1回目記事からの続きです→こちら
3・小部屋向けのサーキュレーターの比較
3回目記事からは、あまり広くない場所(最大でも10-12畳用ほど)までに向くサーキュレーターをみていきます。
1・サーキュレーターの比較 (1)
強風モデル (15㎥ /分〜)
1-1:選び方の基本の説明【導入編】
1-2:シャープ
1-3:アイリスオーヤマ
1-4:ボルネード
2・サーキュレーターの比較 (2)
強風モデル (15㎥ /分〜)
2-1:山善
2-2:バルミューダ
2-3:CADO
2-4:ドウシシャ
2-5:Acer・SwitchBot ほか
3 ・サーキュレーターの比較 (3)
標準モデル (10㎥ /分〜)
3-1:アイリスオーヤマ
3-2:山善
3-3:シロカ
3-4:ツインバード工業
4・サーキュレーターの比較 (4)
標準モデル (10㎥ /分〜)
4-1:シロカ
4-2:ツインバード工業
4-3:無印良品
4-4:最終的なおすすめの提案【結論編】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、「選び方の基本」に沿いながら、メーカー順に各機を詳しく説明していきます。
3-1・アイリスオーヤマの製品
はじめに、アイリスオーヤマのからです。
おなじみの日本の家電メーカーですが、サーキュレーターの市場シェアは、日本ではトップです。
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以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2019年発売】(白・白黒・アイボリー)
45・アイリスオーヤマ PCF-SC15
45・アイリスオーヤマ PCF-SC15T
45・アイリスオーヤマ PCF-SC15T-EC
¥5,600 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜18畳
風速調節:5段階
首振り(左右):90度
首振り(上下):手動(上向き不可)
立体首振り:
モーター:ACモーター(35db)
リモコン:付属
PCF-SC15 は、アイリスオーヤマの「サーキュレーターアイ」シリーズに属する、シングルバー式のリビング対応機です。
デザインは、シングルバー式なので、スタイリッシュで格好の良いモデルです。
サイズは、幅約21.0×奥行約21.0×高さ約29cmです。
先ほど見た、24畳用と同じサイズです。小型機と言えるでしょう。
適用畳数は、18畳です。
風量は、実数としては示されません。
実際、1万円以上の高性能機よりはパワーは落ちますが、このパワーならば、少し広めのリビングでも対応できます。
角度調整は、上方向に75度、下方向は水平までです。
他社もそうですが、20畳以下の製品は、風量だけでなく「機能面でも下位水準」となります。
とはいえ、75度の角度があれば、複雑でない一部屋でならば必要十分です。
自動首振り機能は、搭載です。
ただし、先述のように、この適用畳数だと「機能面でも下位水準」なので、立体首振りはできません。
左右90度の幅で自動回転に止まります。
風速切替は、こちらも5段段階切替です。
静音性も、課題です。
本機はDCモーター(直流:direct current)でなく、ACモーター(交流)採用なので、ターボ運転時はうるさいでしょう。
一応、風速2(弱風時)に35dBと、弱運転の際は静かめに調整してはありますが、適用畳数に比して静かではないでしょう。
リモコンは、搭載されます。
切タイマー・リズム風も付属し、省エネ面での利便性も高いといえます。
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以上、アイリスオーヤマのPCF-18シリーズの紹介でした。
1万円を大幅に割る価格で購入できるスタンダード機です。
ただ、上位機と比較すると、DCモーター不採用です。静音性や、風量調整などの面のほか、消費電力も多めになります。
価格は安いですが、こうした部分で、同社の「大風量モデル」とは差はあります。
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【2025年発売】
46・アイリス WOOZOO KCF-BC151TEC-W
¥9,682 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
46・アイリス WOOZOO PCF-BC15TEC-W
¥5,140 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(上下):自動70度
【2020年発売】
【音声操作モデル】
47・アイリスオーヤマ PCF-SCV15T
¥7,650 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【通常モデル】
47・アイリスオーヤマ PCF-SCC15T
¥6,090 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
47・アイリスオーヤマ AZ-SC15TECーW
¥6,990 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【Alexa対応 Goggle Assistant対応】
47・アイリスオーヤマ PCF-SCAI15T
¥8,867 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(上下):自動65度
風の強さ:〜18畳
風速調節:5段階
首振り(左右):自動90度
立体首振り:対応
モーター:ACモーター(35db)
リモコン:付属
なお、KCF-BC151TECなどは、18畳用の上位機仕様になります。
性能面は、3D立体首振り(3Dランダム送風)に対応する部分で、下位機種より優れます。
リズム風にも対応します。
ただし、DCモーターが引き続き不採用です。
静音性の程度や、風量の調整量、消費電力の部分では、引き続き「課題」があります。
一方、「音声操作モデル」とかいた製品、、風量・電源・首振りを(別の機器やWi-Fiなしに)、声で操作できます。
こちらについては、Wi-Fiを搭載し、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介した両者のAIスピーカーを持っていれば、そちらで音声操作ができます。
ただし、起動時のキーワードが「ねえ(はい)サーキュレーター(扇風機)」に限定されるので、少し恥ずかしいです。
Amazon限定モデルは、Wi-Fiを装備し、【スマートスピーカーの比較記事】で書いたGoogle系とAmazon系音声AIをお持ちならばそれで操作できるタイプです。
ただ、サーキュレーターとしての基本性能の部分で、本機もDCモーター(直流)を不採用です。したがって、本質部分では、評価しにくい機種です。
【2021年発売】
(風量3段階)
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-W
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-P
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-A
¥4,971 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
(風量2段階)
48・アイリスオーヤマ PCF-BC15T-H
¥5,982 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜16畳
風速調節:3段階
首振り(左右):自動90度
首振り(上下):自動65度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター(静音)
リモコン:
PCF-BD14Tは、アイリスオーヤマのサーキュレーターです。
風の強さからして、8畳あたりだとパワフルに使えそうな機種です。
なお、このシリーズは特定店向型番の製品(KCF-BC152T-Hと KCF-BC152T-W)が2022年に出ていますが、性能は同じです。
デザインは、スッキリしたデザインのシングルバータイプです。
同社のリビング向けの大風量機と違って、大砲型でデザイン的には新しいです。
本体色の構成も考えられていて、好みで選びやすいのが良い部分です。
サイズは、幅約22.2×奥行約22.2×高さ約29cmです。
見た目通りの小型機です。。
適用畳数は、16畳までです。
風量は、非開示です。
後部の構造が若干リビング向けの機種と違いますが、グリルの工夫で17メートルまで届く、3枚羽根の「スパイラル気流」である点は、同社の下位機と共通します。
角度調整は、シングルバータイプなので、完全に90度上向きにはできません。
上下左右とも、このタイプとしては問題ない稼働性はあるでしょうが、詳しいスペックは非開示です。
自動首振り機能は、この機種には搭載されます。
風速切替は、3段階切替です。
また、2時間・4時間・8時間タイマーが付属です。
静音性は、静音DCモーターで、風量1で35dBとの表記です。
「図書館より静か」という説明です。
実際、そこそこ静かと言えますが、本機については、強運転時の騒音値が非開示です。
カバーが同社の上位機とちがって開放なので、強運転時の騒音値は意外とあるかもしれません。
リモコンは、付属します。
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以上、アイリスオーヤマのPCF-BD14Tの紹介でした。
流通経路がネットに限定されている製品で、本機は、他機よりやや仕様が不明瞭な部分があります。
デザイン性は結構良いと思いますが、スペックがしっかり示されない部分に不安があります。同社機としてもこの形状は、過去になかったので。
それでも、パワーは16畳表記ですし、この価格でDCモーター搭載です。8畳前後のリビングで使う分には、騒音値や機能性の部分を含めて問題ないでしょう。
【2015年発売】
【通常製品】
49・アイリスオーヤマ PCF-HD18-W
49・アイリスオーヤマ PCF-HD18-B
¥4,480 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【マット調】
49・アイリスオーヤマ PCF-MKM18-W
49・アイリスオーヤマ PCF-MKM18-B
¥3,480 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【マット調】(リモコンあり)
49・アイリスオーヤマ PCF-MKC18-W
49・アイリスオーヤマ PCF-MKC18-B
¥5,580 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜14畳
風速調節:6段階
首振り(左右):90度
首振り(上下):手動(上向き可)
立体首振り:
モーター:ACモーター
リモコン:
PCF-HD18は、アイリスオーヤマの「少し安め」のサーキュレーターです。
複数ありますが、外観の配色とリモコンの有無以外は同じです。
デザインは、本機は、ダブルバー形状です。
シングルバーに較べて「スタイリッシュさ」にはやや欠けますが、特に上方向への稼働性が良いのがメリット性です。
サイズは、幅約29×奥行約19×高さ約31cmです。
背丈はありあますが、設置性は良い小型機と言えます。
適用畳数、14畳までです。
こちらも、こちらのグリルと羽根の工夫による、3枚羽根の「スパイラル気流」が売りです。
角度調整は、ダブルバー方式の利点です。
この形状の場合、上向き90度まで6段階での固定が可能で、人に風が当たりにくくできます。
自動首振り機能は、この機種には搭載されます。
しかし、左右90度のみで立体首振りには非対応です。
風速切替は、アナログなダイヤル式で、3段階切替です。
ACモーターの場合、段数的に細かい調整はできないためです。
静音性は、値段相応にACモーター(直流)なので、適用畳数に比して静かではないでしょう。
ただし、静音運転時に35デシベルと、音は抑えるように調整はされています。
リモコンは、未付属です。
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以上、アイリスオーヤマのPCF-HD18の紹介でした。
リビング用として、比較的格安に「90度の天井気流」を作りたい場合は良いでしょう。
ただ、それ以外の部分では、とくに魅力はなく、機能的には「最低限レベル」です。
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50・アイリスオーヤマ 静音 PCF-HM23
¥7,020 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜20畳
風速調節:3段階
首振り(左右):90度
首振り(上下):手動(上向き可)
立体首振り:
モーター:ACモーター(35db-)
リモコン:
なお、アイリスからは、ダブルバータイプで20畳に対応できる強力サーキュレーターとして、以上の機種もあります。
本体色は、白(PCF-HM23-W)と黒(PCF-HM23-B)です。
サイズは、幅約35.4×奥行約23.2×高さ約40.0とやや大きめの、ダブルバータイプです。
ダブルバー形状なので、(人に風が当たりにくい)上向き90度の送風に対応できます。
一方、リモコンが付属しないほか、上下の首振りが手動です。さらに、DCモーター不採用なので、騒音的な心配もあります。
こうした点で、あまりおすすめはできません。
【2015年発売】
【首振り対応】
51・アイリスオーヤマ PCF-HD15-W
51・アイリスオーヤマ PCF-HD15-B
¥4,680 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【首振り対応】(パステルカラー)
51・アイリスオーヤマ PCF-MKM15-P
51・アイリスオーヤマ PCF-MKM15-H
51・アイリスオーヤマ PCF-MKM15-W
¥3,180 楽天市場 (6/11執筆時)
【首振りなし】
51・アイリスオーヤマ PCF-HD15N-W
51・アイリスオーヤマ PCF-HD15N-B
¥2,810 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:〜8畳
風速調節:3段階
首振り(左右):90度
首振り(上下):手動(上向き可)
立体首振り:
モーター:ACモーター
リモコン:付属
PCF-HD15は、アイリスオーヤマのサーキュレーターです。
ほぼ同型状で、首振り搭載がないPCF-HD15Nもありますが、性能で選ぶならば付属機でしょう。
サイズは、幅約24.1×奥行約17.5×高さ約29.2cmです。
形状は、ダブルバータイプですが、ここまで見てきたリビング向けモデルより、「小型」というわけでもないです。
適用畳数は、8畳までです。
気流は、同社の上位機と同じ「スパイラル気流(強めの直進風)」です。
15cmの3枚羽根で、8畳までというスペックになります。
自動首振り機能も、上位機には搭載です。
左右だけですが、90度の1段階で設定が可能です。
自動回転は、モーターパワーが限定的な小型機の場合は特にですが、空気のかくはん効果が高めるため重要です。
角度調整は、上下についても、手動ながら可能です。
特に、エアコンの気流制御に重要な上下調節については、上に90度、下に20度まで6段階でフレキシブルな調整が可能です。
ダブルレバー式は、上向きへの自由度が高いです。
風速切替は、ダイヤル調整式で3段段階切替となります。
静音性は、本機については、ACモーターなので、基本的には劣ります。
ただ、パワフルでない8畳用ですから、回転数が抑えられるようで、ACモーター機ながら、静音モデルとアピールされます。
強運転での騒音値は未公開ですが、弱運転では35dbで静音と言えます。
リモコンは、未付属です。
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以上、アイリスオーヤマのPCF-HD15-Bの紹介でした。
ACモーター機ですが、小部屋用の比較的小さなサーキュレーターを探している場合は、値段面で本機は選択肢になるでしょう。
「スパイラル気流(強めの直進風)」で、小型機としては、強めのパワーなので、密閉性が高い小部屋で利用するならば、このクラスで十分です。
52・アイリスオーヤマ PCF-C15T
¥4,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:8畳まで
風速調節:3段階
首振り(左右):自動90度
首振り(上下):自動75度
立体首振り:対応
モーター:ACモーター
リモコン:付属
PCF-C15T は、アイリスオーヤマの8畳用モデルです。
サイズは、幅約22.0×奥行約20.3×高さ約30.3cmです。
シングルバー式です。ダブルレバー式に較べて、スタイリッシュで格好の良いモデルです。
コンパクトですが、この部分についていえば、同社のリビング向けモデルと大差ないとも言えます。
適用畳数は、8畳までです。
角度調整は、上方向に75度、下方向は水平までです。
シングルレバー式の場合、ダブルレバー式より可動範囲は狭めです。
自動首振り機能は、本機は、3D立体首振り機能を搭載するからです。
空気を縦横無尽にかくはんするため、小部屋でも、価格相応の効果を期待できます。
さらに、この機能を利用した強制かくはんモードも搭載され、5分間強制的に空気を循環させる最強運転機能があります。
エアコンの温度の偏りが気になったときなど、この機能は有用です。
風速切替は3段段階切替です。
パネルがタッチスイッチ式になっており、自然の風に近いリズム風も選択可能です。
静音性は、ACモーターですが、先述のように「8畳クラス」なら、音の部分は問題になりにくいです。
本機も「静音モデル」として売られていて、弱運転では35dbです。
リモコンは、搭載されます。
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以上、アイリスオーヤマのPCF-C15T の紹介でした。
PCF-HD15と比べると、シングルレバーでスタイリッシュである点、リモコンが付属する点が特長です。
その上で、言うまでもなく、上下左右の首振りが機能面で最も注目するべき点です。
サーキュレーターとしての空気のかくはん効果を考えると、この機能は見逃せません。
また、強力かくはんモードの搭載も、パワーが欲しい際には嬉しい部分でしょう。この価格帯の小部屋向けの製品としては費用対効果の高い良製品です。
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【2022年発売】
53・アイリスオーヤマ PCF-SM12
¥4,980 楽天市場 (6/11執筆時)
ホワイト:PCF-SM122-W
ピンク:PCF-SM122-P
バイオレット :PCF-SM122-V
グレー:PCF-SM122-H
イエロー: PCF-SM122-Y
風の強さ:6畳まで
風速調節:3段階
左右首振り:自動90度
上下首振り:手動(上向き不可)
立体首振り:
モーター:ACモーター
リモコン:
なお、本機を軽量化し、2kgから1.3kgとした「サーキュレーターアイmini」シリーズも販売中です。
サイズは、幅約18.0×奥行約18.0×高さ約25.0です。
本機については、「超小型」といえ、設置性がよいです。
ただ、ヘルツフリーではないため、東日本(50Hz)の方はパワーが落ち、6畳程度までの適用畳数になります。
一方、騒音値が開示されず、静音性が未知数ですので、この部分にも注意してください。上下の首振り機能もつきませんし、リモコン・タイマーもないです。
3-2・山善のサーキュレーター
つづいて、山善のサーキュレーターです。
商社ですが、比較的格安の季節家電に強みのある、古くからの日本企業です。
【2025年発売】
54・YAMAZEN YAR-DDW154(W)
¥8,480 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:〜18畳
風速調節:5段階
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):自動75度
立体首振り:対応
リモコン:付属
モーター:DCモーター
YAR-DDW154-Wは、山善のサーキュレーターです。
本体サイズは、 幅22.6×奥行21.0×高さ31.5cmです。
シングルレバー式ですし、設置性は良いです。
適用畳数は、18畳です。
20畳に満たない水準なので、リビング向け大風量モデルではない、「標準風量」のモデルです。
角度調整は、上下は75度、左右も75度です。
自動首振り機能は、上下左右同時の立体首振り対応です。
風速切替は、5段階切替です。
リズム風も出せます。
静音性は、DCモーターですので、それなりに静かでしょう。
羽根径は小さいほどうるさくなりますが、15cm径の羽根3枚です。
より大きめの羽根を搭載する場合、本体は大きくなるので、この適用畳数クラスの製品ならば、これでも良いかと思います。
とはいえ、特段静音性は強調される製品ではありません。
なお、同社の大きめのリビング用でもみましたが、「お手入れ簡単サーキュレーターシリーズ」で、工具なしで掃除ができます。
また、本体以外のパーツは洗えます。
リモコンは、付属です。
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以上、山善のYAR-DDW154の紹介でした。
先ほど見たように、立体首振り付きの18畳モデルはアイリスオーヤマも同じほどの価格帯で出しています。
較べる場合、DCモーター採用という部分ほか、分解して洗える部分にどの程度の価値を見いだせるか、という部分がポイントになるでしょう。
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なお、本機とほぼ同じ畳数の製品は、山善からは多数の展開があります。
以下、順番に確認しておきます。
【2025年発売】
55・YAMAZEN YAR-BFVW18(WH)
¥7,109 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
風速調節:5段階
リモコン:付属
【2023年発売】
55・YAMAZEN YAR-CH181(GG)
¥4,599 楽天市場 (6/11執筆時)
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
風速調節:5段階
リモコン:付属
55・YAMAZEN YAS-CH181(GG)
¥4,599 楽天市場 (6/11執筆時)
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):手動90度
立体首振り:
風速調節:3段階
リモコン:
風の強さ:〜18畳
モーター:ACモーター
第1に、YAR-CH181(GG)です。
同じく、18畳用ですが、どれもACモーター機です。
これらも「洗えるサーキュレーター」で、形状もにます。
しかし、モーター種的に、静音性が担保されない点に注意が必要です。
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【2025年発売】
56・YAMAZEN YAR-BFKW15(W)
¥5,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):自動90度
【2024年発売】
56・YAMAZEN YAR-AFKW151(W)
¥5,480 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):自動90度
【2024年発売】
56・YAMAZEN YAR-BH151(GG)
¥6,979 楽天市場 (6/11執筆時)
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):自動60度
風の強さ:〜14畳
風速調節:5段階
立体首振り:対応
モーター:ACモーター
リモコン:付属
第2に、YAR-BFKW15(W) です。
同じくこちらも「洗えるサーキュレーター」仕様ですが、畳数が14畳用です。
サイズは、YAR-BFKW1で、幅20.0×奥行20×高さ27.3cmです。
他機も含めて、18畳向けとさほどサイズ感はそこまでは変わりません。
やはり、ACモーター機となるため、静音性が悪いほか、消費電力が、DCモーター機に対して約2割ほど劣ります。
安い理由はあると言えます。パワー面でも「小部屋」が限界でしょう。
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【2025年発売】
57・YAMAZEN YAS-BFKW18(WH)
¥4,424 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜18畳
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):手動90度
【2025年発売】
57・YAMAZEN YAS-AFKW15(WH)
¥5,780 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜14畳
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):手動90度
57・YAMAZEN YAS-BH151(GG)
¥4,920 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:〜14畳
首振り(左右):自動75度
首振り(上下):手動90度
立体首振り:
風速調節:3段階
モーター:ACモーター
リモコン:
第3に、AS-AFKW15(WH)です。
18畳用と14畳用がありますが、どれも台座が円筒形になるモデルです。
座りが悪いわけではないですが、この仕様だと、上下の首振りができない(手動)である点が注意点です。
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【2025年発売】
58・YAMAZEN YAS-CFKW15(W)
¥2,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜12畳
風速調節:5段階
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):手動90度
立体首振り:
風速調節:3段階
モーター:ACモーター
リモコン:
第3に、YAS-CFKW15(W)です。
若干適用畳数が狭めの12畳になる機種ですが、その代わり安いといえます。
ただ、本機の場合も、上下の首振りができない(手動)仕様です。
左右の自動首振りの範囲もあまり広くないので、用途は限定的でしょう。
静音性も最小35dBからなので、他のACモーター機と同じく、日中用でしょう。
【2022年発売】
59・YAMAZEN AAS-KW15(BK)
59・YAMAZEN AAS-KW15(WH)
¥3,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(左右):50度
首振り(上下):手動(上向き可)
59・YAMAZEN AAS-W15(W)
¥3,480 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
首振り(左右):手動
首振り(上下):手動
風の強さ:〜10畳
風の強さ:〜10畳
風速調節:3段階
立体首振り:
モーター:ACモーター
リモコン:
AAS-KW15などは、山善の10畳用のサーキュレーターです。
流通ルートの違いで複数の機種があります。
ややこしいですが、大きくは、首振り機能の部分が異なるだけです。
いずれも、ACモーター機で10畳用、また羽根径はどれも15cmなので、音はうるさめでしょう。
同じく、モーターの限界で、風速調整の柔軟度が低く、消費電力も少し多めです。
ーー
以上、AAS-KW15などの紹介でした。
安めの低畳数用ですが、先述のように消費電力が高めです。機能面を含めて もう少し上位の機種を選んでも良いでしょう。
【2019年10月発売】
60・山善 DRY Force YAR-ZD171(W)
60・山善 DRY Force YAR-ZD171(B)
¥15,642 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:非公開
風速調節:5段階
首振り(左右):自動60度
首振り(上下):自動40度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター(静か)
リモコン:付属
YAR-ZD171(W)は、山善のサーキュレーターです。
こちらは、「冬限定で売られるサーキュレーター」で、実際よく売れます。
なぜなら、ヒーターが仕込まれており、800Wの温風発生機能を持つからです。
サイズは、幅26×奥行22×高さ35.5cmです。
かなり小型の暖房家電とも言えます。
発想としては【ダイソンの空調家電の比較記事】で紹介した、イギリスのダイソンが考案した「HOT & COOL」のある種のジェネリックといえます。
適用畳数は、情報非開示です。
ただ、消費電力や用途から判断するに、「6畳以下用」でしょう。
暖房利用時は、風量は固定です。パワーを考えるとやはり、リビング・寝室では、暖房力は力不足です。
ただ、首振り機能を用いつつ、800Wの乾燥運転ができるので、冬場の衣類乾燥には、一定の威力を持つ気がします。
静音性は、約32デシベルからで、リモコンも付属です。
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以上、山善のYAR-ZD171の紹介でした。
冬場に狭い場所の暖房・衣類乾燥用に考えるならば、選択肢になるでしょう。
ただ、サーキュレーターとして本質的なパワーについては全く情報を出さない機種なので、高い期待はできないでしょう。ニッチな製品です。
次回につづく
最新サーキュレーターのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、サーキュレーターの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
4・サーキュレーターの比較 (4)
標準モデル (10㎥ /分〜)
4-1:シロカ
4-2:ツインバード工業
4-3:無印良品
4-4:最終的なおすすめの提案【結論】
パワフルさ ★★★★★★
静音性 ★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く4回目記事(こちら)は、残りの各社の製品をみたあと、結論編に入ります。
ここまで紹介してきた全機種から、目的別、予算別にAtlasのオススメ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら