1回目記事からの続きです→こちら
4-1・PoplnのLEDシーリングライト
4回目記事のトップバッターは、韓国のpopInのシーリングライトです。
映像+照明という面白いコンセプトのシーリングを発売する新興企業です。
1・8畳用シーリングライトの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
2・8畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:Hotalux(NEC)
2-2:アイリスオーヤマ
3・8畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ODELIC
4・8畳用シーリングライトの比較 (4)
4-1:popIn
4-2:ドウシシャ
4-3:他の企業
5・シーリングライトまとめ
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら説明していきます。
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また、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
なお、今回は8畳用のみの紹介です。
別の畳数でお探しだった方は、以上のリンクをご利用ください。よろしくお願いします。
【8畳用】
【2023年発売】popIn Aladdin 2 Plus後継機
65・popIn Aladdin X2 Plus
¥129,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(160W)
最大時:4300ルーメン
サイズ:直径47.6cm×高さ14.5cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra80
popIn Aladdin X2 Plusは、キックスターター発の、新コンセプトのLEDシーリングライトです。
本機は、このブログの【プロジェクターの比較記事】でも紹介しました。
そのことからも分かるよう、「映像もみれるLEDシーリングライト」です。スピーカーも内蔵です。
2022年に出たpopIn Aladdin 2 Plusの後継機となります。
プロジェクター部分ではなく、ライトの部分で「常夜灯の色味」の改善と、「おはようタイマー」の進化(色温度を変えながら徐々に明るくなる)がポイントです。
常夜灯は、「色ムラの改善」との表記です。使う場合、割と気になるところなので、良い変更でした。
本機の重さは、4.9kgです。
家庭用の引っかけシーリングの耐荷重が5kgなので「ギリギリOK」に設計しています。
以下、とりあえず、「照明としての実力」をまずは紹介します。
明るさは、3800ルーメンです。
照明単独での消費電力は不明ですが、8畳用として暗めです。
ただ、スマホでのモード調整で、8畳用の最大値とだいたい同じ、最大4300ルーメンまでブーストできます。一方、シーリングライトとしてのみ使う場合の消費電力は非開示で、分かりにくい部分はあります。
調光(明るさ調整)連続調光が可能です。
常夜灯も装備です。
調色(色の調整)は、本機も対応です。
演色性の値は、一方、Ra>80です。
このあたりは、シアター専用に考えないならば、リビング用としては鮮やかさに少し欠けます。
タイマーは、一方、単体では機能がありません。
本機は付属リモコンで、ボタンほか、音声でのスマホでの操作に対応しますが、やはりタイマー設定はできません。
シアター用としては、輝度がやや弱め(900ANSIルーメン)なので、写真にあるように、部屋を暗くして利用するのが前提です。
ネットワークは、Bluetoothと共にWi-Fiが、本体に内蔵されます。
その上で、Android OS 9.0を装備するため、YouTubeほか、アマゾンのプライムビデオや、Netflixをはじめとしたアプリが、アプリとして内蔵されます。
投影距離は、サイズ固定なので、投影距離で決まります。
85cm以上壁から離れての利用が原則です。100インチ投影したい場合は、だいたい1.78m必要です。
だいたい部屋の真ん中にシーリングソケットがあるのが普通ですので、「8畳間」の縦方向で使うならば、たいていの場合は、「大画面」となるでしょう。
映像に関わる部分は、このブログの【プロジェクターの比較記事】に書きました。
他社機と比較しながら説明しているので、興味のある方はご覧ください。
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以上、popIn Aladdin X2 Plusの紹介でした。
照明の部分を主にした設計ではないため、リビング用の照明としては、照度と演色性の値の部分で、少し実力不足でしょう。
ただ、「8畳用」として出していることからも分かるよう、寝室や、シアター専用の部屋で、目的を映像視聴に置いて利用するならば、その設置性の良さは、かなり高く評価できます。
キックスターター発らしい、ニッチだけど「欲しいな」と思わせる製品に思います。
最後に、ここまでの紹介に漏れた製品を総ざらいします。
「ニッチな」製品も多いです。
4-2・ドウシシャのシーリングライト
つづいて、ドウシシャのシーリングライトです。
わりとユニークな照明を展開する日本企業となります。
【2023年発売】
【8畳用】乳白色
66・ドウシシャ ルミナセーブ LSV-Y08DX
¥7,980 楽天市場 (5/15執筆時)
66・ドウシシャ ルミナセーブ LSR-Y08DX
¥12,200 楽天市場 (5/15執筆時)
【8畳用】クリアフレーム
66・ドウシシャ ルミナセーブ LSA-Y08DX
¥9,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(23.2W)
サイズ:直径56cm×高さ9.1cm
調光:11段階
調色:不可
演色性の値:
ルミナセーブ LSV-Y08DXは、ドウシシャの販売するシーリングライトです。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。ただ、LSA-Y08DXだけは、クリアフレームで、シェードの形状が多少異なっています。
明るさは、4299ルーメンです。
この畳数の最大の明るさを達成します。
調色(色の調整)は、ただ対応しません。昼白色のみになります。
また、くっきりモードやブーストなど、おまけ機能もないです。
一方、本機の「売り」は省エネ性で、消費電力が23.2Wです。
調色ができない部分はありますが、他社機より3割ほどよい計算です。さらに、明るさは落ちますが、2種の節電モードもあります。
先述のように、光量は最大値を達成しているため、評価できるポイントです。
ただ、演色値(Ra)が非公開であるほか、正確な色温度の説明もないです。
中心部までの明るさは、実物をみれたら加筆予定です。
ただ、仕様のLEDの配置を見た感じだと、配光ムラがないかも事前にチェックしたほうが良さそうです。
調光(明るさ調整)は、11段階です。
常夜灯は2段階のみです。
タイマーは、時計認識ができないため、30・60分のおやすみタイマーだけです。
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以上、ドウシシャのルミナセーブの紹介でした。
消費電力部分で優秀です。ただ、照明としての快適さについては、多くの部分で犠牲にしての数字ですので、総合的に見ると、イマイチな部分が目立つと言えます。
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なお、同社のルミナスLED(LuminousLED)の入門機は、他にもラインナップがあります。
順番にみておきます。
【2023年発売】
【8畳用】
【調光・調色対応】E50-X08DSD
67・ドウシシャ ルミナス E50-X08DS
¥6,450 楽天市場 (5/15執筆時)
【昼光色】
67・ドウシシャ ルミナス E50-X08DX
¥4,780 楽天市場 (5/15執筆時)
【調光のみ・ハローキティ】
67・ドウシシャ ルミナス HK50-Z08DX
¥6,910 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(32.1W)
サイズ:直径50cm×高さ9.1cm
調光:11段階
色:上記参照
演色性の値:
第1に、 AM45-X08DSなどです。
これらは、特段消費電力の部分で特色がないほか、畳数あたりの最大の明るさに達していない製品です。おすすめはできません。
ただ、E50-X08DXは、サンリオのコラボで、蓄光塗料をカバーに塗布しているので、暗くなってから、一定時間ですが光るという工夫があります。
昭和時代にはこのような工夫が結構あったように思いますし、シーリングではNEC時代の「ホタルック」と同じ工夫ですが、キャラクター製品とした点に、リバイバル的な面白みがあります。
なお、蓄光塗料は(本体のLED寿命より)長持ちなので薄くはならないです。子供部屋には良さそうですが、明るさだけ注意してください。
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【2024年発売】
【8畳用】
【調光・調色対応】(31.2W)
68・ドウシシャ ルミナス E40A-Z08DS
¥4,197 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【昼光色:光拡散カバー】(32.1W)
68・ドウシシャ ルミナス E45A-Z08DX
¥(5,396) Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【昼光色】(31.2W)
68・ドウシシャ ルミナス E40A-Z08DX
¥3,891 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:4100ルーメン(31.2W)
サイズ:直径50cm×高さ9.1cm
調光:7段階
色:上記参照
演色性の値:
第2に、 E40A-Z08DS などです。
1つ上の製品の新世代で、4100lmと明るさが強化されています。
ただし、適用畳数あたりの最大光量(4299lm)には引き続き届かない「廉価版」です。
一方、E45A-Z08DXだけは、調色できない製品ですが、こちらだけ光拡散カバーがあります。
格安機の場合、LEDモジュールが少なく、中央が暗いモデルが大半です。こちらも数は同じですが、LEDの明かりを拡散するためのレンズカバーがあるので、上位機並みに、中央まで明るいという製品です。ただ、そのぶん、価格も高いですし、お買得というわけでもないです。
これ以外の製品は、調色・調光対応の製品を含めて、先ほどの機種と同じで、中央まで明るくないタイプです。
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【8畳用】【2023年発売】
【調光・調色対応】MDT-Z08DS MDR-Z08DS
69・ドウシシャ ルミナス MADOROMI MDAM-Z08DS
¥(9,295) Amazon.co.jp (5/15執筆時)
69・ドウシシャ ルミナス MADOROMI MDRT-Z08DS
¥10,980 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(32.1W)
サイズ:直径56cm×高さ9.1cm
調光:11段階
調色:昼白色〜夕暮色(1900K)
演色性の値:
第2に、MADOROMIシリーズです。
やはり、畳数当たりのの最大の明るさに達していない製品です。
ただ、こちらは、電球色より色温度が低い、1800Kの表現力があり、夕暮れ色が出せるとされます。「まどろみ」という名前の由来です。
なお、口絵をみると、導光板で、シルエットを表現しているように見えます(左図)。ただ、これは、イメージで、実際は、普通の間接照明的な光です(右図)。
光が時間の変化で、強弱で揺らぐ工夫があるので「焚き火モード」と名付けています。
一方、この部分は、「個性トイして問題ないのですが、本機は、この工夫がある関係で、昼光色の表現ができない点に注意してください。
電球色も、色傾向が少し異なりますし、配置的に中央部が暗さはより気になりやすい部分はあります。
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結論的にいえば、かなり特殊な配色のLEDシーリングライトであることを理解して、選ぶべきでしょう。また、気に入ったとしても、白色系では、明るさはより感じにくい点で言えば、8畳用とはいえ、より狭い部屋に限定して利用することをオススメします。
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【8畳用】【2024年発売】
【調光のみ】TKE-Y08DX
70・ドウシシャ ルミナス ハパつく TKE-Y08DXD
¥8,778 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(26W)
サイズ:直径50cm×高さ9.1cm
調光:11段階
調色:不可
演色性の値:
第3に、ハパつく TKE-Y08DXD です。
こちらは、コンセプト家電的なもので、単3乾電池4本で、停電時に約4時間の実用点灯させられるものです(280ルーメンから30ルーメン)。ようするに、避難用具を探し、避難準備をするほどの時間を稼げるというコンセプトです。
乾電池は内蔵なので、定期的にシェードを開けて入れ替えるのが面倒ですが、リモコンで残量確認ができるので、忘れずに入れ替えられるのは良い工夫です。
リモコンも、手元灯があるので、非常灯になります。
ただし、こちらも、普段の明かりは、適用畳数あたりの最大値から離れるので、明るいシーリングライトを希望する場合は、注意です。
【2023年発売】
【8畳】
【通常型番】
71・ドウシシャ DCC-A08CM
¥32,780 楽天市場 (5/15執筆時)
【Amazon限定】
71・ドウシシャ ACC-A08CM
¥29,751 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:4000ルーメン(36W+13W)
サイズ:直径60cm×高さ16cm
調光:10段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:
DCC-08CM は、日本のドウシシャのシーリングファンライトです。
Amazon限定モデルがありますが、性能は同じです。
空調家電で有名なメーカーですから、やはり、そちらで勝負します。
【扇風機の比較記事】でも紹介した同社の「カモメファン」に似た形状の7枚羽根のファンを装備しています。
面白いのは、【サーキュレーターの比較記事】で書いたような単独専門機とことなり、正回転と逆回転ができる仕様で、年中の空気のかくはんを可能にしている点です。
「LEDシーリングファンライト」というのは他社で見あたらないので、独壇場でしょう。
風量も、最大31㎣/分で16段階の調整と、天井ファンとしては優秀です。
気になる騒音も、DCモーター採用ですから、(ゆっくり回る、外国風の天井ファンライトは別として)、静かといえ問題ないでしょう。
一方、天井設置型で高速回転するので、1ヶ月に一度、羽の部分の手入れ(ほこり取り)は必要です。カバーを回し開けて、羽根を外してふき掃除が基本です。
本機も、調光・調色に対応します。
明るさは、4000ルーメンと8畳用としては暗いです。
配光については、ファンモデルと違って中心部が凸構造なので、配光にムラはよりあるでしょう。
演色性の値は、不明です。
消費電力は、多めです。なお、ファンの部分は別計算で、さらに最大13Wが別にかかります。
タイマーは、本機は、時計の表示自体はできますが、できるのは、おやすみタイマーの設定だけです。
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以上、ドウシシャのシーリングファンライトの紹介でした。
パナソニックのスピーカー機もそうですが、天井シーリングの「ハイブリッド家電化」は最近の流行です。ファンをつけた独創性は評価できますし、実際本機は売れています。
一方、天井が高いご家庭については、月次のファンの手入れが面倒という点に注意してください。
また、毎日使わない部屋に設置すると、たまの利用時に溜まったホコリが落ちてくる可能性もあるため、基本的にはリビング用でしょう。
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【2023年発売】
【8畳】
【通常型番】
70・ドウシシャ DCC-SW08EC
¥\26,938 楽天市場 (5/15執筆時)
【Amazon限定】
70・ドウシシャ ACCSW08ECA
¥26,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:5000ルーメン(60W )
サイズ:直径60cm×高さ20cm
調光:10段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:
なお、本機には、最大18度まで、ファンがスイングする上位機もあります。
ただ、本機は空気循環には優れますが、(扇風機のように)直風にあたって涼むレベルではないので、機能としては不要に思えます。
【2020年発売】
【8畳】
71・ ドウシシャ notes OS-W08DS
¥(27,800) Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:4000ルーメン(54W)
サイズ:直径50cm×高さ8.6cm
調光:11段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:
notes OS-W08DS も、日本のドウシシャのシーリングファンライトです。
オリオンとの共同開発とされますが、ドウシシャがオリオンは吸収しているので、どちらかと言えば、企業内共同開発というような感じです。
こちらはスピーカー搭載モデルです。
したがって、ライバルは、パナソニックのThe Soundシリーズでしょうが、値段的にはこちらが安いです。
本機も、調光・調色に対応します。
明るさは、4900ルーメンと暗いです。
配光については、真ん中がない仕様ですが、中心部が暗くならないような配列の配慮はあります。
演色性の値は、不明です。
消費電力は、照明単独で38W、スピーカー利用でプラス16Wほどです。
スピーカーの音質については、中低音を担当する7cmのフルレンジスピーカーと、高音域用の3.1cmのトゥイーターを、装備する2WAYです。
ステレオではない点、配置的にサラウンドスピーカーとも言えないため、あくまでモノラルな天井スピーカーです。ただ、BGM的に音楽を聴くには十分かと思います。
バッファロー bshsbtr500bk
¥7,680 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
TVとの接続も他社のトランスミッターを購入すれば可能です。
ただ、Bluetooth接続で、コーデックがSBC・AAC・Apt-xのみとなり、Apt-x LLなどの低遅延コーデックを扱えないので、ゲーム・映画ほかで音の遅延(口パクのズレ)は多少あると思います。
また、パナソニック機で説明したように、Bluetoothの再ペアリングの際に照明の電源も入れ直さないといけない仕組みなので、壁に照明スイッチがないお部屋(リモコンのみ)だと使いにくいかと思います。
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以上、ドウシシャの notes OS-W08DS の紹介でした。
家庭用で聴き入る感じの製品ではないですし、照明としてもイマイチな性能です。ただ、美容院などで聴きながすBGMのようなイメージならば、満足できるかなと思えます。
4-3・その他のシーリングライト
最後に、ここまで見た以外の製品を、まとめて紹介します。
【8畳用】【昼光色のみ】
【2024年発売】6200K
72・パナソニック LE-RC08D2
¥11,000 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【2020年発売】6500K
73・パナソニック LE-PC08D
¥8,100 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
73・パナソニック LE-RC08D
¥8,800 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(29.3W )
サイズ:直径33cm×高さ10.0cm
調光:5%〜100%
【2024年発売】6200K
74・パナソニック LE-RCS08D2
¥9,780 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(30.0W )
サイズ:直径24cm×高さ10.0cm
調光:2段階
調色:昼光色
演色性の値:Ra83
LE-PC08Dは、パナソニックのシーリングライトです。
同社の製品は前半でもみましたが、どちらかと言えば「パルック」として売っている製品ですので、別にこちらで見ています。
本機も流通ルート型番を分けますが、性能は同じです。
明るさは、3800ルーメンです。
8畳用の最大値に達していません。
調色もできず、昼光色(6200K)固定です。
低スペックなのは、用途の違いもあります。
こちらは、同社の蛍光灯のブランド名を冠してパルックLEDシーリングライトとして売られます。
丸形蛍光灯からの買替需要を狙った、簡単に取り付けられる小型機です。基本的に、ここまで紹介してきた機種と、取り付け方は全く同じです。
ローゼットに取り付けるタイプです。
本体を小型・軽量にしており、お年寄りでも付けやすくしています。
竿縁天井でもアダプタなしで取り付けられることも売りにします。
そのほか、他機に比べると、高さがないので、天井が低い場所(物置など)に設置するならば、良い製品です。ニーズはあると思います。
サイズは、2種類です。
大きい方は、直径33cm×高さ10.0cmです。
リモコンこそ付属しますが、明るさも最大値に届かない製品です。
小さな方は、直径24cm×高さ10.0cmです。
こちらは、リモコンも付かないので、壁コンセントを利用してON・OFFするタイプです。
ご自宅の倉庫などのためのものでしょう。
色温度は、昼光色(6200K)で固定です。調色はできません。
旧機は6500Kでしたが、同社が「勉強のあかり」としている、机の上のもの(文字)が見やすい色になっています。
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結論的にいえば、一般的な部屋での天井照明にはおすすめできない製品です。
調色不要な方でも、この光景だと、配光範囲が限られるので、部屋の隅が暗くなるでしょう。
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【6畳用】【調光・調色可】
75・パナソニック LGC31180
75・パナソニック LGC31181
75・パナソニック LGC31182
75・パナソニック LGC31183
¥21,810 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3500ルーメン(30.9W )
サイズ:直径43cm×高さ106cm
調光:100%〜約5%
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra83
このほか、パナソニックからは、住設・工務店ルートの製品で、木調の木枠が付属した以上の製品の展開もあります。
こうした枠が付く製品の場合、周辺への光の広がりが遮られるので、畳数の最大光量に達しないほか、光の広がりは狭くなります。
ただ、本機が「住設ルート」で販売されていることから分かるように、利用法によっては、デザイン面では、十分考えられます。
タイマーは、商品の性質上、未付属です。
なお、住設ルートの製品を家庭用で個人が買っても問題ありませんし、同じように設置できます。
次回に続く!
LEDシーリングライトのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、8畳用LEDシーリングライトの比較の4回目記事でした。
しかし、記事はもうすこしだけ「続き」ます。
5・シーリングライトまとめ
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の、最終回の結論編(こちら)では、全ての畳数の製品から、Atlasのおすすめ機種を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
結論編は、→こちら!