【今回レビューする内容】2022年 軸色別 マジェスタッチ2 キーボードの性能とおすすめ・選び方:英語配列・US配列ASCIIキーボード Cherry 赤軸・茶軸・黒軸・青軸・ピンク軸 フルサイズ・テンキーレス対応
【比較する製品型番】FILCO Majestouch2 FKBN104M/EB2 FKBN104ML/EB2 FKBN87M/EB2,FKBN87ML/EB2, FILCO Majestouch NINJA Majestouch Convertible2 FKBC104ML/EB2 MINILA FFKB67M/EB FFKB67ML/EB FFKB67MC/EB FFKB67MRL/EB Majestouch MINILA-R Convertible FFBTR63M/EMB FFBTR63M/ESG FFBTR63MC/EMB FFBTR63MC/ESG FFBTR63MRL/EMB FFBTR63MRL/ESG FFBTR63MPS/EMB FFBTR36MPS/ESG FFBTR63ML/EMB FFBTR63ML/ESG Majestouch Stingray FKBS104XMRL/EB FKBS104XMRL/EFB Majestouch 2SS Edition FKBN104MSS/ECSP2B FKBN104M/ECSP2AG FKBN87M/ECSP2AG FKBN87MPS/ECSP2AG FKBN104MPS/ECSP2AG
今回のお題
軸色の違いからマジェスタッチ2はどのように選ぶのがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2022年5月現在、最新のFilcoのマジェスタッチ2という高性能なPC用キーボードを比較します。
Atlas自身の使用経験をふまえて書きました。
1・マジェスタッチ2の比較【日本語】
2・マジェスタッチ2の比較【英語】
ただし、現行品だけで合計で100機種近くあります。
一度に紹介するには多すぎるため、以上の2記事に分けました。
今回は、2回目の「英語配列キーボード編」です。
そのため、一般的な「仕事用」として探している方は、恐れ入りますが、「日本語配列キーボード」だけを紹介した、リンク先の【1回目記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
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キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を個別に比較していきます。
そして、最後に「結論」では、上表のような観点から、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
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1・東プレキーボード
2・マジェスタッチ2キーボード
3・Bluetooth無線キーボード
4・Mac配列のキーボード
5・プログラマー向けのHHKB
6・おすすめ高級キーボードの選び方【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「家電批評モノマニア」のキーボード比較シリーズの2回目記事として書きました。
0・マジェスタッチの選び方の基本!
はじめに、マジェスタッチに共通する「選び方の基本」について、簡単に説明しておきます。
0-1・軸色
0-2・キー刻印
基本と言える「軸色」の話をはじめに済ませたあと、キー刻印の違いについて説明します。
0-1・軸色別の特長と欠点
マジェスタッチを選ぶ際に重要になるのは、キーの軸に使われているスイッチの素材の色です。
上表で示したように、軸の色で、キーボードの性質が変わります。
荷重が関係し、押し疲れに関係する「軽快感」、入力の正確性に関係する「クリック感」、押した際の「静音性」がポイントです。
そのため、キーボードを選ぶ際には、まず、「何色の軸のモデルにするのか」を決めておく必要があります。
この部分を最初に説明していきます。
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第1に、茶軸です。
キーの荷重は、標準的なキーの重さのモデルです(荷重55g)。
さほど指に力を入れずとも、「スコスコ」入力できます。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
青軸ほどハッキリしていないものの、十分に感じられます。
静音性は、マジェスタッチの中では平均的な打鍵音です。うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「最もオーソドックス」な軸がこちらです。
どこをとっても「平均点」なのが見所です。自分の好みが分からない方が最初に買う一台!としてオススメできます。
クリック感があるため底打ちしなくて良いですし、強めに押した場合も荷重が軽いので、いずれにしても、軽く疲れず入力できるでしょう。
キーを押し込んでしまいがちな、タイピング初心者向けにも良い機種です。
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第1に、黒軸です。
キーの荷重は、最も重いです(荷重60g)。
このタイプは、キーを深く押すほど、バネによる押し返しが重くなる性質があります。
クリック感は、全くないです。
キーを押し込んだ際に、(入力できたか分かる)「カチッ」というクリック感が全くありません。
静音性は、高いので、夜間などにタイピングしても、静かです。
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結論的にいえば、この製品は、「押した感」が強いため、キーボードを力強くしっかり叩きたい方に向きます。
また、しっかり重さがあり、押し間違いしにくいため、ゲームや、文字入力の仕事に向きます。しか、キーが重いため長時間利用する際は疲れるでしょう。
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第3に、青軸です。
キーの荷重は、重めです(荷重60g)。
ただし、仕組みが異なるため、黒軸ほど「ずっしり」した感触はないです。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
この場合、底打ちせずに済みますから、重めでも割と疲れにくい軸です。
静音性は、しかしながら、この製品の課題です。
クリック感を出すため、打鍵音が「かちかち」かなりうるさいという欠点があります。
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結論的にいえば、「タイプミスを減らしたい!」ということが購入動機ならば最適な選択肢です。クリック感と押し味があるため、ブラインドタッチにおいて、タイプミスは黒軸に比べても少ない傾向です
一方、静音性は犠牲になるため、夜間などの利用や、相当静かなオフィスでの利用には向かない製品です。
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第4に、赤軸です。
キーの荷重は、茶軸より少し軽めですが、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、一方、全くない機種です。
黒軸同様の磁石の同局を合わせたようなリニアな反発力です。
静音性は、うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「指が疲れやすい方におすすめ」な軸がこちらです。
クリック感がないことは、「押したときの抵抗がない」ことを意味します。一方、キーの荷重も黒軸ほど重くないため、押す力も不要です。
これらの点で、指にかかる負担は最も少ない、長時間使っても疲れないキーボードと言えます。
ただし、クリック感とキーの重さの双方がないことは、タイプミスが増える懸念があります。あまりブラインドタッチが上手でない方には、オススメできない軸ですね。
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第5に、ピンク軸(サイレントレッド・静音赤軸)です。
キーの荷重は、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、赤軸・黒軸と同じく、全くない機種です。
静音性は、特別な静音キーを採用しています。
打鍵音が30%ほど静かなキーボードです。赤軸の改良版なので 別名は「サイレントレッド」です。
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結論的にいえば、「静音性を最大限重視したい方におすすめ」な軸がこちらです。
赤軸の改良版ですから、ほぼと同じ特長と欠点となります。ただし、やや価格は高めですから、本当に静音性を重視したい方以外は不要でしょう。
なお、提供元のチェリー社のスイッチ自体は、ほかに、上表の別軸もあります。
茶軸を基準とすると、特性はざっくり以上のようになります。
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このうち、FILCOから現在販売があるのは、クリア軸(スピードシルバー)と低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)です。
今回も扱いますが、いずれもストロークが短めで、ゲーム利用(連射)を重視したモデルです。
そのほか、静音黒軸(サイレントブラック)という軸がでています。
特性としては、赤軸と黒軸の中間的な特性という触れ込みですが、どちらかというと黒軸に近いです。ストロークが少し浅めなので、「30%静か」とという触れ込みです。
ただし、この軸だけは【フィルコの直販サイト】で、部品として売られるだけです。
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結論的にいえば、こうした軸は「クセが強すぎて」かなり使い込んだ方向けで、(ゲームニーズを除けば)一般向けではないです。ーーー
以上、マジェスタッチの軸色を紹介しました。
このうちから自分の好みにあったものを皆さんは選ぶ必要があります。
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結論的にいえば、初心者の方におすすめなのは、軽くて使いやすい「茶軸」です。
マジェスタッチでは、最もオーソドックスなモデルで、クセがないと言えますので。
「黒軸」は、タイプミスを避けたいゲーマーや文字入力業務の方にオススメします。
「青軸」は、打鍵音が周りに迷惑にならない環境で、ブラインドタッチで文字入力をする方に向き合ます。
「赤軸」「ピンク軸」は、長時間タイピングする方で、タイプミスが少めなブラインドタッチ上級者におすすめです。
というわけで、以下、この軸の色に沿って商品ごとレビューしていきます。
0-2・キーボードの刻印について
続いて、キーボード上のキーの刻印についてです。
マジェスタッチの英語キーボード場合、普通の天面刻印のほかに、写真のように、側面に刻印がある前面印刷バージョンも発売されています。
前面印刷は「おしゃれ」で格好いいと思います。
ただ、一部の記号印字が省略されていおり、どちらかと言えば中級者向きです。 やはり初心者は、スタンダードな「かなあり」をおすすめします。
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パーフェクトグリップシート FPGS3-MC2F
¥2,268 楽天市場 (5/1執筆時)
なお、マジェスタッチのフルサイズキーボードには、「専用設計」のグリップシートがあります。
必須ではありませんが、インシュレータを兼ねているので、グリップ性の向上の他、振動や反響音の抑制に(多少)効果があります。
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1-1:茶軸
1-2:黒軸
1-3:青軸
1-4:赤軸
1-5:ピンク軸
1-6:低背赤軸
1-7:シルバー軸
1-8:そのほか〈ミニラ〉
1-9:最終的なおすすめの提案
というわけで、ここまでは、マジェスタッチの「選び方の基本」を説明してきました。
ここからは、以上のような順番で、軸色別に、具体的に製品を紹介していきます。
1-1・茶軸キーボードの比較
はじめに、最も「オーソドックス」な、茶軸を採用するキーボードの紹介です。
さて、では機種ごとレビューをしていきます。
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以下の記事では、いつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチな部分を青字系で記していきます。
マジェスタッチ 茶軸
【USB接続】
1・ブラック・英語・ FKBN104M/EB2
¥15,309 Amazon co.jp (5/1執筆時)
2・ホワイト・英語・ FKBN104M/EMW2
¥11,381 Amazon co.jp (5/1執筆時)
3・浅黄色・英語・ FKBN104M/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (5/1執筆時)
4・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104M/EFB2
¥13,259 Amazon co.jp (5/1執筆時)
茶軸は、マジェスタッチ2の中では最もオーソドックスなモデルです。
本体色は、基本のブラックほか、ホワイト(HAKUA)と浅黄色(ASAGI)が用意されます。
また、ブラックについては、冒頭説明したような、刻印が側面印字となる、前面印刷タイプが用意されます。
キー荷重は、55gです。
茶軸は押し下げたときにクリック感があり、静音性は普通です。
この軸は、クリック感のある機種では、最も軽く打てるといえます。
マジェスタッチのなかでは最も「クセ」がないので、高級キーボードが初めての方に特におすすめできます。
キー配列は、英語104キーボードです。
Windowsキーも付属するスタンダード構成です。
Bluetooth(BT)接続モデルは、以前はありましたが、英語については生産終了になりました。
ただ、Bluetooth接続は、安定性の部分と電池の保ちに課題があったので、特段問題ないかと思います。
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マジェスタッチ テンキーレス 茶軸
【USB接続】
5・ブラック・英語・FKBN87M/EB2
¥13,211 Amazon co.jp (5/1執筆時)
6・ホワイト・英語・FKBN87M/EMW2
¥12,507 Amazon co.jp (5/1執筆時)
7・浅黄色・英語・ FKBN87M/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (5/1執筆時)
8・ブラック・英語・ 前面印刷・ FKBN87M/EFB2
¥10,637 Amazon co.jp (5/1執筆時)
茶軸の、テンキーのない小型のキーボードは、こちらになります。
接続方法は、USB接続モデルのみの展開です。
キー配列は、英語87キーボードですので、こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
省スペース性が高いので、プログラマーにはこちらが人気です。
キーの配列・ピッチ・サイズは、フルサイズと同じため、押しやすいです。小型ですが、重量があり、安定しています。
1-2・黒軸のキーボードの比較
続いて、「リニア」な押し返し感がある、黒軸キーボードを比較します。
「マジェスタッチ2 リニア」黒軸
【USB+BT接続】
9・ブラック・英語・ FKBC104ML/EB2
¥18,075 Amazon co.jp (5/1執筆時)
【USB接続】
10・ブラック・英語・FKBN104ML/EB2
¥13,211 Amazon co.jp (5/1執筆時)
【USB接続】
11・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104ML/EFB2
¥11,480 Amazon co.jp (5/1執筆時)
黒軸は、キーの押し味が最も重いモデルです。
重さがあるため、タイピングミスが少ないという利点があり、文字入力の仕事に向いていると言われます。
キー荷重は、60gです。
茶軸より荷重が5g重く、押せば押すほどキーが重くなるタイプのキーボードです。
その分、しっかり、確実に押せるので、押し間違いが少ないキーボードです。
クリック感は、皆無です。
黒軸の場合、磁石の反発を思わせるリニアな感じです。
独特の押し戻し感は、病みつきになるひともいるようです。ただ押したときのクリック感が全くないので、慣れるまでは違和感を感じるかもしれません。
いずれにしても、押し味が重いので、長時間のタイピングはやや疲れます。
キー配列は、英語104キーボードですので、Windowsキーは付属します。
打鍵音は、黒軸の場合、リニアなので、かなり静音性は高いです。
Bluetooth無線モデルは、黒軸の場合もラインナップされます。
色は黒系のみです。
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「マジェスタッチ テンキーレス」黒軸
【USB+BT接続】
12・ブラック・英語・ FKBC87ML/EB2
¥16,078 楽天市場 (5/1執筆時)
【USB接続】
13・ブラック・英語・FKBN87ML/EB2
¥11,550 Amazon co.jp (5/1執筆時)
14・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104M/EFB2
¥12,680 Amazon co.jp (5/1執筆時)
黒軸のテンキーのない小型のキーボードは、こちらになります。
キー配列は、英語87キーボードですので、こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
接続方法は、本機については、USB+Bluetoothモデルがあります。
ただ、マジェスタッチのBluetoothタイプは、Bluetooth 3.0なので、待機電力が多く、必要な2本の電池が長期間保たないです。
また、Bluetooth自体、回線が細いので、(占有率が高い)音楽機器とBluetooth接続をしている場合など、キーの同社不安定になりがちです。
実際、英語モデルについては、BT仕様のモデルが他軸については終息してきているため、本機は(ある意味)売れ残りと言えます。
1-3・青軸のキーボードの比較
つづいては、クリック感があり、打ち間違いが少ない青軸のキーボードの比較です。
「マジェスタッチ2 リニア」青軸
【USB接続】
15・ブラック・英語・FKBN104MC/EB2
¥13,398 Amazon co.jp (5/1執筆時)
16・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN87MC/EFB2
¥11,230 Amazon co.jp (5/1執筆時)
青軸は、クリック感が最も強調された製品です。
本体色は、ブラックのみです。
ただ、前面印刷タイプは選べます。
キー配列は、英語104キーボードですので、Windowsキーが付属します。
接続方法は、現在はUSB接続モデルのみの展開です。
キー荷重は、60gです。
黒軸と同等に重いです。
ただ、(磁石のような)リニアな感じではないですので、黒軸と比べて、強い重さは感じません。
クリック感も、黒軸と異なり、押し込んだ際「カチッと」した感触がしっかりあります。
茶軸よりも強いので、底打ちせずに、軽快・高速・正確にタイピングできます。
そのため、マジェスタッチの中では、打ち間違えが起こりにくいのが青軸です。
クリック音でスイッチが確認できる部分も含めて、このように言えます。
研究者・プログラマー・ブロガーなど、ブラインドタッチにおいて、長時間タイピングをする場合は、タイプミスが起こりにくい点で、青軸は生産性が高いです。
打鍵音は、注意点です。
お世辞にも「静か」と言えないレベルですので、夜間のタイピングは家族の迷惑になるでしょう。
音が気になるならば、特性が似て、音が抑えられた茶軸をおすすめします。
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Majestouch 「マジェスタッチ2 NINJA」青軸
【USB接続】
17・ブラック・英語・FKBN87MC/EB2
¥11,950 Amazon co.jp (5/1執筆時)
18・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN87MC/EFB2
¥11,230 Amazon co.jp (5/1執筆時)
青軸の、テンキーのないバージョンはこちらになります。
キー配列は、英語87キーボードです。こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
1-4・赤軸のキーボードの比較
続いて、黒軸と茶軸の「中間的」な性質を持つ、赤軸モデルの紹介です。
「マジェスタッチリニア」赤軸
【USB接続】
19・ブラック・英語・FKBN104MRL/EB2
¥11,830 Amazon co.jp (5/1執筆時)
20・浅黄色・英語・ FKBN104MRL/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (5/1執筆時)
21・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104MRL/EFB2
¥12,680 Amazon co.jp (5/1執筆時)
赤軸は、マジェスタッチ2のなかでは「押し心地が最も軽い」キーボードです。
本体色は、茶軸と同じ構成です。
浅黄色(ASAGI)ほか、ブラックの前面印刷タイプがあります。
キー荷重は、45gです。
マジェスタッチではもっとも軽いキーです。
クリック感は、一方で、黒軸と同じくないです。
磁石のようにリニアな押し返しがあるタイプです。
つまり、黒軸の「ずっしりとした重さ」がなく、クリック感なしに、軽快に打てるモデルです。
ただ、この仕様だと、タイプミスを抑制する部分(押し返しとクリック感)が皆無とも言えるので、ブラインドタッチなどで、打ち間違いはほかの軸より多いです。
ある程度軽快で、クリック感もある「茶軸」のほうが一般的に思えます。
とはいえ、正確な入力ができる器用な上級者は、長時間のタイピングで疲れにくい点で、赤軸との親和性は高いでしょう。
キー配列は、英語104キーボードです。
Windowsキーがあるタイプです。
打鍵音は、茶軸とそう変わらないレベルです。
メカニカル式としては標準的です。
Bluetooth無線モデルもありますが、色は黒系のみです。
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「マジェスタッチ2 NINJA」赤軸
【USB接続】
22・ブラック・英語・FKBN87MRL/EB2
¥11,950 Amazon co.jp (5/1執筆時)
23・浅黄色・英語・ FKBN87MRL/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (5/1執筆時)
24・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN87MRL/EFB2
¥11,440 Amazon co.jp (5/1執筆時)
赤軸の、テンキーのないバージョンはこちらになります。
キー配列は、英語87キーボードです。
こちらの場合も、Windowsキーはあります。
1-5・ピンク軸のキーボードの比較
つづいて、比較的登場年が新しい、「ピンク軸」のキーボードを紹介します。
「マジェスタッチ2」ピンク軸
【USB接続】
25・ブラック・英語・FKBN104MPS/EB2
¥13,728 Amazon co.jp (5/1執筆時)
26・ホワイト・英語・FKBN104MPS/EMW2
¥12,680 Amazon co.jp (5/1執筆時)
27・浅黄色・英語・ FKBN104MPS/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (5/1執筆時)
ピンク軸は、赤軸に改良を施した新製品です。
本体色は、3種類です。
この軸に、前面印刷タイプはありません。
キー荷重は、赤軸と同じ45gです。
また、赤軸と同じで、クリック感がなく、また、押し心地が軽いモデルです。
ストロークとAP(スイッチの入るポイント)は(静音性を高めるため)10%ほど浅めですが、赤軸との使い心地に差は(ほぼ)感じません。
やはり、一般的には「軽快すぎる」キーボードなので、打ち間違いは多くなりがちです。ブラインドタッチに慣れた上級者以外は、茶軸が無難でしょう。
キー配列は、日本語108キーです。そのため、Windowsキーがあります。
打鍵音は、黒軸並みに、静音性が高いです。
オフィスや夜間など、打鍵感が気になる場所での利用に向いています。
なお、赤軸と比べると、静音性が約30%向上しているとされます。
接続方式は、USBモデルのみとなります。
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「マジェスタッチ2 NINJA」ピンク軸
【USB接続】
28・ブラック・英語・FKBN87MPS/EB2
¥12,507 Amazon co.jp (5/1執筆時)
29・ホワイト・英語・FKBN87MPS/EMW2
¥12,507 Amazon co.jp (5/1執筆時)
30・浅黄色・英語・ FKBN87MPS/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (5/1執筆時)
ピンク軸の、テンキーのないバージョンはこちらになります。
キー配列は、英語87キーボードです。したがって、こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
1-6・低背赤軸キーボードの比較
つづいて、FILCO製品のロープロの赤軸キーボードからです。
相当ニッチなゲーミング向けの特性の軸をです。
Majestouch Stingray 赤軸
【USB接続】
31・英語・FKBS104XMRL/EB
¥12,045 Amazon co.jp (5/1執筆時)
32・英語・前面印刷 FKBS104XMRL/EFB
¥12,045 Amazon co.jp (5/1執筆時)
スティングレイは、マジェスタッチ2の赤軸モデルです。
ただ、普通の赤軸とちがって、キーの背丈と、キーストロークが低い「ロープロフィール」です。
キー荷重は、45gです。
クリック感がないタイプでこの部分は赤軸と同じです。
こうした点から、「低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)」と呼ばれます。
ストロークは3.2mmで、AP(作動点)が1.2mmなので、前者は20%ほど、後者は50%程短いです。
冒頭で紹介したシルバー軸並に浅いので、高速入力には有利です。ただ、これはゲーミング時の「連射」用です。
文字を打つ仕事をする場合、(タイピング競技に参加するのではないなら)薄くするのは意味がないでしょう。打鍵の正確性もうち心地が犠牲になりますから。
キー配列は、英語104キーです。
そのため、こちらも左右にWindowsキーがあります。
キー刻印は、普通の上面印刷ほか、「前面印刷」の2モデル展開です。
打鍵音は、普通の赤軸と同じです。
接続方式は、どのモデルも、USBとPS/2が選べるコンバーチブル仕様です。
なお、本機については、ゲーミング用として出ているので、Fnキーなどの入替機能が充実します。、
ーーー
Majestouch Stingray テンキーレス 赤軸
【USB接続】
33・英語・FKBS87XMRL/EB
¥10,591 Amazon co.jp (5/1執筆時)
34・英語・前面印刷 FKBS87XMRL/EFB
¥11,650 Amazon co.jp (5/1執筆時)
なお、スティングレイも、テンキーを省略した日本語91キーモデルが展開されます。
1-7・シルバー軸キーボードの比較
続いて、シルバー軸のキーボードです。
こちらも、ゲーミング向けです。
Majestouch 2SS Edition スピードシルバー軸
【USB接続】
35・英語・FKBN104MSS/ECSP2B
¥15,250 Amazon co.jp (5/1執筆時)
こちらは、マジェスタッチ2のピードシルバー軸です。
通常のシリーズ名と異なるMajestouch 2SSという名前の特別モデルです。
キーキャップが、スカイグレーカラーの二色成形でデザイン性が良いですが、価格は少し高めになります。
キー荷重は、45gです。
レアな、スピードシルバー軸ですが、特性としては、クリック感がなく、静音性も高い点で、ピンク軸が近いです。
一方、本製品は「スピード」という冠詞が付く「シルバー軸」です。キー自体は(背の低い)ロープロフィールではないですが、ストロークは3.4mmで、AP(作動点)は1.2mmと、いずれも短いです。
この点で、「低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)」と同じで、ゲーミング用として、高速連射するのに向く製品です。その用途では、スイッチ寿命も通常の2倍の1億回です。
いずれにしても、基本的な特性は「低背MX赤軸」とほぼ同じです。連射はしたいが、通常のキーの高さが欲しい場合、(ロープロ赤軸ではなく)こちらが選択肢になる感じでしょう。
キー配列は、英語104キーです。
そのため、Windowsキーが両側にあります。
キー刻印は、普通の上面印刷ほか、「前面印刷」の2モデル展開です。
打鍵音は、静かです。
接続方式は、USBとPS/2が選択できます。
また、本機についても、Fnキーなどの入替機能があります。
ーーー
【USB接続】
36・英語・FKBN87MSS/ECSP2B
¥14,901 楽天市場 (5/1執筆時)
なお、本機もテンキーレスとなる、以上の製品もあります。
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【クリア軸】【シルバー軸】
・アーキス メカニカル Maestro FL
¥15,955 Amazon co.jp (5/1執筆時)
一方、今回の記事の趣旨からは「射程圏外」ですが、CHERRY MXのキーを採用したキーボードが、他社からあります。
そちらの場合、クリア軸(AS-KBM08/TCGBAWP)とスピードシルバー軸(AS-KBM08/LSGBAWP)を搭載したモデルが選べます。
一方、緑軸は、受注生産の上、すぐに製造されない相当レアな軸なので、そちらにもやはりない状況ですね。
1-8・超省スペースキーボードの比較
最後に、マジェスタッチ「ミニラエア」を紹介しておきましょう。
【2020年】
【英語配列】
【Majestouch MINILA-R Convertible 茶軸】
36・FILCO FFBTR63M/EMB
37・FILCO FFBTR63M/ESG
¥15,193 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
【Majestouch MINILA-R Convertible 青軸】
38・FILCO FFBTR63MC/EMB
39・FILCO FFBTR63MC/ESG
¥13,187 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
【Majestouch MINILA-R Convertible 赤軸】
40・FILCO FFBTR63MRL/EMB
41・FILCO FFBTR63MRL/ESG
¥13,455 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
【Majestouch MINILA-R Convertible 静音赤軸】
42・FILCO FFBTR63MPS/EMB
43・FILCO FFBTR36MPS/ESG
¥13,455 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
Majestouch MINILA-R Convertible は、マジェスタッチシリーズでは、最もコンパクトなサイズのキーボードです。
本体色は、基本、2色構成です。
このうち、「おまけ付き」と書いた、型番末尾が-AKPのモデルは、Amazon限定モデルです。こちらのみ、キーの引き抜き工具がおまけで付属します。
軸色の構成は、ここまで見てきた製品とほぼ同じです。
ただし、日本語モデルについては、黒軸の展開が未完で、今後展開されるかもやや不明瞭です。
接続方式は、本機については、USBとBluetooth5.0のコンバーチブル仕様です。
こちらについては、製造年が新しい関係で、通信安定性の高いBluetooth5です。バッテリーの保ちも良いでしょう。
キー配列は、英語67配列のキーボードです。
通常機と比較すると、キートップがタイプライターのように凹んだスフェリカルデザインを採用しています。これにより、正確な打鍵が担保できるようになっています。
一方、本機は「超省スペース仕様」なので、Windowsキーがないほか、単独の矢印キーやファンクションキー(F1〜F12キー)もないモデルです 。
ただ、親指部分に「Fnキー」があり、このボタンと数字キーを押すことでホームポジションを崩さず、ファンクションキーや矢印キーが使える仕組みです。
省スペース性は最高の機種ですが、ややキー配置が特殊な点は注意が必要です。ブラインドタッチになれた方はやや不便かもしれません。
一方、プログラミングをする人には【HHK(Happy Hacking Keyboard)の比較記事】で紹介した、専用のキーボードように使えるため良いのかな?と思います。
今回の結論
マジェスタッチの英語キーボードのおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、マジェスタッチ2の英語キーボードを軸色別に見てきました。
最後に、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
第1に、高級キーボードを初めて購入する方におすすめな、スタンダードモデルは、
マジェスタッチ 茶軸
【USB接続】
1・ブラック・英語・ FKBN104M/EB2
¥15,309 Amazon co.jp (5/1執筆時)
2・ホワイト・英語・ FKBN104M/EMW2
¥11,381 Amazon co.jp (5/1執筆時)
3・浅黄色・英語・ FKBN104M/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (5/1執筆時)
4・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104M/EFB2
¥13,259 Amazon co.jp (5/1執筆時)
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
マジェスタッチ2の茶軸のUSB接続モデルが良いでしょう。
本体色はどれでもOKです。
視認性を重視するならば、白系が良いでしょうが、ブラインドタッチが完全にできるならば、どれでも良いです。
軸色は、茶軸です。
茶軸は、適度なクリック感、適度なキーの荷重で、マジェスタッチシリーズのなかでは、最も使いやすいです。
打ち間違いも少なく、長時間のタイピングでも疲れにくい、「万能選手」です。
特に、1万円前後の高級キーボードが初めての方は、「最もクセのない」この機種から初めて、2台目で「クセのある軸」を選んだ方が良い場合が多いです。
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マジェスタッチ テンキーレス 茶軸
【USB接続】
5・ブラック・英語・FKBN87M/EB2
¥13,211 Amazon co.jp (5/1執筆時)
6・ホワイト・英語・FKBN87M/EMW2
¥12,507 Amazon co.jp (5/1執筆時)
7・浅黄色・英語・ FKBN87M/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (5/1執筆時)
8・ブラック・英語・ 前面印刷・ FKBN87M/EFB2
¥10,637 Amazon co.jp (5/1執筆時)
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
なお、マジェスタッチはテンキーレスでも、キーの配置は同じです。
また、重量があり安定的なので、テンキー不要ならば、テンキーレスモデルでも良いかと思います。
第2に、入力業務やプログラマーなど長時間タイピングをする方におすすめな英語モデルは、
「マジェスタッチ2 リニア」青軸
【USB接続】
15・ブラック・英語・FKBN104MC/EB2
¥13,398 Amazon co.jp (5/1執筆時)
16・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN87MC/EFB2
¥11,230 Amazon co.jp (5/1執筆時)
キーの軽さ ★★★★☆
打鍵の正確さ ★★★★★★
静音性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★★
ある程度ブラインドタッチが正確にできる方ならば、青軸がおすすめです。
クリック感が強いため、文字の入力ミスや未入力が減ると思います。
茶軸などに比べるとキー重めですが、底打ちしなくてもクリック感が得られるため、入力に慣れた人には、疲れにくいキーボードだと思います。
ただ、静音性は犠牲となっているので、うるさいと駄目な職場の場合、茶軸が良いでしょう。
第3に、それほど長時間のタイピングをしない方で、しっかりミスなく打ちたい方におすすめなモデルは、
「マジェスタッチ2 リニア」黒軸
【USB+BT接続】
9・ブラック・英語・ FKBC104ML/EB2
¥18,075 Amazon co.jp (5/1執筆時)
【USB接続】
10・ブラック・英語・FKBN104ML/EB2
¥13,211 Amazon co.jp (5/1執筆時)
【USB接続】
11・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104ML/EFB2
¥11,480 Amazon co.jp (5/1執筆時)
キーの軽さ ★★☆☆☆
打鍵の正確さ ★★★★★★
静音性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
キーの重量が重い黒軸がよいでしょう。
クリック感はないですが、押せば押すほど重くなるため、文字入力のミスは、青軸より少ないでしょう。
ただし、重さのため疲れやすいキーボードではありますので、5時間、6時間と長時間連続入力する場合は、あまり向きません。長時間使う方は、青軸が良いでしょう。
第4に、現状で手が疲れやすく、困っている上級者の方は、
「マジェスタッチリニア」赤軸
【USB接続】
19・ブラック・英語・FKBN104MRL/EB2
¥11,830 Amazon co.jp (5/1執筆時)
20・浅黄色・英語・ FKBN104MRL/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (5/1執筆時)
21・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104MRL/EFB2
¥12,680 Amazon co.jp (5/1執筆時)
1・キーの軽さ ★★★★★★
2・打鍵の正確さ ★★★★☆
3・静音性 ★★★★☆
4・総合評価 ★★★★★
マジェスタッチの赤軸が良いでしょう。
押したときのクリック感がなく、また、キーも軽めのため、慣れないとタイピングミスをする危険があります。
逆に慣れてしまえば、軽く押せるため、疲れの軽減につながると思います。
第5に、ゲーミング用に作動点の短い連射対応モデルを選ぶならば、
Majestouch 2SS Edition スピードシルバー軸
【USB接続】
35・英語・FKBN104MSS/ECSP2B
¥15,250 Amazon co.jp (5/1執筆時)
【USB接続】
36・英語・FKBN87MSS/ECSP2B
¥14,901 楽天市場 (5/1執筆時)
キーの軽さ ★★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Majestouch 2SS Editionでしょう。
また、ゲーミング用ならば、テンキーレスでも良いでしょう。
「低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)」との比較になりますが、扁平なキーボードで、押し味が特殊です。
そちらも、ある程度「自分を最適化」したら合う可能性はあります。ただ、いかんせん「ニッチ」なキーなので、ある程度類似の押し味の製品もあるこちらが良いかと思います。
補足:このブログの関連記事の紹介
というわけで、マジェスタッチ2の日本語配列のキーボードについてでした!。
最後に、このブログの関連記事の紹介です。
というわけで、今回は、マジェスタッチの英語キーボードの話でした。最後におまけです。
1・東プレ高級キーボード【日本語】
2・東プレ高級キーボード【英語】
3・マジェスタッチ2【日本語】
4・マジェスタッチ2【英語】
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード
7・プログラマー向けのHHKB
8・おすすめキーボードの選び方【結論】
高級キーボードの二強といえば、東プレのリアルフォースとFILCOのマジェスタッチです。
両社のモデルから選ぶ場合のオススメ機種について、8番の記事でまとめています。よろしければご覧ください。
1・ゲーム向けマウスの比較
2・ゲーム向け液晶モニターの比較
3・ゲーム向けの椅子の比較
その他の記事も、よろしくお願いします。なお、各記事はほとんどの場合「疲れない!」をテーマに書いています。
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ではでは!