【今回レビューする内容】2023年 軸色別 マジェスタッチ2 マジェスタッチ3キーボードの性能とおすすめ・選び方:Majestouch 3 Majestouch Convertible 3 英語配列・US配列ASCIIキーボード Cherry 赤軸・茶軸・黒軸・青軸・ピンク軸 フルサイズ・テンキーレス対応
【比較する製品型番】 FKBN104M/EMB3 FKBN104M/EFMB3 FKBN104M/EMW2 FKBN104M/ECSP2AG FKBN87M/EMB3 KBN104MC/EFMB3 FKBN87M/EMW2 KBN87M/ECSP2AG FKBC104M/EB3 FKBC87M/EB3 黒 FKBN104ML/EB2 FKBN87ML/EB2 FKBN104M/EFB2 FKBN104MC/EMB3 FKBN104MC/EFMB3 FKBN87MC/EMB3 FKBN87MC/EFMB3 FKBC104MC/EB3 KBC87MC/EB3 KBN104MRL/EMB3 FKBN104MRL/EFMB3 KBN104MRL/ECSP2AG FKBN87MRL/EMB3 FKBN87MRL/EFMB3 FKBN87MRL/ECSP2AG FKBC104MRL/EB3 FKBC87MRL/EB3 FKBN104MPS/EMB3 KBN104MPS/EFMB3 KBN104MPS/EMW2 FKBN104MPS/ECSP2AG FKBN87MPS/EMB3 FKBN87MPS/EFMB3 FKBN87MPS/EMW2 FKBN87MPS/ECSP2AG FKBC104MRL/EB3 FKBC87MRL/EB3 FKBS104XMRL/EB FKBS104XMRL/EFB FKBS87XMRL/EB FKBS87XMRL/EFB FKBN104MSS/ECSP2B FKBN87MSS/ECSP2B
今回のお題
軸色の違いからマジェスタッチ2はどのように選ぶのがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のFilco(ダイヤテック)の マジェスタッチキーボードを比較します。
2022年におよそ10年ぶりに、新シリーズとなる、Majestouch 3(マジェスタッチ3)が発売されました。
今回は、その情報を取り込みつつ、Atlas自身の使用経験をふまえて書きました。
1・マジェスタッチの比較【日本語】
2・マジェスタッチの比較【英語】
ただし、現行品だけで合計で100機種近くあります。
一度に紹介するには多すぎるため、以上の2記事に分けました。
今回は、2回目の「英語配列キーボード編」です。
そのため、一般的な「仕事用」として探している方は、恐れ入りますが、「日本語配列キーボード」だけを紹介した、リンク先の【1回目記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
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キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を個別に比較していきます。
そして、最後に「結論」では、上表のような観点から、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
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1・東プレキーボード
2・マジェスタッチ2キーボード
3・Bluetooth無線キーボード
4・Mac配列のキーボード
5・プログラマー向けのHHKB
6・おすすめ高級キーボードの選び方【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「家電批評モノマニア」のキーボード比較シリーズの2回目記事として書きました。
0・マジェスタッチの選び方の基本!
はじめに、Majestouch 2とMajestouch 3に共通する「選び方の基本」について、簡単に説明しておきます。
0-1・軸色
0-2・キー刻印
0-3・USB接続とBluetooth接続
0-4・ Majestouch 2と Majestouch 3の違い
基本と言える「軸色」の話をはじめに済ませたあと、キー刻印と、接続方法の違いについて説明します。
0-1・軸色別の特長と欠点
マジェスタッチを選ぶ際に重要になるのは、キーの軸に使われているスイッチの素材の色です。
上表で示したように、軸の色で、キーボードの性質が変わります。
荷重が関係し、押し疲れに関係する「軽快感」、入力の正確性に関係する「クリック感」、押した際の「静音性」がポイントです。
そのため、キーボードを選ぶ際には、まず、「何色の軸のモデルにするのか」を決めておく必要があります。
この部分を最初に説明していきます。
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第1に、茶軸です。
キーの荷重は、標準的なキーの重さのモデルです(荷重55g)。
さほど指に力を入れずとも、「スコスコ」入力できます。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
青軸ほどハッキリしていないものの、十分に感じられます。
静音性は、マジェスタッチの中では平均的な打鍵音です。うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「最もオーソドックス」な軸がこちらです。
どこをとっても「平均点」なのが見所です。自分の好みが分からない方が最初に買う一台!としてオススメできます。
クリック感があるため底打ちしなくて良いですし、強めに押した場合も荷重が軽いので、いずれにしても、軽く疲れず入力できるでしょう。
キーを押し込んでしまいがちな、タイピング初心者向けにも良い機種です。
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第2に、青軸です。
キーの荷重は、重めです(荷重60g)。
ただし、押し下げたとき磁石の反発のような、「ずっしり」した感触はないです。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
この場合、底打ちせずに済みますから、重めでも割と疲れにくい軸です。
静音性は、しかしながら、この製品の課題です。
クリック感を出すため、打鍵音が「かちかち」かなりうるさいという欠点があります。
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結論的にいえば、「タイプミスを減らしたい!」ということが購入動機ならば最適な選択肢です。
クリック感と押し味があるため、ブラインドタッチにおいて、タイプミスは黒軸に比べても少ない傾向です
一方、静音性は犠牲になるため、夜間などの利用や、相当静かなオフィスでの利用には向かない製品です。
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第3に、赤軸です。
キーの荷重は、茶軸より少し軽めですが、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、一方、全くない機種です。
磁石の同じ極を合わせたようなリニアな反発力です。
静音性は、うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「指が疲れやすい方におすすめ」な軸がこちらです。
クリック感がないことは、「押したときの抵抗がない」ことを意味します。一方、キーの荷重もさほど重くないため、押す力も不要です。
これらの点で、指にかかる負担は最も少ない、長時間使っても疲れないキーボードと言えます。
ただし、クリック感とキーの重さの双方がないことは、タイプミスが増える懸念があります。あまりブラインドタッチが上手でない方には、オススメできない軸ですね。
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第4に、ピンク軸(サイレントレッド・静音赤軸)です。
キーの荷重は、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、赤軸・黒軸と同じく、全くない機種です。
静音性は、特別な静音キーを採用しています。
打鍵音が30%ほど静かなキーボードです。赤軸の改良版なので 別名は「サイレントレッド」です。
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結論的にいえば、「静音性を最大限重視したい方におすすめ」な軸がこちらです。
赤軸の改良版ですから、ほぼと同じ特長と欠点となります。ただし、やや価格は高めですから、本当に静音性を重視したい方以外は不要でしょう。
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第5に、黒軸です。
マジェスタッチの初期シリーズからあった伝統の軸色ですが、(あまりにクセが強いためか)2022年現在だと、販売が無い色です。
キーの荷重は、最も重いです(荷重60g)。
このタイプは、キーを深く押すほど、バネによる押し返しが重くなる性質があります。
クリック感は、全くないです。
キーを押し込んだ際に、(入力できたか分かる)「カチッ」というクリック感が全くありません。
静音性は、高いので、夜間などにタイピングしても、静かです。
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結論的にいえば、(今後復活すればですが)「押した感」が強いため、キーボードを力強くしっかり叩きたい方にく軸色と言えます。
しっかり重さがあり、押し間違いしにくいため、ゲームや、文字入力の仕事に向きます。ただ、キーが重いため長時間利用する際は疲れるでしょう。
なお、提供元のチェリー社のスイッチ自体は、ほかに、上表の別軸もあります。
茶軸を基準とすると、特性はざっくり以上のようになります。
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このうち、FILCOから現在販売があるのは、クリア軸(スピードシルバー)と低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)です。
今回も扱いますが、いずれもストロークが短めで、ゲーム利用(連射)を重視したモデルです。
そのほか、静音黒軸(サイレントブラック)という軸がでています。
特性としては、赤軸と黒軸の中間的な特性という触れ込みですが、どちらかというと黒軸に近いです。ストロークが少し浅めなので、「30%静か」とという触れ込みです。
ただし、この軸だけは【フィルコの直販サイト】で、部品として売られるだけです。
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結論的にいえば、こうした軸は「クセが強すぎて」かなり使い込んだ方向けで、(ゲームニーズを除けば)一般向けではないです。ーーー
以上、マジェスタッチの軸色を紹介しました。
このうちから自分の好みにあったものを皆さんは選ぶ必要があります。
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結論的にいえば、初心者の方におすすめなのは、軽くて使いやすい「茶軸」です。
マジェスタッチでは、最もオーソドックスなモデルで、クセがないと言えますので。
「黒軸」は、タイプミスを避けたいゲーマーや文字入力業務の方にオススメします。
「青軸」は、打鍵音が周りに迷惑にならない環境で、ブラインドタッチで文字入力をする方に向き合ます。
「赤軸」「ピンク軸」は、長時間タイピングする方で、タイプミスが少めなブラインドタッチ上級者におすすめです。
というわけで、以下、この軸の色に沿って商品ごとレビューしていきます。
0-2・キーボードの刻印について
続いて、キーボード上のキーの刻印についてです。
マジェスタッチの英語キーボード場合、普通の天面刻印のほかに、写真のように、側面に刻印がある前面印刷バージョンも発売されています。
前面印刷は「おしゃれ」で格好いいと思います。
ただ、一部の記号印字が省略されていおり、どちらかと言えば中級者向きです。 やはり初心者は、スタンダードな「かなあり」をおすすめします。
0-3・Bluetooth接続について
最後に、Bluetooth接続についてです。
マジェスタッチの一部機種(コンバーティブル)は、USBとBluetoothとに対応する「ハイブリッド型」です。
Bluetoothは、乾電池が必要ではありますが、配線不要で使えるので、机がスッキリします。
加えて、2022年に登場したMajestouch Convertible 3は、通信安定性に秀でるBluetooth5.1に更新されました。旧機はBluetooth 3.0でしたので大幅な更新です。
TKLキーボードのMINILA-R Convertibleは、もともとBluetooth5.0ですので、問題ありません。
一方、これは、Bluetooth 5.xも含めての話です。
Bluetooth通信を使って(高解像度の)音楽を聴いている方は、データレートの限界で、キーボードとの通信が不安定になる場合がよくあります。また、電子レンジなどのノイズにもBluetoothは弱めです。
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結論的にいえば、PCの場合、可能な限りにおいて有線USB接続を利用したほうが、ストレスを溜めないと思います。
スマホ・タブレットの場合など、どうしようもない場合に使うのが良いでしょう。
0-4・Majestouch2と3の違い
最後に、2022年登場の「3代目筐体」となる、マジェスタッチ3と、旧来のマジェスタッチ2の違いについてです。
すでに、いくつかの筐体がマジェスタッチ3に移っていますが、現在は併売なので、解説しておきます。
1・フルNキーロールオーバー
2・メディアキー新設
3・キャップの変更
FILCOの説明を参考にすると、今回、大きく変わった言えるのは、上表の2点です。
順番に書いておきます。
第1に、フルNキーロールオーバーの対応です。
従来は、6キーでしたが(原理的に)全キーを同時押ししても反応する水準になりました。主に、ゲーム(ゲーミング)に関係する部分ですが、エンジンの変更で実現しました。
第2に、メディアキーの新設です。
機能キー(Fn)との組み合わせで、音量操作や再生操作などのショートカット実行が可能になりました。
Windows OSでは、便利に使えるでしょう。
第3に、キャップの変更です。
個人的にはここが最も大きい変更点だと思います。
従来は、ABS樹脂に印刷をする方式でしたが、PBT2色成形のキャップになりました。
この場合、文字色部分も樹脂なので、使い込んでも印字が消えません。印刷式でも昇華印刷なら消えませんが、PBT樹脂はキーの耐久面でも優れます。
なお、新タイプのキャップについては、Majestouch 2の一部機種(ASAGIほか)でも先行採用されていました。
そのほか、黒筐体の従来のモデルと塗装が少し変わり(マットブラックコーティング)、高級感が増した印象を受けました。
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結論的にいえば、旧来のマジェスタッチ2や、その「仲間」である他シリーズである他機に対して、マジェスタッチ3は、とくに、PBT樹脂性の品質高いキーを搭載する点で、値段上昇分の差はあると言えます。
ただ、ASAGIなど、専攻してPBT2色成形のキャップを採用していた機種と比べると、さほどの差はないとは感じます。フルNキーの実装も、実際さほど重要ではないでしょう。
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1・マジェスタッチUS配列の比較 (1)
1-1:茶軸
1-2:黒軸
1-3:青軸
1-4:赤軸
1-5:ピンク軸
1-6:低背赤軸
1-7:シルバー軸
2・マジェスタッチUS配列の比較 (2)
2-1:その他〈ミニラほか〉
2-2:最終的なおすすめの提案
というわけで、ここまでは、マジェスタッチの「選び方の基本」を説明してきました。
ここからは、以上のような順番で、軸色別に、具体的に製品を紹介していきます。
1-1・茶軸キーボードの比較
はじめに、最も「オーソドックス」な、茶軸を採用するキーボードの紹介です。
さて、では機種ごとレビューをしていきます。
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以下の記事では、いつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチな部分を青字系で記していきます。
マジェスタッチ3 茶軸
1・黒・英語・ FKBN104M/EMB3
¥18,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA 茶軸
2・黒・英語・ 前面印刷・FKBN104M/EFMB3
¥18,700 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 HAKUA 茶軸
3・ホワイト・英語・ FKBN104M/EMW2
¥15,070 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 ASAGI 茶軸
4・浅黄色・英語・ FKBN104M/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
これらは、マジェスタッチのフルサイズ(104)キーの茶軸モデルです。
冒頭詳しく書いたように、茶軸は、押し味が比較的軽く、クリック感もあるため、初心者におすすめのキーボードです。
ラインアップは、英語版の茶軸は、全シリーズのうち4種類の展開です。
配色の違いでキャップの種類・刻印の位置などが決まります。
そのため、色の好みだけでなく、機能性に注目して選ぶことが重要となります。
マジェスタッチ3 NINJAは、冒頭説明したような、刻印が側面印字となる、前面印刷タイプです。
このシリーズの日本語キーボードだと、マジェスタッチ3 Blackというシリーズ名なのですが、海外需要を見込んで「ニンジャ」なのだと思います。
ちなみに、シャーク・ニンジャというアメリカの家電ブランドは、日本に進出する際に「ニンジャ」を取って進出したのですが、その逆パターンです。
日本では「忍者」という言葉のイメージがすこし異なる(格好良い感じがしない)からかと思います。
キー荷重は、55gです。
マジェスタッチでは「茶軸」が最もオーソドックな性質のキーボードです。
クリック感も、青軸ほど出ないにせよ、標準以上にあります。
キー配列は、英語104キーボードです。
下段にWindowsキーがあるタイプです。
キーピッチ(キーとキーの感覚)は19mmで、キーストローク(キーを押し下げられる量)は、4mmです。
メカニカルキーボードとしての「業界標準」といえる数字です。
打鍵音は、「うるさく」はないですが、静かでもありません。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、英語フルサイズの茶軸キーボードの紹介でした。
最も最初に登場した軸が茶軸ですし、最もオーソドックスな一般向けの軸といえます。
初めての方で迷われた場合は、とりあえず「茶軸」を選んでおけばOKと言えます。
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【USB接続】
マジェスタッチ3 テンキーレス 茶軸
5・ブラック・英語・FKBN87M/EMB3
¥17,600 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJAテンキーレス茶軸
6・ブラック・英語・ 前面印刷・FKBN104MC/EFMB3
¥18,700 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 HAKUAテンキーレス 茶軸
7・ホワイト・英語・FKBN87M/EMW2
¥13,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI テンキーレス 茶軸
8・浅黄色・英語・ FKBN87M/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、茶軸は、省スペース型のTKL(テンキーレス)もあります。
キー配列は、英語87キー配列です。
こちらもWindowsキーがあるタイプなので、シンプルにフルサイズからテンキーを取っただけです。
キーの間隔・大きさ・配列は、テンキーの付いたモデルと同じですので、打ちやすさは変わりません。

キー刻印の位置・キャップの質・Nキーロールオーバーの部分は、本機についても、選ぶシリーズで決まります。
打ち味については、テンキーレスも十分に剛性のある筐体を採用するので、基本的に、テンキーが不要そうならば、こちらを選んでOKです。
【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 茶軸
9・ブラック・英語・ FKBC104M/EB3
¥19,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 茶軸
10・ブラック・英語・ FKBC87M/EB3
¥19,500 楽天市場 (1/27執筆時)
Majestouch Convertible 3は、Majestouch3を、Bluetooth対応させた上位モデルです。
フルサイズとテンキーレスの省スペース型ともにあります。
正確には、USBでの有線接続も可能なBluetoothとのハイブリッドモデルです。
なお、基本的には、電池が必要(単3電池2本)です。
正確に言えば、右図のようにPCから給電を受けての稼動も可能です。なお、この利用法場合、エボルタなど充電乾電池でも電池に対して給電するわけではないです。
Bluetoothのバージョンは、しっかりBluetooth 5.1です。
安定性の部分は冒頭書いた通りよいです。電池(単3電池2本)の寿命も長くなります。具体的な目安の説明はないものの、1年ほどは保つかなと思います。
ただ、記事の冒頭書いたように、Bluetoothはそもそも回線が細です。イヤホンほかに、CD・ハイレゾクラスの高解像度の音楽転送をする場合、通信安定性はやや悪くなります。
あるいは、MacのAirDropのような、写真データなどの転送時もそう言えます。
こうしたBluetooth機器と日常的に併用する場合は、USB接続のほうが安心な部分はあります。
これは、他社機でも同じです。
キー配列や、その他の仕様は、USBのみの普通のMajestouch 3と同じです。
なお、こちらもAmazonモデルはオマケがあります。
本機の場合、通常モデルでもキーの引き抜き工具(FILCO Key Puller)が付きます。しかしAmazonモデルだと、それに加えて、赤キーロックが付属です。
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以上、Majestouch Convertible 3の紹介でした。
Bluetooth5.1になり、通信安定性については、格段に良くなったと見なせます。
ただ、先ほども書いたように、ロスレスのCDデータを、イヤホンでそのまま聴いているような方は、入力遅延は、仕組み上避けられないので、注意は必要と言えます。
1-2・黒軸のキーボードの比較
続いて、「リニア」な押し返し感がある、黒軸キーボードを比較します。
【USB接続】
マジェスタッチ2 黒軸
11・ブラック・英語・FKBN104ML/EB2
¥15,074 Amazon co.jp (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチの黒軸モデルです。
黒軸は、かなりクセが強いので、先述のように、新機種がでていまえん。
上表では「Majestouch 2」とあるカテゴリの旧世代の在庫限りの販売です。
キー荷重は、60gです。
茶軸より荷重が5g重く、押せば押すほどキーが重くなるタイプのキーボードです。
その分、しっかり、確実に押せるので、押し間違いが少ないキーボードです。
クリック感は、皆無です。
黒軸の場合、磁石の反発を思わせるリニアな感じです。重いので、長時間のタイピングはやや疲れます。
ただ、ゲーマーや、正確な文字入力をしたい人には向くキーボードです。
キー配列は、本機も英語104キーなので、Windowsキーがあります。
キーストローク(19mm)・キーピッチ(4mm)ですので、茶軸と同じです。
問題ありません。
打鍵音は、黒軸の場合、リニアなので、かなり静音性は高いです。
シリーズのみの展開なので「かなあり」だけです。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチの黒軸モデルの紹介でした。
昔から重め好きな「ハードパンチャー」に人気の製品でした。
ただ、同じ傾向でもう少し「おとなしい」赤軸がでてから、そちらに移行する人が増えたため、すこし寂しい感じになっていると言えます。
ただ、押し下げるときの磁石的な抵抗感(リニア)は現在でも最強なので、ラインナップとしては重要に思えます。
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【USB接続】
マジェスタッチ2 テンキーレス 黒軸
12・黒・英語・FKBN87ML/EB2
¥12,980 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ NINJA テンキーレス 黒軸
13・黒・英語・ 前面印刷・FKBN104M/EFB2
¥16,800 Amazon co.jp (1/27執筆時)
なお、黒軸にもテンキーレスがあります。
キー配列は、英語87キーボードです。
こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
キー刻印は、通常印字のほか「前面印刷」のモデルも選べます。
前面印刷は、FILCOの特許のようで、他社機には見られません。
茶軸の場合と同じで、性能面はフルサイズと同等なので、必要に応じて選んでください。
なお、前面印刷の「NINJA」は、旧世代機なので、キャップやロールオーバーの仕様は 「マジェスタッチ2」と同じになります。
1-3・青軸のキーボードの比較
つづいては、クリック感があり、打ち間違いが少ない青軸のキーボードの比較です。
【USB接続】
マジェスタッチ 3青軸
14・黒・英語・FKBN104MC/EMB3
¥18,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA 青軸
15・黒・英語・ 前面印刷・FKBN104MC/EFMB3
¥18,700 楽天市場 (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチ2の青軸モデルです。
ラインナップは、現在は、2シリーズの展開です。
シリーズで、上記の要素が変わってくるのは、他軸と同じです。
キー荷重は、60gです。
現行のフィルコでは、荷重としては最も重く、黒軸と同等です。
しかし、磁石の同極を合わせたようなリニアな感じではないので、「スコスコ」打てます。
押した際に、強い重さ(反発)は感じませんし、一般的な感覚表現では「軽い」キーボードです。
クリック感も、押し込んだ際「カチッと」した感触がしっかりあります。
茶軸よりも強いので、底打ちせずに、軽快・高速・正確にタイピングできます。
そのため、マジェスタッチの中では、打ち間違えが起こりにくいのが青軸です。
クリック音でスイッチが確認できる部分も含めて、このように言えます。
この点で、研究者・プログラマー・ブロガーなど、ブラインドタッチにおいて、長時間タイピングをする場合は、タイプミスが起こりにくい点で、青軸は生産性が高いです。
キー配列は、英語104キーボードですので、Windowsキーが付属します。
キーピッチ(キーとキーの感覚)は19mm、キーピッチは、4mm±0.5mm表記です。
他軸とキーピッチの表示が異なりますが、ここで使用感はかわらないでしょう。
打鍵音は、注意点ですです。
お世辞にも「静か」と言えないレベルですので、夜間のタイピングは家族の迷惑になるでしょう。
音が気になるならば、特性が似て、音が抑えられた茶軸をおすすめします。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチの青軸の紹介でした。
クリック感とクリック音で入力の正確性を担保したい場合に有効な製品です。
正確性を要する業務用に向いたキーボードの1つですが、特に静音性の部分で、一般的ではないため、やはり「最初の1枚」ならば、同じ傾向で個性弱めの茶軸が無難です。
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【USB接続】
マジェスタッチ3 テンキーレス 青軸
16・黒・英語・FKBN87MC/EMB3
¥17,600 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ NINJA テンキーレス 青軸
17・黒・英語・ 前面印刷・FKBN87MC/EFMB3
¥17,600 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、青軸についても、TLKタイプがあります。
ラインナップは、こちらも前面印刷のモデルがあります。
キー配列は、英語87配列です。こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
テンキーがないだけで、フルサイズキーボードと仕様は変わらないので、必要に応じて選んでOKです。
ーーー
【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 青軸
18・ブラック・英語・FKBC104MC/EB3
¥19,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 青軸
19・ブラック・英語・ FKBC87MC/EB3
¥19,500 楽天市場 (1/27執筆時)
加えて、青軸も、USB+Bluetooth仕様のキーボードがあります。
新しくなって、通信安定性の高いBluetooth5.1になりましので、好みで選んでも良いです。
ただ、Bluetoothには、記事冒頭で書いたような注意点もある点は改めて言及しておきます。
1-4・赤軸のキーボードの比較
続いて、黒軸と茶軸の「中間的」な性質を持つ、赤軸モデルの紹介です。
【USB接続】
マジェスタッチ3 赤軸
20・黒・英語・FKBN104MRL/EMB3
¥18,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA 赤軸
21・黒・英語・ 前面印刷・FKBN104MRL/EFMB3
¥18,700 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI 赤軸
22・浅黄色・英語・ FKBN104MRL/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
これらは、マジェスタッチ2のフルサイズの赤軸モデルです。
軸色別で言えば、赤軸は「押し心地が最も軽い」と言われるモデルです。
ラインナップは、現在は、3シリーズの展開です。
浅黄色(ASAGI)ほか、ブラックの前面印刷タイプがあります。
キー荷重は、45gです。
マジェスタッチでは、もっとも、軽い押し味のキーの1つです。
クリック感は、黒軸と同じで「ない」です。
反発する磁石のようにリニアな押し返しがあるタイプです。
ただ、黒軸の「ずっしりとした重さ」がなく、クリック感なしに、軽快に打てるモデルです。
この仕様だと、タイプミスを抑制する部分(押し返しとクリック感)が皆無とも言えるので、ブラインドタッチなどで、打ち間違いはほかの軸より多い印象です。
キーピッチは、他機と同じく19mmで、キーストロークも4mmです。
問題ありません。
キー配列は、英語104キーボードです。
Windowsキーがあるタイプです。
打鍵音は、茶軸とそう変わらないレベルです。
メカニカル式としては標準的です。
接続方式は、USBのみとなります。
ーー
以上、マジェスタッチ赤軸の、英語フルサイズキーボードの紹介でした。
押し味が軽快なので、わりと人気のモデルです。
ただ、裏返して言えば、赤軸は、タイプミスを抑制する部分(押し返しとクリック感)が皆無とも言えます。実際、ブラインドタッチでは、打ち間違いは、他軸より多い印象です。
実際、ある程度軽快で、クリック感もある「茶軸」のほうが一般的といえます。
とはいえ、正確な入力ができる器用な上級者は、長時間のタイピングで疲れにくい点で、赤軸との親和性は高く、選ぶ意味はありそうです。
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【USB接続】
マジェスタッチ3 テンキーレス 赤軸
23・黒・英語・FKBN87MRL/EMB3
¥17,600 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA テンキーレス 赤軸
24・黒・英語・ 前面印刷・FKBN87MRL/EFMB3
¥17,600 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI Tenkeyless 赤軸
25・浅黄色・英語・ FKBN87MRL/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
赤軸についても、TKLタイプがあります。
軽く、素早く押せる点で、中級者以上のゲーミングやプログラミングに人気があるようで、シリーズ構成は、そこそこ多めです。
キー配列は、英語87キー配列で、Windowsキーがあります。
フルサイズと同様のキーストローク・キーピッチです。
こちらについても、テンキー不要で、用途が合うようならば、選んでOKです。
ーーー
【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 赤軸
26・ブラック・英語・FKBC104MRL/EB3
¥19,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 赤軸
27・ブラック・英語・ FKBC87MRL/EB3
¥19,500 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチの赤軸モデルも、Bluetooth・USBのハイブリッド仕様のモデルがあります。
Bluetoothに関する注意点は、冒頭や茶軸の項目で書いた通りです。
Bluetooth5.1になったので、以前よりは敬遠するべき理由は少なくなりましたが、注意は必要です。
1-5・ピンク軸のキーボードの比較
つづいて、比較的登場年が新しい、ピンク軸(静音赤軸)のキーボードを紹介します。
【USB接続】
マジェスタッチ3 ピンク軸
28・黒・英語・FKBN104MPS/EMB3
¥18,000 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA ピンク軸
29・黒・英語・ 前面印刷・KBN104MPS/EFMB3
¥19,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 HAKUA SILENT ピンク軸
30・ホワイト・英語・FKBN104MPS/EMW2
¥14,921 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI ピンク軸
31・浅黄色・英語・ FKBN104MPS/ECSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチのピンク軸モデルです。
赤軸に静音面の改良を施した製品です。
ラインナップは、現在は、4シリーズの展開です。
ピンク軸には、英語用でも白色のHAKUAが用意されているのが目立ちます。
キー荷重は、赤軸と同じ45gです。
ピンク軸も、赤軸と同じで、クリック感がなく、また、押し心地が軽いモデルです。
キーピッチは19mmと他軸と同じですが、ストロークは3.7mmとなります。
ストロークは他軸より浅めです。AP(スイッチの入るポイント)も(静音性を高めるため)10%ほど浅めですが、赤軸との使い心地に差は(ほぼ)感じません。
やはり、一般的には「軽快すぎる」キーボードなので、打ち間違いは多くなりがちです。ブラインドタッチに慣れた上級者以外は、茶軸が無難でしょう。
キー配列は、英語104キーです。
こちらも、Windowsキーがある配列です。
打鍵音は、黒軸並みに、静音性が高いです。
オフィスや夜間など、打鍵感が気になる場所での利用に向いています。
なお、赤軸と比べると、静音性が約30%向上しているとされます。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチのピンク軸の紹介でした。
メイン5軸のなかでは最後発でしたが、定番化し、人気のあるモデルになっています。
ただ基本的には、設置環境的に「静音」が絶対に必要な方にのみ向くモデルといえます。
赤軸と同様に、慣れないと誤入力が起こりやすいため、やはり茶軸に比べると、一般向けではないです。
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【USB接続】
マジェスタッチ3 テンキーレス ピンク軸
32・黒・英語・FKBN87MPS/EMB3
¥17,000 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 NINJA テンキーレス ピンク軸
33・黒・英語・前面印刷・FKBN87MPS/EFMB3
¥18,700 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ HAKUA テンキーレス ピンク軸
34・ホワイト・英語・FKBN87MPS/EMW2
¥13,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI テンキーレス ピンク軸
35・浅黄色・英語・ FKBN87MPS/ECSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
ピンク軸の、テンキーのないバージョンはこちらになります。
キー配列は、英語87キーボードです。したがって、こちらの場合も、Windowsキーは付属します。
接続方式は、USBのみとなります。
他軸の場合と同じで、テンキー付きのフルサイズ版と、打ち味は変わりません。
剛性・安定性もあるので、テンキー不要ならば選んでOKです。
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【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 ピンク軸
36・ブラック・英語・FKBC104MRL/EB3
¥19,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス ピンク軸
37・ブラック・英語・ FKBC87MRL/EB3
¥19,500 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、ピンク軸モデルについても、USBとBluetoothのハイブリッド仕様のモデルがあります。
Bluetooth接続の良い部分とイマイチな部分は、冒頭書いた通りです。
1-6・低背赤軸キーボードの比較
つづいて、FILCO製品のロープロの赤軸キーボードからです。
相当ニッチなゲーミング向けの特性の軸をです。
【USB接続】
Majestouch Stingray 赤軸
38・英語・FKBS104XMRL/EB
¥13,000 Amazon co.jp (1/27執筆時)
39・英語・前面印刷 FKBS104XMRL/EFB
¥14,989 Amazon co.jp (1/27執筆時)
スティングレイは、マジェスタッチ2の赤軸モデルです。
ただ、普通の赤軸とちがって、キーの背丈と、キーストロークが低い「ロープロフィール」です。
キー荷重は、45gです。
クリック感がないタイプでこの部分は赤軸と同じです。
こうした点から、「低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)」と呼ばれます。
ストロークは3.2mmで、AP(作動点)が1.2mmなので、前者は20%ほど、後者は50%程短いです。
冒頭で紹介したシルバー軸並に浅いので、高速入力には有利です。ただ、これはゲーミング時の「連射」用です。
文字を打つ仕事をする場合、(タイピング競技に参加するのではないなら)薄くするのは意味がないでしょう。打鍵の正確性もうち心地が犠牲になりますから。
キー配列は、英語104キーです。
そのため、こちらも左右にWindowsキーがあります。
キー刻印は、普通の上面印刷ほか、「前面印刷」とあわせた2モデル展開です。
打鍵音は、普通の赤軸と同じです。
接続方式は、どのモデルも、USBとPS/2が選べるコンバーチブル仕様です。
なお、本機については、ゲーミング用として出ているので、Fnキーなどの入替機能が充実します。
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以上、スティングレイの紹介でした。
他社ではロープロ赤軸を、(見映えがするので)普通の仕事用に売っている場合もあります。ただ、基本的には「ゲーム用」であり、仕事に向いた仕様ではない部分は注意してください。
ただ、その用途では、ライティングなど派手な演出はないものの、剛性のある筐体で、スイッチの質も良いので、他社機の同価格帯の製品と比べても「選んで良いモデル」と言えます。
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【USB接続】
Majestouch Stingray テンキーレス 赤軸
40・英語・FKBS87XMRL/EB
¥15,070 Amazon co.jp (1/27執筆時)
41・英語・前面印刷 FKBS87XMRL/EFB
¥15,070 Amazon co.jp (1/27執筆時)
なお、スティングレイも、テンキーを省略した日本語91キーモデルが展開されます。
1-7・シルバー軸キーボードの比較
続いて、シルバー軸のキーボードです。
こちらも、ゲーミング向けです。
【USB接続】
Majestouch 2SS Edition スピードシルバー軸
42・英語・FKBN104MSS/ECSP2B
¥16,800 Amazon co.jp (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチ2のピードシルバー軸です。
通常のシリーズ名と異なるMajestouch 2SSという名前の特別モデルです。
キーキャップが、スカイグレーカラーの二色成形(PBT)でデザイン性が良いです。価格は少し高めになりますが、作りは、最新のMajestouch3系列と同じです。
キー荷重は、45gです。
レアな、スピードシルバー軸ですが、特性としては、クリック感がなく、静音性も高い点で、ピンク軸が近いです。
一方、本製品は「スピード」という冠詞が付く「シルバー軸」です。キー自体は(背の低い)ロープロフィールではないですが、ストロークは3.4mmで、AP(作動点)は1.2mmと、いずれも短いです。
この点で、「低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)」と同じで、ゲーミング用として、高速連射するのに向く製品です。その用途では、スイッチ寿命も通常の2倍の1億回です。
いずれにしても、基本的な特性は「低背MX赤軸」とほぼ同じです。連射はしたいが、通常のキーの高さが欲しい場合、(ロープロ赤軸ではなく)こちらが選択肢になる感じでしょう。
キー配列は、英語104キーです。
そのため、Windowsキーが両側にあります。
キー刻印は、普通の上面印刷ほか、「前面印刷」の2モデル展開です。
打鍵音は、静かです。
接続方式は、USBとPS/2が選択できます。
また、本機についても、Fnキーなどの入替機能があります。
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以上、マジェスタッチ2のピードシルバー軸の紹介でした。機能面や性質は、(匠レベルにこだわらないならば)ロープロ赤軸とさほどの違いは見られないと言えます。
個人的には、ストローク・作動点に若干余裕があるこちらの方が、オーソドックスには感じますが。
一方、キートップの質については、新型で、耐久性の面で利点があるPBT樹脂を利用しており、その部分を含めて、値段差分、本機のほうが上位とは言えそうです。
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【USB接続】
Majestouch 2SS Edition スピードシルバー軸
43・英語・FKBN87MSS/ECSP2B
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、本機もテンキーレスとなる、以上の製品もあります。
今回の結論
マジェスタッチの英語キーボードのおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、マジェスタッチ2の英語キーボードを軸色別に見てきました。
しかし、記事はもう少しだけ続きます。
2・マジェスタッチUS配列の比較 (2)
2-1:その他〈ミニラ〉
2-2:最終的なおすすめの提案
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
つづく後編記事(こちら)は、同社の省スペース機をいくつか追加でみたあと「結論編」に入ります。
いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
後編記事は→こちら