Top PC用液晶モニター 比較2025'【23.8型】PCモニター94機の性能とおすすめ・選び方:23.6型 23.8型 23型 (5)

2025年05月06日

比較2025'【23.8型】PCモニター94機の性能とおすすめ・選び方:23.6型 23.8型 23型 (5)

1回目記事からの続きです→こちら

5-1・JAPAN NEXTのモニターの比較

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 5回目記事のトップバッターは、、ジャパンネクストのモニターです。

 格安モニターを海外工場から輸入販売している日本企業となります。機種の展開数では、日本でも有数になってきました。

1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-3:LG〈韓国〉
 1-4:DELL 〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
 2-1:EIZO〈日本〉
 2-2:ASUS〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
 3-1:HP〈米国〉
 3-2:BenQ〈台湾〉
 3-3:ACER〈台湾〉
 3-4:レノボ〈中国〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
 4-1:イイヤマ〈日本〉
 4-2:フィリップス〈欧州〉
 4-3:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
 5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
 5-2:他の企業
 5-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」の説明に沿って各機を説明していきます。

ーー

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2024年発売】

 (通常モデル:黒) 

 77・JAPANNEXT JN-IPS238FHD-C65W-HSP
  ¥25,830 楽天市場 (5/6執筆時) 

 (ヤマダ系限定:黒・白)

 77・JAPANNEXT JN-IPS238F-H-C65W
  ¥21,780 楽天市場 (5/6執筆時) 

 77・JAPANNEXT JN-IPS238F-HC6-W
  ¥22,781 楽天市場 (5/6執筆時) 

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS系(HIS) ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:HDR10
USB給電:65W(上位機)
接続端子:HDMI USB-C DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:75mm  
スピーカー:2W×2
保証期間:1年

 JN-IPS238FHD-C65W-HSP などは、ジャパンネクストが販売する液晶モニターです。

 JN-IPS238F-HC6は同じモデルですが、白色のヤマダ系の限定色です。

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 パネルは、ノングレアのHISです。

 HISパネルは、中国のHKC(恵科)の生産するIPS方式のパネルです。

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 上表は、IPS系パネルを製造する企業と、そのパネル名(商標)を示したものです。

 日本市場のPCモニターで、採用例が多いと言えるパネルを上から順番に並べています。

 HKCはVAが強いのですが、IPSだとレアです。

 コスト面からの採用でしょう。

 スペックは、ただ、悪くないです。

 輝度(300cd/u)、コントラスト比(1200:1)、視野角(178°)、色域(sRGB 97%)ですので。

 今回の基準だと、IPS+とまではいきませんが、スタンダードなIPSより性能は良いです。

 応答速度は、5ms(GtoG)です。

 問題ないです。

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 HDRは、一方、HDR10ながら対応です。

 ゲームやサブスクの映画コンテンツなどHDR情報があるコンテンツの場合、輝度部分の表現力が高まります。

 画像補正機能は、特に高機能ではないです。

 フリッカー対策はあります。

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 スタンドは、いわゆる「パーフェクトスタンド」で稼動性の良いものも選べます。

 調整域は、チルト(上20・下5)とスイーベル(60度)と高さ(13cm)と回転です。十分でしょう。

 特定店向け(ヤマダ系)だけは、高さ15cm対応の、若干良いスタンドですが、価格は高めになります。 

 接続端子は、HDMI・DP・USB-Cという現代的な構成です。

 USB-Cは、ノートPCなどに対して、65W給電利用もできます。

 ケーブルは、HDMIケーブル・USB-Cケーブルが付属です。

 スピーカーは、総合4Wのステレオです。

 保証期間は、1年です。 

---

 以上、ジャパンネクストJN-IPS238FHD-C65W-HSP などの紹介でした。

 スタンドは高性能と言って良いです。

 パネルは、一方、IPS系ですが、見慣れないHISという部分に「安い理由」はあります。

 今後の評価にもよりますが、採用歴の部分で、HISは信頼性の上でIPSやADSなど上表を採用する製品よりは落ちると言えます。少なくともTVなど民生用では見られないので。

 それでも65W給電対応で、スタンドの可動性が良いモデルではあるので、(リスクは迎えて)「抜群に安め」で考えたい場合は、(積極的には推しませんが)候補にはなるかもしれません。

ーーー

 このほか、同社からは、IPS系の製品がほかにもあります。

 順番にみておきます。

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 【2023年発売】(24年追加)

  78・JAPANNEXT JN-IPS238FHDR-C65W-HSP
  78・JAPANNEXT JN-IPS238FHDR-C65W-HSP-W
  ¥20,664 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

USB給電:65W(上位機)
接続端子:HDMI USB-C DP
応答速度:5ms (GTG)

 79・JAPANNEXT JN-IPS2381FHDR-HSP-W
 79・JAPANNEXT JN-IPS2382FHDR-HSP
  ¥16,632 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

USB給電:
接続端子:HDMI D-sub  
応答速度:14ms (GTG)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS系(HIS) ノングレア
コントラスト比:1200:1
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:HDR10
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:75mm  
スピーカー:2W×2
保証期間:1年

 第1に、 JN-IPS238FHDR-C65W-HSPなどです。

 本機も「IPS(HIS)パネル」になります。

 先ほどの機種と同じ品質のパネルです。

 応答速度は、下位仕様のみですが、オーバードライブ非対応で最大14msです。

 HDRには対応ですが、ストイックな仕事用と考えてもややスペックは物足りない感じです。

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 スタンドは、こちらも「パーフェクトスタンド」です。

 調整域は、チルト(上20・下5)とスイーベル(60度)と回転は同じですが、高さ(11.5cm)と多少ですが、柔軟性が落ちます(下位機は11cm)。

---

 結論的にいえば、特に下位機については、あまりおすすめできません。

 上位機については、そこまで先ほどの機種と差はないので、買われる際の値段によっては選べるでしょう。ただし、注意事項は、先ほどの機種と同じです。

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 【2025年発売】

 78・JAPANNEXT JN-IPS238FHD2-C6-W
  ¥18,164 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS(HIS) ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:7ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:HDR10
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.0 USB-C DP1.4
スタンド:チルト
VESA:75mm  
スピーカー:2W×2
保証期間:2年

 第4に、 JN-IPS238FHD2-C6シリーズです。

 パネルはこちらも、HISです。

 HISは、輝度が高めのモデルが多いですが、本機は輝度は普通(250cd/u)です。

 コントラスト比(1000:1)、色域(sRGB 99%)は、入門機としてはですが問題ないです。

 リフレッシュレートは、100Hzと多少高い水準です。

 FreeSyncも対応です。

 応答速度は、ただ、7msですし、ゲーム向きかと言われると微妙な水準です。

 スタンドは、チルトのみ(上15° 下5°)です。

 可動域を含めて評価できません。

 接続端子は、HDMI2.0 USB-C DP1.4という構成です。

 USB-Cは65W給電対応です。

 保証は、2年です。

--

 結論的にいえば、パネルは、格安機としては及第点の性能があります。

 特に、USB-C接続をメインに考える場合で、65W給電で足りる場合、格安機として候補にできそうです。

 ただ、スタンドの稼動性や安定性は「価格相応」の水準に止まるほか、HISは、IPS系として、そこまでPCモニターに採用される種類ではないため、パネル生産企業が「それ向き」として作っている製品とは、信頼性の部分で多少の差はあるでしょう。

 その部分が「安い理由」といえます。

ーー

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 【2024年発売】

  81・JAPANNEXT JN-i2382FHD-C65W
  ¥23,990 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS系(FFS) ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:6.5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:HDR10
USB給電:65W
接続端子:HDMI D-sub  
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:2W×2
保証期間:1年

 第5に、 JN-i2382FHD-C65W です。

 本機も、USB-Cでの65W給電に対応しする機種です。

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 スタンドは、チルトのみです。

 他機より細いスタンドなので、若干ぐらつきが心配でもあります。

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 パネルは、FFSパネルという表記です。

 FFS駆動方式の名前なので、生産企業は特定できません。

 上表の大手企業を含めて製造があるので、製造メーカーは特定できません。

 したがって、パネルはIPS系パネル以上の情報はないのと同じです。

 輝度(250cd/u)コントラスト比(1000:1)、色域(sRGB 97%)とも、入門機としてクセがない仕様ではありますが、先述のように、信頼性はなんとも言えないです。

--

 結論的にいえば、この装備でこの価格だと、他社の同級機で、パネルが特定できる製品とさほど値段差もないのは確かです。

 特に、ジャパンネクストはパネル部分の保証があまり長くないので、この部分の情報は重視した方が良いでしょう。

ーーー

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 【2022年発売】(IPS系)

  82・JAPANNEXT JN-IPS238FHDR-C65W
  ¥18,981 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:HDR10
USB給電:65W(上位機)
接続端子:HDMI・USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm(要同封スペーサー)
スピーカー:2W×2
保証期間:1年

 第3に、JN-IPS238FHDR-C65W です。

 本機も、USB-Cでの65W給電に対応しする機種です。 

 パネルは、ただ、同社の旧世代で、生産企業名が不明です。

 スペックは、I輝度(350cd/u)は良い数字で、色域(sRGB 86%)を含めて、IPS系の入門機として、スタンダードな値はあります。

 スタンドも、フル稼動です。

 ただ、保証が短めの同社から選ぶならば、パネルの出所が確定的で、その部分で信頼性が担保できるものを選ぶ方が良いでしょう。

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 【2025年発売】(各色)

 83・JAPANNEXT JN-IPS238G120F-W
  ¥17,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

ホワイト:JN-IPS238G120F-W
イエロー:JN-IPS238G120F-YE
パープル:JN-IPS238G120F-PP
ピンク:JN-IPS238G120F-PK
ブルー JN-IPS238G120F-BB

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS+(HIS) ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:8ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI D-sub
スタンド:チルト
VESA:75mm  
スピーカー:2W×2
保証期間:2年

 第4に、 JN-IPS238G120Fシリーズです。

 カラーバリエーションが多いモデルです。

 リフレッシュレートは、120Hzです。

 ここまでみた製品よりもやや高いです。

 近年は、PS5が、リフレッシュレート120Hz対応になるので、一般機でもこの規格に対応するパネルを採用する平均が増えてきています。

 ただ、ゲーミング用の入門機は144Hzからなので、そこまで高いわけでもないです。

 応答速度は、GtoGだと8msです。 

 MPRTだと1ms(100Hz以上)ですが、繰り返し書いているように「緩い基準」です。

 ネイティブの応答速度の部分で、本格的なゲーミング用ではないです。

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 パネルは、本機も、IPS系で、ノングレアのHISです。

 一方、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1200:1)、色域(sRGB 100%)とも数字は良いです。

 今回の基準では、iPS+の水準はありますし、ここまでみた同社のHIS系より良いと言えます。

 HDRは、本機も、HDR10に対応です。

 ゲームやサブスクの映画コンテンツなどHDR情報があるコンテンツの場合、輝度部分の表現力が高まります。

 画像補正機能は、特に高機能ではないです。

 フリッカー対策はあります。

 スタンドは、ただ、チルトのみと貧弱です。

 可動範囲も(上15° 下5°)なので、物足りないです。

 接続端子は、D-subとHDMIというレガシー構成です。

 あまり評価できません。

 スピーカーは、総合4Wのステレオです。

 保証期間は、2年です。 

 同社は2025年から保証が1年伸びました。

 ただ、3年にはなりません。

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 結論的にいえば、パネル部分は、同社のHIS系パネル採用機のなかでも良いです。

 ただ、スタンド部分が弱く、接続端子の構成もやや古くさいとはいえます。

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 【2025年発売】

  84・ JAPANNEXT JN-IPS238F2
  ¥14,527 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

液晶方式:HIS系 ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:14ms (GTG)
保証期間:2年  

 【2023年発売】

  84・JAPANNEXT JN-238i75F-W
  ¥15,008 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

液晶方式:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)  
保証期間:1年

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
接続端子:HDMI D-sub   
USB給電:
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:2W×2

 第5に、 JN-IPS238F2 などです。

 性能的に、同社のこのサイズの製品では、最廉価クラスです。

 パネルは、新機種のみHISと確定します。

 旧機は不特定です。

 輝度(250cd/u )は、各世代の製品とも普通で、色域(sRGB 95-96%)も、入門機相当の水準はあります。

 応答速度は、25年機は、オーバードライブ非対応で遅いです。

 スタンドは、ただ、チルト角度の調整のみです。

 接続端子は、HDMIとD-subです。

 ややレトロな構成です。

--

 結論的にいえば、パネル部分は、平均的なIPS系のスペックはこのクラスでもあります。

 ただ、スタンドは形状を含めて貧弱ですし、応答速度の部分ほか、やはり「安い理由」はあります。

5-2・その他のモニターの比較

 最後に、ここまで見た以外のメーカーの製品をみておきます。


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 【23.8インチ】

 【2024年発売】

  85・グリーンハウス GH-LCW24RH-BK
  ¥26,800 楽天市場 (5/6執筆時)

応答速度:14ms (GTG)
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP USB-C
スピーカー:2.5W×2

 【2022年発売】

  86・グリーンハウス GH-LCW24LH-BK
  ¥19,530 楽天市場 (5/6執筆時)

応答速度:7.8ms (GTG)
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スピーカー:2W×2

液晶方式:ADS ノングレア
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
コントラスト比:1000:1
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
保証期間:5年

  GH-LCW24RHは、グリーンハウスが販売する液晶モニターです。

 新旧両機種あります。

 後述するように、USB-Cによる給電に対応したほか、スピーカー性能が少し強化されました。

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 パネルは、新機種はADSです。

 旧機種は、もともとは、ノングレアのHIS液晶パネルでしたが、ロットの途中から、型番を変更せずにADSになっていたようです。

 個人的には「改良」と(まあ)評価しますが、このようなロットの途中での変更はあまり感心しません

 応答速度は、ただ、オーバードライブ時でも14msです。

 旧機を含めて、IPS系としても遅めで、この部分は強調できません。

 画像補正機能は、特に高機能ではないです。

 フリッカー対策はあります。


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 モニタースタンドは、左右の角度調整以外は柔軟に動きます。

 可動範囲は、上表の通りです。加えて、台座が左右に175度上がるとのことです。

 接続端子は、新機種の場合、USB-CDisplay Portが1系統ずつです。

 USB-Cは、65Wとそこそこの給電力があります。

 普通のノートPCに対してならば、速度低下なしに給電できます。

 ケーブルは、全ての種類が付属します。長さは1.8mです。

 スピーカーは、2.5Wのステレオです。

 保証期間は、5年です。 

 長いと言えます。

---

 以上、グリーンハウスの GH-LCW24RHの紹介でした。

 USB-C搭載機では、それなりの性能ですが、パネルの応答性の低さが気になります。

 また、旧機について型番変更なしに、ロットの途中でパネル仕様を変更したのは、ユーザー側に立つと、相当問題のあったことに思えます。

 2度目がないか、注意が必要です。

ーーー

 このほか、グリーハウスからは、以下のようなモニターの販売もあります。

 順番にみておきます。

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 【23.8インチ】【2022年発売】

 【上位機】(USB給電あり/保証4年)

  87・グリーンハウス GH-LCW24P-BK
  ¥24,800 楽天市場 (5/6執筆時)

 【下位機】(USB給電なし/保証3年)

  88・グリーンハウス GH-LCW24M-BK
  ¥16,280 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:FSA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:7ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:2.5W×2
保証期間:上記参照

 第1に、 GH-LCW24Pなどです。 

 こちらは、USB-C PD給電(65W)対応の製品も出ています。

 2機種ありますが、下位機は、USB給電(接続)が省略で、保証も短い廉価版です。チルト角度も少し調整が弱めになります。

 202405131257.jpg

 パネルは、ノングレアのFSA液晶です。

 こちらはVA系の「ジェネリック」なパネルと言えます。

 性質はVAとみて良いです。

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 USB-C PD給電に対応する機種は、USB-Cで給電できる最近のノートPCとつなげる場合に有利です。

 ただ、仕事用にFSA(VA)は向かないので、本機も用途として限られます。

 スタンドも本機は、チルトしか調整できないので、低機能です。

 202204121307.jpg

 また、USBハブ(USB3.0)が2組付きますが、後面で、しかも上下重なる形式の構造なので、使いやすいとも思えません。

ーーー

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 【23.8インチ】【2024年発売】

  89・グリーンハウス GH-LCW24S-BK
  ¥15,389 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:4000:1
応答速度:4ms (GtoG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
保証期間:3年

 第2に、 GH-LCW24Pなどです。

 202405131257.jpg

 パネルは、23.7インチのVAです。

 こちらは、VA表記で売られ、コントラスト比が4000:1(ダイナミック比 1億:1)と一般的な「VAパネル」の他機より25%ほど良い値です。

 リフレッシュレートも若干高め(100Hz)です。

 応答速度は、オーバードライブ時、4msとですが、100Hzで使う場合です。

 標準応答速度の開示があり20msですので、(そもそもここが弱い)VAですが、その範疇としてもあまり良くないです。

 スタンドは、チルト角度のみ(上20°・下5°)ですし、今回の比較基準だと、選択肢にしにくいと言えます。


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 【23.8インチ】

 【2024年発売】

  90・Xiaomi A24i B0CWS1T7PW
  ¥10,980 Amazon.co.jp (5/6執筆時) 

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:6ms (GTG)
リフレッシュレート:最大60Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:
保証期間:1年

 Xiaomi A24i は、シャオミが販売するモニターです。

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 3辺ベゼルレス仕様で、格好良い形状です。

 202405131257.jpg

 液晶パネルは、ノングレアのIPSです。

 同社の場合、IPSが、ADSなどを含む「IPS系パネル」を意味するか、(商標としての)IPSなのかは不明瞭です。

 スペックは、輝度(250cd/u)、視野角(178°)、コントラスト比(1000:1)と、スタンダードなIPSのスペックです。

 ただ、色域(sRGB 99%)は、平均より少し良い値を出しています。

 応答速度は、6msです。

 平均値より多少落ちますが、問題ありません。

 画像補正機能は、特に言及ではないです。

 また、ブルーライトカットの言及はあるものの、フリッカー対策の部分が不明瞭です。

 202405011920.jpg

 モニタースタンドは、チルトのみです。

 また、見た感じ、キーボードなどの振動で揺れ(ぐらつき)がありそうな感じです。

 ただ、新機種は、規格はVESA対応なので、問題があったら交換すれば良いでしょう。

 まあ、売りの「安さ」が削がれますが。

 接続端子は、 HDM・DPが1系統ずつです。

 問題ないです。

 ケーブルは、HDMIのみ付属です。

 スピーカーは、ありません。

 保証期間は、ただ、ディスプレイは1年とのことです。

---

 以上、Xiaomi A24iの紹介でした。

 価格の安さと、本体の格好良さに「全振り」したモニターです。

 それ以外の部分は、IPS採用以外の部分で抜き出た個性はないですが、値段の安さは目立ちます。


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 【2022年発売】【23.8インチ】

  91・富士通 VTF24021BT
  ¥21,021 楽天市場 (5/6執筆時)

液晶方式:IPS ノングレア
接続端子:HDMI×2 VGA

 【2022年発売】【23.8インチ】

  92・富士通 VTF24011BT
  ¥18,900 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

液晶方式:VA ノングレア
接続端子:HDMI D-SUB DP

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
保証期間:5年

  VTF24021BT は、富士通の販売する21.5インチモニターです。

 直販のみWMD24021BT_KCという型番の機種の展開があります。

 こちらは、スタンドの稼働が前後のチルトのみですので、注意してください。

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 パネルは、IPSです。

 ただ、旧機は、VAです。

 テレビ用としては性能の良いパネルなのですが、「見つめる」モニター用の場合、ギラツブと呼ばれる独特の粒状感があるので、仕事用に「嫌われる」パネルです。

 一方、VAの良さは、コントラスト比を延ばせる部分ですが、本機は、変わらない1000:1です。

 製品の性質上、法人向けなので、これで良いとは思いますが、「あえてVAを使った意味」がコスト面以外全く分かりません。粉の値段の製品ならば、普通にIPS液晶を調達できたとも思いますので、です。

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 スタンドは、前後左右高さ回転と全方向対応です。

 調整力は十分です。

 あとは、保証期間が5年と長い部分が目に付いたところです。

 フリッカー対策は本機も採用です。

---

 以上、富士通のVTF24021BTの紹介でした。

 基本的には法人向けの製品でしょう。

 ただ、新機種については、スタンドの稼働性、IPS液晶の採用と、最低減必要な部分はクリアした機種です。

 ただ、画質調整を含めて、それ以外に個性があるわけでもないので、他社と値段勝負になるでしょう。ただ、保証年数が長めなのは、プラスポイントになります。

ーー

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 【2022年発売】【23.8インチ】

  93・NEC LCD-AS244F 【白】
  93・NEC LCD-AS244F-BK 【黒】
  ¥20,750 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コ前後左右ト比:3000:1
応答速度:6ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDM D-SUB DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:1W×2
保証期間:5年

 一方、NEC(日本電気)も法人向けですが、23.8インチ機を出します。

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 こちらは、3辺ベゼルレスでスマートな外観です。

 保証も長めで、スタンドも高さ12cm、チルト(上25°・下5°)と調整幅は狭めとはいえ、フル稼動です。

 このように良い部分もありますが、仕事用に向かない「VA液晶」を法人向けとして選択した理由が、コスト面以外の部分で、富士通同様、イマイチ不明です。

 目は疲れるでしょう。

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 【2023年発売】(下位機種)

  94・NEC LCD-L242F 【白】
  94・NEC LCD-L242F-BK 【黒】
  ¥14,280 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コ前後左右ト比:1000:1
応答速度:7ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDM D-SUB
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年

 なお、NECからはもう一機格安機が出ています。

 こちらは、IPS方式ですので、他社でもみたIPSと同方式ながら、商標の関係でそれを名乗れないジェネリックです。

 その範疇で言えば、応答速度も見慣れない数字なので、大手の製品かは判別できません。

今回の結論
23.8インチモニターのおすすめはこの機種!!

 というわけで、今回は、23.8インチのモニターを「目に優しい」という観点から比較してみました。

 最後に、今回紹介したモデルのなかから、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定しておきます。


 第1に、最も「目に優しい」23.8型モニターとして、ビジネス・家庭でおすすめな機種は、

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 【23.8インチ】

 【2024年発売】

 20・EIZO FlexScan EV2490-BK
 20・EIZO FlexScan EV2490-WT
   ¥59,950 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

 【2022年発売】

 21・EIZO FlexScan EV2480-ZBK
 21・EIZO FlexScan EV2480-ZWT
  ¥44,835 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz
HDR:
USB給電:70W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

液晶パネルの品質 ★★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★☆
品質保証     ★★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 EIZOのEV2490が良いと思います。

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 ただ、本編で書いたように、旧機も、デイジーチェーンができないだ点だけが目に付く違いなので、2台以上のモニターを「数珠つなぎ」にしないならば、旧機でOKです。

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 スタンドは、本機を推す大きな理由です。

 本機は、表計算ソフトやワープロソフトに便利な縦表示などに対応する最も高性能なモニタースタンドを使用しており、最もビジネス向きです。

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 パネルは、ノングレアのIPSです。

 スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。色域も、数字ではなく「sRGB相当」との記載です。

 この部分は、オーソドックスですが、これはビジネス用に特化した開発だからです。

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 本機の場合、明るさセンサーを搭載し、周囲の輝度に応じた自動調整ができます。

 また、軽視されしがちな、「輝度を落とした際」の目の優しさへの配慮もあります。こうした点で、「眼の優しさ」を重視した場合、最も高機能と言えます。

 この部分の性能を担保するため、高輝度パネルはあえて採用していないとも言えるでしょう。

 もちろん、フリッカー対策もしっかりなされています。キャリブレーションを含む出荷前の検品を含めて、全体として「最も隙のないモデル」です。

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 仕様面も、本機は70WのUSB-C PD給電に対応するので、ノートPCの「外付け」としても便利に使えます。

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 検品体制や、ユーザーサポートも充実していますし、5年間の長期保証・6ヶ月の無輝点保証も付きます。

 値段が高めですが、「その価値はある」と言えるため、主に仕事用に小型機を選ぶならば、こちらでしょう。


 第2に、目に優しい上で、テレワークでの会議に最も適応性が高い製品は、

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 【2023年発売】【23.8インチ】

 12・Dell P2424HEB
  ¥56,500 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz   
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:3年

液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★☆
品質保証     ★★★★★★
総合評価     ★★★★★

 Dell P2424HEBでしょう。

 パネルは、こちらもIPSです。

 本機も、普通のスタンダードなIPSです。

 ただ、明るさを含む画質の自動調整など、目の優しさに関わる部分は、EIZO機の装備にに負けます

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 しかし、その分、周辺装備は充実します。

 カメラノイズキャンセリングマイク、そして5Wと少し強めのステレオスピーカーを搭載し、ビデオ会議のニーズにおいて、高度に対応できます。

 類似は、他社からも出ていますが、500万画素のカメラと、ノイズキャンセリングマイクという構成ですので、この部分の品質も良いです。

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 かなり高価ですが、カメラの撮像素子がソニーの裏面照射型(スタービス)ですので、今回紹介したこの解像度のカメラ付きのなかでは、画質の期待値は最も高いです。

 その上で、AI自動フレーミングなど、先端機能もフォローしますし、総合的な満足度は高いと思います。

 周辺機器を別々に買う方が安上がりですが、「ディスプレイ周りがごちゃごちゃしない」点で、個人的には投資する価値があると感じます。

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 その上で、上位機は90Wと、ハイスペックノートPCでも対応できる、かなり強力なUSB-C PD充電も可能です。

 テレワークでは、自分のノートPCを利用する方も多いでしょうし、ここもポイントと言えます。

 「目の優しさ」の部分でも、IPS・フリッカー対策・パーフェクトスタンドも搭載ですし、基本部分を押さえています。十分及第点でしょう。

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 デルのプレミアムパネル交換保証対応機ですので、品質の部分でも保証性が高いです。

ーー

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 【23.8インチ】

 【2025年発売】B0DP88L46B

 22・EIZO FlexScan FLT FLT-BK
   ¥59,950 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:61Hz
HDR:
USB給電:60W
接続端子: USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年

 一方、2025年登場の同社のアームタイプもパネル部分の性能は同じです。

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 本編で書いたように、電源入力や、ハブを含めて、端子のUSB-Cで統一した機種です。

 アーム採用の部分を含めて、ミニマリスト的なシンプルさが好感触です。

 消費電力もやや低めでエコです。

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 アームの稼動性も、2軸ですが(スタンド型と比べれば)良いです。

 こうした部分が気に入った場合、こちらを選ぶのもありでしょう。


 第3に、3万円前後で目に優しいモニターを探している方におすすめなのは、

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 【23.8インチ】

 【2024年発売】(加筆予定あり)

 (本体白)

 45・BenQ GW2486 GW2486TC-JP
  ¥31,819 楽天市場 (5/6執筆時)

 45・BenQ GW2486 GW2486TC
  ¥31,819 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

USB給電:65W
接続端子: HDMI DP USB-C

 (本体黒)

 46・BenQ GW2490 GW2490T-JP
  ¥21,455 楽天市場 (5/6執筆時)

 46・BenQ GW2490 GW2490T
  ¥21,455 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

 (ビジネス向け型番)本体3年保証

 46・BenQ BL2490 BL2490T
  ¥21,455 楽天市場 (5/6執筆時)

USB給電:
接続端子: HDMI×2 DP

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
保証期間: 1年(本体は3年)

液晶パネルの品質 ★★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★☆☆
品質保証     ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 ベンキューの GW2485TCが良いかと思います。

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 複数の機種がありますが、USB-C給電の有無の違いになります。

 ここは要不要で良いかと思います。

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 パネルは、しっかりIPSです。

 その上で、しっかり稼働するスタンドを装備し、フリッカー対策もあります。

 上位機ならば、USB-C給電とDP出力に対応ですから、ビジネス無機の仕様としても「上位」です。

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 そういった機種はほかにもあります。ただ、ベンキュー機は、環境光センサーを搭載するなど、EIZOを除けば目の優しさへの配慮は高いです(ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジー Gen2)。

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 また、この部分の設定が、、Eye-CareUアプリで、WINでもMacでも(面倒な)ボタンでの設定なしにできるのが魅力です。

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 映像美も、このセンサーを利用した輝度調整をするなど、独自性もあります。

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 利便性の部分でも、上位機は、65W給電のUSB-C端子を装備します。

 最近のトレンドですし、本機の便利な部分です。使わない場合も、スマホ・タブレットなどの急速充電などにも良いでしょう。

 保証は、欲を言えば、ビジネスモデル以外も、パネル部分の3年保証は欲しいところです。

 しかし、値段重視ならば、十分、選択肢になります。

 なお、末尾-JPで終わる製品は、本編で書いたように、「ドット抜け1ヶ月保証」があります。初期不良への保険にはなるでしょうが、1月だけなのでなくても良い気もします。

ーーー

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 【2021年発売】【23.8インチ】

 23・ASUS VA24DQLB
  ¥20,136 楽天市場 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 一方、さらに「安め」ならば、ASUSVA24DQLBが選択肢です。

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 しっかり、IPS液晶・稼働性の良いスタンドを装備する機種で、これより安いモデルはないでしょう。

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 目の優しさの部分では、環境光センサーが付くベンキューに負ける部分はあるのですが、「映像美」という方向では、VividPixelテクノロジーをはじめ、同社にも強みが見られます。

 パネルスペックは、コントラスト比ほか、少しベンキューの新機種に及ばないですが、仕事用ならばあまり関係ないです。こちらを選んでも十分良いかと思います。


 第4に、USB-C給電対応で、比較的安めのテレワーク向きのモニターとしておすすめできるのは、

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 【2024年発売】

 【23.8インチ】

 5・LG Electronics 24MS570B-B
  ¥21,479 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz  
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:3年

液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能  ★★★★★
動画ゲーム対応  ★★★★☆
品質保証     ★★★★☆
総合評価     ★★★★☆

 LGの24MS570Bでしょう。 

 パネルは、コントラスト比高めのIPSです。

 環境光センサーを利用するような高度なアイケアの仕組みはないです。

 しかし、LG製のIPSである上で、稼動性の良いスタンド、フリッカー対策と必要な部分は網羅します。

 映像美にかかわる補正も、同社はTVメーカーですし、超解像技術ほか、構成はLGも力強いです。

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 接続端子は、とくに、本機を推した理由です。

 HDMAが2系統と、65W給電のUSB-Cと価格からすると充実し、現代的です。

 マウスやキーボード用にUSB2.0のハブが2系統あり、接続性もなかなかです。

 USB-C搭載の信頼性の高めの機種を「安め」で探している場合、候補にできそうです。

ーーー

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 なお、動画視聴やゲームで考える場合、現状、フルHDより解像度の高い2.5Kを選んでも、値段があまり変わりません。

 このような用途では解像度が活きる部分がありますので、そちらも検討対象にするべきでしょう。

 その場合、このブログの【WQHDモニターの比較記事】を合わせてご覧ください。 

ーーー

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 【23.8インチ】

 【2024年発売】

 56・Lenovo L24m-4A フルHD 67BDUAC6JP
  ¥19,479 Lenovo直販 (5/6執筆時)

解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:75W
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
保証期間:3年

 オルタナティブをあげるならば、 Lenovo L24m-4Aです。 202505061814.jpg

 外は、レノボ機らしく、モダンであり、スタイリッシュです。

 スタンドもしっかり、フル稼動ですし、今の価格だとかなり良く言えます。

 パネルも、IPSです。

 最近増えてきた、コントラスト比がちょっと良い(1500:1)新世代で、色域(sRGB 99%)を含めて問題ないです。

 輝度は、普通に250cd/uです。

 ただ、EIZOやベンキューの中級機などを除けば、格安モニターは、ここが強すぎると支障がある(暗い場所で輝度が十分に落ちない)ので、むしろこれくらいで良いでしょう。

 接続性も、USB-Cの75W給電に対応できます。

 USBハブもありますし、カジュアルに見える割に、仕事用には「ガチ」な仕様です。

 リフレッシュレートも、LG機と同じくやや高めなので、マウスをなめらかに表示したい場合にも有利です。

補足:液晶モニター関連記事の紹介

 というわけで、今回は、23.6インチ23.8インチの液晶を紹介しました。

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1・31.5インチ液晶モニターの比較
2・27インチ液晶モニターの比較
3・24インチ液晶モニターの比較
4・23.8インチ液晶モニターの比較
5・小型液晶モニターの比較

 なお、次回の5回目記事こちら 】では、21インチ前後の小型ディスプレイを紹介します。

 実際の作業効率としては、21.5インチだと13インチのノートPCとほぼ同等23.8インチだと15インチのノートPCと同等とよく言われます。

 Atlasも異論はありません。

 さほど大きなモニターが不要と考えている方は、引き続き第5回目の記事もご覧ください。

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【まとめ記事】
1・Mac向けの液晶モニターの選び方
2・液晶モニターの選び方とおすすめ

 また、上の2つの「まとめ記事」では、主にモニターサイズの観点から、このブログの全10回のモニター関連記事を横断的にまとめています。

 サイズの部分で決めかねている方などは、こちらもぜひご覧ください!

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モニターアームの選び方とおすすめ

 そのほか、スタンドの稼働性を寄り改善したい場合、モニターアームの導入もおすすめです。

 交換自体は(手間がかかるだけで)難しくはないので、初めてでもOKです。

 このブログの以上の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。

補足:液晶モニターのお手入れ

 つづいて、「ディスプレイのお手入れ」について補足しておきます。

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 ディスプレイ用クリーニングリキッド
  ¥755 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

 液晶モニターを手入れする場合、普通のティッシュペーパーなどで拭かないでください

 液晶に傷がつきますので、専用のクリーニング・リキッドの使用をおすすめします。

 アルコール・界面活性剤を使っていませんので、モニター表面のコーティング塗装に影響しないからです。

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 液晶画面用ハイテククロス DK-KC5
  ¥567 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

 ドライクリーニングティッシュ60枚入り
  ¥819 Amazon.co.jp (5/6執筆時)

 これを、ハイテククロスに吹きかけて使うのがオススメです。

 ただ、スプレー式のクリーナーは拭いた後に「ふき跡」が画面に白く僅かに残ります。

 拭いた後が気になる人は、仕上げにドライクリーニングティッシュを使うのが良いです。

 皮脂汚れはあまりとれませんが、拭き跡をとるための仕上げにはもってこいです。

ーーー

 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 23:09 | PC用液晶モニター

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