【今回レビューする内容】2024年 最新のLED電球の性能とおすすめ・選び方:パナソニック・東芝・アイリスオーヤマ・エコハイルクス・三菱電機・オーム電機:リビング・廊下・ダイニング・浴室用・密閉器具対応 E26とE17の違い: 100W 60W 40Wの明るさの違い:調光対応のLED電球など
今回のお題
最新の家庭向きのLED電球はどのように選ぶのがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年10月現在、最新のLED電球の比較です。
各製品の「明るさ」「光色」「口金形状」の違いのほか、消費電力や、鮮やかに見せるために重要な「演色値」など、各LED電球のスペックの違いを重視してみていきます。
1・LED電球の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: 全方向タイプ
=リビング・部屋向き
2・LED電球の比較記事 (2)
2-1:広配光タイプ
=玄関・廊下・浴室向き
2-2・機能性タイプ
=センサー・調色対応ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、LED電球の「選び方の基本」を説明します。
その後、「全方向タイプ」「広配光タイプ」「調色・センサー搭載タイプ」と機能性の違いで分けながら、各機を順番にみていくつもりです。
メーカは、パナソニック・アイリスオーヤマ・東芝・三菱などの製品を扱います。
3・Philips Hue LED電球の比較
=リビングの間接照明向け
ただ、オランダのフィリップスが展開するHueについては、特殊なので、その関連製品も含め、以上の単独記事で紹介しています。
フルカラーRGBで、Bluetooth経由でスマホで制御もできる点で面白い機種です。
こちらを探していた方は、専用記事【こちら】でしっかり比較しています。
よろしくお願いします。
明るさ ★★★★★
鮮やかさ ★★★★☆
光の拡散 ★★★★★
省エネ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。
ーーー
1・LEDデスクライトの比較
2・LEDシーリングライトの比較
3・LED電球の比較
4・PhilipsのHue電球の比較
1-1・LED電球の選び方の基本
具体的な製品の紹介に入る前に、はじめに、LED電球の選び方の基本を解説しておきます。
1・照明器具の種類
2・電球の色
3・配光タイプ
4・口金のサイズ
5・密閉器具・調光器対応
6・演色値
7・明るさ
ご自宅の使用環境に合ったLED電球を選びたい場合、少なくとも以上7点を確認しておく必要があります。
以下、個別に、詳しく説明します。
なお、電球は、他の電気製品と同じく「型番」があります。
電球の場合、少し特殊で、業界で(ほぼ)共通した型番の付け方というものがあるので、この部分も確認しながら説明します。
第1に、照明器具につかうランプの種類です。
家庭用で普通使うのは、LDA(一般電球タイプ)です(左図)。
普通のLED電球の交換の場合、これでOKです。
型番的には、型番はじめのアルファベットで表しています。
LDA(一般電球タイプ)以外は、ボール電球(LEG)・シャンデリア電球(LDC)あたりを除けば、家庭用というより業務用です。
なお、続く「算用数字」は、消費電力を表しますが、とりあえず知らなくても良いでしょう。
第2に、電球の色です。
色の種類は、器具により制限はないため、好きな色を選んでください。
一般的なのは、「昼白色」「電球色」で、どのメーカーも発売します。
「昼光色」は、涼しげな色あいで、読書に適するとか、集中力を高めると言われる色合いです。
ただ、リビングに使うと、やや疲れます。
「温白色」は、パナソニックが最近だした色です。
電球色のように暖かみがありつつ、明るめなので「眠くなりにくい」色合いです。
型番的には、Lが色温度3000K前後の電球色、Nが5000Kの昼白色、Dが6500Kの昼光色です。
3500Kの色温度の「温白色」は、WWという型番にしたようです。
第3に、配光タイプです。
配光は、白熱灯と同じ全方向に拡がる特性を持つ260度前後の全方向タイプが普通です。
一般的にはこれを選べばOKです。
ただ、食卓をピンポイントに照らしたい場合などは、180度前後の広配光タイプを使います。
型番的には、Gで、全方向タイプと広配光タイプを表しているため、型番をしる意義はあまりないです。
あえて言えば、トイレや手元灯などの約140度の下方向タイプがHなので、その区別には使えます。
第4に、口金タイプです。
日本の一般住宅には、E26口金タイプと、E17口金タイプがあります。
その口金にあった製品を買う必要があります。
電球なら、LEDでなくてもも同じ規格ですので、交換前のランプをみれば、どちらなのかは書いてあるでしょう。
型番的には、E17などを掲載する「場合」もあります。
ただ、最近は、載せないこともあるため、今回の記事では、どちらのものかを記すようにしています。
第5に、密閉器具・調光器具への対応です。
お風呂灯などの密閉器具は、防水・発熱量の関係で対応していない製品も多いです。
LEDの寿命も短くなるので、対応する器具を買うのが原則です。
同じく、壁に「調光装置」がある場合、電気スタンドなどに使う場合などは、調光器具への対応も注意が必要です。
型番的には、型番末尾に区別するための記載がある「場合」もあります。
ただ、メーカーによるため、この部分も今回の記事で、個別にフォローしました。
第6に、演色値です。
これは、最近注目されている数値で、太陽光をRa100として、いかに自然光に近いかを評価する数値です。
演色値が高めだと、食卓などの料理が鮮やかに見えるほか、目にも優しいため、その点でもおすすめです。
Ra90以上が目安です。
型番的には、とくに共通した決まりはないので、こちらも、記事のなかでフォローしました。
ちなみに、以前、三菱電機の「アイメイト」という読書灯で、「FPL27ANX」という演色値が高い製品に人気があったのですが、2017年に終売となりました。
その代替品となる読書灯としては、演色値の高めのLEDライトと【丸形LEDデスクスタンド 】の組み合わせは、良いかなと思っています。
第7に、明るさです。
白熱電球などの場合、100W・60W・40Wなど、ワット数で明るさを示してきました。
言うまでもなく、値が大きい方が明るいです。
一方、LED電球の場合も、目安としてのワット数は表示があります。
ただ、メーカーごとに測定方法が異なるため、各製品が示す、光量を表すルーメン(器具光束)で、識別するのが基本です。
型番的には、この部分の識別はできません。
なお、白熱灯からの買換の場合は、電球に書かれた「60形」などの数字と合わせるのが基本です。
原理的には、LEDは商品で電力が少ないので、例えば60W指定の器具で100W球点灯も可能です。
ただ、電球が大きくなるほか、シェード(傘)自体がそれを前提に設計されていますので「無茶」はしない方が良いです。
ーー
というわけで、LED電球の選び方の基本を解説してました。
以下では、ここまで説明したことを基本としながら、各社のLED電球を具体的に比較していきます。
1-2・全方向タイプのLED電球
はじめに、全方向タイプのLED電球の比較です。
シリカ電球(白熱電球)同様に、天井からの跳ね返るなどを含め、部屋全体を明るく照らしたい場合に最適です。
LED電球への初めての買い換えにはこのタイプが良いでしょう。
ーー
なお、以下の本文では、高評価できる部分は赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。
【2017年発売】(23年型番変更)
【60W相当】
【E26口金】
1・パナソニック LDA7LDGSZ6F 【電球色】
1・パナソニック LDA7WWDGSZ6F 【温白色】
1・パナソニック LDA7NDGSZ6F 【昼白色】
1・パナソニック LDA7DDGSZ6F 【昼光色】
¥2,462 楽天市場 (10/23執筆時)
【E26口金】【Amazon限定型番】
2・パナソニック LDA7LDGSZ6AN【電球色】
2・パナソニック LDA7WWDGSZ6AN【温白色】
2・パナソニック LDA7NDGSZ6AN 【昼白色】
2・パナソニック LDA7DDGSZ6AN 【昼光色】
¥2,462 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【E17口金】
3・パナソニック LDA8L-DGE17SZ6 【電球色】
3・パナソニック LDA8WWDGE17SZ6 【温白色】
3・パナソニック LDA8NDG-E17SZ6 【昼白色】
3・パナソニック LDA8DDGE17SZ6 【昼光色】
¥2,350 楽天市場 (10/23執筆時)
明るさ:810lm(E17は760lm)
消費電力:7.4W(E26 電球色)
【E26口金】
4・パナソニック LDA5LDGSZ4F 【電球色】
4・パナソニック LDA5WWDGSZ4F 【温白色】
4・パナソニック LDA4NDGSZ4F 【昼白色】
4・パナソニック LDA4DDGSZ4F 【昼光色】
¥1,448 楽天市場 (10/23執筆時)
【E26口金】【Amazon限定型番】
5・パナソニック LDA5LDGSZ4AN【電球色】
5・パナソニック LDA5WWDGSZ4AN【温白色】
5・パナソニック LDA4NDGSZ4AN【昼白色】
5・パナソニック LDA4DDGSZ4AN 【昼光色】
¥2,222 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【E17口金】
6・パナソニック LDA5LDGE17SZ4 【電球色】
6・パナソニック LDA5WWDGE17SZ4 【温白色】
6・パナソニック LDA5NDGE17SZ4 【昼白色】
6・パナソニック LDA5DDGE17SZ4 【昼光色】
¥2,075 楽天市場 (10/23執筆時)
明るさ:485lm(E17は440lm)
消費電力:4.9W(E26 電球色)
【共通の仕様】
光の方向:全方位260度
演色値:Ra90
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具:対応
はじめに紹介するのは、パナソニックの新機種となるLED電球プレミアXです。
末尾がANで終わる【Amazon限定型番】がありますが、性能は同じです。
なお、2023年に通常製品のみ型番が変更になりました。
末尾にFがないのが旧製品ですが、そちらも同じ性能です。大手電気店ではもう型番が変わっていたので、旧機の記載はしませんでした。ただ、安いようならば、性能は同じですから、(Amazon型番を含め)選んでもOKです。
口金のタイプは、E26口金タイプとE17口金、双方とも展開があります。
なお、E17口金の40Wは「目に優しいライト」で有名だったヤマギワのバイオライトでも利用されていたミニクリンプトン電球と同サイズです。
光の広がり方は、全方向タイプで、約260度です。
冒頭書いたように、昔からの白熱灯と同じ配光で、最も一般的です。
明るさは、60Wの電球で810ルーメンです。
他社の同型タイプに比べても明るさで負けていないと言えます。
色の種類は、器具により制限はないため、好きな色を選んでください。
なお、パナソニックは「昼光色」に昔から力を入れているメーカーです。
昼光色は、すがすがしい6000K以上の色温度で、読書などの際に「文字がくっきり見える」点でも評価が高いです。読書灯の交換用としても向くでしょう。
また、「温白色」という新色が追加です。
蛍光灯にはあった色合いで、3500Kの色温度です。
3000Kの電球色と5000Kの昼白色の中間的な色味で、「電球色だと眠くなる」「やや色合いに違和感を感じる」という方が、リビングなどに利用するのに向くでしょう。
演色値は、Ra90です。
冒頭でも書きましたが、最近注目されている数値で、太陽光をRa100として、いかに自然光に近いかを評価します。
パナソニックでは演色値は最も高い製品で、より自然な色味と言えます。
演色値が高めだと、目にも優しいため、その点でもおすすめです。
特殊用途の利用については、お風呂などの密閉器具、屋外利用(防滴仕様の器具)、断熱材施工器具などに対応できます。
一方で、こちらも、調光機能(明るさ調整)のある製品には使用できない点だけ注意が必要です。
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以上、パナソニックのED電球プレミアXの紹介でした。
演色値が高い製品ですから、リビングやキッチンなどで利用する場合はかなり良い選択肢です。
多少価格は高めですが、確かな違いがある製品ですから、選ぶ意味はあります。
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【2017年発売】(23年型番変更)
【60W相当】
【E26口金】(2個パック)
7・パナソニック LDA7LDGSZ6F2T 【電球色】
7・パナソニック LDA7WWDGSZ6F2T 【温白色】
7・パナソニック LDA7NDGSZ6F2T 【昼白色】
7・パナソニック LDA7DDGSZ6F2T 【昼光色】
¥4,041 楽天市場 (10/23執筆時)
【E26口金】【Amazon限定型番】
8・パナソニック LDA7LDGSZ62TAN 【電球色】
8・パナソニック LDA7WWDGSZ62TAN 【温白色】
8・パナソニック LDA7NDGSZ62TAN 【昼白色】
8・パナソニック LDA7DDGSZ62TAN 【昼光色】
¥4,494 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:810lm(E17は760lm)
消費電力:7.4W(E26 電球色)
【40W相当】
【E26口金】
9・パナソニック LDA5LDGSZ4F2T 【電球色】
9・パナソニック LDA5WWDGSZ4F2T 【温白色】
9・パナソニック LDA4NDGSZ4F2T 【昼白色】
9・パナソニック LDA4DDGSZ4F2T 【昼光色】
¥2,574 楽天市場 (10/23執筆時)
【E26口金】【Amazon限定型番】
10・パナソニック LDA5LDGSZ42TAN 【電球色】
10・パナソニック LDA5WWDGSZ42TAN【温白色】
10・パナソニック LDA4NDGSZ42TAN【昼白色】
10・パナソニック LDA4DDGSZ42TAN 【昼光色】
¥2,842 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:485lm(E17は440lm)
消費電力:4.9W(E26 電球色)
【共通の仕様】
光の方向:全方位260度
演色値:Ra90
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具:対応
なお、パナソニックの場合、「2個パック(お徳用)」を別の型番が販売します。
ものによっては、2つでも特に安くはならないものもあります。また、LEDは(長持ちなので)予備を買う意味はあまりない。
しかし、必要(と値段に)応じて選ぶと良いかと思います。
一方、60W 全方位タイプは、通常のLED電球は、「売れ筋」なので、各社から結構販売があります。
今回、パナソニック以外は、(多すぎて)全機種見れないのですが、各社の代表的な機種を紹介しておきます。
ーーー
【60W相当】【E26口金】
11・ 東芝 LDA8L-G/60V1 【電球色】
11・ 東芝 LDA7N-G/60V1 【昼白色】
11・ 東芝 LDA7D-G/60V1 【昼光色】
¥877 楽天市場 (10/23執筆時)
光の方向:全方位260度
明るさ:810lm
演色値:Ra80
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:
断熱材施工器具:対応
消費電力:7.8W(E26 電球色)
第1に、東芝ブランドです。
先述のように、中国のNVC Lighting Japanが東芝ブランドで販売してます。
比較する場合、本機は、光の拡がる方法は同じですが、消費電力の部分と演色値がやはり低めです。
LED電球は長寿命で、長年替えないものですし、スペックはある程度重視した方が良いでしょう。
ーーー
【60W相当】【E26口金】
12・オーム電機 LDA8L-G AG6/RA93 【電球色】
12・オーム電機 LDA8N-G AG6/RA93 【昼白色】
12・オーム電機 LDA8D-G AG6/RA93 【昼光色】
¥853 楽天市場 (10/23執筆時)
光の方向:全方位280度
明るさ:820ルーメン
演色値:Ra93
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:
断熱材施工器具:
消費電力:8.0W(E26 電球色)
第2に、オーム電機です。
家電の輸入卸を得意とする会社で、LED電球を中国から輸入して格安で売っています。
本機は、オーム電機 GRANGRADEという上位シリーズですが、スペック的には、演色値や光の広がりなど、スペック的にも「他社より良い」です。
ただし、発熱面の問題か断熱材は非対応ですが、しっかり5年保証です。
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【調光器対応】
【60W相当】【E26口金】
13・三菱電機 LDA8L-G/60/D/S-A【電球色】
13・三菱電機 LDA8N-G/60/D/S-A【昼白色】
¥3,810 楽天市場 (10/23執筆時)
光の方向:全方位220度
明るさ:810lm
演色値:Ra83
密閉器具:対応
調光器:対応
屋外器具:
断熱材施工器具:
消費電力:8.0W(E26 電球色)
第3に、三菱電機です。
電球は、あまり力を入れていいる分野ではなさそうですが、デンキヤでは、同じ日本大手で、パナソニックより少し安めなので、目に付きます。
ただ、全方位タイプでは、調光器対応の部分で、稀少性があると言えます。
やや光の広がりに欠けるほか、演色値評価がやや低めです。また、昼光色がないです。
公平を期して言えば、全方向300度の60形が別にありますが、T形形状で使途として特殊です。
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【60W相当】【E26口金】
【1個】
14・アイリス LDA7L-G-6T6【電球色】
14・アイリス LDA7N-G-6T6【昼白色】
14・アイリス LDA7D-G-6T6【昼光色】
¥606 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【2個パック】
15・アイリス LDA7L-G-6T62P【電球色】
15・アイリス LDA7N-G-6T62P【昼白色】
15・アイリス LDA7D-G-6T62P 【昼光色】
¥999 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:810lm
消費電力:6.9W(E26 電球色 60W)
【40W相当】【E26口金】
【1個】
16・アイリス LDA4L-G-4T6【電球色】
16・アイリス LDA4N-G-4T6【昼白色】
16・アイリス LDA4D-G-4T6【昼光色】
¥554 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【2個パック】
17・アイリス LDA4L-G-4T62P【電球色】
17・アイリス LDA4N-G-4T62P【昼白色】
17・アイリス LDA4D-G-4T62P【昼光色】
¥881 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:485lm
消費電力:4.4W(E26 電球色 40W)
光の方向:全方位220度
演色値:
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:
断熱材施工器具:
第4に、アイリスオーヤマです。
照明部門をもつ日本企業で、格安品に強いです。こちらも2個セットの価格です。
本機は、意外と消費電力がよい一方で、配光角度がイマイチです。
角度的には「全方位」ですが、(狭めの)「広配光」と表記されています。
また、演色値が不明です。
同社は、演色性が良い照明器具はスペックを出していますので、あまり高くないのだと思います。
ーー
結論的にいえば、色の選択肢や信頼性については、パナソニックが有利でしょう。
(Atlasは文系なので)電球自体を解体して調べることはしませんが、同社の電球は、他機よりそこそこ重量がある点をふまえても、パーツ部分など、信頼性強化のための工夫はありそうです。
【100W相当】【E26口金】
【2023年発売】
18・パナソニック LDA13LGZ100ESWF 【電球色】
18・パナソニック LDA13NGZ100ESWF 【昼白色】
18・パナソニック LDA13DGZ100ESWF 【昼光色】
¥3,200〜 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【2017年発売】(性能は同じ)
19・パナソニック LDA13LGZ100ESW【電球色】
19・パナソニック LDA13NGZ100ESW【昼白色】
19・パナソニック LDA13DGZ100ESW【昼光色】
¥3,800〜 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
光の方向:全方位260度
明るさ:1520im
演色値:Ra84
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具: 対応
消費電力:12.9W(E26 電球色)
続いて紹介するのは、パナソニックの100Wタイプです。
新旧ありますが、性能は同じです。
100Wは明るいのですが、特殊で、必ずしも、全メーカーが全色ラインナップしているわけではないです。
口金のタイプは、E26口金タイプのみです。
一般的な器具はE26ですが、スリム照明などの場合はE17口金です。
光の広がり方は、全方向260度です。
シリカ電球(白熱灯)と形状が同じで、全周を照らしたい場合に最適となります。
明るさは、LED電球の場合、ワット数ではなく、光量を表すルーメン(器具光束)で、識別するのが基本です。
ワット数で比較する場合、メーカーごとに、測定方法が異なるからです。
この機種の場合、100Wの電球で1520ルーメンですから、他社の同型タイプに比べても明るさで負けていないと言えます。
白熱灯からの買換の場合は、電球に書かれた「60形」などの数字と合わせるのが基本です。
LEDは商品で力が少ないので、例えば60W指定の器具で(原理的に)100W球も点灯可能です。
ただ、電球が大きくなるほか、シェード(傘)自体がそれを前提に設計されていますので「無茶」はしない方が良いです。
色の種類は、電球色・昼光色・昼白色の3種類です。
先ほど見た、温白色はないです。
演色値は、Rs84です。
同社の60W電球ほど高くはないです。
特殊用途の利用については、お風呂などの密閉器具、屋外利用、断熱材施工器具などに対応できます。
一方で、調光機能(明るさ調整)のある製品には使用できない点だけ注意が必要です。
---
以上、パナソニックの全方向タイプの紹介でした。
最も一般的な仕様で、用途を選ばずに利用できます。シリカ電球からの買替えに向く製品と言えます。
ーーー
【100W相当】【E26口金】
20・ 東芝 LDA11L-G/100V1 【電球色】
20・ 東芝 LDA11N-G/100V1 【昼白色】
20・ 東芝 LDA11D-G/100V1 【昼光色】
¥1,471 楽天市場 (10/23執筆時)
光の方向:全方位220度
明るさ:1520lm
演色値:Ra80
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:
断熱材施工器具:
消費電力:10.8W(E26 100W 電球色)
なお、東芝でも、100Wで1520ルーメンの製品が出ています。
こちらも「全方向」ですが、光の広がりは220度とパナソニックより狭く、演色値もRa80と控えめです。
その分、消費電力は、10.8Wと少し良いので、断熱材施工や屋外に対応しない部分に注意しつつも、用途性にあえば選べるでしょう。
ーー
【100W相当】【E26口金】
【1個】
21・アイリス LDA12L-G-10T6【電球色】
21・アイリス LDA12N-G-10T6【昼白色】
21・アイリス LDA12D-G-10T6【昼光色】
¥1,057 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【2個パック】
22・アイリス LDA12L-G-10T62P【電球色】
22・アイリス LDA12N-G-10T62P【昼白色】
22・アイリス LDA12D-G-10T62P【昼光色】
¥1,999 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
光の方向:全方位220度
明るさ:1600lm
演色値:不明
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:
断熱材施工器具:
消費電力:12.3W(E26 電球色)
また、アイリスオーヤマについては、2パックモデルが安いです。
演色値が不明な部分は気になりますが、消費電力は優秀ですし、配光性について我慢できれるなら、コスパ面で悪くない製品です。
【60W相当】【E26口金】
23・パナソニック LDA8LCW 【電球色】
¥2,780 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:810lm
調光器:
消費電力:8.2W(E26 電球色)
24・パナソニック LDA5LCW【電球色】
¥2,300 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:485lm
調光器:
消費電力:5.4W(E26 電球色)
25・パナソニック LDA7LCDW2【電球色】
¥2,259 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
26・パナソニックLDA5LE17CDW 【電球色】
¥3,600 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
明るさ:485lm(E17は360lm)
調光器:対応
消費電力:6 .8W(E26 電球色)
光の方向:300度全方位
演色値:Ra90
密閉器具:対応
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具:
こちらも、パナソニックの全方向タイプです。
光の広がり方は、全方向です。
シリカ電球(白熱灯)のフィラメントを摸したクリア球で、独特の光の広がり方を楽しめます。
明るさは、一般的な60Wの電球で810ルーメンで、通常製品と同じです。
色の種類は、電球色です。
ただし、クリア球なので、通常の60W球に比べると強く明るい光です。
パナソニックとしては、ペンダントライトや、シャンデリア、スタンドなどに利用して欲しいとしています
演色値は、Ra90です。
太陽の光により近い仕様で、特に、赤色系の色は鮮やかに見えやすいでしょう。
特殊用途の利用については、お風呂などの密閉器具、屋外利用(要防滴)に対応できますが、断熱材施工器具には非対応です。
一方、調光対応の照明器具については、40Wのみ対応モデルがあります。
---
以上、パナソニックのクリア球タイプの紹介でした。
演色値が高く、鮮やかな光です。リビング照明でちょっと「味」を付けたい場合などにおすすめできます。
【100W相当】【E26口金】
27・パナソニック LDT6LGST6 【電球色】
27・パナソニック LDT6DGST6【昼光色】
27・パナソニック LDT6NGST6【昼白色】
¥2,860 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
【60W相当】【E26口金】
28・パナソニック LDT6LGST6【電球色】
28・パナソニック LDT6DGST6【昼光色】
28・パナソニック LDT6NGST6【昼白色】
¥2,600 Amazon.co.jp (10/23執筆時)
光の方向:300度全方位
明るさ:810ルーメン
演色値:Ra84
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具:対応
消費電力:6.4W(E26 60W 電球色)
こちらも、パナソニックの全方向タイプです。
光の広がり方は、全方向300度です。
数値的にかなり広がる機種ですが、形状が特殊です。
これは、シリカ電球時代のパルックボール・プレミア(100W/60W)の買替用として販売されている特殊用品です。そのため、一般的には選ばずともよいでしょう。
消費電力もやや悪いです。
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【60W相当】【E26口金】
29・ 東芝 LDT7L-G/S/60V 【電球色】
29・ 東芝 LDT7N-G/S/60V 【昼白色】
29・ 東芝 LDT7D-G/S/60V 【昼光色】
¥1,939 楽天市場 (10/23執筆時)
光の方向:300度全方位
明るさ:810ルーメン
演色値:Ra80
密閉器具:対応
調光器:
屋外器具:対応(要防滴)
断熱材施工器具:対応
消費電力:6.8W(E26 60W 電球色)
なお、東芝ブランドでもほぼ同型の全方向300度の製品を発売しています。
東芝ライテックは、一般用の販売をやめたのですが、中国資本のNVC Lighting Japan(雷士照明)が、消費者向け照明事業を引き継いで、「東芝ブランド」で販売しています。
少し安いですが、比較する場合、0.4Wほど消費電力が多いほか、演色値がRa80と低くなります。
次回に続く!
最新のLED電球のおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、LED電球の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
1・LED電球の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: 全方向タイプ
=リビング・部屋向き
2・LED電球の比較記事 (2)
2-1:広配光タイプ
=玄関・廊下・浴室向き
2-2・機能性タイプ
=センサー・調色対応ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、玄関や廊下などに向く、広配光タイプをみたあと、一芸のある「面白い」機能性LED電球を色々見ていくつもりです。
単純に「明るく」できるだけではなく、調色・明るさセンサーが搭載されているなど、個性があるLED電球が中心です。
明るさ ★★★★★★
鮮やかさ ★★★★★
光の拡散 ★★★★★
省エネ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
その上で、全体の「結論」として、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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