1回目記事からの続きです→こちら
4-1・日立の高級炊飯器

4回目記事のトップバッター、日立の炊飯器の最高級機です。
1回目記事でみたモデルの上位機になります。
日立はスチームを利用する部分で特色があります。
1・高性能炊飯器の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:各社の中級機〈3〜5万円〉
2・高性能炊飯器の比較 (2)
2-1:象印 〈炎舞炊き〉
2-2:パナソニック 〈ビストロ〉
2-3:三菱〈本炭釜 紬〉
3・高性能炊飯器の比較 (3)
3-1:タイガー〈ご泡火炊き〉
3-2:東芝〈炎匠炊き〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
4-1:日立〈ふっくら御膳〉
4-2:バーミキュラ〈ライスポット〉
4-3:ティファール〈ザ・ライス〉
5・高性能炊飯器の比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で示した「選び方の基本」に沿って、各製品を説明していきます。
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また、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。

【2025年10月発売】
(スマホ連携対応)
45・日立 ふっくら御膳 RZ-W100JM-K
¥78,201 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
(スマホ連携非対応)
46・日立 ふっくら御膳 RZ-Z100JM-K
47・日立 ふっくら御膳 RZ-Z100JM-C
¥48,199 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.5気圧
内釜素材:大火力 沸騰鉄釡
内釜厚さ:
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:5段階
RZ-W100JMは、日立の最上位クラスの炊飯器です。

従来、発売時10万円強という価格帯は日立は未発売でしたが、2025年からこのレンジが加わりました。
すでに見た中級機に比べると、圧力構造の部分で主に差があります。
なお、下位機となるRZ-Z100JMは、無線LAN非搭載(スマホ連携なし)である点を除けば、内部フレームの防汚処理が省かれる程度の違いです。
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結論的にいえば、スマホ機能が不要なら下位機で十分でしょう。
基本構成は同じなので、以下は両者を併せて説明していきます。
炊飯方式は、スチーム圧力IH炊飯です。
スチームは、先ほどみた同社の下位機と同じで、ふた部分に貯めた水を戻す形の「給水レスオートスチーマー」です。
ふた部分に貯め込んだ水蒸気を、炊飯終盤の蒸らし過程で利用し、甘みを出すために味に欠かせない釜内の温度の維持を狙うものです。
狙いとしては、可変圧力を使うパナソニック(ビストロ)やタイガーと方向性は近く、終盤の熱・水分制御で味をまとめる工夫と言えます。

かけられる圧力は、1.5気圧です。
最高温度は、既に見た中級機(1.3気圧・約107℃)に対して、110℃まで上がりました。炊飯過程では、40℃を目安に吸水させ、その後に圧力をかけて一気に110℃まで加熱します。
終盤で水が少なくなると高温を維持しにくくなるため、その段階でスチームを放出して釜内温度を支えます。これは中級機と方向性は同じですが、圧力部分で強化されています。
最高温度としては、既に見た5万円前後の同社の中級機種(1.3気圧)107℃に対して、110℃まで上がりました。
一方、1.5気圧の場合、米の芯まで甘みを引き出す力は強まりますが、外側が柔らかくなり、粒立ち感が弱まる傾向もあります。
ただし、日立は「スチーム蒸らし」で余分な水分を飛ばすため、粒感はある程度保持できると考えられます。
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結論的にいえば、このクラスの高級機は「粘りが強く甘め」なご飯が好みの方に向きます。
日立はかつて「外硬内軟(外はしっかり、中は柔らか)」を炊飯の理想像としていましたが、近年は「圧騰甘み炊き」という表現を用いています。
2025年に1.5気圧へ引き上げたことで、理想像を「外硬内軟」から「甘み重視」に完全にシフトした印象です。実際、粒のハリ感は従来機より弱まり、硬めの炊飯は1.3気圧クラスの機種よりやや不得手といえます。

1.5気圧の採用は、おそらく、2024年の米不足で「備蓄米(古米)」などが増えた状況で、多くの市販米の「粘り不足」に対応する形の改良だったかなと思います。
それと同時に、近年、日立の炊飯器を監修している京都の老舗の米屋「八代目儀兵衛」の理想に近いからという部分がありそうです。

八代目儀兵衛 翁霞 5kg(ブレンド米)
¥7,240 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
「八代目儀兵衛」のお米は、基本的に、基本的に、複数品種の高級ブレンド米ですが、品種としては「夢ごこち」を「味のキー」に使うことが多い印象です。
かなり強い甘みと粘りがあるお米ですし、そういった味が「八代目儀兵衛」の理想なのだと思います。本機は、そうした味わいを幅広い銘柄でも再現できることを狙ったモデルともいえるでしょう。
なお、「夢ごこち」は、各地で生産がありますが、このブログだと【北陸・北海道のお米の比較記事】のほうでまとめています。

ヒーターの段数は、日立は非公開です。
図からの推定では、底面がIHで、側面とふたはシーズヒーターの構成です。
側面ヒーターのパワーは、下位機種(35W)より強力な70Wです。
この部分の差で、火力は下位機より強いと考えられます。
消費電力は、炊飯時最大1400Wです。
先述のように、この部分の高低で年間電気代はさほど変わりません。また、日立も、出荷時設定は「エコ炊飯」にしていて、その消費電力量を示すので、実際の電気代は分かりません。
繰り返しになりますが、、省エネ達成率の意味性は炊飯器では形骸化していて、ほぼ無意味ですので、あまり気にしないでください。
ただし、最大消費電力が高いので、コンセントの許容容量ほか、ブレーカーが落ちやすいご家庭の場合は、注意点と言えます。

使われている釜は、「大火力 沸騰鉄釡」」で、下位機種と同じグレードです。
中位機と比べて、この部分に差別化は見られません。釜の厚さは非公開です。
釜の厚さは、非開示です。

ご飯の堅さは 「しゃっきり・普通・もちもち」が選べます(極上コース)。
極上と名前ついていますが、先述の「エコ炊飯」に対しての名前です。
つまり、時間を長めに設定し、その企業の味を提案(あるいは押しつけ)する各社の「プレミア炊飯」とは違う、普通モードです。
特徴的なのは、新米用の炊飯コースがある点です。
水加減は同じでも硬さの選択はできません。新米以外で炊いた場合、「しゃっきり〜普通」の間くらいの仕上がりになりそうです。
そのほか、すしめし、炊き込みご飯、おこわ、少量炊飯などのコースがあります。
おこげご飯は、非対応です。
雑穀は、雑穀米・玄米(発芽玄米)・麦ごはんです。
三菱同様に玄米はわりと力を入れ、3段階の食感調整と、炊きこみご飯、おかゆに対応します。
麦ごはんも、3段階の食感が選べます。雑穀米も同じです。
とくに、他社の場合、麦ごはんだと、必ずしも食感調整はできないのでワンポイントです。
日立は「高圧」が出せる部分で、特にもち麦(白米混合)の仕上がりは良さそうです。ただし、麦飯は、炊飯後すぐ食べてください。他社もですが、保温にはむきません。

炊きあげたご飯の保温は、スチーム保温が搭載されます。
ふた部分の加熱プレートで蒸気を発生させ、釜内をしっとり保ちます。
一方、保温対応時間が40時間と下位機種より長く、再加熱予約ができる点が上位です。おそらく、温度のセンシングの部分で、高度なのだと思います。

蒸気カット機能は、搭載です。
下位機種同様、この部分は評価できます。蒸気セーブ機能が無い機種にくらべて90%近くセーブされます。スチーム回収機構がある副次的な産物でしょう。
のあ、取扱説明書には「コースや水加減によって蒸気が出ることもある」と明記されており、完全に無蒸気というわけではありません 。
ネットワーク機能は、上位機のみ無線LAN装備で、スマホアプリ対応です。
アプリでは、新コースの追加、炊いたお米の感想を書くことで時間の炊飯に活かす機能性(わがや流)、外出先からの予約時間の変更などに対応できます。
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以上、日立のRZ-W100JMの紹介でした。
日立も、タイガーのように「土鍋釜の炊き上がり」を目指すとしますが、仕上がる味はだいぶ異なる印象で、「粘りと甘み」重視です。
実際、甘さを引き出すのに欠かせないといえる、1.5気圧(110℃)クラスの炊飯器は、他社は撤退したので、その部分でプレゼンスを感じる製品です。
高圧には短所もあるのですが、スチーム蒸らしも組み合わせるため、高温度下で起こりがちな、粒立ち低下はある程度カバーできるはずです。
甘みと粘りがあるご飯が好きな方は、とくに向くでしょう。逆に、硬めで、ハリ感を大事にしたい場合は、もっと良い機種があると言えます。
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【2023年7月発売】(スマホ対応)
48・日立 ふっくら御膳 RZ-W100GM K
¥52,524 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
【2021年発売】(スマホ非対応)
49・日立 ふっくら御膳 RZ-W100EM-K
¥35,000 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:打ち込み鉄釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:5段階
なお、このグレードの旧機が残ります。

炊飯方式は、スチーム圧力IH炊飯です。
圧力は、ただ、この世代だと1.3気圧なので、既に見た中級機と同じ水準です。

一方、中級機や先ほどの新機種と比べる場合、この世代は水温検知機能が搭載でした。
水が冷たい場合、浸水時に温度を少しずつ上げることで炊飯時の浸水時間を調整します(水温あわせ浸し)。下部の温度センサーの応用なので5度など極端な低温しか見れなかったので、省略された形です。
なお、2021年機は、スマホ非対応になります。
そのほか、炊飯プログラムが旧世代(外硬内軟)でした。2023年以降の現在の仕様(圧騰甘み炊き)だと、「甘み12%アップ」という自社表記になります。
あとは、新機種について、言及したい大きな違いはないです。
蒸気カットもしっかりありますし、スチーム蒸らし、スチーム保温とも備えます。
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結論的にいえば、日立の「蒸気レス」「スチーム」の仕組みが気に入った方で、どちらかと言えば、「硬め、ハリ感」を重視したい場合、こちらを選んでも良いでしょう。
一方、1回目記事で見た日立の中位機(1.3気圧)と比べる場合、側面ヒーターのパワー上昇を除けば、スマホ対応と、(極端な低温がみれるだけの)水温センサーほどの違に止まります。
購入時の値段差を見ながらですが、スマホ不要なら中級機を選んでも良いかなと思います。
4-2・バーミキュラの高級炊飯器

続いて、バーミキュラ(愛知ドビー)の高級炊飯器の比較です。
ホーローウェアで有名な日本企業ですが、炊飯器も出しています。

【2018年発売】 【Amazon限定型番】
51・ バーミキュラ ライスポット RP23A-GY
52・ バーミキュラ ライスポット RP23A-SV
53・ バーミキュラ ライスポット RP23A-WH
¥95,369 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:鋳物ホーロー
内釜厚さ:3mm
内釜保証:製造上の保証のみ
保温機能:
堅さ調整:
RP23A-SV は、ホーロー鍋の有名ブランドであるバーミキュラが最近発売した高級炊飯器です。
流通が限定されていますが、Amazonでは【Amazon限定型番】の正規品が売られます。5合まで炊ける仕様です。

もともと、バーミキュラのホーロー鍋は、ガス火で美味しく炊飯できることで評判でした。しかし、ガス火の調節が面倒でした。
そのため、IH調理機能も搭載し、電気炊飯器にしてしまったのがこの製品です。
炊飯方式は、IH炊飯です。
このメーカーの場合、鋳物メーカーらしく、工夫は全て内部の釜の部分に集中しており、圧力・スチームなどの工夫とは一線を画した独自商品と言えます。

搭載されるIHヒーターも、底面のクッキングヒーター部のみですので、他社より工夫がある訳ではありません。
消費電力は、1350Wになります。
多少多めの水準ですが、先述のように、電気代については、差が出ません。

使われている釜は、厚さ3mmの鋳物ホーロー鍋です。
蓄熱性のよい鋳物(鋳鉄)に、熱伝導率の良い釉薬としてホーロー(エナメル)をかけます。
重量感はありますが、他社の高級炊飯器に較べると、厚みの部分は普通であり、重量感も同等か、それ以下という程度です。
通常のバーミキュラ鍋にくらべると、拭きこぼれを防ぐフローティングリッドの採用など工夫が見られます。
もともと家電各社とも表面の釉薬にはこだわりを持って作ってきたわけで、ホーロー独特の遠赤・蓄熱特性は、温度ムラや持続的な沸騰温度の維持に貢献するといえます。
ご飯の堅さは しかしながら、炊き分け不可能です。
火加減でおこげご飯を作れます。

ご飯の保温は、機能自体が搭載されません。
「美味しさ」という理由からあえて搭載しないと説明されています。冷蔵庫・冷凍庫を活用しての保存になります。
お手入れは、多少注意が必要でしょう。
バーミキュラの鍋は密閉性構造なので、最小限とはいえ吹きこぼれがあります。また、それを押さえるため鍋に凹凸があり、フラットではありません。
一方、ホーローなので欠けますが、「一生もの」として修理には完全対応している点で、好感を持てます。
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以上、 バーミキュラ ライスポットの紹介でした。
既存の高級炊飯器とは異なる特殊な製品です。圧力を加えないタイプなので、粘りや旨みを引き出す能力は既存製品に及びません。
確かに、芯がしっかりしたご飯はうまく炊けますが、高級炊飯器では炊き分け機能で対応できるため、この部分も完全なメリット性とは言えない部分はありそうです。
ただ、ガス炊飯特有のご飯の味は再現できますし、IH調理器として他の料理にも使える点で、面白いと思う製品です。独自路線で、今後もバージョンアップをすすめて欲しい挑戦的な製品です。
4-3・T-FALの高級炊飯器

続いて、フランス発のT-Falの高級炊飯器です。
日本ではお馴染みの、キッチンウェアとキッチン家電のブランドです。しかし、炊飯器については2022年からで、ある種、日本に「逆輸入」するような、形での参戦です。

【2024年発売】
54・T-Fal ザ・ライス RK890 RK890EJP
¥30,659 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
【Amazon限定】まな板おまけ
55・T-Fal ザ・ライス RK890 RK890EJPA
¥29,500 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
炊飯方法:遠赤外線/IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:遠赤保温
堅さ調整:3段階
ザ・ライス RK890は、ティファールの炊飯器です。
このブログの【多機能調理機の比較記事】で書いたような、マルチな調理機では、炊飯ができる機種を日本市場で前から出していました。
しかし、完全な炊飯器としては、本機が同社での最上位機となります。

炊飯方式は、一般的な、IH炊飯です。
ヒーターの段数は、6段です。
「6層の高火力3次元IH」と表現されますが、写真からして、底面に2段と、側面に4段という構成です。
同じ段数のパナソニック(中位機)と違って、ふたヒーターがない構成です。

ただ、これは理由があり、T-Falの場合、外ふたの中央に近い部分に、遠赤ヒーターを装備するからです。
一方、T-Falは、この製品を「遠赤外線IH炊飯器」と呼びます。

炊飯時には閉じているためニクロム線が見えるわけではないです。しかし、内蓋上部がガラスになっていて、遠赤外線を透過させるような構造になっています。
ここは、他社にない「独自性」なので少し説明を要するでしょう。
上図は【オーブントースターの比較記事】を書くときにAtlasが作った図です。
遠赤ヒーターは、他方式より物体の表面を素早く加熱しやすい性質があります。

本機の場合、「ふたから放出される遠赤外線が、一粒一粒のお米に直接熱を届ける」とT-Falは説明しています。
しかし、遠赤外線は水中ではごく浅い層までしか浸透しません。そのため、炊飯過程の中盤までは、上面の温度ムラ是正や表層の補熱が主な効果です。「ふたヒーター」搭載の他社機と効果の差は大きくないと推定できます。
ただ、炊飯終盤に米が水面から露出する局面では、遠赤が表面に「直接届く」ため、その段階では補熱効果が働き、米のベタつき抑制には効きそうです。

実際、「しゃっきりかため」の炊き上がりだが、甘みと旨みは強いという言い方をT-Falはしています。

使われている釜は、「本釜」です。
このブログでは【取っての取れるT-Falのフライパンの比較】もしています。
同社のパンは堅牢なコートで評判ですが、本機もしっかり、2層のノンスティック加工です(3年保証)。
釜自体はパナソニックと同じ方向性で、性質の異なる金属を複合的に利用する形です。ただ、鍋の口の切り方などは、三菱の製品を思わせます。
ただし、鍋の厚みは3mmと薄く、素材も、アルミと鉄のみという構成です。
値段的に仕方ない部分はありますが、圧力やスチームを使わないIH機としては、物足りないです。
ご飯の堅さは、やわらかめ・ふつう・かための3種類の食感が選べます。
そのうえで、おこげご飯も作れます。
そのほか、すしめし・炊き込み・冷凍ごはん・お粥モードがあります。
健康米は、玄米/雑穀粥・もち麦・発芽玄米モードが選べます。
そのほか、三菱電機と同じで、長粒米モードがあります。

ご飯の保温は、遠赤保温という名前です。
上部の遠赤が保温に役立つ理由は非開示です。
ただ、構造的に密閉性を高めた上で、断熱ベルトを装備しつつ、全面から最低限の火力で保温することで、長時間保温をする仕組みですし、一定の効果はありそうです。
最大24時間ですが、12時間を目安にとされていますし、ここが「売り」という機種ではないでしょう。
また、水分率を高め(柔らかめに)に炊くのが好きな方は、この方式だと、保温後にべたつきやすいかもしれません。その部分でも、堅めでハリのあるご飯好きに向く製品です。


お手入れは、IH式ですが、蒸気口の部分がそれなりに複雑な構造です。
回し開けた状態で部品が3点ですので。蒸気口もすこし凹凸があります。
これに加えて、少し特殊形状な内蓋がメンテ対象です。
その上側のガラス部分は、取り外せないのでふき掃除です。圧力を伴わないモデルとしては(多少ですが)面倒な方でしょう。
消費電力は、1180Wの水準で、扱いやすいです。
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以上、ティファールのザ・ライス RK890 の紹介でした。
独自性は「遠赤外線IH」の部分です。
同じ方向性の旧機の味をふまえると炊けるご飯の味は、高級機だと、やはり、三菱電機のIH式に割と近いです。ハリを重視した食感なので、そちらがライバルと言えます。
一方、保温部分と炊き分けの部分が少し弱いほか、お手入れの部分は、はっきりと課題に見えます。
ちなみに、同社は、(炊飯器向けの低圧ではないですが)圧力技術も自社にあるので、圧力を「あえて使わなかった」ことに(三菱のような)意図性があるか、Atlasとしては「気になって」います。
数年後には(しれっと)圧力搭載の上位機が出るかもしれませんが、独自性が強い「遠赤外線IH」という部分を、突き詰めていって欲しいように思いました。
今回の結論!
美味しいご飯が炊ける高級炊飯器は、結論的にこの機種!
というわけで、今回は高性能炊飯器の比較の4回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

5・高性能炊飯器の比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる5回目記事(こちら )は、結論編です。
今回紹介した炊飯器の全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます。ひきつづき、よろしくお願いします。
5回目記事は→こちら
