1回目からの続き記事です→こちら
今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!
1・シアタースピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ヤマハ〈日本〉
1-3:ソニー〈日本〉
1-4:DENON〈日本〉
2・シアタースピーカーの比較 (2)
2-1:JBL〈米国〉
2-2:DALI〈北欧
2-3:Polk Audio〈米国〉
3・シアタースピーカーの比較 (3)
3-1:Klipsch〈米国〉
3-2:ELAC〈ドイツ〉
3-3:ロジテック〈スイス〉
3-4:他社の製品
4・シアタースピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、ホームシアター向けスピーカーの比較でした。
最終回となる4回目記事では、最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきたいと思います。
第1に、比較的低予算で組める入門用シアターシステムとしておすすめしたいのは、
【2018年発売】【セット】
1・YAMAHA NS-PA41
¥36,773 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
1・YAMAHA NS-PA41
¥37,881 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W
重低音 ★★★☆☆
音場の立体感 ★★★★☆
音の個性 ★★★☆☆
声の聞きやすさ ★★★★☆
価格の安さ ★★★★★
総合評価 ★★★☆☆
YAMAHAのNS-PA41でしょう。
人気機種で予約が必要な機種ですが、メインとなるフロントスピーカーに「明確な主張」があり「AVシステムを構築した達成感」を得られるの製品としては最安です。
サブウーファーをふくめて設置性のよい小型構成ですが、単品で買うと1.5万円のサブウーファーを搭載するなど、コスパ面でも魅力があります。
もちろん、ヤマハ製品を含めて上位機とは主に音圧面で差があるのは間違いないです。
しかし、エントリークラスとしては、充実した構成です。入門用にはこれくらいで良いでしょう。
第2に、「単品購入」で、リビング用の本格的なシアターシステム構築を楽しみたい方には、
【2008年発売】
YAMAHA THEATER SOUND 483
【フロントスピーカー 1本】
3・ヤマハ NSF210 NS-F210(B)
4・ヤマハ NSF210 NS-F210(MB)
¥13,310 楽天市場 (6/17執筆時)
【センタースピーカー 1本】
3・ヤマハ NS-C210 NS-C210(B)
4・ヤマハ NS-C210 NS-C210(MB)
¥6,660 楽天市場 (6/17執筆時)
【サラウンドスピーカー 1本】
3・ヤマハ NS-B210 NS-B210(B)
4・ヤマハ NS-B210 NS-B210(MB)
¥5,904 楽天市場 (6/17執筆時)
【サブウーファー 】(SW210は廃盤)
(50W)
・ヤマハ YST-SW050(B)】
¥18,099 楽天市場 (6/17執筆時)
(100W)
・ポークオーディオ Monitor XT MXT10
¥32,864 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
(250W)
・SONY SA-SW3
¥46,409 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.2cm(2WAY)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:8cm
サブウーファー:50W
重低音 ★★★★★
音場の立体感 ★★★★☆
音の個性 ★★★★★
価格の安さ ★★★★★
声の聞きやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
単品で本格的に組んでみたい場合は、YAMAHAのTHEATER SOUND 483 5.1ch の構成が良いでしょう。
だいたい6万円台で組めるので、各社の単品構成のシアターシステムとしては「一段安い」ですが、音にスピード感がでるアルミコーンウーファーの利用など、しっかり「こだわり」があります。
同社のスピーカーは、普段使いでテレビを見る(聴く)のも問題ないですし、シアター用途でも、A-YSTU方式による低音の増幅で、しっかりしているので、映画にも向くでしょう。
いずれにしても、単品コンポーネントからシアターシステムを作ると、セット品では味わいにくい、シアターシステムを「組んだ」という達成感を得られると思います。
ケーブルも付属しますし、その点でもオススメできます。
・ハヤミ工産 SB-981
¥10,800 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合、純正ではないですが、ハヤミのSBシリーズのいずれかが良いでしょう。
第3に、10万円以内の予算で、リビング用の本格的なシアターシステムを構築するには、
【2014年発売】
・SONY CSシリーズ
【フロントスピーカー 1本】
9・SONY SS-CS3
¥16,464 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【センタースピーカー 1本】
9・SONY SS-CS8
¥12,036 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【サラウンドスピーカー 2本】
9・SONY SS-CS5
¥23,536 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【サブウーファー 】(純正SA-CS9は廃版)
(50W)
・ヤマハ YST-SW050(B)】
¥18,099 楽天市場 (6/17執筆時)
(100W)
・ポークオーディオ Monitor XT MXT10
¥32,864 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
(250W)
・SONY SA-SW3
¥46,409 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W
重低音 ★★★★★★
音場の立体感 ★★★★★
音の個性 ★★★★★★
価格の安さ ★★★★☆
声の聞きやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
SONYのCSシリーズが、おすすめです。
サブウーファーは、セット構成ながら終売になったSA-CS9は115Wでした。
一応それを目安だと、ポークオーディオあたりの製品がパワーが似ます。
価格的には、10万円台の予算で構築できる機種は人気なので、他社にも多くあります。
しかし、その中でも、ハイレゾ音源への対応力が高いのは魅力です。
最も重要なフロントスピーカーは、メインユニットに3WAY方式を採用します。高音域を担当するのが、スーパートゥイーターが単独ですから、ハイレゾに向きます。
その上で、ダブルウーハーですから、低音域も充実します。中音域も犠牲になっておらず、やや派手な音質ながら、良い出来です。
8万円前後で購入可能なユニットの中では、もっとも、次世代のシアター向きの音質と言えます。
【1メートル】
ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
¥1,800 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
Amazonベーシック 約15メートル
¥1,201 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
スピーカーケーブルが未付属なのは痛いですが、例えばゾノトーンの高級ケーブルを試すなど「遊ぶ」こともできますし、Amazonのケーブルなら「激安」です。同時に1巻買っておけば良いでしょう。
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10・SONY SS-CSE【ペア】
¥25,725 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
なお、ソニーは、イネーブルドスピーカーの販売もあります。
したがって、天井方向からの音を再現できるドルビーアトモス対応も可能です。
第4に、10万円前後の予算で、とにかく、映画の迫力重視!で、シアタールームを構築する場合におすすめなのは、
【2016年発売】
・DENON 17シリーズ
【フロントスピーカー 1本】
14・DENON SC-T17
¥18,709 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【センタースピーカー 1本】
14・DENON SC-C17
¥9,864 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【サラウンドスピーカー 1本】
14・DENON SC-A17
¥10,009 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【サブウーファー 】DSW-37-Kは終売
(50W)
14・ヤマハ YST-SW050(B)】
¥18,099 楽天市場 (6/17執筆時)
(250W)
14・SONY SA-SW3
¥46,409 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W
重低音 ★★★★★★★
音場の立体感 ★★★★★
音の個性 ★★★★★
価格の安さ ★★★★☆
声の聞きやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
9万円前後の予算となる、DENONの17シリーズがおすすめです。
低音域が充実するPioneer機が生産終了で、10万前後の価格帯でこうした傾向の製品は、本機が唯一となった感じです。
デノンも純正のサブウーファーが終売です。
元は、100Wほどだったので、ポークオーディオが似通っています。ただ、ヤマハでも良いかと思います。
本機は、同社の10万円グレードの上位機とウーファーサイズ以外は同様な構成で、デノンらしい重厚なサウンドが聴けます。
ただ、「大人な迫力」というか、聴き疲れしにくい落ち着いた「大人」な音質ですので、リビングでもそれなりに使いやすいでしょう。
【イネーブルドスピーカー】
15・DENON SC-EN10 SC-EN10M
16・DENON SC-EN10 SCE-N10K
¥10,809 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
なお、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格を試したい方は、こちらのスピーカーを追加で購入するのも良いでしょう。
ただし、アンプの対応も必要です。詳しくは、【AVアンプの比較記事】で紹介しています。
第5に、20万円強の予算で、音作りにワンポイントの個性がある本格的なシステムとしておすすめできるのは、
【2024年発売】
・JBL STAGE 2シリーズ
【フロントスピーカー 1本】
17・JBL STAGE 260F 260FBLK
¥61,942 楽天市場 (6/17執筆時)
フロント:16.5cm×2+2.5cm(2.5WAY式)
【フロントスピーカー 1本】(上位版)
17・JBL STAGE 280F 280FLBK
¥74,931 楽天市場 (6/17執筆時)
フロント:20cm×2+2.5cm(2.5WAY式)
【センタースピーカー 1本】
17・JBL STAGE 245C 245CLBK
¥49,953 楽天市場 (6/17執筆時)
センター:13.3cm×2+.2.5cm
【サラウンドスピーカー 2本セット】
17・JBL STAGE 240B BLK
¥33,330 楽天市場 (6/17執筆時)
センター:13.3cm×2+.2.5cm
【サラウンドスピーカー 2本セット】(上位版)
17・JBL STAGE 250B BLK
¥49,953 楽天市場 (6/17執筆時)
サラウンド:11.4cm+2.5cm
【サブウーファー 】
17・JBL STAGE 200P 200PBLKJN
¥61,942 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
サブウーファー:150W
重低音 ★★★★★★
音場の立体感 ★★★★★
音の個性 ★★★★★★
価格の安さ ★★★☆☆
声の聞きやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
JBLのStage 2シリーズでしょう。
伝統のホーン型のウェーブガード(HDIウェーブガイド)という、見かけ上も、音質上も、はっきりした個性がある点を評価しました。
本編で書いたように、この仕組みは、回折を防ぎつつ、指向性(音の拡がり)の改善する効果があります。
構造は、本機の旧機(2019年)とそう大きく変わりません。
ただ、この間で、特に3D音響(イマーシブオーディオ)の部分で業界全体で革新があったことをふまえると、発売時期(設計)の新しい部分は、一定度評価できそうです。
音質は、仕組み的に、中・低音域が充実するシステムですが、高音域が負けずに、広いレンジを鳴らせると言えます。
スピーカーユニットの口径は不揃いですが、このあたりの調整は抜かりなく、また、最近のAVアンプならば、問題なくしっかり鳴らしてくれるでしょう。
フロントとリアは、複数から選べます。
そこまで目立った価格差はないので、下位機でも良いでしょう。どちらか片方上位にしたいならば、むろん、フロントでしょう。
【ハイトスピーカー 】
18・JBL STAGE 240H 240HBLK
¥49,953 楽天市場 (6/17執筆時)
ハイトスピーカーも用意されるので、3D立体音響も対応できます。
最近は、そちらがブームですし、導入したい方にも対応できます。
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【2010年発売】
・YAMAHA THEATER SOUND 780 5.1ch
【フロントスピーカー 1本】
7・ヤマハ NS-F500 NS-F500(B)
¥62,399 楽天市場 (6/17執筆時)
【センタースピーカー 1本】
7・ヤマハ NS-F500 NS-C500(B)
¥29,916 楽天市場 (6/17執筆時)
【サラウンドスピーカー 1本】
7・ヤマハ NS-F500 NS-B500(B)
¥22,971 楽天市場 (6/17執筆時)
【サブウーファー 】純正のNS-SW50は終了
7・ヤマハ NS-SW300 NS-SW300(B)
¥48,821 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W
重低音 ★★★★★
音場の立体感 ★★★★★
音の個性 ★★★★★★
価格の安さ ★★★☆☆
声の聞きやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、JBLだと、システム的にハイレゾ非対応になります。
迫力重視のシアターの場合、そこまで重要視しなくても良いでしょうが、ハイレゾ対応を「マスト」とする場合は、ヤマハのTHEATER SOUND 780が候補になります。
音の作りをふくめて、ハイレゾを含めた、音楽コンテンツを聴くのに向くシステムだと思います。
JBL・DENONなどと比べる場合、低音域をふくめた「どっしり感」は負けますが、艶やかで、きらびやかな綺麗に音を出してくれますし、個人的には好きです。
実際、フロントのトールボーイ2基で、ステレオで使っても良い音がします。
第6に、部屋の配線をスッキリできる、ワイヤレスシステムを構築したい場合は、
【2021年発売】
【フロント+リア+コントローラー】
10・SONY ホームスピーカーシステム HT-A9M2
¥279,800 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
チャンネル数:4.1.2ch
フロント:6+8.5+1.9+3.6×7.9cm
センター:
サラウンド:6+8.5+1.9+3.6×7.9cm
サブウーファー:200W/300W
重低音 ★★★★★★
音場の立体感 ★★★★★★
音の個性 ★★★★☆
価格の安さ ★★★★☆
声の聞きやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ソニーのHT-A9M2でしょう。
やはり、ワイヤレスで配線がしやすい部分が評価できます。
その上で、特に、流行の3D立体音響(イマーシブオーディオ)を、あまり考えずに、初心者でも楽しみやすそうなところが評価できます。
実際、Atlasも、その手の設定を詰めるのが得意でない(というか興味のない)遠くの友人に「オススメ」するならば本機で、実際にそうしました。
スピーカーユニットも、ルーター的な形状で、壁設置が容易にできそうなので、スマートです。
4.1.4chながら、フロントを含めて「総ワイヤレス」にできますので。
TV内蔵スピーカーを「センター代わり」とできる、最新のソニー製テレビだと、センタースピーカーを組み込んで、5.1.4chです。
ハイレゾもしっかり対応水準です。
仮想サラウンドも、「360 Spatial Sound Mapping」は優秀で、7.1.4ch相当にアップスケールできます。
実際、一般的な住宅の設置環境の場合、特にリアとサイドは、適切な位置に設置するのが難しいです。
しかし、本機はマイクを利用する調整をする上で、高度な計算で「仮想スピーカー」を置くので、コンテンツの音の立体感の再現性は、(小型システムでも)良いと言えます。
本編で書いたように、左右スピーカーは、より幅広に、上部スピーカーは真上に仮想スピーカー(ファントムスピーカー)を計算で表現できるので、「映画館に近い」音場表現にできます。
映像ソース自体も、あまり考えずとも、普通のテレビ音声(ステレオ)も計算で、3D化してくれるので、家族誰でも楽しめそうな製品です。
また、元から、総合504Wのアンプが付属するので、別にAVアンプなどを用意せずとも、テレビさえあれば、すぐ使えるのも良いでしょう。
【サブウーファ】総計200W
10・SONY サブウーファ SA-SW3
¥45,096 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【サブウーファ】総計300W
10・SONY サブウーファ SA-SW5
¥77,864 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
一方、サブウーファーは別売ですが、付属ユニットは小型なので、増設した方が良いように思います。むろん、あとから、低音が足りないと思った時の増設でもOKです。
第5に、ユニットだけで予算50万円以上かけられる場合におすすめできるのは、
【2022年発売】
・ELAC Uni-Fi Referenceシリーズ
【フロントスピーカー 2本】
41・ELAC Uni-Fi Reference UFR52
¥244,800 楽天市場 (6/17執筆時)
【センタースピーカー 1本】
41・ELAC Uni-Fi Reference UCR52
¥77,000 楽天市場 (6/17執筆時)
【サラウンドスピーカー 2本】
41・ELAC Uni-Fi Reference UBR62
¥122,400 楽天市場 (6/17執筆時)
【サブウーファー 】SUB 2030(SB)
41・ELAC SUB2030
¥107,525 楽天市場 (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm+2.5cm+13cm×3(3WAY)
センター:10cm+2.5cm+13cm×2
サラウンド:10cm+2.5cm+16.5cm
サブウーファー:350W
重低音 ★★★★★★
音場の立体感 ★★★★★★★
音の個性 ★★★★★★★
価格の安さ ★☆☆☆☆
声の聞きやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
スピーカーだけで「50万円以上」となると、正直(名の知れたブランドならば)どこも音は良いです。
そのため「個人用にAtlasが選ぶ」ならば、という観点になりますが、ELACのUni-Fi Referenceシリーズが、現状では良さそうに思えます。
高級シアターシステムを構築する場合、スピーカー本数を揃えないといけないので、ステレオ構成と同じ予算だと、スピーカー1本あたりの質がどうしても落ちるのが難点です。
ただ、本機は、メインのフロントスピーカーだけ見ても、「3ウェイ」「同軸ドライバー」「新設計のアルミ系の振動板」と、単品オーディオとしてもしっかり評価できる「哲学」的な要素が多いです。
いずれにしても、現状で20万円以上のステレオスピーカーを使われている方で、今後も、音楽などをステレオ構成でも同じ水準で聴きたいと買い換えを考えている場合、予算的にこのクラスからと思えます。
値段面で、一般向けではもちろんないです。
特に、映像を含めた音楽コンテンツを再生するために「シアターシステム」を作ろうと考えている方に、主にスペック面で、本機をオススメします。
第6に、リアルに天井スピーカーを複数増設する場合におすすめなのは、
【2017年発売】
【5.1chセット】
43・ イクリプス TD307THMK3WH
44・ イクリプス TD307THMK3BK
¥252,800 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
【単品】
43・イクリプス TD307MK3WH
44・イクリプス TD307MK3BK
¥26,242 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
チャンネル数:5.1ch
フロント:6.5cm
センター:6.5cm
サラウンド:6.5cm
サブウーファー:125W(定格)
重低音 ★★★★☆
音場の立体感 ★★★★★★★(増設時)
音の個性 ★★★★★
価格の安さ ★★☆☆☆
声の聞きやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
イクリプス TD307THMK3でしょう。
本編で書いたように、ユニット自体が小型である上で、制振対策・可動性も備え、しかも2kgと軽量な製品です。
そのため、リアルに3D立体音響を再現できる「イマーシブシアター」がわりと手軽に構築できそうです。
天井6スピーカーなど高度な設計にする場合、大きなスピーカーユニットだと、広めの間取りが必要でしょうし、その意味でも、本機は気軽かと思います。
壁や天井反射を前提としないで構築できる点で本格的ですし、そうした構成を前提とする、AURO-3D環境を構築するのも面白いかと思います。
補足:ホームシアター関連記事の紹介
というわけで、今回は、ホームシアター用スピーカーの比較でした。
なお、このブログには関連記事として、以下の比較記事があります。
1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較
これらの記事もよろしくお願いします。とくに、同時に必要だろうアンプの記事は、かなり詳しく書いたつもりです。
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(1回目からの続きとなりますので、1回目記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)
ではでは。