【今回レビューする内容】2022年 疲れにくい!ワイヤレレスマウスの性能とおすすめ・選び方:ロジクールほか デスクトップ用とモバイル用マウスの違い USB無線 Bluetooth:フルサイズ高級ワイヤレスマウス Mac対応
【比較する製品型番】 Logitech Logicool MX Master 3 MX2200s MX2200sGR MX2200sMG MX Master 3 for Business MX2200B MX Master 3 for Mac MX2200sSG マラソンマウス M705m M190 トライアスロンマウス M720r MX Vertical MXV1s Signature M650 L Wireless Mouse マイクロソフトSurface Precision Mouse Bluetooth Ergonomic Mouse 222-00015 222-00031 222-00063 222-00047 Microsoft L6V-00013 H3S-00017
今回のお題
疲れずに使える!PC用マウスのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2022年4月現在、最新のワイヤレスマウスの比較です。
1・ロジクール〈スイス〉
2・マイクロソフト〈米国〉
3:エレコム〈日本〉
4:バッファロー〈日本〉
5:サンワサプライ〈日本〉
6:Razer〈シンガポール〉
高品質マウスの代名詞的存在のロジクールのマウスをはじめ、伝統のマイクロソフト製品ほか、シェア上位のメーカー製品を比べます。
価格的には、3000円以下の「安いマウス」から、1万円を超える高級マウスまで、Atlasが試したことがある製品を中心に網羅しました。
この記事を書いているAtlasは、過去十数年にわたり、マウスを100点以上(自腹で)使い潰してきた(自称)マウス研究者です。
これまで経験から最新マウスを分析し、とくに「手が疲れない」という点で「おすすめのマウスの選び方」を解説するというのが、今回の記事の趣旨になります。
ビジネスからゲームまで快適に使えるマウスを、目的別・サイズ別に紹介していくつもりです。
1・ワイヤレスマウスの比較
予算:3,000円〜1.5万円
用途:仕事用(据置)
2・小型ワイヤレスマウスの比較
予算:2,500円〜1万円
用途:モバイル用
3・ゲーミングマウスの比較
予算:6,009円〜1.5万円
用途:ゲーム専用
4・有線マウスの比較
予算:3,000円〜7,000円
用途:仕事用
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
=目的別・予算別のマウスの提案
なお、マウスは「かなり種類が多い」ので、このブログ全体では、5回の記事があります。
今回は、1回目記事です。
「フルサイズマウス」とも呼ばれる、少し大きめの製品です。
持ち運ばない前提で、自宅や職場などで「握りやすい」サイズです。
「疲れない」という観点で選ぶならば、このサイズが間違いなく最高です。
持ち運んで使うのには「不向き」ですけれども。
2回目記事(こちら)は、やや小さめのマウスの紹介です。
「コンパクトマウス」と呼ばれる、「手にすっぽり」入るサイズのマウスです。
ロジクールのAnywhere 3 MX1700やMX1700Mなど、小さめでも「疲れにくいマウス」はあります。
しかし、あくまで「モバイル用」ですので、使いやすさや疲れにくさは劣ります。
3回目記事は、「ゲーム用」のマウスを扱います。
このタイプは、ショートカットボタンが多いので、エクセルなどで「ショートカット」を多用する場合は、ビジネスでも愛用者がいます。
例えば、ロジクールのGシリーズは、こちらにあたります。
4回目記事で、「有線マウス」を紹介し、最終回の結論編に向かいます。
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正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★★
ホイール回転 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各製品を一機ずつ比較します。
そして、最終回の「結論編」では、上表のような観点から、予算別・目的別に「最もオススメできるマウス」を提案していきます。
0・マウスの選び方の基本
個別の製品の紹介に入る前に、「ワイヤレスマウスの選び方の基本」を解説しておきます。
0-1・マウスの大きさ
0-2・センサーの正確性(追随性)
0-3・スクロールホイールの性能
Atlasの経験から言えば、「疲れずに」マウスを利用するため、最も重要視するべきポイントは、以上の3点です。
大事な部分ですから、この理由を順番に説明しておきます。
0-1・マウスの大きさ
はじめに、マウスの大きさについてです。
業界団体にが定めた「規格」はないですが、昔から「フルサイズ型マウス」と「コンパクト型マウス」に、実際的には区分されています。
それぞれに「メリット」と「デメリット」があるので、詳しく見ていきましょう。
第1に、フルサイズ型です。
このタイプは、だいたい12cm前後の長さがあります。
メリットは、正確に操作できる点です。
形状的に、人間工学に配慮しているモデルが多く、握りやすいです。
そのため、長時間使っても疲れにくいという特質があります。
男女を問わず、自宅や職場のデスクトップ据え置いて使うのに最も適したサイズです。
小さめのマウスを使っている方は、「フルサイズ」にするだけで、劇的に「快適さ」が向上するでしょう。
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デメリットは、持ちはこびに向かない点です。
Atlasは、外出先で長時間仕事をする際も、このサイズを持ち運びます。
しかし、重さはともかく、サイズの部分で「邪魔」ですから、「一般人」には、あまりオススメできません。
また、大きいマウスは、例えば、13インチ程度の画面の狭いノートパソコンだと、操作の際に、大きさが快適性を削ぐ場合が多いです。
この点も気をつけるべきでしょう。
第2に、コンパクト型です。
メリットは、軽量で持ちはこびしやすいという点です。
サイズは、10cm前後の長さのものが多いです。
重さは、電池込みでも100gを切り、スマホよりも軽量です。
ノートPCのタッチパッドが苦手な方でも、気軽に持ち運べます。
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デメリットは、小型という形状的に、男女問わず、どうしても持ちにくい点です。
大きなマウスならば、荷重をマウスに均等にかける点で疲れにくい「かぶせ持ち」ができます。
しかし、小型だと、どうしても「つかみ持ち」か「つまみ持ち」をせざるを得ないからです。
基本的に、自宅でも職場でも長時間作業すると「とても」疲れます。
ただ、コンパクト型にも、「疲れにくいマウス」はなくはないです。
優れた機種を購入し、「疲れにくくする」ことは十分に可能です。
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結論的に言えば、「疲れにくさ」を重視する場合、自宅・職場のデスクトップや、15インチクラスの大画面ノートで使うならば、フルサイズ型が「マスト」です。
とても快適に使えるでしょう。
一方、13インチ以下のノートPCなど、そういった事情が許さない場合に限って、コンパクト型マウスを選ぶべきです。
その場合も、自宅では「大画面」などの場合は、それぞれに対応するマウスを複数持つべきでしょう。
0-2・マウスセンサーの正確性
続いて、センサーの正確性についてです。
Atlasの調査では、マウス購入の動機の多くは、マウスが指示通りに動かないという悩みが結構多いといえます。
マウスの場合、動きの追随性と、マウスパッドがない状況などの「悪条件対応力」は、動きの読み取り(トラッキング)に使われる光学部品の性質に、ほぼ100%左右されます。
光学部品は、仕組みの違いにより、上表のような4つに分類可能です。
こちらも順番に解説しておきます。
第1に、「赤色LED式」です。
昔からある赤色LEDを利用する方式で、単に「光学式マウス」と記載されている激安マウスはこの方式を採用する機種が大半です。
価格は安いのですが、追随性が悪く、「安かろう悪かろう」というものです。
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第2に、「ブルーLED式」です。
こちらは、青色LEDを利用する方式で、光学式の改良型です。
赤色LEDよりは追随性が良い上で、ガラスなど反射する場所でも動くという特長があり、マウスパッドがない状況(悪条件)にも強いです。
ただ、感度が高いため、凹凸のないフラットな机などで(逆に)能力が低下しやすい欠点があります。
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第3に、「LGT方式(レーザーグレードトラッキング式)」です。
最近は「アドバンス オプティカル トラッキング式」あるいは、「高精度オプティカルトラッキング」と表記する場合もありますが、基本同じです。
こちらも、光学式の発展系です。
LED配置を(精度の出せる)不可視レーザー方式に準じる配置にすることで、レーザーを使うマウスに準じるトラッキング精度を出しています。
LGT方式の場合、トラッキング精度は、(特定のブランド名を冠さない)一般的な青色LEDより高いです。
(ガラス面など)悪条件への対応力はやや悪いですが、マウスパッドをしっかり利用する環境だと、青色LEDとの違いはハッキリと感じられます。
なお、この方式の「発展系」として、プロゲーマー用の「超高解像度」対応の光学センサーも出ています。
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第4に、「Darkfield レーザー」です。
現在的には、正確性において、ビジネス・一般用マウスでは「最高水準」の方式です。
ロジクールの開発した不可視レーザーを用いた新しいレーザー式です。
2つのレーザーを利用して、人為的に「暗視野照明」を作り出します。これによって、ガラスを含めたマウスパッド以外の場所での追随性を高めています。
ゲーム用マウスに必要な超解像度(DPI)が出せない欠点はありますが、ビジネス用としては、この方式を越える精度を持つものははありません。
ただし、採用機の価格はかなり高いです。
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結論的に言えば、「疲れにくさ」を重視する場合、少なくとも、LGT方式以上を採用する製品を選ぶのがよいでしょう。
3・スクロールホイールの性能
最後に、スクロールホイールの性能についてです。
こちらも諸方式ありますが、大きく4つに分類できます。
上位機に成る程、普通のスクロール(低速回転)の精度も上がりますが、とくに、縦長の書類やWebサイトのスクロールに便利な高速スクロールの性能に差が出ていきます。
こちらも、順番に解説します。
第1に、「メカ式」です。
こちらは、昔ながらのシンプルな構造です。
いくつか方式がありますが、ローラを回すごとに抵抗が入るラチェット式(クリック・トゥ・クリック・スクローリング)が一般的です。
その場合、エクセルほかで、高速にスクロールさせるのが少し苦手です。
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第2に、「ハイブリッド式」です。
ロジクールが開発し、同社の上位機に搭載するもので、メカ式の「進化形」です。
通常のスクロール機能(=クリック・トゥ・クリック・スクローリング)に加えて、ローラを回すときに無抵抗になり、高速スクロールに有利が可能な方式(ハイパー・ファースト・スクローリング)を搭載します。
上図のような、複雑なメカが必要なので、高級機限定となりますが、高速スクロール時にかなり快適にあります。
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第3に、「MAGSPEED電磁気スクロール」です。
ここまでのメカ式スクロールではなく、電磁石を利用することで、「リニア」な追随性を発揮する高級仕様です。
磁力を用いることで、静音性・速度・正確性・耐久性において、より高品質になっています。
やはり、ロジクールの開発した技術で、同社の最上位機のみ搭載です。
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第4に、「静電パッド式」です。
要するに、タッチパッドが搭載される方式です。
AppleやMicrosoftの一部高級マウスにみられます。しかし、反応が悪く、誤動作も多いため、値段の割にあまり快適とは言えない仕様です。
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なお、スクロールホイールの区分としては、ほかにも、チルト(エクセルなどの左右のスクロール)に対応するマウスなどがあります。
しかし、(ややこしくなるため)こうした点については、個別の機種説明でフォローしていきます。
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というわけで、ここまでは、選び方の基本を3点紹介しました。
もちろん、メーカーや機種によっては、方式固有の問題が例外的に解決された製品もあるため、以下では、1製品ずつしっかり説明していきます。
なお、断りの無い限り、Win7からWin11まで対応します。また、Macでも使えます。
1・フルサイズのマウスの比較
というわけで、自宅向きの大型のフルサイズのマウスを具体的に紹介していきます。
1・フルサイズマウスの比較 (1)
1-1:ロジクール〈スイス〉
1-2:マイクロソフト〈米国〉
2・フルサイズマウスの比較 (2)
2-1:バッファロー〈日本〉
2-2:エレコム〈日本〉
2-3:サンワサプライ〈日本〉
2-4:Razer〈シンガポール〉
3・おすすめのマウスまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
今回は、上表のようなメーカー順で、フルサイズマウスをみていきます。
1-1・ロジクールのマウス
はじめに紹介するのは、ロジクール(Logicool)です。
スイスに本部を置く、世界的なPC周辺機器メーカーで、高性能マウスの「代名詞」的な企業です。
グローバルでは、Logitech(ロジテック)という名前です。
日本では、ロジテック(Logitec)というPCブランドがあるので、日本法人はロジクールで売ります。
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なお、ここから下の記事では、プラス評価ポイントは「赤字」で、マイナスポイントは「青字」で書いております。
【2022年登場】
1・ロジクール Signature M650 L Wireless Mouse
¥3,900 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:115g
無線方式:USB (Bolt)+Bluetooth
最大解像度: 4000dpi
センサー: レーザーグレード(LGT)
スクロール:ハイブリッド式(フリック)
電池のもち:2年間
ボタン数:5
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★☆☆
ホイール回転 ★★★★☆
Signature M650 L Wireless Mouseは、ロジクールのフルサイズ型のマウスでは、安い製品です。
本体色は、オフホワイト(M650LOW L)・グラファイト(M650LGR L)・ピンク(M650LRO L )があります。
センサーは、LGT方式(レーザーグレードトラッキング式)です。
「アドバンス オプティカル トラッキング式」」との記載ですが、LGTと同じものです。
LGT方式は、追随性・正確性が優れたロジクール独自の技術です。
LEDを用いる光学式ですが、センサーとLEDを従来より鋭角にすることで、不可視レーザークラスの追随性・正確性を担保しています。
ただ、ロジクールの上位機に採用される「Darkfield レーザー」には及ばないのは確かです。
本体形状は、エルゴノミクス形状です。
左右対称に近い形ですが、右サイドにボタンがあるので右利き用です。
なお、「左利き用(両利き対応)」は、普通のマウスだとあまりないのですが、【ゲーミングマウスの比較記事】では、(それなりの品質のものが)多少存在します。
本機は、約119cmでサイズ的には「フルサイズ」です。
大きめですが、重さや幅の部分を含めて、一般的なフルサイズより「少しだけ小さめ」なので「中型サイズ」というのが正解かも知れません。
また、形状的にもエルゴノミクス(人間工学)をふまえますが、握りは、同社のモバイルマウスを基本にした形状で、今後みていくような上位機とは違います。
一方、本機は「静音仕様」です。
左右クリック部分が、格安機(M170)に対して90%静かです。
同社によるとクリック感は「同じ」とされます。ただ、クリックは「カチッ」という音を含めて五感で感じる部分はあるので、「押した感」は異なります。
個人的には、静音マウスは(押した際に違和感があるので)苦手ですが、本機については、さほど強い違和感は感じませんでした。
自宅ワークの際の音声スライド(ビデオ)作成など、音を気にする必要がある場合は、特に良いでしょう。
無線方式は、ロジクールの場合、製品によって複数の接続方法があります。
本機については、上表のLogi Bolt式とBluetoothに対応します。
第1に、Logi Bolt方式です。
上図のようなUSBドングル(USB子機)をPCにつなげて使う方法です。
通信自体は、BT無線(Bluetooth LE)です。
ただ、PC内蔵のBluetoothとは別の単独回線ですから、他のBluetooth機器との干渉はないです。そのため、接続は安定的と言えます。
また、(主に業務用ですが)高度な通信保護にも対応します。
第2に、Bluetooth方式です。
PC側にBluetooth機能が内蔵される場合、子機なしで接続可能です。
なお、Bluetooth接続は、レシーバー不要で便利ですが、Bluetoothは回線がかなり細いです。
そのため、【Bluetoothイヤホンの比較記事】で書いたような、ワイヤレス音楽機器を併用する場合、双方に回線トラブルを抱える場合があります。
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結論的にいえば、環境が許せば、Logi Boltでの単独接続をオススメします。
スクロールホイールは、快適性が高いハイブリッド式です。
低速回転と高速回転が切り替えられる方式です。
一方、ロジクールはハイブリッド式の中でも、いくつかの方式があります。
本機は「SMARTWHEELスクロール」式(フリック式)です。
通常は(回す際クリック感がある)低速回転ですが、強く弾くと、高速回転に切り替わる方式です。
この方式は、切替がやや不正確で、スピンも少し重くなるので、同じハイブリッド式でも、次にみていく上位機とは「差」はあります。
上位機はボタンで低速・高速を切り替える仕様で、ホイールの円滑性もより良いですので。ただ、価格からすれば「大健闘」でしょう。
ボタン数は、5つです。
マウスの場合、「左右クリック」も「2ボタン」と数えます。
それ以外に、本機はサイドの「進む」・「戻る」ボタンと、ホイールを押し込むことによるミドルクリックが装備です。
サイドボタンは、付属ソフトで、コマンドを自由に割り当てられます。
電池の持ちは、最大2年間です。
十分でしょう。バッテリーは単3電池1本です。
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以上、Signature M650 L Wireless Mouseの紹介でした。
職場や仕事環境のため、静音性が「マスト」の場合、本機は選択肢にできるフルサイズです。
ただ、押し味が普通のマウスと異なりますし、ホイール部分も同社の上位機とは「差」があります。一般的なフルサイズとしては、次に紹介する「マラソンマウス」以降で考えると良いかと思います。
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【2020年】
3・ロジクール M190
¥1,650〜 楽天市場 (4/8執筆時)
重さ:74g(単三×1)
無線方式:USB無線
最大解像度:1000dp
センサー: レーザーグレード(LGT)
スクロール:前後のみ
電池のもち:約1.5年
ボタン数:3
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★☆☆
ホイール回転 ★☆☆☆☆
なお、ロジクールの「最安」といえるフルサイズは、M190 Full-Size Wireless Mouseです。
本体色は、ブラック(M190BK)のほか、ブルー(M190BL)・グレイ(M190MG)・レッド(M190ED)です。
このグレードでも、LGT方式のセンサーを採用している点は、値段からすると優秀です。
ただ、ホイールは単純なラチェット式です。
また、USB受信機(ドングル)が、同社の下位グレードとなる2.4レシーバーです。
ボタンも3つでサイドボタンがないですし、値段相応の性能に止まると言えます。
【各色】
4・LOGICOOL マラソンマウス M705m
5・LOGICOOL マラソンマウス SE-M705
¥3,527 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:135g
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度: 1000dpi
センサー: レーザーグレード(LGT)
スクロール:ハイブリッド式(切替)
電池のもち:3年間
ボタン数:5
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★★
マラソンマウス M705mは、ロジクールのビジネス用フルサイズ型の人気機種です。
同社の「フルサイズ」では、費用対効果という点では最もオススメできるマウスです。
なお、SE-M705は、上面の色が微妙に違う以外は同じ製品です。
センサーは、本機もLGT方式(レーザーグレードトラッキング式)です。
本体形状は、エルゴノミクス形状です。
品質的にも、プラスチックに高級感があるというか、安っぽさがないデザインです。
握りも、人間工学的な配慮があります。
無線方式は、 Unifying方式です。
先ほどみたLogi Boltと同じ、USBドングルでの接続ですが、通信に.2.4GHz無線を使います。通信安定性は、Logi Boltと同様に評価できます。
2.4GHz帯はBT(Bluetooth)無線より回線が太いので、より「安定的で信頼性が高い」と言えます。
一方、Bluetooth接続は非対応となりますので、PCとの接続には必ずUSBドングルが必要です。
スクロールホイールは、快適性が高いハイブリッド式(切替式)です。
また、先ほどの機種(フリック式)と違い、ボタンで、2種類のスクロールに切替えられる機種です。
ようするに、利用シーンに合わせて、次の2つの方式を選んで使用します。
第1に、「ハイパーファーストスクロール」です。
この場合、ローラを回すときに無抵抗になり、長いスクロールに有利です。
第2に、「クリックトゥクリックスクロールです。
この場合、ローラを回すごとに抵抗が入り、短く正確なスクロールが可能です。
ハイブリッド方式(切替式)は、この価格帯のフルサイズでは、唯一の搭載となるため、この点でも、費用対効果が高い無線マウスです。
ボタン数は、5つです。
サイドの「進む」・「戻る」ボタンと、ホイールを押し込むことによるミドルクリックが装備です。
本機も、付属ソフトで、ボタンに対してコマンドを自由に割り当てられます。
電池の持ちは、最大3年間です。
なお、「マラソンマウス」という商品名の由来はここにあります。
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以上、マラソンマウス M705mの紹介でした。
最も高級でベストなマウスを選ぶとすれば、この機種は選定対象にならないでしょう。
しかし、予算が限られている中で、最高に近い性能を得たい人には「ベストマッチなマウス」だと思います。
6・ロジクール トライアスロンマウス M720r
¥5,500 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:135g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:1000dpi
センサー: レーザーグレード(LGT)
スクロール:ハイブリッド式(切替)
電池のもち:2年間
ボタン数:8
正確性 ★★★☆☆
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★★
トライアスロンマウス M720rも、ロジクールのフルサイズマウスです。
センサーは、レーザーグレードトレッキング(LGT)です。
先ほど見たマラソンマウスと同じです。
本体形状は、本機も、エルゴノミクスなデザインです。
ボタンの耐久性も1000万クリックと高いです。
無線方式は、USBドングルを使うUnifying方式と、PC側内蔵のBluetoothを利用しての接続に対応します。
Bluetoothについては、本体の握りの部分に3つのボタンがあり、それで接続機器を3種類まで登録できる仕様です。複数の機器で利用される方には便利でしょう。
スクロールホイールは、こちらもハイブリッド式です。
「ハイパーファースト」・「クリックトゥクリック」の2種が、利用可能です。
ボタン数は、8つです。
左右クリックほか、サイドに「進む・戻る」と、親指部分を押し込む「サムクリック」が可能です。
加えて、PCとタブレットの併用など、複数のデバイスを1ボタンで切り替えるためのEasy-Switchがあります。
あとは、ホイールを押し込むことでのミドルクリックと、Bluetoothのペアリング用のボタンで、8ボタンです。
いずれも、プログラムで好きな動作に割り当て変更可能です。
電池の持ちは、2年間です。
「マラソンマウス」よりも1年短いですが、Bluetooth搭載モデルとしては、相当長いです。
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以上、トライアスロンマウス M720の紹介でした。
USB接続のほか、Bluetoothに対応し、比較的格安なフルサイズマウスを探している方は、バランスが取れた新マウスと言えそうです。
ただし、機能面では、同社の上位機種とは、明らかな差があります。
【2020年】MX2200s
7・ロジクール MX Master 3 MX2200sGR
7・ロジクール MX Master 3 MX2200sMG
¥13,500 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
【2021年】MX2200B
8・ロジクール MX Master 3 for Business
¥17,800 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:141g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:4000dpi
センサー:Darkfieldレーザー
スクロール:MAGSPEED
電池のもち:70日間(充電式)
ボタン数:7
正確性 ★★★★★★
疲れにくさ ★★★★★★
ホイール回転 ★★★★★★
MX Master 3 Advanced Wireless Mouse MX2200は、ロジクールのフルサイズの最上位機です。
あとから、MX Master 3 for Business MX2200Bという製品も出ました。
こちらだけ、従来の2.4GHz帯無線USBドングル(ロジクール UNIFYING)ではなく、Bluetooth LEで通信する「Logi Bolt 」が装備となります。
ただ、「Logi Bolt 」は機密情報を扱うような企業を除けば不要ですので、一般的には選択肢にせずにOKです。
本体形状は、旧機種だったMX MASTER 2S(写真左)を踏襲するエルゴノミクス形状です。
新モデル(写真右)は、身長が増しました。
次に紹介する、MX Verticalほどではないですが、「タテ握り」に近づいており、長時間の利用で、疲れにくい仕様です。
本体色は、グラファイト(MX2200sGR)とミッドグレイ(MX2200sMG)の2色展開です。
センサーは、不可視レーザー式です。
同社は「Darkfield レーザー」と呼びます。
冒頭でも書いたように、正確性の上では最も現状でグレードの高い方式であり、ガラスの上でもなんでも動きます。
通常使用時において、とにかく追随性が良いので、一度慣れたら「やめられない快感性」です。
マウス解像度も、200dpi-4000dpiの間でユーザーが設定できます。
デフォルトは1000dpiです。
一般人は、この部分をいじらないほうが(むしろ)快適に使えます。
無線方式は、上図のようなUSBドングルを使うUnifyingと、子機なしでつなげられるBluetooth接続にも対応できます。
Bluetoothは背面にある切替ボタンで、3台までペアリングも可能です。
ただ、先ほども書きましたが、Bluetooth回線は細いので、音楽機器などに利用している場合、安定性の面で劣ります。USBドングルを利用した方が良いです。
スクロールホイールは、現状で最高峰といえる「電磁気式」です。
前後スクロールと左右チルトに分けて詳しく説明します。
第1に、前後のスクロールホイールです。
下位機種や本機の旧機種に比べて、革新的に変化しました。
「機械式」から、電磁石を用いる、MAGSPEED電磁気スクロールに変更されたからです。
「リニア化」による、ホイール回転音の「静音化」したのに加え、スクロール時の追随性(正確性)が、レベルアップしました。
回転については、本機も、長いスクロールの際に速度面で有利な「ハイパーファースト」と、短く正確なスクロールに有利な「クリックトゥクリック」が、ボタン選択可能です。
その上で、「クリックトゥクリック」利用中でも、ホイールを勢いよく回すと自動でハイパーファーストスクローリングに移行するギミックを搭載します。
ボタンでいちいち切り替える必要がないので、例えるならば、クラッチ操作が不要なオートマ車になったような便利さです。
とくに左右クリックについては、押した時の「渋み」が購入当初からなく、性能が高いと感じます。
そのほか、クリック部の押し味や、人間工学的な持ちやすさなども、下位機種よりもかなり改善しており高評価できます。
第2に、親指で操作する、左右操作用のサムホイールです。
これは、左右方向のスクロール用のボタン(サムホイール)となります。従来より大型化して操作性が良くなりました。
「進む」「戻る」ボタンも下部に回り、大型化したので、親指で操作する領域については、より高度化したと言えます。
今回から、ホイール部分のチルト機能は省略されるため、左右のスクロールは、このサムホールを用います。
ただ、そちらが使いやすくなったので、問題ありません。
ボタン数は、7ボタンです。
左右クリックとミドルクリック(ホイール)、サイドの「進む・戻る」と、先述のスクロールモードを変えるモードシフトボタンです。
一方、親指の握りの部分を押し込む「サムクリック」は、本機の場合「ジェスチャボタン」という名前で、4つのマウスジェスチャを任意で割り当てられます。
また、本機の場合、アプリごとのボタンのカスタマイズ機能があり、カスタマイズ性は相当です。
著名ソフトについては、標準で便利ボタンが設定されていますし、変更も可能です。
このほか、MX2100シリーズは、Logicool Flowにも対応します。
複数のPCを同時に使っている方が、マウスをシームレスに移動させたり、PCをまたいでコピー・ペーストを可能にする、ソフト的なシステムです。
ファイル・画像・ドキュメントは、MacとWindows間でもやり取りできます。
なお、同社のBluetooth式のキーボード(MXシリーズ)を利用する場合、キーボードも連動して切り替わります。詳しくは、【Bluetoothキーボードの比較記事】で書きました。
バッテリーは、内蔵バッテリーの充電池式です。
充電中でもUSBケーブルで充電をはじめると即座にマウスは使えるようになるため、マウスを使えないで困ることは、短時間でも生じません。
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以上、MX MASTER 3Sの紹介でした。
予算が許すならば、「これを買えば間違いない」と言って良い製品です。
「狙った場所にカーソルがすんなりいくことの快感」は、普通の光学マウスを使っている方は、実際に使ってみないと分からない部分です。
値段は高いですが、保証は2年間付きますし、初めての方も安心だと思います。とくに、マウスの動きに不満を感じている方は、これ以上のグレードの製品を試して欲しいです。
一方、この製品の旧機種のユーザーに向けて言えば、大きな違いは、「スクロールホイール」の部分です。実機を比較すると分かりますが、リニア式の採用で、速度部分と精度の部分は、格段に向上しました。
機械式を止めたことは、静音性のほか、ホイールの耐久性(使用感の経年変化)にも好影響を与えているでしょう。
いずれにしても、(他社が真似できないほど)相当な進化ですし、既存ユーザーも購入を検討しても良いでしょう。
【2020年】
【Mac向け仕様】
9・MX Master 3 for Mac MX2200sSG
¥11,364 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:141g
無線方式:Bluetooth
最大解像度:4000dpi
センサー:Darkfieldレーザー
スクロール:MAGSPEED
電池のもち:70日間(充電式)
ボタン数:7
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★★
ホイール回転 ★★★★★★
MX Master 3 for Macは、1つ上でみた、MX MASTER 3SのMac向けとされる兄弟機です。
正確には、「MX Master 3 for Mac Advanced Wireless Mouse MX2200sSG」という名称です。
基本仕様は、MX MASTER 3Sと同じです。
ただ、本機は、USBドングル(レシーバー)を省略した、単純なBluetooth接続のマウスです。
同社によれば、Bluetooth接続の安定性を「Macに最適化」したとのことです。
たしかに、Bluetooth5.0登場以降、Bluetoothの接続安定性は最近高まっています。
しかし、BT回線の細さに由来する問題(音楽やデータ通信時の不安定性)は未解決であり、安定的に接続したい場合不利です。
Bluetoothを(イヤホンなどの)音楽などの送信にも使っている方は、とくにおすすめできません。
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以上、MX Master 3 for Macの紹介でした。
【2個セット】
Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ
¥999 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
結論的にいえば、MacBookユーザーも、変換端子を利用してでも、1つ上でみた通常版を選ぶべきだと思います。
実際、別売で良いので、純正のUSB-Cドングルを販売してくれたほうが、Macユーザーは喜ぶと思います。
【2018年】
10・ロジクール MX Vertical MXV1s
¥9,209 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:135g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:4000dpi
センサー:高性能光学センサー
スクロール:精密ホイール
電池のもち:120日間(充電式)
ボタン数:6
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★★
ホイール回転 ★★★☆☆
MX Vertical MXV1sは、通称「 アドバンス エルゴノミックマウス」と呼ばれる、ロジクールがとしては、新形状のマウスです。
Atlasも発売日に入手してから、数年間、使い込みました。
結論的にいえば、このマウスは「疲れない」という1点で、相当完成度が高いと言えます。
Atlasは、マウス形状においては、相当「保守的」です。もとは、レビューのために期待薄で買ったのですが、結局「普段使いマウス」の1つになっています。
本体形状は、見た目通りの特異な「タテ形状」です。
握手の様に握る形状ですが、これにより筋肉の「緊張が10%減る」と同社は説明します。
最初に利用した際、マウス操作からキーボードによるタイピングに手を動かす際、手を後ろに引くか、手を上に上げるかして「マウスを迂回」する必要があるため、ワンクッションで、キーボード作業に入れない点に、違和感がありました。
ただ、1時間ほどするとこの部分は慣れてしまいます。疲れもしません。
さらに、「タテ握り」の場合、操作時に「肩を前に突き出す格好」でのマウス操作にならず、逆に「肩を後ろに下げ気味での操作」になります。
不自然な格好にならないため、(ロジクールが強調するように)「疲れにくい」と言えます。
また、上部の銀色のボタンで、マウス解像度(カーソル速度)を替えられます。
デフォルトは1000dpiですが、押すと4倍速です。慣れれば、(疲れに関係する)手の動きを減らすことも可能でしょう。
センサーは、高性能光学センサーです。
同社の最高峰のDarkfield レーザーは不採用です。
これは「コスト削減」ではなく、カーソルを高解像度で動かす際の精度を優先したためです。
高性能光学センサーは、ガラスなどでは全く無力ですが、マウスパッドの上ならば、全く支障はありません。
無線方式は、USBドングルを使うUnifying方式とBluetoothの2通りです。
PCにBluetoothが内蔵されている場合、Bluetooth接続も可能ですが、先述のように、接続安定性はイマイチでしょう。
スクロールホイールは、弱い部分です。
本機は、スピード切替に非対応の単純なメカ式ですので。
この部分は、MX MASTER 3に大きく負けます。
サムホイール・チルト機能がないため、横スクロールにも非対応です。
ボタン数は、6です。
左右クリックほか、サイドの「進む・戻る」と、ホイールを押し込む「ミドルクリック」、そして、先述のマウス解像度を切り替える、頭頂部のDPIボタンとなります。
左右クリック以外の、4ボタンは、カスタマイズ可能です。
電池の持ちは、本機は良いです。
ただ、Bluetooth LE対応で、最大120日と長持ちです。
1分の充電で3時間分利用ができる、高速充電にも対応します。
また、本機も、EASY-SWITCHとLogico Flowにも対応します。
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以上、MX Vertical MXV1sの紹介でした。
「肩が前に出ない」所作で動かせるので、長時間のマウス疲労が緩和ができます。MX MASTER 3 に比べても、「長時間利用時の疲れにくさ」は優れるので、疲れにくさを最重要視するならば、Atlasはこのマウスを推します。
ただ、チルト(サムホイール)未対応である点や、ハイパーファーストスクローリングに未対応である点などで、スクロールホイールの利便性は、MX MASTER系列に軍配が上がります。
結論的にいえば、この点で、エクセル作業を含む一般的な事務作業には、スクロール部分に強い、従来のMX MASTER系列が良いでしょう。
ただし、すでに、MX MASTER系列を愛用している「上級者」で「疲れの問題をより高度に解決したい」場合は、この機種は「新しい救世主」になるでしょう。
Atlasも、表計算・数値入力作業を利用する以外、現在はこのマウスを利用しています。
1-2・マイクロソフトのマウス
つづいて紹介するのは、米国のマイクロソフトのマウスです。
Officeソフトを自社で販売している関係で、それ向けマウスを昔から展開していました。
いまは、【Surfaceの比較記事】でみたような、マイクロソフト純正のパソコン(Surface)の「周辺機器」という色合いが強いです。
また、革新性より安定性を重視したというか、クラシックなモデルが多いです。
【2018年】
11・マイクロソフトSurface Precision Mouse
¥9,814 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:約135g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度: 3200dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:3ヶ月
ボタン数:6
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★☆
Surface Precision Mouse は、マイクロソフトの、フルサイズの無線マウスです。
センサーは、現物をみましたが、Blue LEDでした。
感度は不明ですが、解像度は400-3200dpiまで切り替え可能です。
本体形状は、ロジクールのMX MASTER に近いです。
先行メーカーにたいして、やや独創性に欠けるのは残念な部分です。
無線方式は、2.4GHz帯のUSB受信機のほか、Bluetooth接続にも対応できます。
ロジクール同様に、Bluetooth LE対応なので、電池の保ちは3ヶ月と良いです。
スクロールホイールは、単純なメカ式です。
ただ、前後のスクロールほか、左右のチルトは対応です。
ロジクールのようなサムホイールは付属しません。また、回転速度も変更できません。
とはいえ、正確性を重視する「クリックトゥクリックスクローリング」系の回し心地は良く、この部分のできは良いです。
ボタン数は、6つです。
左右クリックほか、サイドにボタンが3つと、ホイールボタンです。キー割り当ての変更は、本機も可能です。
電池の持ちは、内蔵バッテリー式で3ヶ月です。
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以上、マイクロソフトのSurface Precision Mouseの紹介でした。
やはり、MASTER 2S MX2100との比較となるでしょう。クリック部分の感触や、ほぼ互角です。
一方、スクロールホイールの追随性・正確性の出来はいくぶんこちらが良いと言えます。ただ、サムホイールや、ホイールスピード調整の利便性など、総合的には、ロジクールでしょう。
ただ、形状的に左右のクリック面積が広めなので、多用する方は使いやすい部分はあるでしょう。
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【2020年】
12・ マイクロソフト Bluetooth Ergonomic Mouse
¥5,191 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
重さ:約91g(電池込)
無線方式:Bluetooth
最大解像度: 3200dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:15ヶ月
ボタン数:5
正確性 ★★★☆☆
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★☆☆
なお、本機の「廉価版」とも言える製品が2020年に登場しました。
本体色は、ブラック(222-00015)・ホワイト(222-00031)・パステルブルー(222-00063)・ピーチ(222-00047)です。
本機は、電池式(単4×2)ですが、電池の重さ込みで、軽量なフルサイズです。
金属ホイールはクリック感があるラチェット式です。ただし、サイドボタンが2つになるほか、Bluetooth専用となります。
形状的に持ちやすいですが、本体の軽さが操作性を邪魔する部分はあります。ボタンの渋さも感じましたが、これはおそらく利用していくうちに改善しそうです。
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【2015年】
13・Microsoft L6V-00013
¥5,973 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
重さ:約155g
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度: 1000dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:(単3×2)
ボタン数:4
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★☆☆☆
一方、法人用のラインのみですが、Sculpt Ergonomic Mouseというマウスもあります。
ロジクールの「MX Vertical」に外観が似ていますが、この場合は、あくまで「横握り」です。
手のカーブにフィットするような、「超エルゴノミクス」な外観ですので、ある種他のマウスが使えなくなる「中毒性」があるタイプです。
ボタン構成は、左右クリック・ホイールクリックと、Windowsボタンという構成です。
一方、スクロール部分に左右チルトはないです。
本機も構造的に、疲れにくいとは言えマス。ただ、ローラーの「すべり」など機能性を含めると、ロジクールとの値段差分の差はあります。
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【2015年】
14・Microsoft H3S-00017
¥3,573 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
重さ:約226g
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度: 1000dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:(単3×2)
ボタン数:3
正確性 ★★★★☆
疲れにくさ ★★★☆☆
ホイール回転 ★★☆☆☆
本機には、Sculpt Comfort Mouse という多少形が異なる製品があります。
ただし、フルサイズマウスというには少し小型です。
仕様は、ホイール部分に左右チルトがある代わりに、ボタン数が少ない仕様です。
一方、Windowsボタン部分は、タッチタブで上下のスワイプ動作で、アプリの切替・リスト表示が可能です。キーボードの「Tabボタン代わり」になります。
次回につづく
無線マウスのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、フルサイズのワイヤレスマウスを紹介の1回目記事でした。
記事は、まだまだ、続きます。
1・フルサイズマウスの比較 (1)
1-1:ロジクール〈スイス〉
1-2:マイクロソフト〈米国〉
2・フルサイズマウスの比較 (2)
2-1:バッファロー〈日本〉
2-2:エレコム〈日本〉
2-3:サンワサプライ〈日本〉
2-4:Razer〈シンガポール〉
3・おすすめのマウスまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
つづく、2回目記事(こちら )は、引き続き、フルサイズマウスを紹介します。
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、このブログで紹介したマウス全体の「結論編」となる3回目記事(こちら)では、全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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