【今回レビューする内容】 2021年 光熱費の安い各社の温水洗浄便座(ウォシュレット)の人気機種の性能とおすすめ(combined toilets)瞬間式・貯湯式の違いや電気代ランキング:設置・取付工事費込モデル対応
【比較する主な製品】Panasonic ビューティトワレ CH941S DL-RP20 DL-RP40 DL-ENX10 DL-ENX20 DL-WP20 DL-WP40 DL-PPTK10 DL-PPTK20 泡コートトワレ DL-AWM200 DL-AWM600 DL-AWM400 TOTO ウォシュレット KMシリーズ TCF8GM23 アプリコット F1 TCF4713R アプリコット F2 TCF4723R Kシリーズ TCF8GK33 TCF8CK66 INAX 温水洗浄便座 シャワートイレ LIXIL INAX CW-RG1 CW-RG2 CW-RAA2 CW-RWA2 CW-RWA3 東芝 クリーンウォッシュ SCS-T160 SCS-S301 SCS-T260 SCS-TCK1000 SCS-TCK2000 SCS-S300
今回のお題
電気代が安く、省エネ性の高い温水洗浄便座はどの機種?
ども!Atlasです。
今日は、2021年1月現在、最新の温水洗浄便座(combined toilets)の比較です。
個人でも設置できる製品を30製品強、比較しました。
通称「ウォシュレット(Washlet)」ですが、これはTOTOの製品名です。
他社は、ビューティートワレ・シャワートイレなどと名前を付けています。
また、今回は、一部地域ながら、便座の取り付け、便器ごとの交換にも対応できる取り付け工事費込みの製品にも、対応させて書きました。
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1・清潔性 ★★★★★
2・経済性 ★★★★★
3・利便性 ★★★★★
4・総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。
1・温水洗浄便座の選び方の基本!
今回は、各メーカーの機種を比較していきますが、機種選定のポイントを次の3点におきました。
1・清潔性
水流・洗浄・脱臭などの機能の有無
2・経済性
電気代・水道代などの節約機能
3・利便性
便座自動開閉・温風乾燥などの機能
2大メーカーであるTOTO・Panasonicの製品を調査したところ、この中で一番違いが出ていたのは、「経済性」です。
湯沸かし方式 | 本体価格 | 電気代 |
---|---|---|
貯湯式 | 比較的安い | 年間3000円ほど |
瞬間式 | 比較的高い | 年間1500円ほど |
特に電気代についてですが、最も電気が代わってくるのが、湯を沸かす方式が「瞬間式」か、「貯湯式」かどうかです。
1・瞬間式
=湯沸かし器のように直前にお湯を作る方式
2・貯湯式
=貯水タンクにお湯を貯めておく方式
2つの方式を比べると、瞬間式は本体価格が高いが電気代は安め、貯湯式は本体価格は安いが電気代が高めです。
電気代でいえば、貯湯式は、1年間2000円〜3000円ほど高いです。
なお、温水洗浄機能がない、単なる「暖房機能」だけの昔の暖房便座をお使いの場合、方式が古いため、電気代は貯湯式にも及ばない位かかっています。
寒冷地では、単純計算で1年間に約10,000円は、余分に光熱費がかかっている計算です。
光熱費の面から考えても、新しい温水洗浄便座を導入した方が良いと言えます。
設置については、相当不器用なAtlasでも、説明書を見ながら30分ほどで簡単に付けられました。
本体色は、「アイボリー」が売れ筋です。
経年変化時に「アンモニア」による変色が割と目立たないという理由でしょう。
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というわけで、今回は「快適性」・「経済性」・「付加機能」の点で各社の製品を何点か比較していきたいと思います。
なお、以下の紹介では、消費電力量から推定できる年間電気代の目安も書きます。
TOTO・パナソニックをはじめ、計算式はどのメーカーも以上の数式を用いていますので、これを利用しました。
2・格安な「貯湯式」温水便座の比較
はじめに、本体価格が1万円台の売れ筋の「貯湯式」温水便座を見ていきます。
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以下ではいつものように、オススメポイントについては赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2019/10】
【個人向け製品】
1・Panasonic DL-ENX10-CP
¥17,193 楽天市場 (1/21執筆時)
【住設向け製品】
2・Panasonic CH941S CH941SPF
3・Panasonic CH941S CH941SWS
¥14,998 楽天市場 (1/21執筆時)
【個人向け製品】(+オート脱臭)
4・Panasonic DL-ENX20-CP
¥20,500 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:141kWh/ 194kWh
1年間の電気代:3,807円(5,238円)
リモコン:
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: EJX20のみ
泡洗浄:
DL-ENX10は、パナソニックの「ビューティ・トワレ」ブランドの温水洗浄便座です。
本機については、一般販売店でも買える個人向けと、工務店さんなどが買う住設ルート向けと2つの型番があります。本体部分の仕様は同じです。
ただ、住設向けだと分岐金具以降のパイプ(口径G1/2)を別に購入することになります。事後のフォローや、アフターサービス面を考えても、DIYで自分で設置するかたは「個人向け」を選ぶべきでしょう。
基本的に住設用は、プロほか、リスク管理できる「日曜大工の匠」向けです。
本体色は、基本はアイボリー(黄色)です。
ただし、上位機となるENX20については、ホワイトとピンクも用意されます。
清潔性の点では、下位機種は特別な機能を有しません。
しかし、上位機のDL-ENX20-CPは、触媒式脱臭剤によるオート脱臭機能が付属します。
利便性の点では、価格的に安価なモデルと言うことで、リモコンや自動開閉機能などはついていません。
水流については、一方で、ムーブ洗浄やリズム洗浄、3段階の強弱の調節が可能です。上位機に比べる多様性は欠けますが、値段からすれば十分でしょう。
経済性の点では、どちらの機種も光熱費のかかる「貯湯式」です。
年間の電気代は、消費電力量から計算すると(おまかせ節電機能を利用して)年に3807円です。
10年以上昔の機種と比べると、断熱材(アルミ蒸着の発泡ポリエチレン)が進化したほか、、1週間単位で着座時間を記憶する方式が一般化しているので、貯湯式の年間電気代は、一見すると、「納得できるほどは安い」ように思えます。
ただ、これは「8時間オフタイマー」を使い、夜間暖房を「完全オフ」にした場合です。低温キープしている野ではないので、暖めるのに10分程度時間がかかるため、実際「夜は便座も冷たいし、出る水も冷たい」と考えてください。
この機能をオフにした場合、最低5,238円ほどはかかるので、やはり上位の瞬間式と差があります。
使用水量は、1分間利用した場合、0.60L/分という水量です。
この部分も同社の瞬間式(0.45L/分)と比べると、貯湯式は25%ほど多くの水を使っています。
ただ、年額で500円程度の差に止まるので、やはり貯湯式の問題点は電気代です。
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以上、「ビューティ・トワレ」の下位機種の紹介でした。
2万円以内に予算が限られる場合、選択肢の1つになりそうです。その枠内では、光熱費もまあ納得できる水準でしょう。
ただ、現状で3万円強だせば瞬間式も選べるため、一般家庭でも、電気代を込み考えると数年で総コストは逆転するでしょう。
快適性の部分でも、貯湯式というのは、貯めた水を使い切ったら「冷たい水が出る」ので、家族が多い場合の連続使用にも問題があります。
これは他社の貯湯式でもそうですが、(電気代を気にしない)賃貸で大家さんが付けるような製品だと思います。
【個人向け製品】
【2019年モデル】
【リモコンなし】
5・東芝 クリーンウォッシュ SCS-TCK1000
¥19,936 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【リモコンあり】
6・東芝 クリーンウォッシュ SCS-TRK2000
¥24,891 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【2010年モデル】
【リモコンなし】
7・東芝 クリーンウォッシュ SCS-T160
¥14,800 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【リモコンあり】
8・東芝 クリーンウォッシュ SCS-T260
¥16,171 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:135kWh/ 193kWh
1年間の電気代:3,645円 (5,211円)
リモコン:(上位機のみ付属)
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄:
こちらは、東芝の「クリーンウォッシュ」シリーズの温水洗浄便座です。
いずれも、住設ルート向けではなく、一般の個人向けです。比較的格安で買えるので、デンキヤやホームセンターでは人気です。
新旧両機種ありますが、新機種は、ノズルがステンレスです。
ただ、旧製品でも抗菌加工はなされていたので、掃除が楽になった程度の変化です。そのほか、年間の消費電力量がわずかですが、新機種の方が優秀です。
清潔性の点では、着座してから立ち上がるまで自動的に脱臭するオート脱臭機能がこの価格で付属します。
利便性の点では、上位機に限っては、電池式のリモコンが付属します。
無理のない体制でスイッチが押せるため、利便性が高いですね。
水流については、ムーブ洗浄のほか、ポンプを使った「やわらかい」水流など、水圧を4段階に調整する機能が付属します。
経済性の点では、1年の電気代・水道代は、パナソニックと大差ないです。
貯湯式である以上、仕方ないでしょう。
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以上、東芝の「クリーンウォッシュ」シリーズの紹介でした。
パナソニックの「ビューティー・トワレ」のライバル機です。光熱費の部分では選びにくい機種ですが、リモコン付きが選べる点と、水流についての工夫の面では、パナソニックより充実するといえます。
特にリモコンの部分を重視するならば、この製品を選ぶのはありでしょう。
【住設向け製品】
【2021年】
9・TOTO SB TCF6623
¥41,520 楽天市場 (1/21執筆時)
【2018年】
【上位機種】
10・TOTO SB TCF6622
¥32,800 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【下位機種】(やわらか水流なし)
11・TOTO BV2 TCF2222E
¥22,800 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:166kWh/ 231kWh
1年間の電気代:4,482円 (6,237円)
リモコン:
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:付属
泡洗浄:
SBシリーズは、TOTOの製品です。
いずれも本機は、デンキヤルートではなく、リフォームなどの工務店ルートの住設向けです。
新旧両機種ありますが、新機種は、便座の厚みを薄くして、スタイリッシュにした部分が変更です。
また、便座を継ぎ目のない一体成形にしたことで、掃除も少し楽になりました。
なお、旧機種にあるTCF2222Eという型番の製品は、TOTO製品に必ず付属するといえる「やわらか水流」ボタンがない仕様です。
本体色は、ホワイト(SB TCF6623 #NW1)のほか、パステルアイボリー(SB TCF6623 #SC1)とパステルピンク(SB TCF6623 #SR1)が選べます。
清潔性の点では、この機種は優れます。
なぜなら、便座に座ると事前に水をふきつけて、汚れを付きにくくするプレミスト機能が付属するからです。便座を離れた際のオート脱臭機能も付属です。
その上で、「ノズルきれい」という機能が付属です。
利用後のノズル洗浄時に、水道水内の塩化物イオン(カルキ)を電気分解して、次亜塩素酸を作ることで「次亜塩素酸」を作るという仕組みです。
TOTOの水周りに使われている技術である程度は効果がありそうです。ただ、カルキ量が少ないと次亜塩素酸は発生しないため、お住まいの水環境によっては効果はない点は注意です。
例えば、井戸水ほか、水道局の法でオゾンを使った高度浄水処理を導入している自治体(大阪全域・東京都内・千葉一部)の水道は、消毒用の残留塩素濃度を落としている(=落とせている)ため、他地域の場合とは、効果面での差はあるかと思います。
利便性の点では、本機はリモコンが付属しません。
経済性の点では、他社よりスタイリッシュにした影響か、貯湯式だけで比較しても、電気代が他社よりかかります。
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以上、TOTOのSBシリーズの紹介でした。
清潔性の部分で「ワンポイント」がある機種です。また、フラットな便座のデザインはオシャレです。
ただ、本体価格が高めであるほか、省エネ性については、このタイプの他社機よりさらに劣るため、その部分でやや選びにくい機種です。
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【2018年】
【個人向け製品】
12・TOTO Kシリーズ TCF8GK33
¥24,998 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
13・TOTO Kシリーズ TCF8CK66
¥24,480 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
(旧型番)
14・TOTO Kシリーズ TCF8FK55
¥23,180 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:163kWh/ 225kWh
1年の電気代:4,401円(6,075円)
リモコン:
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄:
なお、TOTOについては、デンキヤでも売られる個人向けの「Kシリーズ」もあります。
流通ルートの違いで複数の型番に分かれますが、性能は同じです。
ただ、こちらは、先述のノズルきれいとプレミストが付属しない点で、住設モデルの「廉価版」と言えます。
こうした点で、あまりおすすめできません。
【住設向け製品】
【2021年モデル】【上位機種】
15・TOTO S2 TCF6553
¥41,520 楽天市場 1/21執筆時)
【2018年モデル】【上位機種】
16・TOTO S2 TCF6552
¥50,000 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:166kWh/ 231kWh
1年の電気代:4,482円 (6,237円)
リモコン:あり
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:あり
オート脱臭:
泡洗浄:
Sシリーズも、TOTOの製品です。
先ほどみた、住設ルートのSBシリーズの上位機です。
本機についても、工務店に卸されるもので、デンキヤでは販売されません。新旧両機種ありますが、本機の場合も、便座の薄型化のみの違いです。
下位のSBシリーズとの相違点は、リモコンが付属する点と、温風乾燥機能が付属する点です。
温風乾燥機能は、固定ファンがおり、貯湯式ながら付属するモデルを、TOTOは長いこと出しています。
他社は基本的には「高級機」しか付属しないので、「一点突破」ながら、ここだけを注目した場合、この機種は候補になります。
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【住設向け製品】
【2021年モデル】【下位機種】
17・TOTO S1 TCF6543
¥41,520 楽天市場 1/21執筆時)
年間消費電力量:166kWh/ 231kWh
1年の電気代:4,482円 (6,237円)
リモコン:あり
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:あり
オート脱臭:
泡洗浄:
なおSシリーズは、S2とS1とグレードに分かれます。
S1は下位機で、温風洗浄が未付属となる点は注意してください。その他の点は、先ほどみたSBシリーズと同様です。
そのほか、S1A(TCF6543AK)とS2A(TCF6553AK)という型番の製品がありますが、これらは、リモコン便器洗浄対応で「水を流す」洗浄ボタンが付属です。ただ、便器側の対応も必要となります。
【個人向け製品】
【2018年】
【下位機種】
18・リクシル INAX RG10 CW-RG1/BN8
¥32,800 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【上位機種】(オート脱臭)
¥19,918 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:164kWh/ 230kWh
1年間の電気代:4,428円 (6,210円)
リモコン:
オート開閉 :上位機のみ
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:付属
泡洗浄:
CW-RG1は、住設大手のリクシルがINAXのブランドで売っている製品です。
ただ、デンキヤルートでも卸しているので、「個人向け製品」と分類できます。ただ、最近はデンキヤも住設をやっているので、その部分は曖昧ではあります。
清潔性の点では、上位機のみ、便座を離れた際のオート脱臭機能が付属です。
未付属の下位機酒は、脱臭機能自体がないです。
利便性の点では、本機はリモコンが付属しません。
経済性の点では、TOTOの貯湯式と同水準です。
したがって、他社と比べると、少し高めです。
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以上、CW-RG1の紹介でした。
1色展開で、それも汚れが目立たない色だけという点をみると、おそらく、賃貸物件用の格安モデルと言えます。今回の記事の趣旨からすると、選択肢にはしにくいです。
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【個人向け製品】
【2013年】
【下位機種】
20・リクシル INAX RT10 CW-RT1
¥23,770 楽天市場 (1/21執筆時)
【中位機種】(オート脱臭)
21・リクシル INAX RT20 CW-RT2
¥25,270 楽天市場 (1/21執筆時)
【上位機種】(オート脱臭+温風乾燥)
22・リクシル INAX RT30 CW-RT3
¥32,800 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:164kWh/ 228kWh
1年間の電気代:4,428円 (6,156円)
リモコン: 付属
オート開閉 :搭載機あり
ウォシュレット節水:
温風乾燥:搭載機あり
オート脱臭:付属
泡洗浄:
なお、リクシルについては、リモコン付きの上位機もあります。
こちらについては、中位機以上の、オート脱臭機能が「W脱臭」で、着座時ほか、利用後に強力に働きます。
一方、TOTOのように、上位機には温風乾燥機能が付属です。
3・省エネな「瞬間式」温水便座の比較
つづいて、ここからは、省エネ性能の優れた瞬間式の温水便座を見ていきます。
【個人向け製品】
【2020年モデル】
【下位機種】
23・Panasonic DL-RP20
¥30,700 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【上位機種】(オート開閉あり)
24・Panasonic DL-RP40
¥39,480 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:83kWh/ 109kWh
1年の電気代:2,241円 (2,943円)
リモコン:あり
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄:
RPシリーズは、パナソニックの瞬間式では、最も安いモデルです。
本機については、デンキヤやホームセンターでも売られる「個人向け」です。
本体色は、アイボリー(DL-RP20-CP DL-RP40-CP)・ホワイト( DL-RP20-WS DL-RP40-WS)・ピンク( DL-RP20-P DL-RP40-P)から選べます。
清潔性の点では、いずれも、オート脱臭機能が付属します。
オート脱臭については、10%風力を強くするパワー脱臭モードも付属します。
水流の面でも、ワイド水流洗浄など優しい柔らかい多様な水流に対応します。
パナソニックの貯湯式の温水便座は、弱い水流が出せないのですが、この機種は多種多様な水流を出すことができます。
利便性の点では、両機種共ワイヤレスリモコンが付属です。
一方、上位機のDL-RP40は、人感センサーが付属しており、人の気配を察知して、便ふたがオートで自動開閉できます。入室直後にふたが開き、退室後3分で閉まります。
経済性の点では、便座の暖めにかかる費用を含めて、年間で約2240円と、貯湯式に較べると相当安いです。また、本機も、貯湯式の下位機種と同じで「1週間単位で着座時間を学習できる」ので、この値になっています。
一方、(夜間の)「8時間オフタイマー」をオフにした場合も2,943円と安いですが、瞬間式の場合(便座が冷たいだけで)水は暖かいので、冬以外は有効にして良いでしょう。
使用水量の部分は、最大流量時、貯湯式の下位機種より25%ほど節水(0.45L/分)です。
ただ、先述のように、電気代ほど、光熱費に差が出ない部分(年間500円程度)なので、あまり意識しなくても良いでしょう。
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以上、パナソニックのRPシリーズの紹介でした。
光熱費の安い瞬間式の製品としては「最安」です。
貯湯式比べても「びっくりするほど」高い製品ではないですし、水道代も節約できる点を考慮すれば、エントリークラスでは最も「おすすめ」できる製品の1つです。
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【個人向け製品】
【2020/8】
25・Panasonic DL-PPTK10
¥26,742 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
26・Panasonic DL-PPTK20
¥29,980 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:104kWh/ 140kWh
1年の電気代:2,808円 (3,780円)
リモコン:
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:あり(上位機)
泡洗浄:
なお、パナソニックからは、PPTKシリーズという別ラインの製品もあります。
本機は、便座がフラットで、また厚みのないタイプです。
コンパクトで設置性が良く、凹凸がない分、少しですが掃除しやすいです。
一方、本機も学習節電はありますが、薄型モデル形状が災いしてか、年感電気代の水準は少し悪いです。
いずれも、リモコンが付属しない機種ですし、どちらかというと、賃貸住宅や業務用として売られるものかと思います。
【個人向け製品】
【2020/6】
【オート便座開閉なし】
27・Panasonic DL-WP20
¥39,429 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【オート便座開閉あり】
28・Panasonic DL-WP40
¥53,385 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【2018/9】
【オート便座開閉なし】
29・Panasonic DL-WM20
¥38,900 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:58kWh/ 72kWh
1年の電気代:1,566円 (1,944円)
リモコン:あり
オート開閉 :上位機
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり(上位機)
泡洗浄:
WPシリーズは、パナソニックの中級グレードの製品です。
新旧両機種ありますが、リモコンのデザイン変更および、新たに抗菌仕様のリモコンになった程度の違いです。経済性も同じですから、値段で決めて良いでしょう。
清潔性の点では、いずれの機種も、オート脱臭機能が付属します。
風量は、下位機種より10%ほど強くなります。
また、ノズルシャッター・リモコンが抗菌仕様になっている点など、清潔面では優秀です。
水流は下位機種同様ですが、ワイド水流洗浄など優しい柔らかい多様な水流に対応します。
利便性の点では、リモコンが付属します。
また、DL-WP40については、オート便ふた開閉機能とリモコンによる便座とふたの開閉操作に対応します。
また、こちらの場合、水の強さと水の幅を25通りで調整できます。
経済性の点では、1年間の電気代が、全機種共通で、約1570円とさらに安くなっています。
8時間オフタイマーを利用した場合も、1944円で済みます。
「下位グレード」よりも電気代が安いのは、「シャワー」だけでなく、「便座の暖め」についても、人感センサーを利用して使用時だけ暖めるからです。
このため、パナソニックは、この機種を「W瞬間式」と名付けています。使用水量についても、年間1842リットルの節約効果が期待できる性能です。
節水性は、下位機種とおなじ最大流量(約0.45L/分)。
ただ、水圧調整に必要な逃がし水の量を減らすことで、より節約しているようです。とはいえ、どの程度の差があるのかは未開示ですので、違いはわずかでしょう。
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以上、WPシリーズの紹介でした。
このグレードから「高級品」といえる機能が多く搭載されます。「少し良い製品」を選ぼうと考えるならば、このグレード以上でしょう。
おすすめは、自動開閉機能が付属する上位機です。
Atlasとしては、オート便座開閉機能はできればある方が良いと思います。
なぜなら、この機能は、オート脱臭機能と連動しているからです。使用後にふたを自動的に閉じ、その状態で脱臭ができるため、脱臭効果が格段に高まります。
【個人向け製品】
【2018年発売】
【下位機種】
30・Panasonic 泡コート DL-AWM200
¥66,880 楽天市場 (1/21執筆時)
【中位機種】
【オート脱臭・開閉】
31・Panasonic 泡コート DL-AWM400
¥74,327 楽天市場 (1/21執筆時)
【上位機種】
【オート脱臭・開閉】【温風乾燥】【ナノイー】
32・Panasonic 泡コート DL-AWM600
¥86,020 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 92kWh
1年の電気代:1,782円 (2,484円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(上位機)
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:あり(上位機)
オート脱臭: ナノイー脱臭(上位機)
泡洗浄: 泡コート洗浄あり
AWMシリーズは、パナソニックの「最上位グレード」の温水洗浄便座です。
2016年から展開した新シリーズの2代目で「泡コート・トワレ」という新しいブランド名が付いています。
清潔性の点では、こちらの機種の場合、「泡コート洗浄機能」が付属します。
こちらは、タンクに家庭用の中性洗剤(食器用洗剤)の投入口があります。
そして、その洗剤が作り出す泡の膜により、便器の汚れを落としたり、泡コートの力で汚れや小水の飛びはねを防止させるという仕組みを取っています。
台所用の洗剤を利用するというアイデアは、画期的だと思います。
そのほか、オート脱臭機能も付属します。
加えて、DL-AWM600に限っては、マイナスイオンの放出で、トイレの付着臭を消すことができるナノイーX脱臭機能が装備されます。
トイレは比較的密閉度の高い空間ですので、効果は期待できるでしょう。
一方、「ナノイー除菌」という機能性も謳われますが、除菌効果については諸説あるところで、実空間試験ではないです。
利便性の点では、全機種ともリモコンが付属します。
DL-AWM400以上は、オート便座開閉機能とリモコンによる便座とふたの開閉操作に対応します。
DL-AWM600には、使用後の温風乾燥にも対応です。
この機能は、「ファン」が一定数いるため、需要がありそうです。
経済性の点では、「W瞬間式」で、1年間の電気代は、1780円です。
下位機種よりわずかですが、光熱費が高いので、ナノイー発生装置に必要な電力の部分でしょう。
使用水量の部分は、下位機と同等です。
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以上、AWMシリーズの紹介でした。
価格は高いですが「泡コート洗浄」という明確な見どころがあります。この点だけ考えても、この機種を選ぶ価値はあるでしょう。
なかでも「オススメ」は、やはり、オート便座開閉機能が付属するDL-AWK400です。加えて、温風乾燥機能が欲しいならば、最上位機種を選ぶとよいでしょう。
【個人向け製品】
【2017/10】
33・TOTO KMシリーズ TCF8GM23
¥31,700 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:112kWh/145kWh(推定)
1年の電気代:3,024円 (3,915円)
リモコン:あり
オート開閉:
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
KMシリーズのこちらは、TOTOの瞬間式のウォシュレットのエントリーモデルです。
本体色は、アイボリー(TCF8GM23 #SC1)のほか、ホワイト( TCF8GM23 #NW1 )とピンク(TCF8GM23 #SR2)があります。
3色から選べます。汚れが目立たないのは、アイボリーでしょう。
清潔性の点では、オート脱臭機能が付属します。
洗浄についても、マッサージ洗浄機能が付属し、優しい「やわらか」水流が付属します。
パナソニックもワイド水流洗浄など優しい柔らかい水流があります。
しかし、TOTOの方がやや水流が柔らかい感じがあります。
優しい水流が好きな人はTOTOもおすすめです。
その上で、同社の貯湯式で説明した、利用前に軽く水を流して汚れが付きにくくする「プレミスト機能」も付属です。
利便性の点では、こちらのグレードは、リモコンが付属します。
経済性の点では、しかしながら、オフタイマーを利用しても年間3024円と、パナソニックに比べると悪いです。
節水機能は、同社の貯湯式と比較しても、また、パナソニックの瞬間式(450ml/分)と比較しても、節水です。
これは、洗浄中の逃がし水(捨て水)を完全になくしたためですが、年間の経費削減効果は100円未満でしょう。繰り返しますが、温水洗浄便座で問題なのは、電気代の違いです。
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以上、TOTOのエントリーモデルの紹介でした。
機能面では、「水流の優しさ」が魅力です。TOTOは太めで優しい水流ですので、デリケートな水流を望む方はTOTOが良いです。
個人的にも、同社の水流は好みです。
ただ、経済性の面ではあまり魅力がないため、一般的にはパナソニックのほうが良さそうです。
【2017/10】
【下位機種】
【個人向け製品】
34・TOTO KMシリーズ TCF8GM33
¥41,965 楽天市場 (1/21執筆時)
【住設向け製品】
35・TOTO アプリコット F1 TCF4713R
¥58,760 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:91kWh/118 kWh
1年の電気代:2,457円 (3,186円)
【中位機種】(オートふた開閉付属)
【個人向け製品】
36・TOTO KMシリーズ TCF8GM43
¥51,272 楽天市場 (1/21執筆時)
【住設向け製品】
37・TOTO アプリコット F3 TCF4733R
¥94,600 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:91kWh/118 kWh
1年の電気代:2,457円 (3,186円)
【上位機種】(オートふた開閉+瞬間暖房)
【個人向け製品】
38・TOTO KMシリーズ TCF8GM53
¥54,700 楽天市場 (1/21執筆時)
【住設向け製品】
39・TOTO アプリコット F4AW TCF4833R
¥112,945 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:1,782円 (2,187円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(一部)
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
こちらは、KMシリーズの上位機です。
なお、本機は、個人向け(B to C)の製品と、商材屋さんなどの住設向け(B to B)型番があります。
以下で説明する性能は同じですが、保証性やアフターフォローを考えると、「個人向け」を選ぶのが普通でしょう。
清潔性の点では、オート脱臭機能ほか1つ上でみた下位機種がもつ機能は全て装備です。
その上で、加えて、水道水のカルキから次亜塩素酸を発生させる「ノズルきれい」が付属します。なお、
この機能は、同社の貯湯式の上位機の紹介で詳しく書きましたが、一定の効果は期待できます。
利便性の点では、中位機種以上の機種に限って、人感センサーが付属し、オートふた開閉機能が付属します。
また、水流部分でも、普通の水流のほか、TOTOは太めの水で優しく洗う「やわらか水流」が出せる点も特賞です。
経済性の点は、注目点です。
TOTOの場合、このグレードの製品から、断熱材を2重にするW保温に対応します。そのため、1年間の電気代の点で、パナソニックと競える省エネ性を確保します。
とくに、最上位機は、人感センサーと暖房機能をリンクさせ、待機電力を節約する瞬間暖房に対応するため、1年の電気代は1812円と良い水準です。
節水機能は、下位機種と同じです。
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以上、、KMシリーズの上位機の紹介でした。
電気代を考えた場合、TOTOでは、これらのグレード以上がオススメできる製品と言えます。本体価格を考えると、この中ではTCF8GM53が魅力でしょう。
TOTOの「やわらかい」水流が好きな方で、ある程度の光熱費を減らしたい場合は、これがおすすめです。
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【2017/10】
【個人向け製品】
【下位機種】
40・TOTO KM TCF8AM66#SC1
¥45,455 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:90kWh/ kWh
1年の電気代:2,430円 (円)
【中位機種】(オートふた開閉付属)
41・TOTO KM TCF8CM76#SC1
¥58,182 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:90kWh/ kWh
1年の電気代:2,430円 (円)
【上位機種】(オートふた開閉+瞬間暖房)
42・TOTO KM TCF8CM86#SC1
¥70,000 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:1,782円 (2,187円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(一部)
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
一方、個人向けのKMシリーズについては、特定のデンキヤ向けのオリジナルモデルが3種類あります。
構成は先ほどのモデルと似ています。
しかし【特定量販店限定】モデルは、通常タイプに搭載される「やわらか洗浄」が付属しない点には注意が必要でしょう。
【個人向け製品】
【2017/10】
43・TOTO KFシリーズ TCF8GF33
¥98,000 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:1,782円 (2,187円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:対応
泡洗浄:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
TCF8GF33は、TOTOの上位グレードにあたるKFシリーズの製品です。
こちらは、薄型の新型ボディを採用しています。
その他、KMシリーズとの相違点は、温風乾燥に対応する点です。その他の部分は、TCF8GM53と同等なので、この機能が欲しい場合は、こちらを選ぶとよいでしょう。
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【個人向け製品】
【2017/10】
44・TOTO KF TCF8CF66#SC1
¥90,818 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:1,782円 (2,187円)
リモコン:あり
オート開閉:あり
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:対応
泡洗浄:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
なお、こちらには特定量販店限定モデルがあります。温風乾燥機能や自動開閉機能など同様の機能が、付属し、省エネ性能も同等です。
「やわらか水流に非対応」となりますが、タップリッチ洗浄という水流に強弱を付けることによる節水機能を搭載しています。
年間電気代も安いですし、温風乾燥機能も付属しますので、最上位機種から選ぶとすると、パナソニックよりもTOTOが良いかもしれません。
また、強い水流が苦手な人のための「やわらか水流」については、パナソニックよりもTOTOの方が感触的により優しいです。その点でTOTOを選ぶ方もいます。
ただし、アフターサービスがパナソニックに較べて高額になることが多いことは年頭に入れるべきでしょう。TOTOは、家電ではなくサニタリー商品として売っているため、割と高い修理出張料を取ります。
【個人向け製品】
【2016年】
45・リクシル INAX RVシリーズ CW-RV2A
¥35,950 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:123kWh/ 163kWh
1年の電気代:3,321円 (4,401円)
リモコン:あり
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
こちらは、リクシルがINAXブランドで出している瞬間式の「シャワートイレ」です。
同社の製品は、「シャワートイレ」主に工務店経由での販売が多いと言えますが、こちらについては、個人向けも兼ねているようです。
本体色は、ブルー(CW-RV2A/BB7)・ピンク(CW-RV2A/LR8)・オフホワイト(CW-RV2A/BN8)です。
清潔性の点では、オート脱臭機能が付属します。
水流面では、おしり用のノズルと、ビデ洗浄ノズルが別になっていることを強調します。
ただし、他社機も基本的にこのような構造です。
利便性の点では、オートふた開閉機能に未対応など、やや魅力に欠けるでしょう。リモコンは付属します。
経済性の点でも、1年間の電気代が約3321円と他社の瞬間式に比べるとイマイチです。
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以上、INAXのRVシリーズの紹介でした。
水流についてはさすがに「サニタリーメーカー」であり、パワフル洗浄、マイルド洗浄ともに水流は心地よいです。リモコンや脱臭機能を含めて2万円前後の多機種と見劣りしません。
ただ、省エネ性と便ふた自動開閉機能の面では、やや魅力に欠けるでしょう。
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【個人向け製品】
【2020年】
46・リクシル INAX RAA20 CW-RVAA2
¥35,950 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:123kWh/ 163kWh
1年の電気代:3,429円 (4,509円)
リモコン:あり
オート開閉:
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
なお、このシリーズの「プチ上位機」といえるのが、RAシリーズに属するCW-RVAA2です。
本機については、TOTOにもみられた使用前の「プレミスト(鉢内スプレー)」が付属するほか、洗浄について、水流が10%強い「ターボ洗浄」に対応します。
また、着座センサーによる自動脱臭につて、席を立つとより強力にかかkる「W脱臭パワー脱臭」も付属します。
RVシリーズの実質的な後継機といえる製品ですが、引き続き、省エネ性が少し悪いです。
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【個人向け製品】
【2020年】
【下位機種】
47・リクシル INAX RWA20 CW-RWA2
¥54,500 楽天市場 (1/21執筆時)
【上位機種】(フルオート便座)
48・リクシル INAX RWA30 CW-RWA3
¥63,000 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:104kWh/ 139kWh
1年の電気代:2,808円 (3,753円)
リモコン:あり
オート開閉:(上位機)
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
一方、リクシルの最上位は、こちらのRWシリーズです。
RAシリーズと比較する場合、ノズルの経路に銀イオンカードリッジが付属する点です。
電解水を使うTOTOと方向性は違いますが、目的は同じでしょう。ただ、銀イオンは消耗品扱いではないので、さほど強力ではないかと思います。
一方、上位機のみ、人感センサーが付属し、フルオート便座です。ただ、同社の場合、最上位機でも、温風乾燥には非対応ですね。
そのほか、年間消費電力量は、下位機種より少し優秀ですが、やはり、他社の最上位機と比べると、少し多めです。
【個人向け製品】
【2018年】
【リモコンなし】
49・東芝 クリーンウォッシュ SCS-S301
¥26,027 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【リモコンなし】【プレケアミスト】
50・東芝 クリーンウォッシュ SCS-SW301
¥29,500 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【リモコンあり】【プレケアミスト】
51・東芝 クリーンウォッシュSCS-SW311
¥33,141 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【2010年】
【リモコンなし】
52・東芝 クリーンウォッシュ SCS-S300
¥22,380 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:84kWh/ 120kWh
1年の電気代:2,268円 (3,240円)
リモコン:あり(上位機)
オート開閉:
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
こちらは、東芝の「クリーンウォッシュ」シリーズの温水洗浄便座です。
同シリーズは、貯湯式もありましたが、こちらは瞬間式です。
また、旧機種が残りますが、貯湯式の場合とちがって、旧機種でも「ノズルステンレス」なので、新機種と実質上の機能差はなさそうです。
どうも、Amazonには旧型番でアウトレット的型番として卸しているようですので、選んでも良いでしょう。
清潔性の点では、オート脱臭機能が付属します。
また、TOTOの上位機にもありましたが、便座を開くと同時に、内壁にミストを出すプレケアミストが付属します。
パナソニックの泡洗浄ほど根本的ではないですが、掃除は楽になるでしょう。
そのほか、同社の下位機種同様に、掃除しやすいステンレス製のノズルも採用しています。
利便性の点では、オートふた開閉機能に未対応など、やや魅力に欠けるでしょう。
リモコンは、上位機のみ付属します。
経済性の点では、他社の中級機とだいたい同じで、8時間オフタイマーを利用しないとしても3,240円という水準です。
節水機能は、東芝の場合、最大の強さの際の流量は、0.55L/分とやや多めです。
ただ、エアインマイルド洗浄という名前ですが、空気を混入することで、節水しつつ、泡を利用して汚れを落としを強化しています。
そのため、洗浄力に比して、通常の約半分の使用水量という触れ込みです。
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以上、東芝の「クリーンウォッシュ」シリーズのの紹介でした。
瞬間式にしては、やや省エネ面で劣る機種です。ただ、珍しく、リモコン付属でない製品があるので、設置環境的にリモコンはかえって不便な方には選択肢となるでしょう。
後編に続く
機能や光熱費の面でおすすめできる温水洗浄便座は結論的にこれ!
というわけで、今回は、温水洗浄便座(ウォシュレット)について比較しました。
しかし記事は、もう少しだけ「続き」ます。
1・清潔性 ★★★★★
2・経済性 ★★★★★
3・利便性 ★★★★☆
4・総合評価 ★★★★★
続く後編記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した全機種から、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案します。
また、個人での取付についての簡単な説明ほか、一部の製品は、デンキヤが「取付対応」してくれるものがあるので、それについても紹介するつもりです。
引き続きよろしくお願いします。
後編記事は→こちら
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