1回目記事からの続きです→こちら
3-1・アンカーのバッテリー(ケーブル直付)
3回目記事のトップバッターは、アンカーのバッテリーのうち、ケーブルが本体直付けになって外せないタイプの紹介です。
ケーブルを無くしがちの方などに向くと言えるジャンルですが、後述するように、注意点もあるといえままうs。
1・USBモバイルバッテリーの比較(1)
1-1:選び方の基本の解説 【導入】
1-2・Anker〈一般型〉
2・USBモバイルバッテリーの比較(2)
2-1・Anker 〈コンセント内蔵型〉
2-2・Anker 〈Qi充電型〉
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1・Anker〈ケーブル直付型〉
3-2・Anker〈大容量型〉
3-3:AUKEY
4・USBモバイルバッテリーの比較(4)
4-1:エレコム
4-2:無印良品
5・USBモバイルバッテリーの比較(5)
5-1:バッファロー
5-2:マクセル
5-3:他の企業
5-4:最終的なおすすめの提案【結論】
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なお、以下の記事では、Atlasのオススメポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う分を青字で記していきます。
【2023年発売】
22・Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)
¥6,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1256011
ホワイト: A1256021
ブルー: A1256031
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート(直付)
高速給電:USB-PD・PowerIQ (QC3.0)
入力:30W (20V 1.5A)
出力:30W (20V 1.5A)
本体重量:約215g
充電用端子: USB-C(専用+共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ: 約104 x 52 x 26 mm
Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)は、同社のケーブル直付けタイプのUSBモバイルバッテリーです。
バッテリー容量は、10000mAhです。
本機も、同社の上位シリーズの他機と同じで、カラーメーター型のバッテリー残量表示に対応できるタイプです。
サイズは、約104 x 52 x 26 mmです。
本体重量は、215gです。
普通に太めのモデルですが、重さ同社の通常型とそこまで変わりません。
スマホ1台ほどです。
端子構成は、先述のように、本機の場合、USB-Cケーブルが直付です。
ケーブルを無くしにくいという意味性があります。
一方、似たものとして「ストラップタイプ」を1回目記事でみました。
ただ、ケーブル自体が断線しても交換はできるそちらと違い、この仕様はケーブルが断線したら「終わり」な部分が注意点です。
とくに、写真のような持ち方をしているとあまり長持ちしないように思います。
入力は、30Wです。
直付ケーブルほか、別にある、入力専用のUSB-C端子でも可能です。
Anker 511 Charger Nano 3,30W
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
Anker PowerLine III ケーブル 60W PD対応
¥1,390〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
充電に要する時間は、記載はないです。
ただ、30W給電ですし、同社の他機と同じで、約2.5時間ほどでしょう。
ただし、30W対応のUSBアダプタで給電した場合です。
出力は、30W (10V 2.25A) です。
なお、本機はサイドに、USB-A出力端子もあります。
こちらを使う場合、最大22.5Wです。
ケーブルと同時に給電する場合は、総合で24Wまでです。
まあ、実用水準と言えます。
サイドには、USB-C端子も見えますが、そちらは、入力専用ですので、出力はできません。
このスロットは、直付ケーブルをストラップのように使う場合の収納にも使いますが。
バッテリーの安全性は、一方、特段の言及はないです。
むろんPSE認証はあるので、そこは問題はないですが、温度センサーなどによる多重防護などの記述は見られません。
パススルー機能は、非対応です。バッテリー自体に充電しながら、スマホにスルーして給電する機能はないです。
低電流モードは、対応です。
冒頭でも書きましたが、イヤホンなどの充電時、満量判定を間違う場合はあるでしょう。
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以上、Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)の紹介でした。
このタイプは、直付けUSBケーブルが断線したら「終わり」ということを承知して選ぶべき機種です。
そうなっても、入力・出力端子が別にあるので「全く使えない」わけではないですが、わざわざ「ケーブル付」を持ち運ぶ意味性を失うのが注意点です。
ストラップとして使うことも想定しますが、ケーブル自体の剛性の表明もないです。本機は、そこまで安くもないですし、これらの部分が不安材料と言えます。
【2025年発売】
【Lightning & USB-Cモデル】
22・ANKER Zolo Power Bank (Built-In USB-C/Lightning)
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1680N11
ホワイト: A1680N11
ブルー:A1680N31
ピンク:A1680N51
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1
USB-C出力:1 +1ポート(直付)
Lightning出力:1ポート(直付)
高速給電:USB-PD・PowerIQ (QC3.0)
入力:20W (9V .2.22A)
出力:30W (20V 1.5A)
本体重量:約220g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ: 約110 x 66 x 25 mm
Zolo Power Bank (10000mAh 30W Built-In USB-C/Lightning) も、同社のケーブル直付タイプの製品です。
先ほどの機種と比べると、直付けが2系統です。
本機の場合、片側がLightning端子なので、昔のiPhoneを利用している方向けで、特殊な製品になります。
バッテリー容量は、本機も10000mAhです。
スマホ約2回分ほどの充電量であり、個人用として問題ないです。
カラーではないですが、デジタル表示の残量メーターもあります。
サイズは、 約110 x 66 x 25 mmです。
本体重量は、220gです。
若干幅広ですが、持ち歩きに不便と言うほどではないです。
端子構成は、先述のように、USB-CケーブルとLightningが直付です。
その上で、USB-CとUSB-A端子別にあるので、4機同時給電も(やろうと思えば)可能です。
なお、持ちはこびの際は、側面のダミー(モック)のUSB-C端子の部分に収納し、丸めて持ちはこべるようにしています。
片側を充電に使っても、もう一方をストラップ的に利用できので「考えたな」と思います。
一方、本機の場合、ナイロン被膜で折り曲げ耐性1万回の表記があります。
「ストラップ」のように無理使いしても、先ほどの機種よりは「断線しにくい」とは言えます。
ただ、Lightningの場合は、端子部分も良く壊れます。
本機は当然AppleのMFI認証がある端子ですが、そういったことでも同じことは言えますし、ここは「割り切って」選ぶ必要があります。
入力は、20Wです。
このタイプの同社の製品としてはやや弱めです。
なお、充電に使えるのは、USB-Cの直ケーブル付部分だけなので、そこが断線したら「終わり」です。
充電に要する時間は、記載はないです。
ただ、20W給電ですし、3時間前後だと言えます。
もちろん、20W以上のUSBアダプタで給電した場合です。
出力は、USB-Cは2系統とも30Wが最高です。
Lightningは、その規格上27Wですが、普通この速度を「遅い」とは言わないです。
一方、USB-Aも、PowerIQで22.5Wですし、速度構成は良いです。
注意点は、ただ、合計最大出力が15Wという点です。
ようするに、冒頭の扉絵のように、複数機種に使う場合、速度低下は著しいといえます。
バッテリーの安全性は、同社の温度管理システム(Active Shield 2.0)の言及があります。
1秒35回のセンシングでです。そのほかの仕組みを含め、多重保護であり、安心です。
パススルー機能は、非対応です。低電流モードは、対応です。
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以上、 Zolo Power Bank (10000mAh 30W Built-In USB-C/Lightning) の紹介でした。
直付け2本とも必要なシーンは少ないでしょうが、片方を「ストラップ」と考えるならば、まあ「あり」なデザインかと思います。多重保護部分を含めて安全部分も問題ないです。
一方、先ほどの機種と違って、本機は、入力がUSB-Cケーブルのみなので、そこが不良になったら「終わり」です。 そういった場合は、自己責任で保証が効かない点が注意点です。
また、本編で書いたように、4機同時給電ができるとは言えますが、バッテリー自体の蓄電容量がそこまで多くないデス。どの機種も「ほどほど」しか充電できないでしょうし、総合出力が弱くなるので、充電時間も長くなるのが注意点です。
この仕様でも「パススルー」できるならば、出張用に良い感じもありましたが、残念ながら非対応です。
このタイプは、直付けUSBケーブルが断線したら「終わり」ということを承知して選ぶべき機種です。
そうなっても、入力・出力端子が別にあるので「全く使えない」わけではないですが、わざわざ「ケーブル付」を持ち運ぶ意味性を失うのが注意点です。
ストラップとして使うことも想定しますが、ケーブル自体の剛性の表明もないです。本機は、そこまで安くもないですし、これらの部分が不安材料と言えます。
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【2025年発売】
【USB-Cケーブルモデル】
23・ANKER Zolo Power Bank (10000mAh 30W Built-In USB-C)
¥3,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1688012
ホワイト: A1688022
ブルー:A1688032
ピンク:A168805
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1
USB-C出力:1ポート(直付)
高速給電:USB-PD・PowerIQ (QC3.0)
入力:30W (12V 1.5A)
出力:30W (12V 1.5A)
本体重量:約212g
充電用端子: USB-C(専用+共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ: 約110 x 77 x 25 mm
なお、本機の姉妹機で、Lightningケーブルがない構成になるのが、Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)です。
したがって、同時3台までの給電になります。
一方、本機の場合も、合計最大出力が15Wと限定的で、入力に使えるUSB-C端子は、ケーブル直付のみなのでそこが壊れたら「終わり」です。
あとは、先ほどの機種に対して、言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、「どうしても」ケーブル直付けモデルが良い方の場合、平麺タイプながら、ナイロン被膜でケーブルの耐久性(折り曲げ1万回)表記がある本機が、良いと思います。
ただ、繰り返しますが、入力に使える端子がケーブルのみなので、そこが断線したら「終わり」な部分が注意点です。
あまり折り曲げたあり、カバンなどストラップ的につけて酷使することははおすすめしません。
3-2・アンカーのバッテリー(大容量)
続いて、アンカー製のバッテリーのうち、容量が 20000mAh を超えるモデルの紹介です。
なお、大容量バッテリーは、このブログだと【ノートPC向けモバイルバッテリーの比較記事】がメイン記事です。
こちらで見るのは、出力の部分でPC用とは「イマイチ言いにくい」モデルになります。
そのため、このサイズで考える場合、メイン記事の方も一応見てください。ノートPC向けが、スマホ・タブレットに使えない訳ではないので。
【2024年発売】
24・Anker Power Bank (20000mAh, 15W, 2-Port)
¥3,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック:A1367N11
ホワイト:A1367N21
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:
入力 :15W (5V 3A)
出力 :15W (5V 23A)
本体重量;約477g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
サイズ:幅163.0×高81.0×奥行24mm
Anker Power Bank (20000mAh, 15W, 2-Port) は、米国のアンカー製品の 20000mAh クラスの製品です。
冒頭書いたように、PC向けだと出力をもっと強化した 20000mAh の製品があります。
本機は高出力は不要だが、蓄電容量は欲しいと言う方に向けた「格安機」と考えてください。
充電容量は、先述のように、20000mAhです。
スマホならば、約4回分充電ができるスペックです。
タブレットでも十分な量が充電できると思います。
本体の重さは、477グラムです。
1回目記事の冒頭で書いたように、本機と同じ、パーセント表記の残量表示が付いた新世代だと、10000mAhでは「軽い」機種(200g)もでました。
しかし、本機の場合、残量表示はありますが、中身のセルの関係で倍以上重めです。
サイズも、幅163.0×高81.0×奥行24mmです。
かなり大きなバッテリーです。
形状的には16cmほどの長さがある、相当横長なバッテリーです。
ポート数は、USB-AとUSB-Cが1つずつです。
USB-Cは、充電と共用です。
出力は、2ポート合計で 15W (5V 3A)です。
最近の20W給電できるスマホにはフル速度では給電できないと言えます。
入力(本機への充電)も、15W (5V 3A)です。
充電時間は、15W以上のアダプタと対応ケーブルを使って、公称7時間40分です。
安全性は、特別な工夫はないです。
出力がさほど高くないので、問題ないかとは思います。
パススルー機能は、未対応です。
低電流モードは、付属します。
イヤホンなどの充電時、満量判定を間違う場合にこのモードがあると対策できます。
保証期間は、2年です。
ANKERはこの部分がメリット性で、保証が長めです。
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以上、Anker Power Bank (20000mAh, 15W, 2-Port) の紹介でした。
先述のように、PC用の高出力は不要だが、容量は欲しい方に向けた格安機です。
ただ、その用途で持ち運ぶにはさすがに重すぎるでしょう。例えば、ご自宅のライトやカメラなど、低出力で賄える何かしらのUSB機器の電源としてなどに向くといえる機種です。
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なお、本機に超える出力を持つ上位機があります。
順番にみておきます。
【2019年発売】
25・Anker PowerCore Essential 20000
¥4,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック:AK-A1268011 A1268013
ホワイト:AK-A1268021 A1268025
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:
高速給電:
入力 :10W (5V 2A)
出力 :15W (5V 3A)
本体重量;約343g
充電用端子: MicroUSB(専用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
サイズ:幅158.0×高74.0×奥行19mm
第2に、PowerCore Essential 20000です。
先行して発売されていた、数字での残量表示がつく前の世代の製品です。
本体の重さは、343グラムです。
サイズは、幅158.0×高74.0×奥行19mmです。
横長でそれなりに厚みはありますが、これならば(ギリギリ)モバイル用と言えるでしょう。
ポート数は、ただ、USB-Aが2つのみです。
出力も、総合12Wですので、スマホ用としてはこれらの部分で陳腐化しています。
入力(本機への充電)は、15W (5V 3A)です。
専用ポートですが、10時間以上の充電時間です。
安全性は、特別な工夫はないです。
パススルー機能は、未対応で、低電流モードは、付属します。
保証期間は、2年です。
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結論的にいえば、新機種よりは軽いのですが、出力やポートの種類がやはり古く、今どきではないです。
低出力で済むような特定の利用目的がない限り、選択肢にしにくいでしょう。
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【2015年発売】
26・PowerCore 20100 AK-A1271012
¥5,390 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: AK-A1271012
ホワイト:AK-A1271021
ブルー:AK-A12710932
レッド: AK-A1271092
蓄電容量:20100mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:
高速給電:
入力 :10W (5V 2A)
出力 :12W (5V 2.4A)
本体重量;約356g
充電用端子: MicroUSB(専用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:幅166×高さ58×奥行22mm
第3に、PowerCore 20100です。
形状は、昔からある、太めタイプの20000mAh前後の製品です。
重さは、356gです。
それなりに加減があります。
ただ、出力は12Wで、入力は10Wなので、やはり今どきの「スマホ・タブレット用」の出力ではないです。
本機も、低出力デバイス(USBライトやUSB扇風機ほか)の外部電源的な用途が、「現在位置」でしょう。
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【2016年発売】
27・Anker PowerCore 26800 黒
27・Anker PowerCore 26800 白
¥7,190 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック:AK-A1277011
ホワイト:AK-A1277021
蓄電容量: 26800mAh
USB-A出力:3ポート
USB-C出力:
高速給電:
入力 :10W (5V 2A)
出力 :15W (5V 3A)
本体重量;約495g
充電用端子: MicroUSB(専用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:幅168.0×高62.0×奥行22mm
第4に、PowerCore 26800 です。
蓄電容量は、本機は、26800mAhです。
USB-PDでの高出力に対応するPC用を除けば、現行品では最高クラスです。
重さは、495gです。
軽くはないです。
接続端子は、本機もUSB-Aのみですが、3ポートです。
出力は、最大15Wです。
まずまずで、3ポート合計で30Wまでいけます。
入力は、最大10Wです。
ただ、MicroUSB端子を2本挿しで高速化するという独特の充電方法を採用します。
コンセント側の急速充電器は、(1口10W)USB-A端子が2つあるモデルならば、どれでもOKです。
充電時間は、常識的な睡眠時間(6時間)の枠には収まるので、どうしても容量が必要な場合は選択肢になるでしょう。
PowerIQを利用できない、iOS系は本機も12Wがボトルネックです。
安全面では、出力が大きいので、温度制御ほか多重防護があります。
パススルーは非対応で、低電流モードもないです。
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結論的にいえば、15W(合計30W)あるので、スマホ用の大容量バッテリーとして、ギリギリ合格かなとは思います。
ただ、USB-Cはないですし、将来性はさほどないため、やはりニッチな製品に思えます。
【2020年発売】型番: AK-A1287011
28・Anker PowerCore Essential 20000 PD
¥7,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量;約346g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:幅158.0×高74.0×奥行19mm
Anker PowerCore Essential 20000 PDは、アンカーのPowerCoreシリーズ の中位モデルです。
蓄電容量は、20000mAh です。
他機種と同じで、スマホ4回分のフル充電が可能です。
本体の重さは、346グラムです。
下位機種よりもわずかに軽量です。
出力は、四角いUSB-A形状のポートと、丸いUSB-C形状のポートが1つずつです。
USB-Aは、18Wでの給電が可能です。
Anker独自のPowerIQ 2.0チップを採用するため、通常機の12Wの限界を超えます。
Android系スマホに多く使われるQuick Charge3.0に互換するため、Android系は、理論上、この速度で電力供給が可能です。
iOS系の場合は、スマホ・タブレット側の仕様で12Wのボトルネックがあります。
そのため、この方式の充電の場合、最大でも12Wでしょう。
USB-Cは、USB-C PD規格準拠で、最大20Wの充電速度を得られます。
iOS系の場合は、こちらの端子を使った方が、充電は高速と言えます。
同時給電時は、ただし、合計15Wで制限があります。
入力は、出力端子と共用ですが、USB-Cを利用する方式です。
充電速度は、最大18Wです。
最高速で充電を済ませたい場合は、USB-C PD 18W以上対応の急速充電器が必要です。
Anker PowerPort PD 2 20W
¥2,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
この仕様の充電器も市場に豊富なので、探すのに困らないでしょう。
安全性は、本機は、温度管理などのマルチプロテクトシステムを搭載します。
ショートなどの事故を未然に防げるものです。アンカーの機種を選ぶ場合は、このような機能の搭載を表明する機種をオススメします。
パススルー機能は、未搭載です。
低電流モードは、搭載します。
保証期間は、本機も最大で2年です。
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以上、Anker PowerCore Essential 20000 PDの紹介でした。
スマホ充電用として、現在でも「合格水準」といえる製品です。
充電時間も常識的な速度(6時間)ですので、下位機種より使い勝手が良い機種です。
USB-C端子も付属する点で将来性もありますし、大容量モデルの入門機として割と良い機種かと思います。
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【2022年発売】
【通常モデル】
29・ANKER 335 Power Bank 1288011
29・ANKER 335 Power Bank 1288021
¥4,690 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック:A1288011
ホワイト:A1288021
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:2ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2A)
本体重量;約476g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:幅167.0×高83.0×奥行24mm
一方、アンカーは、本機と同クラスの製品がもう一機あります。
2022年から登場した「Power Bank」の名前を冠する製品で、Anker 335 Power Bank (PowerCore 20000)という名前です。
ただ、この世代だと、まだ、パーセント表記の残量表示には非対応で、LED灯の残量表示です。
接続端子は、USB-Cポートほか、USB-Aポートが2つになります。
同時に複数台を給電したい場合に「使える」製品です。
ただ、476gと重く、また大きくなるので、モバイル性は劣ります。
加えて、同時給電時の電力は、最大18Wまでとなります。
パススルーは、非対応で、低電流モードは搭載です。
高出力機なので、安全面での多重防護は備えています。
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結論的にいえば、ANKERが写真で示すように、スマホ+ガジェットのような電源供給に使いたいのならば、候補にできるでしょう。
出力も合格水準です。出張時のガジェットと考えると、パススルーができないのはやはり不便に思えますが、最近対応機自体が、皆無に近いので、そこは仕方ないです。
【2024年発売】(各色)
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384N11
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384N21
30・Anker Power Bank (20000mAh, 30W) A1384NV1
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
入力 :30W (20V 1.5A)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量:約462g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:対応
保証期間:2年
USB PD-PSS:
サイズ:長さ151 x 幅71 x 高さ28mm
Anker Power Bank (20000mAh, 30W)は、アンカーの大容量タイプです。
若干重いのですが、出力は(スマホ・タブレット用としては)高めになる製品です。
スペック的にはノートPC用とも言えるのですが、おそらく、30W出力推奨のiPhone15以降向けに出されたもののように見えます。
重さは、約462gです。
スマホ・タブレット用として言えば、持ち運べないことはないですが、重めです。
バッテリー残量のデジタル表示は、本機も対応です。
一方、本機はストラップが付属です。
単なる紐ではなく、付属ケーブル(USB-C)でハンドルに収納できる新しい工夫です(耐荷重5kg・長さ2.05m)。
ケーブルはねじれで耐久性は落ちるでしょうが「あり」かとは思います。また、ケーブルは直付け(ビルドイン)ではない点も、故障時に安心です。
10000万回の折り曲げ耐性ですので、同社の耐久性ケーブルに比べれば並ではあります
入力は、30Wです。
出力と共用の端子です。
Anker 511 Charger Nano 3,30W
¥2,790 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
充電に要する時間は、だいたい、3時間ほどでしょう。
もちろん、この速度を得たい場合30Wクラスの充電器はマストです。
出力は、30Wです。
USB-Cで最大30W、USB-Aで18Wですので、このクラスでは最高水準の速度です。
2端子併用でも合計で24Wです。
そのほか、パススルーは非対応で、低電流モードは対応です。
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以上、Anker Power Bank (20000mAh, 30W)の紹介でした。
スマホ・タブレットを同時給電するなど、ヘビーに使うだろう方には候補となる機種でしょう。
ただ、あまり軽くはないので、あと少し軽かったらより良かったかなと思います。
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このほか、大容量で、出力の高めのモデルは、以下のようなモデルの展開もあります。
順番にみていきます。
【2024年発売】執筆時割引クーポンあり
31・Anker Nano Power Bank (20000mAh, 30W, Built-In USB-C)
¥7,690 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック:A1387N11
ホワイト:A1387N21
パープル: A1387NV1
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
出力 :30W (20V 1.5A)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量;約385g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
サイズ:幅113.0×高72.0×奥行31mm
第1に、Anker Nano Power Bank (20000mAh, 30W, Built-In USB-C ケーブル)です。
本機もパーセント表記の残量表示がある新世代で、出力や重さなどの部分で上位になります。
重さは、約385gです。
サイズは、幅167.0×高76.0×奥行20mmです。
蓄電容量を考えると薄く、軽めと言って良いです。
ただ、本機は、写真のように、取り外せない直付けのUSB-Cケーブルが内蔵で、それを充給電につかう仕様になります。
ケーブルは、サイドの溝に収納できるようにしています。
プラグはL字形で、ゲームなどで充電しつつ使いやすい仕様にしています。
端子構成は、USB-Cが2系統、USB-Aが1系統です。
USB-Cは、直付けケーブルの方は充電にも使う仕様です。
そのほか、上部に、USB-C端子とUSB-A端子があります。
出力は、30Wです。
入力も、30Wです。
なお、USB-Aは最大で、22.5Wまでです。
また、出力端子を併用する場合、合計の最大出力は最大 24Wです。
安全性は、本機も、多重防護などの記載はないです。
パススルー機能は、未対応で、低電流モードは、付属します。
保証期間は、2年です。
他機同様、会員登録しない場合は、1.5年までです。
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結論的にいえば、20000mAh前後のグレードだと最も軽く、最も薄い新型で、入出力共に十分な水準にある機種です。
この点で「おすすめ」にしたいところですが、USB-Cが「直付け」である部分がやはり引っかかります。
ただ、丁寧
ーーに使える方は、これでも良いでしょう。
【2024年発売】
32・Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C
¥5,680 楽天市場 (6/2執筆時)
ブラック:A1647N11
ホワイト:A1647N21
グリーン: A1647051
パープル: A16470V1
ピンク: A1647061
蓄電容量: 20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V .2.22A)
出力 :22.5W (10V 2.25A)
本体重量;約345g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
サイズ:幅113.0×高72.0×奥行31mm
第2に、Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) です。
上でみた仕様の製品をさらに、軽くした製品と言えます。
重さは、約345gです。
サイズは、幅113.0×高72.0×奥行31mmです。
端子構成は、本機はUSB-Cが2系統、USB-Aが1系統です。
同じくUSB-Cの1系統がケーブル直付けですが、ケーブルは溝ではなく、ストラップ的に収納する方向です。
他機でも書きましたが、正直ケーブルの耐久性は心配です。
出力は、22.5W です。
入力は、20Wです。
スマホ用ならば合格点ですが、30Wには至らない機種です。
あとは、1つ上の製品は変わりません。
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結論的にいえば、個人的にはケーブル部分がやはり気になりますが。
ただ、ケーブル付きに問題を感じない場合、スマホ用でそこまで速度を「追わなくて良い」場合は、選べるかもしれません。
3-3・AUKEYのバッテリーの比較
続いて、香港のオーキーのモバイルバッテリーです。
わりと以前から日本市場に入ってきている中国メーカーで、デンキヤでの販売もあります。
【2023年発売】
33・オーキー AUKEY PB-Y32S-BK
¥3,980 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:約227g
充電用端子:M-USB or USB-C
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:67×144x17mm
PB-Y32S-BK は、香港のオーキーが販売するモバイルバッテリーです。
充電容量は、10000mAhです。
重さは、227gです。
平均的な重さです。
67×144x17mmですので、大きいスマホ(ファブレット)と同じくらいのサイズです。
充電に要する時間は、充電時間自体のスペックは見あたらないです。
一方、端子については、充電専用のMicro-USB端子と、出力との共用のUSB-Cを持ちます。
スペックは、いずれも18Wですので遅いことはないでしょう。
【USB-C 20W USB-A 12W】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【USB-A 24W 2ポート】
Anker PowerPort 2 Elite
¥2,590 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
USB-Aの場合は、18Wのものは最近減ってきましたが、PowerPort 2 Eliteは対応できます。
出力は、本機については、ワイヤレスQi充電ができる仕様です。
Qi給電の場合、5W・7.5W・10W・15Wの刻みです。
先述のように、Phoneの場合、スマホ側の仕様上、最大7.5Wです。
USB-Cは、1ポートです。
最大20Wで給電できます。
USB-PD(PD3.0)への対応が明記されます。
USB-Aも、1ポートです。QC3.0互換です。
最大18Wでの給電ですし、この部分については、アンカーのQiと同じです。
合計最大出力は、3ポート同時利用で、22.5Wです。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護の言及がある機種です。
パススルー機能は、非搭載です。
低電流モードも、言及がないです。。
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以上、オーキーのPB-Y32S-BKの紹介でした。
同じくQi充電できるアンカーのAnker PowerCore III 10000 Wirelessがライバルでしょう。ただ、あまり性能差はないです。
あえて言えば、USB-Cほか、USB-A(Micro-USB)を充電用に使える部分ですが、パススルーできる機種ならともかく、大きな意味は生じないような気もします。
スタンドやストラップホルダなどを搭載し、「小技」が効いている点で本機は有利です。一方、Qiでもパススルーはできないので、自宅でQi充電器も兼ねるような使い方はAnkerが良いでしょう。
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なお、オーキーのQi充電対応機が他にもあります。
順番にみておきます。
【2022年発売】 PB-WL02S後継品
34・オーキー Black PB-WL02i-BK
¥3,500 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:約241g
充電用端子:USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:68.3×146x19.5mm
第1に、PB-WL02i-BKです。
バッテリーの後部と前部に収納式スタンドがある仕様です。
ようするに、Qi充電しつつ、ゲームや動画を楽しむというコンセプトです。
入力は、Micro-USB端子がなく、USB-Cの出力共用端子のみになります(18W)
出力は、USB-C(20W)とUSB-A(18W)が1ポートずつです。
規格としては、USB PDとQC3.0に対応し、22.5Wの合計最大出力です。
Qi充電については、10W ・7.5W ・5Wの刻みで、15W非対応です。
ただ、スマホ側の対応機はさほどないので、これでも良いでしょう。
あとは、電池の残量表示がパーセント表記になる点を除くと、先ほどの機種と同じです。
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結論的にいえば、本機については、主に、スタンドに魅力を感じる方が選ぶべきと言える製品です。用途がはっきりしていて良いかと思います。
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【2022年発売】
35・AUKEY PB-ML01-BK
35・AUKEY PB-ML01-BL
35・AUKEY PB-ML01-WT
¥5,478 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD(PPS)
入力:18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:約203g
充電用端子:USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:長さ99×奥行67x高さ20mm
第2に、PB-ML01-です。
こちらは、Apple専用といえ、Qi充電に加え、MagSafe搭載のiPhone(ケース)に磁力くっつく仕様です。
Ankerなどにもありました。
サイズは、長さ99×奥行67x高さ20mmです。
重さは、203gと軽いです。同じ仕様のAnkerより厚みはあるもののやや軽い感じです。
本機も、クリップスタンドがあるので建てかけられる構造です。
入出力は、Qiほか、USB-Cが1ポートです。USB-Aはないです。
入力は、18Wです。
ここまでみた他機と同じです。
出力は、18Wです。
2ポート同時に使う場合、合計で15Wまでです。
Qi充電は、10W ・7.5W ・5W・15Wです。
iPhoneの場合、7.5Wになります。
一方、本機は、PPS対応明記なので、スマホの熱状態に合わせて、適正な出力を行える点で「賢い」です。
安全面も、保護機能の記載があります。
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結論的にいえば、AnkerのMagSafe対応機に比べて安めである点が目立ちます。
出力はごくわずか弱く、厚みはあるものの、USB-PD PPSに対応する部分は魅力です。
予算を節約したい場合、本機を選んでも良いかと思います。
【2023年発売】
36・ AUKEY Spark Mini 20000 PB-Y57-GY
¥5,480 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力 :22.5W (10V 2.25A)
本体重量:約315g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:70.4×142.2x26.3mm
Spark Mini 20000 PB-Y57-GY も、香港のオーキーが販売するモバイルバッテリーです。
大容量ながら、軽量コンパクトというコンセプトの製品です。
充電容量は、20000mAhです。
重さは、315gで、サイズは、70.4×142.2x26.3mmです。
大容量タイプとしては、実際、アンカーなどよりも軽く、小さいです。
もちろん、10000Ahクラスと比べるとだいぶ太いわけですが、この容量が欲しい方はいるでしょう。
入力は、USB-Cで、18Wです。
端子は、出力と共用です。
充電に要する時間は、充電時間自体のスペックは見あたらないです。
ただ、容量からして、そこまで速くないかと思います。
寝る前に充電しておいて持っていく感じです。
出力は、USB-Cで20W、USB-Aで18Wです。
スマホ用ならば十分でしょう。
なお、SCP規格に対応する場合、22.5Wになります。
合計最大出力は、3ポート同時利用で、22.5Wです。
わりと良いです。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護の言及がある機種です。
もちろん、PSEマークは取得です。
パススルー機能は、非搭載です。
低電流モードは、対応できます。
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以上、オーキーのSpark Mini 20000 PB-Y57-GY の紹介でした。
「軽くて大容量」というコンセプトですが、実際そう言えます。
無理に小型化すると安全面での不安がありますが、多重保護と長期保証もあるので、ここは問題にならないでしょう。
一方、アンカーの大容量タイプと比べると、外観(特に端子周り)ほか、LEDランプでの残量表示、デジタル表示の残量メーターがないなど、装備の差はあるのですが、そういった部分が不要だという場合、候補にできそうです。
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このほか、アンカーからは、Qi充電に対応できない普通のバッテリーとして、以下のようなラインアップもあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】
37・AUKEY Spark Go 10K PB-Y46-GY
37・AUKEY Spark Go 10K PB-Y46-LG
¥1,980 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:20000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:
高速給電:
入力:12W (5V 2.4A)
出力:15W (5V 3A)
本体重量:約229g
充電用端子:USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:長さ137×奥行70x高さ16mm
第1に、Spark Go 10K PB-Y46-GY です。
同社の廉価版です。
蓄電容量は、10000mAhです。
この容量の製品としては、最安クラスでしょう。
入力は、12Wです。
出力は、18Wです。
いずれも、現行水準では、平均以下ですが、最低減の実用性はあるレベルをキープします。
ポート構成も、USB-CとUSB-Aが1ポートで、合計15Wまでなので、同じことが言えます。
USB-Cは入出力兼用ですが、問題ないでしょう。
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結論的にいえば、この値段で出すための企業努力のあとが見られる製品です。
一方、本機は、リチウムポリマー電池です。それ自体は問題なく、寒さにも強いタイプですが、この種は、製造企業によっては個体差が割とあります。
ただ、2年保証があるので、その部分で(いくぶん)カバーできている機種です。
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【バッテリー単品】
38・AUKEY PB-N83S-BK
38・AUKEY PB-N83S-WT
¥3,280 楽天市場 (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:約174g
充電用端子:USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:27×57.7x80.5mm
第2に、PB-N83Sです。
バッテリーは、両端に端子がある変わった形状です。
充電に要する時間は、非開示ですが、18Wですので、本機も速いでしょう。
速いでしょう。
入力は、USB-C端子のみで、出力と共用になります。
USB PD規格対応の18Wで、それようの充電器(コンセント)が付属します。
出力は、USB-C(20W)とUSB-A(18W)が1ポートずつです。
USB-Aには、ファーウェイのSCP高速給電に対応する機器ならば、22.5Wまで対応となります。
合計最大出力は、2ポート合計で最大22.5Wです。
パススルーと低電流モードは非搭載になります。
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結論的にいえば、(他社機のように)急速充電器やケーブルとの相性を考えず、マックスの充電速度が得られる部分が魅力でしょう。
ただ、急速充電器はUSB-C端子1つだけですし、パススルー対応でもないので、複数の端末を充電したいヘビーユーザー向けではないです。
次回に続く
USBモバイルバッテリーのおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、モバイルバッテリーの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
4・USBモバイルバッテリーの比較(4)
4-1:エレコム
4-2:無印良品
5・USBモバイルバッテリーの比較(5)
5-1:バッファロー
5-2:マクセル
5-3:他の企業
5-4:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の4回目記事(こちら)では、エレコムほか、今回紹介しきれなかった上表の各社の製品を引き続き紹介していきます。
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)で、ここまで紹介してきた機種の中から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を選定したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら!