比較2017' 疲れない!PC用キーボード全50機の性能とおすすめ・選び方【東プレのリアルフォースとFILCOのマジェスタッチ2の違い・まとめ記事】手指の疲れない・疲れにくい・打ちやすいPC用USBキーボードランキング!Windows10対応

2017年09月02日

比較2017' 疲れない!PC用キーボード全50機の性能とおすすめ・選び方【東プレのリアルフォースとFILCOのマジェスタッチ2の違い・まとめ記事】手指の疲れない・疲れにくい・打ちやすいPC用USBキーボードランキング!Windows10対応

今回レビューする内容: 2017年 打ちやすく、疲れない高級パソコン用キーボード50製品の性能とおすすめ・選び方:USBキーボードと無線キーボードの違い、東プレ・リアルフォースとマジェスタッチ2の違い、日本語キーボードと英語キーボードの違いなど。キーサイズ・キーストロークなどの点での選び方・メンブレン式・メカニカル式・パンタグラフ式・静電容量方式の違いなど

今回のお題
 打ちやすく、疲れないPC用のキーボードのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回の記事は、2017年モデルのキーボードについての「まとめ記事」になります。  

 このブログ「モノマニア」では、以下の7つの記事で、安いキーボードから、高級キーボードまで全50種類以上を、個別に比較・紹介してきました。

1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・
東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード
7・おすすめキーボードの選び方 【まとめ】

 今回は、7番の記事です。「打ちやすく」「疲れない」キーボードは、結論的にどの製品と言えるか?についての「まとめ」記事です。

 なお、検索エンジンから直接いらした方も、「基本的なキーボードの選び方」は、この記事で説明しますので、はじめにこの記事をご覧頂ければと思います。

1・日本語・英語配列の違い
2・
フルサイズ・省スペースの違い
3・Windows・Mac・タブレット用の違い
4・USB有線方式・Bluetooth方式の違い
5・キーサイズとキーストロークの違い
6・キースイッチ形式の違い
7・リアルフォースとマジェスタッチの違い

 なお、今回は以上の7つの観点から「キーボードの選び方」を解説していこうと考えています。

1・日本語・英語配列の違い

 キーボードを選ぶ際、はじめに重要なのは、キー配列を選ぶことです。

  201709020923.jpg

 大ざっぱにいって、キーボードには「日本語配列キーボード」と「英語配列(ASCII)キーボード」があります。両方ともに、日本語・英語の変換は可能ですが、とくに、ショートカットボタンなどの位置が異なります。

英語配列(ASCII)キーボード」には、 日本語入力と英語入力を切り替える、左上の「半角・全角ボタン」がありません。英語配列のキーボードの場合、「Alt + `」「Shift + CapsLock」などで「半角英数・全角ひらがな」の入力変更を行います。そのほか、キーボード下部の「変換」「無変換」ボタンがない「@」などの記号の配列が異なるなどの違いがあります。

 簡単に言えば、「英語配列(ASCII)キーボード」は、プログラマーやヘビーゲーマー用に売れているのであり、「一般的には選ばなくてよい」と言えます。ただし、「英語配列(ASCII)キーボード」は、タブレット(Android系/iOS系)のキー配置と同じため、そちらでも使いたい場合は、この配列を選ぶメリットはあります。


 201709020919.jpg

 「日本語配列キーボード」は、正確に言えば、キーの数の違いで何種類もあります。大きなキーボード(フルサイズキーボード)でもっとも一般的なのは、総計で108個のキーがある「日本語108キーボード」です。

 このほか、「日本語106キーボード」という、最下段2つある「Windowsキー」が省かれたモデルもあります。しかし、Windows10において、このボタンが多用される傾向にあるため、最近はほぼみかけません。

 簡単に言えば、初心者は、「日本語108キーボード」を選べば間違いないと言えます。カタログやネットショップでは、きちんとキーの数が明視されていますので、心配いりません。このブログ記事でも明示するようにしています。

2・フルサイズと省スペースの違い


 201709020939.jpg

 キーボードは、「大きなキーボード(フルサイズ)」のほか、テンキーレスとも呼ばれる「省スペースキーボード」もあります。

 写真で見て分かるように、右側にテンキー(電卓キー)がないのが特徴です。こちらも、Windowsがある「日本語91キーボード」と、ない「日本語89キーボード」がありましたが、最近は前者がほとんどです。

 同じメーカーの同じシリーズの製品ならば、「手の疲れやすさ」は変わらないので、机上スペースが足りないならば、こういった「省スペースキーボード」を選ばれてもよいでしょう。

  201709020942.jpg

 ただ、とくにブラインドタッチに慣れた方、またそれを学びたい方について、「省スペースキーボード」には注意点があります。

 というのも、省スペース性が高い製品は、4方向の矢印キーの位置、ファンクションキー(Fキー)のサイズ、スペースバーなどのサイズが通常と異なるからです。とくに、矢印キーの位置の違いの違和感は深刻なので、「省スペースキーボード」を選ぶ際は、配置が特殊ではないか、について注意が必要です。

 ただ、後ほど紹介するFILCOの「マジェスタッチ」や東プレの「リアルフォース」ならば、こういった問題はありません

3・Windows用・Mac用・タブレット用の違い

 さて、デンキヤに並んでいるキーボードの大半は「Windows用」のキーボードです。

 ただ、多くの周辺機器と同じように、Windows用でも、Macやタブレットで利用することは「可能」です。ただ、注意点もあります。


  201709020953.jpg

 Macの場合、問題となるのが、「英数」「かな」キーです。Windows用はこの部分は「変換」「無変換」キーですが、この部分に互換性がなく、Macで使う場合、このキーが「死に」ます。そのほか、Windows用キーボードを使うと、一部記号キーの配列が異なるなどして、適切に利用しがたい言えます。

  201511161548.jpg

 1・Magic Keyboard (日本語配列) MLA22J/A
   ¥11,664 ビックカメラ
(6/5執筆時)

 ただ、Apple純正のMagic Keyboardをはじめ、Mac用としては「高性能で疲れないキーボードがほとんど無い」状況です。

6・Mac配列のキーボード

 そのため、Atlasを含むMacユーザーは、有志が作ってくださっている「キーマッピングを変更できるソフトウェア」を利用して、こうした問題を自主的に解決しています。なお、この話については、上記6番の記事でより詳しく書いています。

ーーー

 

 2・ロジクール UNIVERSAL FOLIO uK1050
  ¥7,133 Amazon.co.jp   (9/1執筆時)

 タブレットの場合、iOS系Ancroid系ともに、「英語配列(ASCII)キーボード」と配列が同じため、英語配列のキーボードを利用するのが原則です。「日本語配列キーボード」だと、「@」の位置などがキー刻印通りに打てません

 一部の製品は、入力切替機構をつけた上、キートップに「日本語配列」と「英語配列」の刻印を施している場合もあります。しかし、これは例外的です。

5・Bluetooth無線キーボード

 結論的に言えば、タブレット用で考える場合は「PCと兼用」は考えず、素直に「タブレット専用キーボード」を買うのが良いでしょう。

 これは、上述のキー配列の問題のほか、タブレットの場合、ノートPCのように、立て掛けてキータイプをすることになるため、専用のスマートカバー付属タイプのほうが圧倒的に利便性が高いからです。タブレット用については、上記5番の記事で、カバー付きの製品を含めて詳しく書いています。

4・USB方式・Bluetooth方式の違い

 つづいて、キーボードを「USB(有線)」にするか「Bluetooth(無線)」にするか、という問題です。

 第1に、WindowsPCで使う場合、どちらを選んでも良いと思います。ただ、最近のBluetoothは、昔のような遅延はありませんが、それでも有線に比べると反応速度が遅い場合があります。また、起動時にペアリングが切れたり数ヶ月でバッテリーが切れることもあり、(例外もありますが)高級キーボードの大半は有線USB方式を選択しています。Atlasも仕事用は有線にしています。

 

 3・Wireless Keyboard K275
   ¥1,980 Amazon.co.jp   (9/1執筆時)
 4・Wireless Combo MK245 NANO MK245nBK
   ¥2,979 Amazon.co.jp   (9/1執筆時)

 なお、ロジクールからは、安定性の高い「USB無線方式」の製品が一部でています。これは付属のUSB無線レシーバーをPC本体に取り付けて飛ばす方式で、一般的にBluetoothより安定性が高いのですが、残念ながら、高性能キーボードがラインナップされていません

 第2に、Macで利用する場合、Bluetooth接続は注意が必要です。メーカー側が「Mac対応」を謳っている製品を除き、Windows用のBluetoothキーボードを利用した場合、先ほど書いたような「キーマッピングを変更できるソフトウェア」が利用できないからです。Apple純正キーボード以外を利用する場合は注意が必要です。

 第3に、タブレットで利用する場合、有線という選択肢はなく、必然的に「Bluetooth(無線)」方式を利用することになります。

 以上、USB方式・Bluetooth方式の違いについて書きました。結論的にいって、このブログの主題である「疲れにくい」「打ちやすい」キーボードをPC用に選ぶ場合、ベストは「USB(有線)」のキーボードと言えます。スタイリッシュさでは負けますが、入力の正確性・打鍵感・安定性は、現状では水をあけていますので。

  201709011750.jpg

 5・ ロジクール KX1000s CRAFT
    ¥25,650 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)

 ただ、2017年9月に「今までに無く高級な」Bluetoothキーボードが発売されました。CRAFTは、【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で紹介した機種です。

 多少割高ですが、iMacなどのデザイン性の高いPCとマッチするような、スタイリッシュな薄型な高級モデルを探している方は、選択肢として良いでしょう。「フルサイズ」の「日本語108キーボード」となります。

5・キーサイズとキーストロークの違い

 つづいて、キーサイズキーストロークについてです。これは、Bluetoothを含めて薄型モデルのキーボードを選ぶ際に重視するべき部分です。

 201709021028.jpg

 キーサイズは、普通のキーボードの場合、19mmが基本です。ただ、ノートPCのような薄型のキーボード(パンタグラフ式)を採用する一部機種の場合、16mm程度のモデルも多く、とくにブラインドタッチしにくい機種が多いです。

 キーストローク(=キーをどれだけ押し込めるか)は、打鍵の正確性・安定性に関わる部分です。高級キーボードは4mmほどが基本で、薄型でも2mmは欲しいところです。それ以上浅いと、打鍵感が悪く、一般的に押しにくいと言えます。

 なお、このブログでは、薄型モデルの多い【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で、この2つの要素をしっかり明示して分かるようにしています。

 一方、高級キーボードととして紹介したUSB接続方式の「FILCO」マジェスタッチシリーズ東プレの「リアルフォースシリーズ」については、いずれも19mm・4mmの基準をクリアしているため、説明には加えていません。この2機種については、キーサイズとキーストロークを心配しなくて良いでしょう。

6・キースイッチ形式の違い

 つづいて「キースイッチ形式の違い」です。

 201709021040.jpg

 こちらは「高級キーボード」と「格安キーボード」を分ける重要な指標で、「手の疲れやすさ」「打鍵の正確性・安定性」にも相当関係する部分です。東プレや、フィルコ高級キーボードを初めて使う人が「感動する」のは、主にこのキー方式の違いからです。

1・メンブレン式
2・パンタグラフ式
3・メカニカル式
4・静電容量方式

 キーボードを「押し上げ」する仕組みは、構造的に上記の4種類に区分されます。順番に紹介していきましょう。

 201709021109.jpg

 6・バッファロー キーボード BSKBW100SBK [ブラック]
   ¥1,198 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)

 第1に、メンブレン式です。格安のキーボードやデスクトップPC付属のキーボードの大半がこの方式を採用します。キーごとに個別スイッチを搭載せず、キーボードの下に全体敷かれた大きなラバーシートとの接触で、入力を感知する方式です。耐久性は低く、押し味も悪いです。

   201709021110.jpg

 6・エレコム TK-FBP052BK [ブラック]
   ¥1,491 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)
 7・ロジクール Wireless Illuminated Keyboard K800t
   ¥1,0163 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)

 第2に、パンタグラフ式です。こちらは、ノートPC用キーボードで採用される方式で、電車のパンタグラフのようなバネを搭載したモデルです。薄型でも一定の打鍵感を得られる方式で、メンブレン式より安定しています。格安モデルから高級モデルまで採用されています。技術的には、Appleが最新開発したシザー式パンタグラフなど、亜種もありますが、平均的な水準のキーと言えます。

 201709021111.jpg

 8・FILCO マジェスタッチ2 FKBN108M/JB2
  ¥10,888 Amazon co.jp
  (9/1執筆時)

 第3に、メカニカル式です。こちらは、「FILCO」マジェスタッチシリーズなど、薄型ではないモデルに採用される高品質なスイッチです。こちらは、キー1つ1つに個別スイッチが備わり、打鍵の安定性・正確性が高い高級品です。また、耐久性も高く、長く壊れないキーとも言えます。薄型にできないという欠点もありますが、それを凌ぐ入力の快適性をえられます。

 なお、メカニカル式のキーは、ドイツのチェリー社のスイッチ(Cherry MX)が有名で、同社の製品だけでも、打鍵感や押し返し圧の違いで、5種類ほどラインナップがあります。これについては、後ほど詳しく説明します。

 日本語キーボードの場合計108個の個別スイッチが搭載されます。部品代は相当高くなりそうですが、メカニカル式はスイッチだけをパーツとして製造できる構造なので、大量生産効果で、性能が良い割に価格は比較的安くなっています。

 201709021112.jpg

 東プレ リアルフォース 108UBK
  ¥18,401 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)

 第4に、静電容量方式です。こちらは、、東プレの「リアルフォースシリーズ」が有名です。東プレは、内部のスイッチ部分を含めて自社生産できるプレスメーカーです。同社は、機械接点のない静電容量方式という独自のスイッチ技術をキーボードに利用しています。

 この方式は、メカニカル方式の「上位互換」といえ、「多少不正確な角度の打鍵でも心地よくキーを返す」点で、メカニカル式を凌ぎます。ただ、この方式は、生産コストが高く、日本語キーボードの場合は108個ものスイッチが必要のため、キーボード価格が高価なのが難点です。

 以上、4つのキースイッチの違いについて解説しました。

 今回の記事の主題である「疲れにくさ」「打鍵の正確性・安定性」の点から言えば、「FILCO」マジェスタッチシリーズに代表されるメカニカル式か、東プレの特許である「リアルフォースシリーズ」の静電容量方式が選択肢です。

 そこで、以下では、この2製品について、さらに詳しく説明したいと思います。 

6・リアルフォースとマジェスタッチの違い

 「FILCO」マジェスタッチシリーズ東プレの「リアルフォースシリーズ」とも、それぞれ10種類以上の製品を出しています。

 そして、「見かけは同じ」でも、「実は性能が違う」という製品が多く、選ぶ際に分かりづらい部分が多いです。


  

 10・東プレ・Realforce108UBK SJ08B0【変荷重】
  ¥17,978 Amazon.co.jp
(9/1執筆時)
 11・東プレ・Realforce108UDK SJ38C0【ALL30g】
  ¥18,247 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
 12・東プレ・Realforce 108UH SA0100【ALL45g】
  ¥16,709 Amazon.co.jp (9/1執筆時)

 東プレの「リアルフォースシリーズ」を選ぶ場合、「荷重」というスペックが重要です。

 「荷重」とは、キーボードのスイッチを押し込む際に必要な力です。これが、大きいほど、押し下げる際の圧力が高くなります。疲れやすい人は「軽め」、打鍵の正確性を重視する人は「重め」を選ぶのが原則となります。

 「リアルフォースシリーズ」の場合、「日本語108キーボード」だけでも、「荷重」が異なる3種類のキーボードがあります。

 第1に、【変荷重】というモデルです。これは普通のキーは、45gの重さだが、小指で押す位置にあるものは軽め(30g)に、親指で操作するキーは重め(50g)と差を付けているモデルです。「リアルフォースシリーズ」では、入門者向けに最も「売れ筋」モデルです。

 第2に、【ALL30g】です。全てのキーの荷重を30gに統一したモデルです。とくに「キーボードを押すのが疲れる人」向けに発売されている特別な製品となります。

 第3に、【ALL45g】です。全てのキーの荷重を45gに統一したモデルです。「ある程度キーが重くても、正確に打ちたい」人向けの「特注製品」といえます。

1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・
東プレ高級キーボード(英語)

 以上、東プレの「リアルフォースシリーズ」の選び方の解説でした。荷重の点以外にも、ここまで説明してきた「英語配列と日本語配列」、「省スペースとフルサイズ」などの違いがあり、総計で30近い製品があります。

 よりに詳しくは、上記で説明しています。ただ、いずれにしても、高級キーボードの初心者には【変荷重】が最も一般的で、使いやすいというのがAtlasの意見です。

 なお、東プレのキーボードは共通して、キーを押し込んだ際に「カチッ」と言う音がします。これを専門用語で「クリック感」と言います。キーが入力されているかを音で確認できるため、タイプミスが少ないという利点があります。東プレの場合、この打鍵音は、さほど大きくなく、あまり気になりません。


 

 13・マジェスタッチ2・FKBC108ML/JB2【黒軸】
 14・マジェスタッチ2・FKBC108MC/JB2青軸
 15・マジェスタッチ2・FKBC108M/JB2茶軸
 16・マジェスタッチ2・ FKBC108MRL/JB2赤軸
 17・マジェスタッチ2・FKBN104MPS/EB2ピンク軸
  ¥13,753〜 Amazon co.jp (9/1執筆時)

 FILCOのマジェスタッチシリーズを選ぶ場合、採用しているドイツのチェリー社のメカニカルスイッチの種類で、茶軸黒軸青軸赤軸・ピンク軸と、5つに種類が分かれます。

 軸の違いで「荷重」というデータが異なるほか、押したときの「クリック感」が異なります。以下、詳しく解説します。

ーー

 黒軸は、キーが最も重いモデルです(荷重60g)。言い替えれば、高級キーボードでは最も重いキーを採用します。キーが重いと「押した感」があるため、誤入力が少ないという利点があります。一方、長時間使うと疲れやすいという欠点もあります。この点で、半日など長時間キーボードを打たない方や、ゲーム用に売れています。

 なお、黒軸の場合、先ほど説明した「カチッ」というクリック感が全くありません。そのため、東プレにくらべて打鍵音はさらに静かです。この点が、このキーのもう一つの特長です。

ーー

 青軸は、キーが2番目に重いのモデルです(荷重50g)。一方、東プレのように、キーを押し込んだときに「カチッ」というクリック感がある機種です。

 クリック感キーの重さが両方あるモデルのため、ブラインドタッチにおけるタイプミスは少ないです。ただ、クリックの際の音が、東プレを含めたどの機種よりも大きいため、職場でうるさがられる危険があります。自宅での夜間の利用にも向きません。

ーー

 茶軸は、標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。この機種は、青軸ほど強くはないですが、押し込んだことが分かる「カチッ」というクリック感があります。

 つまり、キーの軽さとクリック感が両立したモデルと言えます。東プレの【変荷重】キーボードの特性に最も似たキーボードで、高級キーボードの入門用に最適です。

ーーー

 赤軸も、標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。ただ、この機種は、黒軸と同じく、キーを押し込んだ際のクリック感がありません。つまり、キーの軽さと、クリック感(抵抗)のなさゆえ、FILCOではもっとも手の疲れないキーボードです。東プレの機種と比べるならば、【ALL30g】と同レベルの軽さと言えます。

 一方、この機種はクリック感も重さもないので、タイプミスが生じやすいという欠点があります。ブラインドタッチが正確にできる方以外は、茶軸などが無難です。

ーーー

 ピンク軸は、赤軸と傾向は全く同じです(荷重45g)。ただし、静音性が考えられており、30%ほど打鍵音が静かという特性があります。別名「サイレントレッド」です。

 

【USB+ブルートゥース接続】

 17・マジェスタッチコンバーチブル2・FKBC108M/JB2
  
¥12,280 Amazon co.jp (9/1執筆時)

 以上、マジェスタッチの紹介でした。こちらの場合も、「荷重とクリック感」以外の点、ここまで説明してきた「英語配列と日本語配列」、「省スペースとフルサイズ」などの違いがあります。

 また、それに加えて、マジェスタッチの場合、Bluetooth接続にも対応するマジェスタッチコンバーチブル2という機種も販売されています。この部分は悩みどころです。

 ただ、Bluetooth無線は、USB接続に比べると、入力データの遅延がゼロではありません。電子レンジなど、家庭や職場の妨害電波の影響を受けるからです。その点、快適な入力環境を得たいならば、USB接続は必須です。また、できれば、USBハブなどを介さず、直接PCにつなげることをおすすめします。なお、Bluetooth無線を使う場合は、乾電池が2本必要(3ヶ月ほどで交換)です。


 201607021738.jpg

 というわけで、以上、「FILCO」マジェスタッチシリーズ東プレの「リアルフォースシリーズ」についてまとめました。

 多少複雑なので、表を使って改めてポイントをざっくりまとめると、以上のようになると思います。

 つまり、

 キーが重いほど、打ち間違いは減るが、長時間の利用時には疲れる

 クリック感があると、打ち間違いは減るが、打鍵音が大きくなる

 この2つの法則基本に考えると、良いとか思います。

7・高級キーボードを選ぶ際に重要な要素

 なお、高級キーボードを選ぶ場合、これ以外、購入時迷う部分があるとすると以下のことでしょう。

1・省スペースか、フルサイズキーボードか?

 

 第1に、テンキー(数字キー)付のモデルを買うか、テンキーレスの省スペースモデルを買うかです。結論的に言えば、打ちやすさや、疲れにくさの点では、「どちらでも良い」といえます。

 高級キーボードの場合、省スペースキーボードでも、キーストローク(キーが押せる深さ)キーピッチ(キーの大きさ)キーの配置はフルサイズと同じです。そのため、小型化で打ちにくくなることはないからです。

 ただし本体が大きいと、設置時に安定しますので、邪魔にならず置けるならば、フルサイズキーボードをおすすめします。

2・パームレストは必要かどうか?

 

 FILCO ウッドパームレスト Lサイズ 幅(440mm)  
 FILCO ウッドパームレスト Mサイズ 幅(360mm)
 
¥3,326 Amazon co.jp (9/1執筆時)

  

 山下商工 フルキーボード用革製リストレスト【各色】
  ¥6,480 Amazon co.jp (9/1執筆時)
 山下商工 テンキーレス用革製リストレスト 【各色】
  ¥5,940 Amazon co.jp (9/1執筆時)

 第2に、パームレスト(リストレスト)の必要性です。この部分は、「人それぞれ」ですが、腱鞘炎などの疲れの予防になるのは確かです。

 東プレも、FILCOも、キーボードの底部の突起を起こせば、キーボードに角度を付けられます。その上で、パームレストを利用すると、疲れは軽減できます。一方、格安の柔らかいジェル式のパームレストは、蒸れて不快になったりしますので、木製かレザー製で、できるだけ硬質なものが良いと思います。

 FILCO(マジェスタッチ発売元)は、ウッド製の専用パームレストを発売しています。フルサイズキーボードならば、Lサイズが合いますね。こちらは、東プレのキーボードでもサイズは合います。

 FILCOは、以前はレーザーのリストレストも出していましたが、廃盤になりました。それは、レザーの中硬質なジェルが入っていてかなり快適でした。ただ、似たようなものが山下商工から発売されており、Atlasも使っています。多少高いですが、使い込むとかなり快適です。

 キーボードと同時に買うのも手です。ただ、予算面の問題もありますし、キーボード単体で使ってみて、「違和感があったら導入を考える」感じでも良いと思います。

今回の結論
打ちやすく、手や指の疲れないパソコン用のキーボードはこの機種!

 というわけで、今回は、疲れないPC用キーボードについて、いくつかの側面から考えてみました。    

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、初めての「高級キーボード」として、全ての人におすすめしたいキーボードは、

 

 東プレ・Realforce108UBK SJ08B0【変荷重】
  ¥18,401 Amazon.co.jp
(9/1執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 東プレのRealforce108UBK【変荷重】モデルでしょう。

 普通のキーボード(例えば5000円以下やパソコンに最初から付いていたもの)を使っていて、手が疲れて買い換えようと考えている人の1台目としては、東プレの「変加重」モデルが最適です。

 先ほども書いたように、「変加重というのは、キーの列によって加重を変えたキーボードです。例えば、小指で押す位置にあるものは軽め(30g)に、親指で操作するキーは重め(50g)というようにバランス良く作られています。

 このモデルは、一般的なキーボードに較べると押し味は十分軽いですし、押し込んだ際のクリック感もあります。際だった「クセ」もないので、初心者にもおすすめできる良いキーボードです。仕事でもゲームでも万能にこなせるでしょう。

ーーー

  

 東プレ Realforce91UBK NG01B0 日本語配列 変加重
  ¥15,210 Amazon.co.jp   (9/1執筆時)
 東プレ Realforce91UBK-S 静音仕様 日本語配列 変加重
  ¥19,980 Amazon.co.jp (9/1執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 ただし、テンキー(電卓のような配置の数字キー)必要ない場合は、【変荷重】の省スペースキーボードでも良いでしょう。オーソドックスな8番の91UBKがオススメです。

 また、この機種には【静音仕様】もあります。クリック感はありますがクラス最高の静けさを持ちます。


 第2に、指の疲れが酷い方、半日を超える長時間入力する人に最もオススメできるキーボードは、

  

 東プレ・Realforce108UDK SJ38C0【ALL30g】
  ¥18,247 Amazon.co.jp (9/1執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 東プレ・RealFroceの「ALL30グラム」モデルが良いでしょう。FILCOのマジェスタッチを含めて、キータッチは最も軽い機種です。

 フィルコ社の赤軸など軽さで有名なキーボードは他にもあります。しかし、クリック感、入力の確かさ、キーの戻りの感覚・静音性を総合すれば、やはりこちらが優位です。

 ただ、この機種や、赤軸は、言い替えれば、必要以上に「軽い」モデルとも言えます。そのため、高級キーボードが初めての方には、上で紹介した「変加重」のモデルが良いでしょう。


第3に、しっかりとした押し味でミスタイプも減らせるキーボードとしては、

 

 Realforce108UG-HiPro SJ38C0 ALL45g】
  ¥21,196 Amazon.co.jp
(9/1執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★★★

 やや高級ですが、Realforce108UG-HiProをおすすめします。この機種は、リアルフォースシリーズのなかでは「プレミアムモデル」に属し、キートップのデザインが異なります。

 Atlasも現在愛用していますが、独自の凹タイプのキートップと、ALL45グラムと押し味のあるキーの採用で、ミスタイプが少ない正確な打鍵を確保できるでしょう。

 ややキーは重めですが、黒軸青軸に比べれば軽いです。黒軸では長時間のタイピングが疲れてしまうAtlasの場合も、これなら長時間使っていても疲れないレベルです。

 ただし、今現在使われているキーボードで指が相当疲れている方は、この機種は適切ではありません。標準的な重さのキーボードが良いでしょう。


第4に、比較的安価に手に入る、高性能なキーボードとしておすすめなのは、

 

 1・マジェスタッチ2 茶軸

  かなあり・ FKBN108M/JB2【USB接続】
   ¥10,887 Amazon co.jp
(9/1執筆時)

 2・マジェスタッチコンバーチブル2 茶軸
  
かなあり・FKBC108M/JB2【USB+ブルートゥース接続】
  
¥12,280 Amazon co.jp (9/1執筆時)

 

 3・マジェスタッチ2 テンキーレス 茶軸

  かなあり・ FKBN91M/JB2【USB接続】
   ¥10,961 Amazon co.jp
(9/1執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★

 マジェスタッチ2 (Convertible2)の、茶軸が採用されたモデルが良いと思います。リアルフォースシリーズの【変荷重】モデルと似た特性で、クリック感と、キーの軽さが両立したバランスの良いモデルです。打鍵音も静かな部類です。

 ちなみに、現在1万円以上のキーボードを使っていないのならば、ここで紹介したどのモデルを買っても、疲労軽減を感じることができると思います。


第5に、薄型でスタイリッシュなモデルとして、打鍵感に期待できるのは、

  201709011750.jpg

  ロジクール KX1000s CRAFT
    ¥25,650 Amazon.co.jp  (9/1執筆時)

 ロジクールのCRAFTでしょう。パンタグラフ式ではありますが、筐体に剛性の高いアルミ素材を使うなど、打鍵の安定性を確保する仕組みが用いられます。また、重量感もあるため、薄型では格別に打ちやすいと言って良いです。

 なお、薄型モデルは、タブレット用を含めて、【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で詳しく紹介しています。

ーーーーーー

 というわけで、今回はキーボードの話でした。

1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・
東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード

 なお、個別の機種のより詳しい性能を知りたい方は、上記の個別記事をご覧ください。特に東プレとマジェスタッチは、それぞれ30製品前後を展開しているため、比較して考えたい方は、より詳しく知っておくのも損ではないでしょう。

 

 また、、手指の疲れない「無線マウス」 も同時に探している方は【おすすめマウスの比較記事】にまとめ記事を書きました。こちらもよろしくお願いいたします。

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