1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
パソコンスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

1・PCスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:CREATIVE〈シンガポール〉
1-3:Edifier 1〈香港〉
2・PCスピーカーの比較 (2)
2-1:Edifier 2〈香港〉
2-2:フォスター〈日本〉
2-3:オーディオテクニカ〈日本〉
2-4:JBL〈米国〉
3・PCスピーカーの比較 (3)
3-1:クリプトン〈日本〉
3-2:パイオニアDJ〈日本〉
3-3:サンワサプライ〈日本〉
3-4:Razer〈米国〉
3-5:EVE AUDIO〈ドイツ〉
4・PCスピーカーの比較 (4)
4-1:ロジクール〈スイス〉
4-2:FiiO〈中国〉
4-3:SONY〈日本〉
4-4:Audioengine〈米国〉
4-5:ELAC〈ドイツ〉
5・PCスピーカーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、今回は、各社のPC用スピーカーを比較・紹介してきました。
最後に、いつものように、「Atlasのおすすめ機種!」を提案しておきたいと思います。
第1に、比較的安めの、小型スピーカーで、仕事でのBGMの「流し聴き」に向きそうな製品は、

【2021年発売】
4・Creative T60 SP-T60-BK
¥10,727 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W (RMS)
スピーカー:約7cm
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅9.2× 高さ19.9×奥行14.7cm
低音域の迫力 ★★★☆☆
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★☆☆
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Creative T60でしょう。

本体サイズは、幅9.2× 高さ19.8×奥行14.7cmです。
小机でも設置できるサイズです。
バスレフポートも前面ですし、ある程度壁に近くても問題ないです。
接続面では、USB接続がフォローできるほか、マイク端子を装備します。
しかも、スピーカーと連動してのノイズの低減や、通話音質の向上機能が利用できる点で「テレワーク時代」にはピッタリの製品です。

音質も、そこそこ大きな7cmのユニットである上で、総計30Wのパワー、また、バスレフポートもあります。
同社からは、2WAY機も出ますが、本編で書いたように「元気が良すぎる」部分で、仕事用や、BGM用にはやや疲れやすいと思います。バランスを含めて本機を選びました。
低音のボリューム感も十分でしょう。この部分が優れる機種は他にもありますが、本機でも、低音域を含めて問題なく鳴ると言えます。
加えて、DTMの老舗として、Sound Blasterオーディオ処理技術を採用する部分もワンポイントです。
とくに中音域を強化して、ボーカルを聴きやすくするClear Dialogは、ビデオチャットほか、映画などのコンテンツ視聴においても、有効かと思います。
操作性も、フロントオペレーションできるため、この用途において問題ないです。
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【2019年発売】
5・Creative T100 SP-T100-BK
¥12,727 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:20W+20W (RMS)
スピーカー:約7cm
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅9.3× 高さ20.8×奥行13.0cm
低音域の迫力 ★★★★☆
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★☆☆
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
一方、若干投資が可能ならば、CreativeのCreative T100をむしろおすすめします。
USB接続に対応しないなど、若干接続面が「古くさい」ですが、とくに、低音域の量感をある程度重視したい場合、候補になります。

大きさは、幅9.3× 高さ20.8×奥行13.0cm です。
同社には2ウェイ式は背が高いですが、本機はボーズとほとんど変わらない設置性です。
バスレフポート(空気孔)が背面ですが、上向き配置の専用設計(BasXPort)なので、壁ぎわでもそこまでスペースは不要です。
音質面も、ほぼ同サイズの7cmのスピーカーユニットを装備した上で、総計40Wの出力のアンプを搭載します。
その上で、特に、低音域の量感は先ほどの機種以上です。音の分離もしっかりしており、総合的な音質面では、先ほどの機種を上回ります。
このクラスでは、音質面で評価できる機種と言えます。
そのほか、リモコンを装備する点と、本体上部に操作部がある部分で、使い勝手も良いです。
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【2022年発売】
7・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-BK
7・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-WH
¥9,480 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
7・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-BKA
7・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-WHA
¥9,480 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W(RMS)
スピーカー:5.72cm
周波数帯域: 80Hz-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅12.3x高さ12.3x奥行11.8cm
低音域の迫力 ★★☆☆☆
中音域の明瞭さ ★★★☆☆
高音域の伸び ★★★☆☆
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★☆☆
一方、デスクトップPCユーザーなどで、設置性を重視したい場合、CREATIVE Pebble Proは有利です。
上位機でより出力の高いモデルもありますが、どちらかといえば、ゲーミング用なので、一般的にはこちらでしょう。

幅は、12.3cmなので、さほどまで小型ではないです。
しかし、写真のように配置すれば、結構スマートに置ける可能性がある製品です。
音質も、小型機としては、総合30Wと強力です。
スピーカー自体のサイズは、さほど大きくもないですが、角度の工夫などで、近接視聴に最適化されています。
本編で書いたように、30WのUSB-C PD給電に、PCかモニターかが対応しないと、スペック通りの音がでない点だけ注意です。
エレコム MPA-ACCP30BK
¥2,879 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
対応しない場合も、30W以上のUSB-PD給電に対応できるアダプターを介して、コンセント経由で電源をとれば「使える」とはいえます。
しかし、本機の良いのは「配線のスマートさ」でもあるので、やはり、対応するPC環境で使うのが良いでしょう。
第2に、比較的安めの小型スピーカーで「音の良さ」を優先したい方におすすめなのは、
【2020年発売】
39・JBL パワードモニター 104-BT-Y3
39・JBL パワードモニター 104-BTW-Y3
¥18,414 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:30W+30W
スピーカー:11.4cm+1.9cm
周波数帯域: 60Hz-20kHz
接続:Bluetooth アナログ(3.5 RCA)
サイズ:幅15.3×高さ24,7×奥行12.5cm
低音域の迫力 ★★★★☆
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★☆☆
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★☆
設置性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
JBLの104-Y3でしょう。

サイズは、幅15.3×高さ24,7×奥行12.5cmです。
片側につき、横幅が15.4cmある製品のため、普通の学習机・事務机サイズだと、圧迫感があります。
ただ、例えば、マルチメディア関係の作業用としてなど、設置面積がクリアできるとすると、かなり良い選択肢です。
繰り返し書いてきましたが、幅15cmクラスのスピーカー2機を、PCモニターの両サイドで運用する場合、(工夫しないと)窮屈になる点に注意してください。
ノートPCなら、問題ないですが。

スピーカーは、同軸配置という組む鵜もあり、その部分で見所もあります。
音の定位感の向上が期待できるほか、高出力アンプに、構造的に大きなウーハーが搭載できているので、低音も充実するでしょう。
ただし、無理に机に詰め込んでも音質は期待できないため、しっかり設置スペースを考えられる方におすすめします。
音質は、高音域の元気の良さ、中音域の質の良さ、低音域の質感の良さが目立ちます。
音源がそれなりに良い楽曲を再生する場合、特に、原音の良さを感じられるタイプです。実際、モニタースピーカー系なので、「音質を正統に評価できる」ような音構成にしているといえます。
一方、低音の量感(ボリューム感)は、中音域のバランスを崩さない程度ですので、ゲームには向かないでしょう。また、クロス設計の関係もあり、多少「聴き疲れやすい」点では、BGMとしてずっと流すような用途は、先ほどの「フルレンジ」系のほうがよいかもしれません。

なお、本機は、バスレフポートが背面なので、壁から15〜20cmほど離して使った方が良いです。とはいえ、本機の奥行自体は12.5mmと「浅め」なので、問題とならない場合も多そうです。
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【2021年発売】
【通常型番】
1・Creative T20 Series II GW-T20II-R2
¥13,200 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
【特定店向け型番】(性能は同じ)
2・Creative T20 Series II GW-T20II-R2A
¥13,200 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:14W+14W(RMS)
スピーカー:約6.8cm(実測)
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:アナログ(3.5mm)
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm
低音域の迫力 ★★★★☆
中音域の明瞭さ ★★★☆☆
高音域の伸び ★★★★☆
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★☆☆☆
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
一方、アナログ接続にはなりますが、あまり音源に左右されず、良音を得たいならば、小型で安めな製品だと、Creative GigaWorks T20 Series IIが候補です。

大きさは、幅8.46×高さ23×奥行14.3cm です。
背は高めですが、台形形状であり圧迫感はありません。

スピーカーは、ステレオの2ウェイ・バスレフ方式です。
ウーハーはグラスファイバーコーンで6.8cm、トゥイーターはシルクドームで1cmほどです。
JBLに比べて設置性が良い機種ですが、DSP部分の補正を含めて、低音の量感はこのサイズでは、強調できます。音質は、高温似置いては「明るく元気」で、中音域の明晰感も感じる点で質が良いです。
総合的には多少の「ドンシャリ感」はありますが、中音域のボーカルはあまり後退しない設計です。高音域とのクロスの不自然さもなく設計は良いです。
実際、ボーカルやアコースティックが気持ちよく聴けますし、安めの小型機で音質を評価する場合、(BOSEが撤退したので)現行機では、最も評価できる製品の1つです。
ただ、BGM用途で長時間一定の音量で聴き続けるような場合、多少「疲れやすい」部分があります。その場合は、先ほど「仕事用」として推した同社の製品(T60など)が良いでしょう。
第4に、2万円以上の、中級機のうち、比較的設置幅が狭めなPC用スピーカーとしておすすめできるのは、

【2024年発売】
(各色)
23・Edifier M60
¥23,389 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
(各色)
23・Edifier ED-M60-BK
23・Edifier ED-M60-WH
23・Edifier ED-M60-CD
23・Edifier ED-M60-LP
¥22,336 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:33W+33W
スピーカー:10.1cm+1.9cm
周波数帯域: 59Hz-40kHz
接続:USB Bluetooth アナログ
サイズ:幅10.0×高16.8×奥行14.7cm
低音域の迫力 ★★★☆☆
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★☆☆☆
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
エディファイヤーのED-M60でしょう。
2024年登場機ですが、VGAで早々に賞を取った部分を含めて、(特にハイレゾ的な)音質を重視する場合、現状で最も良くみえます。
Amazonで売られる直販モデルでも、プリンストンを通す代理店モデルでもどちらでもOKです。
Amazonのほうは、割引クーポンが表示されていることも多いので、値段は見てください。

サイズは、幅10.0×高16.8×奥行14.7cmです。
ハイレゾ対応モデルですが、非対応のモデルを含めても設置性が良い小型基です。
ただ、本編で書いたようにバスレフポート(孔)が後ろになるタイプなので、壁ぎわからは、少し離せる設置法がよいです。
接続も、LDAC対応のBluetoothほか、PCとは、USBでつなげられます。
ノイズ対策にもなりますし、USBでもハイレゾ(24bit/ 96kHz)に対応できます。

スピーカーも、7.6cmのアルミ製のウーファーと、2.7cmのシルクドーム型のトゥイーターという構成です。
ウーファーはそこまで大きくはないですがアルミ製です。この部分で工夫があるのも見どころでしょう。
音質は、本編で書いたように、ハイレゾ対応機ですが「きらびやかさ」はそこまで目立たず、ウォーム系の音質で「自然さ」重視です。
中音域の明晰さ、低音のボリューム感や質感を含めてバランスが良いので、音源のジャンルに左右されず、聴き疲れしにくく使えます。音場と定位感も、(ペア3万円以下の)単体スピーカー並に評価できる水準はあるので、不満を感じる方は少ないでしょう。
低音は、映画コンテンツなどにも使える水準です。ただ、ゲーム用などで、振動計の厚みを重視したい場合、沈み込みはあまりないおが注意点です。
ただ、この幅サイズのPC用スピーカーではどれもそうです。
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【2025年発売】
68・Audioengine A2+ Next Gen AE-A2BT2-BLK
¥44,990 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
黒: AE-A2BT2-BLK
赤: AE-A2BT2-RED
白: AE-A2BT2-WHT
緑: AE-A2BT2-GRN
ハイレゾ:
出力:30W+30W(RMS 30W)
スピーカー:7cm+1.9cm
周波数帯域: 65Hz-22kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅10.6× 高さ15.6×奥行13,8cm
低音域の迫力 ★★★★☆
中音域の明瞭さ ★★★★★
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、もう少し予算を準備できる場合は、米国のオーディオエンジンのA2+ Next Gen が選択肢になります。

大きさは、幅10.6× 高さ15.6×奥行13,8cmです。
本機も、十分な「デスクトップサイズ」です。

アンプは、最大80Wと高出力です。
スピーカーは、低音再生用のウーハーが7cm、高音再生用のツイーターが1.9cmです。
同社の場合、ウーハーに、ケプラー系のアラミド繊維(ガラスアラミド)を採用します。
防弾チョッキにも使われるほどの高剛性の繊維で、小口径ですが、音圧にも負けず、力強い音が鳴ります。
音質は、高音域は、どちらかといえば(刺さらない)自然さを重視します。
中音域は、明晰さはこのクラスでも平均以上でクリアです。
低音域は、アラミド繊維の採用効果が最も現れる部分で、数字(65Hz)が示すより低音は深めな感じで、質感(スピード感)を含めて良質です。
小音量再生も、うまく処理します。
バスレフポートは前側なので、ある程度ですが、壁に近づけても、低音は爆発しにくい点も、PC用スピーカーに向くと言えます。
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【2024年発売】
66・FiiO SP3 BT FIO-SP3BT-B
66・FiiO SP3 BT FIO-SP3BT-W
¥62,545 楽天市場 (11/9執筆時)
接続:Bluetooth5.0 USB-C 光 同軸 アナログ
ハイレゾ:対応
出力:40W+40W
スピーカー:8.89cm+2,5cm
周波数帯域: 65Hz-40kHz
サイズ:幅12.0× 高さ16.3× 奥行13.2cm
低音域の迫力 ★★★★☆
中音域の明瞭さ ★★★★★
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
このほか、FiiOのSP3も候補になります。

サイズは、幅12.0× 高さ16.3× 奥行13.2cmです。
ここまでの機種折りは、若干幅広なので机上に設置する場合は机の注意が必要です。
ただ、12cmならば、100cmほどの机の幅があれば置けるでしょうし、工夫すれば置ける方は多そうです。
接続面も、USB-Cを含めた、デジタル系端子がフル装備です。
DACも、96kHz/24bitで、ハイレゾ対応です。
Bluetoothも、ハイレゾ対応のLDAC・Aot-X Adaptiveをフォローします。最近(やっと)定額音楽サービスで音源も増えてきたこともありますし、この部分の仕様も良いです。

スピーカーも、アクティブスピーカーにしては工夫が多いです。
低音再生用のウーハーは、弾性の強いカーボンファイバー製で8.89cm、高音再生用のツイーターは、シルクドームで2.5cmです。
その上で、ノイズ対策部分では、アルミダイキャスト製の筐体や、回路設計、あるいは、オーディオグレードの付属ケーブルを含め、アンプ付きのどの機種よりも堅実な対策があります。
ノイズ対策は、PC用スピーカーについては、音質面において重要な要素です。電源供給力の部分も配慮があるので、この価格帯の製品の中では、「伝統に忠実」なオーディオといえるかと思います。

音質は、高音域を含む解像感と、低音域の量感・質感を重視した設計です。
中音域は、その上で、明瞭感がしっかり出ており品質が良く、高音域も、規格上、ハイレゾ音源対応」を示す機種らしく「きらびやかさ」や「解像感」を感じます。
その上で、刺さりにくい「自然さ」もありますし、長時間のBGM用途でも疲れにくい音質です。
第5に、設置幅が13cmを超える大きめのPCスピーカーを音質重視で選ぶならば、

【2018年発売】
【直販型番】ED-S880DB
27・Edifier ED-S880DB
¥35,913 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:42W+42W
スピーカー:9.5cm+1.9cm
周波数帯域: 55Hz-40kHz
接続:USB Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅13.7× 高さ17.0×奥行23.6cm
低音域の迫力 ★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★★
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Edifier ED-S880DBでしょう。
クリプトンのハイレゾ対応の最上位機も良いかと思いますが、やはり、PC用で10万を超えるのは、(一般人には)高いように思いました。
そうした機種の中で、値ごろ感を感じたのが本機です。

サイズは、幅13.7× 高さ23.0×奥行16.8cmです。
大きいかわりに、搭載のスピーカーユニットや、ボックス自体に余裕があります。
同じほどの値段のスピーカーならば、スピーカーの口径や、本体サイズが大きい方が、実際、音に余裕があり、音質面での「副作用」も少ないです。
その点で、例えば、机上棚ほかで工夫できるならば、大きめのスピーカー導入は(むろん)意義があります。
デスクトップだと、大きめの27インチモニターを使う場合は、100cmの横幅の机がないと窮屈でしょう。
近接視聴になるデスク用で大きすぎるスピーカーはおすすめしません。ただ、設置面で、先述のような工夫ができそうならば、良い選択肢です。
なお、バスレフポートは、右スピーカーのみ後ろなので、背面は10〜15cm程度は壁から離しましょう。

業界規格は、高音域のスペックが40Hzを超えている機種が、ハイレゾ対応機です。
かつ、デジタル接続する場合は、アンプ部分で、96Hz/24bit以上に対応している必要があります。
本機は、そうした機種のなかでは、価格も安いため、現状ではかなり「おすすめ」です。

音質は、片側42Wという十分なアンプ出力を持ちつつ、PCMで192kHz/24bitのハイレゾに対応できる製品です。
Bluetoothの利用は「イマイチ」な製品ですが、USBや光デジタル、同軸などデジタルでPCとつなぐとすると、相当な実力を発揮するでしょう。
なお、定額聴き放題サービスでも、「Amazon Music」で、ハイレゾを含むHD音源の配信がはじまっています。
本機でも対応できます。
Amazon Music Unlimitedは、月額1,080円(プライム会員980円)ですが無料で試せるので、あらかじめ楽曲の程度などをみておいても良いでしょう。
詳しくは、同社の説明サイト(こちら)をご覧ください。
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【2024年発売】
26・Edifier ED-S880DBMK2
¥44,982 楽天市場 (11/9執筆時)
【直販型番】
26・Edifier S880DB MKII
¥44,982 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:44W+44W
スピーカー:8.9cm+3.2cm
周波数帯域: 40Hz-50kHz
接続:USB Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅14.7× 高さ23.7×奥行19.2cm
低音域の迫力 ★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★★
高音域の伸び ★★★★★★
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、予算がある場合、このグレードの新機種は良い選択肢です。

大きさは、幅14.7× 高さ23.7×奥行19.2cmです。
少し大きくなりますが、設置性はそこまで変わらないので、置ける環境は多いかと思います。

旧機に比べると、BluetoothでLDACに対応になるほか、スピーカー構成が新しくなります。
低音再生用のウーハーは8.9cm、高音再生用のツイーターは3.2cmです。
特に今回は、トゥイーターが大型化しており、ハイレゾ再生という部分で、性能の強化が見られます。
大きな改良があった「第2世代」ですし、追加で予算を出す「値打ち」は、とくに、ハイレゾ音源を良く聴く方にはあるかと思います。
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【2025年発売】
71・ELAC Debut ConneX DCB41
¥77,821 楽天市場 (6/18執筆時)
ハイレゾ:
出力:45W+45W(RMS)
スピーカー:11.5cm+.1.9cm
周波数帯域: 50Hz-25kHz
接続:Bluetooth アナログ 光 HDMI USB
サイズ: 幅140x奥行203x高さ245mm
低音域の迫力 ★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★★★
高音域の伸び ★★★★★★
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★★
一方、価格帯的に1ランク上になりますが、予算が組める場合は、ドイツのElacのDebut ConneX DCB41は、おすすめできます。
高級オーディオメーカーの「入門機」になりますが、価格的にこちらならば「常識の範囲」で収まっています。

大きさは、 幅140x奥行203x高さ245mmです。
机において使う場合は、若干厳しいでしょう。
しかし、配置面で工夫ができるならば、音今回見ている、14cm前後の製品のなかでは、おそらく、最も音質は「良い」です。

スピーカーは、115mmのポリプロピレン製コーンを採用するウーファーと、19mmのソフト ドーム型のトゥイーターです。
先述のように、高級機の入門機にあたりますが、可動域の大きいロングストローク・ウーファーの採用など、ELACらしい工夫はこちらでも備わります。
音質は、総合的に「バランス重視」で聴き疲れにくい音質です。
高音域は「自然さ」重視、中音域は、かなりの明晰感を伴う品質です。低音域も、質感(スピード感)重視で品質が良いです。低音のボリューム感も豊富で、普通に音楽を聴いていて不足に感じるシーンは少ないです。
音の分離もよく、高級機らしい音質です。
一方、規格的にハイレゾに非対応ですが、本機の性能ならば、可聴域において、ハイレゾ音源の良さは十分に引き出せるでしょう。
ただ、本編で書いたように、スピーカー間をあまり離さず使う場合、実力が発揮しにくい部分はあるため、導入にあたっては、部屋の配置を見直すなどの「努力」は必要です。
第6に、ゲーム・映画専用に考える場合、現状でおすすめできる中級機は、

【2021年発売】SP-SBKV2X-A
14・Creative Sound BlasterX Katana V2X
¥39,800 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:50W+40W (RMS)
スピーカー:6.35cm×2 1.9cm×2 13.3cm
周波数帯域:50Hz-20kHz
接続:USB・Bluetooth4.2・光
サイズ:幅60× 高さ6.2×奥行9.5cm
低音域の迫力 ★★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★★☆
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★★★☆
設置性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
Creative Sound BlasterX Katana V2Xでしょう。
この用途の場合、左右配置のステレオスピーカーより、バータイプの方がおすすめです。
なお、「ゲーム・映画」向けなので、上の★評価値は、その目的においてのものです。

本体サイズは、幅60× 高さ6.2×奥行9.5cmです。
PCとの接続は、Bluetooth(SBC・AAC)や光端子・HDMIも利用できます。
ただ、USBが最も簡単で音質が得られます。

アンプ出力は、総合で90Wです(RMS.)。
ミッドレンジ(6.35cm×2)トゥイーター( 3.4cm×2)で総合45W、サブウーファー 13.3cmの35Wという構成です。
音質面では、サブウーファー搭載で、低音域が沈み込む製品です。
ゲームでは重要な部分であり、評価できます。
その上で、同社のDSP技術で、5.1chの仮想再生が可能です。

同社の専用チップを利用したサラウンド技術(Super X-Fi)に対応しますし、ヘッドホン出力を使う場合のワンポイントもあります。
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【2020年発売】
40・JBL Quantum Duo JBLQUANTUMDUOBLK
¥29,700 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:10W×2(RMS)
スピーカー:6.3cm+1.9cm
周波数帯域: 60Hz-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅8.9×高さ21×奥行17.6cm
低音域の迫力 ★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★☆☆
高音域の伸び ★★★★☆
小音量再生 ★★★★☆
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
一方、設置場所の都合で、普通の左右スピーカーの形状で考える場合、JBLのQuantum Duoが候補です。
(任意に消せますが)ライティング機能(イルミネーション)がある製品です。
サイズは、幅8.9×高さ21×奥行17.6cm です。
幅8cmなので設置性はよいです。

スピーカーは、2ウェイです。
低音再生用のウーハーが、6.3cm、高音再生用のツイーターが1,9cmほどです。
一般的な2ウェイ型構成です。
音質面では、左右独立型としては、珍しくバーチャルによる5.1ch対応です。
ゲーム用・映画用だとやはりサラウンドは合った方が楽しめるのでワンポイントです。
低音域も、ウーファーのサイズ感や、周波数帯域の値を感じさせない低音のボリューム感です。実際、この設置幅の製品だけで言えば、「これ以上はない」だろう水準です。
他方、本文に書いたように、高音も「元気で明るい」作りで、低音も強いので、少しドンシャリ感はあります。ただ、セリフはそれなりに明瞭なので、映画用でも問題ない感じです。
とはいえ、じっくり音楽を聴くような目的とは兼用しにくい音質ですので、「ゲーム・映画特化型」で問題ない場合におすすめします。
第6に、ゲーム用の高級PCスピーカーとしておすすめできるのは、
【2024年発売】
59・Razer Leviathan V2 Pro RZ05-04160100-R3A1
¥(71,940) 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:
スピーカー:5.1cm×5+14cm
周波数帯域: 20Hz-40kHz
接続:USB-C Bluetooth
サイズ:幅60.0×高さ9.1×奥行90.1cm
低音域の迫力 ★★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★☆
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★☆☆
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Razer Leviathan V2 Proでしょう。
こちらも、「ゲーム・映画」向けなので、上の★評価値は、その目的においてのものです。

大きさは、幅60.0×高さ9.1×奥行90.1cmです。
PCモニターの下に収納しやすいサイズで、邪魔になりにくいと言えます。
音質は、総計5スピーカーと、サブウーファーで、ゲーミング用として重要な音圧も十分です。

その上で、IRカメラを利用して、顔(耳)の位置をトラッキングし、ビームフォーミングすることで、3Dサラウンドを高度に実現する工夫が評価できます。

これにより、仮想的な、ヘッドセットの再現、あるいは、多チャンネルサラウンドを再現するという、新世代の工夫もあります。
方式的に、ふだんの音楽・動画視聴には向かないでしょうが、ゲーム的な没入感は、値段相応に高度だと言えます。
あえて言えば、入力時のデータでも多チャンネルを活かせる方法にして欲しいのと、ウーファもワイヤレスにして欲しい部分はあるのですが、「ライバル不在」ですし、現行ではベストでしょう。
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というわけで、今回は、PCスピーカーの話でした。

なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の3つがあります。
1・PC用スピーカーの比較
2・ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・サウンドバーの比較
5・ブックシェルフスピーカーの比較
これらの記事もよろしくお願いします。
とくにPCで使うならば、3番・4番の選択肢も「あり」だと思います。
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ではでは。
