1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!
1・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー〈日本〉
1-3:BOSE〈米国〉
2・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
2-1:JBL〈米国〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:ANKER〈米国〉
3・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
3-1:JVCビクター〈日本〉
3-2:マーシャル〈英国
3-3:B&O〈北欧〉
3-4:Beats〈米国〉
3-5:他の企業
4・Bluetoothスピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は、小型のBluetoothスピーカーの比較でした。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
第1に、1万円前後の予算で選ぶ場合、最も音質に期待が持てる軽量Bluetoothスピーカーは、
【2025年発売】JBLFLIP7BLKO
14・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 7
¥17,700 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル(2WAY)
アンプ出力:35W
スピーカー直径:45×80mm+16mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
コーデック: SBC
バッテリー:14時間
サイズ: 幅69.5×高さ182.5×奥行71.5mm
重さ: 550g
音質 ★★★★☆
重低音 ★★★★☆
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
バッテリー ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
JBLの FLIP 7が良いでしょう。
ライバルと言える、ソニーのSONY ULT FIELD 3も良い製品ですが、価格面を含めて、こちらを選びました。
スピーカーは、総合出力が35Wです。
構成は、2WAYのモノラルですが、繰り返し書いてきたように、小型スピーカーの場合(無理やり)ステレオにするより、こちらのほうが音質は良いです。
とくに、トゥイーターを装備することで、ボーカルがクリアに出る上で、大きめのウーファー(45×80mm)と、2基のパッシブラジエータの力で、サイズ感に似合わない低音もでます。。
その上で、新しい、AI Sound Boostで、低音を(歪みをさえつつ)強化する新技術も搭載です。
ソニーのULT技術も良いものです。
しかし、ソニーの場合、大型Bluetoothスピーカーだと(2段階のかかりが調整できる点で)工夫を感じられますが、このクラスだと、従来のバスアップ技術とそこまで変わらない気がしました。
その部分も、JBLを選んだ理由です。
バッテリーも、14時間保ちます。
これだけあれば、十分でしょう。
防水性も、P68です。
防水性も、防塵性もある製品なので、ビーチを含めてどこでも使えるでしょう。
なお、本機を2台用意すれば「ステレオ」にもできます。
人気シリーズである上で、更新期間も長いので、自宅でも利用する場合で、物足りなくなったら、将来的に揃えても良いかと思います。
第2に、5000円前後で音質重視でBluetoothスピーカーを選ぶ場合は、
【2021年発売】
【通常製品】
25・Anker SoundCore 3 A3117011
¥6,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:16W
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ:幅174×高さ57×奥行59mm
重さ: 500g
音質 ★★★★☆
重低音 ★★★☆☆
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★☆☆
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Anker SoundCore 3 でしょう。
1万円台の音響メーカー製とは差があるものの、このクラスだと、本機は「ダントツ」と言えます。
本体の重さは、500gです。
十分持ち運べます。
防水性も、IPX7等級です。
バッテリー量も、24時間と、バッテリーに強い同社の良い部分を活かせてもいます。
スピーカー構成も、しっかりしています。
アンプ出力は、16Wで、ソニー機と同等水準です。
スピーカーもサイズこそ非開示ですが、しっかりステレオです。
低音も、左右のパッシブラジエータで強化している上で、同社のBassアップ技術も、しっかり装備します。
こうした部分を含めて、5000円前後の製品としては音質面で最も優秀です。
第3に、多少重めながら、音質が期待でき、また、アウトドアで使うのに最適な機種といえるのは、
【2025年発売】
17・JBL CHARGE 6
¥24,749 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
【2021年発売】40W
17・JBL CHARGE 5
¥20,400 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル (2WAY 3スピーカー)
アンプ出力:45W
スピーカー直径:53×93mm+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:56Hz
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ:幅223×高さ96.5×93×奥行94mm
重さ: 960g
音質 ★★★★☆
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
バッテリー ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
JBLのCHARGE 6 でしょう。
人気シリーズの「第5世代」です。
第4世代と比べても、アンプの出力が45Wと強化された上で、AI Sound Boostの対応で、低音域が強化されました。
旧機が残りますが、改善点も多いので、新機種がおすすめです。
重さは、ぎりぎり「1kg未満」です。
しかし、その分、スピーカーサイズに余裕があり、出力もRMS表記で40Wと出力も高いです。
その点で言えば、1kg以下に限定すれば「最もパワフルな機種」です。
ステレオ構成ではないですが、モバイルという用途性を考えれば、それでも良いですし、満足できなくなったら、2基購入して、「ステレオ化」すれば良いかと思います。
防水性能は、IPX68に対応します。
この場合、万一水没してしまっても安心な完全防水です。
防塵性もあるため、ビーチやキャンプなどでも活躍できるでしょう。
このタイプは、屋外で汚れても洗えるからです。
音質も、期待できます。
構成は、は53×93mmのウーファーと20mmのトゥイーター2基搭載する2WAYです。
本編で書いたように、モノラルです。
ただ、このタイプは、常に座って定位置で聴くものでもないですし、アウトドア利用なら特にですが、むしろ、2WAYであることの方が音質に寄与すると思います。
パッシブラジエータが2基とAI Sound Boostで低音はしっかり強化されます。
その上で、トゥイーターを装備することで、ボーカルもぼやけず、聞き心地も良いです。
実際、JBLらしい「質実剛健」なサウンドです。
味付けが少なく、中音域が充実する点で、ボーカルには特に良いでしょう。出力も大きく低音も響く仕様です。
また、アウトドア用途考えると、バッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応する点も便利そうです。
お家ならお風呂用、屋外なら、例えば、自動車の中に一台置いておくのにも最適です。
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【2024年発売】
43・Marshall EMBERTON III
¥28,980 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
アンプ出力:38W×2
スピーカー直径:
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
コーデック:SBC
バッテリー:32時間
サイズ:幅160x奥行76.9x高さ68 mm
重さ:670g
音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★☆☆
バッテリー ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、キャンプやビーチと言うよりも、もうすこしカジュアルな意味で持ち歩く分には、Marshall Emberton IIが良いかと思います。
ギターアンプを思わせる「がっつり」とした外観は、クラシックとも、モダンであるとも言え、格好良いです。
音質部分では、近年の流行をしっかり押さえて、360度全方位のマルチディレクショナルスピーカーですし、小型のBluetoothスピーカーのふさわしいでしょう。
第4に、気軽なアウトドア用に、やや大きめのスピーカーを車などで持ち運んで利用する場合は、
【2024年発売】JBL XTREME 3後継機
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4BLKJN
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4BLUJN
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4CAMOJN
¥37,000 Amazxon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(2WAY)
アンプ出力:50W (RMS)
スピーカー直径:70mm×2+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:44Hz
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ: 幅297×高さ149×奥行141mm
重さ: 2.1kg
音質 ★★★★☆
重低音 ★★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★☆☆
バッテリー ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
JBLのJBL XTREME 4でしょう。
自宅でゆっくり聴きたいスピーカーではないですが、アウトドア環境で考えれば、こちらでしょう。
重さは、2kgを少し上回ります。
ただ、ショルダーストラップも付属ですし、持ちはこびも不便ではないでしょう。
防水・防塵性は、IP67に対応しますので、最高です。
音質は、JBLの中では重低音が出る機種です。
ユニットは、2WAY方式のステレオです。
70mmと大きめウーファーと20mmのトゥイーターが左右合計4基です。
アンプ出力も、50Wと小型機では最高クラスのアンプ出力です。
その上で、これらの力を最大限に引き出すためのAI Sound Boostも技術的な説得力を感じます。
メーカー柄、低音が爆発するような構成はないですし、値段にふさわしい音質を得られます。
コーデックは、SBCのみです。
ただ、JBLはコンバートがうまい部分もありますし、本機のコンセプトからして、これで良いかと思います。
ボトルオープナー付きストラップが付属する点を含めて、フィールドギアとして、最初から設計されている点では、キャンプとのマッチングはこちらのが高いかと思います。
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2・大型Bluetoothスピーカーの比較
重さ:2kg〜
一方、JBLにせよ、マーシャルにせよ、「音圧」という部分を重視したい場合は、1kgを超える機種も健闘してください。
とくに、自宅内で利用する倍他、アウトドア利用でも「自動車」で持ち運ぶならば、あまり軽量でなくても良いと思いますので。
基本的に、大きく重いほど、スピーカーとアンプ出力が強化できるため、「音質は良い」といえます。
第5に、自宅で利用したい方で、部屋の配置場所を気にせず、どこにおいても良音を得られる機種としては、
【2021年発売】B08PF6T4B2 B08PF6Z4TC
12・Bose SoundLink Revolve+ II SLV
13・Bose SoundLink Revolve+ II BLK
¥38,500 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:360度全方位
アンプ出力:
高音再生力:
低音再生力:
コーデック:SBC
バッテリー:16時間
サイズ:直径105x高さ184mm
重さ: 910g
音質 ★★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★☆
軽量性 ★★★☆☆
バッテリー ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
BOSEの全周囲スピーカーBose SoundLink Revolve+ II Bluetooth speakerが良いでしょう。
重さは、910gです。
そこまで軽くはないですが、ハンドル付きで自宅内での持ちはこびやすさに工夫があります。
システムは、簡単ながら360度全方位スピーカーと言えます。
このシステムは、ステレオの定位感というより、部屋中のマルチフォニックな音の広がりを重視するものです。
つまり、部屋のどこにおいてもサラウンド感を得られるので、「スピーカーをどこに置くか」という問題から自由になれる製品です。
持ちはこびんで、どこに置いても「良音」がえられるという意味で、小型のBluetoothスピーカーにはふさわしいシステムです。
Atlasも全周囲スピーカーを使っていますが、従来的な2chステレオとは違う面白さと音の良さも感じています。
BGM的に流し聴きするならば、この機種は特に良い選択肢でしょう。
音質も、充実する低音で、サイズを感じさせません。
防水性は、IP55です。
水没しない限りOKです。
防塵性は完璧ではないですが、砂浜で利用しない限りOKです。
その点で言えば、本機は、外出先に持ち運んでの利用でも問題ありません。
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【2025年発売】(各色)
4・SONY ULT FIELD 3 SRS-ULT30 (BC)
4・SONY ULT FIELD 3 SRS ULT30 (WC)
4・SONY ULT FIELD 3 SRS-ULT30 (HC)
¥23,600 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル(2WAY)
アンプ出力:(30W前後)
スピーカー直径:46×86mm + 20mm
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC
バッテリー:24時間
サイズ: 幅113×奥行78×高さ256mm
重さ:1.2kg
音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、自宅向きの機種でもう少し安めの機種をあげるとすると、SONYのSRS-XE300 です。
システム構成は、46×86mm のレーストラック型ウーファーと、20mmのトゥイーターからなる、モノラルの2WAYです。
先述のように、小型Bluetoothスピーカーの場合、(無理やりステレオにするより)この構成のほうが、単体でも音は良いです。
懸念材料と言える、音の拡がりも、DSP技術で計算で音を拡げることで、リスニングエリアを広める工夫も見られます(Sound Diffusion Processor)。
低音も、新しいULTモードを持ちますし、屋内中心ならば、結構良さそうに思います。
アンプ出力は、その部分の強力さが自慢の機種ではないです。
しかしむしろ、普通の音量で、低音が減じないような工夫がある点で、家庭や小規模店舗のBGM用としては、むしろふさわしいと思います。
防水性は、IP67表記です。
ハンドルはないものの、たまに持ち出して、野外で使いたいという場合も、対応できると言えます。
第6に、格安に空間オーディオを楽しめるスピーカーとしておすすめなのは、
【2023年発売】
34・ANKER Soundcore Motion X600
¥24,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:360度スピーカー(2.1.0ch)
スピーカー直径:
アンプ出力:50W
高音再生力:40kHz
低音再生力:50Hz
コーデック:SBC LDAC
バッテリー:12時間
サイズ:幅310x高さ170x奥行81 mm
重さ: 1930g
アンカーのSoundcore Motion X600 でしょう。
流行りですが、他社機の場合、現状で「空間オーディオ」に対応できる、ポータブルBluetoothデバイスは、他にないです。
BOSEの場合、ステレオデータを独自に計算する仕組みですので、音源に左右されず、「空間オーディオ」化が楽しめそうです。
スピーカーユニットは、サイズ非公開です。
しかし、ウーファー×2、トゥイーター×2という2WAY構成です。
空間オーディオに対応させるため、フルレンジ×1がハイトスピーカーになっており、割と本格的な製品に思えます。
スペック的に、ハイレゾ対応もできます。
周波数帯域の部分でスピーカーが対応水準で、コーデックの部分でLDAC対応だからでS。
こうした部分で、音楽だけでなく「音源」の良さを楽しみたい場合、候補にできる製品です。
重さは、1930gです。
軽量ではないですが、ハンドル付きで持ちはこびに配慮があります。
バッテリーも12時間は持ちますし、家庭内で持ち運ぶのも容易です。
防水等級もIPX7ですし、キッチン他、お風呂でも利用できる防水性です。
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
3・Wi-Fiスマートスピーカーの比較
先述のように、小型機の範疇で、空間オーディオに対応できる機種はほかに見あたらないです。
ただ、大きめだと、独自の計算によるAnker式ではなく、対応音源自体をそのまま出せるBluetooth機機はあります。
また、「定額音楽サービス」を、スマホの依存なしに聴きたい場合、Wi-Fi搭載機を考えても良いでしょう。
そういった機種は、以上の記事で見ています。
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というわけで、今日は、Bluetoothスピーカーの紹介でした。
1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・大型Bluetoothスピーカーの比較
8・Wi-Fiスマートスピーカーの比較
9・ブックシェルフスピーカの比較
なお、このブログには、スピーカー・音楽関連の記事が他にもあります。よろしければ、これらの記事もご覧ください。
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ではでは。