【今回レビューする製品】2025年 Mac OS対応のBlu-rayライティングソフトの比較:コーレル Toast 20 Pro Toast 20 Titanium toast 19 18 17 16との違い・ブルーレイ対応版・ Leawo Blu-ray Creator・Quick Blurry-Creator 64bit対応のMac用書込ソフト
今回のお題
Macで使えるBlu-ray書き込みソフトのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年3月現在、最新のMac OSX対応のライティングソフトを比較します。
(ソフトを購入しなくても)OSXの標準搭載の「ライティング機能」だけで、「できること」「できないこと」を紹介したあと、有償アプリを購入する意味について解説していきます。
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1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
なお、今回の記事は、このブログモノマニアのドライブ関係比較記事の4回目記事として書いています。
1・Macでブルーレイの書込はできるか?
皆さんご存じでしょうが、新製品のMacbookやiMacは、「オールインワン型」が用意されないので、DVDドライブ・ブルーレイドライブともに付属しません。
【中古価格】
・Apple USB DVDスーパードライブ
¥2,210〜 楽天市場 (3/24執筆時)
実際、Appleは、純正ドライブ(上記)自体、はるか前に販売をやめているので、ドライブを買うとしても「他社機」という状況です。
しかし、【Mac向けのブルーレイドライブの比較記事】で紹介したように、サードパーティ製のブルーレイドライブを購入すれば、MacでBlu-rayの書込は可能です。
2・MacでのBDライティングの方法
Macの場合、(有料ソフトを買わずとも)OSに搭載されるDVDの書き込み機能がブルーレイにも対応します。
Appleは非公認で、Mac専門誌でも書いていないこともありますが、「事実上可能」という状況が10年以上続いています。 よろしければ、<b>リンク集</b>から各記事をご覧ください。
設定は、各社のドライバなしで基本大丈夫です。
パイオニア機だけは、高度なエラー処理があるためドライバが用意されますが、そちらも面倒はないです。
書込み方法は、とても簡単です。
ブルーレイドライブを接続し、ドライブにDVDを挿入すると、デスクトップにドライブのアイコンが出ます。
そこに、焼き付けたいファイルをドロップするだけです。
認識しない場合は、Finderの環境設定で、CD/DVDのチェックが外れてしまっていないかを確認します。
それでもうまくいかない場合は、USB端子の劣化(電源供給不良)などが考えられます。
その場合、システムレポート(リンゴマーク→このMacについてにあります)で「ディスク作成」という項目でドライブが認識されているか、まず確認してみてください。
認識されていない場合は、メーカーサポート(というより)「Appleサポート行き」かと思いますが、そこまで行く場合はレアケースでしょう。
また、これは、外部 ストレージ類全般に言えますが、ドライブは動かすのに電力を要するので、多ポートのUSBハブは使わない方が良いです。
USB-Cの変換アダプタ等ならば、むろん問題ありません。
エレコム U3H-T410SBK
¥3,400 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
どうしてもUSBハブを常用しなければならない場合は、電源自体をPCに依存しにくいセルフパワー(コンセント電源)付きのUSBハブが良いでで。
ただ、特殊な使い方には変わらないため、メーカー保証はありません(自己責任)。
色々書きましたが、一般的に言って「面倒ではない」です。
【ディスクを作成】を選べば、焼き付けが始まります。これは、OSX10.6以上ならば、どの機種も対応します。
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1・BD-R XLの利用(100GB/128GB)
2・Windowsとの互換ディスクの作成
3・BDレコーダー対応ディスクの作成
ただし、【ディスクを作成】では、50GBを超えるディスクに対応できないなど、上表のような「不可能なこと」が、主に3点あります。
こうした部分を「回避」したい場合、今回紹介する市販の書込ソフトの出番となります。
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結論的に言えば、大容量メディアを焼き付けたい場合ほか、仕事や趣味などでMac以外でも再生したい場合、書込みソフトを購入することが検討対象になります。
3・Mac用のブルーレイ書込ソフトの比較
書込ソフトは、Mac対応製品は少ないですが、いくつかあります。
順番にみておきます。
1・ Leawo Blu-ray作成 for Mac
¥7,410 Leawo公式サイト (3/24執筆時)
第1に、Leawo Blu-ray Creatorです。
Leawoは中国深圳の会社で、DVD/Blu-ray関係のソフトをいくつか出しています。
名前通り「クリエーター向け」の機能もあるので、クロップやトリム、ノイズ除去を含めて、一通りの編集もできます。
出力時の切り出し作業もできますし、一般的なニーズならばやりたいことは一通りできます。
なお、価格は有償ライセンス(PC1台)で7,410円(1年間版は4,935円)となります。
【2022年8月発売】(通常価格:¥17,380)
2・コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥4,980 ソースネクスト直販 (3/24執筆時)
3・コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥17,380 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
第2に、コーレル Toast 20 Proです。
Windows版のDVD編集ソフト(WinDVD)でも有名なカナダの会社の製品です。
「Macでのブルーレイ書込」をサポートするソフトとしては、最も有名です。日本では、ソースネクストが取り扱う製品となります。
デンキヤチェーンでも取扱いがある製品と言う点では、現在のところ、唯一の選択肢と言えます。
ソースネクストの取扱です。Amazonでも販売があり、時期によって、割引状況で安い方が変わります。直販サイトでは、セール期間ならば「だいぶ安い」です。そのほか、無料会員登録時の割引(ログイン後の優待)がある時期も過去にはありました。
最新版は「Toast 20 Pro」です。
毎年1バージョン上がりますが、今年は、UIの使い勝手に関するマイナーな改良だけでした。
実際のところ、書込に関わる部分の性能は、2019年登場のToast18 Proから過去2年、大きな変更はないです。
もちろん、UI(インターフェース)が改良され、使いやすさは少しずつ向上しています。
なお、2020年以降登場の、M1-M4プロセッサ(アップルシリコン)搭載のMacも、公式的に「対応」と書いたのは、「Toast 20 Pro」からです。
ただ、実際的には、旧バージョン(「Toast 19 Pro」)でも使えました。
仕組み上、それ以前のバージョン(17以降)なら行けるでしょうが、メーカーが対応明記しない以上、19を含めて「自己責任」です。OS対応も同様です。
もう少し振り返れば、近年の大きな変更は、2018年登場のToast 17 Proの時でした。
Toast 16 Proと比較した場合、64bitアプリとなったという大きな変化がありました。
2019年秋登場のMac OS 10.15からは、32bitアプリのフォローが終わっています。
そのため、本ソフトをお持ちの方でも、Toast 16 Pro以前のバージョンを利用中の方は、買い換えが必要です。
書込み方法は、簡単です。
起動して、DVDの場合と同じに焼き付けられます。
多少高いですが、このソフトは、「Mac系のメディア総合管理ソフト」のようなもので、書込以外の面でも「多機能」です。
例えば、壊れたCDなどの修復(データの拾い出し)や、デスクトップに表示した映像の録画、インターネット上のストリーミング画像の自動キャプチャ、ビデオの編集などの機能を持ちます。
そのほかにも、YouTubeやFaceBookへの投稿や、iPadやスマホに最適化されたサイズへの変換など、メディアにまつわる多くのことができるソフトです。
ビデオカメラで撮ったHD画質のビデオをそのままブルーレイに焼き付けることもできます。
対応するメディアは、BD-R XLについては、100GB・128GBまでです。
その上で、Windows系やブルーレイレコーダーとの互換性を持たせたままの保存に対応します。
できないのは、ブルーレイの再生くらいでしょう。
これだけは、別記事で紹介した、ブルーレイの再生ソフトが必要です。
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【2022年発売】(通常価格:¥13,530)
【ブルーレイ非対応】
4・コーレル Toast 20 Titanium
¥4,480 ソースネクスト直販 (3/24執筆時)
5・コーレル Toast 20 Titanium
¥13,530 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
なお、下位版に「Toast 20 Titanium」もあります。
しかし、こちらの場合、ブルーレイ用プラグインが有料で別途(2,160円)となります。
1・テンプレート集
2・圧縮ツール (win zip)
3・写真編集ツール
合わせて考えると、PRO版との価格差もないですし、Pro版は上表のような「おまけ」も付くので、単品で買う場合は、素直に「コーレル Toast 19 Pro」を選ぶとよいでしょう。
2・Toastを安く手に入れる方法
ご覧のように、Toastは、かなり高いソフトです。
ただ、近年は、一部の「Mac対応」を謳った、ブルーレイドライブにToastの製品版の利用権が付属し、セットで1万円代前半で購入できるようになりました。
【2022/23年発売】(toast20付属)
【ダイレクト販売版】(執筆時在庫なし)
6・Logitec LBD-LPVEWU3CMGY
¥----- Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【通常版】
7・Logitec LBD-PVE6U3CMSV
¥14,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
エラー防止:
書込ソフト:Toast 20 Titanium +BD
重さ:230グラム
代表的なのが、Logitecのこれらの製品です。
最新の:Toast 20 Titaniumに、先述の「ブルーレイ用プラグイン」を付属させる形で、Blu-ray対応させています。Pro版から、一部編集機能がないほどの違いなので、この仕様で「問題ない」です。
ドライブ付きで安めに購入したい場合は、こちらでしょう。
なお、先述のように、M1 Macと最新OSへの(公式の)対応はToast 20以降ですので、こちらでも問題ないです。
今回の結論!
Macで使えるBlu-rayライティングソフトのおすすめはこれ!
というわけで、今回は、Macで使えるブルーレイ書込ソフトを紹介しました。
【2022年8月発売】(通常価格:¥17,380)
2・コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥4,980 ソースネクスト直販 (3/24執筆時)
3・コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥17,380 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
結論的に言えば、(単品で買う場合は)現在のところ、単品でおすすめできる書込ソフトは、コーレルのToast 20 Proということになります。
売価は、時期によってはアマゾンが安いのですが、ソースネクストのほうも、たまにセールの場合があります。会員向けですが、ID登録自体は無料です。
【2022/23年発売】(toast20付属)
【ダイレクト販売版】(執筆時在庫なし)
6・Logitec LBD-LPVEWU3CMGY
¥----- Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【通常版】
7・Logitec LBD-PVE6U3CMSV
¥14,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
エラー防止:
書込ソフト:Toast 20 Titanium +BD
重さ:230グラム
ただし、先ほども書いたように、ドライブとのセット販売品もあります。
正確には、下位版のToast 19 Titaniumに、BDプラグインが付属する形式ですが、ブルーレイ書き込みに関係する部分は同じです。
そのため、必要ならば、ドライブ付きで入手するのも手でしょう。この部分は、関連記事(こちら)で詳しく紹介しました。
補足:その他の周辺機器について
というわけで、今回は、Mac用のライティングソフトの比較でした。
1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac studioの比較
なお、このブログには、Mac関連製品について、以上記事があります。
一緒にMacの購入を検討している方は、ご覧ください。
5・Mac向きディスプレイの比較
6・Mac向きキーボードの比較
7・Mac向きプリンターの比較
8・Mac用テレビチューナー
9・Mac用Office 2024の比較
また、Mac関連製品についても、以上のような記事もあります。これらの記事もよろしくお願いいたします。
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ではでは。