【今回レビューする内容】2022年 パソコンデスク・PC向き事務机の性能とおすすめ:長時間テレワークでも疲れない、目や肩や腰痛対策になる自宅PC用デスクの選び方・人気ランキング:家庭用・テレワーク向けPCデスク・事務机・オフィスデスク・ゲーム用ゲーミングデスク
【紹介する製品リスト】プラス 平机 SH-107H Garage fantoni GT-129H GT-149H GF-128H GL-127D TKG-B127SAWPAW Bauhutte バウヒュッテ BHD-800CM BHD-1200SA BHD-1000M BHD-1200M オカムラ クルーズ デスク MY10BD MJ64アイリスオーヤマ PDN-7038サンワダイレクト 100-002 100-DESK064 100DESK-065 100-DESK080W 100-DESKH45M 100-DESKH035M DORIS ナカバヤシ HDA-8045NM HDA-1045NM FLEXISPOT E7 FLEXISPOT EG1 FLEXISPOT EC1
今回のお題
疲れにくいPC向けデスクはどのように選ぶべき?
ども!Atlasです。
今日は、2022年5月現在、最新のパソコン向けのデスクの比較です。
ノートPCのほか、大画面モニターを利用したい場合のPCデスクの選び方について、Atlasの経験をふまえて書きました。
1・PC用デスクの比較 (1)
1-1・選び方の基本
=比較基準の解説
1-2・デスク高さの決め方
=事務机とPC机との違いの説明
1-3・デスクの奥行の決め方
=目の疲れない距離の説明
1-4・PC専用デスクの比較
=PC専用設計のデスクの紹介
2・PC用デスクの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
上表のような順番で、話を進めます。
「疲れない」PC用デスク選びたい場合、「高さと奥行」が重要なので、選び方のポイントをはじめに説明します。
そのあと、各社の具体的な製品を紹介していきます。
1万円以下で買える製品から、10万を超える高級PCデスクまで、テレワーク向きの設置性の良いモデルを含め、30機以上網羅しました。
高さ調整 ★★★★★
作業面積 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
大画面モニター ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」部分では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ商品を提案するつもりです。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
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1・疲れないPCデスク
2・疲れないPCチェア
3・目が疲れない液晶モニター
4・目が疲れないデスクライト
5・手が疲れないマウス
6・手が疲れないキーボード
7・PC向けモニターアーム
なお、今回の記事は、このブログのデスク周り製品の比較シリーズの、1回目記事として書きました。
1-1・PC向けデスクの選び方の基本!
「PC用のデスク選び」というのは、意外に難しいです。
なぜなら、基本的に日本で売っている「机」というものは「パソコンではなく、書類仕事に最適化されている」からです。
以下では、具体例を見ながら、この点を解説していきましょう。
なお、以下の記事では、Atlasが高評価する部分は赤字系で、イマイチと思っている部分は青字系で表していきます。
1・プラス 平机 SH-107H
¥15,030 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行70cm
机の高さ:70cm
天板耐荷重:100kg
2・プラス 片袖机 SH-107D-3
¥35,801 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120×奥行70cm
机の高さ:70cm
天板耐荷重:100kg
3・プラス 両袖机 SH-147D-33
¥38,600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅140×奥行70cm
机の高さ:70cm
天板耐荷重:100kg
これらは、事務機大手の「プラス」が発売している代表的な事務机です。
よく売れているので、まずは、この机を事例に、「基本的な選び方」を解説していきましょう。
ラインナップは、平机のほか、片側に戸棚がある片袖机、両側にある両袖机があります。
この形式は、プラス以外のメーカーでも事務机の「規格」となっており、基本同じです。
もちろん、引き出しの形状や装備は各社で微妙には違います。
机の幅は、100cm・120cm・140cmから選択可能です。
他社の机も100cmを基準に、20センチ間隔に複数ラインナップされる場合が多いです。
これは、JIS規格で定められているからです。
机の高さは、70cmです。
JIS規格の事務机は1970年代以降この「高さ」で統一されました。
そのため、日本製のデスクは、たいていこの高さです。
ただし、日本人の体格は、歴史を通して大きく変化しているため、現状で「問題」があります。
第1に、「PC用のデスク」としては、背の低い方には、疲れやすい高さです。
第2に、「事務作業デスク」としては、背の高い方には、使いにくい高さです。
このように言える理由については、後ほど詳しく説明します。
机の奥行は、70cmです。
PCをデスクトップに置く場合、24.1-25インチサイズまでのモニターならば「目が疲れない」といえる距離が確保できます。
他社の事務机の場合、奥行き60cmの省スペースモデルもあります。しかし、その場合は、23インチ程度のモニターでないと目が疲れるでしょう。
なお、モニター画面サイズと適切な利用距離の関係は、後ほど詳しく説明します。
天板の耐荷重は、かなり剛性がたかく100kgです。
本体がスチール製で頑丈だからです。モニターアームを取り付けても、天板はびくともしないでしょう。
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以上、プラスの事務机を紹介しました。
1万円程度の予算で選ぶ場合、剛性や奥行きなどの面で「最も無難な選択肢」です。ただし、注意点もあります。
第1に、奥行です。
こちらのサイズの場合、27インチ以上のモニターを置いて使う場合、奥行の点から「目が疲れやすい」です。
第2に、高さです。
とくに「PC用のデスク」として運用する場合は、175cm程度の身長がない方は、対策を講じないと、首・肩・腰がやや疲れやすいと言えます。
なぜ、このように言えるのか?は、少し詳しく説明する必要があります。
以下、順番に解説していきます。
1-2・デスクの高さの選び方
まず、デスクの高さについてです。
JIS規格では、事務机の高さは70cmと定められています。
しかし、これは1970年代頃の日本人の平均身長に合わせた基準です。
アメリカでは、74cmが普通です。
日本人の平均身長は当時より高くなっていて、JIS規格は陳腐化しています。
170cmを超えるような身長の方は、アジャストしても「事務作業用」としては「低すぎる」といえます。
人間工学的な観点から言えば、「おすすめ」の机の高さは以下のように計算できます。
1・作業別の適切な高さ
第1に、「事務作業デスク」として 筆記具などを使う場合です。
例えば、175cmの身長の方は、74cmの高さが適当です。
プラスをはじめとする標準的なJIS規格の机の「高さ」である70cm(+1.8cm)では「低すぎる」と言えます。
第2に、「PC用のデスク」として使う場合です。
例えば、175cmの身長の方は、この場合、69cmの高さが適当です。
PCの場合、快適な高さが低くなるのは、キーボードを打つ姿勢が、筆記に要する姿勢とは異なるからです。
なお、ここで示した数値は、人間工学的な観点でそれぞれに身長に合った机の高さです。
詳しく知りたい場合は、【机の高さと椅子の座面の高さの関連性 】という Bauhutteさんのページがとても参考になります。
自分の背丈を入力するだけで、より最適なサイズが分かりますので。とても良いサイトです。
さて、ここで「問題」となるのは、「机の脚の継ぎ足しはできるが、机の脚を切ることができない点」です。
特に、身長の低い方は、困りものです。
例えば、165cmの身長の方の場合です。
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第1に、「事務作業デスク」としては、69cmが適当です。
したがって、先ほどのプラスの机などJIS規格の机は適合的です。
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第2に、「PC用のデスク」としては、64cmが適当です。
しかし、(繰り返しますが)椅子の足は切れません。
2・高さ問題の解決法
この「高さ問題」ですが、 「対処法」としては、次の3つの方法が考えれます。
・サンワサプライ フットレスト MR-FR1 N
¥5,535 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
第1に、フットレストで補う方法です。
サンワサプライなどからこうした用途に合う製品が売られます。
なお、椅子の座高を調整する方法は、「足が浮いてしまう」形になるため、よけい足腰が疲れますので、NGです。
【型番: BHD-800CM-BK】
4・Bauhutte BHD-800CM
¥23,521 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅80×奥行50cm
机の高さ:64-85cm
天板耐荷重:40kg
5・Bauhutte BHD-1000M
5・Bauhutte BHD-1000M-WH
¥23,521 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行65cm
机の高さ:59-80cm
天板耐荷重:40kg
6・Bauhutte BHD-1200M
6・Bauhutte BHD-1200M-WD
6・Bauhutte BHD-1200M-WH
¥27,026 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120×奥行65cm
高さ:59-80cm
天板耐荷重:40kg
第2に、昇降式のデスクを導入する方法です。
バウヒュッテが、「PCデスク」ないし「ゲーミングデスク」として、昇降機能付きの机を販売しています。
この製品は、固定がロックレバー式です。
高さは、本機ならば、59-80cmの範囲で調整できます(80幅については上記参照)。
したがって、背の低い方でも「PC用のデスク」として、最適化させた利用が可能です。
この点で、背が165cm以下の方の自宅用PCデスクとして検討に値します。
一方、天板にそれなりの重さがあるため、レバー操作は「2人での作業が基本」です。
設置したら、その高さで固定して使うのが良いでしょう。
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【型番:BHD-1200HDM-BK】
7・Bauhutte BHD-1200HDM
¥33,390 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅130×奥行55cm
高さ:59.5-81cm
天板耐荷重:100kg
なお、奥行が狭めですが、BHD-1200HDMも昇降対応です。
本機については、上下がロックレバーではなく、自転車のサドルのような「クイックリリース式」です。
ただし、水平固定のために2人で調整しなければならない点では、先ほどの機種と同じです。
【2パーツの合計金額】
【ガス式:BGD-1200-WH 】
8・Bauhutte BGD-1200
¥76,209 楽天市場 (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行65cm
高さ:70-108cm
天板耐荷重:40kg
【電動式】
【120×60cm】
9・FLEXISPOT EG1 セット
¥30,300 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【100×60cm】
9・FLEXISPOT EC1 セット
¥29,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120cm×奥行60cm
高さ: 71-121cm
天板耐荷重:70kg
※EG1のスペック
【電動式:BGD-1200-WH 】(日本終売)
10・エルゴトロン WorkFit-D 24-271-927
¥50,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅121cm×奥行60cm
高さ: 78-129cm
天板耐荷重:40kg
第3に、ガス昇降式ないし、電動昇降式のデスクを利用することです。
この手の製品は、留め金固定ではないので、利用中でも1人でデスクの高さを手軽に変更できます。
そのため、「PC用のデスク」と「事務作業デスク」として併用できそうです。
ただ、日本のバウヒュッテも、米国のエルゴトロン・スチールケース、あるいは、FLEXISPOTなどもそうですが、こうした自動机は「立ち机=スタンディングデスク」兼用として開発されています。
そのため、最低の高さが70cmから始まります。
「PC用のデスク」としては177cm、「事務作業デスク」としては168cmほどの身長からが適当ということになります。
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結論的にいえば、これらの製品は(座る場合について)「高身長の方専用」です。
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【2パーツの合計価格】
【ガス式:BHD-1200SAMID-BK】
10・Bauhutte BHD-1200SA
¥45,605 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120×奥行60cm
高さ:55-80cm
一方、2019年に、バウヒュッテが55-80cmの昇降に対応する製品を出しています。
「1人で調整可能なガス式」で、設置は簡単な方です。
これなら、身長140cm〜190cmの方の「PC用のデスク」「事務作業デスク」として、万能に利用できます。
ただし、デスクの奥行が60cmとやや狭いので、大画面機は少し難しいです。
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【電動式:140×70cm】
11・FLEXISPOT E7 セット
¥68,200 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【電動式:140×70cm】(曲面)
12・FLEXISPOT E7 セット
¥73,700 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅140×奥行70cm
高さ:58-123cm
天板耐荷重:125kg
一方、電動式ではFLEXISPOTが58cmからの電動式を発売しています。
こちらも、58cmから対応できる点で、身長問題がクリアできています。
幅は160cmも選べますが、足がかなり中側に入るので、140cmのが良いかと思います
FLEXISPOTは日本ではショールームがない(サービス拠点は中国)ので、Atlas的には実物を見れていません。
電動モーターの具合と天板剛性と安定性を見ないと、Atlasとしては評価しがたいので、今回の巻末ではオススメにはだせていません。
ただ、欧米含めてグローバルの販売規模も広く、PSE認証・モーター2年保証など基本はあります。
設置できなかった場合は、(IKEAのように)【Anytimesを利用したサポーター検索】を示していますし、割と良いのではないかと思っています。
とくに、奥行が70cm広めなのは、このタイプでは貴重です。
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【電動式 】(幅115 - 175cmもあり)
13・コクヨ デスク シークエンス
¥194,333 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅155cm×奥行67.5cm
高さ: 63-129cm
天板耐荷重:
老舗の事務器具メーカーだと、日本のコクヨのオフィス用最上位ラインとなるSEQUENCE(シークエンス)が電動昇降対応です。
こちらも63cmからの調整幅なので、160cm以上の身長ならば、カバーできます。
横幅は、10cm刻みで115 - 175cmまで選べるので、選択肢は多いです。
しっかりした構造で、高さのメモリー機能などもあります。
値段的には、それなりの値段ですが、このあたりは品質信頼性とのバーターですので、仕方ないです。
なお、このシリーズは天板形状でいろいろなバリエーションがあります。
面白いのは、本機のバリエーションの1つで、角度調整もできるTILT SEQUENCEです。
今回の比較基準(座り仕事)では意味は持ちませんが、高さ以外、チルト角度の調整もできるので、立ち姿勢の場合便利でしょう。
ただし、耐荷重は15kgです。
1-3・デスクの奥行の選び方の基本!
つづいて、机の奥行に関してです。
デスクの高さが「腰や肩の疲れ」と関係しているのに対して、こちらは、主に「目の疲れ」に関係する部分です。
14・コクヨ インベント TKG-B127SAWPAW
¥29,288〜 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅80-140×奥行60,70cm
高さ:70cm
天板耐荷重:60kg
先ほどは事務機大手のプラスの製品を見ましたので、今度は、ライバルのコクヨのスタンダードモデルを例に出しました。
机の奥行は、コクヨは選択肢があり、60cmと70cmが選べます。
このブログでは、以前【目に優しい!液晶モニター50機の選び方 】という記事を書きました。
そこでも書きましたが、27インチのビジネスモニターを利用する場合、約80cmほどの視聴距離がないと「目が疲れやすい」と言えます。
これは、「机の寸法上の奥行」ではなく、「目からモニターまでの距離」です。
ノートPCは問題ないとしても、大画面モニターを奥く場合は奥行は慎重になる必要があります。
机に腰掛ける場合、【PCチェアの比較記事】でおすすめしたような椅子に良い姿勢で腰掛けて、目から机の前側までの距離は10cm〜15cmほどです。
一方、一体型PCやモニターを可能な限り机の奥に押し下げるとしても、スタンドがあるので、同じく10cm〜15cmは、後側から前に出さないと設置できません。
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結論的にいえば、できる限りキーボードを机の端に置き、できる限りデスクトップを置くにおくとしても、70cm奥行の事務机だと、目から80cmの距離が必要な27インチモニターは、「目に対してやや厳しい」と言えます。
仮に「無理して」置く場合、画面の端から端まで、首を振らずに眼球の移動だけで視認できない点を含めて、目が疲れるでしょう。
個人的には、奥行70cmの事務机の場合、最適サイズは(大きくても)25インチ程度のモニターまでが「無難」だと思います。
(ただし、「老眼世代」の方は例外で、ある程度文字が大きい27インチでも良いかもしれません。)
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しかし、それでも、(Atlasもですが)27インチ以上を利用したい場合は、次のような対策が考えられます。
1・モニターアームを利用する
・エルゴトロン LX 45-241-026
¥13,973 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
第1に、別売のモニターアームを利用する方法です。
この場合、モニタースタンドの脚の部分が狭められますので、70cmの奥行でも27センチクラスの適切な視聴距離を保てます。
ただし、写真のように、アームを机に対して後ろ側に出す配置が必要なので、机が壁際設置の場合は、だいぶ工夫しないと無理でしょう。
なお、主な製品については、このブログでは、【おすすめモニターアームの比較記事】を書いていますので、よろしければご覧ください。
2・奥行が広いデスクを選ぶ
】
15・Garage fantoni GT-129H
¥48,400 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120×奥行90cm
高さ:72cm
天板耐荷重:80kg
15・Garage fantoni GT-149H
¥58,900 楽天市場 (5/11執筆時)
サイズ:幅140×奥行90cm
高さ:72cm
天板耐荷重:80kg
15・Garage fantoni GT-169H
¥62,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅160×奥行90cm
高さ:72cm
天板耐荷重:80kg
第2に、奥行が規格外に広いデスクを選ぶことです。
国内各社ではあまりラインアップがないです。
しかし、Garageが販売する、イタリアのファントーニ社のデスクであるFantoni GT は、奥行が90cmあります。
この場合、27インチでも目が疲れずに利用できます。
机の幅は、120cmからなのでやや大きめです。
しかし、家庭用のPCデスクとして無理なく使えます。T字の脚ですが、合板が相当重いので、グラつかず安定的です。
Atlasも、仕事場で愛用しています。
難点があるとすると、高さが72cmと高いことです。
こちらは、本来的には「ミーティングテーブル」としても販売されているので、やや高めの設計になっています。
先ほどの基準で言えば、「事務作業デスク」としては、身長175cm以上の方が、「PC用のデスク」としては、185cm以上の方が向きます。
平均を取れば、だいたい180cmほどの平均身長の方が最も快適に使えると言え、それ以下の場合、先ほど紹介したフットレストなどを利用すると便利でしょう。
【シーズンオフで在庫なし】
・メトロ フットヒーターMFH-321ET(¥11,700) Amazon.co.jp (5/11執筆時)
なお【オフィスやキッチンの足元暖房の比較 】で、紹介したこちらの製品は、こたつユニットが組み込まれたフットレストです。
背の高さは、10cmほどあり、足置として年中使えて、オススメです。
これを含めた「フットレスト」を利用する場合、身長160センチ程の方でも、ガラージのFantoni GT が快適に利用できるでしょう。
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いずれにしても、奥行90cmクラスで、脚がこれ以上短いPC向けデスクは、昇降機能付きを含めて市販されていないため、このような手法が現状「最善」です。
実際、もし、「90cmの奥行」で、70cm以下対応の「自動昇降機能」が付いた机があったら、Atlasは、即買いするでしょう。
(あれば、Twitterなどで教えて貰えると助かります)。
・Garage fantoni サイドワゴン3段 GF-046W3
¥48,400 楽天市場 (5/11執筆時)
なお、Fantoni GT は平机ですが、ラックは別売で対応されます。
【納期注意】
16・Garage PCデスク fantoni GF-128H 木目
¥44,000 楽天市場 (5/11執筆時)
16・Garage PCデスク fantoni GF-148H 木目
¥49,800 楽天市場 (5/11執筆時)
サイズ:幅120,140×奥行80cm
高さ:72cm
天板耐荷重:80kg
fantoni GFシリーズも、ガレージの製品です。
なお、本製品は現状予約注文です。
報道にあるように、2021年の世界的な木材共有不足か、コロナによる流通の滞りか、どちらかが原因と思います。
こちらの場合は、奥行は80cmです。
これでも27インチでも問題なく設置できるでしょう。
前方に目隠し(幕板)がある点から分かるように、こちらは、テーブルではなく、「デスク」として専用設計された製品です。
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17・Garage PCデスク fantoni GL-127D 白木
¥40,100 楽天市場 (5/11執筆時)
18・Garage PCデスク fantoni GL-147D 白木
¥45,600 楽天市場 (5/11執筆時)
サイズ:幅120,140×奥行80cm
高さ:72cm
天板耐荷重:80kg
fantoni GLシリーズという白木のタイプも用意されます。
1-3・PC専用デスクの比較
ここまでは「高さ」と「奥行」という方向性で、目・肩・腰などが疲れにくいデスクの選び方や、オススメ製品を解説してきました。
ここからは、日本の什器メーカーなどが「PC用」として売っているデスクを順番に見ていきます。
「比較的安い」製品から順番にみていきます。
【115cm×48m×76cm】8kg (合板)
19・ DORIS ラック付きデスク
¥6,790 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【104cm×54cm×75cm】15kg(合板)
20・DOMY HOME ラック付きデスク
¥9,880 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【160cm×56cm×71.5cm】18kg(ガラス)
21・LOWYA HOME ラック付きデスク
¥19,991 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:上記参照
高さ:上記参照
天板耐荷重:上記参照
ラック付きデスク は、Amazonでも「売れ筋」のデスクです。
サンワサプライがこの形状のモデル(100-DESK084BK)を長く売っていましたが、現在はありません。
ただ、「ジェネリック的デザイン」なので、似た形状のものが各社から出ています。
本体の高さは、製品により異なります。
最低長のモデルで71.5cmです。
デスクとしては平均的ですが、背の低い方のPC利用の場合は、これでもフットレストなどが必要でしょう。
本体の奥行も、上で示したように、製品により異なります。
ただ、どれも奥行がやや浅いので、基本的に23インチ以下のモニターやノートPCでの利用に限られるでしょう。
天板の耐荷重も、各製品で結構違います。
天板の素材も合板とガラスと異なります。
なお、合板の机でもGarageなどは80kgの耐荷重です。それをふまえると、「価格相応にやわい」机ですから、モニターアームなどの取付は、できません。
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以上、ラック付きデスクの紹介でした。
小型モニターやノートPC用の格安デスクとして人気です。ただ、奥行きが浅い点から、大きなモニターに向かない点は注意してください。
また、事務什器としての設計ではないため、あまり剛性が高くなく、グラつきやすい点は価格相応なので、注意するべきでしょう。
【幅80-160cm 各サイズ】
22・サンワダイレクト PCデスク 100-DESK080W
¥14,650 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
【幅80-120cm 各サイズ】
23・ナカバヤシ パソコンデスク HEM-1275W
¥10,875 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅80-160×奥行70cm
高さ:70cm
天板耐荷重:50kg
サンワダイレクトのシンプルワークデスクも、一定の人気が見られるデスクです。
ただし、事務器大手のナカバヤシをはじめ、類似品の在庫はあります。ただし、高さは異なります(75cm)。
形状としてはシンプルな四つ足です。
横幅は、80cm, 100cm 120cm 160cmとかなり選択肢があります。
本体の高さは、平均的な70cmです。
本体の奥行は、こちらの場合、広めの70cmとなります。
25インチ以下のモニターならば、普通においても問題ないでしょう。
天板の耐荷重は、50kgと平均的な剛性に近づいています。
ただし、モニター用アームの取付は、1カ所に荷重がかかるため、やはり心配な製品です。
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以上、サンワダイレクトのシンプルワークデスクの紹介でした。
シンプルで味付けがないので、どのような部屋にもあいそうな机です。値段も安いです。
ただ、この値段を出すならば、冒頭で紹介したプラスの事務机のような、什器メーカーの剛性の高いスチール事務机も購入できるといえ、その部分では、やや競争力に乏しいでしょうか。
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24・ナカバヤシ マイデスク HDA-8045NM
¥3,727 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
24・ナカバヤシ マイデスク HDA-1045NM
¥4,700 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅80 or 100-×奥行60cm
高さ:70cm
天板耐荷重:30kg
なお、同様にシンプルと言えるデスクは、事務機メーカーのナカバヤシも販売しています。
ただ、狭めの奥行である点と、耐荷重の悪さの点から、積極的にはオススメできません。
【幅75cm】
25・サンワダイレクト 100-002
¥9,880 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅76×奥行75cm
高さ:75cm
天板耐荷重:30kg
【幅75cm】(奥行狭め)
26・サンワダイレクト 100-DESKH035M
¥10,690 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅76×奥行47.5cm
高さ:75cm
天板耐荷重:20kg
【幅90cm】
27・サンワダイレクト 100DESK-065
¥10,690 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅90×奥行75cm
高さ:75cm
天板耐荷重:40kg
【幅100cm】
28・サンワダイレクト 100DESK-088
¥26,530 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行75cm
高さ:75cm
天板耐荷重:40kg
サンワダイレクト パソコンラックは、省スペースタイプのPCデスクです。
最初に開発した企業は分からないですが、事実上「ジェネリック化」しているデザインです。
そのため、同社以外でもAmazonで【スライド PDデスク】で検索すると、それなりの点数が検索されます。
本体のサイズは、幅76cm・90cm・100cmの3種類が用意されます。
本体の高さは、キャリーが付く分、やや高めで75cmです。
ただし、こちらは、スライド式のキーボード置きが付属し、その部分の高さは、67.2cmです。
そのため、姿勢の良い方ならば、「事務作業デスク」「PC用のデスク」として、無理なく使えるでしょう。
身長としては165センチ前後ならば、フットレストなしでも快適だと思います。
本体の奥行は、デスクの部分が、50cm、キーボードが22.5cmです。
重なる部分を含めると75cmほどです。
それをふまえると、25インチ程度のモニターならば、目に無理なく使えるでしょう。27インチでもギリギリ大丈夫と言えます。
ただし、100-DESKH035Mだけは、奥行スリムタイプですので45cmです。
24型モニターの写真ですが、目との距離を考えると、これでも少し大きすぎるように思えます。21.5型あたりが限界でしょう。
モニターアームを使ったとしても、壁ぎわ設置なら同じでしょう。
天板の耐荷重は、サイズにより、20kg/30kg/40kgです。
なお、棚を含めた総耐荷重は、もう少しあります。
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以上、サンワダイレクトのパソコンラックの紹介でした。
キーボードに段が付くため、「事務作業デスク」「PC用のデスク」として無理のない体制で使えるのが「売り」です。
ただ、以前【疲れない!高級キーボードの比較記事】で紹介したような、しっかりとした重さのある高級メカニカルキーボードを利用する場合、完全に「引き出す」と形状的にグラつく可能性があります。
一方、【Bluetoothキーボードの比較記事】でノートPCのような、静かに打てるパンタグラフ式を採用するキーボードならば、あまり気にならないでしょう。
また、この成否が、上にプリンタを置く配置になることを考えれば、横方面に安定感の出る90cm以上のモデルに限定してオススメと言えます。
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29・山善 GHP-65HC(MBR/MBR)
¥4,380 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅65×奥行49cm
高さ:65cm
天板耐荷重:18kg
そのほか、スライド式については、山善からも発売されています。
ただ、ラック自体の面積が狭く、耐荷重も低めです。言いかえれば、安定感に乏しいため、積極的にはオススメできません。
30・サンワダイレクト PCデスク 100-DESKH45M
¥19,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行65cm
高さ:70cm
天板耐荷重:50kg
サンワダイレクト100-DESKH45Mは、奥に机上棚があるタイプのPCデスクです。
本体のサイズは、メイン天板の部分について、幅100×奥行60cmです。
ただ、本機は、写真のように、PCを机上棚に載せる配置もできます。
その場合は、奥行が40cmですが、したに収納ができて、便利そうです。
23.8インチの見本図ですが、実際このサイズまでならば、目が疲れずに使えそうです。
本体の高さは、上図のどちらの使い方でも、70cmです。
先ほどの表を再掲しておけば、PC利用だと多少背が高い方に向くと言えます。
なお、モニターを机上棚に置く使い方の場合、
天板の耐荷重は、50kgです。
本機は、公式的にモニターアームの利用に対応するとの表明です。
なお、27インチのモニターを設置する事例も示されるのですが、モニターアームの利用の有無にかかわらず、目との距離が十分には取れないでしょう。
ただ、すこし後ろに下がり気味で、視聴するなら別ですが、あまり使い勝手は良くないと思います。
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以上、サンワサプライの100-DESKH45Mの紹介でした。
PC利用の場合、23.8インチ程度のモニターを使う用途で、背の高さが170cm以上の方ならば、結構合うでしょう。
メイン天板にキーボードを置く仕様なので、先ほどみた「引き出しタイプ」より、キーボードがグラつかず、タイプはしやすいと思います。
31・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-700
¥17,530 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅70×奥行45cm
高さ: 75-117.5cm
天板耐荷重:40kg
32・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-1000H
32・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-1000WH
32・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-1000WD
¥20,710 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
幅100×奥行45cm
高さ:75-117.5cm
天板耐荷重:40kg
33・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-1200H
33・Bauhutte PCデスク 昇降式 BHD-1200WH
¥24,113 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
サイズ:幅120×奥行45cm
高さ:75-117.5cm
天板耐荷重:40kg
バウヒュッテのスタンディングディスクは、先ほども見ました。
しかし、こちらは、サンワサプライと同じで、スライド式のキーボード置きが付属する形状です。
本体のサイズは、幅100cmと120cmの2種類が用意されます。
本体の高さは、こちらは、スイッチによる高さ調整に対応します。
そのため、75cm〜117..5cmの間で高さがフレキシブルに調整できます。
つまり、スタンディングディスク兼用型です。ただし、ガス圧昇降式でないため、1人での上げ下げは難しいです。
キーボード置きの高さは、66.2cmから108.2cmの幅で対応可能です。
したがって、座り姿勢で利用する場合、168cm以上ならば、無理のない姿勢でPCが操作できるといえ、背の高い方には「救世主」的な製品です。
それ以下の方は、フットレストがあった方が良いでしょう。
本体の奥行は、デスクの部分が45cm、スライド式キーボード置きの部分が30cmです。
棚板を全部出した状態で75cmほどです。それをふまえると、この機種についても、25インチ程度のモニターならば、目に無理なく使えるでしょう。
Bauhutte BMA-200N-BK
(¥20,112 )Amazon.co.jp (5/11執筆時)
なお、純正のモニターアームはこちらです。
そのほか、縦配置や1モニター用については、【モニターアームの比較記事】で紹介した他社製のモニターアームを利用すれば良いでしょう。
天板の耐荷重は、40kgです。
面積としてさほど広くない机なので問題ないでしょう。
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以上、バウヒュッテのスタンディングディスクの紹介でした。
奥行はさほどないのですが、幅に余裕が持たせられるのが売りです。
モニターアームを利用すれば、ある程度の作業スペースも確保できます。書類を山のように置くことは不可能ですが、使い回しは良さそうです。
構造的には、キーボード置きの部分をふくめて全体の剛性が欲しいところですが、値段を考えると十分以上でしょう。
34・オカムラ クルーズ デスク MY10XG
¥177,210 楽天市場 (5/11執筆時)
サイズ:幅100×奥行100cm
高さ: 60-72cm
天板耐荷重:
オカムラのクルーズデスクは、法人向けの高級オフィス家具として売られているPCデスクです。
様々なパーツを組み合わせて売られる製品ですが、こちらが机の部分の「コア」となります。
本体のサイズは、幅100cmとなります。
本体の高さは、この製品は調節が可能で、高さ60cm〜72cmのかなり広範囲で調整可能です。
比較的背の低い方でも十分快適にタイピングできる仕様ですね。
一方、「事務作業デスク」「PC用のデスク」と兼用する場合は、自動昇降式ではないですが、ハンドルで簡単に操作できます。
本体の奥行は、100cmです。
奥の台にモニターを置く仕様です。
腰に負担のかかる前傾姿勢でなく、後ろのめりで打てるように最適化されています。そのため、机自体にも10度まで角度が付けられます。
天板の耐荷重は、公表がないのですが、素材的からみて全く問題ないでしょう。
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以上、オカムラのクルーズデスクの紹介でした。
個人的には、国内で手に入るモデルとしては、「理想に最も近い」PC用デスクです。
問題は価格ですが、この部分は、法人向けということで仕方ないでしょう。ただ、もうすこし幅広のモデルが出れば、Atlasが(衝動的に)「ポチる」可能性は捨てきれません。
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なお、(市販されていない)BtoBの法人用ということならば、他にも選択肢はあります。
例えば、机が12度チルトできるコクヨのUPTISや、66cmから109cmの高さでガス圧調節できる米国・スチールケースのAirtouchなどです。
ただ、値段が相当高いほか、法人向けの受注生産品だったり、個人輸入を要するものだったりするので、個人ではけっこうしきいが高いです。
今後、なにか良さそうなものがあれば、適宜紹介します。
次回に続く
疲れにくいPC向けデスクのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、主に「目が疲れない」という点でのパソコンデスクの紹介でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・PC用デスクの比較 (1)
1-1・選び方の基本
=比較基準の解説
1-2・デスク高さの決め方
=事務机とPC机との違いの説明
1-3・デスクの奥行の決め方
=目の疲れない距離の説明
1-4・PC専用デスクの比較
=PC専用設計のデスクの紹介
2・PC用デスクの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
高さ調整 ★★★★☆
作業面積 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
大画面モニター ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
続く2回目記事【こちら】では、今回紹介した製品全部から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は、→こちら
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