【今回レビューする内容】2023年 LEDデスクライト・LEDデスクスタンドの性能とおすすめ・選び方:山田照明 Zライト パナソニック BenQ スワン:OLED有機ELデスクライト対応:PC向け 子供向け 学習机向けのデスクライト:Wクランプ式やデスクスタンド式の違いや人気ランキング:照度 演色値 調光調色 色偏差対応
【比較する製品型番】山田照明 Z-LIGHT Z-10R Z-1000 Z-11R Z-S5000 Z-80N Z-81N N-1100 Z-S7000 Z-80PROII B Z-208PROB Z-209PROB Z-10D Z-S5000N パナソニック SQ-LD310 SQ-LD320 SQ-LD560 SQ-LC570-WSQ-LC570-K SQ-LC470-W SQ-LC470-K NEC HSD16022K-D12 HotaluX HSD16032W-D24 ECL-111 ECL-112 BenQ WiT アイケアLEDデスクライト WiT Genie EXARM OLED LEX-3100 Ecorica SKY PRO EELM-SKY300-W SKY NEO EELM-SKY200-W Dyson Lightcycle Morph CD06BB CD06WS BALMUDA The Light L01A-BK L01A-WH アイリス LDL-QFD-W LDL-701-WLDL-52K ヤマギワ バイオライト Rebio 555REBIO/WH 555REBIO/BK コイズミ ECL-111 スワン電器 LEDIC EXARM 980 PRO LEX-980 Dyson Lightcycle Morph CD06BB CD06WS Lightcycle CD05BB CD05WS BALMUDA The Light L03A-BK L03A-WH Ecorica SKY PRO EELM-SKY300-W ほか
今回のお題
「目に優しい」LEDデスクライトのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年8月現在、最新のLEDデスクライトの比較です。
主に、PC・書類仕事・読書を含む仕事に向くタイプの紹介です。
しかし、子供の学習机向きの高機能デスクライトもフォローしました。
人気の山田照明のZライトをはじめとして、エコリカのOLED(有機EL)モデルや、ベンキューの WiT アイケアLED、スワンの自然光デスクライトを含め、とくに「目に優しい」という観点を重要視して比較します。
1・LEDデスクライトの比較 (1)【長形】
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:山田照明〈日本〉
1-3:パナソニック〈日本〉
1-4:NEC(HotaluX)〈日本〉
1-5:コイズミ〈日本〉
2・LEDデスクライトの比較 (2)【長形】
2-1:BenQ 〈台湾〉
2-2:ジェントス〈日本〉
2-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-4:ツインバード〈日本〉
2-5:TaoTronics〈中国〉
2-6:スワン〈日本〉
2-7:エコリカ〈日本〉
3・LEDデスクライトの比較 (3) 【丸形】
3-1:ジェントス〈日本〉
3-2:山田照明〈日本〉
3-3:バイオライト〈日本〉
3-4:ダイソン〈英国〉
3-5:バルミューダ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
ただし、紹介したい機種がかなり多いので、記事は、上記リンク集のように、全4回に分けています。
照射範囲:広範囲
用途:机全体を照らしたい方
今回は、1回目の記事です。
机の上を広く明るく照らせる、仕事や勉強用のLEDデスクライトを紹介します。
照射範囲:手元中心
用途:デザイン性を重視したい方
手元をスポット的に照らす、小型製品は、これらとは記事を分けています。
例えば、ヤマギワ・バイオライトRebioや、バルミューダ・The Light L01A-BK、または、ダイソンのLightcycle Morphなどの有名製品も、そちらのカテゴリです。
こうした製品をお探しの方は、恐れ入りますが、3回目の【丸形LEDデスクライトの比較記事】のほうをご覧ください。
よろしくお願いします。
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品!を提案していきます。
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1・LEDデスクライトの比較
2・シーリングライトの比較
3・LED電球の比較
1-1・LEDデスクライトの選び方の基本
具体的な機種を紹介する前に、「LEDデスクライト選び方の基本」について、あらかじめ紹介しておきます。
1・照度の高さ
2・演色値の高さ
3・多重影対策
4・調光機能の充実度
5・調色機能の充実度
6・アームの柔軟性
「目に優しい」LEDデスクライトを選びたい場合、上記の6つの要素に注意が必要です。
これらを軽視すると「デザインはよい」が、「極端に見にくい」LEDライトを選んでしまう危険があります。
以下、これらの点について順番に紹介しておきます。
第1に、照度の高さです。
照明器具の「明るさ」については、国内基準があります。
具体的には「光源30センチで500ルクス・50センチで250ルクス」を満たす製品が、JIS規格のAA水準をクリアしており、デスクライトとして「最高水準」であるとみなされます。
しかし、蛍光灯に比べ、この基準をクリアするLEDデスクライトは限られるため、注意が必要です。
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第2に、演色値の高さです。
聞き慣れない言葉ですが、太陽の光をRa100として、どれだけそれに近いか、を表した値です。
基本的に、この値が高いほど自然光に近く、「目に優しい」といえます。
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第3に、多重影対策です。
これは、LEDが超小型ランプを複数使う関係で、影が多重化してしまう現象です。従来、スリム蛍光管タイプのデスクライトに比べて、LEDのデメリットでした。
しかし、これらについても、配置の工夫などから、問題が解消されたLEDランプが多く販売されてきました。そういったものを選ぶのが、重要となります。
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第4に、調光機能の充実度です。
「目に優しい」デスクライトを選ぶには、眩しすぎない明るさに調節できることがかなり重要です。
その点で言えば、多段階調光や、無制限調光機能をもつ機種を選ぶ必要があります。
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第5に、調色機能の充実度です。
とくに、室内で利用する場合ですが、部屋のLEDシーリングライト などの室内照明と、デスクライトの色温度を合わせることが重要です。
もちろん、勉強の時は文字がみやすい昼白色にしたり、間接照明的に電球色にするなどの使い分けにも便利でしょう。
いずれにしても、色温度が調整できる(=調色ができる)点は、蛍光管に較べてLEDの良い部分です。
なお、色温度について、1点だけ補足です。
パナソニックが最近「色偏差」という概念を家庭用照明器具に持ち込んでいます。
色温度(青〜赤の指数)に対して、「色偏差」は、緑から赤紫方向の指数です。
同じ色温度でもメーカーで色が異なるのは、各社で色偏差の設定がことなるからです。
パナソニックによると、デスクライトについては、「青白みを帯びた光」は、パソコンの視認にはあまり良くないとされます。実際そうでしょう。
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第6に、アームの性能です。
デスクで使う場合、基本的に広範囲に照らせる明るいライトをできるだけ上方から照らすのが良いといえます。
そのためには、アームの長さや柔軟性が重要になります。
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というわけで、今回は、上のような基準に注意しながら、日本の高級照明器具のトップブランドである山田照明のZライトを含め、LEDデスクライトを比較します。
1-2・山田照明のZライトの比較
はじめに、日本の山田照明のデスクライトです。
山田照明は、1954年創業の高級照明器具メーカとして国内で有名です。
東急ハンズなどの専門店でもよく見かけるブランドで、性能面で高品質と言えるモデルが多いです。
同社のデスクライトとなるZライトシリーズは、照明デザイナーが手がけるモ看板デルで、そのデザイン性を含めて、「指名買い」をする人も多いと言えます。
照明として必要なスペックを「省かず公開」してくれるので、他社モデルを含めて、「性能の比較」にはもってこいです。
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1:調色未対応のZライト
2:調色対応のZライト
3:高演色性のZライト
同社のデスクライトはかなり種類があるので、以上のように(さらに)3カテゴリにわけて、 紹介するつもりです。
1・調色未対応のZライト
はじめに、山田照明のZライトのうち、調色に対応しないシンプルなタイプからです。
(パナソニックなどの)LED照明で言うところの基本的に昼白色で固定され、白系の光の明るさを調光して使うタイプです。
そのため、電球系の光は出せないのですが、多くの場合、実用上、問題はないです。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2019年発売】
【クランプ式】
1・山田照明 Z-LIGHT Z-10R
¥10,782 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【2021年発売】
【卓上ベース式】
1・山田照明 Z-LIGHT Z-10D
¥13,280 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 5%-100%
調色:5000K(昼白色)
Z-10Rは、山田照明のZライトシリーズの入門機です。
本体色は、三色です。
ホワイト(Z-10RW)とブラック(Z-10RB)とシルバー(Z-10RSL)から選べます。
また、本機については、スマホスタンド付きの卓上ベース式も追加で発売されました。
こちらは、ベース一体型なので、机にクランプで設置は不可です。
本体色は、ホワイト(Z-10DW)とブラック(Z-10DB)とシルバー(Z-10DSL)から選べます。
LEDの明るさは、記事冒頭で説明したJIS規格AA水準の明るさをクリアします。
さらに、照明専門メーカーらしく、照度に関する細かいスペックデータも細かく公開されています。
AA形基準は50cm離れた場所で、250Lxあればクリアですが、「それ以上に明るい」ことが示されます。
白熱灯換算で150Wの明るさである点から、かなり優れていると言えるでしょう。
色温度は、一方、5000Kの昼白色です。
他社の場合、ケルビン値が昼光色(文字くっきり)」にしている場合もあります。
ただ、「目の優しさ」の部分で言えば、調色できないモデルの場合、昼白色のほうが「目には良い」と思います。
ケルビン値がより高い昼光色のほうは「集中力を高める」とも言われますが、その分、長時間利用時には疲れにくいとも言えるので、一長一短はあります。
長時間利用時には、とくにそのように思います。
演色値は、Ra90です。
冒頭で書いたように、太陽の光に近いほど数字が大きくなります。
より高演色な専門機もありますが、Ra90は、この値段の機種としては優秀です。
目にも良いですし、色を扱う作業にも向きます。
明るさ調整は、こちらの場合、5%〜100%の間で無段階で調光できます。
この点は、他社よりもかなり高性能です。細かく調整できるため、眩しすぎることはないでしょう。
アームの使い勝手や品質は、Zライトの「売り」といえる部分です。
Zライトの伝統的な形状で、稼働範囲が広く、動きも安定しています。
デザインもシンプルで非常に良い感じです。
なお、格安製品は、PCタイピングなどの振動で、アームが揺れるなど、ストレスを感じる製品もあります。
蛍光管次代からのデスクライトの日本トップブランドとして40年以上の蓄積のある同社は、この部分の信頼性があるため、諸方面の「プロ」にも人気です。
Z-LIGHT デスクベース Z-B17B ST
¥8,255 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
なお、先ほどの卓上ベース付を除けば、同社の製品は基本クランプ式です。ねじ回しでデスクサイドに固定するのが標準です。
ただ、デスクベースを追加購入すると、スタンドタイプとしても利用可能です。これは、同社の他機種も(ほぼ)同様です。
寸法はこのような感じです。同社の製品としては格安ですが、背が高く、机の上を広範囲に照らせます。
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以上、山田照明のZ-10Rの紹介でした。
JIS規格照度AA形の照度・演色値Ra90であるうえ、品質の良いアームを装備し、明るさ調整も細かくできる良い機種です。
価格は高いですが、「目に優しい」という点を考慮にいれるならば、この価格が最低ラインといえます。LEDランプは寿命も長いですし、買って後悔しない機種でしょう。
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【2014年発売】
2・山田照明 Z-LIGHT Z-1000-B
2・山田照明 Z-LIGHT Z-1000-W
¥10,999 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra85
多重影:対策あり
調光: 5%-100%
調色:5000K(昼白色)
なお、同社からは、格安の廉価版として、Z1000シリーズも出ています。
ただ、 「JIS規格照度」ではA型相当に止まります。
実際、同社の製品としては「暗い」ため、こちらは、あまりおすすめできません。
【2019年発売】
3・山田照明 Z-LIGHT Z-11R SL
¥11,765 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 5%-100%
調色:4000K(昼白色)
Z11は、山田照明のZ10シリーズの改良モデルです。
LEDの照度は、Z10と同様に、JIS規格照度AA形の基準を満たしています。
白熱灯150W相当とかなり優れている照度です。
一方、この機種の場合、色温度が珍しく4000Kという色温度です(図左)。
通常の「昼白色」5000K(図右)に比べて、やや黄色がかった白色です。
4000Kは、オフィスの長尺のLED天井照明と同色になります。この商品は、オフィス用として開発されたものです。
ただ、自宅用のLEDシーリングライトとの相性を考えればZ10のほうが向いています。
アームの使い勝手や品質など、その他の部分は、Z10シリーズに準じます。
詳しくは1つ上の記事をご覧ください。
【2021年発売】
4・山田照明 Z-LIGHT Z-S5000NB
4・山田照明 Z-LIGHT Z-S5000NW
¥20,460 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
Z-S5000Nは、山田照明のZライトシリーズの「大きめ」デスクライトです。
傘の部分だけで60cmあり、新聞などの閲覧に便利です。
蛍光灯時代にあったニッチなモデルがLEDデスクライトとして復活したものです。
LEDの照度は、JIS規格照度AA形の基準を満たしています。
読書に重要な30cm離れた場所の明るさは778ルクスと十分に明るいです。
左右に離れた所も明るいので、ある程度遠いところから机全体を照らす用途に向きます。
色温度は、こちらも、5000K昼白色です。
室内の天井照明と調和が取りやすいでしょう。
演色値(太陽の光を100とする数値)は、本機もRa90です。
明るさ調整は、こちらの場合、30%〜100%の間で無段階で調光できます。
あまり暗くできないのは、そもそもの光量が大きいからですが、用途的に問題はありません。
アームの使い勝手や品質は、この機種も高いです。
特に、こちらについては、アーム部分のスプリングが露出しないスマートなデザインです。山田照明としては、比較的新しいデザインです。
なおこちらの場合も、ベースを追加することが可能です。
寸法はこのような感じです。可動域は十分広いです。
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以上、山田照明のZ-S5000Nの紹介でした。
おそらく、新聞を読むのを日課としているお年寄りには最適なモデルです。
そのほか、デスク上で細かい作業を行う方などで、明るさを最重要視する場合は、とてもよい選択肢です。
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【2015年発売】(在庫限り)
5・山田照明 Z-LIGHT Z-S5000
¥20,640 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当(924Lx)
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
なお、本機には、LED第一世代の旧機種が残ります。
本体色は、ホワイト(Z-S5000W)ほか、ブラック(Z-S5000B)とシルバー(Z-S5000SL)です。
シェードの形状は同じなのですが、本機の方が光源自体は明るく、読書に重要な30cm離れた場所の明るさは924ルクスでした。
反面、演色値がRa80と低めです。
実際、新聞などを読む際、照度が高めより、演色値が高い方が有利という点で言えば、素直に新機種を選ぶべきでしょう。アームの形状も少し新機種と変わっています。
2・調色対応のZライト
続いて、山田照明のZライトのうち、調色に対応するタイプです。
電球系の光も出せるので、「持ち帰り残業」などで、(健康などのため)夜に部屋の照明を「電球色」にしている場合、重宝しそうです。
【人感センサー無】
6・山田照明 Z-LIGHT Z-80NW
6・山田照明 Z-LIGHT Z-80NB
¥17,791 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【人感センサー付】
7・山田照明 Z-LIGHT Z-81NW
7・山田照明 Z-LIGHT Z-81NB
¥26,900 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光: 無段階調整
調色:2700-4200K(電球色-昼白色)
Z-80は、山田照明のLEDランプの中でも売れ筋な商品です。
実はAtlasも愛用していたもので、非常によくできたデスクライトです。
Z-81は、Z80の上位モデルにあたり、新機能として人感センサーが搭載されます。
これは、設定しておけば、人がいなくなってから自動で5分後に消灯させる機能です。その他の仕様は、変更ありませんので、両方一緒に紹介します。
LEDの照度は、JIS規格照度AA形です。
白熱灯150W相当の明るさで十分です。
明るすぎず、暗すぎず、読書に適した明るさは300ルクスから750ルクスですから、照度は十分です。
多重影対策はもちろんなされています。
色温度は、本機は、細かい調整が効きます。
電球色から、昼白色相当まで、2700K〜4200Kまでの無段階での調整ができます。
蛍光灯の色で言えば、電球色と昼白色まで調光できることになります。
演色値は、ただ、Ra80です。
未開示の製品よりは良いでしょうが、太陽のような自然光には近い色ではありません。
明るさ調整は、無段階調整が可能です。
こちらは色温度が変更できるタイプなので、連動しながら照度が変更されます。
アームの使い勝手や品質は、山田照明は、Zライト独自のシステムが使われるため、能力が高いです。
浅原重明氏及び鴨志田厚子氏などの照明デザイナーがデザインしている山田照明のものらしく、洗練されています。
スイッチは、傘の裏にあり、手元で操作できて便利です。
なお、こちらもクランプ式で机に固定するタイプですが、別売りの台座Z-B13などを使えば、スタンドライトにもなります。
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以上、山田照明のZ-80とZ-81の紹介でした。
調色・調光とも無段階で、アームの剛性も十分で、読書に適した照度が出せる、万能型の製品です。
演色値が低めの部分と、昼光色に対応できない部分はありますが、全体としてまとまっています。
価格が値頃な、1万円前後のの調色対応モデルとして、Z-80はおすすめできます。
8・山田照明 Z-LIGHT N-1100
¥10,636 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光:30%-100%
調色:3000K-6200K(電球色-昼光色)
Z-N1100は、山田照明のLEDデスクライトでは、少し特殊な小型モデルです。
本体色は、白(N-1100W)・黒(N-1100B)・ブラウン(N-1100BR)です。
写真のように、シェード部が短く、20cmほどです。手元などを部分的に照らすタイプです。
LEDの照度は、一方、小型ゆえにJIS規格照度A型です。
スリムタイプですから、仕方ない側面はありますが、目の疲れを考えると、やや不利と言えるでしょう。
色温度は、固定式で、3000k・4000k・5000K・6200Kに対応です。
文字がくっきり見える、6200Kの昼光色に対応するのは、この機種の特長です。
演色値は、Ra80です。
明るさ調整は、30%〜100%の範囲で無段階調整が可能です。
アームの使い勝手や品質は、スプリングが露出する伝統的なタイプです。
価格的にもエントリーモデルですし、この部分は妥協するべき部分と言えます。
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以上、山田照明のZ-N1100の紹介でした。
「目に優しい」という観点では、こうしたスリムタイプはあまりおすすめできません。
ただ、十分明るい室内照明がある環境下で、ピンポイント的な作業に用いる場合は、格安で、昼光色まで発光できるこの機種は良いと思います。
9・山田照明 Z-LIGHT Z-S7000W
9・山田照明 Z-LIGHT Z-S7000SL
¥17,212 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光:30%-100%
調色:2700K-6200K(電球色-昼光色)
Z-S7000シリーズは、山田照明の調色対応のモダンデザインなデスクライトです。
写真のように、アームの間接が1カ所で、スマートに見えるのが「売り」です。
LEDの照度は、本機は、JIS規格照度AA形相当です。
中心直下照度は1255ルクスとさほど高くないですが、本機は器具高が50cm(他機は40cm)で、その分不利です。
一方、高所から照らすため、重要な30cm照度はさほど減衰せず、明るさの部分で及第点です。
色温度は、2700K(電球色)〜6200K(昼光色)までの無段階調整ができます。
明るさ調整も、30--100%の範囲で無段階で可能です。
演色値は、Ra80です。
太陽のような自然光には近い色ではありません.
アームの使い勝手や品質は、ただし、間接が1カ所です。
事務机のどこでも動かして使えるような利便性はありません。
寸法は以上の通りです。どちらかといえば、ノートPCむけのサイズです。
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以上、山田照明のZ-S7000シリーズの紹介でした。
アームやセードのデザインは、たいへんオシャレです。
ただ、今回最も重要視している「目への優しさ」という観点から言えば高く評価できないですが、デザイン重視で選ぶならばありでしょう。
また、デスクトップPCというよりもノートパソコンを照らすならばこちらで良い気もします。
3・演色値が高いのZライト
続いて、演色値の高いLEDデスクライトを紹介します。
改めて言えば、演色値とは、太陽の光をRa100とみなし、その光にどれだけ近いかを表す数値です。
従来、デスクライトは、「目の優しさ」において、照度(ルクス)が重要だと考えられていました。しかし、最近は、演色値も注目されています。
通常のLEDデスクライトの場合Ra80台後半ほどですが、以下で紹介する機種は、演色値がそれより高く、「より自然で、目に優しい光」を得ることができます。
10・山田照明 Z-LIGHT Z-80PROIIB
¥20,150 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:30%-100%
調色:5000K(昼白色)
Z-80PROIIは、山田照明のデスクライトでは、機能性の面で最上位モデルです。
LEDの照度は、JIS規格照度AA形相当です。
白熱球で150W相当となりますし、問題ありません。
演色値は、Ra97です。
太陽の光に近い自然に近い色味を出すことができます。
これは、「目に優しい」という利点があるほか、写真関係の仕事をする場合、色合わせがしやすいというメリットもあります。
明るさ調整は、無段階で可能です。
色温度は、その一方で、5000K(昼白色)に固定で、調色はできません。
演色値を最大限重視した製品なので、このあたりは仕方ないです。
アームの使い勝手や品質は、本機、Zライトの多軸アーム採用します。
もちろん、別売りの台座を買えば、スタンドライトとしても利用可能です。
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以上、山田照明のZ-80 Proの紹介でした。
「目に優しい」「目が疲れない」という点では、Ra指数は無視できません。
自然な色の再現性は、この部分でとても重要な要素ですから。
調色できないのは残念な部分ですが、今回の「目に優しい」という基準からすれば、こちらの機種が良いと思います。
【2018年発売】
【昼白色 5000K】
11・山田照明 Z-LIGHT Z-208PROB
¥20,461 楽天市場 (8/10執筆時)
【昼光色 6500K】
12・山田照明 Z-LIGHT Z-209PROB
¥20,031 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準(1144Lx)
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:500k/ 6500K
Z-209PROとZ-208PROは、山田照明のデスクライトの多少特殊なプロ用モデルです。
両モデルの違いは色温度です。
Z-208PROは昼白色ですが、Z-209PROは、昼光色です。
Z-80 Proは、昼白色でしたので、その部分が「合わない」と感じる方は、「文字くっきり」な、Z-209PROは、待ち望んだ製品となるかもしれません。
LEDの照度は、どちらも同じです。
JIS規格照度AA形の基準を満たしている機種で、中心直下で2240ルクス、30cm距離も1144ルクスすすから、ここまで見た中では最も明るいです。
演色値は、この機種の場合も、Ra97となります。
太陽の光に近い自然に近い色味を出すことができます。これは、「目に優しい」という利点があるほか、写真関係の仕事をする場合、色合わせがしやすいというメリットもあります。
色温度は、Z-209PROが6500Kで、Z-208PROは、5000Kです。
いずれも固定であり調色はできません。
アームの使い勝手や品質は、こちらもZライトの多軸アーム採用します。
もちろん、別売りの台座を買えば、スタンドライトとしても利用可能です。
一方、シェードは下位機種に比べて10cm以上長い60cm(発光面積は54cm)あるため、机の上を照らせる面積だけで言えば、今回紹介し他機種の中では最高クラスです。
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以上、Z-209PROとZ-208PRの紹介でした。
どちらかと言えば、この2機で迷うと言うよりも、下位機のZ-80 Proとどちらにしようか迷う機種です。Atlasとしては、基本的にはZ-80 Proで良いと思っています。
ただ、机が広い場合、ないし、部屋の明かりが昼光色系で、統一をはかりたい場合、Z-209PROは選択肢となるでしょう。
なお、シェードが長いZ-209タイプの山田照明のライトは昔から人気があります。ただ、不格好であるほか、たいていの場合はオーバーサイズであり、使わない状況でやや邪魔に感じるのも事実です。
【昼光色】Z-208LEDSL
13・山田照明 Z-LIGHT Z-208LED
¥13,770 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準(1696Lx)
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:5000K(昼白色)
Z-208LEDSLは、先ほど紹介したZ-209PROの改良型といえる製品です。
LEDの照度は、本製品も JIS規格照度AA形の基準はもちろんクリアです。
その上で、幅広のシェードを利用するため、直下で3242ルクスと、眩しいほどに明るい製品です。
かなり広い机でも、全体を明るく照らせます。
演色値は、ただし、演色値はRa80と劣ります。
色温度も、昼白色の5000Kのみのラインナップです。
アームの使い勝手や品質は、こちらもZライトの多軸アーム採用します。
全体としてのサイズは、Z-209PROと同じです。光の性質(広がり)のみ異なると考えてください。
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以上、Z-208LEDの紹介でした。
Z-209PROと同じ形状で、明るさだけのランキングならば、同社で最も良いです。ただ、今回の「目に優しい」という観点では、演色値の部分で微妙な位置づけと言えます。
1-3・パナソニックのLEDデスクライト
つづいて、家電メーカーの製品を中心に、注目するべきデスクライトを紹介していきます。
はじめに、パナソニックのLEDデスクライトです。ほぼ、全ての家電ジャンルを網羅している、日本屈指の総合家電メーカーです。
【2021年発売】
【スタンド型】
14・パナソニック SQ-LD560-W
14・パナソニック SQ-LD560-K
¥16,582 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【クランプ型】
15・パナソニック SQ-LC570-W
15・パナソニック SQ-LC570-K
¥19,000 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS AA水準相当
演色値:Ra83
多重影:対策あり
調光: 7段階
調色:6200K/5000K
SQ-LDシリーズは、パナソニックのLEDデスクライトです。
本機は、卓上スタンド式とクランプ式と、双方の展開があります。
LEDの照度は、この機種も、AA形基準に適合します。
色温度は、2段階ですが、昼光色(6200K)と、昼白色(5000K)に対応します。
昼光色は、読書によい昼光色の「文字くっきり光」です。
天井照明を含めて、パナソニックの照明器具に伝統的に搭載される、機能性を持つ明かりです。
昼白色は、新機軸となる、昼白色の「パソコンくっきり光」になります。
こちらは、2021年以降に登場した「新機軸」です。
「パソコンくっきり光」は、他社にも見られた、5000Kの昼白色ですが、色偏差をDUB-4(マイナス4)にしています。
色偏差は、パナソニックが最近強調してきた指数で、色温度(青〜赤の指数)ではなく、緑から赤紫方向の指数です。
本機は、「パソコンくっきり光」を赤紫よりにすることで、光から青白い成分を減らし、画面のコントラスト(黒の締まり)を高めるという意図性があります。
家庭用照明器具としては「新機軸」で面白みのある技術かと思います。
視認性も、第三者機関(北里大学)での実験も行われており、ある程度信頼して良い数値だと感じます。
なお、PC照明については、ノートPCのパネル性能ほか、部屋の天井照明が、より重要な要素を持ちます。
実際、パナソニックも、「周囲の明るさなど環境によって、効果を感じにくいこと」があると注意書きをしています。
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結論的にいえば、基本的には、(家族が寝ているなどで)部屋の照明が明るくできない方に限って重宝しそうです。
また27インチ前後の大画面モニターだと、やや配光範囲が足りないので、使うにしても小型モニターまでです。
一方、【LEDシーリングライトの比較記事】で紹介したように、同じ色偏差・色温度が出せる製品が同社から登場しました。大画面の場合、これを買ったり、あるいは、これと合わせるならば、かなり良いように思えます。
演色値(太陽の光を100とする数値)は、Ra83です。
したがって、 「パソコンくっきり光」を含めて、高演色性のある機種とは言えず、そこは目的とはしません。
明るさ調整は、この機種は対応し、7段階調光に対応します。
アームの使い勝手や品質は、自由度が高く高性能です。
USB端子は、ただ、2.5W(5V 0.5A)の端子なので、スマホの高速充電には対応できません。
クランプ式の場合は、以上の可動範囲です。
USB端子は、棒の部分の下部になります。
操作パネルも、感覚的で使いやすそうです。
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以上、パナソニックのSQ-LDシリーズの紹介でした。
先述のように、(家族への配慮など)何らかの事情で部屋の天井照明を明るくできない方には、「文字くっきり光」や「パソコンくっきり光」の部分で、テレワーク時代に良い機種なのかと思います。
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【2021年発売】
【クランプ型】
16・パナソニック SQ-LC470-W
17・パナソニック SQ-LC470-K
¥15,000 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra83
多重影:対策あり
調光: 7段階
調色:6200K/5000K
なお、本機は、下位機種となる、 SQ-LC470が同時に発表されました。
ただ、照度がJIS A水準相当と落ちます。
そのほか、間接が2つとなり稼働性がやや悪い点、USB端子が付かない点が相違点です。
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【2020年発売】
【通常型番】
18・パナソニック SQ-LD310-K
18・パナソニック SQ-LD310-W
¥7,066 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【特定量販店用型番】
19・パナソニック SQ-LD320-K
19・パナソニック SQ-LD320-W
¥7,326 楽天市場 (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra83
多重影:対策あり
調光: 5段階
調色:6200K(昼光色)
加えて、パナソニックからは、自社のカタログに載らない「廉価版」があります。
こちらは、文字くっきり光(昼光色)のみで、昼白色(パソコンくっきり)は未対応です。照度も、JIS A水準相当です。
その代わり、収納性が良いのが「売り」ですが、今回の「目に優しい」という基準での比較では「選外」でしょう。
1-4・NECのデスクライトの比較
続いて、NECのデスクライトです。
2019年から照明部門が分社となり、社名がHotaluxになり、それ以降はその名前で出しています。
展開数は少なめながら、人気モデルを抱えます。
【2018年発売】
20・NEC ブラック HSD16022K-D12
20・NEC ブルー HSD16022L-D12
20・NEC レッド HSD16022R-D12
¥6,980 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra80
多重影:
調光: 3段階
調色:6600K(昼光色)
HSDシリーズは、NECの LIFELED’Sシリーズのデスクライトです。
LEDの照度は、「JIS規格照度」ではA型相当に止まります。
色温度は、本機も調色はできないタイプです。
ただ、パナソニックと同じで、6500Kと昼光色を採用しているため、文字の視認性は高い機種です。
演色値(太陽の光を100とする数値)は、ただし、Ra80となります。
従来機より落ちましたが、おそらく、ブルーライト低減LED(Eye Protection LED)を採用したためでしょう。70%カットとのことです。
明るさ調整は、その一方で、3段階と弱いです。
アームの使い勝手や品質は、フレキシブルアーム採用の機種です。
あまり広範囲に照らせるわけではないため、本機も手元灯です。
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以上、NECのHSDシリーズの紹介でした。
「色温度」に注目し、昼光色を再現した点、眩しい系の光の場合に問題になる、ブルーライト問題にメスを入れた、面白い製品です。
この色温度は、短時間ならば、新聞などの読書には向くので、(部屋の照明が十分な場所で)新聞などの手元の読書灯としてつかう場合に限定すれば、割とよさそうです。
ただ、「目に優しい」という部分では、演色値がかなり低いのはネックでしょう。
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【2022年発売】HSD16022K-D12後継
21・NEC HotaluX HSD16032K-D24
21・NEC HotaluX HSD16032W-D24
¥7,900 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:JIS A水準相当
演色値:Ra80
多重影:
調光: 3段階
調色:6500K(昼光色)
なお、同社からは、2022年の本機の「機能強化版」として、以上の機種が出ています。
照明スペックは(ほぼ)同じです。
しかし、ブルーライトの波長(380〜500nm)のうち、目の負担が大きい短波長域(415〜455nm)を70%低減した製品という触れ込みです。500nmあたりにピークを置くので「ブルーライト」はでているのですが、調整自体の意味はありそうです。
一方、「メラトミン(睡眠ホルモン)の分泌を抑制する波長のLED採用」で、利用中の眠気覚まし(集中力向上)効果も謳っています。
この部分が気になります。
照明器具ならば、どれでも昼光色でブルーライトが多く出ていて、対策をせずとも、メラトミンも抑制(=眠くなくなる)され「眠くなりにくい」と言えます。
スマホでは、むしろ、そこが「副作用」として問題視(=体内バランスが崩れて、眠れなくなる)され、暖色系の「睡眠モード」ができています。
本機が、普通の昼光色のデスクライトより「メラトニン分泌がさらに抑制」されるLEDならば、「目」ではなく体調のほうに問題がでないのか、少し心配です。
とくに、子供にも推奨している製品ですので。
集中力向上についての試験は第三者(山形大学工学部)です。しかし、母数の表示もない利用者のアンケート試験で、実際的に効果は分かりません。
そもそも「見つめる」ことを要するPCモニター・TVならともかく、天井照明やデスクライトで、ブルーライト問題に「触る」のは意味がない気がします。
本機の場合、Ra80と演色性が低いのと、JIS照度AA水準が出せない部分が問題であり、そもそも「目に良いとは言えない」です。
ちなみに、このブログには【PCモニターの比較記事】もあります。PCモニターの場合、ブルーライトカットすると色味がズレて、かえって疲れる場合が多いです。
ブルーライトはいじらずに、フリッカー(ちらつき)対策があり、照度をしっかり落とせるモニターを選ぶことを、Atlasは「おすすめ」しています。
1-5・コイズミのデスクライトの比較
続いて、日本の小泉のデスクライトです。
住設系の照明を扱うコイズミ照明が有名ですが、こちらは、同グループの学習机などのコイズミファニテックの販売製品です。
【2022年発売】
22・KOIZUMI 太陽光スペクトル ECL-111 WH
22・KOIZUMI 太陽光スペクトル ECL-112 BK
¥18,636 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
照度:
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光: 3段階
調色:6600K(昼光色)
太陽光スペクトル LEDデスクライトは、コイズミの販売するデスクライトです。
取付は、クランプ式のみの展開です。
形状的に、学習机に向けたものですが、柄もなくシンプルですし、特段大人が使っても違和感はないかと思います。
LEDの照度は、不明です。
暗いようには見えませんが、中心部にLEDがない少し特殊な配置なので、Atlasには分かりません。
セードの幅は、52cmを照らすサイズであり、見た目通り問題ありません。
色温度は、昼白色〜電球色で3段階です。
デスクライトの光源の真ん中がタッチパネルで、そこで調整します。
なお、昼光色は非対応です。
演色値(太陽の光を100とする数値)は、R97です。
「太陽光スペクトル」という製品名に負けておらず、最高水準です。LEDに「SunLike」という固有名を付けています。
先述のように昼光色を出せない機種ですが、昼光色は集中力が高まる一方疲れる部分はあるので、本機の場合はこれでいいかなと思います。
コイズミは、演色性の高い光について、以上の3つの機能性をアピールします。
「睡眠質の向上」はあまり聞いたことがない効能ですが、それ以外は納得感はあります。むろん、演色性が高い製品ならば、他機でもおなじ効果はあると思います。
多重影対策も、しっかりなされます。
先述のように、本機は光源は左右に振っていて特殊ですが、この部分の対策を強化するためのようです。実際、この配置だと、日中を含めてどこに置いても影はできにくいでしょう。
明るさ調整は、その一方で、3段階と弱いです。
アームの使い勝手は、2軸で足もと部分が稼動しないのですが、直上の遠いところから照らしてこその製品ですし、問題ないでしょう。
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以上、コイズミの太陽光スペクトルLEDデスクライトの紹介でした。
演色性が高いモデルで、実際「子供向け」に思えます。
先述のように、JIS基準の表示はないのですが、デスクライトはあくまで「補助照明」ですし、子供は大人に比べると(目が良いので)さほど強いあかりは不要なので、問題ないと思います。
ただ、大人がデスクワークに使うには、この部分が懸念材料です。
次回につづく!
目に優しいLEDデスクライトのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、LEDデスクライトの比較の1回目記事でした。
しkさい記事は、まだまだ「続き」ますす。
3・LEDデスクライトの比較 (3) 【丸形】
3-1:ジェントス〈日本〉
3-2:山田照明〈日本〉
3-3:バイオライト〈日本〉
3-4:ダイソン〈英国〉
3-5:バルミューダ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、前半で紹介できなかった製品を紹介します。
その上で、4回目の結論編(こちら)でここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきたいと思います。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら