【今回レビューする内容】2023年 電気代で比較!人気の加湿器の性能とおすすめ: パナソニック・ダイニチ・象印・シャープ・三菱重工・バルミューダ・ドウシシャ・スリーアップアロマ加湿器:スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド加湿器の違い・性能別ランキング
【紹介する製品型番】シャープ HV-R30 HV-P30-W HV-R55 HV-P55-W HV-R75 HV-P75-W パナソニック FE-KFU03 FE-KXU05 FE-KFU05 FE-KXU07 FE-KFU07 ダイニチ HD-RX322 HD-RX321-W HD-RXT522 HD-RX500A-W HD-RXT722 HD-RX700A-W HD-RX700A-T HD-RXT921 HD-RX900A-W HD-3022 D-3021-W HD-5022 HD-5021-W HD-7022 HD-7021-W HD-9022 HD-9021-W HD-LX1022 HD-LX1021-W HD-LX1222 HD-LX1221-W
今回のお題
静かで・電気代が安く・掃除のしやすい加湿器のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新の加湿器(加湿機)を比較します。
とくに「電気代の安さ」と「本体価格」に注目しながら、各社の最新の加湿器を比較します。
最近話題のユニークな形状の加湿器や、オイルを利用できるアロマ加湿器も紹介します。
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電気代の安さ ★★★★★
加湿量 ★★★★★
手入れしやすさ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各社の製品をレビューします。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・加湿空気清浄機の比較
2・空気清浄機の比較
3・加湿器の比較
4・除湿機の比較 (除加湿兼用型含む)
5・脱臭機の比較
なお、今回の記事は、このブログの空調家電の比較記事の3回目記事となります。
加湿器をお探しの方でも「空気清浄」「除湿」などのとハイブリッド型となる加湿器は、今回とは「別の記事」での扱いになります。
その場合は、以上のリンク(1番・4番)をご利用ください。よろしくお願いします。
0・加湿器の選び方の基本!
具体的な製品比較にはいる前に「加湿器の選び方の基本」の紹介をしておきます。
加湿器は、冬シーズンになるとデンキヤに多くの製品が並びます。
しかし、デザイン性だけ見て決めると、「電気代の高さ」や「加湿力の弱さ」にあとから「ビックリ」してしまうことも多い家電です。
最も重要なのは、「4タイプ」ある加湿方式の違いについて、ある程度理解することです。
そこで、これらの方式のメリットとデメリットについて、あらかじめ簡単に説明しておきます。
0-1・スチーム式加湿器
第1に、スチーム式です。
メーカーとしては、象印や三菱重工がこの方式の加湿器を出します。
メリットは、加湿力の強さです。
電気ヒーターで「水をブクブク加熱」し、熱でスチームを発生させるため、短時間で加湿できます。
デメリットは、電気代の高さです。
加湿するまでに要する電気代は他方式の数十倍であり、1日50〜100円の電気代となります。
また、水ケースに付着するカルシウムを定期的にこそぎ落とす必要もあります。
0-2・気化式加湿器
第2に、気化式です。
メーカーとしては、パナソニックやバルミューダがこの方式の加湿器を展開します。
メリットは、光熱費の安さです。
ファンを使い水を自然に蒸発させる仕組みなので、1日2円-3年の電気代で済みます。
また、加湿力強さや広がりもスチーム式とさほど変わりません。
デメリットは、気温低下です。
水を揮発させるときに部屋の温度が1-2度下がってしまいます。シーズン中の2-3回ほど、水回りの洗浄が必要です。また、適湿に至るまでのスピードが、スチーム式などより少し遅めです。
なお、水を加熱しない仕組みですが、自然な気化(蒸発)の場合は(水蒸気の粒が小さいので)スチーム式ほどではないですが、雑菌は放出されにくいと言えます。
0-3・超音波式加湿器
第3に、超音波式です。
メーカーとしては、ドウシシャやスリーアップがこの方式の加湿器を出します。
メリットは、光熱費の安さと設置性の良さです。
気化式に次いで光熱費が安く、また小型で、設置スペースもさほど必要ありません。
デメリットは、加湿の均一性です。
水蒸気(霧)の発生はそれなりに速いです。
しかし、ファンがない点と、発生する水蒸気の粒が大きめな点で、リビング全体が適湿にいたるまでの速度は遅いです。
そのほか、気化式同様に、室温(体感温度)も下がります。
また、水道の塩素濃度の低さによっては雑菌が発生しやすい、拡散性の悪さの関係で設置場所近くが結露しやすいという問題もあります。
0-4・ハイブリッド式加湿器
第4に、ハイブリッド式です。
メーカーとしては、シャープやダイニチがこの方式の加湿器を出します。
メリットは、加湿力の強さです。
基本はファンを利用する気化式です。しかし、ヒーターで温風とすることで加湿力を高める仕組みをとります。
そのため、立ち上がりから湿度が安定するまではスチーム式なみの電力がかかります。しかし、湿度が安定したあとは、気化式並なので、(二重サッシなど)気密性の高い住宅には、省エネ効果がより高いです。
デメリットは、気密性の悪い住宅の対応力です。
安定湿度を維持できない空間の場合、気化式運転ができず電気代が余計にかかります。
また、気化式運転の場合は、部屋の室温が下がります。
以上、加湿器の「加湿方式」について、4点をまとめました。
もちろん、各タイプ固有の「弱点が緩和」されている機種はあります。本編では、もっと細かく解説していきます。
なお、光熱費は気になる方も多いと思います。
そのため、1日8時間「自動運転」した場合の電気代のだいたいの最高値を示しておきます。
2021年の電気代から、Atlasが試算したものです。
気化式は電気代の面で「かなり有利」、ハイブリッド式も気密性の高い住宅で適湿ならば「有利」と言えます。
1・素早く適湿にしたい場合
=スチーム式・ハイブリッド式
2・電気代の節約を重視する場合
=気化式・超音波式
結論的にいえば、加湿器は、上表の様に選ぶのが基本です。
これを「頭にいれた」上で、部屋の畳数に応じた適切なサイズの加湿器を選ぶとよいでしょう。
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1・加湿器の比較 (1)
1-1・シャープ
方式:気化・ハイブリッド
1-2・パナソニック〈日本〉
方式:気化
1-3・ダイニチ
方式:ハイブリッド
2・加湿器の比較 (2)
2-1・象印〈日本〉
方式:スチーム
2-2・三菱電機
方式:スチーム・ハイブリッド
2-3・東芝
方式:スチーム
2-4・バルミューダ
方式:気化
2-5:日立
方式:気化
2-6・ドウシシャ
方式:超音波
3・最新の加湿器の比較 (3)
3-1・スリーアップ
方式:超音波
3-2・他の企業
方式:超音波 ほか
3-3・最終的なおすすめ機種の提案
というわけで、具体的な製品比較にはいります。
上表のようなメーカー順に見ていきます。
「加湿方式」はメーカーによって(ほぼ)決まりますが、一部メーカーを除いて、原則的に小型機から順番に紹介するつもりです。
1-1・シャープの加湿器の比較
では、ここからメーカーごとに加湿器の紹介をしていきます。
はじめに、シャープです。同社は、気化式とハイブリッド式の加湿器を出しています。
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以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で書いていきます。
【木造和室 〜5畳 プレハブ洋室 〜8畳】
【2022年発売】
1・SHARP 加湿器 HV-R30-W
¥14,685 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】
1・SHARP 加湿器 HV-P30-W
¥9,499 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:気化式
消費電力:9W
加湿量: 290mL/h
タンク量:約2.4L
連続運転:約8.2h
静音性:38dB〜22dB
サイズ:幅32.2×奥行15.9×高さ31.6cm
センサー:温度湿度センサー
HV-R30 は、シャープの小型加湿器です。
なお、新旧両機種ありますが、今年は型番の変更だけで、基本性能は同じです。値段で決めてOKです。
適応畳数は、木造で5畳・洋室8畳までです。
基本的に小部屋用です。
加湿方式は、気化式です。
水を沸騰させず、写真のような「ジャバラ」を使い、水を蒸発させていく仕組みです。
消費電力は、8Wです。
かなり省エネです。
電気代は、1時間運転で2.5円ほどで済みます。
加湿量は、290mL/hと弱めです。
タンクのサイズは、2.4Lで、約8時間の連続運転が可能です。
搭載されるセンサーは、温度・湿度センサーです。
これらのセンサーを使って、室温に合わせて湿度を適湿に調整します。
なお、シャープ機は、現在の部屋の湿度を数値として表示できません。
「高湿」「適湿」「低湿」が表示されるだけあり、この部分は他社機に劣ります。
自動運転は、「うるおい自動」として搭載です。
また、温度センサーを搭載するため、温度に応じて、湿度をある程度最適化することは可能です。細かい目標湿度(50%・60%など)は、指定できませんが、これは他社入門機も同じです。
マイナスイオン発生機能は、「プラズマクラスター7000」を内蔵します。
部屋の静電気を抑える効果や、タバコのニオイの消臭などの効果性を示します。
ただ、基本的に風の当たる範囲で特に効果が期待できる仕組みです。
洗濯物やスーツなどを近くに置いた時、そのような効果がありますが、(湿気を取る暖房器具に搭載されるならともかく)湿気を放出する加湿器との「コンビ」はすこし「微妙」かもしれません。
なお、そのほかの効果(ウイルス除菌など)も示されますが、実験空間の検証です。冬場は、換気もするでしょうし、この部分は(まあ)「お守り」でしょう。
なお、プラズマクラスターは発生量でランクがあります。本機は先述のように、「プラズマクラスター7000」です。
注意点としては、プラズマクラスターの効果範囲は「5畳まで」と言うことでしょう。他社は、効果範囲をあまり開示しないのですが、シャープはしっかり示してくれるので、親切です。
加湿フィルターは、抗菌剤が入る仕様ですので、清潔性も高いです。
お手入れも、シャープ機は、水の経路からファンの部分まで、分解できる構造です。
加湿器は、どの製品も、定期的な掃除(ヌメリ取りなど)が必要なので、掃除のしやすさも重要です。
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以上、シャープのHV-P30 の紹介でした。
サイズ的に子供部屋程のサイズで利用するものです。リビング用にはもう少し大きめの加湿器が良いでしょう。
【加湿:木造和室 〜9畳/プレハブ洋室 〜15畳】
【2022年発売】
2・SHARP 加湿器 HV-R55-W
2・SHARP 加湿器 HV-R55-A
¥16,378 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】HV-L55-W後継品
3・SHARP 加湿器 HV-P55-W
3・SHARP 加湿器 HV-P55-A
¥12,992 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:190W
加湿量: 550mL/h
タンク量:約4.0L
連続運転:約7.2h
静音性:37dB 〜23dB
サイズ:幅27.2×奥行22.0×高さ45.5cm
センサー:温度湿度センサー
HV-R55は、シャープの中型の加湿器です。
新旧ありますが、性能は同じです。2021年機からは操作パネルの抗菌加工が加わったのですが、今年は変化は見られません。
適応畳数は、木造和室9畳プレハブ洋室 15畳です。
本機はリビング用と言えます。
加湿方式も、ハイブリッド式に変わっています。
加湿量は、550mL/hと増加しています。
消費電力は、190Wと多いです。
こちらは、気化式のように風力だけでなく、電気的な加熱を利用するハイブリッド式だからです。強運転時に、1時間に5.2円ほどという計算です。
ただし、電気を使いたくない場合は、「エコモード」を選べます。気化式として稼働するので消費電力は24Wです。それでも加湿量は390mL/hですから、そこそこの出力です。
搭載されるセンサーは、温度センサー・湿度センサーです。
一度度適湿になれば、気化式として運転にとどまり、電気代が大幅に節約されます。
ただし、エアコンなどと併用する場合は、常に加湿が必要なので、さほどの節電効果は望めないでしょう。
自動運転は、本機も搭載です。
湿度の数値指定はできませんが、温度に応じて、湿度をある程度最適化するができます。
タンクのサイズは、大きめの、4.0Lです。
約7.2時間の連続運転が可能です。タンクは中まで手を入れて洗浄できるので、清潔です。
一方、この製品は、タンク(トレイ)での給水のほか、ヤカンなどを使って直接本体に給水することも可能です。
お手入れは、下位機種同様に分解掃除できるので簡単です。
このほか、下位機種と同じく、プラズマクラスター7000放出機能(適応畳数9畳まで)を持つほか、水位センサーで、残量をパネルとと音でお知らせする機能があります。
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以上、シャープのHV-P30の紹介でした。
リビング用として使えるサイズの製品です。
ただ、このサイズは、他社から電気代の安い気化式のバージョンも出ています。それらと慎重に比較する必要があります。
【木造和室 〜12.5畳/プレハブ洋室 〜21畳】
【2022年発売】
4・SHARP 加湿器 HV-R75-W
4・SHARP 加湿器 HV-R75-A
¥19,687 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】
5・SHARP 加湿器 HV-P75-W
5・SHARP 加湿器 HV-P75-A
¥15,965 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:330W
加湿量: 750mL/h
タンク量:約4.0L
連続運転:約6.0h
静音性:41〜23dB
サイズ:幅27.2×奥行22.0×高さ45.5cm
センサー:温度湿度センサー
HV-75シリーズは、シャープの加湿器では最も加湿量が多いモデルです。
この機種も新旧両機種ありますが、操作パネルの抗菌加工以外はやはり同じです。
去年からこうした加工が流行しはじめていますが、基本、値段で決めてOKです。
本体サイズは、上で見た1サイズ加湿量が少ないモデルと、同じです。
適応面積は、木造和室12.5畳・プレハブ洋室21畳まです。
広いマンションに1台おくならば、こちらでしょう。
加湿方式は、本機もハイブリッド式です。
加湿量は、670mL/hとより増加しています。
電気代は、最大で335Wです。
下位機種より悪く、1時間に9.1円ほどの電気代となります。
むろん、エコモードにするほか、部屋が適湿状況になった際にの「気化運転」時は、1時間1円です。
その場合は、34Wと低消費電力で、最大480mL/hと「そこそこ高い」加湿量も得られます。
搭載されるセンサーは、下位機種と同じで、温度・湿度センサーです。
ただし、本機も、現在の部屋の湿度の表示は目安表示のみです。
自動運転は、下位機種と同水準のものが搭載です。
タンクのサイズは、一方、下位機種と同じ4.0Lです。
そのため、連続運転時間は5.3時間までと短めです。
このほか、Wの給水システムや、プラズマクラスター7000(適応畳数12.5畳まで)など、諸機能は下位機種と同じ構成です。
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以上、HV-75シリーズの紹介でした。
加湿量が増えて、リビングでもパワフルに加湿できそうな機種です。
電気代のハイブリッド式なので、高気密住宅ならばさほどは上がらないでしょう。
ただ、水タンクが小さい部分は、少し問題です。また、次に紹介するパナソニックのように、気化方式だけで700mlの加湿量を持つ機種もあるので、それらとは比較検討が必要です。
1-2・パナソニックの加湿器
続いて、パナソニックの加湿器を紹介していきます。
パナソニックは、電気代の安い気化式にこだわり、一貫して生産しています。
【2021年発売】
【木造和室 〜8.5畳・ プレハブ洋室 〜14畳】
【ナノイーあり】
6・パナソニック FE-KXU05-T
7・パナソニック FE-KXU05-W
¥21,950 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【ナノイーなし】(在庫限り)
8・パナソニック FE-KFU05-W
¥18,982 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:気化式
消費電力:8W
加湿量:600mL/h
タンク量:約4.2L
連続運転:約8.4h
静音性:36dB〜15dB
サイズ:高さ375×幅375×奥行180mm
センサー:温度湿度センサー
FE-KXU05は、パナソニックの中型加湿機です。2021年発売型が同社の最も新しいモデルになります。
下位機種として、E-KFU05-Wもありますが、こちらは後述するナノイー発生機能が省略です。こちらだけ2021年限りで生産終了で「在庫限り」です。
適応畳数は、いずれの製品も木造和室 8.5畳、プレハブ洋室 14畳までの中型加湿器です。
加湿方式は、気化式です。
中型でハイブリッド式を採用するシャープと較べるとパナソニックは「光熱費の削減重視」と言えます。
消費電力は、8Wですから、電気代は、1時間0.27円という低コストです。
一方、冒頭書いたように、気化式は体感温度が落ちるのが欠点です。ただ、エアコンの温度を仮に1度上げたとしても、合計金額で他方式よりだいぶ安いです。
加湿量は、600mL/hです。
電気を利用しないにもかかわらず、1時間あたりの加湿可能量は、シャープを上回ります。
これは、高効率のDCモーターを採用するためです。
静音性は、この機種のもうひとつの自慢です。
強運転でも35dB、静音時には15dBです。
DCモーターは静音性も高いため、本機「静音性の高い加湿器」でもあります。気化式はプロペラを回す構造なのでどうしても稼働音があります。
その点で言えば、この機種は寝室にも向く省エネ機です。
さらに、「お急ぎ加湿モード」を搭載しており、20%ほど加湿量を一時的にあげることも可能です。
従来、気化式は、ヒーターを使わない分、適湿になるまでの時間はハイブリッド式より少し余計にかかりました。これはその欠点を解決する技術と言えます。
タンクのサイズは、4.2Lと大きめです。
シャープに較べても長い8.4時間の加湿が可能です。
搭載されるセンサーは、温度・湿度センサーです。
室内の湿度のデジタル表示はできません。
しかし、シャープよりは細かく現在の湿度の目安は確認できます。
自動運転は、搭載です。
パナソニックの場合、60-65%を目安とする自動運転、湿度をやや高めに保つ「のど肌モード」を搭載している特長があります。
インフルエンザの季節には嬉しいでしょう。
機能的に面白い部分は、イオン除菌ユニットの搭載です。
気化式は、水のヌメリが発生しやすいですが、こちらは、交換不要の除菌ユニットが搭載され、その心配を軽減しています。
シャープの場合も、同様のユニットは売られていますが、別売になります。
お手入れのしやすさは、パナソニック機は定評があります。
というのも、加湿フィルターにFusion繊維を使っている点です。
シャープなどの他社機の多くは、「ジャバラ式」の加湿フィルターなので押し洗えません。パナソニック機は押し洗いができるため、最も面倒な部分の掃除が、とても手軽です。
しかも、吸水性と・耐久性が高い素材なので、加湿フィルターが10年交換不要です。シャープの場合、48ヶ月で交換なので、経済性が高いです。
そのほか、240時間の運転ごとに、手入れの時期を知らせるランプなど、細かい所に気を配っている製品です。
マイナスイオン発生機能は、水イオンの「ナノイー」を搭載します。
シャープのプラズマクラスターの「ライバル」とされるマイナスイオンです。
パナソニックの場合、イオンを外に放出するのではなく、主に内部に放出してフィルターの除菌に利用します。これは、効果的なヌメリ対策になると思います。
そのほか、ナノイーの放出で「肌ケア」という特性も説明されます。ただ、こちらについては(そもそも加湿自体が肌ケアですし)、そう言って良いのかは微妙です。
ただ、内部のヌメリ対策には効果を発揮するでしょうし、(お守り以上の)意味はありそうです。
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以上、パナソニックのFE-KXU05を紹介しました。
シャープの中型はハイブリッド式でしたが、パナソニック気化式です。
比較すれば、「お急ぎ加湿モード」があるにしても、立ち上がりのパワーはシャープに負けます。ただ、電気代と静音性は圧倒的にこちらが有利でしょう。
水のヌメリ対策の部分でも優位性がありそうです。
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【木造和室 〜5畳 プレハブ洋室〜 8畳】
【2021年発売】
9・パナソニック FE-KFU03-W
9・パナソニック FE-KFU03-P
¥16,184 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
なお、パナソニックは、昨年までもう1サイズ小さなものを出していました。
センサーやお手入れのしやすさなどの構造は同じで、主には、ナノイー未搭載になるだけでした。
小型機では「評価」できる機種でしたが、価格も(少し)上がってきましたし、候補にはしにくいです。
【木造和室 〜12畳、プレハブ洋室 〜19畳】
【2021年発売】
【ナノイーあり】
10・パナソニック FE-KXU07-T
10・パナソニック FE-KXU07-W
¥21,780 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【ナノイーなし】
11・パナソニック FE-KFU07-W
¥18,936 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:気化式
消費電力:13W
加湿量:700mL/h
タンク量:約4.2L
連続運転:約6.0h
静音性:39dB〜22dB
サイズ:高さ375×幅375×奥行180mm
センサー:温度湿度センサー
FE-KXU07は、1つ上で紹介した機種の出力を強化した気化式の加湿器です。
こちらは、「ナノイーなし」モデルもあります(生産継続)。
適応畳数は、木造和室 12畳・ プレハブ洋室 19畳まで対応です。
パナソニックは40畳を超える業務用加湿機も出しますが、家庭用としては、こちらが「最大」です。
本体サイズは、高さ375×幅375×奥行180mmですから、下位機種を踏襲します。
加湿方式は、気化式です。
消費電力は、13Wですから、光熱費の上ではシャープとは圧倒的な開きがあります。
加湿量は、700mL/hで、できるというスペックです。
タンクのサイズは、4.2Lと中型機種と同じです。
そのため、本体サイズは同じですが、連続運転時間は6時間と多少短くなっています。コンパクト性と連続運転時間は両立できないため、これは仕方ない部分ですね。
その他の機能面では、上で紹介した中型機と同じです。
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以上、パナソニックの FE-KFR07などの紹介でした。
家庭用で強力な加湿器を探しているが、電気代には気を使いたい!という方はこちらでしょう。
DCモーター採用で静音性も高いですし、加湿器のお手入れ部分も工夫があります。気化式でイマイチだと感じるこの2点が改善されているこの機種は、高い総合力を持つと言えるでしょう。
1-3・ダイニチの加湿器の比較
続いて、日本の季節家電メーカーのダイニチ(ダイニチプラス)の加湿器を紹介します。
ダイニチは、ハイブリッド式に力を入れます。
【木造和室 〜5畳、プレハブ洋室 〜8畳】
【2022年発売】
12・ダイニチ 加湿器 HD-RX322-W
12・ダイニチ 加湿器 HD-RX322-T
12・ダイニチ 加湿器 HD-RX322-WK
¥15,200 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】(茶はHD-RX321-T)
13・ダイニチ 加湿器 HD-RX321-W
¥14,628 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:161W
加湿量:300mL/h
タンク量:約3.2L
連続運転:約10.7h
静音性:13〜23dB
サイズ:高さ325×幅322×奥行150mm
センサー:温度湿度センサー
HD-RX322は、ダイニチの小型の加湿器です。
新旧ありますが、操作パネル部分に「抗菌加工」がなされた以外は同じです。時代のニーズですが、価格差は正当化されませんし、値段で選んでOKです。
。
適応畳数は、木造和室5畳・ プレハブ洋室8畳までの小型機です。
寝室や小部屋向きです。
加湿方式は、小型機ですが、ハイブリッド式です。
ダイニチは、ストーブもそうですが「パワフルさ」を社是としているといえる企業です。
そのため、加湿器でも、気化式より「立ち上がりの速い」この方式を使います。
適湿まで高速に加湿しその後は気化式だから「エコ」という発想です。
消費電力は、標準運転時、最大161Wです。
シャープと同じで、適湿達成後、エコ運転する場合は、11Wの気化式となります。
ただ、この部分で言えば、エアコンのような「極めて乾燥した風」がでる電気暖房の場合、運転中は省エネ加湿にはなりにくいです。
ただ、灯油・ガス燃料の暖房なら(燃料に水分を含むので)上表の「省エネ加湿」にはなりやすいでしょう。
ちなみに、ダイニチは(エアコンではなく)灯油の暖房器具を発売する企業です。この部分に企業柄はでていそうです。
加湿量は、300mL/hで、だいたい他社と足並みを揃えています。
ただし、気化式のエコ運転機能を利用した場合160mL/hと半減します。
静音性は、パナソニックの機種以上に徹底します。
ダイニチは、換気扇のようなシロッコファンを用いて風を送ります。
そのため、最大運転時の運転音が27dBと他社の気化式・ハイブリッド式よりも「圧倒的な静音性」を持ちます。
これを利用した夜間の「おやすみ快適」は、この機種の売りの1つです。
設定すると、1時間のみ最小運転し、その後静音性を保ちつつ、適湿で上げていく運転モードです。操作パネルの照度も下げる点は、寝室用として、気が利いています。
50%・60%・70%と目安も選べます。
タンクのサイズは、3.2Lです。
10.7時間の連続運転が可能です。
他社に比べても大きめで、水の補給頻度は低くて済む機種です。
搭載されるセンサーは、温度・湿度センサーです。
ダイニチの場合、1%刻みで表示されるデジタル湿度計が搭載されます。
そのため、室内が、適湿かどうかがの視認性が良いです。
自動運転も、パナソニックと同じで、強めの自動運転をする「のど肌加湿」が付属します。
マニュアル運転でも、50%・60%・70%と湿度の実数設定が可能です。これは、他社機には見られず、ダイニチ機の良い部分です。
60%を保ちたい場合などには良いでしょう。
清潔性の面では、内部に抗菌素材を使うほか、銀イオンを使うAg+抗菌アタッチメントで、水のヌメリ対策がなされます。
ただし、この部分は消耗品で、1シーズンでの交換となります。
抗菌気化フィルター H060518
¥1,555 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
お手入れのしやすさについては、気化フィルターが押し洗いできない仕様です。
パナソニックに較べると面倒で、シャープと同水準です。
ただ、抗菌対応していますので、ある程度までは安心です。
フィルター自体は、5シーズン保ちます。ただし、1ヶ月ごとのお手入れ(クエン酸洗浄)しないと寿命はより短いです。ハイブリッド式はヒータを使うため、ミネラル分が固着しやすいからでしょう。
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以上、 ダイニチのHD-RX322の紹介でした。
小型のハイブリッド式で、立ち上がりの速さが売りです。また、デジタル湿度計の搭載も、他社にはない大きな魅力と言えますね。静音性も高いので、寝室用として良いかもしれません。
ただし、エアコンは常に乾燥した空気が送ってきます。立ち上げ後、気化式運用時の160mL/hというスペックは、小部屋用としても微妙であり、気化式ではない通常運転に戻ってしまう懸念があります。
その点で言えば、ダイニチの静音機が欲しい場合は、「部屋のサイズに対して1サイズ上」を選ぶべきだと思います。
静音性についても、次に紹介する上位機の方が上です。
【2022年発売】
【木造和室 〜8.5畳、プレハブ洋室 〜14畳】
【RXTシリーズ】
14・ダイニチ 加湿器 HD-RXT522-W
14・ダイニチ 加湿器 HD-RXT522-T
14・ダイニチ 加湿器 HD-RXT522-WK
¥20,520 楽天市場 (1/6執筆時)
【RXシリーズ】
15・ダイニチ 加湿器 HD-RX500A-W
15・ダイニチ 加湿器 HD-RX500A-T
¥17,171 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:163W
加湿量:570mL/h
タンク量:約5.0L
連続運転:約12.5h
静音性:13〜30db
サイズ:高さ375×幅375×奥行175mm
センサー:温度湿度センサー
HD-RXT522は、ダイニチのHD-RXTシリーズの製品です。
下位機種と同じ仕様のまま大きくしたRXシリーズもあります。
両機の違いは、パネルの抗菌加工の有無ほか、後ほど説明する掃除面で、「カンタン取替えトレイカバー」に対応するかどうかです。
適応畳数は、木造和室8.5畳・ プレハブ洋室14畳です。
サイズも手頃ですし、置きやすそうです。
加湿方式は、ハイブリッド式です。
消費電力は、163Wです。
下位機種より適応畳数が広いにもかかわらず消費電力が低めなのは、このグレードからDCモーターを採用するからです。
シロッコファンを利用する仕組みと合わせて、光熱費の面では、シャープより水準は高いです。
加湿量は、570mL/hです。
この機種も、適湿になって以後、気化式として運転します。
しかし、その場合も、370mL/hの加湿量です。シャープの加湿器と同じ程度ですが、小部屋ならば実用的な水準で、消費電力12Wと押さえられます。
静音性は、引き続き良い機種です。
強運転では、30デシベルとさすがに騒音あります。
しかし、標準23デシベル、最低13デシベルというスペックは、引き続き「業界一」です。
シロッコファン採用の利点でしょう。もちろん、本機も「おやすみ快適」モードが選択できます。
タンクのサイズは、5.0Lです。
約12.5時間の連続運転が可能です。
H011508 かんたん取替えトレイカバー 3枚入
¥1,650 楽天市場 (1/6執筆時)
お手入れのしやすさは、下位機種同様に、掃除しやすいです。
さらに、水トレイの部分が「カンタン取替えトレイカバー」がつきます。
シーズンが終わった後、トレイを捨てれば、水経路の洗浄は不要という発想です。消耗品コストは、3枚入りでこの価格ですし結構安いです。
ただ、逆に言えば1シーズン以上は使えない強度なので、プラゴミ削減という世の中の流れには逆行的で罪悪感はあります。
なお、交換カバー部分の形状は複雑なので、洗うことを前提とされた設計でもないです。
その他の部分は、下位機種と同じです。
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以上、ダイニチのHD-RXTシリーズの紹介でした。
立ち上がりの速いハイブリッド式の中型機として良くできていると思います。
省エネ性も良いですし、形状も奥行が狭く設置性も良い製品です。
8畳程度の小部屋ならば、立ち上げ後は12Wの消費電力の気化式で自動運転できるでしょうし、優秀だと思います。
ただ、装備面については、(開発の苦労話を読んだ上ですが)取替カバー方式は時代逆行的には思えます。「サブスク化」ではないにせよ、この機能がない(下位機の)RXシリーズのほうが、素直に「おすすめ」できます。
【2022年発売】
【木造和室 〜12畳、プレハブ洋室 〜19畳】
【RXTシリーズ】
16・ダイニチ 加湿器 HD-RXT722-W
16・ダイニチ 加湿器 HD-RXT722-T
¥24,589 楽天市場 (1/6執筆時)
【RXシリーズ】
17・ダイニチ 加湿器 HD-RX700A-W
17・ダイニチ 加湿器 HD-RX700A-T
¥20,399 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:290W
加湿量:700mL/h
タンク量:約6.3L
連続運転:約9h
静音性:13〜32db
サイズ:375×375×210mm
センサー:温度湿度センサー
HD-RXT722は、ダイニチのRXTシリーズの大型加湿器です。
本機についても、操作パネルの抗菌加工がなく、「カンタン取替えトレイカバー」にも対応しない、RXシリーズがあります。
適応畳数は、木造和室12畳・ プレハブ洋室19畳です。
リビング向けの大型モデルと言えます。
加湿方式は、こちらもハイブリッド式です。
消費電力は、同じサイズのシャープのハイブリッド式に較べると285Wと、このサイズでもダイニチのほうが省エネです。
加湿量は、700mL/hです。
やはり、加湿量ではシャープより多少上回ります。消費電力20Wの気化式でも460ml/hですから、立ち上がったあとの省エネ性も確保されています。
タンクのサイズは、6.3Lで約9時間の連続運転が可能です。
そのほかの部分は、下位機種と同じですが、「カンタン取替えトレイカバー」の交換品の型番が下位機とは異なる(H011509)だけ注意しましょう。
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以上、ダイニチのHD-RX718の紹介でした。
やや大きめのリビング用としては候補になる製品です。
引き続き、静音性が高い機種ですが、(寝室でない)リビングで利用する分では、このあたりはさほど大きな要素にはならないかもしれません。
一方、気化式と比べると、とくにメイン暖房が(空気が乾きやすい)エアコンの場合は、ハイブリッド式は、光熱費が高くなるため、その部分では不利があるでしょう。
ただ、決して悪い機種ではないので、今回の最後の結論で、メイン暖房との相性をふまえつつ、もう少し考察しようと思っています。
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【木造和室 〜24畳、プレハブ洋室 〜14.5畳】
【2020年発売】
【RXTシリーズ】
18・ダイニチ 加湿器 HD-RXT921-W
18・ダイニチ 加湿器 HD-RXT921-T
¥29,000 楽天市場 (1/6執筆時)
【RXシリーズ】
19・ダイニチ 加湿器 HD-RX900A-W
19・ダイニチ 加湿器 HD-RX900A-T
¥24,019 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:470W
加湿量:860mL/h
タンク量:約6.3L
連続運転:約7.3h
静音性:13〜32db
サイズ:375×375×210mm
センサー:温度湿度センサー
なお、RXシリーズで最も適応畳数が多いのは、HD-RX920です。
ただ、水タンクの量が同じであるため、加湿時間が短くなるほか、比較的消費電力が優秀だった下位機種とくらべて、水準が悪くなります。
パワーとバーターとは言え、基本的には、HD-RX7シリーズで良いと思います。
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【2021年/2020年発売】
【木造和室 〜5畳、プレハブ洋室 〜8畳】
20・ダイニチ 加湿器 HD-3022-W
¥13,010 楽天市場 (1/6執筆時)
20・ダイニチ 加湿器 HD-3021-W
¥11,417 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【木造和室 〜8.5畳、プレハブ洋室 〜14畳】
21・ダイニチ 加湿器 HD-5022-W
¥16,780 楽天市場 (1/6執筆時)
21・ダイニチ 加湿器 HD-5021-W
¥12,981 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【木造和室 〜12畳、プレハブ洋室 〜19畳】
22・ダイニチ 加湿器 HD-7022-W
¥18,327 楽天市場 (1/6執筆時)
22・ダイニチ 加湿器 HD-7021-W
¥14,514 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【木造和室 〜24畳、プレハブ洋室 〜14.5畳】
23・ダイニチ 加湿器 HD-9022-W
¥21,378 楽天市場 (1/6執筆時)
23・ダイニチ 加湿器 HD-9021-W
¥16,666 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:98W
加湿量:300mL/h
タンク量:約2.4L
連続運転:約8h
静音性:13〜23dB
サイズ:高さ325×幅322×奥行165mm
センサー:温度湿度センサー
※ HD-3021のスペック
一方、HD-3021などは、ダイニチのHDシリーズの製品です。
ここまで見てきたRXシリーズ・RXTシリーズの下位機種になります。
ハイブリッド式で、加湿量などは同じですが、ターボ運転ができません。
そのため、どれぼ最大運転時の商品電力は控えめですが、立ち上がり時のパワーはRXシリーズなどより弱いです。
そのほか、上位機と比較する場合、タンクが小さめになり、「おやすみ」運転時、湿度量が50%に固定となります(おやすみ加湿)。
また、水路の抗菌技術も一部相違するほか、全体の高級感もないです。
HD-300F-W
HD-500F-W
HD-700F-W
HD-900F-W
加えて、HDシリーズは、ホームセンターなどでは、型番を変えての安売りがあります。
この場合、おやすみ加湿・のどはな加湿などが完全に省略されるほか、ダイキンの売りと言えるデジタル温度表示もありません。
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結論的にいえば、両シリーズとも、価格は安いのですが、大事な部分が色々省略されています。性能面で選びたい場合、やはり、上位機(RXシリーズ)以上を選ぶべきでしょう。
【木造和室 〜16畳、プレハブ洋室 〜27畳】
【2022年発売】
24・ダイニチ 加湿器 HD-LX1022-W
24・ダイニチ 加湿器 HD-LX1022-H
¥32,335 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】HD-LX1021-H
25・ダイニチ 加湿器 HD-LX1021-W
¥45,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【木造和室 〜20畳、プレハブ洋室 〜33畳】
【2022年発売】
26・ダイニチ 加湿器 HD-LX1222-W
26・ダイニチ 加湿器 HD-LX1222-H
¥35,112 楽天市場 (1/6執筆時)
【2021年発売】HD-LX1221-H
27・ダイニチ 加湿器 HD-LX1221-W
¥40,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
加湿方式:ハイブリッド式
消費電力:420W
加湿量:960mL/h
タンク量:約7L
連続運転:約7.3h
静音性:13〜40db
サイズ:405×390×245mm
センサー:温度湿度センサー
HD-LX1021は、ダイニチの加湿器のハイエンド機です。
新旧両機種ありますが、本機の場合、操作パネルの抗菌加工が新機種について加わっただけの違いとなります。
一方、このシリーズには20畳用もあります。
タンクも同サイズですが、標準運転時の加湿時間は、5.8時間と短くなります。
そちらは基本、業務用でしょう。
適応畳数は、木造和室16畳・ プレハブ洋室27畳です。
本体サイズは、高さ405×幅390×奥行245mmです。
それなりに広い空間向けの製品ではありますが、広めのリビングでも邪魔になるほどではないです。
加湿方式は、こちらもハイブリッド式です。
消費電力は、標準運転時で420Wです。
適湿後はエコ運転になるとはいえ、あまり省エネではないです。
リビングでも、適応畳数を大幅に下回る広さの空間には向かないでしょう。
加湿量は、900mL/hです。
タンクのサイズは、7Lで約7.3時間の連続運転が可能です。
持ち手が2つあり、保ちやすさに配慮があります。
搭載されるセンサーは、本機も、温度センサーと湿度センサーです。
自動運転などの仕様は、RXシリーズと同じです。
一方、本機はWi-Fi装備していて、スマホからの操作が可能です。
ただ、この部分は注意点で、自社アプリが用意されないので、操作したい場合は【スマート家電リモコンの比較記事】で紹介したような、他社ユニットが必須です。
操作的にも、電源・運転モード・湿度設定しかできず、一番欲しい「水タンクが空になった通知」に非対応です。
あまり便利に思えません。
清潔性の面では、Ag+抗菌アタッチメントEXほか、下位機種同様の配慮があります。
H011504 かんたん取替えトレイカバー 3枚入
¥1,482 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
お手入れのしやすさは、RXTシリーズ同様で、本機も「カンタン取替えトレイカバー」がつきます。
フォルターは、5年保つ水準で、防かび・抗菌加工があります。ただ、押し洗いできない仕様なので、シーズン後はクエン酸などで処理しないとけけません。
静音性は、一方、ターボ運転時は40dBとなります。
最小運転時は静粛ですが、同社の製品としては、異色でしょう。
−
以上、ダイニチのHD-LX1021の紹介でした。
下位機種同様に「おやすみ快適」など家庭用の機能もありますが、やはり、メインは「オフィス向け」でしょう。
「カンタン取替えトレイカバー」の部分も、家庭内ならば実際、あまりエコとは思えないですが、他人と共用する空間で「誰かが始末する」場合、時短面でも、衛生的にもこの方法はありだと思います。
工夫の方向性はとても納得感がありますが、次は、ぜひ「ジャバラ」にメスを入れて欲しいかなと思います。
次回につづく!
最新加湿器のおすすめは結論的にこの機種!
と言うわけで、今回は、加湿器を紹介の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・加湿器の比較 (2)
2-1・象印〈日本〉
方式:スチーム
2-2・三菱電機
方式:スチーム・ハイブリッド
2-3・東芝
方式:スチーム
2-4・バルミューダ
方式:気化
2-5:日立
方式:気化
2-6・ドウシシャ
方式:超音波
3・最新の加湿器の比較 (3)
3-1・スリーアップ
方式:超音波
3-2・他の企業
方式:超音波 ほか
3-3・最終的なおすすめ機種の提案
続く2回目記事【こちら】では、象印や三菱電機の製品を追加で紹介します。
電気代の安さ ★★★★★
加湿量 ★★★★★
手入れしやすさ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事【こちら】で、ここまで紹介してきた製品から、目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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