比較2018'【疲れない】高品質なPC用キーボード全50機のおすすめと選び方【まとめ記事】

2018年10月03日

比較2018'【疲れない】高品質なPC用キーボード全50機のおすすめと選び方【まとめ記事】

【今回レビューする内容】2018年 打ちやすく疲れにくい高級パソコン用キーボード50製品の性能とおすすめ・選び方 :東プレ・リアルフォースとマジェスタッチ2の違いUSBと無線キーボード、日本語と英語キーボードの違い メンブレン式・メカニカル式・パンタグラフ式・静電容量無接点方式の違いとランキング Windows10対応

今回のお題
打ちやすく、疲れないPC用のキーボードのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2018年最新のPC用キーボードの「まとめ記事」です。

1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード

 このブログで書いてきた「全6回のキーボード比較記事」を結論的にまとめました。

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 20年近くで20機以上は「高級キーボード」を使い潰してきたAtlasの視点から、「打ちやすく」「疲れない」キーボードは、結論的にどの製品と言えるか?についてまとめます。

 なお、検索エンジンから直接いらした方も、「基本的なキーボードの選び方」は、この記事で説明しますので、はじめにこの記事をご覧頂ければと思います。

1・高級キーボードの選び方の基本!

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 信頼性の高い「高級キーボード」は、東プレのリアルフォースをはじめ、フィルコのマジェスタッチや、ロジクールのCRAFTなど、各社から多くの製品が販売されています。

 さしあたって、今回の記事では、「メーカー横断的」に比較する際の「基準」となる要素の紹介からはじめます。

 「キーの配列」などの基本的な情報から入り、最終的には「キーの品質」「ストローク」など専門的な話もフォローしつつ、皆さんに「確実にフィットする「高品質キーボード」を探すための基本を、お伝えできればと思います。

 合計すると、7つほどポイントがありますが、できるだけ「分かりやすく」書くので、飽きずに最後までお付き合い頂ければ幸いです。

1・キーボード配列の選び方

 皆さんが、「高級キーボード」を選ぶ際、はじめに重要なのは、キー配列を選ぶことです。

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 大ざっぱにいって、キーボードには「日本語配列キーボード」と「英語配列(ASCII)キーボード」があります。

 両方ともに、日本語・英語の変換は可能ですが、とくに、ショートカットボタンなどの位置が異なります。

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 例えば、「英語配列(ASCII)キーボード」には、 日本語入力と英語入力を切り替える、左上の「半角・全角ボタン」がありません。

 英語配列のキーボードの場合、「Alt + `」「Shift + CapsLock」などで「半角英数・全角ひらがな」の入力変更を行います。そのほか、キーボード下部の「変換」「無変換」ボタンがない「@」などの記号の配列が異なるなどの違いがあります。

 簡単に言えば、「英語配列(ASCII)キーボード」は、プログラマーやヘビーゲーマー用に売れているのであり、「一般的には選ばなくてよい」と言えます。

 ただし、「英語配列(ASCII)キーボード」は、タブレット(Android系/iOS系)のキー配置と同じため、そちらでも使いたい場合は、この配列を選ぶメリットはあります。


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 「日本語配列キーボード」は、正確に言えば、キーの数の違いで何種類もあります。

 大きなキーボード(フルサイズキーボード)でもっとも一般的なのは、総計で108個のキーがある「日本語108キーボード」です。

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 このほか、「日本語106キーボード」という、最下段2つある「Windowsキー」が省かれたモデルもあります。しかし、Windows10において、このボタンが多用される傾向にあるため、最近はほぼみかけません。

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 結論的にいえば、初心者は、「日本語108キーボード」を選べば間違いないと言えます。カタログやネットショップでは、きちんとキーの数が明視されていますので、心配いりません。このブログ記事でも明示するようにしています。

2・省スペースとフルサイズの選び方


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 キーボードは、「大きなキーボード(フルサイズ)」と、「テンキーレス」とも呼ばれる「省スペースキーボード」とがあります。

 「省スペースキーボード」は、写真で見て分かるように、右側にテンキー(電卓キー)がないのが特徴です。

 こちらも、Windowsキーがある「日本語91キーボード」と、Windowsキーがない「日本語89キーボード」がありますが、Windows10発売以降、最近は前者がほとんどです。

 同じメーカーの同じシリーズの製品ならば、「手の疲れやすさ」は変わらないので、机上スペースが足りないならば、こういった「省スペースキーボード」を選ばれてもよいでしょう。


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 ただし、ブラインドタッチに慣れた方、またそれを学びたい方について、「省スペースキーボード」には注意点があります。

 なぜなら、省スペース性が高い製品は、4方向の矢印キーの位置、ファンクションキー(Fキー)のサイズ、スペースバーなどのサイズが、通常と異なる場合があるからです。

 とくに、矢印キーの位置の違いの違和感は深刻です。そのため、「省スペースキーボード」を選ぶ際は、配置が特殊ではないか、について注意が必要です。

 結論的にいえば、あまり特殊な配列のキーボードは(初心者であるほど)選ばない方が無難です。

 また、本体が大きいと設置時に安定しますので、邪魔にならず置けるならば、基本的にはフルサイズキーボードをおすすめします。

 なお、後ほど紹介するFILCOの「マジェスタッチ」や東プレの「リアルフォース」などの高級キーボードならば、こういった問題はありません

3・Windows以外で利用する場合の注意点

 デンキヤに並んでいるキーボードの大半は「Windows用」のキーボードです。

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 とはいえ、多くの周辺機器と同じように、Windows用でも、Macタブレットで利用することは「可能」です。

 ただ、注意点もあります。



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 第1に、Macの場合です。

 問題となるのが、「英数」「かな」キーです。Windows用はこの部分は「変換」「無変換」キーですが、この部分に互換性がなく、Macで使う場合、このキーが「死に」ます。

 そのほか、Windows用キーボードを使うと、一部記号キーの配列が異なるなどして、適切に利用しがたい言えます。

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 1・Magic Keyboard MLA22J/A
   ¥10,790 ビックカメラ
(6/2執筆時)

 ただ、Apple純正のMagic Keyboardをはじめ、Mac用としては「高性能で疲れないキーボードがほとんど無い」状況です。

6・Mac配列のキーボードの比較

 そのため、Atlasを含むMacユーザーは、有志が作ってくださっている「キーマッピングを変更できるソフトウェア」を利用して、こうした問題を自主的に解決しています。

 なお、この話については、上記6番の記事でより詳しく書いています。


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 第2に、タブレットの場合です。

 iOS系Ancroid系ともに、「英語配列(ASCII)キーボード」とキーの配列が同じです。

 そのため、タブレットの場合は「英語配列のキーボード」を利用するのが原則です。「日本語配列キーボード」だと、「@」の位置などがキー刻印通りに打てません

 ただし、一部の製品は、入力切替機構をつけた上、キートップに「日本語配列」と「英語配列」の刻印を施している場合もあります。しかし、これは例外的です。

5・Bluetooth無線キーボードの比較

 結論的に言えば、タブレット用で考える場合は「PCと兼用」は考えず、素直に「タブレット専用キーボード」を買うのが良いでしょう。

 これは、上述のキー配列の問題のほか、タブレットの場合、ノートPCのように、立て掛けてキータイプをすることになるため、専用のスマートカバー付属タイプのほうが圧倒的に利便性が高いからです。

 なお、タブレット用については、上記5番のリンク記事で、カバー付きの製品を含めて詳しく書いています。

4・無線キーボードを選ぶ際の注意点

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 続いて、「USB(有線)」ではなく、「Bluetooth(無線)」を選択肢に入れる場合の注意点です。


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 第1に、WindowsPCで使う場合です。

 この場合は、USB・Bluetoothどちらを選んでも良いと思います。最近のBluetoothは、昔のような遅延はありませんので。

 しかし、それでも有線に比べると反応速度が遅い場合があります。

 また、起動時にペアリングが切れたり数ヶ月でバッテリーが切れることもあり、(例外もありますが)高級キーボードの大半は有線USB方式を選択しています。Atlasも仕事用は有線にしています。

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 3・Wireless Keyboard K275
   ¥1,980 Amazon.co.jp   (6/2執筆時)

 4・Wireless Combo NANO MK245nBK
   ¥2,298 Amazon.co.jp   (6/2執筆時)

 なお、ロジクールからは、安定性の高い「USB無線方式」の製品がでています。

 これは付属のUSB無線レシーバーをPC本体に取り付けて飛ばす方式で、一般的にBluetoothより安定性が高いです。しかし、残念ながら、高性能キーボードがラインナップされていません

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 第2に、Macで利用する場合です。

 この場合は、Bluetooth接続は注意が必要です。

 なぜなら、メーカー側が「Mac対応」を表明する製品を除き、Windows用のBluetoothキーボードを利用した場合、先ほど書いたような「キーマッピングを変更できるソフトウェア」が利用できないからです。

 Apple純正キーボード以外を利用する場合は注意が必要です。

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 第3に、タブレットで利用する場合です。

 こちらは、有線という選択肢はなく、必然的に「Bluetooth(無線)」方式を利用することになります。

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 以上、USB方式・Bluetooth方式の違いについて書きました。

 結論的にいって、このブログの主題である「疲れにくい」「打ちやすい」キーボードをPC用に選ぶ場合、ベストは「USB(有線)」のキーボードと言えます。

 スタイリッシュさでは負けますが、入力の正確性・打鍵感・安定性は、現状では水をあけています。

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 5・ ロジクール KX1000s CRAFT
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 ただし、2017年9月に「今までに無く高級な」Bluetoothキーボードがロジクールから発売されました。こちらのCRAFTは、【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で紹介した機種です。

 多少割高ですが、iMacなどのデザイン性の高いPCとマッチするような、スタイリッシュな薄型な高級モデルを探している方は、選択肢として良いでしょう。「フルサイズ」の「日本語108キーボード」となります。

5・キーサイズとキーストロークの違い

 つづいて、キーサイズ(各キーの大きさ)とキーストローク(=キーをどれだけ押し込めるか)についてです。

 これは、Bluetoothを含めて薄型モデルのキーボードを選ぶ際に重視するべき部分です。

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 キーサイズは、普通のキーボードの場合、19mmが基本です。ただ、ノートPCのような薄型のキーボード(パンタグラフ式)を採用する一部機種の場合、16mm程度のモデルも多く、とくにブラインドタッチしにくい機種が多いです。

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 キーストロークは、打鍵の正確性・安定性に関わる部分です。高級キーボードは4mmほどが基本で、薄型でも2mmは欲しいところです。それ以上浅いと、打鍵感が悪く、一般的に押しにくいと言えます。

 なお、このブログでは、薄型モデルの多い【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で、この2つの要素をしっかり明示して分かるようにしています。

 一方、「FILCO」マジェスタッチシリーズ東プレの「リアルフォースシリーズ」については、いずれも19mm・4mmの基準をクリアしています。そのため、説明には加えませんでした。

 この2機種については、キーサイズとキーストロークを心配しなくて良いでしょう。

6・キースイッチの形式の違い

 つづいて「キースイッチ形式の違い」です。

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 こちらは「高級キーボード」と「格安キーボード」を分ける最も重要な指標です。

 なぜなら、「手の疲れやすさ」「打鍵の正確性・安定性」にも相当関係する部分だからです。

 東プレのリアルフォースや、フィルコのマジェスタッチなど、高級キーボードを初めて使う人が「感動する」のは、主にこのキー方式の違いからです。

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1・メンブレン式
2・パンタグラフ式
3・メカニカル式
4・静電容量無接点方式

 キーボードを「押し上げ」する仕組みは、構造的に上記の4種類に区分されます。

 順番に紹介していきましょう。


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 6・バッファロー BSKBW100SBK
   ¥1,711 Amazon.co.jp  (6/2執筆時)

 第1に、メンブレン式です。

 格安のキーボードやデスクトップPC付属のキーボードの大半がこの方式を採用します。キーごとに個別スイッチを搭載せず、キーボードの下に全体敷かれた大きなラバーシートとの接触で、入力を感知する方式です。耐久性は低く、押し味も悪いです。

 ただし、この方式は、打鍵時の静音性は高く、キーストロークも一定程度取れるため、ロジクールなどは、この方式を改良した中級ゲーミングキーボードを出しています。


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 7・エレコム TK-FBP102XBK
   ¥2,915 Amazon.co.jp  (6/2執筆時)
 7ロジクール Illuminated Keyboard K800t
   ¥10,072 Amazon.co.jp  (6/2執筆時)

 第2に、パンタグラフ式です。

 こちらは、ノートPC用のキーボードで採用されるお馴染みの方式です。

 電車のパンタグラフのようなバネを搭載したモデルです。薄型でも一定の打鍵感を得られる方式で、メンブレン式より安定しています。

 格安モデルから高級モデルまで採用されています。技術的には、Appleが最新開発したシザー式パンタグラフなど、亜種もありますが、平均的な水準のキーと言えます。


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 8・FILCO マジェスタッチ2 FKBN108M/JB2
  ¥8,000 Amazon co.jp  (6/2執筆時)

 第3に、メカニカル式です。

 こちらは、「FILCO」マジェスタッチシリーズなど、薄型ではないモデルに採用される高品質なスイッチです。こちらは、キー1つ1つに個別スイッチが備わり、打鍵の安定性・正確性が高い高級品です。

 耐久性も高く、長く壊れないキーとも言えます。薄型にできないという欠点もありますが、それを凌ぐ入力の快適性をえられます。

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 なお、メカニカル式のキーは、ドイツのチェリー社のスイッチ(Cherry MX)が有名で、同社の製品だけでも、打鍵感や押し返し圧の違いで、5種類ほどラインナップがあります。これについては、後ほど詳しく説明します。

 日本語キーボードの場合は、計108個の個別スイッチが搭載されます。

 部品代は相当高くなりそうですが、メカニカル式はスイッチだけをパーツとして製造できる構造なので、大量生産効果で、性能が良い割に価格は比較的安くなっています。


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 9・東プレ REALFORCE R2 R2-JPV-IV
  ¥19,100 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 第4に、静電容量無接点方式です。

 こちらは、東プレの「リアルフォースシリーズ」が有名です。

 東プレは、内部のスイッチ部分を含めて自社生産できるプレスメーカーです。同社は、機械接点のない静電容量無接点方式という独自のスイッチ技術をキーボードに利用しています。

 この方式は、メカニカル方式の「上位互換」といえ、「多少不正確な角度の打鍵でも心地よくキーを返す」点で、メカニカル式を凌ぎ最上位です。

 ただ、この方式は、生産コストが高く、日本語キーボードの場合は108個ものスイッチが必要のため、キーボード価格が高価なのが難点です。

ーーー

 以上、4つのキースイッチの違いについて解説しました。

 今回の記事の主題である「疲れにくさ」「打鍵の正確性・安定性」の点から言えば、「FILCO」マジェスタッチシリーズに代表されるメカニカル式か、東プレの特許である「リアルフォースシリーズ」の静電容量方式が選択肢です。

 そこで、以下では、この2製品について、さらに詳しく説明したいと思います。

7・リアルフォースとマジェスタッチの相違点

 「FILCO」マジェスタッチシリーズ東プレの「リアルフォースシリーズ」とも、それぞれ10種類以上の製品を出しています。

 そして、「見かけは同じ」でも、「実は性能が違う」という製品が多く、選ぶ際に分かりづらい部分が多いです。


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 【変荷重】

 10・東プレ REALFORCE R2 R2-JPV-IV
  ¥19,100 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 【ALL30g】

 11・東プレ REALFORCE SA R2 R2SA-JP3-BK  
  ¥27
,291 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 【ALL45g】

 12・東プレ REALFORCE R2 R2-JP4-BK
  ¥19,436 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 【ALL55g】(英語のみ)

 13・REALFORCE S / R2S-US5-BK
  ¥---------- Amazon.co.jp (10/3執筆時)

 東プレの「リアルフォースシリーズ」を選ぶ場合、「荷重」というスペックが重要です。

 「荷重」とは、キーボードのスイッチを押し込む際に必要な力です。これが、大きいほど、押し下げる際の圧力が高くなります。疲れやすい人は「軽め」、打鍵の正確性を重視する人は「重め」を選ぶのが原則となります。

 「リアルフォースシリーズ」の場合、「日本語108キーボード」だけでも、「荷重」が異なる4種類のキーボードがあります。

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 第1に、【変荷重】です。

 これは、普通のキーは、45gの重さだが、小指で押す位置にあるものは軽め(30g)に、親指で操作するキーは重め(50g)と差を付けているモデルです。「リアルフォースシリーズ」では、入門者向けに最も「売れ筋」モデルです。

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 第2に、【ALL30g(軽め)】です。

 これは、全てのキーの荷重を30gに統一したモデルです。とくに「キーボードを押すのが疲れる人」向けに発売されている特別な製品となります。

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 第3に、【ALL45g(普通)】です。

 これは、全てのキーの荷重を45gに統一したモデルです。変加重とさほど変わらないですが、多少重めなキーボードです。

 一般目的(家庭用・ビジネス用)として使っても全く問題ないですが、全キーの圧がフラットなので、(色々な指で変わった打ち方をする)ゲームにも適応性が高いとされます。

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 第4に、【ALL55g(重め)】です。

 こちらは、英語配列のキーボードのみの展開の「超重い」仕様です。

 英語キーボードは、ゲーム(Eスポーツ)に関するニーズがあるためですが、いずれにしても、相当特殊な製品です。

1・東プレキーボードの比較記事

 以上、東プレの「リアルフォースシリーズ」の選び方の解説でした。

 荷重の点以外にも、ここまで説明してきた「英語配列と日本語配列」、「省スペースとフルサイズ」などの違いがあり、総計で30近い製品があります。より詳しくは、上記のリンク記事で詳しく説明しています。

 とはいえ、結論的にいえば、高級キーボードの初心者には【変荷重】【普通45g】最も一般的で、使いやすいというのがAtlasの意見です。

 なお、東プレのキーボードは共通して、キーを押し込んだ際に「カチッ」と言う音がします。これを専門用語で「クリック感」と言います。キーが入力されているかを音で確認できるため、タイプミスが少ないという利点があります。

 東プレの場合、この打鍵音は、さほど大きくなく、あまり気になりません。


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 【黒軸】

 14・マジェスタッチ2・FKBC108ML/JB2
  ¥12,409 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 【青軸

 15・マジェスタッチ2・FKBC108MC/JB2
  ¥12,409  Amazon co.jp (6/2執筆時)

 【茶軸

 16・マジェスタッチ2・FKBC108M/JB2
  ¥11,691 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 【赤軸

 17・マジェスタッチ2・ FKBC108MRL/JB2
  ¥12,409 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 【ピンク軸

 18・マジェスタッチ2・FKBN104MPS/EB2
  ¥13,069 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 FILCOのマジェスタッチシリーズを選ぶ場合、採用しているドイツのチェリー社のメカニカルスイッチの種類で、茶軸黒軸青軸赤軸・ピンク軸と、5つに種類が分かれます。

 軸の違いで「荷重」というデータが異なるほか、押したときの「クリック感」が異なります。以下、詳しく解説します。


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 第1に、黒軸です。

 キーの荷重は、最も重いです(荷重60g)。

 このタイプは、キーを深く押すほど、バネによる押し返しが重くなる性質があります。

 クリック感は、全くないです。

 キーを押し込んだ際に、(入力できたか分かる)「カチッ」というクリック感が全くありません

 静音性は、高いので、夜間などにタイピングしても、静かです。

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 結論的にいえば、この製品は、「押した感」が強いため、キーボードを力強くしっかり叩きたい方に向きます。

 また、しっかり重さがあり、押し間違いしにくいため、ゲームや、文字入力の仕事に向きます。しか、キーが重いため長時間利用する際は疲れるでしょう。 


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 第2に、青軸です。

 キーの荷重は、少し重めのです(荷重50g)。

 クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。

 この場合、底打ちせずに済みますから、重めでも割と疲れにくい軸です。

 静音性は、しかしながら、この製品の課題です。

 クリック感を出すため、打鍵音が「かちかち」かなりうるさいという欠点があります。

 結論的にいえば、「タイプミスを減らしたい!」ということが購入動機ならば最適な選択肢です。クリック感と押し味があるため、ブラインドタッチにおいて、タイプミスは黒軸に比べても少ない傾向です

 一方、静音性は犠牲になるため、夜間などの利用や、相当静かなオフィスでの利用には向かない製品です。


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 第3に、茶軸です。

 キーの荷重は、標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。

 さほど指に力を入れずとも、「スコスコ」入力できます。

 クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。

 青軸ほどハッキリしていないものの、十分に感じられます。

 静音性は、マジェスタッチの中では平均的な打鍵音です。うるさくも静かでもないです。

 結論的にいえば、「最もオーソドックス」な軸がこちらです。

 どこをとっても「平均点」なのが見所です。自分の好みが分からない方が最初に買う一台!としてオススメできます。

 クリック感があるため底打ちしなくて良いですし、強めに押した場合も荷重が軽いので、いずれにしても、軽く疲れず入力できるでしょう。

 キーを押し込んでしまいがちな、タイピング初心者向けにも良い機種です。


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 第4に、赤軸です。

 キーの荷重は、茶軸と同じほどで、標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。

 クリック感は、一方、全くない機種です。

 黒軸同様の磁石の同局を合わせたようなリニアな反発力です。

 静音性は、うるさくも静かでもないです。

 結論的にいえば、「指が疲れやすい方におすすめ」な軸がこちらです。

 クリック感がないことは、「押したときの抵抗がない」ことを意味します。一方、キーの荷重も黒軸ほど重くないため、押す力も不要です。

 これらの点で、指にかかる負担は最も少ない、長時間使っても疲れないキーボードと言えます。

 ただし、クリック感とキーの重さの双方がないことは、タイプミスが増える懸念があります。あまりブラインドタッチが上手でない方には、オススメできない軸ですね。


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 第5に、ピンク軸です。

 キーの荷重は、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。

 クリック感は、赤軸・黒軸と同じく、全くない機種です。

 静音性は、特別な静音キーを採用しています。

 打鍵音が30%ほど静かなキーボードです。赤軸の改良版なので 別名は「サイレントレッド」です。

 −

 結論的にいえば、「静音性を最大限重視したい方におすすめ」な軸がこちらです。

 赤軸の改良版ですから、ほぼと同じ特長と欠点となります。ただし、やや価格は高めですから、本当に静音性を重視したい方以外は不要でしょう。

ーーー

 以上、マジェスタッチの紹介でした。

 なお、リアルフォースと同じく、「荷重とクリック感」以外にも、ここまで説明してきた「英語配列と日本語配列」、「省スペースとフルサイズ」などの違いがあります。

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 【USB+ブルートゥース接続】

 19・コンバーチブル2・FKBC108M/JB2
   ¥11,691 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 また、それに加えて、マジェスタッチの場合、Bluetooth接続にも対応するマジェスタッチコンバーチブル2という機種も販売されています。この部分は悩みどころです。

 ただ、Bluetooth無線は、USB接続に比べると、入力データの遅延がゼロではありません

 電子レンジなど、家庭や職場の妨害電波の影響を受けるからです。

 その点、快適な入力環境を得たいならば、USB接続は必須です。また、できれば、USBハブなどを介さず、直接PCにつなげることをおすすめします。なお、Bluetooth無線を使う場合は、乾電池が2本必要(3ヶ月ほどで交換)です。

8・高級キーボードの選び方のまとめ

 以上、東プレキーボードとマジェスタッチキーボードの主要機種の紹介でした。

 皆さんは、このなかから自分の好みにあったものを皆さんは選ぶ必要があります。


キーの荷重(重さ) クリック感 静音性
黒軸 重い(60g 全くない 静か
ALL55
重い(55g 強い
普通/静か
青軸 重い(50g) 強い うるさい
ALL45 普通(45g)
強い 普通/静か
変加重 普通(-----) 強い 普通/静か
茶軸 普通(45g) 普通 普通
赤軸 普通(45g) 全くない
普通
ピンク軸 普通(45g) 全くない 静か
ALL30 軽い(30g) 普通
普通/静か

 改めてここまで説明したことをまとめれば、上表の様になります。

 (東プレキーボードの「静音性」については「静音モデル」と「通常モデル」で評価が異なります)

ーーー

 結論的にいえば、

 キー荷重が重いほど、打ち間違いは減るが、長時間の利用時には疲れる

 クリック感が強いと、打ち間違いは減るが、打鍵音がうるさくなる

 この2つの法則基本に考えて、バランス重視で選ぶと良いとか思います。

2・パームレストに関する補足

 というわけで、個々までは、高級キーボードを選ぶ場合の「基本」について書いてきました。

 具体的な「オススメ機種」は最後に提示しますが、その前に「パームレスト」について、Atlasの考えを書いておきたいと思います。


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 パームレスト(リストレスト)は、腱鞘炎などの疲れの予防になるのは確かです。

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 東プレも、FILCOも、キーボードの底部の突起を起こせば、キーボードに角度を付けられます。その上で、パームレストを利用すると、疲れは確実に軽減できます。

 一方、格安の柔らかいジェル式のパームレストは、蒸れて不快になったりしますので、木製かレザー製で、できるだけ硬質なものが良いでしょう。

 

 FILCO ウッドパームレスト Lサイズ 幅(440mm) 
 FILCO ウッドパームレスト Mサイズ 幅(360mm)
  ¥3,346 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 FILCO(マジェスタッチ発売元)は、ウッド製の専用パームレストを発売しています。フルサイズキーボードならば、Lサイズが合いますね。こちらは、東プレのキーボードでもサイズは合います。

  

 【フルサイズキーボード用】

 山下商工 革製リストレスト【各色】
  ¥6,480 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 【テンキーレスキーボード用】

 山下商工 革製リストレスト 【各色】
  ¥5,940 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 FILCOは、以前はレーザーのリストレストも出していましたが、廃盤になりました。それは、レザーの中硬質なジェルが入っていてかなり快適でした。ただ、似たようなものが山下商工から発売されており、Atlasも使っています。多少高いですが、使い込むとかなり快適です。

 キーボードと同時に買うのも手です。ただ、予算面の問題もありますし、キーボード単体で使ってみて、「違和感があったら導入を考える」感じでも良いと思います。

今回の結論
打ちやすく、手の疲れないパソコン用のキーボードは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、疲れないPC用キーボードについて、いくつかの側面から考えてみました。    

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、初めての「高級キーボード」として、全ての人におすすめしたいキーボードは、

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 【通常モデル】【変加重】

 ・東プレ REALFORCE R2 R2-JPV-IV
  ¥19,100 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 東プレのRealforce108UBK【変荷重】モデルでしょう。

 普通のキーボード(例えば5000円以下やパソコンに最初から付いていたもの)を使っていて、手が疲れて買い換えようと考えている人の1台目としては、東プレの「変加重」モデルが最適です。

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 先ほども書いたように、「変加重というのは、キーの列によって加重を変えたキーボードです。例えば、小指で押す位置にあるものは軽め(30g)に、親指で操作するキーは重め(50g)というようにバランス良く作られています。

 このモデルは、一般的なキーボードに較べると押し味は十分軽いですし、押し込んだ際のクリック感もあります。際だった「クセ」もないので、初心者にもおすすめできる良いキーボードです。仕事でもゲームでも万能にこなせるでしょう。

ーーー

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 【通常モデル】【ALL45g(普通)】

 ・東プレ REALFORCE R2 R2-JP4-BK
  ¥18,193 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 ただし、コーディネートの関係で白モデルが「イマイチ」と感じる場合は、【ALL45g(普通)】R2-JP4-BKを選びましょう。

 なぜなら、現状では【変加重】の黒モデルは新型のラインアップがないからです。

 先述のように、変加重とALL45gは主要キーの重さは同等です。極度に指が疲れやすい方以外は、さほど重さの違いを感じないでしょう。

 また、ゲーミング用にも使われる場合も、このキーボードは「ゲーミングキーボード」としても売られるものなので信頼性が高いです。

ーーー

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 【2018】

 【通常モデル】【変加重】

 19・REALFORCE TKL R2TL-JPV-IV
  ¥ 19,220 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

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 【2018年】

 【通常モデル】【ALL45g】

 25・REALFORCE TKL R2TL-JP4-BK
  ¥16,162 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 ただし、テンキー(電卓のような配置の数字キー)必要ない場合は、【変荷重】の省スペースキーボードでも良いでしょう。オーソドックスな8番の91UBKがオススメです。

 また、この機種には【静音仕様】もあります。クリック感はありますがクラス最高の静けさを持ちます。


 第2に、指の疲れが酷い方、半日を超える長時間入力する人に最もオススメできるキーボードは、

  201802151855.jpg

 【2017年新モデル】

 【静音モデル】【ALL30g】【APC対応】

 ・東プレ REALFORCE SA R2 R2SA-JP3-BK
  ¥27,270 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 201802151911.jpg

 【2017年新モデル】

 【静音モデル】【ALL30g】【APC対応】

 ・東プレ REALFORCE SA R2 R2SA-JP3-IV
  ¥30,020 Amazon.co.jp (6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★★
 総合評価   ★★★★★★

 東プレ・RealFroceの「ALL30グラム」モデルが良いでしょう。FILCOのマジェスタッチを含めて、キータッチ(押すのに必要な力)は最も軽い機種です。

 フィルコのマジェスタッチの赤軸など軽さで有名なキーボードは他にもあります。しかし、クリック感、入力の確かさ、キーの戻りの感覚・静音性を総合すれば、やはりこちらが優位です。

 ただ、この機種や、赤軸は、言い替えれば、必要以上に「軽い」モデルとも言えます。そのため、高級キーボードが初めての方には、上で紹介した「変加重」のモデルが良いでしょう。


第3に、比較的安価に手に入る、高性能なキーボードとしておすすめなのは、

 201810031422.jpg

 1・マジェスタッチ2 茶軸

 【USB接続】【重め45g】

  かなあり・ FKBN108M/JB2
   ¥8,000 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 2・マジェスタッチコンバーチブル2 茶軸

 【USB+BT接続】【重め45g】

  かなあり・FKBC108M/JB2
   ¥11,691 Amazon co.jp (6/2執筆時)

 201810031429.jpg

 3・マジェスタッチ2 テンキーレス 茶軸

 【USB接続】【重め45g】

  かなあり・ FKBN91M/JB2
   ¥10,424 Amazon co.jp
(6/2執筆時)

 キーの軽さ  ★★★★★
 打鍵の正確さ ★★★★★
 静音性    ★★★★★
 総合評価   ★★★★★

 マジェスタッチ2 (Convertible2)の、茶軸が採用されたモデルが良いと思います。リアルフォースシリーズの【変荷重】モデルと似た特性で、クリック感と、キーの軽さが両立したバランスの良いモデルです。打鍵音も静かな部類です。

 ちなみに、現在1万円以上のキーボードを使っていないのならば、ここで紹介したどのモデルを買っても、疲労軽減を感じることができると思います。


第4に、薄型でスタイリッシュなモデルとして、打鍵感に期待できるのは、

 201709011750.jpg

  ロジクール KX1000s CRAFT
    ¥14,864 Amazon.co.jp  (6/2執筆時)

 ロジクールのCRAFTでしょう。

 パンタグラフ式ではありますが、筐体に剛性の高いアルミ素材を使うなど、打鍵の安定性を確保する仕組みが用いられます。

 また、重量感もあるため、薄型では格別に打ちやすいと言って良いです。

 なお、薄型モデルは、タブレット用を含めて、【Bluetooth無線キーボードの比較記事】で詳しく紹介しています。

補足:このブログの関連記事の紹介

 最後に、このブログの関連記事の紹介です。

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1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード

 第1キーボードについてです。

 今回紹介した以外の機種を含め、個別の機種のより詳しい性能を知りたい方は、上記の個別記事をご覧ください。

 特に東プレとマジェスタッチは、それぞれ30製品以上を展開しているため、比較して考えたい方は、より詳しく知っておくのは損ではないでしょう。

  201808091204.jpg

1・疲れにくいマウスの比較
2・疲れにくいPCチェアの比較
3・疲れにくいPCデスクの比較
4・目の疲れないデスクライトの比較
5・目に優しいPCモニターの比較

 第2に、その他の周辺機器についてです。

 マウス椅子をはじめ、机周りの家電製品を「疲れにくさ」で比較した記事もあります。興味のある方は、これらの記事もよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、もし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:39 | PC周辺機器

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