【今回レビューする内容】2026年 マイナスイオンドライヤーの性能とおすすめ 男女対応:大風量高級ターボドライヤー 美容師業務用対応:ナノイー プラズクラスターの効果:機種の違いと性能・人気ランキング
【比較する製品型番】Panasonic ナノケア EH-NA0K EH-NA0J EH-NA9M EH-NA7M EH-NA2K EH-NA9F EH-NC50-K EH-NC80-T イオニティ EH-NE8N EH-NE7N EH-NE7M EH-NE5N EH-NE5M EH-NE4K EH-NE2K EH-NE5C ダイソン Dyson Supersonic Shine HD15 ULF IIF BNBC DBBC CP ダイソン Dyson Supersonic Nural Shine HD16 VLP CPATO VBTO Dyson Supersonic Shine HD15 ULF IIF BNBC Dyson Supersonic Origin HD08 ULF BBN ENT Dyson Supersonic r HD17 VLP CPATO VBTO Dyson Supersonic HD08 BNBC シャープ IB-WX902 IB-P802 IB-P602 IB-WX901 IB-WX801 IB-P601-W IB-WX3 IB-NP9 IB-MP9 IB-NP7 IB-HP9-A IB-HP9-R IB-HP9-N IB-GP9-N IB-P80M テスコム TDX300A TD863A TD760A TD765A TD765A-W/E NB950 TD713A TD561A TD461A TD462A NIB500B NIB400A コイズミ KHD-W825 KHD-W820 KHD-W915 KHD-W910 KHD-W995 KHD-W990 KHD-W996/BK KHD-M800 HD-M805/A Salon Sense KHD-B500 KHD-B400 KHD-B200 ヤーマン HC-20 HC-20N1 YJHC1L2 アイリスオーヤマ MiCOLA KHDR-MQB1 HDR-M301 HDR-M501 HDR-M401 IDR-AZ401-N HDR-M201 HDR-M101 クレイツ SD-G01PROII SD-G03PRO CD-L02 ツインバード 匠クラフトドライヤー TB-G009B30TB-G009W18 ほか
今回のお題
大風量で強力なマイナスイオンドライヤーのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2026年1月現在、最新のマイナスイオンドライヤーの比較です。
イオン効果の違いのほか、髪のケアに重要な「温度・風量・風速」についてのスペックから、日常的な利便性に関係する静音性まで、ドライヤーとして重要な要素に注目しながら各機種を比較していきます。

1・イオンドライヤーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈ナノケア〉
1-3:ダイソン〈スーパーソニック〉
2・イオンドライヤーの比較 (2)
2-1:コイズミ〈モンスター〉
2-2:シャープ〈 Plasmacluster Beauty〉
2-3:クレイツイオン〈エレメア〉
3・イオンドライヤーの比較 (3)
3-1:テスコム〈Speedom〉
3-2:ヤーマン〈スカルプ〉
4・イオンドライヤーの比較 (4)
4-1:VS〈マジックシャイン〉
4-2:パナソニック〈イオニティ〉
4-3:アイリスオーヤマ〈Moist Pro〉
4-4:ツインバード工業・モノクローム ほか
5・イオンドライヤーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにドライヤーの「選び方の基本」を説明したあと、メーカーごとに各製品のスペックを比較していきます。
1万円以上の高級ヘアドライヤーから、5000円以下の大風量のドライヤーまで、幅広く扱います。
風量の強さ ★★★★★
髪への優しさ ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を比較していきます。
そして、記事の結論部分では、上表のようなポイントから、目的別・予算別におすすめ機種!を提案していきます。
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1・イオンドライヤーの比較
2・くるくるドライヤーの比較
3・ヘアアイロンの比較
また、今回は、美容家電の比較記事の1回目記事として書きました。
なお、カールドライヤー(くるくるドライヤー)タイプは、記事が別となります。2番のリンクをご覧ください。よろしくお願いします。
1-1・イオンドライヤーの選び方の基本!

1・モーターのタイプ
2・風量
3・風速
4・風温
5・マイナスイオン効果
はじめに、イオンドライヤーの「選び方の基本」からです。
ドライヤーを選ぶ際に「ここだけ覚えておけばよい」と言えるスペックについて、あらかじめ説明します。
1・モーターのタイプ

モーターは、近年、ドライヤーを選ぶうえで重要なポイントになってきました。
ドライヤーには、昔ながらのACモーター機のほかに、最近増えてきたBLDCモーター機など、いくつかのタイプがあります。本記事で取り上げる主なモデルも、この2タイプが中心です。
とくにBLDCモーターのドライヤーには特有の「クセ」がみられ、髪の長さや髪質などによって「向き・不向き」があります。
「選び方の基本」として重要なポイントなので、あらかじめ、この2タイプの違いについて簡単に紹介します。

第1に、ACモーター(交流モーター)です。
昔からあるタイプのドライヤーで、皆さんおなじみだと思います。
サイズは、BLDCモーター機に比べると、大きめ・重めのモデルが多いです。
仕組みは、ヒーターで温度を上げつつ、大口径ファンによる大きめの風量を併用する構造になっています。
広範囲に広がる豊かな風を利用し、髪をほぐしながら乾かしていくタイプです。
速乾性は、1万円以上の高級機であれば、短時間で乾かせるモデルが多いです。
一方で、比較的安価な製品は、同じ価格帯のBLDCモーター機と比べると、乾くまでにやや時間がかかる傾向があります。
騒音は、ご存じのように、低音域の「ガー」というノイズが強めに出る印象の機種が多いです。
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第2に、BLDCモーター(ブラシレスDCモーター)です。
以前はダイソンのような一部のブランドに限られていましたが、最近は国内各社からもモデル展開が増えてきました
サイズは、新しい世代の製品では、おおむね軽量で細身のデザインが主流です。
スタイリッシュで、見た目の印象が良いモデルが多いと言えます。

仕組みは、風速の強い風を利用し、髪や地肌を素早く乾かしていくタイプです
熱も使いますが、ACモーター機に比べると、風の力の比重が大きい構成と言えます。
高効率のモーターで作り出された強い風は、スリットで区切られた小径の吹出口から「細く・強く」出されます。
「ピンポイント」ながら大風速なので、地肌が短時間で乾きやすい点が特徴です。
速乾性は、この方式を採用した機種なら、1万円以下の比較的安価なモデルでも優秀なものがあります。
ただ、風があまり全体に広がらない「ピンポイント」な風質のため、使い方によっては乾きムラが生じやすい点が欠点です。
また、髪を広範囲に巻き上げないぶん、ダメージヘアの場合は、製品によっては髪絡みが起きやすい点や、セット向きの「弱く広がる風」を作りにくい点も見られます。
静音性は、ACモーター機と違い、高周波寄りの(キーンとした)音が出るタイプが多いです。
騒音レベルそのものだけで言えば、ACモーター機と比べて必ずしも静かとは言えません。静音対策がある高級機は例外ですが、安価な「高風速タイプ」では、うるさく感じる機種も少なくありません。
メンテナンスも、注意したいポイントです。
高風速タイプになるぶん、吸い込み口のフィルターにはほこりが溜まりやすくなります。そのまま放置すると、風量低下や本体の過熱、故障につながりやすいと言えます。
このほか、(ブラシレスではない)静音DCモーターを採用する製品も少数ありますが、ドライヤーの場合、風切り音のほうが支配的なため、ACモーター機と比べて極端に静かになるわけではありません。ACモーター機との違いが小さく、選び方としても区別する意味が薄いので、本記事では説明を省略します。
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以上、ドライヤーのモーターの違いについて説明しました。
結論的にいえば、従来のドライヤーのイメージどおりに、「熱と風」のバランスでしっかり乾かしたい場合は、パナソニックの〈ナノケア〉など、昔からあるACモーター採用の上位機が向いていると言えます。
一方、ショート〜ミディアム程度の長さで、ダメージも比較的少なめの髪質の方で、速乾性を最優先したい場合は、BLDCモーター機も選択肢になります。
比較的低めの温度設定でも、強い風を使って乾かしやすいので、時短性の面でも、熱ダメージを抑えたいという意味でも有利になりやすいです。
だし、安め(1万円以下)の機種では、ここまで述べた欠点が目立つモデルも多いので、購入前にスペックや風質の傾向を細かくチェックしておくことをおすすめします。
2・ドライヤーの風量

ドライヤーの風量は、とくに昔からあるACモーター機を選ぶ際に注目したいスペックです。
大風量モデルは、温度を必要以上に上げなくても、風の力で乾かしやすいので、「髪に優しい」と言えます。風量がしっかりあるほど、髪も速く乾きます。
大風量で、面的な広がりを持つ風のほうが髪の毛が絡みにくいため、髪量が多い方にもおすすめできる方式です。
風量は、ACモーター機において、上位機・下位機の区別が付きやすい指標です。
各社とも「1.6㎥/分」など、風量を数字で公開する場合が多く、この部分での比較がしやすくなっています。
測定基準は、日本ではJIS規格(JIS C 9613)で定められていて、JISに基づくと明記された数値であれば、数字の信頼性は比較的高いと言えます。
ただし、メーカー間や海外製品どうしで風量を比較する場合には注意点があります。必ずしも、すべての製品が「JIS基準」で評価されているわけではないからです。

JIS規格で言う「風量」は、吹出口にノズルを付けない状態で、ドライヤーの吹出口を通過する空気量(㎥/分)を測った値です。
実際の使用時には、ドライヤー本体を通過する温風だけでなく、その周辺の空気も(いわゆるコアンダ効果などで)巻き込まれて髪に届きます。
そのため、「髪に実際届く風量」や「髪に当たる位置での風量」を自社基準として別途記載するメーカーもあります。この方式にも一定の合理性があり、例えば欧州の国際規格であるIEC 61855では、吹出口から少し離れた位置で、周囲の空気が巻き込まれた状態の気流を測定する方法が採用されています。
なお、小型のBLDCモーター採用機は、ドライヤー本体を通過する風量がどうしても少ないため、JISの風量値よりも「髪に届く風」のほうを前面に出すのが普通です。
JIS基準でいえば、現行のBLDCモーター採用の上位機でも、風量はおおよそ1.0㎥/分未満です。実際に感じる風の大半は、いわゆるドライヤーの外周からの「巻き込み風」とみなして良いでしょう。
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以上、ドライヤーの風量についてでした。
風量は、ACモーター機を検討する場合、とくに重要な指標です。各社とも多くの機種でJIS基準に基づく風量スペックを公表しているため、性能面での見分けを付けやすいポイントになります。
風量が強めだと、必要以上に温度を上げなくても乾かしやすくなるため、熱による「髪のダメージ」を減らしやすくなります。その意味で、ドライヤー選びの基準として風量をある程度重視して良いでしょう。
ただし、格安の大風量モデルの中には静音対策が十分でない製品もあり、「うるさい」と感じやすい場合がある点には注意が必要です。
3・ドライヤーの風速

風速は、従来タイプのACモーター機では情報公開がほとんどなく、BLDCモーターを採用する最近の製品で主に公開されるスペックです。
風速の値は「50m/s」などの形で示されます。
速乾性を重視したドライヤーは、ほぼ必ずこの値を公表しています。

風速とは、ドライヤーから出た時点での風の速度を意味します。
つまり、同じ風量を出せるモーター(ファン)でも、吹出口の断面積を狭くすれば、風が広く拡がらない代わりに風速は上昇します。
一般的なドライヤーでも、ノズル(集風機)を付けると風圧感が強まるのは、その結果として風速が高まるからです。
BLDCモーター採用機は、先述のように小型・小径のドライヤーが多いです。
こうした製品は、吹出口の口径が小さい関係で、JIS基準での風量はあまり大きな値を出せないと言えます。
しかし、高回転モーターでつくった押し出しの強い風を、吹出口のスリットでさらに小分けして細い風にすることで、風速であれば高めることができます。この特性を利用して、地肌まで届く強い風で、短時間に水分を飛ばしていく設計になっています。

したがって、BLDCモーター採用機を選ぶ場合、この風速スペックは重要です。
ある程度強いものを選ぶと、時短効果を得やすいと言えます。ただし、格安機の中には吹出口のスリットが過度に狭く、開口部がほとんどないように見えるモデルもあります。
このような構造では乾きムラが生じやすいなど、先述したデメリットが出やすくなります。「風速」を重視した格安機を選ぶ場合は、数値だけでなくスリット形状も同時にチェックして、過度に塞がれていないかを確認することが重要です。
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以上、風速の説明でした。
BLDCモーター採用機は、量の値をJIS基準に基づいて明確に表記しているメーカーは、少なくとも日本市場ではパナソニックとテスコムの一部モデルくらいに限られます。そのため風量は比較基準として(ほぼ)使えません。実際のパワーを推測する目安として頼りになるのは、風速の値くらいだと考えてよいでしょう。
ただし、風速が強すぎることでの弊害は、乾きムラだけでなく、静音性やメンテナンス頻度などにも及びます。そのため、スペックを極端に「風速」に振りすぎている機種は、逆に注意が必要です。
4・ドライヤーの風温

風温は、高ければ良いというものでもないので、少し注意して見たいポイントです。
風温が高いほど、濡れた髪の速乾性は高まります。しかし、強すぎる熱は髪にダメージを与えやすくなります。
最近は、100度を超えない温度で髪をいたわりつつ、風量と風速で乾かすことを重視するのが、各社の高級ドライヤーにおける「トレンド」になっています。
ただ、「大風量」あるいは「大風速」を売りにする格安機は、温度自体を公開しない製品もみられます。を売りにする格安機の中には、風温を公表していない製品も見られます。そうした機種は、ドライヤーとして十分な風温を出せない仕様である可能性がある点には注意が必要です。
風量・風速が強いタイプは、アプローチの違いこそあれ、「風だけで乾かせる」側面はたしかにあります。ただし、髪量や季節、室温などによっては、必ずしもこの原則が当てはまるとは限りません。そのため、風温が明記されていない製品については、どうしても不安が残ります。

温度センサーは、一部の高級機に搭載されます。
内蔵の風温センサーで温度を検知し、髪に負担をかけにくい範囲に自動制御できる機種が見られます。

さらに、温度センサーや距離センサーを組み合わせて、髪自体の温度を推定し、高温にならないように自動制御する機種も登場しました。精度の面ではまだ「発展途上」とも言えますが、このあたりが現状の技術的な最先端と言って良いでしょう。
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以上、風温について説明しました。
原則として、風温が明記されない機種は、この部分になにかしらの問題や制約を抱えている可能性があると言えます。とくに髪が長めの方やボリュームのある方は、BLDCモーター採用かどうかに関わらず、風温スペックの表記に注意して選ぶべきでしょう。
今回の記事でも、このポイントを重視して比較していきます。
5・ドライヤーのイオン効果
マイナスイオンは、ドライヤーではほぼ「標準装備」といえる技術です。
家電ジャンルではお馴染みのパナソニックの「ナノイー(ナノケア)」や、シャープの「プラズマクラスター」を搭載したドライヤーも見られます。
期待できる効果は、原則的には静電気の抑制に関わる部分です。。
発生量の違いこそあっても、「イオン機能」を備えた機種であれば、基本的には似た方向の効果が期待できます。
イオン効果で静電気が収まるため、一般的に、乾燥後に髪がまとまりやすくなる傾向があります。これは、マイナスイオンが髪の静電気(=プラス帯電)を中和してくれるためです。こうした静電気抑制については、科学的にも検証されている効果と言って良いでしょう。す。

とくに、ナノイーは弱酸性の水分を含む微粒子を発生させる仕組み(ペルチェ素子を用いた方式)で、水分がポイントとなりやすいヘアケアジャンルとは親和性が高く、同社もこの分野に力を入れています。
パナソニックの場合、発生量によってグレード分けをし、それぞれについて検証データもカタログやウェブサイト上で示しています。
他社の場合、亜鉛電極やプラチナ電極などからミネラルイオンを発生させ、付随的なヘアケア効果を狙う製品も多く見られます。
ただし、企業によっては、十分な科学的検証がないと思われる説明も少なくありません。少なくとも、自社内の官能試験(感覚試験)の結果すらウェブサイトで開示していないような製品は「やや怪しい」とみるくらいで良いでしょう。
美容ジャンルは、医療ジャンルと違って企業側の立証責任が比較的「緩い」こともあり、この部分の説明があまりに怪しい高額製品については、むやみに手を出さないことをおすすめします。
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以上、マイナスイオン効果についての説明でした。
先述のように、静電気抑制と、それに伴うまとまりやすさについては、一定の科学的な検証が行われており、基本的には問題ないと考えてよい部分です。プラスアルファの効果についても、官能試験レベルでは一定の有効性が示されているため、何十年にもわたってドライヤーに採用され続けてきたと言えます。
ただし、これまでAtlasが見てきた限りでは、説明や検証が怪しめのモデルも少なからず存在します。今回の記事でも、その点に注意しながら比較していきます。
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というわけで、 ここまでは、選び方の基本について5点のポイントの説明でした。
他にも、説明したいことは多いですが、製品紹介の中でおいおい説明していこうと思います。冒頭かいたような企業順で、各製品をみていくことにします。
1-2・パナソニックのナノケアの比較

はじめに、パナソニックのドライヤーの紹介です。
ここでは、上位機の「ナノケア」と「ナノケア アルティメイト」をみていきます。
なお、同社の5000円以下でも買える普及機の「イオニティ」は、イオン部分で完全に別ラインです。そのため、4回目記事(こちら)で、別枠でみる予定です。
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なお、以下の本文では、おすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。

【2025年発売】
1・ パナソニック ナノケア EH-NA0K-K
1・ パナソニック ナノケア EH-NA0K-P
1・ パナソニック ナノケア EH-NA0K-H
¥35,399 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【2022年発売】
1・ パナソニック ナノケア EH-NA0J
¥35,200 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.6㎥/分 (JIS基準)
最大風速:
最大風温:約95度
温風モード:4種類
自動温度調整:対応
イオン:高浸透ナノイー+ミネラル
重さ:550g(ケーブル込)
EH-NA0Jシリーズは、パナソニックのナノケアの上位機です。
後ほど上級シリーズ(ナノケア アルティメイト)もみますが、そちらは、本格的な美容器具の価格ですので「一般向け」の上位機といえるのは、こちらです。

旧機種が残ります。
相違点は、ノズル構成です。
新機種のみ、ナイトケア用の「ナイトキャップノズル」が付属です。後ほど説明しますが、夜に髪を洗う方向けで、乾きがけ(7割程度)にノズルを交換して使うもので、翌朝の寝癖を減らすための装備です。
あとは大きな違いはないです。

重さは、550gです。
ケーブル込みの重さと考えれば、平均より軽めです。
また、本機は、ノズルを付けない状態だと、胴が短いです。
風量は、最大で1.6㎥/分です。
十分な水準で、速乾性は高いです。
冒頭書いたようにむやみに風量だけ強くすると、風温が落ちます。
しかし、本機は余裕をもった風経路のサイズで大きめファンを回すため問題ありません。
速乾性の高い製品は、静電気が発生しやすいのですが、後述するように、マイナスイオン(ナノイー)でバランスをとっています。
静音性も、強調できます。
ファンの径が大きいのと、取り込み口の風路の消音設計などで、ナノケアは、他社のターボドライヤーや同社の下位の「イオニティ」系に比べると、けたたましい騒音はなく音に「落ち着き」を感じます。
これは、ナノケアシリーズだと「どれも」です。
風量調整は、3段階(強・中・弱)の3段階で調節可能です。
多すぎても切替が面倒ですし、ここは問題ないです。

パナソニックの場合、図のように、強弱が調整された複数の経路で吹き分けます。
毛束をほぐれやすくするための気流の工夫です。この工夫がない旧機と比べると、風量はそのままで、乾燥スピードの15%ほどの向上が期待できるようです。

ノズルは、4種類です。
(何も付けない)速乾ノズルが最も速く乾きます。
その上で、髪の根元を乾かしやすいように風の拡がりをおさえる根元速乾ノズルと、セット用のノズルがつきます。なお、付ける場合、風速は上がりますが、風量のほうが落ちます。

このほか、25年機からは、「ナイトキャップノズル」が付属です。
ある程度乾いた段階でノズルを取りつけます。直進風ほか四方に向かう風と弱風を同時に出せるノズル構成なので、風が広く行き渡り、髪自体を拡げて乾かすので髪をほぐしやすいとさえる風質です。言いかえれば、寝癖の原因となる乾きムラを見逃しにくいので、翌朝の処理が楽と言えます。
近年は「朝シャン」する
ただ、同社が書くように、あくまで7割乾いたあとの「仕上げ」に使うコンセプトでの製品です。最初からこのノズルだと、乾燥に時間がかかる点で却って髪に悪いほか、根元の付近の乾燥ムラも生じやすい点は気をつけてください。

風温は、95度です。
2世代前(2022年まで)は125度までだせる機種がありましたが、風で水を飛ばすほうが髪を傷めにくいという発想で温度を落としました。
その上で、温度ムラを少なくし、乾きムラを少なくする方向です。
エビデンスも示されている点が評価できます。
なお、美容家電企業などで、(熱の浸透性が強い)遠赤外線パーツを備えて、低温でも乾燥できるとする仕組みが最近広まっています。そういったものは、エビデンスが弱い(あるいはださない)ほか、低温でそこまで気化速度が上がるとも思えないので、パナソニックの方式は(美容家電ジャンルの評価基準において)「合理的(=説得的)」に思います。

センサーは、室温センサー(環境温度センサー)だけでなく、風温センサーを搭載です。
髪ケアをより重視する方向性です。
温風モードは、ホット・コールドのほか、次の5つのモードを搭載します。
順番にみておきます。

第1に、温風リズムモードです。
9割程度乾いてから選ぶと良いとされる機能です。
温風でクセを伸ばし、冷風でそれを固定させることで、クセをとることを目的にします。
美容院でも、最後に冷風で髪をまとめてセットする美容師さんがいます。同じような作用を、自動での温風・冷風切替で扱いやすくした機能性です。
髪がしっかり伸びるので、ツヤ感もだせます。

第2に、毛先ケア集中モードです。
乾燥後、毛先のダメージケアのため弱風で使うものです。
2種の温度センサーを利用しての判断で、最適な間隔・風量で、温風と冷風を交互に出します。
後述のイオン(ナノイー)の効果をふくめて、髪のまとまり感を出す効果が謳われます。
そのほか、地肌に優しい低め60度の温風で乾かすというスカルプモードと、ナノイーを「顔あて」するスキンモードで、総計4種です。
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結論的にいえば、洗髪後に、強風で乾かして、9割ほど乾いたらボタンで温風リズムモードにして髪全体を「伸ばし」、その後に「毛先ケア」してほしいというのがパナソニックの提案です。
ボタン配置は単純なので、数回使えば、このルーティンで迷わず使えそうです。

マイナスイオンは、高浸透ナノイーです。
「ナノイー」とは、静電霧化技術を利用して空気中から水なしで弱酸性のミスト(マイナスイオン)を作り出す技術です。専門用語では「ペルチェ方式」と呼ばれています。
一般的なマイナスイオンの場合でも、静電気をおさえつつ、髪の毛の表面を「さらさら」にする効果はあります。
ナノイーは、その機能性がある上で、水分に由来する次の2つの効果が加わります。
第1に、髪の補修効果です。
髪に水分を浸透させられるので、髪が傷んだ状態の際に、水分を補う効果が期待できます。
第2に、頭皮のケア効果です。
水分を補修して皮脂を正常な状態に戻す効果が期待できます。

ナノイーは、その発生量でグレードがあります。
本機は高浸透ナノイーです。水分自体の発生量が18倍と格段に多くなります。
毛質水分増加量も、(普通の)ナノイーに対して1.9倍というデータです。従来のコロナ放電式から、マルチリーダー放電式を換えたことによる効果となります。
そのほか、ミネラルプラチナ(ダブルミネラル)の発生機能を搭載します。亜鉛とプラチナでできた電極から放出されるイオンのことです。
「キューティクルの密着性を高め、さらに摩擦ダメージに強い髪」へと改善することが効果として示されます。
カタログでは、ヘアカラーの退色・UVケアに効果があるとされています。

冒頭書いたように、静電気除去以外の付帯効果は、科学的実証の側面で「論争的」な部分はあります。
ただ、少なくとも(マイナスイオンならば)静電気除去の効果はありますし、同社によれば、個人差はあるものの、通常のナノイーより、水分増加の効果はあるようです。
実際、「髪のまとまり」は実感できる方が多いため、「20年以上も搭載され続けている」とはいえるでしょう。
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以上、パナソニックのナノケアEH-NA0Kの紹介でした。
風量と風温のバランスが良い上で細かく調節できる機種です。センサー技術など家電企業としての専門性を活かした結果でしょう。
機能面も、ヘアサロンというよりヘッドスパに近い工夫もあり、高額な理由はある機種です。
もうすこし軽いとより良いとは言えるのですが、機能面では、予算が許せば選んで間違いない機種です。
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なお、「ナノケア」シリーズは、次のような下位機があります。
上でみた上位機との違いを確認しておきます。

【2024年発売】
2・ パナソニック ナノケア EH-NA9M-E
2・ パナソニック ナノケア EH-NA9M-H
¥29,700 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.5㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約95度
最大風速:
温風モード:4種類
自動温度調整:対応
イオン:ナノイー+ミネラル
重さ:580g(ケーブル込)
第1に、EH-NA9Mです。
ナノケアだと、先ほどの機種の1グレード下の中級機になります。

重さは、580gです。
上位機より30g重くなります.。
形状はほぼ同じですが、全体的にすこしだけ大きめになります。
風量も、弱くはないですが、1.5㎥/分です。
静音性は、見た感じだと、さほど変わりません。

ナノイーは、一方、上位機と最も変わる部分です。
こちらは、高浸透ナノイーではなく、普通のナノイーです。発生方式が従来のコロナ放電式になるので、水分は発生します。
ただ、上位機は、発生量で18倍、毛髪への水分増加率で50%ほどの差はあるため、効果の部分で差が付きます。
その関係で、先述の「ヘアカラー・白髪染の退色抑制」という効果は未確認です。

操作系も、少し変わります。
上位機は、持ち手はON/OFFだけで、操作は、上部の2つのホタンに集約する構成です。
下位機(本機)は、従来通り、持ち手に強弱切替、上部にモード切替という構成です。
使い慣れた後のモード切替は、明らかに上位機のが使いやすいです。
あとは、根元速乾ノズルが付属しないのが目立つ違いです。
4つのモードも、同じ構成で、基本の使い方も、先ほど説明したものと同じです。
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結論的にいえば、使い勝手とナノイー部分で、値段差分の差は上位機とはあります。
ただ、価格差はありますし、従来のナノイーでも効果はあります。予算を節約したい場合、本機でも良いでしょう。
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【2024年発売】
3・ パナソニック ナノケア EH-NA7M-P
3・ パナソニック ナノケア EH-NA7M-A
¥19,024 Amazon.co.jp (11/5執
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.5㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約95度
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:対応
イオン:ナノイー
重さ:565g(ケーブル込)
第2に、EH-NA7Mです。
この形状では最も安いナノケアで、下位機です。

形状は、1つ上のEH-NA9Mと変わりません。
機能面は、4つの温風モード(温風リズム/毛先ケア/スカルプ/スキン)が選べない仕様です。
加えて、プラチナミネラルの発生機能が省略です。
あとは、重さが(これらの省略で)多少軽いほかは、変わりません。
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結論的にいえば、本機も、イオン効果に注目する場合、少し選びにくいでしょう。
パナソニックは「お出かけ用」として宣伝しますが、サイズは、1つ上の製品と同じで、そこまで小型ではないです。
先ほどの最上位機とも変わらないので、むしろ上位機を買って、家でも、外出先でも使うという方向でも良さそうです。

【2023年発売】
4・Panasonic ナノケア EH-NA2K-W
5・Panasonic ナノケア EH-NA2K-PN
¥8,900 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.6㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約110度
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:
イオン:ナノイー
重さ:475g(ケーブル込)
EH-NA2Kは、ナノケアシリーズの下位機になります。

本体は、上位機と形が変わります。
もとは上位機もこの形だったのでで、いわば「旧形状」です。
Atlasもこの形状の上位機を使っていますが、これはこれで個人的問題を感じてはいないです。
ここは問題ないです。

軽量・コンパクト性は、ただ、大きな魅力です。
重さが、コード込みでも475gです。
重いドライヤーが苦手な方にはおすすめしたい機種と言えます。
風量は、1.3㎥/分です。
多少、弱くなりますが、相当程度の速乾性を期待するのでないなら、問題ない程度です。
温風モードは、搭載がありません。
温度センサーで自動制御するような「賢さ」はないです。

風温は、ターボ時で110度です。
現行機よりやや温度が高いですが、この形状の場合、上位機ではもっと高温でした。
パナソニックは、もともと125度まで問題ないという見解示していました。ただ、その後、新しい「エビデンス」がみつかったのか、そこまで熱くない温度で、風で水を飛ばすほうが「髪を傷めにくい」という発想で新型は、温度自体を落としました。
旧方式とは言えますが、下位機種の場合、125度というわけではない(110度)です。継続販売されていることをふまえても、現行基準でも問題ないのだと思います。
マイナスイオン機能は、ナノイーです。
ただ、ミネラルはありません。そのため、UVケアとカラーヘアへの効果は明示されません。
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以上、ナノケア EH-NA2Kの紹介でした。
上位機と比べると上で書いた差はありますが、ナノイー搭載機でこの価格というのは、お買得感があります。後ほど見る、同社の1万円以下(イオニティシリーズ)とは決定的な性能差もありますし。
また、普通程度の速乾性が欲しいならば、風量・風温は十分です。
ケアモードなどはないですが、ナノイーで髪をいたわりつつも、普通に乾燥できれば良いという方には、良い選択肢でしょう。
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【2021年発売】
6・Panasonic ナノケア EH-NA9F-RP
7・Panasonic ナノケア EH-NA9F-PN
¥23,900 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.1㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約100度
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:
イオン:ナノイー+ミネラル
重さ:620g(ケーブル込)
なお、EH-NA9Fは、旧形状のナノケアでは少し特殊な位置にあるもので、唯一の海外電圧対応機です。
本体色は、ルージュピンク(EH-NA9F-RP)とピンク(EH-NA9F-PN)です。

こちらは、100〜120V/200〜240Vの変圧ができるため、海外でも使える仕様です。
風量は、ただ、1.1㎥/分です(120V地域は1.2㎥/分)。
風温も、日本では最大100度です(120V地域は125度)。
モードは、上位シリーズの5種類を装備し、ナノイー+ミネラルマイナスイオンという構成です。
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結論的にいえば、海外旅行や出張の多い人向けの製品です。ただ、とくに速乾性の部分が弱いため、兼用を考えないならば、他機が良いでしょう。

【2024年発売】
8・パナソニック ナノケア アルティメイト EH-NC50-K
¥59,400 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:0.8㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約95度
最大風速:
温風モード:4種類
自動温度調整:対応
イオン:高浸透ナノイー 2nd +ミネラル
重さ:590g(ケーブル込)
EH-NC50-K は、パナソニックの「ナノケア アルティメット」シリーズに属する製品です。
24年から展開された新シリーズで、ここまでみた「ナノケア」の上位版です。
後述するように、高浸透ナノイーが第2世代になるほか、ノズル形状とモーター種の変更で(風量ではなく)風速が強化され、速乾性も強化されています。

重さは、590gです。
従来機よりわずかに重さはあるのですが、600gは切りますし、バランスは良いです。

風量は、一方、0.8㎥/分です。
小型高出力のBLDCモーターで、地肌まで強く届く強風を作り出す方式です。
その代わり、巻き込める風量が少なめになるので、従来のドライヤーと使い勝手は少し変わってきます。

細かくドライヤーを動かしつつ、素早く水分を風で飛ばしきり、その後、風速を弱めて、熱を使いながら乾燥させるという感じです。
先述のように、あまり熱を使って乾かすのが(最近)髪ケアに良くないとも言われるようになってきており、風を重視した使い方の提案から生まれた機種と言えます。
あまり風が強いと(とくにダメージヘアだと)利用時の毛絡みが心配です。実際、先行した他社機の場合も、その傾向はあったのですが、従来のナノケアと同じで、ノズルで適度に風を拡散させる空力設計です。
この部分に対策もあるのは、速乾タイプのドライヤーではよいことです。
静音性も、モーター変更で、音の傾向が変わりますが、そこまでうるさくないです。
本体を無理に小型にしなかったのは、このためかと思います。

風量調整は、本機も、3段階(強・中・弱)の3段階で調節可能です。
操作系は、写真のようにボタンと液晶の組み合わせで、視認性が良いです。
個人的には、モードが音声で切り替えられれば便利に思っていますが、そのような製品は(アトラスの知る限り)世にはみられません。
ノズルは、セットノズルのみ付属です。
風温は、本機も、95度です。
センサーは、室温センサー(環境温度センサー)だけでなく、風温センサーを搭載です。
ナノケアと同じです。

温風モードも、ナノケアシリーズと同じ4種(温風リズム・毛先ケア・スカルプ・スキン)です。
基本の使い方も同じです。
繰り返せば、洗髪後に、強風で乾かして9割ほど乾いたらボタンで温風リズムモードにして髪全体を「伸ばし」、その後に「毛先ケア」してほしいというのがパナソニックの提案です。

マイナスイオンは、本機も、高浸透ナノイーです。
第2世代になり、発生量ベースで第1世代の10倍、毛筆水分増加量では20%増加しています。
そのほか、プラチナミネラル(ダブルミネラル)発生機能のほか、補足的なマイナスイオン発生機能が付属です。

効果は同じなのですが、発生量(水分量)の調整で、3つのパーソナルメニュー(モード)が選べます。
髪のパサつきケア(モイスト)、ボリュームアップ(エアリー)と、うねり防止(ストレート)です。
試験結果の開示はありますが、自社検証の官能試験なので、実際、モード変更で、実感できる違いを生むのかは(Atlasには)評価不能です。
しかし、発生量の増加自体は、ペルチェ式の仕組みからして意味があることでしょうし、一部美容家電メーカーにみられる(意味不明な)「魔術的」な説明と一線を画するといえます。
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以上、パナソニックのナノケア・アルティメットEH-NC50の紹介でした。
下位シリーズとの本質的な違いは、ナノイーやパーソナルメニューではなく、モーター由来の速乾性の部分です。先述のように、このタイプは、従来とドライヤーの使い方を変える必要があるのですが、慣れてしまえば、実際のところ、速く乾く印象です。
一方、下位シリーズと比べた場合のメリットは、洗髪後のセットの「時短化」の部分でしょう。
その点をふまえると、仕事前などの忙しい朝でも、朝に洗髪するような方で、髪が長めのビジネスパーソンに向くのかなと思います。逆に言えば、時短性を求めないならば、下位のナノケアでよさそうです。
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【2024年発売】
9・パナソニック ナノケア アルティメイト EH-NC80-T
¥77,000 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:0.8㎥/分 (JIS基準)
最大風温:約95度
最大風速:
温風モード:4種類
自動温度調整:対応
イオン:高浸透ナノイー 2nd +ミネラル
重さ:590g(ケーブル込)
なお、ナノケア アルティメットのハイエンドとなるのは、EH-NC80です。
本体性能は、基本的に先ほどの機種と同じです。

ノズルは、ただ、セットノズルに加えて、ボリュームアップ&ストレーターが付属です。
こうした、ノズル部分の工夫は、次に見るダイソンも色々ありますが、コーム方式は独自です。
ただ、この方式が実用的かは(Atlasには)少し判断できない部分です。

そのほか、ノズルが多いのでスタンドが付属します。

イオン発生機能は、仕様は同じです。
ただ、先述のイオンの発生量を変更するパーソナルメニューに、スムースというメニューが加わり、4段階になります。
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結論的にいえば、下位機との値段差の理由は、(ほぼほぼ)ボリュームアップ&ストレーターのパーツ代に止まります。高級美容家電の場合、これは仕方ない部分がありますが、そう考えるとコスパは悪いです。
このパーツの評判次第で評価は変わるでしょうから、使用者レビューを確認する場合、そこを中心に確認すると良いでしょう。
1-3・ダイソンのsupersonicの比較

続いて、イギリスのダイソンのドライヤーです。
独特のデザインの掃除機や空調家電などを出しているメーカーですが、得意とするデジタルモーター技術を活かしてドライヤーにも参入しています。

【2024年発売】
【通常型番】
10・Dyson Supersonic Nural Shine HD16 VLP
10・Dyson Supersonic Nural Shine HD16 CPATO
¥30,500 楽天市場 (1/7執筆時)
【直販限定色(青)】(性能は同じ)
11・Dyson Supersonic Nural Shine HD16 VBTO
¥29,900 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:2.4㎥/分 (IEC)
最大風温:100度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:
重さ:720g(ケーブル込)
Dyson Supersonic Nural Shineヘアドライヤー HD16は、ダイソンの販売するドライヤーです。
日本登場以来「6代目」となる製品です。
常識的な形状を否定する斬新なデザインですが、同社のDyson Hyperdymiumモーターの恩恵で、この形でもパワフルです。

本体重さは、720gです。
軽く見えますが、他社機と較べると重量はあります。
ただ、重心設計が良いので、あまりこの部分は問題に感じません。

アタッチメントは、標準で3種類です。
なめらかツール・低温ツールの使い方は想像が付くでしょう。

ツヤ出しツールは、旧製品にあった「浮き毛抑制ツール」の改良版となる機能です。
適度に乾かした後、このツールを装着します。(ダイソンの空調ではおなじみの)コアンダ効果による風で、髪をコーム状の本体に引きよせ滑らかに整えます。
完全に乾いたら、浮き毛抑制モードに切り替え、浮き毛を内側に隠していくという仕組みです。
コアンダ効果を発生させるための円筒形のパーツは、ダイソンだしく「家電好き」としてとても面白く感じました。
風量は、2.4㎥/分です。
同社の低温ツールを利用する場合は、3㎥/分です。
なお、いずれの値も、ダイソンは「選び方の基本」で触れた欧州基準(IEC)での計算です。「巻き込み風量」を加味した値です。JIS表記だと、パナソニック(BLDCモーター機)と同じく0.8㎥/分ほどの値でしょう。
また、BLDCモーターですが、風速の公開もないです。
ただ、タイプとしては、圧の高い高速な風をスリットから脱タイプですから(大風量モデルではなく)「大風速モデル」です。
速乾性も、100度の温風をコアンダ効果で混ぜて出す感じなので、価格相応に短時間でしっかり乾きます。
風温は、今回からセンサーの改良があったため、従来と変更になりました。
速乾(100℃)と、80℃・60℃・28℃です。
ダイソンの場合は、100度以上は髪に悪いというのが伝統的な哲学なので、この最大温度にしています。
風量調整は、3段階の調整が可能です。
最大風速で試しましたが、実際、今までのドライヤーより強力で、乾き残しはまずありません。
実際、短髪の方ならば、熱を入れずに風だけで乾くレベルです。風量だけ見れば「最強のドライヤー」と言えます。
静音性は、静かさの水準がかなり良いです。
個人的には、この部分がこの機種の一番のポイントなのではないかと思います。
ただし、同社の掃除機のような(柔らかながら)高周波系(キーン系)なので、嫌いな方は「嫌い」と言います。

センサーは、本機は、温度センサーほか、上述のボッチの部分に距離センサーがあります。
頭皮との距離を把握して、設定した温度に合わせるので、距離にかかわらず温度が正確という特長があります。
「スカルプモード」という名前です。OFFにすることもできます。

距離センサーは、Nuralセンサーという名前です。
これはシャープが先行して採用していた、赤外線レーザー距離センサー(クラス1)です。ビームを長時間見つめるようなことがなければ、安全ですし、高性能です。
Nuralセンサーという商標ですので、データをAI(人工知能)を利用して分析するタイプでしょう。
なお、本機搭載のLEDは、設定温度で色が変わるので、(鏡を利用することで)設定温度が間違っていないのか容易に確認できます。
センサーはこのほか、アタッチメントの種類を把握するRFID、台座に置いたことを把握するためのホールセンサーが装備です。
マイナスイオン機能は、非搭載です。
従来機(ナノサイズイオン)との差です。この部分は、LED・距離センサー搭載とのバーターになったか、先述の「パナソニックとの論争」をふまえた同社の新しい哲学か、どちらかでしょう。
いずれにしても、本機は、強風を生かして、熱をさほど入れず、ムラのない髪の乾燥ができるため、この部分を過度に強調しなくても良いのでしょう。
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以上、ダイソンのDyson Supersonic Nural Shineの紹介でした。
Atlasも何度も試したラインの最新作です。アタッチメントなどは同じですが、距離センサー・LEDの搭載で、ヘアケアの部分で、確実に進化をしました。
強めの風速で地肌から乾いていく感じは引き続き評価できる上で、髪の乾かしすぎによるダメージは最も防げる機種です。高価ですが、この点でオススメできるヘアドライヤーです。
重さも重心が持ち手の部分にあるため、(軽くはないですが)気にはなりにくいです。
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【2023年発売】ダイソン Dyson Supersonic Shine
12・Dyson Supersonic Shine HD15 ULF IIF
12・Dyson Supersonic Shine HD15 ULF BNBC
¥41,120 楽天市場 (1/7執筆時)
【廉価版】Supersonic Origin HD08
13・ Dyson Supersonic Origin HD08 ULF BBN ENT
¥22,400 楽天市場(ダイソン) (1/7執筆時)
13・ Dyson Supersonic HD08 BNBC
¥29,900 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:2.4㎥/分 (IEC)
最大風温:100度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:ナノサイズイオン
重さ:720g(ケーブル込)
なお、本機の旧機となる第5世代のがこれらの製品です。
比較する場合、この世代だと、赤外線距離センサーが非搭載です。
温度は、100度から5段階(88度、78度 45度 28度)です。
ただ温度センサーのみで判断するため、あくまで他社機と同じ吹き出し口の温度です。

アタッチメントは、こちらも標準で3種類です。
ただ、廉価版は、さらに前の世代をベースにするのでなめらかツール(右上)のみになります。
マイナスイオン機能は、この世代だとナノサイズイオンという名前で搭載です。
機能性は静電気除去ほどであまり強調していませんでした。
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結論的にいえば、値段差をふまえても現行機が良いでしょう。
発売来、1-2を争う「メジャーアップデート」があったと言えますので。

【2024年発売】
【通常型番】
14・Dyson Supersonic r ヘアドライヤー HD17 VLP
14・Dyson Supersonic r ヘアドライヤー HD17 CPATO
¥26,140 楽天市場 (1/7執筆時)
【直販限定色(青)】(性能は同じ)
15・Dyson Supersonic r ヘアドライヤー HD17 VBTO
¥29,900 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:100度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:搭載
重さ:約308g(速乾ツール/ケーブル込755g)
Dyson Supersonic r ヘアドライヤー HD17は、ダイソンの販売する新型ドライヤーです。
2024年新登場の同社の新型です。

後述するようい軽量・小型なモデルですが、携帯用という意味ではないです。
海外だと「プロサロン用」として展開されるモデルなので。

重さは、755gです。
形状は上で見た従来型より30%小さく、20%軽量とされます。
一方、示される重さはこちらのが5%重いのですが、ケーブルほか、速乾ツール+プラグ込みの重さなので、本体だけなら20%軽いということでしょう。
ちなみに、US仕様(1700W)だと、本体約308g表記ですので、参考になるかと思います。

アタッチメントは、標準で3種類です。
速乾ノズルがあるのは「プロサロン」向けの要素でしょう。
つや出しツール的なものはないです。

ちなみに、米国仕様だと、ツヤ出しツール(フライアウェイアタッチメント)やディフューザーがあります。
電力(出力)の違いもあるので日本で出るかは不明です。

風量は、非公開です。
後ほど他社のブラシレスDCモーター採用の小径ドライヤーをみていきます。
それらと同じで、ピンポイントの風速は強いが、巻き込める風量は少ないタイプです。
細身でコントロールしやすい部分を含めて「プロサロン用」と言えます。
風量調整は、3段階です。
静音性は、スペックが明記されません。
ただ、先ほどの機種とほぼ同じ(わずかに下)です。
風温は、一方、「インテリジェント・ヒートコントロール」の表記です。
ようすするに、先述の赤外線距離センサーが非搭載で、距離に応じた風温調整はされません。温度(風温)センサーのみを利用します。
3段階で調整されますが、具体的な温度は明記されません。
マイナスイオン機は、こちらは無名ながら搭載です。
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以上、Dyson Supersonic rの紹介でした。
基本はサロン用かなと思います。日本では一般向けの展開ですが、他社がブラシレスDCモーター採用の細身を出していていることに合わせた、日本的な売り方かなと思います。
いずれにしても、個人で利用する場合、先ほどの機種のが良いかと思います。
次回につづく
イオンドライヤーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、イオンドライヤーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

2・イオンドライヤーの比較 (2)
2-1:コイズミ〈モンスター〉
2-2:シャープ〈 Plasmacluster Beauty〉
2-3:クレイツイオン〈エレメア〉
3・イオンドライヤーの比較 (3)
3-1:テスコム〈Speedom〉
3-2:ヤーマン〈スカルプ〉
4・イオンドライヤーの比較 (4)
4-1:VS〈マジックシャイン〉
4-2:パナソニック〈イオニティ〉
4-3:アイリスオーヤマ〈Moist Pro〉
4-4:ツインバード工業・モノクローム ほか
5・イオンドライヤーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、コイズミ、シャープなどの製品を紹介していきます。
風量の強さ ★★★★★
髪への優しさ ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論編」となる4回目記事(こちら)では、今回紹介する全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案したいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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