1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
コーヒー豆を挽くのに最適なミルは結論的にこの機種!
というわけで、今回はコーヒーミル(グラインダー)について紹介しました。
1・コーヒーミルの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:メリタ〈ドイツ〉
1-3:デロンギ〈イタリア〉
1-4:ボダム〈北欧〉
1-5:カリタ〈日本〉
1-6:ハリオ〈日本〉
2・コーヒーミルの比較 (2)
2-1:みるっこDX〈日本〉
2-2:ラッセルホブズ〈英国〉
2-3:ソリスジャパン〈スイス〉
2-4:ユニーク Cores ほか
3・コーヒーミルの比較 (3)
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
3回目記事では、最後にいつものように、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種について書いておきたいと思います。
第1に、コーヒー専用で考えた場合、入門用に最もおすすめできるのは

【2014年発売】
7・デロンギ DeLonghi KG79J
¥7,763 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
ミル方式:臼式
極細挽き:
ホッパー容量:120g
コンテナ容量:100g
定格時間: 70秒
粗さ調整:(無段階)
サイズ: 幅130×奥行160×高さ260mm
コーヒー粉の質 ★★★★☆
粒度の調整 ★★★★☆
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★★
エスプレッソ ★☆☆ ☆☆
総合評価 ★★★★☆
デロンギのKG79Jでしょう。

ミルの方式は、臼式です。
ハンドドリップや、普通のコーヒーメーカーに使うのに向く製品です。
挽きムラ(粉の均一性)も、コーヒー用の中細挽きまでならば、上位方式に劣らないので、問題ないです。
エスプレッソに使う方と、ハンドドリップでも、相当細かいメッシュにする方を除けば、これでよいです。

刃も、熱が入りにくく、金味が付きにくいセラミック刃ですし、質は良いです。

本体サイズは、臼式のメリット性で、コーン式などより小型で設置性がよいです。
キッチンの広さに課題があるご家庭は、形状的に設置しやすい本機は「おすすめ」です。
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【2017年発売】
4・メリタ ECG71-1B
¥6,840 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
ミル方式:フラット式
極細挽き:
ホッパー容量:200g
コンテナ容量:200g
定格時間:60秒
粗さ調整:17段階
サイズ: 幅97×奥行160×高さ255mm
コーヒー粉の質 ★★★★☆
粒度の調整 ★★★★☆
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★★
エスプレッソ ★☆☆ ☆☆
総合評価 ★★★★☆
一方、安めの対抗機を挙げるとすると、メリタの「パーフェクトタッチ2」です。

本体サイズは、 幅113×奥行153×高さ219mmですの。
デロンギよりも「1回り小型」です。

ミルの方式は、フラット式です。
格安なので、本機は、極細挽きができない仕様ですので、そこだけ注意してください。
定格時間内に、一気に200gを挽けるので、一度に挽いてしまいたい方には特に向くでしょう。
第2に、アロマを重視したい方向けの中級機としておすすめできるのは、

【2019年発売】
8・デロンギ コーン式グラインダー KG366J
¥15,817 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
ミル方式:コーン式
極細挽き:対応
ホッパー容量:310g
コンテナ容量:110g(中挽)
定格時間: 70秒
粗さ調整:16段階
サイズ: 幅135×奥行195×高さ290mm
コーヒー粉の質 ★★★★★
粒度の調整 ★★★★★
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★☆
エスプレッソ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
デロンギのコーヒーグラインダーのKG366Jでしょう。

ミルの方式は、コーン式です。
先述のように、この方式は、熱の入りにくさや、豆の均一性、(相対的な)微粉の少なさなど、味の部分で臼式より評価が高いです。

コーヒーの味も、したがって、アロマを重視したい場合は、特に選ぶ意義があります。
16段階で挽き具合が調整できる部分を含めて「中級者」に向きます。
エスプレッソは、極細挽きができるため対応できます。
同社は、自社マシンを展開する点を含めて、この部分の信頼性は高いでしょう。
本体サイズは、一方、幅135×奥行195×高さ290mmです。
長細いので、設置性は悪くないですが、構造的に臼式に及ばない部分はあります。
メンテ性も、(さほどたいへんではないですが)臼式よりは手間がかかります。
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結論的にいえば、先述のように、エスプレッソ用に考えている方ほか、コーヒーでも味にこだわりたい方は、本機が良いです。Atlasも本機の旧機種を使っていました。
ただ、同社の臼式も、中細挽きまでのコーヒーに関しては「味が優秀」です。両方みたことがありますが、正直、ブラインドで味の違いが分かる自信はないです。
そういった意味で、「こだわりある」中級者に限定しておすすめする製品です。
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【2025年発売】(下位機は2020年)
(上位機)(イオン発生機・UVケースあり)
28・ソリスジャパン スカラゼロスタチック SK1662
¥16,970 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
(下位機)(イオン発生機・UVケースなし)
29・ソリスジャパン ソリス スカラプラス SK1661
¥9,945 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
ミル方式:コーン式
極細挽き:対応
ホッパー容量:300g
コンテナ容量:70g
定格時間:60秒
粗さ調整:21段階
サイズ:幅135×奥行170×高さ285mm
コーヒー粉の質 ★★★★★
粒度の調整 ★★★★★
静電気対策 ★★★★★(上位機)
掃除しやすさ ★★★★☆
エスプレッソ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、スイスの老舗コーヒー器具メーカーのソリスが出す2製品も、有力な候補です。

上位機の場合、やや高いですが、イオン発生機があるので、静電気対策が充実します。
本編で書いたように、冬場の館蔵する時期を含めて必ずしも万能とは言えないものの、たいていの環境において、効果は見込めます。
毎日の使用時を考えると、重視したい部分ですし、ここを「ポイント」に本機を選ぶのは個人的に「あり」かと思います。

下位機の場合、デロンギ機と仕様はほぼ同じですが若干安めなので、その部分で候補にできます。
こちらを第1の「おすすめ」でも良かったのですが、 個人的にはサイドにダイヤルがある仕様より、デロンギ方式の方が使いやすいと思います。あと、補修部品の入手についても、若干、デロンギの方がよいかなとは思います。
ただ、そこまで気にするのは「大げさ」には思いますし、キッチン的に問題がないならば、値段面を重視し、本機でもOKです。
第3に、2万円前後の上級機として、技術的裏打ちがみられる上位機は

【2017年発売】
9・デロンギ デディカ KG521J-M
¥22,813 楽天市場 (1/8執筆時)
ミル方式:コーン式
極細挽き:対応
ホッパー容量:350g
コンテナ容量:120g(中挽)
定格時間: 40秒×2
粗さ調整:18段階
サイズ:幅155×奥行255×高さ385mm
コーヒー粉の質 ★★★★★★
粒度の調整 ★★★★★
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★☆
エスプレッソ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
デロンギ デディカ KG521J-Mでしょう。

ミルの方式は、本機もコーン式です。
この方式は、低速で回せる部分に意義がありますが、本機は、DCリダクションモーターを採用します。
豆により熱が入らないので、香りがさらに飛びにくく、ミルの改良もあり、豆の均一性も高まっています。
こうした部分で、雑味が出にくいため、スペシャルティコーヒーなどの高品質豆の味も引き出しやすそうです。
その点で、ワンポイントがある本機はオススメです。

サイズは、幅155×奥行255×高さ385mm です。
幅は狭いですが、置行・高さは出てくるので、置けるキッチンは限られるでしょう。
ここが最大の難点です。

その他は、問題ないです。粒状の調整も細かくできますし、杯数や濃さでも指定できる点も面白いです。
保証の部分も、デロンギは日本に進出して長いですし、長く安心して使えるでしょう。
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【2020年発売】
5・Melitta バリオ VARIO-E CG-124
¥36,799 楽天市場 (1/8執筆時)
ミル方式:コーン式
極細挽き:対応
ホッパー容量:220g
コンテナ容量:142g
定格時間:60秒
粗さ調整:40段階
サイズ:幅120×奥行160×高さ350mm
コーヒー粉の質 ★★★★★
粒度の調整 ★★★★★★
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★☆
エスプレッソ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、対抗馬を挙げておけば、メリタのCG-124です。
2020年に型番が変わりましたが、昔からあるもコーン式です。
低速DCモーターを採用しない点で、デロンギほどの革新性はないですが、VARIO-Eは、(ドイツらしく)長年の技術的な信頼性がある製品です。

粗さ調整も、40段階と細かいほか、なにより、幅120×奥行160×高さ350mmと、高さ方面以外は、それなりに設置性がよいです。
横にスイッチがあるのは、デロンギも同じですし、設置性の部分で、本機を選ぶのは「あり」でしょう。
第4に、喫茶店などで、あえて業務用を買うほどでもない方には、

【2020年発売】
(ブルー・グリーン)
18・ナイスカットミル NEXT G2 61122
19・ナイスカットミル NEXT G2 61120
¥42,450 楽天市場 (1/8執筆時)
(アクアブルー)Amazon限定 B08R9D4VVQ
20・ナイスカットミル NEXT G2
¥49,880 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
(ボルドーブラウン)24年新色
21・ナイスカットミル NEXT G2 611370
¥61,192 楽天市場 (1/8執筆時)
ミル方式:フラット式
極細挽き:対応
ホッパー容量:60g
コンテナ容量:60g
定格時間:5分
粗さ調整:8段階
サイズ:幅123×奥行215×高さ401mm
コーヒー粉の質 ★★★★★
粒度の調整 ★★★★★
静電気対策 ★★★★★
掃除しやすさ ★★★★★★
エスプレッソ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
カリタのナイスカットNEXTG2でしょう。
この場合、重要になるのは定格運転時間です。
家庭用は、定格時間が短く、実際的に「短時間で大量にはすれない」といえます。
その部分で、本機は優秀です。
これ以上となると、完全に本職向けといえる「みるっこDX」しかないです。

その上で、静電気対策が充実します。
コーヒーミルで、ここまで静電気問題に真面目に取り組んだ機種は他にないです。
この点にストレスを感じてきた方には、本機が最良です。

味の部分でも、モーターの回転数の調整と、セラミック刃の採用で、熱問題と豆の均質化の問題に取り組んだ機種です。
先述のように、フラット式は熱が弱点ですが、本機はそこに対策があるフラット式ですので、家庭にも向くでしょう。
個人用としては上級者向けですが、値段相応の期待感があります。
第5に、普段しまっておける超小型機としては、

【2020年発売】
1・メリタ VARIE SIMPLE ECG64-1L
¥4,200 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 幅98×奥行98×高さ183mm
2・メリタ VARIE PIAZZA ECG65-1B
¥3,481 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ : 幅92×奥行107×高さ194mm
ミル方式:プロペラ式
極細挽き:
ホッパー容量:70g
コンテナ容量:
定格時間: 60秒
粗さ調整:
コーヒー粉の質 ★★★☆☆
粒度の調整 ★★★☆☆
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★☆☆
エスプレッソ ★☆☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
メリタのプロペラ式でしょう。

上位方式と比較してしまうと、確かに「落ちる」のですが、小型で普段しまっておけるサイズです。
実際、コーヒー屋さんで挽いてもらったり、コーヒー粉を買うより、自宅で豆を挽いた方が確実に「美味しい」ですし、プロペラ式導入の意味はあります。

一方、コップが取り外して洗えないという端点を抱えますが、必要十分のコーヒー粉は得られます。
ただし、細かい挽きカスは毎回手入れしないと、コーヒーの味を落とす原因になるので、注意してください。
豆の均一性の点では、動作を途中で止めて攪拌しながら回すと、意外と上手に挽けます。
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【2025年発売】
30・ユニーク oceanrich G3 UQ-ORG3CBK
¥9,980 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
ミル方式:コーン式(ステンレス刃)
極細挽き:非対応
ホッパー容量:30g
コンテナ容量:110g
定格時間:
粗さ調整:5段階
サイズ: 幅100×奥行100×高さ215mm
コーヒー粉の質 ★★★★☆
粒度の調整 ★★★★★
静電気対策 ★★★★☆
掃除しやすさ ★★★★☆
エスプレッソ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ただ、味を重視したい場合は、ユニークのoceanrich G3がおすすめです。

本体サイズは、 幅100×奥行100×高さ215mm です。
かなりコンパクトです。USB-C充電で動くことを考えると、設置性は良いです。

方式は、コーン式です。
すぐれたコーン式を採用する製品では、最小クラスです。
ホッパーは、30gです。
利用法によっては、注意点です。
1回2-3杯分(コーヒーで500mL前後)で構わないならばこれで良いかと思います。
ただ、下部のガラスコンテナは、110gあります。
豆だけ2回セットすれば、家庭用としても使える水準です。
満量になるまでの数回の連続使用も、モーター的に問題ないです。

USB充電式ですが、1.5時間の充電で10回稼動します。
10回までは、連続使用できますし、コンテナ兼用の保存瓶は110gですので数日分は、「まとめ挽き」して保存しておけます。
野外でも使えますし、キャンプ用などにも良さそうです。
補足:コーヒー関連記事の紹介
以上、今回は、コーヒーグラインダーを比較してみました。
最後に「おまけ」です。

このブログでは、コーヒ豆については、産地別の味の違いと特長について、以上の記事でまとめています。こちらもよろしくお願いします。
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7・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
そのほか、このブログ「モノマニア」には、コーヒーメーカー関連の記事が他にもあります。
10・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
とくに10回目の記事では、コーヒーメーカーとエスプレッソメーカーと合わせて、紹介してきた機種全部からオススメの機種を改めて「まとめ」ました。よろしければご覧ください
ではでは。
