1回目記事からの続きです→こちら
3-1・LIXILの温水洗浄便座(続き)
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3回目記事のトップバッターは、LIXIL(INAX)の瞬間式の温水洗浄便座のうち、2回目記事で見られなかった上位機の紹介からです。
1・温水洗浄便座の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:東芝
2・温水洗浄便座の比較 (2)
2-1:TOTO
2-2:LIXIL
3・温水洗浄便座の比較 (3)
3-1:LIXIL〈続き〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、温水洗浄便座の「選び方の基本」の説明に沿いながら、各機をみていきます。
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以下では、いつものように、オススメポイントについては赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。

【個人向け製品】
【2020年発売】
70・リクシル INAX RAA20 CW-RVAA2
¥41,195 楽天市場 (7/15執筆時)
白:CW-RAA2/BW1
黄:CW-RAA2/BN8
ピンク:CW-RAA2/LRB
ブルー:CW-RAA2/BB7
温水貯蔵方式:瞬間式
年間消費電力量:123kWh/ 163kWh
1年の電気代:3,813円 (5,053円)
リモコン:あり
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
CW-RVAA2は、リクシルがINAXブランドで出している瞬間式の「シャワートイレ」です。
同社の製品は、「シャワートイレ」主に工務店経由での販売が多いと言えますが、こちらについては、個人向けも兼ねているようです。
温水貯蔵方式は、こちらからは、瞬間式です。

清潔性は、オート脱臭機能が付属します。
席を立つとより強力にかかkる「W脱臭パワー脱臭」も付属します。
そのほか、TOTOなど他社もみられた使用前の「プレミスト(鉢内スプレー)」が付属します。

水流は、おしり用のノズルと、ビデ洗浄ノズルが別になっていることを強調します。
ただし、他社機も(格安品を除けば)このような構造です。
洗浄について、水流が10%強い「ターボ洗浄」に対応します。
吐水水量は、0.24L/分〜0.45L/分です。
ターボモードを利用すると0.5Lですので、瞬間式における他社の平均値並にあります。水量の部分で不満を感じることは少ないでしょう。
利便性の点では、オートふた開閉機能に未対応など、やや魅力に欠けるでしょう。リモコンは付属します。

経済性の点でも、1年間の電気代が約3,813円と他社の瞬間式に比べるとイマイチです。
断熱性の部分ほか、学習型節電に非対応だからです。ただ、東芝のような、未使用時の低温運転(スーパー節電)な動作はしています。
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以上、INAXのRVシリーズの紹介でした。
水流についてはさすがに「サニタリーメーカー」であり、パワフル洗浄、マイルド洗浄ともに水流は心地よいです。リモコンや脱臭機能を含めて2万円前後の多機種と見劣りしません。
ただ、省エネ性と便ふた自動開閉機能の面では、やや魅力に欠けるでしょう。
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なお、INAXの瞬間式は、このほかにも一般購入できるラインナップがあります。
順番にみておきます。

【2024年発売】
【個人向け製品】
【下位機種】
71・リクシル INAX RWA20A CW-RWA2A
¥46,000 楽天市場 (7/15執筆時)
白:CW-RWA2A/BW1
黄:CW-RWA2A/BN8
ピンク:CW-RWA2A/LRB
ブルー:CW-RWA2A/BB7
【上位機種】(フルオート便座)
72・リクシル INAX RWA30A CW-RWA3A
¥54,800 楽天市場 (7/15執筆時)
白:CW-RWA3A/BW1
黄:CW-RWA3A/BN8
ピンク:CW-RWA3A/LRB
ブルー:CW-RWA3A/BB7
温水貯蔵方式:瞬間式
年間消費電力量:104kWh/ 139kWh
1年の電気代:3,224円 (4,309円)
リモコン:あり
オート開閉:(上位機)
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
第1に、RWシリーズです。

RAシリーズの1つ上位の製品です。
比較する場合、ノズルの経路に銀イオンカードリッジが付属する点です。
電解水を使うTOTOと方向性は違いますが、目的は同じでしょう。ただ、銀イオンは消耗品扱いではないので、さほど強力ではないかと思います。
一方、上位機のみ、人感センサーが付属し、フルオート便座です。ただ、同社の場合、最上位機でも、温風乾燥には非対応です。
そのほか、年間消費電力量は、下位機種より少し優秀ですが、やはり、他社の最上位機と比べると、少し多めです。
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【住設向け製品】
【2024年発売】
73・リクシル INAX New Passo VA CW-VA11
¥95,000 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
白: CW-VA11/BW1
黒: CW-VA11/BKG
グレー: CW-VA11/GYG
温水貯蔵方式:瞬間式
年間消費電力量:118kWh/ 160kWh
1年の電気代:3,658円 (4,970円)
リモコン:あり
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
第2に、CW-VA11です。
住設向けのNew Passoシリーズの瞬間式のシャワートイレです。
瞬間式でシートタイプの本機のみAmazonなどで市販がありました。一体型ではなく、(多くの場合)従来の便座に付けられるというタイプだからです。
なお、初回執筆時、Amazonだと貯湯式とありましたが、VA型は瞬間式です。

相違点は、デザイン性です。
継ぎ目の少ないデザインで、トイレの印象を変えられるタイプと言えます。
一方、機能性は、最初にみたRVシリーズ相当で、銀イオンカードリッジも、オート便座開閉も非対応です。
外観は高級ですが、機能性は「ほどほど」と言えます。
今回の結論
省エネ性能の良い温水洗浄便座のおすすめはこれ!
というわけで、今回は、温水洗浄便座(ウォシュレット)について比較しました。
最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を書いておきます。
第1に、本体価格と電気代とトータルで考えた場合、現状でおすすめできる高コスパ機は、

【個人向け製品】
【エコナビなし】
【2025年発売】
7・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT20
¥40,000 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
(取り付け工事対応)+6000円〜
7・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT20
¥39,963 楽天ビック (7/15執筆時)
【2023年旧機】
7・Panasonic DL-RSTK20
¥38,895 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
年間消費電力量:104kWh/ 140kWh
1年の電気代:3,224円 (4,340円)
アイボリー:DL-RT20-CP
ホワイト:DL-RT20-WS
ピンク:DL-RT20-P
【エコナビ・オート開閉】
【2025年発売】
8・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT40
¥52,000 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
(取り付け工事対応)+6000円〜
8・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT40
¥51,952 楽天ビック (7/15執筆時)
【2023年旧機】
8・Panasonic DL-RSTK40
¥49,400 Amazon.co.jp (7/15執筆時
年間消費電力量:83kWh/ 112kWh
1年の電気代:2,573円 (3,379円)
アイボリー:DL-RT40-CP
ホワイト:DL-RT400-WS
ピンク:DL-RT40-P
【エコナビ・オート開閉・ナノイー】
【2025年発売】
9・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT50
¥57,000 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
(取り付け工事対応)+6000円〜
9・パナソニック ビューティ・トワレ DL-RT50
¥56,947 楽天ビック (7/15執筆時)
【2023年旧機】
9・Panasonic DL-RSTK50
¥54,780 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
年間消費電力量:83kWh/ 112kWh
1年の電気代:2,573円 (3,379円)
アイボリー:DL-RT50-CP
ホワイト:DL-RT50-WS
ピンク:DL-RT50-P
温水貯蔵方式:瞬間式
リモコン:あり
オート開閉 :あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄:
清潔性 ★★★★★
経済性 ★★★★★
利便性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
パナソニックの瞬間式のビューティ・トワレ DL-RTシリーズでしょう。
ただ、最下位機は、エコナビ非対応で、電気代が高いので、それは除きます。

一方、旧機種が残ります。
本編で書いたように、新型はリズム洗浄が1種類のみです。
変わりに、水流の太さの調整(5通り)ができたので一長一短です。
個人的には、新型の水流を試したいですが、あまり興味のない場合は、旧機でも良いですおう。

また、ナノイー効果を期待するならば、上位機でもOKです。
価格面で言えば、貯湯式ならばより安い機種があるのは確かです。
ただ、貯湯式の場合、8時間オフの省エネ機能を使ってしまうと(便座だけでなく)、水まで冷たくなりますから、実際は、使用できないでしょう。
そうなると、年間電気代の差は3000円以上は付くので、2-3年で総コストが逆転します。

瞬間式は、他社機もあります。
しかし、本体価格と年間電気代の安さをふまえた場合、パナソニックが最も良いと判断しました。
電気代の節約についても、Panasonicは賢い「学習型節電」なのでその部分も評価できるでしょう。

機能面でも、新機種では感性工学に基づく3種のリズム洗浄が搭載です。
強さと幅の調整(3段階)もできます。
利便性の部分でも、オート脱臭・オート開閉機能も付属します。
不便な部分はないでしょう。
色は3色から選べます。
ただ、経年変化と変色を考えると、アイボリー(黄色)色をおすすめします。

なお、楽天ビックでは、ビックカメラ・コジマの営業範囲に限りますが、取り付け工事の依頼も可能でした。
設置料金は【楽天ビックの案内】を見てください。注文画面でオーダー可能です。
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【2023年発売】
25・東芝 SCS-SRU7010
¥31,089 楽天市場 (7/15執筆時)
25・東芝 SCS-SRU71E3
¥37,800 楽天市場 (7/15執筆時)
(取り付け工事対応)+6000円〜
25・東芝 SCS-SRU7010
¥40,320 楽天ビック (7/15執筆時)
温水貯蔵方式:瞬間式
年間消費電力量:84kWh/ 120kWh
1年の電気代:2,604円 (3,720円)
リモコン:あり(上位機)
オート開閉:
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:ウルトラファインバブル
清潔性 ★★★★☆
経済性 ★★★★☆
利便性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★☆☆
一方、予算をできるだけ「節約」したい場合は、東芝の貯湯式の旧機でも良いでしょう。
パナソニックより安い時期が多いです。
貯湯式は、使い勝手も、光熱費も良くないため、予算が少ない中で選ぶならば、「瞬間式最安クラス」の本機が良いかと思います。
その代わり、リモコンなしなので快適性は劣りますが、我慢するべきところかと思います。

清潔性の部分でも、しっかりオート脱臭は付きますし、水流の工夫もある機種です。
第2に、水流が「優しい」点を重視しながら、省エネ性や機能性の良い機種を選ぶならば

【上位機種】(瞬間暖房)
【個人向け製品】
44・TOTO KMシリーズ TCF8GM54
¥63,800 楽天市場 (7/15執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:2,046円 (2,511円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
清潔性 ★★★★★
経済性 ★★★★★★
利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TOTOのKMシリーズのTCF8GM54でしょう。
住設向けに最上位機が出たので迷いましたが、値段差がある部分でこちらを選びました。

TOTOの場合、「やわらか水流」は、パナソニックよりも優しいため、「とにかく優しい水流」を望むならばTOTOが良いでしょう。
十分な水量での優しい洗浄となですから「やわらか洗浄」は、やはりTOTOです。
逆に、「強めが好み」という場合は、パナソニックの方が相性が良いでしょう。

なお、同社のリテール品では、この水流がないモデルもありますが、こちらならばしっかり搭載です。
その上で、便ふたオート開閉・プレミスト・ノズルきれい・学習型節電など、欲しいと思う機能を網羅する上で、TOTOでは、便座の「瞬間暖房」に対応できるので、節電性も高レベルです。
Panasonicの泡洗浄や温風乾燥機能など、最上位機的な機能はないですが、一般家庭ではこれで十分でしょう。
第3に、清潔性や、おそうじの手軽さを最重要視したい場合に選択肢になるハイエンド機は、

【2018年発売】【個人向け製品】
【上位機種】
【オート脱臭・開閉・温風乾燥・ナノイー】
17・Panasonic 泡コート DL-AWM600
¥89,800〜 楽天市場 (7/15執筆時)
【取り付け工事対応】+6000円〜
33・Panasonic 泡コート DL-AWM600
¥99,800 楽天ビック (7/15執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 92kWh
1年の電気代:2,046円 (2,852円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:あり
オート脱臭: ナノイー脱臭
泡洗浄: 泡コート洗浄あり
清潔性 ★★★★★★
経済性 ★★★★★★
利便性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
予算が許せば、Panasonicの DL-AWM600 が良いでしょう。

「泡コート」という新機軸が搭載されている点で、この機種は「プラスワン」があります。
その上で最もオススメなのは、温風乾燥も付く最上位機です。

便器一体型のシリーズの交換用ですが、そちらは、機能面で同等なものを付けようとすると、相当高額(30万以上)なので、(高いながらも)お買得感はあります。
この部分だけの「一点突破的な機種」ではありますが、実際面白い工夫であり、効果は期待できます。
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【2018年発売】【個人向け製品】
【オート脱臭・開閉】
16・Panasonic 泡コート DL-AWM400
¥58,555〜 楽天市場 (7/15執筆時)
【取り付け工事対応】+6000円〜
16・Panasonic 泡コート DL-AWM400
¥79,800 楽天ビック (7/15執筆時)
アイボリー:DL-AWM400-CP
ホワイト:DL-AWM400-WS
ピンク: DL-AWM400-P
年間消費電力量:66kWh/ 92kWh
1年の電気代:2,046円 (2,852円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄: 泡コート洗浄あり
清潔性 ★★★★★★
経済性 ★★★★★★
利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ただ、温風乾燥機能が不要ならば、このシリーズの中位機でも良いかと思います。

ナノイーの部分は、脱臭機能の「おまけ」なので、あまり惜しくないですし、こちらでも良いかと思います。
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【2021/2】
【上位機種】(+瞬間暖房)
58・ TOTO KWシリーズ TCF8WW88
¥88,971 楽天市場 (7/15執筆時)
【取り付け工事対応】+6000円〜
46・ TOTO KWシリーズ TCF8WW88
¥107,800 楽天ビック (7/15執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:2,046円 (2,511円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
清潔性 ★★★★★★
経済性 ★★★★★★
利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、「掃除の回数を減らしたい」「清潔性を長期間キープしたい」というより、「掃除を手軽にしたい」という方向性ならば、TOTOのKMシリーズも選択肢でしょう。
住設向けのためか、Panasonicより高いですが、値段に見合う機能性はあります。

とくに、2021のアップデートで、「ふき掃除のしやすさ」に多方面で手が入りましたから。
サニタリー専業だけあり、もともと、清潔性やメンテ性の良さは良いメーカーです。この部分の期待値は高いでしょう。
一方、同社は、便器ごと交換ならば、もっと性能の良い機種を出しますが、便座のみの場合、温風乾燥もつく最上位機というのがないです。
この点に問題ないならば、本機を選んでも良いでしょう。
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これらも、楽天ビックでは、ビックカメラ・コジマの営業範囲に限りますが、取り付け工事の依頼も可能でした。設置料金は【楽天ビックの案内】を見てください。
補足:温水洗浄便座の取り付け
最後に、温水洗浄便座の取り付けを自分でされる場合の補足です。

基本的に「手軽」なのは、先ほど紹介したような「楽天ビック(ビックカメラ)」のような、設置対応業者にで頼んでしまう方式です。
ご自宅の近くに、ビックカメラかコジマが近くにある地域ならば、問題ないでしょう。
値段など、詳しくは【温風洗浄便座の申し込み方法】を解説した同社のページをご覧ください。
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そのほか、楽天市場だと、エディオンは、製品同時購入時に「設置券」を購入する形で対応が観られます。詳しくは、(こちら)に説明があります。
ジョーシンも、ご自宅の近くにある場合、設置対応できます。(こちら)に説明が観られました。

一方、個人で設置をしてみるのも良いでしょう。
例えば、【パナソニックの取り付け説明動画】を見れば分かりますが、(便座の交換だけならば)、最低限のDIY技術があれば個人でも設置可能です。

KENOH モンキーレンチ 300mm
¥1,164 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
設置に必要なものは、ドライバーがあれば、他にはモンキーレンチ・スパナ、軍手くらいなので、休日に挑戦するのも良いでしょう。
Atlasも自分で設置できました。「設置できる」技術は、「取り外せる」技術を覚えることにもなるので、部分的にちょこっと外して「大掃除」もできるようになり、個人的には良い経験でした。
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ではでは。
