比較2017' 高品質!全21機のMac向けキーボードの性能とおすすめ:iMac, Mac mini Mac Pro:打ちやすい日本語配列・英語配列:東プレRealforceやマジェスタッチ2をMacで使う方法

2017年09月02日

比較2017' 高品質!全21機のMac向けキーボードの性能とおすすめ:iMac, Mac mini Mac Pro:打ちやすい日本語配列・英語配列:東プレRealforceやマジェスタッチ2をMacで使う方法

今回レビューする製品:2017年 iMac Mac mini向け高級キーボードと英語キーボードの価格・性能とおすすめ機種(JIS配列・US配列): Mac OSX対応Matias Quiet Pro Keyboard for Mac 2・Apple Magic Keyboard MLA22J/A MQ052J/A ロジクール マルチデバイス キーボード k380Illuminated Keyboard K810 Anker ウルトラスリム Bluetooth 東プレ Realforce・マジェスタッチ2 ・BSKBM01WH SKB-MAC2BK, PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac PD-KB220MA, Matias Tactile Pro Keyboard for Mac/White Karabiner Wink Pro :日本語キーボードの「英語」「かな」キーについてKarabiner-ElementsとSeilの使い方と設定方法

今回のお題
純正キーボードよりも打ちやすいMac向けキーボードはどの製品?
 

 どもAtlasです。

 今回は、Macintosh OSX向けのおすすめキーボードの話です。ここ10年で、20機以上は使い潰して(or 他人に譲渡して)いる、「キーボードマニア」のAtlasがおすすめする「Mac向きのキーボード」を紹介するものです。もちろん、2017年現在の最新モデルに対応しています。

 今回の記事は、主に、「Appleの純正キーボードの品質に満足できない方に向けた記事」になります。

 なお、このブログ「モノマニア」では、いわゆる高級キーボードを中心にこれまで7つの記事を書いてきました。

1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・
東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード
この記事!
7・おすすめキーボードの選び方 【まとめ】

 今回は、6回目の記事で、Macユーザー向けのキーボードの選び方について詳しく書いていきます。とくに、純正のキーボードよりも高性能で、高品質の製品について詳しく解説する予定です。

0・Macキーボードの選び方の基本

 201511161548.jpg

 1・Magic Keyboard (日本語配列) MLA22J/A
   ¥10,800 ビックカメラ
(9/2執筆時)

 最近のAppleの製品は、Magic Keyboardという日本語配列のワイヤレスキーボードが付属します。

 これに不満足で、他社製キーボードを選ぶ場合注意するポイントがあります。それは、Windowsに比べて、Macのキーボードのキーマップ(キー配列)が一部特殊であることです。

  201709020953.jpg

 Mac日本語配列のキーボードには、日本語入力と英語入力を切り替えるための「英数」「かな」キーがあります。Windows用キーボードはこの部分は「変換」「無変換」キーですが、両者には互換性がないので、Windows用キーボードだと、このスイッチは無効化します。また、記号など一部のキー配列は、キーボードの刻印とずれてしまいます。

 Mac英語配列のキーボードは、一方で、Windows向けの「英語配列のキーボード」とほぼ互換するため、ディスクイジェクトなどの「便利キー」以外は使えます。素直に、Windows用を選んでも構いません。ただ、日本語キーボードで慣れている人には、ショートカットやシフトキーなどの位置の違いがあり、あまりおすすめできません。

 以上を、「簡単に言えば」、Mac用として買い換えを検討する場合、第1に日本語配列のキーボードで、第2に、「英数」「かな」キーなどが刻印通りに使える機種を選定する必要があると言えます。

 この2点に対応するには、以下の3つの方法があるでしょう。

1・Mac専用の他社製キーボード
2・Mac対応の他社製キーボード
3・Windows専用キーボード+変換ソフト

 第1に、「Mac専用」として、純正キーボードと同じ配列で作られた「Mac用キーボード」を選ぶ方法です。以下で紹介するように、数は少ないものの、高級なメカニカルスイッチを採用した「高品質モデル」も、いくつかあります。

 第2に、「Mac対応」を明記する、Windows/Mac/iOS/Android兼用製品を購入する方法です。このような製品は、ソフトやスイッチで、「英数」「かな」キーなどを有効にする仕組みを採用します。ただ、ほぼ全ての製品がアップルの純正品に劣るグレードのパンタグラフ式(ノートPCと同じ方式の薄型のキーボード)であるため、Mac用としては、買い換える意味は乏しい場合が多いです。

 第3に、「Mac非対応」のWindows用キーボードに、他社製の「キーマッピングを変更できるソフト」を介在させて、Macに対応させる方法です。この方法だと、Windows用の高品質日本語キーボードがMacでも使えるため、Atlasも利用しています。

 以下の記事では、この3つの区分にしたがって、具体的な製品を紹介していきます。

 その上で、記事の最後で、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

1・「Mac専用」のキーボードの比較

 では、最初にMac専用設計のキーボードを紹介します。なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと感じる部分を青字で記します。


 201511161548.jpg

 1・Magic Keyboard (日本語配列) MLA22J/A
   ¥10,800 ビックカメラ
(9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★☆
 打鍵の正確さ ★★★★☆
 静音性    ★★★★☆
 
打ちやすさ
  ★★★☆☆
 総合評価   ★★★☆☆

 最初に、「Apple社の純正のキーボード」である、Magic Keyboardを紹介します。最初にiMacを購入すると、デフォルトでチョイスされるのがこちらのキーボードです。2015年に発売されたもので、同社からは4年ぶりの新機種でした。

 接続方式は、Bluetoothの無線キーボードになります。この方式はバッテリーが必要ですが、iPhoneでも使うライトニングケーブルが付属しており、それを通じて充電が可能です。約1ヶ月で再充電が必要ですが、充電中もキーボードは利用できます。

 201511161555.jpg

 キーの方式は、ノートパソコンのような、バネを使った一般的なパンタグラフ式です。この方式は、1000円台の格安キーボードでも採用されますが、アップルの場合、シザー式といわれる従来のタイプではなく、キーの中心以外の打鍵でも安定的なバタフライ構造を採用し、レベルが高いです。Macbookでも使われる方式です。

 キーの押し味は、したがって高レベルです。ただ、薄型の本体であるため、キーストローク(押し下げ)が短い点がネックで、長時間使う場合には押し間違いが発生しそうです。また、足が付属せず、角度調節ができないため、机にべたっと手を付けて使うことになります。これは、アームレストが使えないので、たいへん手が疲れます

 以上、Magic Keyboardの紹介でした。キーストロークや、角度調整の点で難点がある機種です。ただし、2015年の改良により、薄型としては他社を超える性能の「バタフライタイプのパンタグラフ式」を採用したので、他社の1万円以下のキーボードでは、敵わないくらいに「打ち味は改良」されました。

 なお、この製品はAppleの特約店のみに販売が許された製品であるため、オンラインでは、ビックカメラなどのみ販売が許されています。


  

 2・Magic Keyboard 日本語 MQ052J/A
   ¥13,790 ビックカメラ
(9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★☆
 打鍵の正確さ ★★★★☆
 静音性    ★★★★☆
 
打ちやすさ
  ★★★☆☆
 総合評価   ★★★☆☆

 MQ052J/A も、Apple純正のフルサイズのMagic Keyboardです。2017年から展開になりました。こちらは、キーボードの右に電卓(テンキー)が付属します。

 接続方式は、こちらも、Bluetoothの無線キーボードで、ライトニングケーブルで充電する方式です。

 キーの方式も同じで、高性能なバタフライタイプ式パンタグラフを採用します。

 キーの押し味は、構造が同じのため、やはり高レベルですが、キーストローク(押し下げ)が短い点、角度調節ができない点などは同じくネックです。

 以上、MQ052J/Aの紹介でした。純正キーボードの押し味に不満はないが、「テンキーがないのが不満だった」かたは、こちらを買い足しても良いでしょう。なお、この製品も流通が限定され、デンキヤだとビックカメラなどのみ正規流通品の販売が許されています。


  

 3・iBUFFALO フルキーボードMacモデル ホワイト BSKBM01WH
  ¥1,884 Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★☆☆☆
 打鍵の正確さ ★☆☆☆☆
 静音性    ★★★★☆
 打ちやすさ  ☆☆☆☆☆
 総合評価   ★☆☆☆☆

 BSKBM01WHは、バッファローから発売されているMac向けキーボードです。他社製品としてMac専用品が売られているのは、たいへん珍しいです。

 接続方式は、こちらは、有線USB接続方式です。Applle純正の有線キーボードは2017年に廃止となっているため、その意味でも貴重な存在です。

 キーの方式は、ノートPCと同じパンタグラフ式です。ただ、従来のシザー式であり、純正品との押し味の差は、価格差ほどは確実にあります。また、Mac配列ですが、一部のキー配列が特殊であったり、純正品よりも使いにくいという評判があります。

 キーの押し味は、キーピッチは十分なのですが、キーストローク(押し下げ)は弱いです

 以上、BSKBM01WHの紹介でした。純正キーボードに比べて、快適性が数段劣ります。キーボードの破損による交換以外、あえてこの機種を選ぶ必然性はないでしょう。


  

 4・PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac PD-KB220MA
  ¥5,880
Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★☆☆
 打鍵の正確さ ★★★☆☆
 静音性    ★★★★☆
 打ちやすさ  ★★☆☆☆
 総合評価   ★★★☆☆

 Happy Hacking Keyboard Lite2 は、プログラマー用として昔から人気の製品です。マック配列のモデルが用意されています。

 接続方式は、こちらも有線USB接続方式です。新しいiMacはUSB-C(Thunderbolt3)なので、ハブか、接続変換用のケーブルが必要でしょう。

 キーの方式は、メンブレン式です。比較的格安なキーボードで、薄型ではないモデルに採用される方式です。なお、Happy Hacking Keyboardには上位のメカニカル方式のキーボードもありますが、残念ながらMac用がありません。

 キーの押し味は、19mmのキーサイズ、4mmのキーストロークという「快適な基準」をクリアしており、価格相応に高いです。ただ、省スペース設計で、ファンクションキー(F1からF12キー)が数字キーと兼用のため、一般向けには使いにくい製品です。

 以上、Happy Hacking Keyboard Lite2の紹介でした。省スペースな機種ですが、キーピッチ(キーの感覚)が通常と同じで、プログラマなどに人気な機種です。本体の剛性も十分で、コスパが良い機種ですが、メンブレン式という点で、以下で紹介していく、より上位のメカニカル方式採用機種とは明確な差もあります。


 

 5・Matias Tactile Pro Keyboard for Mac/White (FK302-JP)
  ¥14,800 Amazon co.jp (9/2執筆時)
 6・Matias Tactile Pro Keyboard for Mac/White (FK302-US)
  ¥14,800 Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列/英語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★☆
 打鍵の正確さ ★★★★☆
 静音性    ★★★★☆
 
打ちやすさ  ★★★★☆
 総合評価   ★★★★☆

 Matias Tactile Proは、カナダのMatiasが発売しているMac日本語配列のキーボードです。

 英語配列モデル日本語配列モデルの両方が用意されています。今年から輸入取扱いが、プレアデスからダイヤテックに変更されました。

 接続方式は、こちらも有線USB接続方式です。

 キーの方式は、メカニカル方式です。感圧式シートを、全キーの共用部品として1枚貼り付けるメンブレン式などと異なり、キーごとに個別のスイッチを配置しているため、キーの反応・安定性・打鍵感の点で明確な差があります。Apple純正キーボードに比べて、「打ち味」で明確に「優る」と言えるのは、このグレード以上でしょう。

 過去、Appleは、アルプス電気のメカニカルスイッチを使ってApple Extended Keyboardという「高級」キーボードを出していました。しかしそれは、惜しまれつつも絶版されてしまいました。そのため、そのシリーズのキータッチを忘れられない人々のために、カナダのメーカーであるMatias社が2000年ごろから後継モデルを出しました。これはそのモデルの子孫です。

 アルプス(Alps)は、80年代以降キーボードを開発してきた日本の誇る優良メーカーです(故ジョブズ氏の伝記にも出てきます)。アルプス社は、コスト面の問題から家庭用のキーボード生産はやめてしまいました。しかし、そのスイッチは現代でも愛好者が多くいます。

 キーの押し味は、19mmのキーサイズ、4mmのキーストロークという「快適な基準」をクリアしています。打ち味は、さすがに良く、メカニカルキーボードらしいクリック感も心地よいです。一方、メカニカル方式は、打鍵音が結構響くので、夜中に人がいる環境などでの利用には向きません。これが唯一の欠点でしょう。

 以上、Matias Tactile Proの紹介でした。キーボードは文筆業に置ける「ペン」のようなものですので、Atlasは、絶版に備えてこの製品予備も含めて最大5台持っていました(今も2台「保存」しています)。一時期、品質の個体差があったのですが、輸入代理店もキーボード専門店に変わってから、品質が元に戻った印象です。

最後に紹介していく、Windows用製品で「静電容量方式」というメカニカル方式以上に快適なキー方式の製品には敵いませんが、Apple純正キーボードよりも格段に快適です。

 また、「Mac専用」で、ソフト的な処理が不要なため、OSの更新時にソフトの更新を待つ必要が無いため、その点も便利です。あまりソフト的に詳しくないMacユーザーは、「Mac専用設計」のこちらを買う方がもっとも良いでしょう。

ーーー

  

 7・Matias Mini Tactile Pro keyboard for Mac(US配列)
  ¥14,280 Amazon co.jp (9/2執筆時)

 なお、2016年から、US配列限定ですが、テンキーレスバージョンも発売になりました。キー配列や、ストロークはフルサイズ版と同じです。日本語版は未発売ですので、初心者向けではないです。


 
 8・Matias Quiet Pro Keyboard for Mac US
  ¥13,300
Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:Mac用英語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★☆
 打鍵の正確さ ★★★☆☆
 静音性    ★★★★☆
 打ちやすさ  ★★★☆☆
 総合評価   ★★★★☆

 Quiet Pro KeyboardもカナダのMatiasから発売されているMac専用設計のキーボードです。

 接続方式は、こちらも有線USB接続方式です。ただし、「英語配列限定」製品で、初心者向けではありません

 screen-captufagre.png

 キーの方式は、同じくメカニカル方式です。ただし、Matias社のオリジナルデザインであり、押し味・クリック感は「アルプス」のキースイッチとは異なりますただし、メカニカルキーボードとしては、静音性が高いキーボードです。ただ、後ほど紹介するような、静電容量方式の東プレのスイッチに較べると「グレードが落ちます」。

 キーの押し味は、19mmのキーサイズ、4mmのキーストロークという「快適な基準」をクリアしています。角度も割と柔軟に変更できるため、その部分でも快適です。

 以上、Quiet Pro Keyboardの紹介でした。静音性の高さは魅力ですが、いかんせん「英語配列のキーボード」である点で、Mac初心者に進めるのは「無責任」な気がします。中級以上のユーザー向けですね。

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 9・ Matias Ergo Pro for Mac
  ¥25,800 Amazon co.jp (9/2執筆時)

 なお、同じ静音スイッチを使い、左右分離タイプのUSBキーボードも発売されました。たいへん面白く理に適ったキーボードながら、こちらも英語配列のみですので注意してください。

2・Mac「対応」のキーボードの比較

 つづいて、「Mac専用」ではないですが、「Macに対応」するキーボードを紹介します。


  

 10LOGICOOL Bluetooth マルチデバイス キーボード k380 【各色】
  ¥3,002 Amazon.co.jp  (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:ブルートゥース
 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★☆☆☆
 静音性    ★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★☆☆
 総合評価   ★★★☆☆

 k380 は、スイスロジクールから販売されているキーボードです。こちらは、Windows/Mac/タブレット兼用製品となります。

 接続方式は、ブルートゥース接続で、Apple純正製品と同じワイヤレス方式です。アルカリ電池2本を使う方式ですが、バッテリーの保ちはアップルを圧倒し「最大2年間」となります。

 201603041737.jpg

 キーの方式は、同じくパンタグラフ式です。丸い形が特徴的ですが、キーピッチは18mm確保されている点と、独特の凹みのあるキーを採用することで、通常のパンタグラフ式より打ちやすいです。ただ、バタフライ構造のApple純正品に比べるとやや落ちます

 キーの押し味は、18mmのキーサイズ、1.5mmのキーストロークという点で、やはり、Apple純正に比べると落ちますが、5000円以下の値段と考えると大健闘です。 ただし、Fキーは小さめなので、ブラインドタッチはしにくいです。

 キー配列については、メインはWindows用ですが、Mac用の刻印も同時に施されており、数あるMac「対応」製品と比較しても初心者にも迷いにくいです。また、Macと接続するだけで、Macのキーマップになる自動検出機能を備える点も、Macユーザー向けです。

 以上、k380 の紹介でした。純正キーボードが壊れるなどして、5000円以下でMac用のキーボードを探している場合は、有力な選択肢にして良い製品です。ただ、純正品や1万円以上のキーボードとは差がある製品です。また、「Mac専用」モデルではないため、イジェクトなどの一部のキーは不採用です。


  

 11ロジクール Illuminated Keyboard K810
   \8,581 Amazon co.jp  (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列
接続:ブルートゥース
 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★☆☆☆
 静音性    ★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★☆☆
 総合評価   ★★☆☆☆

 K810 も、スイスロジクールから販売されているキーボードです。こちらも、Windows/Mac/タブレット兼用製品となります。

 接続方式は、ブルートゥース接続です。バッテリーは「1年間の保ち」と半減していますが、その代わり、夜間に自動的にバックライトが灯る構造を採用します。

 キーの方式は、同じく普通のパンタグラフ式です。バタフライ構造のApple純正品に比べるとやや落ちます

 キーの押し味は、19mmのキーサイズ、2mmのキーストロークという点で、下位機種よりは優れます。ただし、Fキーは小さめですね。

  201601231353.jpg

 キー配列については、注意が必要です。「Mac対応」の一部の機種ではよくありますが、上記で色の付いた一部のキーにおいて、記号やショートカットが刻印通りに打てません。これは、Windows用/では日本語キーボードでも、「Macでは英語配列のキーボード」と認識してしまうからです。

 以上、K810 の紹介でした。押し味も良く、Windows用としては、Atlasも結構「おすすめ」しているキーボードです。ただ、キーの配置の点で、Macとしては不便なので、この用途では選ばない方が良いでしょう。

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 12Anker ウルトラスリム Bluetooth
   \8,581 Amazon co.jp  (9/2執筆時)

 なお、「Mac対応」を謳ったキーボードの大半は、ロジクールK810 のように「Macでは英語配列のキーボード」か、こちらのAnkerのように「WindowsでもMacでも英語配列のキーボード」です。

 英語配列のキーボードは、キー配列の他、多用する「日本語/英語変換」などのショートカットが大きく異なるので、とくに初心者は選ばない方が無難です。

3・Windows用キーボードをMacで使う方法

 最後に、「Windows専用」のキーボードをMacで利用する場合について書いておきます。この方式の場合、メカニカル方式を超える、静電容量方式などの「高性能キーボードをMacでも利用できるというメリット」があります。

 冒頭で説明したように、この方式の場合、サードパーティ製の「キーリマップ」ソフトを使う必要があります。そのため、最初に、このソフトについての解説からはじめます。

ーーー

 基本的に、Windows専用のUSBキーボードでも、MacのUSB端子に差し込むだけでキーボードとして利用可能です。しかし、WidowsとMacは、コマンドキー、オプションキー・コントロールキーなどの配列が入れ替わってしまいます。

 201502022021.jpg

 これについては、MacOSXのシステム環境設定(デスクトップ画面左上のアップルマークをクリックすると出てくる)から、「キーボード」のプロパティを開き、「修飾キー」の設定を上図のように変更すれば、Macの純正キーボードと同じ配置で利用可能になります。

  201502022023.jpg

 ただ、マックの日本語配列キーボードでは必ずある、スペースバーの左右にある「英数」「かな」のキーは、マック独自のキーなので、これだけではキーが反応しません。このキーは、日本語入力のON/OFFができる便利なキーだけに、使えないと不便です。

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 201505251607.jpg

 しかし、こちらについては、有志の方が開発したSeilというキーボードアプリ【こちら】があり、無料で有効化することが可能です。

 201505251609.jpg

 一部英語のアプリですが、「英数」「かな」などのキーについては、単にアプリをインストールして起動し、上の3つのチェックボックスをONにするだけですので、どなたでも簡単にできると思います。

 150525-000fgafa3.jpg

 そうすれば、白丸をしたスペースキーの左右のキーが、それぞれMacの「英数」「かな」キーとして設定可能です。

  150525-00sas03.png

 なお、一般的な日本語キーボードは、スペースキーのサイズがMac純正キーボードに比べるとやや小さいです。そのため、上の写真の四角い丸で囲んだ2つのキー(スペースキー変換キー)を両方とも「スペースキー」として利用し、その右横のキーをMacの「かな」キーとして、左横のキーをMacの「英語」キーとして使うと、さらに使いやすいです。

201505251609.jpg

 このような設定にすることは簡単です。先ほどの画面で、同じチェックボックス横の数字(キーの番号)を、上から順に102、49、104に変更すれば、そのように配列されます。

 201502022028.jpg

 より上級者には、Seilの姉妹ソフトであるKarabinerというアプリこちらもあります。これを使うと、ほぼ全てのキーが際限なくカスタマイズ可能になります。例えば、(滅多に使わない)プリントスクリーンキーを、CDを取り出すイジェクトキーに変えることなどもできます。

 いずれのソフトも、英語の知識も、パソコンの詳しい知識も不要です。上図をみせたら団塊世代の父(ほぼMac初心者)でも設定できました

 とにかく、基本的にインストールして、上で説明したようにチェックボックスをオンにするだけでOKです。ソフトの安定性は抜群で、Atlasも問題なく使っています。旧バージョンを含めれば、歴史あるソフトなので、日本の愛用者も多いです。

ーーー

 なお最新のOSであるMacOS 10.12 Sierra については、主要機能が統合された新ソフトであるKarabiner-Elementsこちら )が利用できます。対応OSは、MacOS 10.11と10.12です。

 ダウンロードは英語サイトですが、リンク先(こちら )下方の「You can download the latest Karabiner-Elements from 」以下から、このソフトを落とすことが可能です。

 201704182017.jpg

 さきほどと同じ設定にするには、上記の画像のような設定値にしてください。つまり、From key欄の「PCかな」、「PC無変換」、「PC変換」キーについて、To Key欄「かなキー」「英数キー」「Space Bar」をそれぞれ選択すれば、先ほどと同じキー設定になります。新ソフトは、数字的な要素がなく、選択肢を選ぶだけなので、従来よりも簡単です。

 上図には、この設定に加えて、左のオプションキーコマンドキーに、左のコマンドキーオプションキーに入れ替える設定も4段目5段目に追加してあります。これは、最新のMacOS 10.12 Sierra では、MacOSXのシステム環境設定で、修飾ボタン変更がうまく作用しなくなったからです。Karabiner-Elements側で設定したら問題ありませんでした。

 このソフトのインストール方法などは、こちらに英語の解説があります。基本の仕組みは従来と同じです。初心者の方は、とりあえず、ダウンロードして、上の画像にある設定をそのまま入力すれば、Mac配列の純正キーボードとほぼ同じ快適さで利用できると思います。簡単ですので、現状でためらう理由はないでしょう。

 なお、SeilKarabinerをすでにインストールしている方は、そちらをアンインストールしてからやりましょう。

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 201502022045.jpg

 なお、上述のアプリと違って年間ライセンスの有償のアプリですが、同じことを日本語で対応してくれているソフトもあります。【Wink Pro 】です。30日間の無料試用も可能です。詳しくはリンク先をご覧ください。Wink Pro は、MacOS 10.13 High sierraまで対応とのことです。

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 Realforce108UBK USB接続 SJ08B0
  ¥18,401 Amazon.co.jp
(9/2執筆時

 

  マジェスタッチ2 茶軸 FKBN108M/JB2
  ¥10,887 Amazon co.jp
(9/2執筆時

 このように、キーマップソフトを利用すると、打鍵の正確性・安定性が高い、「リアルフォース」などの静電容量方式の「高性能」キーボードや、1万円台前半では相当優秀と言えるメカニカル方式のマジェスタッチなどを、「Mac用キーボード」として利用できます。

 なお、これらは、相当な製品の数があるため、具体的なおすすめ機種は、以下の「結論」でまとめています。

今回の結論
Macユーザーにおすすめの高級キーボードは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はMacユーザーにおすすめできるキーボードを比較・紹介してきました。

 最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


第1に、1万円前後のキーボードでおすすめと言えるのは、

 

 13・FILCO マジェスタッチ2 茶軸・かなあり・ FKBN108M/JB2
  ¥10,887 Amazon co.jp
(9/2執筆時)

配列:日本語配列フルサイズ
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★★★
 
総合評価   ★★★★★

 

 14・FILCO マジェスタッチ2 茶軸・かなあり・ FKBN91M/JB2
  ¥12,080 Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:日本語配列省スペース
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★
 打ちやすさ  ★★★★★
 総合評価   ★★★★★

 1万円前後の予算でおすすめできるのは、Filco出している、マジェスタッチ2茶軸というメカニカル方式のキーボードです。

 打鍵にクセがないため、最もおすすめできる機種です。キータッチも軽く、「スコスコ」入力できます。長時間のタイピングに適している機種です。Apple純正品とは打ち味が違います。

3・マジェスタッチ2の比較(日本語)
4・マジェスタッチ2の比較(英語)

 なお、このキーボードは、押し味の軽量などで他に幾つかバリエーションがあります。

 詳しくは、上の2つのリンク先をご覧ください。どのモデルもKarabinerWink Proに対応します。なお、また、USB方式の他、ワイヤレスBluetooth対応製品もありますが、キーリマップ未対応なので、有線を選ぶべきでしょう。


第2に、1.5万円前後のキーボードでおすすめと言えるのは、

 

 15・Realforce108UBK 「変加重」 日本語配列 USB接続 SJ08B0
  ¥18,401 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

配列:日本語配列フルサイズ
接続:USB

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 打ちやすさ  ★★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 

 16・Realforce91UBK NG01B0 日本語配列 変加重 USB接続
  ¥15,210 Amazon.co.jp (9/2執筆時)
 17・Realforce91UBK-S 静音仕様 変加重 日本語配列 USB接続
  ¥19,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

配列:日本語配列フルサイズ
接続:USB

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★★★
 
総合評価   ★★★★★★

 東プレから発売されているRealForceキーボードをオススメします。

 こちらは、メカニカル方式よりもさらに1ランク高い「静電容量方式」を採用しているからです。打鍵の正確性・安定性の面で、現在発売されている製品としては、最高ランクと言える製品です。

 とくに、こちらは、押したときのクリック感があるために、正確な打鍵が可能であり、その点で、銀行などで採用されることもあります。キーも総じて軽いので、手の疲れやすい人にはおすすめです。

1・東プレ高級キーボードの比較(日本語)
2・
東プレ高級キーボードの比較(英語)

 なお、このキーボードについて、より詳しくは、以下のページをご覧ください。

 とくに「手の疲れに悩んでいる方」は、より押し味が軽いキーボードも、以下の2つのリンク先で紹介してあります。リンク先のどの機種も、KarabinerWink Proで対応しています。


第3に、正確な打鍵を求めるマックユーザーに最もおすすめと言えるのは、

 

 18・東プレ Realforce108UG-HiPro 昇華印刷 SJ38C0 日本語配列
  ¥22,,196 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 19・東プレ REALFORCE104UG-HiPro ALL45g YK2100 英語配列
  ¥27,199 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

配列:日本語配列フルサイズ
接続:USB

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★★★
 静音性    ★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★★★★
 
総合評価   ★★★★★★★

 とても高級ですが、Realforce108UG-HiProをおすすめします。

 Atlasも現在使っていますが、独自の凹タイプのキートップと、クリック感と絶妙な押し味のを持つキーの採用で、ミスタイプが少ない正確な打鍵が得られますもちろん、静電容量方式です。

 先ほど紹介したMatias社の(状態の良かった過去の)Alps社のスイッチを使ったキーボードに打鍵感も似ており、Atlasも気に入っています。

1・東プレ高級キーボードの比較(日本語)
2・
東プレ高級キーボードの比較(英語)

 こちらのキーボードについても、上記記事で詳しく比較しています。


第4に、現在使っているキーボードで指の疲れを感じている方に最もおすすめと言えるのは、

  

 20・東プレ・Realforce108US ALL30G SJ38D0
  ¥24,680 Amazon.co.jp (9/2執筆時)
 21・アーキサイト・Realforce108UD-A ALL 30G XE31L0【Dip付】
  ¥21,384 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

配列:日本語配列フルサイズ
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 
打ちやすさ  ★★★★★
 
総合評価   ★★★★★★

 RealFroce「ALL30グラム」モデルか、アーキサイトが東プレから受注販売している、ALL30グラムの黒色モデルが良いと思います。

 こちらもキー方式は静電容量方式ですが、キーを押したときの重さを通常より軽くしているので、現存するキーボードの中で最も軽さと打鍵感が両立したキーボードといえます。

 よく「手や肩が疲れる方」で、長時間入力の仕事をしている方には最適です。このキーボードはAtlasも所有しており、長時間タイピングをする時期に限定で使っています。一度机に向かうと、Atlasの場合12時間以上は机に向かっているので、軽くないと手が疲れてたまりません。

 押し心地、入力の確かさ、キーの戻りの感覚を含めて、この機種以上に、軽快で心地よく入力できるキーボードを知りません。また、割と静かな部類の打鍵音なので、深夜押していても邪魔になりません。

 ただし、一般的には、必要以上に「軽い」モデルです。高級キーボードが初めての方には、上で紹介した普通のモデルが良いでしょう。

1・東プレ高級キーボードの比較(日本語)
2・
東プレ高級キーボードの比較(英語)

 なお、このキーボードや、これ以外の英語配列や省スペースモデルについて、より詳しくは、以下のページをご覧ください。


第5に、Mac初心者の方などで、あまりOSのシステム的な改変はせずに手軽に利用したい場合は、

 

 5・Matias Tactile Pro Keyboard for Mac/White (FK302-JP)
  ¥14,800 Amazon co.jp (9/2執筆時)

配列:Mac用日本語配列/英語配列
接続:USB
 キーの軽さ  ★★★★☆
 打鍵の正確さ ★★★★☆
 静音性    ★★★★☆
 
打ちやすさ  ★★★★☆
 総合評価   ★★★★☆

 Matias Tactile Proが良いと思います。

 静電容量方式ではありませんが、マジェスタッチと同じメカニカル方式です。ただ、マジェスタッチに比べても、打鍵音がうるさいのが難点ですが、Mac専用設計としては、最も品質が良く、メカニカルキーボードとして、値段相応の性能は期待できます。

 やはり、「キーリマップはしきいが高い」と感じられている方はこちらでしょう。Apple純正品より、ずいぶん快適に入力できると思います。


第6に、Bluetooth無線モデルで、できるだけ高品質なモデルを選ぶならば、

  201709011750.jpg

  ロジクール KX1000s CRAFT
    ¥25,650 Amazon.co.jp  (9/2執筆時)

 新製品となりますが、ロジクールのCRAFTでしょう。こちらは、Mac専用ではなく、Mac対応製品ですが、Mac用のキー配列の自動認識機能ととMac用の刻印がある製品です。

 仕組みはパンタグラフ式ではありますが、筐体に剛性の高いアルミ素材を使うなど、打鍵の安定性を確保する仕組みが用いられます。また、重量感もあるため、薄型では格別に打ちやすいと言って良いです。

 なお、左上にみられる円柱状の突起は「クラウン」と呼ばれる機構で、ダイヤル式に回せたり、タップ・クリックしたりできる設計です。

 とくにダイヤルの部分は、Adobe系ソフトとOffice系ソフトの数値入力に対応するため、クリエーターの方は、この機種は割と良い選択肢かもしれません。

ーーーー

  201511161548.jpg

 1・Magic Keyboard (日本語配列) MLA22J/A
   ¥10,800 ビックカメラ
(9/2執筆時)

 なお、CRAFTは非常に高価な機種なので、予算を抑えたい場合は、Apple純正品を手に入れるのも、現状では良い選択肢です。

5・Bluetooth無線キーボード

 なお、純正モデルを含め、薄型モデルは、上記5番の記事で25製品ほど比較していますので、よろしければご覧ください。

ーーー

 というわけで、以上、今回は、マック向けのキーボードの話でした。

 なお、手指の疲れない「無線マウス」 も探している方ですが【おすすめマウスの比較記事】を書きました。なお、マウスについては、Windows向けの製品をそのままMacで利用可能です。

 最後になりましたが、もし皆さんのお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークボタンから記事を共有していただければ幸いです!!(↓)

posted by Atlas at 15:04 | Comment(0) | Mac関連機器

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