【今回レビューする内容】 2025年 印刷コストが安い!家庭用A4カラーインクジェットプリンタ複合機の性能とおすすめ・選び方:1万円前後〜5万円前後までの家庭用カラープリンタの比較:Wi-Fi・スマホ印刷対応:画質や機能面の違いなど windows 11 MacOS 対応
【比較する製品型番】エプソン Colorio EW-056A EW-456A ブラザー PRIVIO DCP-J528N DCP-J587N DCP-J928N MFC-J905N DCP-J1200N DCP-J1203N DCP-J1800N エプソン エコタンク EW-M757 EP-M553T EW-M754 EW-M770 EP-M476T キヤノン PIXUS TS3730 TS6630 TS6730 TS203 TS3330 TS7330 TS8630 TR8630a TS7530 TS5430 TR703a XK130 XK120 XK110 G1330 G3390 G3370 TR163 HP ENVY 6020 7CZ37A#ABJ ENVY Pro 6420 6WD16A#ABJ HP OfficeJet 200 Mobile ヒューレット・パッカードHP ENVY 6120 714G6A#ABJ ENVY 6520 714B6A#ABJ HP ENVY Inspire 7220 Inspire 7221 nspire 7920 242P9D0-AAAA 31K15D0-AAAD 31K14D0-AAAC HP OfficeJet 200 Mobile HP OfficeJet Pro 8120 405W4B#ABJ OfficeJet Pro 9120 403W8B#ABJ 403W3B#ABJ HP Smart Tank 5105 5106 6005 6006 7005 7305 7306 ほか
今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2025年8月現在、最新のカラープリンタ複合機(インクジェットプリンタ)の比較です。
印刷品質・印刷速度といった基本性能に加え、とくに印刷コストを重視して検討しました。
![]()
コストは、Amazonでのインク実売価格を基準に再計算し、実際のコストを比較しています。
各社カタログ記載の印刷コストは、発売時点の直販価格をもとに用紙代込みで算出された数値が多く、実態を反映しにくいためです。
今回の試算では、より現実的なコスト感を示せたと思います。

1・A4カラープリンタ・複合機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:エプソン〈標準〉
1-3:ブラザー〈標準〉
1-4:キヤノン〈標準〉
2・A4カラープリンタ・複合機の比較 (2)
2-1:HP〈標準〉
2-2:エプソン〈特大タンク〉
3・A4カラープリンタ・複合機の比較 (3)
3-1:キャノン〈特大タンク〉
3-2:ブラザー〈特大タンク〉
3-3:HP〈特大タンク〉
4・A4カラープリンタ・複合機の比較 (4)
4-1:モバイルプリンタ
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにカラープリンタの「選び方の基本」を整理します。
その後に家庭用のスタンダード機をメーカー別に確認し、さらに、特大インクタンク機やモバイル機といった特殊タイプを紹介する構成です。
インクコスト ★★★★★
画質(普通紙)★★★★★
画質(写真) ★★★★★
印刷スピード ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最後の「結論編」では、上記ポイントを踏まえ、予算や利用目的に応じたAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・A4カラーレーザープリンタ
2・A3カラーレーザープリンタ
3・A3インクジェット複合機
なお、カラー機でもレーザープリンタをお探しの方、あるいは、インクジェット機でもA3プリンタついては別記事で扱っています。
探されている内容に応じて、上記リンク記事をご参照ください。
1-1・カラープリンタの選び方の基本
はじめに、カラープリンタの「選び方の基本」を説明します。
A4インクジェットは家庭用・業務用を問わず需要が多く、現行機だけで100機近くあります。
そこでこのブログでは、次の3種類に区分して解説を進めます。
1・A4インクジェット複合機(4色-5色)
2・A4インクジェット複合機(6色以上)
3・A4ビジネスインクジェット
それぞれの違いを以下、順番に解説していきます。
第1に、A4インクジェット複合機です。
現在はプリンタ単体機種はほぼなく、スキャナ・コピー機能を備えた「複合機」が一般的です。
インク数は、標準で4色です。
黒インクが顔料と染料の2系統で、合計5色となる機種も一部にあります。

黒はにじみにくい顔料インク、カラーは発色重視の染料インクを採用し、普通紙(コピー用紙)と写真用紙の両方に対応できる万能型となっています。
価格帯は、入門機であれば1万円前後から購入可能で、印刷コストも比較的安価です。
印刷コストも、わりと安めです。
A4普通紙では、モノクロ4円、カラー8円、写真用紙はL版で10円程度に収まる機種も多く、コストパフォーマンスに優れます。

さらに、近年登場した「特大タンク型」では、普通紙カラー1円程度という低コストを実現しています。本体価格も3万円台からと比較的手ごろです。
ただし、インクには「使用期限」(半年〜1年程度)があり、長期保存には向かない点に注意が必要です。
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結論的にいえば、一般家庭ならば、4色インクジェットがおすすめです。
「一家に一台」の家庭用標準機といえ、写真・文書ともにバランスよく対応できます。小売店などで写真用紙にカラー印刷を多用する場合は、のカテゴリが適しています。
今回の記事(第1回)では、このタイプを中心に扱っていきます。
第2に、A4インクジェット複合機(写真向け)です。
完全なプロ仕様もありますが、たまに写真印刷を楽しみたい方に向く機種も多くあります。

インク数は、6色〜10色です。
カラー3色では表現できない中間色インクを追加することで発色を高めています。
年賀状や写真印刷において、画質を重視する上級者に適したカテゴリです。
インク構成は機種によって異なります。
写真向けでは黒が、染料インクのみのモデルもあり、その場合は文書印刷用途との兼用が難しくなります。一方で、顔料黒インクも搭載して写真・文書の両方に対応できるモデルも存在します。
価格帯は、家庭向け中級機で、おおむね3万円台です。
印刷コストは、A4普通紙ならばカラーで20円、写真用紙ならばL版10円ほどです。
ただしタンク数が増えるため、実際のランニングコストは4色機より高めになる傾向があります。
一方、写真印刷用でも大量出力に対応した「特大タンク型」モデルがあり、この場合はL版で1枚あたり3円以下と大幅にコストを抑えられます。
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結論的にいえば、このカテゴリは、写真専用紙を使ってプリントアウトを楽しみたい方向けです。それ以外の用途ではやや持て余す傾向があります。
このカテゴリのプリンタは2回目記事でみています。この目的で購入を考えていたかたは、2回目記事(こちら)をご覧ください。

第3に、A4ビジネス用インクジェット複合機です。
企業向けには大型モデルもありますが、A4サイズであれば家庭にも置けるコンパクトタイプもあります。す。
インク数は、4色です。
インクは、黒だけでなく、全色とも顔料インクです。
顔料インクは水ににじみにくく、普通紙へのカラー印刷に適しています。ただし、年賀状などの「ふちなし印刷」ができない、写真用紙など特殊紙に非対応といった制約も多く、まさにストイックな「仕事用」といえます。
予算は、個人向けであれば1万円台からあります。
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結論的にいえば、写真印刷を必要とせず、ビジネス文書のカラー印刷で十分な場合、このカテゴリを選ぶのは有効です。
普通紙向けにドットが大きめに設計されているため、印刷速度が速い傾向もあります。
なお、このカテゴリも、このブログだと別記事です。3回目記事(こちら)をご覧ください。
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以上、A4インクジェットプリンタの「選び方の基本」でした。
1・A4カラープリンタ・複合機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:エプソン〈標準〉
1-3:ブラザー〈標準〉
1-4:キヤノン〈標準〉
2・A4カラープリンタ・複合機の比較 (2)
2-1:HP〈標準〉
2-2:エプソン〈特大タンク〉
3・A4カラープリンタ・複合機の比較 (3)
3-1:キャノン〈特大タンク〉
3-2:ブラザー〈特大タンク〉
3-3:HP〈特大タンク〉
4・A4カラープリンタ・複合機の比較 (4)
4-1:モバイルプリンタ
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回の1回目記事では、以下、4色・5色タイプを中心に、全4回に分けて比較していきます。
家庭用として、特別な用途がなければ、写真にも普通紙にも幅広く対応できるこのタイプが最も使いやすいといえるでしょう。
1-2・エプソンのカラープリンター

はじめに、エプソンの「カラリオ」の4色インクジェット機の比較です。
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以下の本文では、高評価できる部分は赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。

【2024年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.9〜15
1・EPSON カラリオ EW-056A
¥8,909 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:高さ146×長さ390×奥行300mm
EW-056Aは、エプソンのプリンター複合機の入門機です。

プリンタ機能のほか、スキャナとコピーも付いた複合機です。
現在は、どのメーカーの家庭用入門機もこのような仕様です。
なお、入門機なので、本体に液晶パネルは付属せず、このあたりに値段を感じます。

EPSON 4色パック MED-4CL
¥3,800 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
EPSON ブラック MED-BK
¥1,758 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約30.5円
A4普通紙カラー 約15.2円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約21.4円
フォト年賀状印刷 31.5円
A4Photoカラー 約118.1円
インクコストは、インクジェットの場合、写真専用紙と、普通紙(コピー用紙)だと、印刷密度の関係で、コストが大きく変わります。そのため、メーカーは両方の場合のコストを出しています。
上表は、そのデータを元にしながら、Amazonの実売価格から実際のインクコストを計算したものです。
写真印刷のコストは、EPSONの場合、格安機の「標準」より少し高めという程度に収まっています。
年賀状ほか、そこまで使わないならば、気にならない水準です。
普通紙印刷のコストは、A4普通紙へのカラー印刷で約15.2円と公表があります。
A4普通紙へのモノクロ印刷の費用は、他社と異なり非公表です。
しかし、用紙の表面積などからコストを計算すれば約4円という計算です。
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結論的にいえば、格安機ですが、写真、印字とも、印刷コストは、そこまで高くないです。年間を通して、そうは枚数を印刷しない方ならば、これで問題ないでしょう。

カラー印刷のクオリティは、格安機としては、高いです。
この値段の製品としては、印字品質は良く、階調性も良好です。デジカメ写真などの「黒つぶれ」も少なめです。
なお、同社が「画質に力を入れる」機種は「エプソンカラー」機と呼びます。しかし、この機種は、「写真印刷に強い」インクである、黒の染料インクを採用しないので、その「称号」を得ていません。
黒以外の3色は「染料インク」で、インクの打ち出しもエプソン自慢のMACH方式(マッハジェット式)ですが、それでも、インク構成の部分で、同社の6色機などより、画質は落ちます。

文字印刷のクオリティは、逆に、良好です。
なぜなら、くっきりブラック(顔料インク)を採用するからです。
顔料インクは一般的な染料インクよりも耐水性が強いので、普通紙印刷では、文字が「にじみ」にくく、ビジネス文書の印刷に向きます。

ヘッドも、6色インクモデルにも採用する滴下するインクのサイズを的確に打ち分ける、MSDT(マルチ・サイズ・ドット・テクノロジー)を装備します。
印刷速度は、最大の問題点です。
A4原稿へのカラー(写真用光沢紙)の印刷速度が、2分49秒と相当遅いからです。
普通紙へのA4のビジネス文書(黒・カラー)の印刷の場合の速度も、非公開です。
同じ排紙構造・速度の旧機種で取った実測値を参考にすると、4枚/分ほどです。
他社の低価格機と較べても、ストレスはあるでしょう。
自動両面印刷機能も、非搭載です。
裏表を同時印刷したい場合は、2回操作が必要であり、不便です。
給紙量も、同社の上位機の半分の50枚までです。
こうした点で、あくまで「入門機」という仕様です。

Epson iPrint(スマホアプリ)
¥0 Apple App Store
Epson iPrint(スマホアプリ)
¥0 Google Play
ネットワーク機能は、USB接続のほかWi-Fi(無線LAN)が搭載されます。
そのため、スマホアプリから直接印刷ができます(iPrint機能)。
ただし本体に液晶パネルがないので、こうした利用はできるにせよ不向きです。
スキャナー解像度は、1200dpi×2400dpiです。
ADF(原稿自動送り装置)はないですが、読取クオリティ自体は良いです。
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以上、EW-056Aの紹介でした。
比較的安く購入できる「エプソン機」として、人気のある機種です。
ただ、能力を見ると、印刷速度は期待できないですし、両面印刷も非対応です。そのため、毎週のように使う方にはおすすめできませんが、それ以外の性能はまとまっています。
印刷コストも割安水準ですし、逆説的な表現ですが、プリンターを「あまり使わない方」で、ある程度信頼できる格安機を探している場合、候補となります。

【2024年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.9〜15
2・EPSON Colorio EW-456A
¥12,000 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:高さ170×長さ375×奥行300mm
EW-456Aは、エプソンのプリンター複合機の中級機です。
1つ上で紹介した、EW-056Aの上位機です。

利用するインクと、搬送ユニットは下位機種と共通です。したがって、印刷コスト・印刷速度・印字品質など、基本となる部分は「同じ」です。
一方、旧機種と比べると、やはりインク型番が変わりました。
ただ、印刷コストは同じである上で、こちらの場合、液晶インターフェイスの若干の改良もありました。価格的に旧機が(すでに)安いわけではないので、新機種が問題ないです。
1つ上でみた下位機種よりパワーアップする部分のうち、以下の2点が注目点です。

第1に、操作パネルに液晶が付属した点です。
1.44型の小さなものですが、コピーなどの操作の確認がしやすくなっています。
スマホから直接印刷する場合も、パネルで確認ができるため、失敗は少なくなるでしょう。

第2に、自動両面印刷機能が、搭載される点です。
職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。
年賀状などの印刷にも便利です。紙コストの削減にもなります。
1・給紙量の増加(100枚)
2・メンテナンスユニット
3・名刺サイズ対応
4・コピーでのふちなし印刷
そのほか、以上の4点に、下位機種との違いが見られます。
例えば、コピー機能が「オートフィット対応」となり、ふちなし印刷ができるなどです。

メンテ性は、同社の上位機が採用するメンテナンスユニットを採用です。
下位機の場合、(使われなかった)廃インクが「廃インク吸収パッド」に溜まり、溜まりきったら預かり修理です。ただ、このグレードはユーザーが交換できため、結構長いこと、多くの枚数を印刷した場合も、ユーザーで交換できます。
ただ、本機はパワーユーザーが選ぶグレードの機種ではないですし、純正(EWMB3)でも1000円程度なので、そこまで気にしなくても良いです。
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以上、エプソンのEW-456Aの紹介でした。
エプソンに、これまでなかった4色インクモデルの「中級機」です。
自動両面印刷機能の搭載により、家庭内での利用を前提としつつ、ビジネスよりに便利になったと評価できます。
ただ、その場合、搬送ユニットが下位機種と共通であり、他社に比べて、印刷速度が遅いという致命的な欠点があります。この部分はネックです。
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なお、エプソンは、家庭用の4色プリンタは、後ほど別に紹介する「エコタンクプリンター」を除けば、これらのみです。
上位機は【6色インクジェットの比較記事】で紹介している機種となります。価格面では1万円前後からです。詳しくは、上記リンク記事をご覧ください。
1-3・ブラザーのカラープリンター

つづいて、ブラザーのカラープリンターをみていきます。
ブラザーは、伝統的に4色インクにこだわりを持ち、その高性能化を目指している企業です。

【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 11〜15
3・ブラザー PRIVIO DCP-J528N
¥15,500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約17枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:高さ151×奥行341×横幅400mm
DCP-J528Nは、ブラザーの入門用プリンタです。

本体サイズは、高さ151×奥行343×横幅400mmです。
家庭用であり、設置性は良いです。
本機のシステムも、スキャナとコピーも付いた複合機です。

【LC411-4PKのAmazon型番】
Brother 4色パック LC411-4PK-E
¥3,938 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【LC411BK-2PKのAmazon型番】
Brother ブラック2個 LC411BK-2PK-E
¥1,978 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正インクの単価は、上記の通りです。
黒インクに2本入りの「お徳用パック」もあり、お買得感は高いです。
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約18.6円
A4普通紙カラー 約8.4円
A4モノクロ 約2.7円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約13.1円
フォト年賀状印刷 約19.2円
A4Photoカラー 約72.1円
インクのコストパフォーマンスは、Amazonにおけるインクの実売価格からすれば、上表のようになります。
写真印刷のコストは、エプソン4色機と比べて約40%安いです。
Amazon定額お得便設定時の価格ですが、そうでなくても35%は安い計算です。
ランニングコストの面でも、日常に使用するプリンターとしておすすめできます。
普通紙印刷のコストも、ブラザーは自信があるのか公開します。
A4カラー印刷で、1枚8.4円、A4白黒印刷の場合は、約2.7円です。
数字としては、先述のエプソンの推定値ほか、公開のあるHPなど比べても、高水準のコスパです。

カラー印刷のクオリティは、4色タンクとしては良いです。
エプソン同様に、カラーインク3色は染料インクを利用し、黒のみ顔料インクという構成です。
同社の場合、ビジネス向けについては、インクの最小液滴量2plですが、家庭向けの本機は、画質重視で1.5pLです。

文字印刷のクオリティは、期待値は高いです。
エプソンと同じで、にじみにくい顔料黒インクだからです。
そのため、4色モデルとしては、品質はエプソンと並び、「トップレベル」です。
印刷速度は、1分間にカラー9.5枚・モノクロ17枚です。
エプソンのカラリオシリーズよりも約3倍は高速です。
両面印刷の場合は、3.5枚・5.5枚の水準ですので、例えば、自宅で会議資料などを10枚程度印刷するならば、ストレスない速度です。
ファストプリントの速度も、モノクロ6秒・カラー9.5秒ですので、そこそこあります。
そのため、家庭で大量印刷を考えている方はブラザーがおすすめです。

Brother Mobile Connect
¥0 Apple App Store
Brother Mobile Connect
¥0 Google Play
ネットワーク機能は、USB接続のほか、Wi-Fiに対応します。
スマホから直接的に印刷できるため、今の時代には便利な機種だと思います。

操作も、ブラザーは全機種とも、2.7型のTFT液晶を装備し、しかもタッチパネル式です。
直感的な操作が可能です。液晶パネルが付属し、SDカードスロットもあるため、デジカメからの直接印刷にも便利です。
自動両面印刷機能も搭載されます。
職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。
年賀状などの印刷にも便利です。紙コストの削減にもなります。

スキャナー解像度は、、1200dpi×2400dpiです。
ただ、上図のような原稿を一度に取り込むためのADF(原稿自動送り装置)は未装備です。欲しい場合は、上位機を選びましょう。
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以上、ブラザーのDCP-J528Nの紹介でした。
黒が顔料インクの4色インクである上、印刷速度・スキャン速度とも家庭向きの格安機として「速い」といえます。
インクコストも水準より安いため、コスパもかなり良いです。1万円前後の予算で迷ったら、本機を選べば(たいてい)後悔しないと言えるでしょい。
画質面でも、家庭用の4色インク機とすれば優秀であり、年賀状を含めて、家庭で普通に利用する分には、これでも十分です。
入門機に限定して言えば、仕事・プライベート・年賀状の利用を勘案した総合力ではブラザーのプリビオが間違いなくオススメできます。
同社のCM風に言えば「賢く選べばブラザー」と言えそうです。

【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 11〜15
【FAXなし】
4・ブラザー PRIVIO DCP-J928N-W
5・ブラザー PRIVIO DCP-J928N-B
¥16,927 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【FAXあり】
6・ブラザー PRIVIO MFC-J905N
¥23,677 楽天市場 (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約17枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:高さ172×奥行341×横幅400mm
DCP-J928Nは、ブラザーの家庭向きの「中級機」になります。
2機種ありますが、MFC-J905Nは、FAXの有無だけの違いです。

筐体サイズは、高さ172×奥行341×横幅400mmです。
設置性はほぼ同じです。ただ、高さだけ、後述するように、スキャナのADFがある分、少し背が高いです。

Brother 4色パック LC411-4PK-E
¥3,730 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
Brother ブラック2個 LC411BK-2PK-E
¥1,874 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約18.6円
A4普通紙カラー 約8.4円
A4モノクロ 約2.7円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約13.1円
フォト年賀状印刷 約19.2円
A4Photoカラー 約72.1円
インクは、先ほどみた、同じインクを利用します。
したがって、4色インク機としては、かなり「安い水準」と言えます。
印刷速度は、1分間にカラー16.5枚・モノクロ17枚です。
ここは、下位機種より良い部分です。
本機は「テレワーク仕様」として2021年に展開した機種なので、速度を下位機種より強化しています。
ファストプリントの速度も、カラーでも6.5秒と高速です。
エプソンのカラリオシリーズよりも約4倍は高速と言えます。
印刷のクオリティは、ただし、同じインクなのですが、先ほどの機種と比べて、最小液滴量が1.5plではなく2plにダウングレードさせています。
ここは、速度アップさせた部分の弊害ですので、年賀状など専用紙への写真印刷のクオリティは、下位機種に負けます。
ネットワーク機能は、USB接続・Wi-Fiに対応します。
加えて、有線LAN接続も可能になっています。
スキャナー解像度は、1200dpi×2400dpiです。
上部にADF(原稿自動送り装置)があります。
読み取りは片面のみではありますが、最大で1200×2400dpiの解像度、速度は毎分10.5枚(モノクロ13枚)と、十分に実用性はあります。

その他の仕様は、下位機種とほぼ同じです。
あえて言えば、CDのレーベル印刷ができる点、そして、タッチdeプリント&スキャンとして、スマホのNFCをかざすだけでプリントできる機能(Androidのみ)が違いです。
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以上、DCP-J926Nの紹介でした。
先述のように、写真印刷のクオリティを少し犠牲にしつつ、速度を上げた機種です。サイズを維持しつつ両立は難しい部分なので、ここは仕方ないです。
その部分で、年賀状・写真印刷優先ではなく「仕事用」で考えるならば、速度の部分と、スキャナのADFが付く部分で選択肢にできます。
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【2022年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.12〜15
7・ブラザー PRIVIO DCP-J1800N
¥22,700 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約17枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:高さ172×奥行343×横幅400m
一方、このシリーズの、一風変わった「兄弟機」といえるのが、DCP-J1800N-Wです。
FAX・CDのレーベル印刷と、タッチdeプリント&スキャンとは持たないのですが、その代わり、ユニークな機能が実装されます。

本機の場合、筐体内にロールカッターが仕込まれており、A4用紙をA5にカット可能です。カットした場合も、速度がほぼ低下しないのは、優秀です。
PC上でA5用紙を選ぶ、あるいは、本体の液晶パネルで「カットコピー」を選べばA5で出ていきます。

かなり面白い発想です。
刃の耐久性は、5万枚です。本体の寿命相当ですので、交換は不要です。
安全面も、普段触るような場所ではなく、カッター利用時のみ出る仕組みなので安全です。
平行切断性も、見本を見た限り、ローラーほか搬送機構を使い込んだあとは分かりませんが、新品に近い状況では問題なさそうです。
「重ねてトントン叩いてA5のコピー紙のように書類が揃う」という意味ではないですが、実用上問題ないでしょう。
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結論的にいえば、A5ほかそれより小さいものの印刷(免許証などのコピー他)に利用する場合、わりと家庭用でも便利に思いました。
1-4・キヤノンのカラープリンター

続いて、キヤノンの格安プリンタを紹介しましょう。
同社の上位機は、「5本」のインクタンクを使う「4色」モデルもあります。

【2023年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.12〜15
【ADFなし】
8・Canon PIXUS TS6630
¥16,500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【ADFあり】
9・Canon PIXUS TS6730
¥18,000 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅374×奥行350×高さ168(208)mm
TS6630とTS6730は、キヤノンのインクジェットプリンタのスタンダード機です。
本機のシステムも、プリンタ・スキャナ・コピー機能が付いた「複合機」です。

2機種ありますが、後者のみスキャナのADF(原稿自動送り)が付属です。
両面非対応で、片面スキャンのみ対応ですが、あれば便利でしょう。個人的にはそちらを推します。
下では同時に紹介します。

本体のサイズは、収納時、幅374×奥行350×高さ168mmです。
ADF付の上位機は高さ208cmですが、いずれにしてもコンパクトです。液晶は、2.7インチで、タッチパネル式になります。

【3色カラー大容量タイプ】
Canon BCI-386XL
¥4,145 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【ブラック大容量 タイプ】
Canon BCI-385XL
¥3,218 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正インクの単価は、こちらになります。
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約29円
A4普通紙カラー 約20.3円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約26.2円
フォト年賀状印刷 約38.5円
A4Photoカラー 約144.4円
インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格からすると以上の通りです。
エプソン・ブラザーの同クラスの製品に比べて安くないです。
写真印刷のコストは、追加の注意も必要です。

なぜなら、本機は、他社のように「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成だからです。
カラーインクの1つがなくなると、カラータンク丸ごと交換になるため、使い方によってはより割高な場合もあり得る機種です。
本機の場合、上で示した「大容量タンク」を使った場合のコストです。標準タンクだとさらにコストが悪いです。あまり使わない方は(インクの消費期限の問題もあるので)、さらに、お得ではないと言えます。
普通紙印刷のコストは、メーカーによると、普通紙カラーで20.3円です。 モノクロならば1枚12円強でしょうが、いずれも安くはないです。
印刷速度は、モノクロA4普通紙で15.0枚/分、カラーA4普通紙でも10枚/分です。
ここは、他社と比べても優秀です。
キヤノンは伝統的に「普通紙の印字速度の速さ」を売りにして、エプソンに対抗してきた経緯のある会社だということは言及に値するでしょう。

インク構成は、カラーは染料インクと、黒色は顔料インクです。
エプソン・ブラザーと同じです。
カラー印刷のクオリティは、キャノンでは「中級」です。
キャノンは最近、最小液滴量が非公開です。ただ、カラーインクのノズル数(カラー768・白黒832)から言えば、そう言えます。
4色インクモデルでは良い方ですが、写真向きとは言えない水準、ブラザーの高速モデル(最小液滴量=2pl)と同じ水準と考えて良いでしょう。
実際、キャノンも写真印刷について、あまり強調しません。

モノクロ印刷のクオリティは、文字に強い顔料黒インクですし、やはり、カラーを含めたビジネス文書の印刷に向くインク構成です。

ネットワーク機能は、USB接続のほか、Wi-Fi対応(Wi-Fi5)です。
スマホからのダイレクト印刷も可能です。
自動両面印刷機能も、搭載です。
スキャナーは、解像度は、1200×2400dpiです。
わりと性能は良いです。
先述のように、上位機はADF(原稿自動送り)が付属です。
速度的には300dpiで1分10枚強の水準ですし、格安機としては優秀です。
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以上、キヤノンのTS6630とTS6730の紹介でした。
入門機ですが、仕様的には「ビジネスより」に思える製品です。一方、インクコストは、カラー一体型である上で、インク自体のコストもあまり良くないため、今回の比較基準だと少しおすすめしがたいです。
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なお、キャノンは、以上のような下位機(入門機)の展開があります。
順番にみておきます。

Windows 7〜11 MacOS 10.15〜15
【2024年9月発売】
10・Canon PIXUS TS3730 【各色】
¥7,491 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約7.7枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅435×奥行327×高さ145mm
第1に、TS3530です。
同社の最安モデルです。コストカットのため、液晶パネルはモノクロで小さいです。
なお、旧機種は、Wi-Fi5GHz帯に対応しないWi-Fi4です。
家庭用プリンタの場合、特段対応していなくても問題ないのですが、現状で新機種のが安いですし、そちらで良いです。

CANON 3色カラー BC-366XL (大容量)
¥2,836 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
CANON ブラック BC-365XL (大容量)
¥2,936 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約28.1円
A4普通紙カラー 約18.5円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約21.3円
フォト年賀状印刷 約3131円
A4Photoカラー 約117.4円
インクのコストパフォーマンスは、上表のとおりです。
先ほどの上位機より多少は良いですが、やはり、カラーは一体型です。
印刷速度は、A4普通紙へのカラー印刷は、1分間に4枚、モノクロ印刷は、1分間に7.7枚です。かなり遅いです。

カラー印刷のクオリティは、インクの最小サイズが2ピコリットルです。
ノズルも少ない(カラー320・白黒320)ので、モノクロを含めて、クオリティはあまり重視されません。
自動両面印刷機能は、非搭載です。
ネットワーク機能は、USB接続とWi-Fi対応です。
スキャナー解像度は、600×1200dpiです。
実用水準はありますが良くもないです。
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【2021年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.11〜15
11・Canon PIXUS TS5430 【各色】
¥12.500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:高さ148×長さ403×奥行315mm
第2に、S5430 です。
キヤノンで2番目に安いモデルになります。
本体色は、ブラック(TS5430-BK)のほか、ホワイト(TS5430-WH)とピンク(TS5430-PK)が選べます。

外観は、入門機よりは良い仕様です。
下前面「ふた付き」で、1.4型のモノクロ有機ELディスプレイが搭載ですから。
カラー液晶は不採用ですが、画面へのQRコード表示機能を作り、「操作に迷った場合はスマホで」という発想です。現在は「スマホ時代」なので、この仕様でも良いかもしれません。

CANON 3色カラー 大 BC-361XL
¥3,145 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
CANON ブラック 大 BC-360XL
¥3,218 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約30.2円
A4普通紙カラー 約20.4円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約23.0円
フォト年賀状印刷 約33.9円
A4Photoカラー 約126.9円
インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格からすると以上の通りです。
コスト的には、最初に見たキャノンスタンダード機と同じほどで、あまり良くないです。やはり、カラーは一体型です。
印刷速度は、A4普通紙へのカラープリントは1分間に6.8枚、モノクロは、1分間に13.0枚です。下位機種よりは向上しました。
あとの部分は、自動両面印刷機能に対応する点と、スキャナー解像度が、1200×2400dpiと少し良い点を除けば、1つ上の入門機とだいたい同じです。
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Windows 7〜11 Mac OS10.11〜15
【2018年発売】
12・Canon PIXUS TS203 【各色】
¥4.500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約7.7枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅426×奥行255×高さ131mm
第3に、S5430 です。
こちらは、スキャナ・コピー機能のない単機能のプリンタです。その分安いですが、液晶モニターも、両面印刷機能も、Wi-Fiもない機種です。
印刷速度も、カラー4枚/分、モノクロ7.7枚/分です。

CANON 3色カラー 大 BC-346XL
¥2,545 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
CANON ブラック 大 BC-345XL
¥1,891 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約25.8円
A4普通紙カラー 約17.0円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約16.0円
フォト年賀状印刷 約23.6円
A4Photoカラー 約88.3円
インクのコストパフォーマンスは、ただ、2018年発売のインクということもあり、Amazonの実売価格が安いため、ブラザー並の水準に安いです。
ただ、本機も、カラーインクは一体型なので、実際のところは、もう少しコスパは悪いかもしれません。
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結論的にいえば、どの機種の場合も、独立インクタンクでない部分で、インクコストが読めないのが共通の難点です。
とくに、格安な2機については、印刷速度も難があるので、あまりおすすめできません。

【2022年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.12〜15
【複合機】
13・Canon PIXUS TR8630A
¥25,134 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【単体プリンター】
14・Canon PIXUS TR703a
¥16,500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅438×奥行351×高さ190mm(複合機)
サイズ:幅372×奥行365×高さ158mm(プリンタ)
TR8630Aは、キヤノンの家庭用インクジェットの上位機です。
後述するように本機は、黒色のインクが「2タンク」なので、色としては4つですが、「5色ハイブリッド」と呼んでいます。

なお、TR703aは下位機で、スキャナ・コピー・FAX機能が未付属の下位機です。ただ、利用するインクや、印刷速度は同じなので、同時にみていきます。
本体サイズは、複合機のモデルは、幅372×奥行345×高さ142mmです。
先ほどみた4色インク複合機と同じサイズであり、コンパクトです。
液晶も、同じく4.7型のカラー液晶です。
ただし、プリンタのないTR703aのほうは、小さなモノクロ液晶になります。

【標準容量 5色マルチパック】
Canon BCI-381
¥5,645 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【ブラック大容量 1本】
Canon BCI-381XLPGBK
¥1,766 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
【大容量 カラー1本】(シアンの価格)
Canon BCI-381XLC
¥1,900 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
純正インクの単価は、こちらになります。
ポイントは、このグレードから1色ずつ交換できる独立タンクという点です。
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約20.3円
A4普通紙カラー 約11.5円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約18.0円
フォト年賀状印刷 約26.5円
A4Photoカラー 約99.4円
インクのコストパフォーマンスは、標準容量のマルチパックを利用する場合、Amazonの単品販売価格をベースにすると上表の通りです。
大容量タンクは単品販売だけですが、単品で買ったとしても、ほぼ、標準容量のコストと同じです。
写真印刷のコストは、5色タンクとなる関係もあり、ブラザーの4色上位機にくらべて、やや高めです。
ただ、インク数が多く印字品質もよいので、インク数考慮するとそこそこのコスパとは言えます。
普通紙印刷のコストは、わりと安めです。
ブラザーの家庭用上位機に次ぐ水準でしょう。
普通紙モノクロのコストは出ませんが、実際的には、マルチパックを買って約4円と推定できます。

印刷速度は、モノクロA4普通紙で15.0枚/分、カラーA4普通紙でも10枚/分です。
下位機と同様のスペックですが、やはりキャノンは高速です。

カラー印刷のクオリティは、他社の4色モデルと比べると健闘しています。
というのも、キヤノンのこの機種は、黄色・赤色・青色の染料インクを採用した上で、黒色も、染料インクも搭載するからです。
顔料黒インクだけだと、コントラストと濃度が強すぎるため、カラーの階調が重要な写真に適応するのがやや困難です。
その点で言えば、発色の良さや階調性は、(6色以上の高画質機を除けば)明らかに良いです。

モノクロ印刷のクオリティも、かなり良いです。
というのも、この機種は、染料黒インクのほか、文字に強い顔料黒インクも合わせて積んでいるからです。
つまり「4色モデル」ながら「5タンク式」と言えます。

ネットワーク機能は、この機種もUSB接続のほか、Wi-Fi対応です。
スマホからのダイレクト印刷も可能です。
そのほか、Wi-Fiと同時に利用できないものの、有線LAN接続に対応する点が相違点です。あとの仕様はほとんど同じです。
自動両面印刷機能も、搭載です。

スキャナーは、こちらも1200×2400dpiなので、他社より性能が良いです。
写真のようなADF(原稿自動送り装置)とファックス(G3)を装備します。
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以上、キヤノンのTR8630Aの紹介でした。
やや本体の値段はしますし、写真専用紙への印刷コストは普通水準ですが、普通紙はカラーでもインクコストは抑えられており、ビジネス文書の印刷コストの部分で魅力があります。
その上で、黒インクに顔料インク・染料インクを搭載するため、写真の発色も、文字の鮮明度も下位機種より高いです。
こうした点で言えば、文字印刷のクオリティと写真クオリティが両立した良機種です。普段は、モノクロ印刷だが、「年賀状はそれなりにこだわりたい」方には候補の1つでしょう。
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【2021年発売】
15・Canon PIXUS TS7530【各色】
¥17,380 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅376×奥行350×高さ142mm
なお、同社の「「5色ハイブリッド」はTS7530という下位機も展開します。
画質と、印刷速度は、上で見たTR8630Aと変わりません。
ノズルは同じものなので。

【5色パック】
BCI-301+300/5MP
¥6,600 Amazon.co.jp (8/30執筆時)
メーカー公表印刷コスト
L判光沢紙 約33.0円
A4普通紙カラー 約19.6円
実際の印刷コスト
L判光沢紙 約23.8円
フォト年賀状印刷 約34.7円
A4Photoカラー 約130.0円
インクは、しかし、別型番なので、コストは変わります。
先ほどの機種に比べて、だいぶ高額で、正直コスパは良くないです。

本体は、一方、逆に「上等」の部分があります。
写真のように、プリントの際に自動で電源が入り、トレイが伸張し勝手にプリントを終える「スマートトレイ」対応だからです。ギミックとしても高級感があります。
ただ、液晶は、1.44のモノクロ有機ELですし、実用面ではやはり下位です。
そのほか、ファックスとADF(原稿自動送り)が未付属になるのが、先ほどの機種との相違点です。----
結論的にいえば、インクコストの高さはやはりネックです。この部分で、「選べない」製品です。
次回につづく
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、カラープリンターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・A4カラープリンタ・複合機の比較 (2)
2-1:HP〈標準〉
2-2:エプソン〈特大タンク〉
3・A4カラープリンタ・複合機の比較 (3)
3-1:キャノン〈特大タンク〉
3-2:ブラザー〈特大タンク〉
3-3:HP〈特大タンク〉
4・A4カラープリンタ・複合機の比較 (4)
4-1:モバイルプリンタ
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、さらに、米国のHP(ヒューレットパッカード)の製品を紹介します。

また、その後「桁違いのインク代の安さ」で評判のエプソンの大容量タンク(エコタンク)搭載プリンターを紹介します。
インクコスト ★★★★★
画質(普通紙)★★★★★
画質(写真) ★★★★★
印刷スピード ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、第3回目記事(こちら)では、全体の結論として、ここまでに見た「4色インクの機種すべて」から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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