GR/S同型
34・IODATA SSPS-US500GR/SUE
¥10,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】SSPS-US1GR/S同型
34・IODATA SSPS-US1GR/SUE
¥16,280 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:テレビ・PC・ゲーム機
読出速度:500MB/s
書込速度:400MB/s
接続:USB3.1
重量 :13g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:
第2に、SSPS-USEシリーズです。
こちらも、小型のスティック型です。
サイズも、少し大きめです。
速度は、こちらも、読み出し500MB/sでので、遅めです。
USB規格は、ただ、USB3.1です。
USB3.0でも、ボトルネックになるわけではないので、単純にパーツ関係かと思います。
なお、Sync Connect+内蔵タイプとあるのは、同社の支援ツール(Sync Connect⁺ データ移行マネージャ)が、初期インストールされています。
このソフトは【同社のストレージ関連ソフトページ】で、SSDを含むアイオーデータのストレージならば、どの機種でも無料でダウンロードできます。
したがって、「宣伝成分」が多めな展開に思えます。
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結論的にいえば、小型である部分以外は、あまりポイントといえる部分はないです。
サイズにしても、より小型なものはありますので。
【2022年発売】(23年型番変更)
【500GB】
35・IODATA SSPE-USC500B
¥10,737 楽天市場 (6/28執筆時)
35・IODATA SSPE-USC500/E
¥8,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
35・IODATA SSPE-USC1B
¥16,361 楽天市場 (6/28執筆時)
35・IODATA SSPE-USC1
¥17,645 楽天市場 (6/28執筆時)
35・IODATA SSPE-USC1K/E
¥14,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・スマホ
読出速度:530MB/s
書込速度:450MB/s
接続:USB3.1
重量 :29g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :3年間
ケーブル:
SSPE-USCシリーズも、アイオーデータのスティック型です。
23年に価格改定に伴う型番変更がありました。Bで終わる型番が新型番ですが、Eで終わるAmazon型番を含めて、どれも性能は同じです。値段で決めてOKです。
本体の重さは、29gです。
サイズは、幅28×奥行95×高さ12mmです。
主な用途は、PC、あるいは、スマホ・タブレット用と言えます。
この手のスティック型としては、やや大きめなのは、USB-A端子・USB-C端子双方を装備するからです。ノック式ですので、キャップも不要です。
USBフラッシュメモリだとよく見かけますが、SSDだと珍しいです。
一方、USB-C端子が、右側によった変則的な配置なのは、図のように、他ポートとの干渉配慮とのことです。これは実用新案の特許申請中とのことです。
USB-Cは上下を入れ替えてもさせるので、右側のポートでも(使いやすいかは別として)使えるでしょう。
一方、気になるのは重心バランスです。
接続時に荷重が偏るでしょうから、なんとなく、長時間つけっぱなしのような使い方は抵抗感を感じます。この部分の懸念については、補足情報などはないです。
ただ、軽いですし、持ちはこびをメインにする方向けなので、これでも問題を感じない方もいるのかなとは思います。
耐衝撃性は、さすがに保証はないです。
ドライブの速度は、読出速度が530MB/sで、書込速度は、465MB/sです。
接続規格は、USB3.1規格です。
ケーブルは、構造的に不要なので未付属です。
保証期間は、一方、3年間です。
同社は1年のモデルと3年のモデルが混在します。
種類や価格の違いというより、中身のSSDの調達先の違いの部分があるのかもしれません。
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以上、アイオーデータのSSPE-USCシリーズの紹介でした。
ポート干渉に配慮があるリバーシブルのスティック型というのは「なかなか面白い」と思います。先述のように、重心バランスの部分に懸念はありますが、わりと便利に使える人は多いように思います。
Atlasも(少し)欲しいと思いました。ただ、荷重に問題ないとしても、やはり、左右非対称な「見た目」である点に、デザイン的な違和感は感じました。
【2024年発売】(iPhone向け)
【500GB】
36・ IODATA SSMG-UWC500
¥14,808 楽天市場 (6/28執筆時)
【1TB】
36・ IODATA SSMG-UWC1
¥20,649 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
36・IODATA SSMG-UWC2
¥35,970 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC・スマホ(iPhone)
読出速度:1800MB/s
書込速度:1500MB/s
接続:USB3.1
重量 :32g
セキュリティ: AES256bit(ソフト式)
保証 :1年間
ケーブル:USB-C (15cm)
SSMG-UWCシリーズは、アイオーデータのiPhone向けSSDです。
既に見た、バッファローにも同じタイプがありました。
主な用途は、iPhoneのMagSafe向けです。
磁石でくっつく仕様ですから
【スマホ向けモバイルバッテリーの比較記事】で書いたように、バッテリーだと多いですが、SSDだと、本機で初めて見ました。
先述のように、iPhone15 Pro (Max)以降だと、4KのPro Res動画の撮影時転送ができるようになったので、そういった用途に利用するクリエーター向けです。
こちらには平麺型のUSB-Cケーブルも添付させています。
本体の重さ、32gです。
サイズは、長さ70×奥行62×厚み8.2mmですし、軽量小型です。
ドライブの速度は、読出速度が1800MB/sで、書込速度も、1500MB/sです。
用途的に動画編集をする方に向けたものですし、速めです。
バッファローの同型にくらべても、こちらの方が速いとも言えます。
Apple Pro Resの4K(120fps)撮影でも、外部ストレージに問題なく送れる速度です。
アルミの筐体で、廃熱にも配慮があります。
接続規格は、本機もUSB 3.1です。
耐衝撃性は、一方、MILスペックの落下耐性の記述はないです。
衝撃に強いという特性は強調されますが、想定される利用法からして、あまり強調したくなかった部分はあるかもしれません。
付属するケーブルは、15cmのUSB−C to USB-Cケーブルです。
保証期間は、1年間と短めです。
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以上、アイオーデータのSSMG-UWCシリーズの紹介でした。
本機も、主には、iPhoneでで、高解像度のProResでビデオを長時間撮りたい方向けのストレージと言えそうです。高解像度だと、スマホ容量が厳しいという方には、(バッテリーと併用はできないものの)ニーズがあるかもしれません。
本当は、バッテリーと両方備えるものがあれば便利には思いますが、サイズや規格の問題で難しくはありそうです。
【2024年発売】
【1TB】
37・ IODATA AVSSD-RS1
¥21,582 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
37・ IODATA AVSSD-RS2
¥35,100 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:テレビ(タイムシフト対応)
読出速度:
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :11g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:
AVSSD-RSシリーズは、同社のテレビ向きのポータブルSSD製品です。
用途は、完全にテレビ利用専用です。
形状は、テレビに挿入できるようにコンパクトな設計です。
ドライブの速度は、非公開です。
ただ、本機は、PC向けの高速化処理のかわりに、連続データの安定処理を優先した設計です(IOオリジナルAVRecording)。
それにより、【4K液晶テレビの比較記事】や【有機ELテレビの比較記事】で書いた、東芝のタイムシフト対応TVでの、多チャンネル(6ch)録画に対応させています。
【全録REGZAブルーレイレコーダーの比較】で書いた、東芝のタイムシフトレコーダーも、やはり対応です。
そのほか【パナソニックディーガの比較】で書いた、同社の全録機の外付けドライブとしても、(DIGA側が対応できる最大チャンネルとなる)最大4chまで利用できます。
接続規格は、本機もUSB 3.1です。
先述のように、本機は速度非公開です。
ただ、この仕様を見ると、中身のSSDはそれなりに速いのではないかと思います。
耐衝撃性は、特段の表記はないです。
付属するケーブルもありません。
保証期間は、1年間と短めです。あえて言えば、本機の最大の難点はここです。
常時使用を前提とする本機の性質上、長期保証はやはり出しにくいのでしょう。
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以上、アイオーデータのAVSSD-RSシリーズの紹介でした。
各社のタイムシフトに公式対応できるポータブルSSDとしてプレゼンスがあります。仕組み的に、非対応機で動かないことはないでしょうが、やはり、安定性の部分で課題はでるため、本機を選ぶ意義はあると言えます。
【2024年発売】
【500GB】
38・IODATA SSPD-SUTC500
¥16,336 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【1TB】
38・IODATA SSPD-SUTC1
¥23,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
38・IODATA SSPD-SUTC2
¥42,900 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】
38・IODATA SSPD-SUTC4
¥85,680 楽天市場 (6/28執筆時)
【8TB】
38・IODATA SSPD-SUTC8
¥172,132 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC
読出速度:380MB/s
書込速度:380MB/s
接続:USB3.0
重量 :150g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
SSPD-SUTCシリーズは、アイオーデータのポータブルSSDです。
バッファローにもありましたが、ハードウェア型の自動暗号化対応で「セキュリティ」部分に特徴のある製品です。
用途は、PC専用といえます。
本体の重さは、150gです。
長さも13cmクラスなので、一般的なSSDと比べてさほど小型でもないです。
従来のHDDの半分ほどですが、やはり小型モデルに較べると多少重いと言えます。
とはいえ、そこそこ大きいため、なくしにくいというメリットはあるでしょう。
耐衝撃性は、一方で、高いです。
自社試験ですが、米国のMILスペック水準の落下試験をクリアしており、122cmからの落下試験に合格とのことです。
ドライブの速度は、一方、読出速度が380MB/s、書込速度が380MB/sです。
USB3.0規格にしても、あまり速度は意識していません。
一方、値段の高い理由は、本機のセキュリティ面の機能ゆえです。
こちらについては、ビジネス向けとして、AES256bitの自動暗号化に対応します。そのため、パスワードを入力しないと中身のデータが見れません。
解体してSSDだけ取り出してもデータが盗めないので、企業などの情報管理に向きます。
持ち運んで、外出先で利用したい場合は、パスコードソフトがSSDドライブの中(仮想CDドライブ)にあるので、出先のPCなどでインストール不要でアクセスできる仕様です。
Windowsほか、Macも対応情報があります。
物理的にも、ケンジントンロックがあるため、施錠もできます。
接続規格は、USB3.0(=USB 3.2 gen1)規格です。
ケーブルは、USB-CもUSB-Aも付属です。
保証期間は、しっかり、3年です。
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以上、アイオーデータのHDPD-SUTB/Sシリーズの紹介でした。
堅牢性だけ重視したモデルならば、もう少し軽くて安い製品があるため、ハードウェア暗号化の部分が本機の特長です。
この手の製品は、サムスンやトランセンドだと一般機にもつけますが、日本企業のものだとバッファローと本機くらいで、わりと珍しいですし、ニッチなニーズがあると思います。
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【2024年発売】かんたんデータ移行アプリ内蔵版
【500GB】
39・IODATA SSPD-SUTC500/S
¥17,857 楽天市場 (6/28執筆時)
【1TB】
39・IODATA SSPD-SUTC1/S
¥27,441 楽天市場 (6/28執筆時)
【2TB】
39・IODATA SSPD-SUTC2/S
¥45,379 楽天市場 (6/28執筆時)
【4TB】
39・IODATA SSPD-SUTC4/S
¥87,614 楽天市場 (6/28執筆時)
【8TB】
39・IODATA SSPD-SUTC8/S
¥174,066 楽天市場 (6/28執筆時)
主な用途:PC
読出速度:380MB/s
書込速度:380MB/s
接続:USB3.0
重量 :150g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
なお、SSPD-SUTC/Sシリーズも本機と同じ筐体の製品です。
こちらは、Windows10のサポート終了に伴う、Windows11への以降を支援するというコンセプトで、パッケージを作った製品です。
先ほども搭載機を紹介しました。
先述のように、同社の支援ツール(Sync Connect⁺ データ移行マネージャ)自体は、先ほども紹介した【同社のストレージ関連ソフトページ】で、SSDを含むアイオーデータのストレージならば、どの機種でも無料でダウンロードはできます。
ようするに、こちらをそれを最初から内蔵するとうだけなので、一般ユーザーは選ばなくてよいでしょう。こういった仕様の売り方をするものは、店頭では割高なので。
ただ、本機の場合は、公式にそれを目的と明記して売る製品である上で、Bizシリーズなので、万一の時にサポートを受けやすい「安心感」はあるかもしれません。
先述のように、セキュアなハードウェア型暗号化ができる本機は、筐体としても、こうした目的に適っています。
【2024年発売】
【1TB】SSPR-SUSC1
40・ IODATA SSPR-SUSC1/UE
¥22,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】SSPR-SUSC2
40・ IODATA SSPR-SUSC2/UE
¥39,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TB】SSPR-SUSC2
40・ IODATA SSPR-SUSC2/UE
¥79,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC
読出速度:1000MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :58g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :1年間
ケーブル:USB-C 50cm
SSPR-SUSCシリーズは、アイオーデータのポータブルSSDです。
本機も、ハードウェア型の自動暗号化対応のセキュリティ重視型のモデルです。
用途は、本機もPC専用といえます。
本体の重さは、58gです。
サイズは、幅35×長さ120×高さ12cmです。
スティック型ですが、軽量小型というわけでもないです。
そこに目的があった開発ではないでしょうが「なくしにくい」というメリット性はあるでしょう。ストラップホルダを上手に使えばなおさらです。
耐衝撃性は、一方、特段MILスペックなどは示されません。
ドライブの速度は、読出・書込速度とも、1000MB/sです。
冒頭みた、Sandiskだと「エクストリーム V2」相当で、中級クラスです。
普通の用途ならば快適な速度です。
セキュリティは、本機もAES256bitの自動暗号化に対応します。
同社のI-O Security Lock Appで設定します。
Windowsほか、Macも対応情報があります。
接続規格は、USB3.1(=USB 3.2 gen2)規格です。
接続端子は、USB-Cです。
USB-Aは、変換ケーブル自体ないです。
逆にUSB-Cケーブルが50cmで付属です。端子の干渉対策でしょうが、それにしては少し長めでしょうか。
保証期間は、1年のみです。
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以上、アイオーデータの SSPR-SUSCシリーズの紹介でした。
ハードウェア暗号化できる機種も、スティック型のSSDも、1000MB/sの速度が出せる製品も市場にはあります。
ただ、そこそこ高速なスティック型で、ハードウェア暗号化ができる機種はそこまで多くないかなと思います。
ただ、後ほどみるトランセンドに対応機があり、そちらに比べると、外観は良いですが、やや高めな部分と、保証期間が短い部分は負けています。
その部分で比較は必要でしょう。
3-2・Crucial のポータブルSSD
つづいて、米国のクルーシャルのポータブルSSDです。
同社は、メモリー製造大手の米国のマイクロンのブランドなので、中身のHDDは同社製で確定と言えます。
WD・キオクシア同様に、この部分で、安心感があります。
【2024年発売】
【1TBモデル】
(通常型番)
41・crucial X10 Pro CT1000X10PROSSD9
¥16,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
41・crucial X10 Pro CT1000X10PROSSD902
¥18,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TBモデル】
(通常型番)
41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD9
¥28,280 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD902
¥20,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TBモデル】
(通常型番)
41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD9
¥47,280 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
41・crucial X10 Pro CT2000X10PROSSD902
¥56,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2100MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :42g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C
crucial X10 Proは、クルーシャルのポータブルSSDの最上位機です。
Amazon限定モデルは「Mylio Offer付属モデル」として、同社の有料写真サービスとなるMylio Photo+の3ヶ月の無料使用権がオマケで付きます。
後は同じです。
主な用途は、PCやゲーム機での利用です。
本体の重さは、42gです。
サイズは、 幅650 x 長さ500x 高さ28mmです。
この速度クラスだと、厚みはあるが、小型と言えます。
問題ないでしょう。
ドライブの速度は、読出が2100MB/s、書込は2100MB/sです。
SANDISKで言えばSANDISK エクストリーム プロ V2にあたる水準で、各社の上級機に比する速度です。
この速度だと発熱が心配ですが、海外の分解情報だと、アルミ筐体である上で、分解レポートを見た感じ、ヒートシンクもあるようです。
接続規格は、本機もUSB3.2です。
耐衝撃性は、他社機同様優秀です。
2Mの落下耐性ほか、IP55等級水準ですので、防水性ほか防塵性も確保されます。
カメラユーザーなどがフィールドで利用することもある程度、想定しています。
付属するケーブルは、約15cmのUSB-Cケーブルのみです。
保証期間は、5年間の限定保証です。
セキュリティは、しっかり、ハードウェア型の暗号化技術となるAES265bit対応です。
日本企業だと上位機だけですが、WD(サンディスク)など米国企業だとわりと対応機が多いです。
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以上、crucial X10 Proの紹介でした。
外観はかなりオーソドックスではありますが、現状の価格で言えば、だいたい同じ性能・速度・保証年数のSANDISKのエクストリーム V2と比べて、かなり安いので、結構お得感があります。
性能面では選べる製品の1つでしょう。
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このほか、クルーシャルからは、以下のような下位機がラインナップされます。
順番にみておきます。
【2024年発売】(加筆予定あり)
【1TBモデル】CT1000X10SSD9-02
41・crucial X10 CT1000X10SSD9
¥19,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TBモデル】CT2000X10SSD9-02
41・crucial X10 CT2000X10SSD9
¥31,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TBモデル】CT4000X10SSD9-02
41・crucial X10 CT4000X10SSD9
¥51,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【6TBモデル】CT6000X10SSD9-02
41・crucial X10 CT6000X10SSD9
¥----- Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【8TBモデル】CT8000X10SSD9-02
41・crucial X10 CT8000X10SSD9
¥95,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:2100MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :42g
セキュリティ:
保証 :3年間限定保証
ケーブル:USB-C
第1に、crucial X10です。
現行世代のX10 Proの下位機です。
速度は、上位機と表記は同じです。
比較する場合、本機は、アルミではなく樹脂ケースです。
その部分で、落下耐性(2m→3m)と、防水防塵等級(IP55→IP65)がわずかですが、こちらの方が良いです。一方、放熱性は、アルミ筐体である上位機に負ける上で、情報として、ヒートシンクなどの廃熱に関わる技術情報がない点でいえば、室温が高い夏における、長時間利用時の熱による速度低下、安定性では、結構差があるでしょう。
あとは、ハードウェア暗号化に対応しない部分と、保証期間が違いと言えます。
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結論的にいえば、発売時期の関係で、日本だとむしろ新機種の方が安い感じもありますし、今だと、こちらは選べないでしょう。
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【2024年発売】
【1TBモデル】
(通常型番)
42・crucial X9 Pro CT1000X9PROSSD9
¥17,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
42・crucial X9 Pro CT1000X9PROSSD902
¥16,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TBモデル】
(通常型番)
42・crucial X9 Pro CT2000X9PROSSD9
¥28,580 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
42・crucial X9 Pro CT2000X9PROSSD902
¥27,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TBモデル】
(通常型番)
42・crucial X9 Pro CT4000X9PROSSD9
¥48,680 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
42・crucial X9 Pro CT4000X9PROSSD902
¥47,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :38g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C
第2に、crucial X9 Pro です。
「プロ」系ですが、速度的ににやや落ちる下位機と考えてください。
こちらも、フォトストレージのオマケが付くAmazon限定モデルがあります。
速度は、1000MB/s前後となる、各社の中級機に相当する製品です。
重さは、38gで、サイズは幅650 x 長さ500x 高さ10mmです。
上位機より少し小型・軽量ですが、防塵防滴・耐落下性能は、本機も兼ね備えます。
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結論的にいえば、やはり、形状はオーソドックスですが、中身のSSD製造企業が確定している製品だけで言えば、この速度クラスでは安いと言えます。
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【2024年発売】(Mac仕様)
【1TBモデル】
(通常型番)
43・crucial X9 Pro for Mac CT1000X9PROMACSSD9B
¥16,980 楽天市場 (6/28執筆時)
(Amazon限定) CT1000X9PROMACSSD9B
43・crucial X9 Pro for Mac CT1000X9PROMACSSD9B02
¥16,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TBモデル】
(通常型番)
43・crucial X9 Pro for Mac CT2000X9PROMACSSD9B
¥26,980 楽天市場 (6/28執筆時)
【4TBモデル】
(通常型番)
43・crucial X9 Pro for Mac CT4000X9PROMACSSD9B
¥48,800 楽天市場 (6/28執筆時)
(Amazon限定)
43・crucial X9 Pro for Mac CT4000X9PROMACSSD9B02
¥52,846 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :38g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-C
第3に、crucial X9 Pro for Mac です。
1つ上のの製品のMac仕様です。
ただ、初期フォーマットと外観色の展開以外の違いはないです。
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【2024年発売】
【1TBモデル】
(通常型番)
44・crucial X9 CT1000X9SSD9
¥12,800 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
44・crucial X9 CT1000X9SSD902
¥11,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TBモデル】
(通常型番)
44・crucial X9 CT2000X9SSD9
¥22,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
(Amazon限定)
44・crucial X9 CT2000X9SSD902
¥22,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【4TBモデル】
(Amazon限定)
44・crucial X9 CT4000X9SSD902
¥43,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
主な用途:PC・ゲーム機
読出速度:1050MB/s
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :32g
セキュリティ:
保証 :5年間限定保証
ケーブル:USB-A USB-C
第4に、crucial X9 です。
サイズは、1つ上で見たcrucial X9 Proと同じです。
ただ、こちらは書込速度と防塵防滴性、そして、データの暗号化技術の記載がない製品です。
あまり価格差もないですし、あえてこちらを選択しなくても良さそうです。上位機が良いでしょう。
次回に続く!
ポータブルSSDのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ポータブルSSDの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
4・ポータブルSSDの比較 (4)
4-1:エレコム /ロジテック〈日本〉
4-2:ラシー〈フランス〉
5・ポータブルSSDの比較 (5)
5-1:サムスン〈韓国〉
5-2:トランセンド〈台湾〉
5-3:東芝〈日本〉
5-4:Lexar ほか
6・ポータブルSSDの比較 (7)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の4回目記事(こちら)では、日本のエレコムや、ラシーなどの製品をみていきます。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論編」となる6回目記事(こちら)では、今回紹介してきた全製品から、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら