【今回レビューする製品】2025年 パナソニックの6枚刃・5枚刃シェーバーラムダッシュPROの性能とおすすめ・選び方:リニアシェーバー6枚刃・5枚刃モデル:メンズシェーバー :ブラウン・フィリップスとの違いや性能ランキング
【評価する製品型番】5枚刃ラムダッシュ ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L550D-K ES-L550U-S ES-LV5W-K ES-LV5J-A ES-L570D-K ES-L570W-S ES-LV7J-S ES-LV7W-K ES-L580U-S ES-LV9W-S ES-LVG8-K ES-LVK8-K ES-L650D-K 6枚刃ラムダッシュPRO ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-L650D ES-L650U ES-L650D-K ES-L650U-K ES-LS5C-K ES-LS5Q-K ES-L670U ES-L670U-K ES-LS9Q-K ES-L690U ES-L690U-K ES-LS9CX-K ほか
今回のお題
最新のラムダッシュシェーバーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2025年1月現在、最新のパナソニックのラムダッシュの比較です。
日本人の顔に合わせた作りで、「優しく」かつ「深く剃れる」というバランス性に定評のある人気ブランドになります。
2024年9月登場で、現在最新モデルとなる2代目のラムダッシュPROにも対応します。
Atlasも早速、購入して使用しています。
最上位の6枚刃をはじめとして、人気の5枚刃・3枚刃も含めて、全機種紹介します。
ただ、ラムダッシュはかなりの数のラインナップがあるため、記事を分けています。
1・高性能ラムダッシュの比較
・刃の枚数:6枚刃・5枚刃
・予算:2.5万円〜7万円
2・中級ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃
・予算:5000円〜2.5万円
3・旅行用ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃・5枚刃
・予算:2000円〜2万円
4・ラムダッシュのまとめ 【結論】
=おすすめ機種の提案
今回は、1回目記事です。
高価といえる6枚刃・5枚刃の紹介になります。
お買得なモデルの多い3枚刃や、旅行用の小型機は、記事を分けています。
恐れ入りますが、上記のリンク先記事をそれぞれごらんください。
例えば、化粧水も利用できる、スキンケアシェーバー ラムダッシュ ES-MT22は、「3枚刃」の仲間です。そのため、上記、2回目記事で紹介しています。
また、超小型の「5枚刃 」ラムダッシュ・パームインシェーバー(ES-PV6A ES-PV3A)」も別記事としています。上記、3回目記事で紹介しました。
肌の優しさ ★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
清潔性 ★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、機種ごと機能を紹介します。
そして、最後に「結論」して、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を選定していきます。
よろしくお願いします。
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1・ラムダッシュ5・6枚刃シェーバー
2・ラムダッシュ3枚刃シェーバー
3・ブラウンの高級シェーバー
4・ブラウンの格安シェーバー
5・フィリップスのシェーバー
6・イズミの低価格シェーバー
7・防水・風呂ぞり対応シェーバー
8・トラベル用・携帯用シェーバー
9・おすすめシェーバーまとめ【結論】
今回の記事は、このブログのシェーバ比較記事全体としては、その1回目記事として書きました。
1・他社にないラムダッシュの特長
はじめに、他社機と較べた場合、ラムダッシュの特長といえる部分を確認します。
日本市場では、パナソニックのほか、ドイツのブラウンとオランダのフィリップスもシェアが多いです。
3社のシェーバーは、簡潔に言えば、以下のような特長を持ちます。
パナソニック
深剃りと肌の優しさが両立。
日本人向け製品。
シェービング速度がダントツ速い。
フィリップス
深剃りがイマイチ。
そり味が最も優しい。
シェービングに時間がかかる。
ブラウン
深剃りが最も得意。
クセ髭に強い。
シェービング速度が速い。
ラムダッシュは、そり味が優しいフィリップスと、深剃りが得意なブラウンに対して、ほぼその「中間」の性質です。
言いかえれば、「いいとこ取り」な製品と言えます。
ラムダッシュは、深剃りも可能ですし、肌にも優しいです。
「朝忙しい」日本人の生活スタイルに合わせており、シェービング速度も他社より速いです。
方式的に稼働音は少し大きめですが、ほかはオールマイティに優れています。
そのため、特定の一点に特化したシェーバーが欲しいのでないならば、バランスの取れたラムダッシュは良い選択肢です。
替刃などの消耗品も、他社より比較的安く入手できます。
2・刃の枚数による機能の違い
パナソニックの場合、「刃の枚数」でそり味をふくめたグレードが変わります。
初めて同社の高級機の購入を考えている方向けに、刃の枚数による違いを説明します。
第1に、3枚刃です。
ラムダッシュの仲間ですが、少しカジュアルな展開です。
風呂剃りやフェイスケアなど、若者向けの利用法を提案している機種が多いです。
ただ、ヘッドの可動性で、振動数の部分で、5枚刃以上とはっきりと差をつけています。
第2に、5枚刃です。
刃の枚数ほか、リニア振動数やヘッドの可動性を含めて「真のラムダッシュ」はこれ以降です。
そり味も(突き詰めて言わなければ)6枚刃とほぼ変わらず、コスパも良いグレードです。
第3に、6枚刃です。
同社の最上位です。刃の枚数は多いですが、重さは5枚刃とほとんど同じで優秀です。
5枚刃より、シェービング速度や肌の優しさの部分でより優れます。
ヒゲが濃い方、肌負けしやすい方にはおすすめですが、コスパは若干悪くなります。
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結論的にいえば、切れ味を期待するならば、今回見ていく5枚刃・6枚刃がベストです。
この二者がどのような部分で特に優れるか、項目に分けて、以下もう少し詳しく見ていきます。
なお、ここからは、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・肌への優しさ!
第1に、肌に優しい点です。
刃の面積の広さが、まず、この部分に寄与します。
5枚刃・6枚刃はヘッド部分の肌にかかる表面積が多いので、皮膚にかかる圧力分散性は、3枚刃より良くなります。
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ヒゲセンサー(ラムダッシュAI)も、この部分に寄与する工夫です。
簡単に言えば、ヒゲの濃さに合わせて、自動的にパワーをコントロールしてくれる機能です。
ヒゲのある場所・ない場所での刃の振動幅の違いに注目して、振動幅をセンシング(約233回/秒)し、AIでパワー制御する仕組みです。パナソニックは家電にセンサーを用いることが上手ですが、シェーバもそうです。肌への負担を減らせます。
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スムースローラーは、これらの機能性をさらに補うものです。
写真のようなローラーが付属し、過度の肌の摩擦を防ぐ仕組みで、肌への当たりの優しさを高めます。
6枚刃の全機種と、(23年までの)旧5枚刃に付属します。2015年モデルから搭載された技術で、2021年以降の世代はローラー色が銀色ですが、性能は変わりません。
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結論的にいえば、これらの工夫は、3枚刃にはどれもないものです。
ようするに、上位機は、深剃りできるだけではなく、その上で、肌にも優しいことになります。
2・深剃りへの対応力!
第2に、深剃りに対応する点です。
高性能な新・極薄深剃り刃(フィニッシュ刃)が5枚刃には3枚、6枚刃には4枚、搭載されるからです。
最薄部0.041mmで、肌に「密着する」仕様で、深剃りを素早くしやすくしています。
深剃りは、肌への「優しさ」と両立しにくい部分ですが、先述のスムースローラーの工夫ほか、後でかく、センシングの工夫で、解決をはかります。
3・曲面部分への対応力!
第3に、アゴなどの曲面に強い点です。
5枚刃・6枚刃は、刃の部分が、沈むような形で、上下左右に動くフロートヘッドを搭載します。
これは、同社の3枚刃を含め、各社の格安シェーバと同じです。
しかし、ラムダッシュは、刃の部分のフロートに加えて、ヘッド自体も自由自在に動く、アクティブサスペンション機能があります。
写真のように、シェーバーのヘッド自体が上下・左右・前後などに稼働する仕組みです。
アゴなどの顔の曲線部分にフィットして圧力の分散ができるため、かけ過ぎて肌がヒリヒリする状況を防ぎつつ、効果的に「曲面対応」できます。
3枚刃の上位機や、同じ往復式のブラウンの一部上位機も、同じような可動ヘッドを採用します。
ただ、上下・左右・前後に加えて、10度のツイストと左右スライドという2種の動きをする5Dアクティブサスペンション機能は、5枚刃・6枚刃だけです(密着5Dヘッド)。
密着性を重視し、曲面そりに対応する部分の技術レベルはかなり優れると言えます。
4・くせ毛への対応力
第4に、くせ毛に強い点です。
新・極薄深剃り刃は、先述のように、5枚刃(3本)6枚刃の刃(4本)搭載です。
この刃は、いずれも最薄部41μmの薄さで、根元まで入り込める仕様にしています。
特に中央に配置される2枚(5枚刃は1枚)はポイントで、アゴ下の毛のそり残しを効率良くカットするための工夫です。
以前は、くせヒゲ深剃り刃・くせひげリフト刃とも呼ばれていました。
クセ毛は、ブラウンも強いですが、この部分の工夫で、パナソニックも良いです。
アゴ下トリマー刃は、長いくせ毛に対応するために付けています。
5枚刃・6枚刃とも、2本搭載です。
寝たヒゲや、そり残した長めのヒゲを効果的に剃るための「足の長い」刃です。
長いくせ毛の対応は、フィリップス社も上手ですが、最近のパナソニックの刃も優秀です。
5・トリマー刃の性能
第4に、シャープトリマーの性能です。
もみあげや眉毛を揃えたりするのに使う刃です。
45度の鋭角の切れ味が良い刃を使うことで、従来の9倍のカット率を達成しました。
他社はシャープトリマーの機能は重視しておらず、省略したり「外付け」の機種もあります。
そこを工夫してくれたのは喜ばしいところです。
3・6枚刃ラムダッシュの優位性
ここからは、6枚刃は、5枚刃と比べた場合、どの部分で「技術強化」されたのかについて説明します。
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第1に、くせ毛対応力の進化です。
刃の枚数で言えば、新・極薄深剃り刃のうち、中央の刃が1枚多い2枚になります。
先述のように、中央の刃は、(短い)クセヒゲ対策のために付いているものといえ、その部分のカット効率が良くなります。
そり残しが経る上で、シェービング速度も改善するでしょう。
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第2に、曲面そりの進化です。
本機も、密着5Dヘッド構造である点は同じですが、フロート刃の構造を改良することで、曲面部分の密着性を高めています。
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第3に、スムースローラーです。
冒頭でも紹介した機能で、中央部のローラーです。
5枚刃は24年モデルから、このローラーが省略されたので、今は6枚刃の独自要素です。
先述のように、肌の摩擦を軽減し「肌の優しさ」と高める技術です。
ラムダッシュAIほかの工夫は、5枚刃にもありますが、その部分の性能は、より良いと言えます。
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結論的にいえば、6枚刃は、5枚刃の良さをふまえての機能強化された上位モデルと言えます。
値段は高いですが、肌の優しさ・クセヒゲ対応力・シェービング速度と、シェーバーとして大事な部分で、それぞれ強化されています。
これらの点で言えば、高級機として選んで損はないと言えます。
刃の枚数は増えましたが、重さは約10g増えただけです。(5枚刃でも大きいと言える)そり面のサイズも、大型化させず、利便性をキープしており、好印象です。
4・新モデルと旧モデルの相違点
ラムダッシュ(2017年7月モデル)
ラムダッシュ(2018年7月モデル)
ラムダッシュ(2019年9月モデル)
ラムダッシュ(2020年10月モデル)
ラムダッシュ(2021年6月モデル)
ラムダッシュ PRO(2022年6月モデル)
ラムダッシュ PRO(2023年6月モデル)
ラムダッシュ PRO(2024年9月モデル)
続いて、「型落ち狙いの方」や「買換ユーザー」のために、多少さかのぼって、歴代モデルで「何が変わってきたのか」歴史を見ておきましょう。
ラムダッシュ5枚刃(6枚刃)は、近年では計8回の機能更新がありました。
ただ「劇的なメジャーバージョンアップ遂げる年」と、「マイナーバージョンアップの年」に分かれます。
簡単に確認しておきます。
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第1に、2016年モデルです。
前年の2015年に(回転する)「スムースローラー」が加わり、現在の製品のベースができました。
この年はそり味にかかわる大幅な「革新」といえるアクティブサスペンション機能が新搭載でした。
結論的にいえば、「メジャーアップデート」の年だったと言えます。
この年で、5枚刃ラムダッシュのコア技術が確立したと言えます。
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第2に、2017年・2018年モデルです。
2017年は、クイックスリット刃とアクティブサスペンション機能のわずかな改良が主でした。
2018年も、ヒゲセンサーの感度(1.8倍)だけでした。
結論的にいえば、両年とも「マイナーバージョンアップ」の年でした。
「手早く」かつ、「優しく剃る」という方向性では正常な進化ですが、そう言えます。
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第4に、2019年モデルです。
この年は、「パワークイックスリット刃」が、アゴ下トリマー刃(スリムコームスリット刃)になりました。
寝たヒゲやそり残しのヒゲを剃るための刃ですが、同社によると「寝たヒゲのカット率が10%向上」しました。
ヒゲセンサーも高度化し、「ラムダッシュAI」と名を変えました。220回/秒という高精度センシングに進化しています。
結論的にいえば、刃とセンサーと双方の改良であり、「メジャーアップデート」の年だったと言えます。
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第5に、2020年モデルです。
変更点は、(一部機種に)1回分の急速充電(3分クイックチャージ)と防水仕様機(風呂剃り対応機)が登場したことです。
風呂剃りは、他社の高級機は対応していたので、それに合わせた進化でした。
結論的にいえば、「マイナーバージョンアップ」の年です。
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第6に、2021年モデルです。
トリマー刃がダブルとなり「クセヒゲ対応力」が増し、6枚刃が登場しました。
結論的にいえば、刃の枚数部分にメスが入った点で、「メジャーアップデート」だったと言えます。
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第7に、2022年・2023年モデルです。
23年モデルは、新品在庫がまだ残ります。
ここからは、ラムダッシュPROと名称が変わりました。
22年は、しかし、「泡メイキングモード」の搭載だけが新機軸でした。
3枚刃で先行していたもので、洗顔剤やボディソープを泡立てて泡を作れる機能です。
23年は、「ラムダッシュAI+」として、ヒゲの濃さのセンシング回数を233回/秒と約15%向上させています。
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結論的にいえば、この2年間は「マイナーバージョンアップ」の域は超えないと言えます。
センシングの改良は意味があります。ただ、旧来(200回/秒)も良かったので、やはりそのように言えます。
第8に、2024年9月モデルです。
5枚刃・6枚刃を含めて、全モデルともメインの極薄深剃り刃の改良があり、「新・極薄深剃り刃」になりました。
刃の網の配列を変えて、刃穴にヒゲが入りやすくする改良で、刃1枚あたりのカット効率が50%とされます(旧機は17.2%)。
深剃りの徹底度というより、カット効率の上昇なので、主にカットの時短面に効果がありそうです。
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結論的にいえば、今回は、刃の部分にメスが入った部分でいえば、中くらいの「ミドルアップデート」でしょう。
おすすめのモデルは?
以上、近年の「ラムダッシュの進歩の歴史」を見てきました。
1年単位ではさほど進化はないです。
しかし、3年以上前に買われたラムダッシュから買い替える場合、(積み重ねで)明確な進化があります。
「そろそろ買い直そう!」と思っている愛用者は、確実に「進歩」を感じるでしょう。
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最終的な5枚刃・6枚刃の「おすすめ」は、続く細かい製品紹介のあとでに改めて考えます。
基本能力は、ただ、6枚刃は、その型落ち(旧製品)を含めて、あらゆる世代の5枚刃より確実に能力が高いとと言えます。
この原則は、記事を読むにあたり、とりあえず覚えておくと良いでしょう。
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販売価格は、5枚刃・6枚刃とも、例年通り、1世代前の2023年モデルがやや安めです。
5枚刃は、ただ、2024年から刃の構成が大幅に変わりました。
新旧で比べる際は(6枚刃以上に)注意が必要です。詳しくは以下の本編で説明していきます。
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以上、「選び方の基本」を見てきました。
こうした点をふまえつつ、ラムダッシュの機能面での相違を以下で紹介していきたいと思います。
5・ラムダッシュ5枚刃の性能比較
はじめに、ラムダッシュの5枚刃モデルを見ていきます。
6枚刃に続くグレードの製品ですが、ここまで書いてきたラムダッシュの特長を備える上で、しっかり「安め」で、お買得感もあります。
〈2024年モデル〉
【お風呂剃り非対応】
1・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L550D-K 【黒】
¥20,573 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂そり対応】(充電2時間)
2・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L550U-S 【黒】
¥20,573 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
【お風呂剃り非対応】
3・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-LV5W-K 【黒】
¥24,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂そり対応】
4・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-LV5J-A 【青】
¥21,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:5枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間(一部2時間)
風呂利用:不可
ES-L550シリーズは、5枚刃モデルで最も安いスタンダードモデルです。
「お風呂剃り」対応の有無で2種類ありますが、同時に見ていきます。
新旧両機種ありますが、今年の5枚刃は、変更点が多いので、箇条書きで説明します。
最も目立つのは、外観の変更でしょう。
3枚刃で先行したコンセプトですが、かなり「モダンで格好良く」になりました。
第2に、刃の構成です。
5枚刃は、24年から刃の構成に大きな変更もありました。
金色の長いクセヒゲ用のアゴ下トリマー刃は、新機は2本、旧機は、1本でした。
銀色の、極薄深剃り刃は、新機は3本、旧機は、4本でした。
また、旧機の極薄深剃り刃の中央2本は、厚みが最薄部30μmでした(新機種は41μm)。短いくせ毛のリフトは、旧機が多少良かった部分はあるかもしれません。
このように、刃の構成の変更には、一長一短があります。
ただ、パナソニックによると、新機種だと、長いくせ毛のカット効率は2倍です。
その上で、深剃刃1枚あたりのカット効率も1.5倍とのことです。つまり、旧機種(1×4本)に換算すると、総計4.5本(1.5×3本)分となります。
コストカットというより、実用面で前向きな改良に思いますし、シェービング速度も、新機種のが良さそうです。
第3に、スムースローラーです。
新機種では、 肌の摩擦を防ぐスムースローラー(中央銀色2本)が省略です。
「肌の優しさ」の部分では、旧機の仕様がやや良いと言えそうです。
この部分は、近年のラムダッシュAIの性能強化で昔ほど工夫は不要だからという部分もありますが、現行の6枚刃では付く点で、やはり、マイナスポイントです。
ここを重視したい場合、旧機や、後ほど見る、6枚刃を選ぶのもありでしょう。
第4に、充電時間です。
24年機からは、クイックチャージ(3分で1回分の緊急充電)が非対応です。
そのほか、お風呂剃り用は、USB-C充電になった関係で充電時間が2時間と遅くなっています。
詳しくは後で書きます。
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結論的にいえば、深剃り・くせ毛対応、シェービング速度の部分では、新機種が優位です。
上位の6枚刃で先行していたアゴ下トリマー刃を複数搭載する方式は、実際強力ですから。
一方、「肌の優しさ」は、先述のように、(新機種でも)センシングの工夫で問題ない水準であるにせ、旧機の方が良い部分はありそうです。
ただ、現状の値段ならば(セールでもない限り)新機種で良いでしょう。
なお、パナソニックストアの互換一覧(こちら)で示されるように、旧機は、これまでの5枚刃の替え刃と互換するので、消耗品コストは(少し)安めで済む場合はあるかもしれません。
あとは同じなので、同時にみていきます。
シェービングに関する技術は、5枚刃同士なら上位機種と同じです。
したがって、記事の冒頭で紹介した5枚刃の機能は全て網羅します。
この点で、入門機は「コスパが良い」といえます。
本体のデザインは、先述のように、24年機からモダンになりました。
旧機(左図)から、残量メーターパネルが簡略化されましたが、むしろ、不要機能の整理の類で、見映えを含めて、新機種にむしろ好感をもちました。
写真では見えにくいですが、3つのボタンの下に充電督促ランプなどもしっかりあります。
パナソニック USB電源アダプター ES-RU1-01
¥2,527 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
エレコム USB 充電器 ACアダプター
¥583 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
充電時間は、コンセント充電で1時間です。
ただし、24年のお風呂剃り用は、USB充電になったので2時間です。
USBケーブル(USB-C to USB-A)が付属ですが、USB充電器は未付属です。
5Wの要求電力なので、お持ちのスマホ用充電器のお古や、上のようなサードパーティ製の安物でも良いでしょう。
一方、24年機から、3分で1回分充電できるクイックチャージに非対応になりました。1回の充電で2週間ほどは使えますが、充電を忘れがちの方は、注意しましょう。
バッテリーは、どの機種もリチウムイオン電池ですので、充電ギリギリまでパワフルです。
電池寿命も長いので、その部分で修理に出すこともほぼないでしょう。なお、ラムダッシュは、どの機種も電池残量が減るとピープ音でもお知らせしてくれます。
専用洗浄機は、未付属です。
そのため、洗浄はハンドソープを使って、自分で行う必要があります。
さらに、設置も、台座式の充電器(充電時など縦置きができる)も未付属です。
お風呂利用は、上でお風呂そり対応と記したモデルだけ対応です。
ちなみに、5枚刃はどの機種も、IPX7等級の防水性能はあります。
しかし、交流式は漏電時に危険なので、対応機は充電中に電源が入らない設計にしています。
お風呂剃り対応機は、洗顔剤やボディソープによる「泡メーキングモード」が利用できます。
使えないもの(石鹸、スクラブ剤、フォーム以外のシェービング剤)はありますが、便利なシーンはあり得ます。
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以上、ES-L550シリーズの紹介でした。
シェービングに関する技術が、5枚刃上位機種と同様なのが魅力です。
洗浄機が付属しないかわりに価格が安いので、ひげそりを定期的に水洗いして、ブラシやオイルでお手入れをすることが苦でない方は、このグレードは、お買得で良いと思います。
〈2024年モデル〉
【お風呂剃り非対応】
5・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L570D-K 【黒】
¥24,645 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂そり対応】
6・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L570W-S【銀】
¥26,801 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
【お風呂剃り非対応】
7・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-LV7J-S【銀】
¥25,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂そり対応】
8・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-LV7W-K【黒】
¥29,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:5枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(一部)
ES-L570シリーズは、ラムダッシュ5枚刃のハイグレードモデルです。
先ほどの機種と違い、こちらは、充電器兼用洗浄機が付きます。
新旧両機種あります。
こちらも、1つ上で書いたものと同じです。
外観のモダン化と、刃の構成の変更になります。
なお、1つ上でみた下位機と違い、このグレードは、充電器兼用洗浄機が付きます。そのため(機能面で不要なので)3分クイックチャージは元からありませんでした。
したがって、その部分の差は下位機と違いないです。
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結論的にいえば、現状で新旧で、大きな既に価格差はない状況です。
先述のように「肌への優しさ」は、旧機のほうが多少良い部分もありますが、深剃り・クセヒゲ・シェービング速度を含めた、総合力では新機種がそれなりによいです。
そのため、新機種が良いと思いますが、セールなどで安いようならば旧機種でもOKです。
本体のデザインは、下位機種と同じです。
ただ、構造が異なるので、下位機種にあとから充電器を買えば「洗浄対応」になるわけではないです。
シェービングに関する技術は、同じ年度に出た、5枚刃の下位機種と変わりません。
切れ味に関する技術も下位機種と同じです。
専用洗浄機は、付属します。
パナソニックの場合、充電器を兼ねるタイプです。
【6個パック】
洗浄充電器専用洗浄剤 (6個) ES-4L06A
¥1,480 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
自動洗浄システムは、消耗品の洗浄液カードリッジが必要です。
30日使える洗浄液が6ヶ月分(180日分)付いて、以上の価格です。
時期で変わりますが、ネットで買えば、1ヶ月で250円前後です。
ランニングコストは、他社に比べてもかなり安いと言えます。
なお、洗浄機は不要と考えている方も多いと思います。
しかし、実際使ってみると、毎朝とても清潔で使える点とメンテが不要の点で、忙しい社会人の朝には絶対にオススメできます。
洗浄は、カードリッジ交換時にタンクに補給する水を循環させて使う方式です。
そのたびに水を補給する必要はありません。
水は循環式ですが、溶剤に除菌作用があるため、清潔性の点で問題ありません。専用カードリッジは最初に1つ付属します。
充電時間は、充電器兼用洗浄機で1時間です。
なお、このグレードはお風呂剃りモデルもUSB-Cではなく、通常のコンセント充電です。
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以上、 ES-L570シリーズの紹介でした。
毎日清潔に、気持ちよく利用できる専用洗浄機が付属する格安モデルです。付属モデルとしては格安なので、お値打ちだと思います。
【お風呂剃り対応】
〈2024年モデル〉
9・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-L580U-S
¥31,980 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
10・ラムダッシュ PRO 5枚刃 ES-LV9W-S
¥31,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:5枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(一部)
ES-L580シリーズは、ラムダッシュの5枚刃の中のトップグレードモデルです。
「お風呂剃り対応機」のみの展開です。
新旧の違いは、ここまでみた下位機種の場合と同じです。
24年モデルは、ただ、出張時など、充電器兼用洗浄機を使わない場合は(最下位機と同じで)USB給電になります。
まあ、自宅では普通に洗浄機で充電できますし、出張時はこの仕様のほうが便利という方は多そうです。
本体のデザインは、新機種の場合、ここまでの機種と変わりません。
ただ、旧機は、メタルのヘアライン加工の外観だったので、高級感がありました。
液晶の電池表示が、5段階にでした。
シェービングに関する技術・洗浄機など、そのほかの部分は、1つ上でみた、同世代の5枚刃の中位機と同じです。
【6個パック】
洗浄充電器専用洗浄剤 (6個) ES-4L06A
¥1,480 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
専用洗浄機は、こちらも中位機と同じものを用います。
そのほか、通常別売になる、5枚刃用のハードケースがこのグレードのみ付属となります。
出張時などコンセント充電する場合は、お風呂そり対応機は、こちらもUSB給電(2時間)になります。
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以上、5枚刃の、ES-LV9シリーズの紹介でした。
機能部分では、中位機と変わらないです。ケースもそう高価でないので、選ぶ場合は外観のデザイン性を重視したい場合に限られるでしょう。
ただ、ニーズはあるかと思います。
〈2022年モデル〉
【洗浄機なし】ES-LV67-K後継機
11・ラムダッシュ5枚刃 ES-LVG8-K
¥17,001 楽天市場 (1/12執筆時)
【洗浄機あり】
12・ラムダッシュ5枚刃 ES-LVK8-K
¥23,260 楽天市場 (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:5枚刃
ヘッド:密着トレースヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:不可
ES-LV67とES-LVK8は、廉価版の5枚刃ラムダッシュです。
主に、大手電機屋チェーン限定で例年販売されるものです。
刃の構成は、少し変わります。
2015年以前のラムダッシュで使われていた刃を使うからです。
スムースローラーを搭載しない5枚刃であることは新機種と同じです。
しかし、深剃刃・アゴ下トリマー刃(クイックスリット刃)ともに旧式なので、現行機とは大きな差があります。
ヘッドの稼働も、2016年段階の技術である、3Dアクティブサスペンション(密着3Dヘッド)に止まります。
ツイストなどを含む5Dアクティブサスに非対応です。
ヒゲセンサーも搭載ですが、旧水準のものです。
ただ、当時なかったお風呂には対応です。
なお、この記事の最初に「2016年以降のラムダッシュの進化の歴史」を記しました。
本機は、それ以前の機能レベルのため、それ以降に開発された新機能は全てないと考えてください。
海外では「廉価版」として、旧形状の刃(ES9032)を採用したPanasonic Arc5シリーズがあるため、それを「日本仕様」にしたものと推測します。
あるいは、保守部品の在庫調整などのために販売されているものです。相当前の技術を使った製品ですから、性能重視で「5枚刃」を探している方は、価格差があっても選択しないほうが良いでしょう。
難しいのは、同社の「3枚刃上位機」との比較している方です。
新機種は、3枚刃の現行モデルと同じ3Dアクティブサスペンションなので、刃の枚数が多い分、グレードは本機が上です。
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結論的にいえば、現状で言えば、5枚刃の「1年落ち」とさほど価格差がないです。
選ぶならばそちらでしょう。
6・ラムダッシュ6枚刃の性能比較
続いて、2021年から登場の6枚刃(新6枚刃システム搭載ラムダッシュ)をみていきます。
〈2024年モデル〉
【お風呂剃り対応】
13・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-L650D-K
¥41,000 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂剃り非対応】
14・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-L650U-K
¥43,200 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
【お風呂剃り対応】
15・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-LS5C-K
¥37,980 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
【お風呂剃り非対応】
16・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-LS5Q-K
¥35,900 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:6枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間(風呂用2時間)
風呂利用:対応(一部)
ES-L650シリーズは、パナソニックの6枚刃モデルのスタンダードモデルです。
5枚刃にもあった洗浄機なしのラインです。
新旧両機種あります。
こちらも、新旧の違いを箇条書きで示しておきます。
第1に、外観デザインです。
5枚刃もでしたが、グリップのデザインが変わり、モダンになりました。
持ち方に寄らず使いやすい形状であり、進化と言えます。
第2に、刃の構成です。
旧機も、6枚刃でしたが、銀色の中央2枚は形状が狭めの別種(クセヒゲ深剃刃)でした。
今回のモデルで4枚を統一した上で、新しい極薄深剃り刃としています。
旧機のクセヒゲ深剃り刃のほうが、若干密着度が高かった(32μm→42μm)部分はありますが、カット効率が刃1枚あたり1.5倍とのことですので、時短面で、純粋に進化と言えます。
先述のように、5枚刃の場合、旧機に比べて、この部分に一長一短がありました。
ただ、6枚刃の場合、スムースローラーがそのまま残った部分を含めて、改良によるマイナス面は、ほぼ見られないと言えます。
あとの部分は、言及したい違いはないです。
第3に、ナビLEDです。
ラムダッシュAIによる運転強度が「ソフト」「ブースト」の目に見える形で、LEDライトで示すようにしたものです。
旧機でも同じ調整はしますし、押しつけすぎを防ぐような機能性ではないので「遊び要素」かと思いましたが、実際使うと精度が良く、(要するに)そり残しがないか目で確認できるので、シェービングの時短に貢献します。
鏡を見れば、ランプの色は分かりますので。
パナソニック USB電源アダプター ES-RU1-01
¥2,527 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
エレコム USB 充電器 ACアダプター
¥583 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
第4に、充電方法です。
5枚刃の入門機と同じで、お風呂対応のみ、付属のUSBケーブルでのUSB充電になります。
充電器は別売ですが、5W給電で良いので、市販の安物や、スマホ用のお古でも良いでしょう。
一方、新機種は、両モデルとも、クイックチャージ(3分チャージ)に非対応ですので、充電を忘れそうな方は、旧機か、洗浄機付き専用充電台が付く上位機が良いかもしれません。
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結論的にいえば、現行の値段差ならば、刃の改良と、ナビLEDの「面白さ」をふまえて、新機種で良いかと思います。
ちなみに、6枚刃は、形状的に旧型の替刃と形状が同じで互換します(確認済)。そのため、替え刃の買換時に、旧機でも新しいもの「アップグレード」することはできます。ただ、パナソニックは「可能だが推奨はしない(=元の替刃を買って欲しい)」という立場です。
ラムダッシュAI+の強弱調整あたりが、新機種に最適化されている可能性はからかと思います。
あとは、変わらないので、同時にみていきます。
シェービングに関する技術は、後ほどみていく6枚刃の最上位機種と同じです。
5枚刃と比較した場合の「優位性」は、冒頭に書いたとおりです。
要約して繰り返せば、極薄深剃り刃が1枚蔵量されるので、カット効率が、1.3倍ほど高く、とくに、シェービング速度の時短につながります。
その上で、摩擦を防ぐスムースローラーを装備するので、肌に「より優しい」という仕様です。
本体のデザインは、5枚刃と同じで、新機種でシンプル化しています。
個人的には、新機種の方がシンプルで好きです。
なお、5枚刃と比べる場合、電源残量表示は5段階と細かくなっています。
専用洗浄機は、未付属です。
洗浄はハンドソープを使って、自分で行う必要があります。
さらに、設置についても、台座式の充電器(充電時など縦置きができる)も未付属となります。
お風呂利用は、対応機が選べます。
端子部の防水の関係で、お風呂剃り対応機は、充電しながらの利用はできない仕様です。
先述の「泡メーキングモード」もそちらだけの搭載です。
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以上、ES-L650シリーズの紹介でした。
5枚刃との違いは冒頭で詳しく説明しました。
改めて言えば、クセヒゲ対応力・肌の優しさ・シェービング速度という、本質的な部分でかなりの改善があったと言えます。
値段差も常識的な範囲ですし、予算が許すようならば選んでも良いでしょう。
一方、個人的には洗浄機はあった方が快適に思っています。つまり、Atlas的には、洗浄機を諦めて本機にするならば、6枚刃を諦めて洗浄機付きの5枚刃のほうが、満足度(QOL)は高いようには思っています。
【お風呂剃り非対応】
〈2024年モデル〉
17・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-L670U-K
¥53,490 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
18・ラムダッシュ PRO 6枚刃 ES-LS9Q-K
¥51,480 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:6枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(24年モデル)
ES-L670Uは、ラムダッシュ6枚刃のハイグレードモデルです。
充電器兼用洗浄機付の上位モデルです。
本機も、新旧両機種あります。
1つ上の下位機と同じで、外観デザインと刃の改良が、新機種との主な違いです。
ただ、旧機の場合、最高級機(5枚刃)と同じマルチ機能表示ディスプレー(上図)だったので、ちょっと豪華でした。
一方、このグレードは、24年モデルからお風呂剃り対応になりました。
その関係で、出張時は、下位機同様のUSB充電(満充電2時間)になりますが、家では、充電器兼用洗浄機で1時間給電ですし、問題ないです。
あとは、目立つ違いはないので、同時にみていきます。
本体のデザインは、新機種は、スマートです。
ただ、電池残量は5段階のLED表示なので、下位機と同じです。
左右のLEDの色で、ラムダッシュAIの運転強度を示す工夫も下位機種と変わりません。
シェービングに関する技術は、1つ上で紹介した、6枚刃の下位機種と変わりません。
6枚刃の場合も、切れ味に関する技術は下位機種と同じです。
専用洗浄機は、付属します。
パナソニックの場合、充電器を兼ねるタイプです。
5枚刃と同じで、送風乾燥まで行う点で、(自然乾燥の)一部の他社機より優れます。 コストは、実売価格からして1ヶ月で200-300円で、他社に比べてもかなり安いです。
お風呂利用は、先述のように、24年機は対応です。
洗顔料を使っての「泡メーキングモード」も対応です。
そのほか、通常別売のセミハードケースが付属になります。
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以上、ES-L670Uの紹介でした。
上位グレードらしい価格で、洗浄機付きの5枚刃モデルより値段はかなり高いです。
ただ、先述のように、刃の構成部分に機能差があるので、クセヒゲ対応力・肌の優しさ・シェービング速度という、本質的な部分で上位です。
5枚刃でも十分ですが、とくに、ヒゲが濃い方、すぐ伸びやすい方で、、忙しい朝に「時短」をねらいたい場合、こちらを選ぶ意味はあるでしょう。
長く使うものですし、選択肢にしてよいように思います。
【お風呂剃り対応】
〈2024年モデル〉
19・ラムダッシュ 6枚刃 ES-L690U-K
¥66,260 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
19・ラムダッシュ 6枚刃 ES-L690U-K
¥62,997 楽天市場 (1/12執筆時)
〈2023年モデル〉
20・ラムダッシュ 6枚刃 ES-LS9CX-K
¥55,000 Amazon.co.jp (1/12執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:6枚刃
ヘッド: 5Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
ES-LS9BXは、パナソニックの6枚刃ラムダッシュのトップグレードモデルです。
レビューのためもありますが、Atlasが今年買ったのはこちらです。
一方、こちらも新旧あります。
こちらの場合も、外観デザイン、刃の構成と6枚刃の下位機と同じ違いです。
とくに、このグレードの場合、新機種だと、カラーのナビモニターになります。
お風呂剃りは、ただ、こちらは旧機でも対応でしたが、後で書くように、USB充電の部分の仕様が少し新製品と変わります。
あとは同じなので、同時にみていきます。
本体のデザインは、新機種は、先述のように、カラーモニター搭載です。
電池残量(20段階)ほか、先述のラムダッシュAIの運転強度を利用後にモニターで見られる「オマケ要素」があります。
一方、23年モデルは、100%の残量表示はできますが、モノクロになります。
シェービングに関する技術は、6枚刃同士では同じです。
下位機で説明した内容と同じになりますが、同社では「最高峰」です。
専用洗浄機は、付属します。
仕様は、下位機と同じです。
バッテリーは、こちらも、充電器兼用洗浄機で、1時間充電です。
出張時のUSB充電で、2時間です。
一方、収納ケースは、24年機は(堅牢ですが普通の)セミハード収納ケースです。
23年旧機は、この部分がファブリック調の「USB充電ケース」でした(写真)
ただ、USBが2.5W給電なので、新機種(5W給電)に比べて2倍でした。
その他の部分は、先ほどの下位機機と同じです。
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以上、ES-LS9CXの紹介でした。
6枚刃のトップグレードモデルです。
新機種の場合は、やはり、カラーモニターが(実用性というより)高級感を演出しますし、旧機も、外観の高級感で、差をつけています。
いずれも、費用対効果はあまり良くないですので、「ラグジュアリー」な感じで考えるのではなく、実用性重視ならば、1つ上の中位機で十分です。
ただ、実際、所有欲は「くすぐられ」ます。
次回につづく
パナソニックの高級ラムダッシュのおすすめはこれ!
というわけで、今日は、最新モデルの5枚刃・6枚刃のラムダッシュの比較でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・中級ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃
・予算:5000円〜2.5万円
3・旅行用ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃・5枚刃
・予算:2000円〜2万円
4・ラムダッシュのまとめ 【結論】
=おすすめ機種の提案
肌の優しさ ★★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★★★★
清潔性 ★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
最終回となる4回目記事(こちら)は、全体の結論編です。
パナソニックのラムダッシュ全機種から、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
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